神城 綾人




今回は学園No.5の神城を攻略しますぞよ。
オープニングでも言ってたようにフェミニストだそうで、見るからに文学系の優男なわけですが
実は体が弱いらしく発作で倒れることもあるそうです。
そして所構わず甘いセリフを吐いてきます。
油断ならないキャラです。





声優は浪川大輔さん。
もうこの方と言えばテニスの王子様鳳長太郎ですね!





・・・・・・







神城攻略中は主人公の名字を
『宍戸』にした方がいいでしょうか。
(←しなくていい)






あとはBLEACHウルキオラとかONE PIECEユースタス・キッドもされているようです。
ユースタスか・・・ワンピのアニメは全然見てないんですけど、ユースタス・・・なんかイメージ合わない感じが・・・。



あと戦国BASARAシリーズ宮本武蔵とか
うちは未プレイですけど緋色の欠片シリーズ狐邑祐一もされているようですね。





ゲームの方を始めて、初日に若月先生からマドレーヌ貰って食べる場所を『図書室』に決定。
図書室は飲食禁止という常識を誰か殴って教えてやってほしい。
そして図書室に入ると、早速神城を発見。
どうやら神城は寝ているようで、思わず寝顔に見惚れる主人公。



少しして目を覚ました神城に「身体はもういいの?」と聞かれて、主人公はキョトン顔。
話を聞くと、実はさきほど神城も保健室に行ったらしいけど
主人公たちがいたから図書室で休んでいたとのこと。
それを聞いて「私なんかが占拠してすいませんー!!」と平謝りの主人公。
その様子を見て笑う神城。



神城「……いや、ごめん。君の慌てっぷりがあんまり可愛いから、おかしくて」




・・・大丈夫、このくらいなら大丈夫。
今後まだまだ甘いセリフを吐いてくる彼に、これくらいでやられるわけにいかない。




神城は本を読んでて寝不足だっただけで、体調は悪くないとのこと。
なんだか広範囲のジャンルの本を読むらしく、専門的な本とか読んでるそうです。
まぁ、うちも広範囲のジャンルのマンガ本を読んでますよ。一緒ですね。
専門的なマンガ本も読みますよ。一緒ですね。



そうこうしてると、神城は「邪魔すると悪いから行くね」と図書室を去ってしまいました。
去っていく後ろ姿さえキレイで麗しい神城を見てから、自分の体型を改めて見て落ち込む主人公。



ポチ(よく考えると……というか、今までよく考えなかったのが自分でも不思議なんだけど……ダメだよね。
   今になるまで自分の姿に疑問を感じなかったなんて……)








ほんとにな。







そして、そのショックでまた倒れてしまった主人公。
次に気がついた時は家のベッドで、お兄ちゃんと共にダイエット決意をすることになりましたとさ。





4月はひたすらバイトをして、エアロビクスバイクとヒーリングミュージックCDを購入。
あと、2回くらい神城とデートしたんですけど、そのうちの1回に動物園へ行ったんですよ。
そして、ひよこに餌をあげて主人公が喜んでたら



神城「そんな顔を見れるなら、僕も来た甲斐があったよ」





・・・喜んだ顔を見たいと言うのなら今度は是非、保育園に(以下自主規制)









超いい笑顔しますよ(←もういいから)










4月末に、お兄ちゃんが置いていった『月刊 俺の妹』をゲット。
まぁ序盤は当然のように評価が『無理』ですけどね、うん、わかってますとも。



お兄ちゃん「無理!相手はまったく振り向いていないぞ!」






本人が十分わかってるんだから傷を抉るなよ。






5月に入って、ゴールデンウィークは全部神城とのデートに費やすことに。
当然、主人公からお誘いをかけるつもりだったんですが、5月4日に



神城「ねえ、今日ちょっとポチちゃんの事、借りてもいいかな?」





まさかの神城からのお誘い!
借りるどころか貰ってくれて構わないよ!
お兄ちゃんゴメン!ちょっと嫁いでくる!!(←無茶な)





ゴールデンウィーク明けに、学校にて神城が主人公の教室を訪問。
「ダイエットに頑張ってるって聞いて、僕も何かできないかって探したんだ」と言って
神城から『王国減肥薬』なんてものを貰いました。



それから他の平日の日に、ちょっくら学校サボって街中に出てみたら、運良く神城と遭遇。
「ちょっと息抜きに来た」と笑う神城に、「私もです〜」と答える主人公。



神城「じゃあ、共犯だね。みんなには内緒だよ?」



2人だけの秘密ってことですね。






おとなしくなれない Can you keep a secret?







5月11日に、ジュースを買いに行って、人のいないところでジュースを飲もうと歩いていると
昇降口の所で、神城が電話しているのを目撃。



神城「今後会う時には、貴女の好きな花でも持っていくから、それまで、ちょっと待っててね」







どこの女よおおおおお!!!???








・・・って怒れる間柄ではないので、黙って隠れている主人公。
そしてきっちり電話の会話を聞き終えてから黙って去ろうとする主人公。
ただの盗聴行為じゃねぇか。
どこぞのスパイか、お前は。



神城「……そこにいるの、ポチちゃん……でしょ?」
ポチ(うわっ、バレてる!?なんで!?)



神城が言うには「女の子はみんな雰囲気というかオーラみたいのがあるから」とか言ってたけど
たぶん体型のせいだと思います。隠れきれないだろ。



そこで、「先輩ってよく携帯で話してるのが多いですよね」と主人公が話すと
「色んな子からかかってくるから、使う時間は多いかも」と答える神城。
それを聞いて「友達が多いんですねぇ」と感心する主人公。



神城「うーん……僕の知らない子からも電話があるから、もしかしたら誰かが勝手に番号教えてるのかも」







個人情報の漏洩!!!







プライバシーの侵害!!!








本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio!!
(←?)









神城「まあ、別にかまわないよ。話すだけだからそんなに迷惑とかしてないし」









いいのかよ!!!!!







そういう甘さがストーカーを生み出すんですよ。
主人公のような。




とりあえず、そのイベントはそこで終わり、日曜は基本的に神城とのデートをしてるわけですが
そのうちの1回に映画館に行った時、神城の提案でサイコサスペンスの映画を観ることに。
そこで、怖いのが苦手な主人公が「叫んじゃうかも・・・」と不安になってると
「気にしないで」と笑顔で言う神城。



神城「君が叫んだら、僕がその口をふさいであげる」



そのセリフを聞いて、主人公のピンク脳は即座にトキメキ仕様に変換してましたけど
うちの脳内では窒息死の3文字しか出てこなかったのですが。
え、どっち?どっちの意味合いで取ればいいんですか神城先輩?



