柏 架槻 CV:置鮎龍太郎




とにかく頭が堅いし融通が利かない。



・・・・・・



なるほど。


人をバカにする、見下す事がある。




・・・・・・






・・・・・・









チェンジ!!(←攻略放棄!?)










いや、だってね、ただ単に頭が堅いキャラならまだいいんですけど
高圧的なんですよ。見下してるんですよ。
ドMな人にはたまらんかもしれないけど、うちは別にそこまでMじゃないんで・・・。



恋愛に対しては奥手の奥手。



・・・なんだろう、このデジャブ。






「たまらんスマッシュだな」でお馴染の彼が重なって見える。






いや待てよ、柏の声って置鮎さんだろ・・・?








ああ、あっちか。










どちらにしろ老けキャラか(←老けキャラ言うな)










剣なんか持ったことなさそうなフリして、一応一通り武術の基礎は修めている。





テニスラケットを持ってるんじゃないでしょうか。





勉学のライバルは目下道明寺の兄。



へー。(←興味なし)





よし、性格を把握したところでゲームを開始していきましょう。
最初の桜月の一ヶ月間は出会いすらないので、ここは省略します。



麗月二十一日。
さくらと庚と暁尚が来店してきていました。
4人で他愛もない話をしていると、ふと、主人公が視線を感じたので外に出てみたけども
店の外には誰もいなくて、「絶対誰かいたのに」と気になりつつも、この日はこれで終了。



二十三日。
母に店を任せて、主人公はお届け物に出発。
目的地までの道のりを地図を見ながら歩いていると、1人の男性にぶつかり、
2人とも小さな悲鳴をあげて転倒してしまいました。



架槻「つうっ……どこを見て歩いている」





・・・・・・







食パンは咥えてませんし
パンチラもしませんでした
(←何を期待したんだ)









ともかく、ちゃんと前を見ていなかった主人公に非があると思ったので
急いで謝って、怪我をしていないかと気遣ってみると



架槻「こんな人通りが多い道を、地図を見ながら歩く馬鹿がどこにいるというんだ」
ポチ「……。ここにいますけど?」
架槻「ほぅ、自覚があったのか。少しは常識というものを理解しようとしたらどうだ」








謝ったのにこの罵声












火星に代わって折檻よ!!











さすがに主人公もカチンと来てしまったようで
「謝ったのにそこまで言われる筋合いない!あなたこそ人との付き合い方を学ぶべきよ!」と怒声を浴びせて
架槻が呼び止めるのも聞かずに、さっさと立ち去ってしまいました。
おお・・・最悪の出会いだな・・・。



そして水月九日。
主人公が本屋で色々と物色していると、また人にぶつかりました。



架槻「すまない、大丈夫…………お前か」
ポチ「平気で……って、またあなたなの」



さすがに出会いの印象が悪かったせいか、まさかの再会でも憎まれ口を叩き合う二人。
そのまま、また喧嘩別れになると思ったけど、架槻が「手を出せ」と言うので素直に差し出してみると
ぶつかった拍子に主人公が落とした本を拾ってくれていました。
ちょっと驚きつつ「ありがとう」と主人公がお礼を言うと



架槻「床にばらまかれたままでは本が哀れだ」




お前がぶつかって落ちたんだけどな。




そこで、主人公に手渡した本のうちの1冊が地図帳だと気付いた架槻。
以前ぶつかった時も主人公が地図を見ていた事を思い出して「そんなに地図が好きなのか」と尋ねてくる架槻に
「そういうわけじゃなくて、本当は植生図が欲しい」と答える主人公。



しばらく2人で話していると、庚が登場。
「2人ともお知り合いだったのですね〜」とニコニコと話しかけてくる庚に
「そうじゃない」と主人公が否定すると



庚「違うのですか?大きな声で、仲良く楽しそうにお喋りしていらしたではありませんか」
架槻「どこが仲良く楽しそうに、なんだ。お前の目は節穴か」



違う!庚の目が節穴なわけじゃない!
空気が読めてないだけだ!(←それもどうなの)




で、お互いの名前も知らない事を告げると、
「じゃあ紹介しないといけませんね〜」と、庚が仲介に入って主人公と架槻の紹介を始めてくれました。
架槻は庚たちの通う塾の同級生だそうです。
さらに、「柏さんは博識だから、街の外に行く時は力になってくれますよ」と庚が続けるので
架槻が「一体何の話だ」と尋ねると、主人公に代わって庚が、主人公の材料採取の説明をしてくれて
「良かったら力になってあげて」とまで言ってくれました。
庚、なんて良い子。