5月末近く、また神城がわざわざ教室を訪問してくれて、主人公の為に『CDヨガサンバ』なんてものをくれました。



そして5月末にはお兄ちゃんの『月刊 俺の妹』が来たわけですが
まぁ、まだ92kgですしね、評価は『無理』のままですよ。



6月。
平日に神城と一緒に帰るチャンスがあったので、せっかくなので趣味の話してみました。
読書は当然ですけど、散歩も好きだそうです。
「芝生で寝転がると猫になった気分」という神城の話を聞いて
「神城先輩みたいな猫だったら女子に捕まりますよ」と主人公が言うと



神城「その時は君のところに逃げるから大丈夫」





余計危険だと思いますけどね。





別の日にまた一緒に下校することがあったので、今度は苦手なものの話をしてみました。
神城は「タバコの臭いがダメ」とのこと。
あ〜・・・そんな感じですよね。



神城「ポチちゃんからいい香りがするよね。なんだか爽やかな」
ポチ「えっ、そうですか?」
神城「こんな香りだったらいくらでも服についていいんだけど」





・・・・・・!!!





そんな!
甘いセリフを!
ウインクしながら!
言うんじゃねええええ!!!






チクショウ・・・本当にこいつは油断ならねぇぜ・・・!!





そして6月12日にマンション前で神城に遭遇。



神城「ねぇ、『ソルティ・ラッシー』って興味ある?」




興味あるとか無いとか以前に何それ?って感じなんですけど。
まぁ食べ物みたいなのでありがたく頂戴して、その日の寝る前に食べました。



そしてその日の夢の中。
場面は平安時代のようです。
雨が降ってきたので雨宿りをしようとすると



神城「お困りですか?」



これまた平安貴族の衣装を纏った神城が登場。
とは言っても絵は出ないのでプレイヤーには披露してくれないんですけどもね。
自分が乗ってきた牛車に導きながら、「お会いしたことないですよね」と主人公に問いかける神城。



神城「貴女のような美しい方は、一度お会いしたら忘れるはずがありませんから」
ポチ「え、そ、そんな事……」
神城「それとも……空から舞い降りてきた天女なのですか?」





親方ーー!空から女の子が!(←違)





神城「だとしたら、私には帰してあげる事は出来ないでしょうね。私もあなたの虜になってしまったのですから」







そんな!
甘いセリフを!
甘い声で!
言うんじゃねええええ!!!









そして、その夢はそこで終了。
その数日後、夜中にどうしても空腹が我慢できずにコンビニに行こうとする主人公。
家を出たところで、神城がマンションの屋上に行こうとするのを見つけてしまい、気になって追いかけることに。
屋上に出たところで神城に気づかれたので話しかけてみると
「星がキレイだから我慢できなかった」と話す神城。
そんな純粋な神城の話を聞いて、「私はコンビニに・・・」と白状する主人公。
しかしそんな主人公を軽蔑することなく、「あまり無理しないで、軽いものでも食べなよ」と神城に言われて
主人公は素直に「こってりしたものはやめよう」と心に留めてた模様。



ポチ(うーん、塩ヤキソバと梅おにぎりくらいでいいかな……)





いや、アッサリしてるけど!アッサリしてるけど!!
質だけじゃなくて量も!!!








翌日、学校で神城と会った時に「あれ?」とか言われたので何だろうと尋ねたら



神城「いや、一瞬見惚れちゃって」
ポチ「え?」
神城「ポチちゃん、本当に可愛くなっちゃってさ、びっくりしたんだよ。もちろん、前から可愛かったけどね」



嘘をつけ。
初対面の時のお前の対応忘れたとは言わせないぞ。
主人公も主人公で「またまたぁ〜」とあまり信じてない模様。



神城「だって、ホントの事なんだから、しょうがないよね?」




しょうがないわけ・・・しょうがないわけ・・・・・・しょうがないですよね。(←えー)






・・・・・・






べ、別にテレてるわけじゃ
ないんだからねっ!
(←ツンデレかよ)








さらに違う日、教室で勉強の話で「語学系なら教えてあげるよ」と神城に言ってもらって
「ホントですか!」と喜ぶ主人公。



神城「うん、本の原典読むのに、英語だけじゃなくてフランス語なんかも知ってた方が便利でしょ?
   それともロシア語とかの方がいいかな?」







そもそも原典なんか読まないんで。






さて、6月末になって体重は87kgまで落ちました。
が、『月刊 俺の妹』を読んだところ、やっぱり評価はまだ『無理』でした。
まぁ神城が儚げキャラだから、好きになるのもほっそりした人がいいんでしょうね。



7月1日になり、夏休みの旅行先を決めるイベント発生。
いつもなら主人公のお兄ちゃんが保護者として付き添ってくれてたみたいだけど
今年はお兄ちゃんは行けなくなってしまった様子。
しかし、主人公と友人ズの女子だけの旅行は危険だから許してくれないとのことなので
旅行に付き添ってくれる男性を誘わなければいけない、と。
そこでダメモトで神城を誘ってみたら、「ちょうど先約の子がキャンセルになったから」とグッドタイミングでOK貰えました。



で、OKを貰えたところで神城の旅行希望先を聞く主人公。
まぁ、友人達にも希望はあるでしょうから、とりあえずの案を聞いただけかと思ったら
神城が「イギリスがいいな」と言った途端に「じゃあそうしましょう!」と主人公即決。
友人の希望はああああ!!!



とにかく旅行が決定して、後日また教室にやってきた神城から『究極のヨガスーツ』を貰いました。
確かこの前はヨガサンバのCD貰った気がするんですが。
どんだけ主人公にヨガさせたいんですか神城先輩。



7月7日、七夕のイベントの為にプレゼントとしてナイフを用意しておいたので
それを神城に献上したら喜ばれました。
ナイフ貰って喜ぶってどうなんですか神城先輩。



そして7月18日にマンション前にて神城に『ヨーグルト葛豆腐』を貰いました。



神城「かつらむきした生姜がぴりりと効いてる、とってもエレガントな感じだね」




そうか?




とりあえず、そのヨーグルト葛豆腐をその日の寝る前に食べた主人公。
いくらヘルシーっぽいとは言っても、寝る前に食べるってダイエッターとしてどうなのよ主人公・・・。



で、その日の夢はこの前見た夢の続きでした。
平安貴族の衣装を着て、船に乗って夜空を見上げている神城を見て驚く主人公。
そんな主人公に「素敵な夢でも見ていたのでしょうか?」と優しく問いかける神城。



神城「そして、その夢の中でも私は貴女と会う事が出来たのでしょうか?」





いや、こっちが夢なんですけどね。





その夢はそんな感じで終わり、7月末、やってきました『月刊 俺の妹』。
この時点で84kgなんですけど評価が『厳』に上がりました。ヨッシャ!



8月に入り、イギリスのロンドンへやってきた主人公たち。
イギリスは初めての主人公と友人ズとは違い、神城は父親の取材旅行に付き合って何度か来たことがある模様。
あ、ちなみに神城の父親は作家らしいです。



「本場のフィッシュ&チップが食べたい!」と主人公が提案すると
「大きいけど大丈夫?」と神城に言われてしまい、一気に不安になって「みんなで分け合おうか」と荻野が言うと



柴崎「でも、ポチ足りる?」




さりげなく失礼だなお前。




とにかく神城に買ってきてもらって、忠告通りハンパない量にドン引きしつつ、食べながら観光する4人。
しばらく歩いていると神城の具合が悪そうなのに気付く主人公たち。
「いつもの貧血だし、公園で休んでるから3人で観光しておいで」と行ってしまった神城を見ながら
「ついていてあげたいけど、もしかして1人になりたいのかも・・・」としばらく悩んだ後、
やはり主人公は神城を追いかけることにして、
「みんなで行ったら逆に気を遣わせるかも」ってことで、友人ズは別行動になりました。



神城が向かった公園に行くと、さっきよりも更に具合悪そうな神城を発見。



・・・・・・




いや、具合悪そうなんですけど、相当具合悪そうなんですけど、
でもね、ごめんなさい先輩、
あなたのポージングに爆笑してごめんなさい。





だって!すごいんだよ!
いや〜もうね、本当はね、主人公とオープニングの最後の方にも書いたように
是非とも皆様自身でプレイして頂いて画像を拝見してもらいたいところですが
これだけは見ていただきたい。
ごめんなさい、この笑いどころはちょっと表現できない。













なんだこのポージング。







神城先輩が具合悪い時にこのポーズをするんですけど
もう具合悪いっつーか、自分の美しさに酔ってるポーズにしか見えない。
そして見るたびに爆笑してしまう。
ごめんなさい。
あなたは悪くない。
ただ、そのポージングはどうかと思う。





・・・・・・







やっぱり神城が悪い。










とにかく神城が具合悪そうで主人公がオロオロしていると
神城が膝枕を所望してきたので、恥ずかしいとかもう関係なくドンと来い!の主人公。



ポチ「私、ひざの肉厚には自信あるんです!」
神城「ありがとう」





主人公の自虐的な発言はスルーされました。
いや、あの、もうちょっとフォローとかさぁ・・・せっかく身体張ってんだからさぁ・・・。





そして神城に膝枕を提供しつつ、「ホテルのベッドの方が休まりますよ?」と主人公が問いかけると



神城「でも、ポチちゃんのひざ、やわらかくて気持ちいいよ。今度から具合悪くなった時は、ポチちゃんにこうしてもらおうかな?」






羽毛布団ならぬ脂肪枕ですから。






しばらく休んでいるうちに少し具合が良くなったようなので、友人ズと合流。
今日はもう神城の体調が心配だからホテルに戻ることに。
夕飯後、友人ズはホテル内の散策に行ってしまい、主人公は部屋でウトウトしていると、神城が訪問してきました。
「寝付けないからちょっと話しよう」とお茶に誘われたので、神城の部屋に行きました。



最初は神城の読みかけの本の話をしていて、それから聖書の話になって
さらに「神様って目に見えると思う?」と聞いてくる神城。
あれ、これ大丈夫?
霊験あらたかな壺とか買わされたりしません?
とりあえず「見えると思う」と主人公が答えると、神城自身は「目に見えていて欲しい」と話し始めました。



神城「……それでも、目に見える物はいつか消えてなくなってしまうから、結局は同じものかもしれないけど」





・・・いいか、主人公。







手相見るとか言われたら部屋に逃げろ。








いざという時に信じられるのは
神様じゃなくて己自身だぞ。












次に、幽霊は信じるタイプかどうかを主人公が質問したら、「信じない」と言われてしまいました。



神城「人間は死んでしまったら、それっきりだと思うから」





人が死ぬのは、人に忘れられた時だって
Dr.ヒルルクが言ってましたよ。







その神城の言葉を聞いて、「いつか消えてしまっても、信じた事が無意味なわけじゃない」と主張する主人公。
驚いている神城に、さらに「信じたことで生まれた思いとかは、消えた後でも大切な支えになる」と主人公が続けると
「そうだね・・・」と静かに呟くように同意する神城。



神城「ポチちゃんは……強いんだね」



そう言ってから、今度はおちゃらけるように「神様より目の前のキミを信じようかな」と言う神城。



神城「考えてみれば、神様はひざ枕なんてしてくれそうにないし、こうしてお茶出来るかわかんないしね?」







なんでお前の中の神様は
女性前提なんですか。









そんなこんなでイギリス旅行は終了。
イギリスなんて、ただでさえ時差で疲れてるだろうに、さらに具合も悪くなったというのに
旅行から帰った次の日に遊園地デートに誘う主人公は鬼だと思う。(←プレイヤーのお前が鬼だ)




で、8月中の夏期講習中に神城がやってきて、いつものようにダイエットグッズをくれました。
その、プレゼントしてくれたブツというのが『悪魔のサンドバッグ』





どうやって見つけたんだ。
そしてどうやって学校まで持ってきたんだ。






で、8月末になっていつもの『月刊 俺の妹』を見てみたら、まだ評価は『厳』でした。
まぁ体重がまだ76kgだしな。



9月に入り、体育祭の競技を決めることになったわけですが
神城に聞いてみたら「参加しないで記録係をやる」というので、主人公も記録係に立候補しました。



そして後日。
休日に神城の部屋でお茶してる時に、先輩の淹れてくれた紅茶を飲んで
美味しいと喜ぶ主人公に、「美味しくなるおまじないのおかげかな」と笑いかける神城。



神城「あとは、一緒に飲む相手がステキな女の子だから、かな?」






相手が女の子だと紅茶が美味くなるのなら
主人公が紅茶を美味しく感じる理由にはならんのではないだろうか。







さらに別の休日にまた神城の部屋でお茶してて、神城の部屋の本の数に驚く主人公に
1冊のミステリー小説を勧める神城。
その本を借りて「いいんですか?」と喜ぶ主人公。



神城「もちろん。……ちなみにその犯人は、実の兄なんだよ」








ネタバレする奴は
月に代わってお仕置きよ!!!









そして9月23日になり、体育祭が開催。
午後になり集合時間になっても神城が来ないので心配して探してみると、
それはそれは元気に女子に囲まれてました。
そして女子に睨まれると分かってて会話を遮って神城に声をかける主人公。
業務連絡ならまだしも、ただの挨拶の為に声かけんなよ!
そんでもって本当に女子に睨まれて怯むなよ!!
覚悟のうえでの挨拶じゃないのかよ!!



ファンの視線が怖くてそそくさと逃げようとしたら、「僕も準備手伝うよ」と神城も一緒にくることになりました。
神城は1年の時から「貧血で倒れたら周りに迷惑かけるから」と記録係しかやってないそうです。
そんな話をしながら荷物を持とうとする神城を気遣って代わりに持とうとするが、
それが予想以上に重くて顔面からこける主人公。
器用だなお前。



慌ててハンカチで主人公の顔を拭う神城に、「ハンカチ汚れますよ!」とストップをかける主人公。



神城「君の顔に傷がつくほうが、よっぽど心配だよ」





うちは主人公の頭が心配です。





神城「もう、ポチちゃんて、いつもこっちが予想できないような事するよね」





確かに顔面からこけるのは予想できなかったです。
普通、腕とか膝とかですよ。





神城「でも、僕は好きだよ。ポチちゃんみたいになんにでも一生懸命な、ちょっとドジな子」



そうですか。





青春学園の某テニス部部長と気が合いますね。






体育祭はそんな感じで終わって、9月25日にマンション前で神城と遭遇して
『オリエントロマンス25個入り』を貰いました。何それ。



神城「これはすごいよきっと……食べた瞬間から異国へワープみたいな感じだね」





うん。







まったくわからねぇ。








そしてそれも寝る前に完食して、その日の夢はこの前の夢の続きでした。
優雅な笛の音が聴こえてくる中、自分が十二単を着ていることに主人公が驚いていると
神城が「いつ私に返事をしてくれるのですか」と問いかけてきました。