架槻「なぜ私がそんなことに力を貸さねば……」
庚「道明寺さんはお力になってくださるとお約束してくださいましたよ?
架槻「……。わかった……」
庚「だ、そうです。ポチちゃん、がんばってくださいね」






庚・・・

男を動かすテクを持っている・・・




なかなかやるな、あの女。





とにかく架槻が同行可能になり、陽月十二日。
国王陛下の生誕祭らしいけど主人公は特に興味はなく、普段通りに店番をしていると
突然、母親が「そういえば、今日は来てないの?」と聞いてくるので
「誰のこと?」と聞き返すと



眞胡「最近よく見かける、眼鏡をかけた男の子のお客様よ。よく言い合いをしてるから、なんとなく覚えてたのよね」





来店してるのをプレイヤーは一度も見た事ないんですが。




一瞬黙ってしまった後、慌てて主人公が「別に待ってるわけじゃない!」と否定してみても
母親に「はいはい」とニヤニヤしながら流されました。
っていうか架槻・・・あいついつの間に母親に覚えられるほどに馴染みの客になっていたんだ。



二十日。
暑いからお店の外で打ち水していると、向かいの瑣已の店で瑣已と架槻が話しているのを目撃。
それを「柏くんって刀を使えるなんて意外だなぁ」なんてボンヤリしながら見ていました。



打ち水を終えてしばらくすると架槻が来店してきたので
先ほど瑣已の店にいたのを見た事を告げて、
「刀なんて使えたんだね〜、本より重い物なんて持ったことないと思ってた」と話すと



架槻「お前の短絡思考には涙が出るな。私のことをどんな人間だと思っているんだ」







ロンゲ眼鏡(←それはただのビジュアル)







架槻の問いに悩む主人公に、呆れながらも「武器は一通り扱える」と加える架槻。



架槻「想像の中で勝手に他人をどうしようもない穀潰しにするな。だから単細胞だと言うんだ」






ごくーつぶし【穀潰し】
定職もなくぶらぶらと遊び暮らす者。無為徒食の者をののしっていう語。
(大辞泉より)






・・・・・・





別に主人公は架槻の事を軟弱野郎とは言ったが(←そんなストレートに言ってない)
ニート的な意味で言ってないだろうが。
使い方間違ってるぞ。
お前本当にガリ勉キャラか?





ポチ「刀の扱いなら任せろっていう人には見えないわよ、絶対。刀に潰されてる姿なら簡単に想像できるけど。
   私の頭がお粗末なことよりも、自分がそれだけ虚弱で頭でっかちに見えるってことを恨んでよ」

架槻「言うに事欠いてそれか。お前の勝手な想像を押し付けられる筋合いなどないぞ」



「言い返すことは言い返す主義なの」と言い返す主人公に
「私もそうだ、少なくともお前に対しては」と答える架槻。





・・・・・・







ここからどうやって恋愛に発展するんですか。






空月一日。
「今日は古本市がやってるよ」と教えてくれた父。
この日は開塾記念日らしく、古本市のことを牙の殿様に進言したのは、
牙の殿様の息子の『月の若君』だそうです。
へー。(←興味なし)



とりあえず教えてもらった場所に行ってみると、まぁ当然ですが架槻に遭遇。
お互いを見て顔をしかめる2人。




・・・・・・






ここからどうやって恋愛に発展するんですか。






本当に主人公には気を遣う様子が一切ない架槻を見て
「私に気を遣う柏くんなんて絶対別人ね」と呟いていると



架槻「なにを無駄なことをやっている。そのむやみやたらと豊かな想像力はもっと有意義なことに使え」
ポチ「いいじゃない。頭の中でどんな想像しようと私の自由よ」




そうだそうだ!




頭の中でどんな妄想しようと個人の自由だ!(←妄想じゃない)





架槻「頭の中でのみならな。口に出すな」
ポチ「それで一人でにやにやしたり驚いてたりしていたら、単なる変な人じゃないの」





・・・・・・






主人公、それやっぱり想像じゃなくて妄想だ








とにかくこのまま口論を続けても埒が明かないので、
「本を探したいけど、古語が分からないから手伝ってほしい」と頼み込む主人公。



架槻「なら、諦めろ」









諦めたらそこで攻略終了だよ









しかし文字は読めないけども挿絵を見る限り料理の本っぽいし
菓子作りの勉強に役立つかもしれないと思ったら見て見ぬふりは出来ないの、と主人公が説得すると
予想外にも「そういう事情なら仕方がない」と協力してくれました。
なんだ、意外と優しいじゃないか架槻。