神城「罪なお方だ、私が貴女に恋焦がれる姿を見て、楽しんでおられるのでしょう?」
ポチ「そ、そんな……」
神城「御簾越しではあまりに寂しい。どうかこの私に、貴女に触れるお許しを……」



そう言って御簾を上げて(ると思われる。画が出てないから分からない)神城の姿が見えて
神城があまりにも平安貴族の衣装が似合うので見惚れてしまう主人公。



神城「さあ、どうか今宵こそ、私の愛に応えて頂けますか。この長い夜を、貴女への想いで埋め尽くしたい……」




で、神城の愛に応える前に夢が覚める、と。
お約束ですねー。



さて体重が72kgで9月末を迎えましたが、『月刊 俺の妹』ではまだ評価は『厳』でした。
うーん、60kg台に入らないとダメか。



10月に入って、衣替えをして冬服で登校すると正門で神城に会いました。



神城「ポチちゃん、かなりスリムになったよね?ちょっとびっくりしてたんだ、今」





ほぼ毎週デートしてるのに何言ってんの今更。





神城「ちょっと目を離すと、いつの間にかすごく可愛くなっちゃうんだから」
ポチ「え……」
神城「ポチちゃん、すごく可愛くなった、って言ったんだよ」




「ちょっと目を離すと」って昨日デートしたばかりですが。





神城先輩・・・








病気ってもしかして若年性痴呆症ですか?








その後日、平日に一緒に下校する時があったので、休日の過ごし方を聞いてみると
「女の子からの約束で出かけることが多い」とのこと。
それを聞いて「2人きりで会うんですか?」と不安になりつつ質問する主人公。



神城「いや、それはないよ。二人だけで会うなんて、君くらいじゃないかな?」
ポチ「ま、また、先輩ってば……」
神城「照れてるの?ポチちゃんは可愛いね」







お前のベストを真っ赤に染めてやろうか。(鼻血で)








えーと、10月はそれ以外に特にイベントはなく、10月末になって『月刊 俺の妹』を読むと
体重が63kgになったおかげか、評価が『普』まで上がりました。



お兄ちゃん「こいつは脈ありってところか?」



ラブラブ度はほぼ最高値だから、脈ありどころか完全にきてるはずなんですけどねぇ。



えーと、11月20日の文化祭を迎えて、主人公の所属する演劇部の発表が終わって
ジュースを買いに廊下を歩いていると、文学研究会の出展してる教室に女子がたむろってるのを目撃。
どうせ神城狙いなんだろうけど、肝心の神城は不在のようなので、ちょっくら探しに行くことに。



すると早速神城と遭遇して、「一人だったら一緒に見て回る?」と誘ってもらったので
「ぜひお願いします!!」と快諾する主人公。



神城「今日は僕がエスコートしてあげるから、おいで?」



そんな素敵な誘いに、もうデレッデレの主人公。
主人公がジュースを買ってくるのを待ってくれてる友人ズの事はもう頭にありません。
女の友情って薄いですね・・・。





そして、たい焼きを食べようということになり
買ってこようとする神城を遮って「私が買ってきます!」と勇んで買いに行く主人公。
しかし買って戻ったら神城が行方知れずに。
心配になって探しに行くと、昇降口で具合悪そうな神城を発見。
具合悪いどころか吐血してました。




退け、半兵衛!お前を失うわけにはいかぬ!(←半兵衛じゃない)





あまりのショッキング映像に大慌ての主人公に、「お願いだから騒がないで」と話す神城。
この状態を周りに気づかれたくないみたいなので渋々承諾して、とりあえず人に会わないように保健室に連れて行くことに。



神城の容態を見て驚きつつも、冷静に神城をベッドに寝かせてから
状況把握の為に主人公にいくつか質問をする若月。
どうやら若月は以前から神城の病気の事を知っているらしいけど
「守秘義務だから」と言って教えてもらうことはできませんでした。
そこに男子生徒がやってきて「看板が倒れて怪我人が出た」と言うので
若月が様子を見に行っている間に、主人公が神城を見守っていることに。



・・・・・・




保健室。
2人きり。
神城は寝ている。




や、やりたい放題・・・?(←何する気だ)




しばらくして何もしないまま目を覚ました神城。
「驚かせてごめんね」と弱々しく謝る神城に、いったい何の病気を患っているのかを聞いてみたけど
「他言無用にして」とか「君には荷が重すぎるから」と、やっぱり病気の事は教えてもらえませんでした。
それでも食い下がる主人公。



神城「……ポチちゃん。これは君が思うほど、大変でも辛いことでもないんだ。ホントだよ?」


はぐらかされました。






怖いのかい?ヒトと触れ合うのが。







結局何も納得出来ないままに、神城に強制的に話を終了させられて終了してしまいました。



後日、平日に学校サボって公園でサボってたら神城と遭遇。
「こんなとこで会うなんて不思議な感じですね〜」と嬉しそうに話す主人公。



神城「うん、でも、きっとすごい確率だと思うから、僕と君は何かの糸で結ばれているのかもね?」




そう、赤い糸ですよ。







私の鼻血で染められた・・・ね。(←汚い)








それから11月末。
いつもの『月刊 俺の妹』を見たら評価はまだ『普』でした。
でも57kgまで減量出来てるので、もうちょっとかな。



12月に入って、休日に神城の部屋でお茶していると
何か飲み物を用意しようとジュースを勧める神城に、頑なに「お茶でいいです」と断る主人公。
その様子を見て「ダイエット頑張ってるね」と褒める神城。



神城「じゃあ、ご褒美に。はい、ケーキ






有り難く頂戴します。(←おい)







で、12月11日。
お兄ちゃんから「神城が入院した」通告を受けました。
驚きながらも病院の場所を聞いて、慌てて支度をする主人公。



お兄ちゃん「じゃあ、兄ちゃんもついて行ってやるから安心しろ!」
ポチ「ううん、大丈夫一人で行くから」
お兄ちゃん「えっ、そ、そうなのか!?兄ちゃんはてっきり一緒に行くもんだとばかり思って……」
ポチ「大丈夫、お兄ちゃんの分までお見舞いしてくるから
お兄ちゃん「そ、そんな……」







お兄ちゃん・・・!!(爆笑)
いやもうお兄ちゃん最高です。大好きすぎる。







さて、神城の病室に到着した主人公ですが、てっきり神城しかいないと思いきや知らない女性が出てきてビックリ。
そこで女ならではの修羅場が始まると思いきや、すごいフレンドリーで感じのいい子でした。
主人公の友人の荻野にフワフワ感を足した感じの子。
そして巨乳。(←いいから)



もしかして病室を間違えたのかと戸惑う主人公に
「私たちが神城さんの病室に遊びに来てるの」と言う女子。
私『たち』ってことは他にもいるのかと思いつつも、神城と面会。
「勝手に来てすいません!」と謝る主人公を見て、同じく病室にいた知らない男が
「お前やっぱり彼女いるんじゃないか〜」と神城を冷やかしてきました。
いやその前に誰だお前ら。



話を聞いてみると、男の方はヨシヒサという名前で、神城の隣の病室に入院しているそうです。
そして女の方が夏海という名前だそうです。



主人公も自己紹介すると、ヨシヒサに「綾人の彼女?」とストレートに聞かれたり
夏海に「ヨシヒサってば、同い年の神城さんが入院してきて、はしゃいでるの」とフォローされたり
とにかくヨシヒサ&夏海コンビが騒いでました。
今度は主人公から「お2人の関係は?」と尋ねると、「クラスメイトっていうか腐れ縁」と答える夏海。



神城「あれ?ただのクラスメイトなの?僕が聞いた話と違うけど」
夏海「……!」
ヨシヒサ「なー、コイツいっつもこうなんだぜ。お前さぁ、せっかく見舞いに来てくれんなら、ポチちゃんみたく可愛く来れねぇの?」
夏海「悪かったわね、どうせ可愛くないわよ、私は」
ヨシヒサ「あ〜、そこでスネんなよ……悪かったって」





お2人の関係がとても良く分かりました。





しばらく騒いだ後、「お邪魔したら悪いから」とヨシヒサと夏海は出て行ってしまいました。
2人について神城に聞いてみると、夏海はヨシヒサが入院してから毎日見舞いに来ているとのこと。
で、ヨシヒサは神城と同じ病気で、去年から入退院を繰り返してるらしく
神城が入院してからは毎日のように遊びに来ては1人で喋って騒いでるらしい。
でも神城としては迷惑どころか嬉しい様子。



先ほどヨシヒサが「誰もこいつ(神城)の見舞いに来ないから、友達いないと思った」と言われたんですけど
どうやら神城は入院していることを他の人には伝えてない模様。
それほどまでに隠したい病気って何なのか教えてほしくても
「ちょっと重い貧血みたいなもので大したことない」と、やっぱり教えてもらえませんでした。







リリンも分かっているのだろう?
ATフィールドは誰もが持っている
心の壁だという事を








そして12月25日。
神城が入院してるからクリスマスイベントは無いと思いきや
主人公宅に神城から速達が届きました。
内容を読んでみると「25日に病室でパーティするから、よかったらどう?」というお誘いでした。



急いで行った病室では、ヨシヒサと夏海がパーティの準備をしてました。
じゃあ始めよう!というところで、「何してるの!」とナース登場。



神城「あ、すみません。勝手にこんなことをしてしまって。
   今日はクリスマスだし……皆さんの御迷惑にならないようにしますから、今日だけ見逃してもらえませんか?」

ナース「そ、そうね……せっかくここまで準備してるんですものね……」







勝敗は常に顔で決まるのだよ。









パーティ中は、基本的にヨシヒサと夏海が夫婦漫才をしていて、神城と主人公が微笑ましく見てる感じでした。
でもしばらくして、ヨシヒサが去年も今年もクリスマスを病室で過ごしてるって話になり
「来年こそはお前の行きたがってた店に行こう」と微笑むヨシヒサに
「うん・・・来年は・・・」と切なく笑う夏海。
そんな2人を黙って見守る神城と主人公。
病室は一気にしんみりとした雰囲気に。





ヨシヒサ「……さて、そろそろ病室に戻るか」







最後の最後で雰囲気壊して出て行くなよ!!









せめて盛り上がった雰囲気のまま出ていけよ!
この気まずい雰囲気の中に取り残される主人公たちの事を考えろバカヤロウ!!
どんな置き土産だよ!!





しかしこっちの心情なんて知ったこっちゃないと2人は出て行ってしまったので
神城とヨシヒサ達の事について話してました。
ヨシヒサのことを「前向きで、とても強い」と褒めて
「僕は病気になった当初は頑張ってたのに、いつの間にか諦めてた」と語り始める神城。



神城「僕は前に向かう勇気も失っていたように思う。達観して平気な降りをするのが一番楽だと勘違いして……
   だけど、諦めからは何も生まれない。今回の入院で、それがやっとわかった気がする」




こんな風に神城を変えてくれた2人に感謝しながらも
その影響を与えた人物が自分でなかったことに、ちょっと残念だと思う主人公。



そこで、主人公へのクリスマスプレゼントを出してくる神城。
中を見てみると携帯のストラップが入っていて、
いくつもある小さなシルバーの花の中心に、紫色の宝石がついているものでした。



神城「アメジストなんだ。僕の誕生石でもあるし、一番好きな色。『誠実』とか『心の平和』って意味があるんだよ。
   僕が君から安らぎをもらっているように、すこしでも返せればと思って……」







神城先輩、それは見込み違いです。






そして「嬉しい!」と喜んでプレゼントを受け取り、
今度は主人公がクリスマスプレゼントを神城に渡しました。
神城に渡したのはアドベンチャーゲームソフト



神城「また一つ元気をもらっちゃったね、ありがとう、ポチちゃん」








いいのか。
お前本当にそれでいいのか。










クリスマスはそんな感じで終わり、12月末の『月刊 俺の妹』では評価が『優』に。



お兄ちゃん「……俺の手の届かないところに行ってしまうんだな……」





神城の見舞いの同行を断られた時点で諦めましょうよ。






そして年末年始を迎えて、1月2日。
新年の挨拶をしに、神城の病室を訪れた主人公。
てっきりまたヨシヒサと夏海がいるものだと思ったら神城1人だけでした。
しかも元気なさそうで、「もしかして具合が悪い!?」と主人公が心配していると



神城「……亡くなったよ」





・・・・・・








ま さ か









神城「ヨシヒサ。年末に、容態が急変してね。だから今日はここにいないんだ」











なんでもないような事が 幸せだったと思う












神城「……ホントだよ。……この病気は、急に悪くなるんだ。
   知っていたけど、それでも驚いたよ。ヨシヒサは前日までここに遊びに来てたんだから」











なんでもない夜のこと
二度とは戻れない夜!!!