二十二日。
主人公、庚、さくらの3人で買い物をしていると、さくらが
「往来で阿呆な事をやらかしてる奴らがいる」と指し示すので、そちらを見てみると



架槻「そのような自説などなんの意味もあるまい。既にれっきとした研究書が公表されている」
暁尚「結果だけがわかればそれでいい、というものでもないだろう。こういったものは、その証明の過程こそが重要となるはずだ」
架槻「当然の話だ。だからこそこのような短い一文で済む結論を証明するために分厚い論文が提出されるのだろうが」
暁尚「結論はひとつでも、そこへ辿り着くまでの道がひとつとは限らない。だからこそいくつもの……」





・・・・・・







触らぬ神に祟りなしって言うよね☆





まぁ、本当に主人公たちも「話についていけないから」って理由で放置してましたけどね。





食月五日。
料理書が読めなくて困ったので図書館に行こうと思ったけども、そこでも目的の本を見つけられるか不安になったので
「必死に頼みこめばきっと!」と架槻にお願いすることを決意した主人公。



で、お願いしてる場面は見れなかったけども、なんとか成功したようで一緒に図書館に来ていました。



ポチ「勝つっていい気分よね!ね、柏くん?」








何をしたんだ主人公


図書館について来てくれるようお願いしたんじゃなかったのか。









詳しく何をしたのかは教えてくれなかったけど
「図書館では静かにしろ」と一言で済む事を、色んな理屈つけてグダグダと怒られました。
ウゼェ。
しかし「私はあなたより聞き分けはいいわよ」と主人公が言い返すと



架槻「大人しくて聞き分けがいい奴が脅迫まがいのことなどするものか」
ポチ「そうでもしないとついてきてくれないじゃない。……じゃなくて」









ホントに何をしたんだ主人公








で、主人公が読めなくて困っていた本を見せると、やはり架槻はアッサリ読み解いてくれました。
その本は主人公が芹屋の北斗さんから「お菓子の本みたいだから」という理由で貰ったらしく
「外国の菓子の本が参考になるのか?塾へ行くことより大切なのか?」と聞いてくる架槻に
「外国のだからこそ参考になるし、遊びでやってるわけじゃないから塾よりも自分の為になる」と答える主人公。



ポチ「柏くんから見ればくだらない事かもしれないけれど、私には大切な勉強よ」
架槻「くだらないとは言わない。ただ理解し難いだけだ」
ポチ「それは意外かも」
架槻「どういう意味だ」



そのままの意味だよ



ポチ「だって塾の勉強以外、価値を認めてなさそうじゃない。……そう見える、というか」
架槻「まるっきり見当違いだとは言わないがそこまで狭量でもないぞ。……おそらく」
ポチ「おそらくって……自信なさそうね」
架槻「やかましい。お前のことは認めたのだから、それで問題なかろう」



おお、初めてデレた。
ようやくちょっとずつ心を許し始めてきたのかな。
恋愛には奥手だってキャラ設定に書いてあったから、主人公が好きだと自覚したらそれはそれは面白いことをしてくれるんだろう。
大いに期待。(←期待するところを間違っている)


十一日。
外を歩いていると



少女「あのう……そこをゆかれるお姉さま?」



見知らぬ少女に声をかけられました。
犬山さんは子供とはいっても基本的に5歳以上の子には特に興味ないのですが(←どうでもいい)
この子は「〜ですの」口調の可愛い女の子です。



どうやら少女は迷子のようで、一体どこへ行こうとしているのか尋ねると
「『かみぞのちょう』の三番地へ行きたい」とのこと。



少女「お姉さま、どちらにゆけばよいのか教えて下さいませ」



オーケー、可愛い少女よ。
まずは人生の進む方向を教えてあげるから主人公の家においで(←違う道に連れて行かれる)




そんなわけにいかないので、普通に主人公が道案内をすると、少女はお礼を言って元気に去って行きました。
「人懐こい子だったなぁ」と微笑ましく見送る主人公。
見送ってるそばから教えた方向と正反対の方向に曲がって行く少女。