信じられないといった様子の主人公。
そりゃそうだよな・・・だって、つい先日クリスマスパーティを楽しんだのに・・・あんなに元気だったのに・・・。
ヨシヒサが死んで、夏海が主人公に連絡しようとしたところを、神城が止めたとのこと。
それを聞いて「何で!?」と主人公が問い詰めると



神城「……これ以上、僕に関わらない方がいいと思う」
ポチ「え……な、なんですか、それ……」
神城「ポチちゃんは知らないでしょう。どんなに頑張っても、叶わないことがある。
   それをわかっていて、それでも前向きでいることは、難しいよ」





バッカヤロウ!!!
どんなに頑張っても叶わないことなんて常日頃から感じてるっつーの!!
三次元と二次元の壁を越えられないフラストレーションなんて
お前には一生分からないだろうよ!!!
(←分からない方がいい)






ここでようやく神城の病気の話をしてもらえることになり
神城とヨシヒサの身体を蝕んでいる病気は、未だ治療法が見つかっていなくて
詳しい病状さえも解明されていない模様。
治療法があるのなら、最初から入院して完治させてから通学したかったけど
その方法がないから、無理を言って通学させてもらってたそうです。
で、若月だけは事情を話しておいたから、色々と面倒みてもらってたとのこと。



神城「だから、ヨシヒサが死んだ時、ショックと同時に、やっぱりな、とも思ったんだ」
ポチ「…………」
神城「死さえ、遠い未来の話じゃない。そうしたことを、ずっと身近に感じて、僕は生きてきたんだ。だから、言える」
ポチ「何を、ですか……?」
神城「ポチちゃんとは、これ以上関わらない方がいいって事を、だよ」







生きろ飛影!
お前はまだ死に方を求める程強くない!
(←神城です)









「不安や喪失感なんて知らない方がいい」と語る神城の言葉を聞いて
文化祭の日に神城が倒れた時に、保健室で神城が言っていた『重荷』というのは
きっとこの事だ、と理解した主人公。



神城「……だから…………もう二度と、ここには来ないで欲しい」








まさか!シータ!
約束したじゃないか!!
(←神城です)













リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール!!(←無駄です)











とにかく今は神城に何を言っても無駄なので、夏海の様子を見に隣の病室へ。
すると、当然ですけど元気のない夏海を発見。
主人公の様子を見て、ヨシヒサの死を神城から聞いたんだと悟った夏海。
最初は気丈にヨシヒサの話をしていたけども、話しているうちに夏海の目から涙が。



夏海「ポチちゃん……私、ホントはね、怖いの。彼のところにこの人形、持って行ってあげようと思って、
   病院に来たら、ここ、片付いててね。いつもいるはずのヨシヒサがいなくて……」

ポチ「…………」
夏海「私がこれから向かうのは、もう死んだ彼の元なんだって思ったら……動きたくなくて。
   そうだ、ポチちゃんも最後に一度彼に会ってあげて…………ううん、ごめん。私、何言ってるんだろう……。
   やっぱり会わないで?ポチちゃんには、元気だった頃の姿だけ、覚えていて欲しい……」







ほんと切なすぎてやってられないんですけど・・・。
もう本当にこういうのダメだー、人が死ぬってダメだー。
みんなハッピーで終わりたいんだー。
ちょ、もう、あれだ、ほら、ドラゴンボール探しに行こう!(←ありません)
もしくは龍神の逆鱗とかゲットしに行こう!(←ありません)


弱々しく「それじゃ」と去っていく夏海を見送って、1人で元ヨシヒサの病室で途方に暮れる主人公。
未だにヨシヒサの死を受け入れられないものの、神城の事は気になるので
今日は一応帰って後日また来ようと決心しました。





数日経って1月22日。
勇気を出して神城の病室を訪れる主人公。
しかし神城の姿が見えず、「もしかして・・・!」と一瞬イヤな予感がしたものの
私物や読みかけの本があるのを確認出来たので、とりあえずは安心。



ポチ(それから、病院の匂いに混じって漂う、神城先輩の優しい香りも、まだ残っている)






変態ですね。






ちょっと時間を潰すために散歩に出ると、夏海と遭遇。
ヨシヒサの死後も、神城は友達だからと見舞いに来てくれてるそうです。いい子だなぁ・・・。
夏海の気持ちも心配していると、やはり前ほどの元気はないものの「だいぶ落ち着いた」とのこと。



そして、ヨシヒサが入院したての頃の話を始める夏海。
ヨシヒサの病気の事を初めて聞いた時、夏海は思わず泣いてしまったようだけども
当の本人であるヨシヒサは平気そうな顔をしていたそうです。
しかも「泣くくらいなら見舞いに来るな」と夏海を突き放したとのこと。



だから、ヨシヒサが入院して1カ月くらいは怖くてお見舞いに行けなかったけども
そのうちに「会えないよりはマシ」と思い始めたそうです。



夏海「それで意を決してお見舞いに来たらね、ヨシヒサ、びっくりするくらい嬉しそうな顔するの。
   『お前来るのおっせーんだよ』だって」




「口は悪いけど、本当に嬉しかったんだろうな」と主人公が思いながら聞いていたわけですが
ヨシヒサの病気が完治すると信じていながらも
「結果的にこうなっちゃったけど、最後までそばにいれたから後悔してない」と語り続ける夏海。



夏海「私、彼を好きになった事、後悔してないから」



ああ・・・いい子だ・・・本当にいい子だ夏海・・・。
もう本当にこの子好きだなぁ。
巨乳だし。(←もういいから)




ヨシヒサは夏海の強さに助けられてたんだな〜と主人公が納得していると
「次はあなたが神城さんのそばで支えてあげて」と、
夏海はまだ神城の病気が完治すると信じていることを主張してきました。



夏海「でも、ポチちゃんも、信じて?神城さんの病気は必ず治るって」
ポチ「夏海さん……」
夏海「逃げずに、そばにいてあげてね。神城さんと……誰より、ポチちゃん自身の為に」



そこまで言って、とうとう耐えきれずに泣き始めてしまう夏海。
「まだ私も立ち直ってないのかも」って健気に笑って、主人公に挨拶して行ってしまいました。
やっぱりこういう子には幸せになってほしかったなー。
ヨシヒサ蘇りルートとかないんですかね。(←ゲームの主旨が変わる)
水中呼吸マテリアを手に入れたら
湖の底に沈んだヨシヒサが復活する
とか。(←それはFF7のエアリス復活デマ情報)





とにかく、夏海に言われて改めて「後悔しない為に、神城先輩のそばにいたい」と思う主人公。
そろそろ病室に戻ろうかとしたら、突然肩に暖かいものをかけられて、驚いて振り向くと神城がいました。



神城「もう、来ないでって言ったのに……いけない子だね、ポチちゃん」







そして








夏海との会話を全て聞かれてました。











いけない子はお前の方じゃないかと。












「彼女の言ったことは気にしないで、関わらずに忘れてしまえばいい」と言う神城に
「人はいつ、どうなるか分からないから、後悔しないように生きたい!」と主張する主人公。
以前神城に「夏海が味わったような辛さを知らないでほしい」と言われたことがありましたが
それに対しても「だったら神城先輩も私の苦しみや悲しみを背負う必要はない」と力説してました。



ポチ「私じゃ、力になれませんか?神城先輩の力に……神城先輩を心配させるんじゃなく、
   何も考えずに寄りかかれる存在になりたいんです」





以前の主人公の体型なら、ある意味何も考えずに寄りかかれましたけどね。




この主人公の力説で神城も心を開いてくれるかと思ったけど、そんなに甘くなく
「今は言う言葉がない」と言われてしまったので、その日は諦めて帰ることにしました。




1月25日から主人公は修学旅行に出発。
旅行先でも神城の容態が心配でしょうがないので、思わず自由時間に病院に電話する主人公。
しかし神城本人と話す勇気までは出なかったので、ナースに様子を聞いて切ってしまいました。



次の日も自由時間に病院に電話しようとしたら、なんと病院の方から主人公の携帯に電話が。
もしかして神城の容態が悪くなったのかと慌てて出てみたら、なんと神城本人からの電話でした。
どうやら昨日病院に電話した事をナースからたらしこんで聞いたらしいです。
もう苦笑するしかない主人公に、「そんなに心配しなくて大丈夫だよ」と話す神城。
あと、「28日に退院できることになった」と教えてもらいました。
しかも「実家に帰って暗い雰囲気になるのがイヤだからマンションの方に戻る」とのこと。
その点、主人公は空気読まないから暗い雰囲気にはならないので大丈夫ですね☆




神城の退院報告を聞いて嬉しくてしょうがない主人公は「せっかくだから迎えに行きましょうか?」と提案したら
電話の向こうで神城が黙りこんでしまいました。
迷惑なら迷惑って言ったほうがいいですよ、神城先輩。



ポチ「迷惑ですか?」
神城「いや……じゃあ、お願いするよ」






優しさと優柔不断は紙一重ですよ。








神城の様子に違和感を感じていたけども、とりあえず電話を切って
その後友人ズと一緒にお土産屋に行って、雪の結晶をモチーフにした携帯ストラップを購入しました。
お前・・・他の人にはナンセンスなお土産買っといて、なんてまともな・・・。




修学旅行から帰ってきて、次の日が神城退院の日。
急いで支度をして神城の病院へ向かおうとしたが、車が多くて道路を横断できない!
一瞬の隙を見て強行突破する主人公!
横から突っ込んでくるバイク!






暗転。






・・・・・・









うん、まぁ自業自得って感じですけどもね。









まぁここで死んだらノーマルエンドにも満たないバッドエンドなので死ぬわけがなく、
目が覚めると病院のベッドに寝ていて、しかもほぼ無傷でした。
主人公がよくよく思い出してみると、主人公が気絶する直前、間一髪でバイクが避けてくれたようで
主人公が倒れたのは単なるショックの為だそうです。
人騒がせにもほどがある。




慌てて神城に電話しようとしたけども、携帯が壊れてしまったようで
どうしようかと悩んでいるところに、病室に向かって誰かがやってくる足音が聞こえてきました。
「うわー、絶対お兄ちゃんだ・・・」と思ってると



神城「ポチちゃん!?大丈夫!?」



思いがけない人物の登場に主人公が呆けていると、入ってきた勢いのまま神城に抱きしめられてしまいました。
何でここに来たのかというと、神城が主人公に「やっぱり退院の迎えに来なくていい」と言おうとして
主人公の家に電話したところ、お兄ちゃんが出た、と。



神城「ポチちゃんが、事故に遭って死にそうだって言われたんだ」








お兄ちゃぁぁぁぁん!!!









もうお兄ちゃんの早とちりも問題ですが、今はとにかく目の前の神城です。
震えながら主人公を強く抱きしめて、「もう会えないかと思った・・・」と呟く神城。
神城の様子に戸惑いながらも、主人公の手当が終わるまで外で待っててもらおうと思ったが
神城の具合が悪そうなのでベッドに横になるよう勧めるナース。
しかし「彼女の近くにいさせてください」と断る神城。
その言葉にじーんと感動する主人公。
そこに聞こえてくる足音。
イヤな予感バリバリの主人公。



お兄ちゃん「ポチぃぃ!どこにいるんだ、今、お兄ちゃんが来たからな!死ぬんじゃないぃぃぃ!!」
ポチ「…………」




お兄ちゃんは本当にいいキャラですね。




とりあえず無事にマンションへ帰ってきて、早速神城の部屋へ。
「兄が勘違いしてすいません」と謝る主人公に、「僕もちゃんと確認しなかったから」とフォローする神城。
そしておもむろに主人公の手を握る神城。



神城「どれだけ考えて、ごまかそうとしても……本当の気持ちは、いつか必ず、
   どこからかあふれ出してしまうものなのかもしれない」




そうですよ。
どれだけ自分の気持ちを誤魔化そうとしても、好きなものに対しての気持ちは誤魔化しきれないんですよ。
そんな風に気持ちのコントロールが安易に出来るもんなら
誰もダイエットに悩んだりしねぇんだよ!!(←それは意志の弱さが敗因)




そこで修学旅行のお土産を渡す主人公。
交通事故(?)で袋はビリビリになってしまったものの中身は大丈夫の模様。
雪の結晶のモチーフを見せて、「神城先輩みたいだと思って」と話す主人公。



神城「どちらかと言うと、僕より、ポチちゃんみたいだよ。案外頑固で、心が強くて、きらきらしてる」
ポチ「え……そ、そんな事……」
神城「僕は好きだよ、そういう君」





なんだその倒置法。





そんなこんなで迎えた1月末。
いつもの『月刊 俺の妹』ではもちろん評価は『優』です。



お兄ちゃん「よしよし!これぞ汗と涙の結晶だな!いけるっ!」




もう兄の手を離れる事は受け入れたということで宜しいのでしょうか。





2月に入り、久々に部屋でお茶をすることに。
女子に花をあげるとしたら何をあげるか聞いてみたら、「その子に合う花を選ぶ」と答える神城。



神城「もしポチちゃんにあげるとしたら……」
ポチ「したら?」
神城「いや、君自身が一番ステキな花みたいなものだから、どんな花でも役不足かもね」








リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール!!









そしてバレンタイン。
もちろん神城にあげるつもりですが、教室で友人ズから「今年もやっぱり朝から女子に囲まれてた」と聞いて
ただでさえ女子に優しい神城だから、きっと笑顔で受け取っているんだろうと不安いっぱいの主人公。
まぁ、神城相手に「他の子から貰わないで」って言うのは無理でしょうね。



とにかく神城を探しに行くと、3年生の教室前であっさり発見しました。
そして案の定、たくさんの女子に囲まれてました。
他の女子生徒に負けじと主人公も神城にチョコを渡したら、いつものように「ありがとう」と優しい笑顔で受け取ってもらいました。
もちろん他の女子のも受け取ってましたけどもね。



で、その10日後の2月24日は神城のバースデーなので、またもナイフをプレゼント。



神城「驚いたね……ありがとう、君だと思って大切にするよ」






触るものみな傷つけますか、私は。








2月末の『月刊 俺の妹』はもう見なくても評価は『優』だって分かってるのでスルーして
3月に入り、13日、卒業式の前日。
買い物に行こうと主人公が家を出たところで神城に呼び止められました。
そして「明日の夜、マンションのサンルーム(屋上)に来てほしい」と言われました。



神城「姫君の到着を待ってるからね」






ナイフみたいに尖ってる姫君でいいんですか。







さて、やってきました卒業式当日。そしてホワイトデー。
式が終わって一旦家に戻り、テレビを見てうたた寝して寝坊して屋上に向かう主人公。
お約束すぎる。



屋上で神城と合流して、「今日話しておきたい事がある」と語り始める神城。
主人公が事故った時に「君が事故に遭った時に目の前が真っ暗になった」と切なそうに話しながら手を握ってくる神城に
ドッキドキのまま黙って話を聞く主人公。



病院へ向かうまで、焦りと共に
主人公の言葉を拒んだことや、自分を誤魔化し続けてきた事を後悔したらしいです。
さらに、主人公に退院の日を教える必要なんてなかったのに教えたことに対して
「最初は自分でもわからなかった」と話す神城。



神城「心のどこかで……ポチちゃんに、来て欲しいと思っていた。……僕は卑怯だね。矛盾した事ばかりしている」






恋なんていわばエゴとエゴのシーソーゲームですよ。






でも、その矛盾こそが本当に自分の気持ちに気付いて
今までの「人間はいつか死ぬんだから悲しむよりも見送るべきだ」という考えを改めて
主人公ときちんと向き合わなかったことを後悔したと、切々と語られました。



神城「君と出会って、君が近くにいてくれて、止まっていた時間が再び動き出したような気がした。
   君の言葉一つひとつが、諦めることの愚かしさを教えてくれた」

ポチ「…………」
神城「ねえ、ポチちゃん。これからもずっとそばにいて、僕の時を動かし続けてくれないかな?」







君はいつも僕の薬箱さってことですね。








神城「僕の病気は、まだ治った訳じゃない。これからも、君に辛い思いをさせるかもしれない。
   でも、それでも……そばにいて欲しい。傷つけるかもしれないのに、君が離れていくことは耐えられない……。
   こんなふうに利己的になったのは、初めてなんだ……呆れた?」





そんな神城の告白に「呆れるどころか嬉しい!」と喜ぶ主人公。
それを聞いて安心した神城が、ホワイトデーのプレゼントとしてバラの花束を出してきました。
神城らしいと言えば神城らしいプレゼントですね。
しかも街中の花屋を回ったらしく、超大輪で主人公が1人で持ち切れないほどの大きさだそうです。
それを集めたことがすごいというか、持ってきたのがすごいというか、
見渡しのいい屋上のどこに隠してたんだお前というか。




さらに神城の特等席である、星を見るのに絶好のポジションを教えてもらいました。
気に入ったかどうかを聞かれて、「なんて言ったらいいか・・・」とモジモジする主人公。



神城「じゃあ、僕の事を好きって言ってくれればいい。それだけあれば、十分だよ」






あなたは十分以上にうちの心を掻き乱してくれてますけどね。







そして「自分の中にこんな感情があるって気付かせてくれたのはポチちゃんだよ」と囁いてくる神城。



神城「だから……今の僕のこの想いを、全て君にぶつけても……いいかな?」
ポチ「そ、そんな……」
神城「ふふ、ダメって言っても……もう手遅れだけどね」



ここでチューのスチルがどーん!
ビックリする主人公に「こんな風に自分の気持ちに素直になるのも悪くない」と微笑む神城。
神城・・・実はSキャラか・・・?
でもそんな神城の言葉を聞いて「他の子の前で、そんな先輩見せないで」と答える主人公。



神城「可愛いね、ポチちゃん。ヤキモチ妬いてるの?」
ポチ「…………いや……別に」
神城「大丈夫、こんな事したいって思うの、ポチちゃんだけだから」




やっぱり好きな子は遠慮なくいじめるタイプですか。
それもそれでモウマンタイです!!(←結局何でもいいんだな)





で、改めて「どんな結果になっても二人で重ねた時間はなくならないから、未来を信じて行こう」と話す神城。



神城「ポチちゃんは、僕の……大切な、希望……だから」









聞き様によっては遺言ですけど
まぁせっかく両想いになったので良しとしましょう。









その後、スタッフロールを経てキーワード入力をして、エピローグへ。



季節は春。
神城と同じ大学に通うことになった主人公。
相変わらず入退院を繰り返す神城だったけども、ある日、病院から呼び出しを受けた2人。
主治医から、まさかの「治療法が確立した」報告。
病院を出てからあまりの嬉しさに主人公が神城に飛びつくと、
神城自身はまだ信じられなくて放心状態だった為に、勢い余って草の上に2人で転んでしまいました。



神城「……信じていてよかった、自分の未来を……そして、君を」
ポチ「綾人さん……」
神城「もう、あの時のように、光を感じたとたんに裏切られるなんて事は……ないんだね」



『裏切られる』ってのはきっとヨシヒサの死でしょうね・・・。
あああもう本当にどうして死んじゃったんだヨシヒサ・・・!!
とにかく「夏海ちゃんに知らせてあげよう」と言う主人公に同意しながら、
「今まで支えて続けてくれてありがとう」と主人公を抱きしめながらお礼を言う神城。
嬉しいけども公共の場なので恥ずかしくなってしまった主人公が「マンションに戻って祝おう」と提案したものの
「見せつければいい」と神城は余裕の表情。



神城「本当は、抱きしめるくらいじゃ足りない。それに……お祝いより、僕はこうしているだけでも嬉しいよ」





いやまず夏海に報告してあげましょうよ。





神城「これからは、君といろんなことが出来るんだね。いろんな場所に行って、いろんなものを見て……いろんなものを感じられる。
   ずっと……ずっと、一緒にいられる」

ポチ「……はい」
神城「なんだか悔しいな。もっと早くポチちゃんと出会っていたらよかったのに」




お前・・・







初対面の時の対応を忘れたと言わせんぞ。









神城「ねえ、ポチちゃん、これからもずっと一緒に歩いていこう。
   もう、まとわりついていた影にとらわれる事なく、前に進んでいける。
   愛する君とだったら……どこまでも、一緒に……」







と、まぁこんな感じで神城のエンディングは終わるわけです。
このエンディングのスチル、神城さんのアップ画像なんですけど、すごいキレイで好きです。
春らしく柔らかいピンクで描かれててね〜、とてもキレイですよ。



神城ルートは本当にヨシヒサと夏海が全てですね。
もー・・・ノーマルエンドならともかく、ハッピーエンドならヨシヒサも助かって欲しかった・・・!
ヨシヒサの死を越えて、さらに主人公の事故を越えて(←事故とは言えないものだったけど)
ようやく神城が自分の本音に気づくわけだけどさぁ。
それでも、夏海があまりにもいい子だから余計に切ない。



本当にヨシヒサ復活の裏ルートとかないんですか。
復活の呪文とかないんですか。(←ありません)








リーテ・ラトバリタ・ウr(←もういいから)









ヨシヒサ&夏海には熱い思いがありますけども、神城にも色々と悶えさせてもらいました。
神城が甘いセリフを吐くたびに、悲鳴をあげてコントローラーを手放したこと数知れず。
ゲームレポ内ではクールに対応してますけどね。(←そうか?)



基本的にぶっきらぼうキャラがツボにくる犬山さんですが
あんな風に優しい微笑みで甘いセリフを吐かれたら、そりゃあ鼻血も出るってもんですよ。
血の気の多さナメんなよ。



フェミニストで甘いセリフを吐いてくるキャラが好きな方、
そして切なめのストーリーの方が好きな方、
神城ルートをお勧めします。





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