某三刀流の海賊狩りが脳裏をよぎる







しかし少女が正反対の方向へ行ったのを見ていたくせに、追いかけて正してあげない主人公。
別にそこまでする義理はないってことでしょうか。



十三日。



少女「あのう……そこをゆかれるお姉さま?」










少女、再来










お互いに2人の顔を覚えていたようで、
「この間はたどりつけた?」と主人公が尋ねると「ダメでした」と答える少女。
だろうね。



ちなみに今日も前回と同じところへ行きたいらしいのですが、またもや迷子になっている模様。
しょうがなく、今回は主人公が同行して一緒に行くことになりました。



少女「本当ですの!?嬉しいですの、ありがとうですの。さえ、このご恩は一生忘れませんのですわ」






やったね!バッチリ好印象!(←それゲーム違う)






同行中に少女の名前が「さえ」だということを教えてもらい、
しばらく歩いているうちに、さえの見覚えがある場所まで来たようで
「ここからなら1人で大丈夫!」とのことなので、ここでお別れになりました。



十九日。
いつも通りに店番をしていると、さえが来店してきて主人公ビックリ。
今日はお礼に来たらしいのだけど、あの時主人公の名前は教えたけど店の場所なんて教えてなかったし
「よくここが分かったね」と感心していると、「お兄様にお伺いしました」と答えられました。
その「お兄様」が一体誰のことか一瞬考えていると



架槻「さえ、どうでもいいが出入口を塞ぐな。他の客に迷惑だ」
ポチ「い」
さえ「あ……忘れてましたの。おにいさま、すごぉい」
ポチ「ちょ」
架槻「すごいもすごくないもあるか。お前が考えなしなだけだ」
さえ「考えすぎるさえなんて、お茶ふいちゃいますの。ねぇ、お姉さま……お姉さま?」
架槻「何を妙な姿勢で固まっている?ああ、遅くなったが妹が世話になった」
さえ「ですの」






遅すぎるわい!






ポチ「う……嘘でしょ?」
架槻「私もそう思いたくなる時があるが、こいつは正真正銘妹だ。柏さえ、という」
さえ「ふつつかものですが末永くよろしくお願いしますの」



まぁ、未来の義妹になりますからね。
末永くよろしくしたい。
別にさえちゃんなら俺の嫁になっても(←以下自主規制)





二十一日。
定休日なので架槻と『聖なる泉』へ2人で採取に来てみました。
と言っても、もう過去に2、3回は来てるんですけどね。



で、いつものように採取を始めるのかと思いきや
「ねぇ」と呼びとめる主人公に、「なんだ」と架槻が振り向くと



ポチ「ここって、一般人立入禁止て聞いてたような…っ?」









今更かよ!!!









まぁ、そこはさすがに架槻のことですから、ちゃんと許可を取ってあるそうです。
それを聞いて「実はちょっと中を探検してみたかったんだ」と少しウキウキとする主人公。
そして探検を始めた2人は揃って泉に落ちてずぶ濡れに。
・・・何してんだよ。



架槻が説明するには、主人公が足を滑らせてしまったことで
架槻が助けようとしたけども、一緒に落ちてしまった、とのこと。





なるほど、つまり
全ては架槻が軟弱なせいですね。(←責任転嫁)





「濡れたついでに水遊びでもしたいけど、聖なる泉でするのはバチ当たりかな?」と言う主人公に
「ずぶ濡れの状態で何を言ってるんだ、まずは着替えを用意してもらわなければ」と答える架槻。
やっぱり架槻には水遊びするなんて考えには至りませんよね・・・。



架槻「それまで、水遊びでもしてみるか。……少々良心が咎めるが」





・・・!!?










なんといういたわりと友愛じゃ
王蟲が心を開いておる
(←王蟲じゃなくて架槻です)










二十二日。
また架槻と採取に出かけて、今回は『神樹の森』という場所に来てみました。
「ここまで来たならお参りしなきゃ」と誘う主人公に架槻も同意して、2人でお参り。



ポチ「ええと……ついでに、柏くんに馬鹿にされる回数が減りますように……」





無理だと思う





そして三十日。
この日も定休日なので架槻と採取に出発。



そろそろ大会にむけて考えないといけないので、どんなのがいい?と主人公が質問すると



架槻「そんなもの、優勝できるものに決まっているだろう。お前が作ったものであればなんでもいいのだがな」



最初に貶してすぐに持ち上げる。
やるな、架槻。
架槻の言葉に主人公も「お世辞でも嬉しい」と喜んでいると



架槻「お前は私が世辞を言えるような人間だとでも思っていたのか?だったら一度頭を洗濯でもすべきだぞ」



なんで主人公を褒めるなら素直に褒めたままにしてくれないんだ。
どうして余計なひと言をいつも付け加えるんだ。
そしてどうして少しも照れる素振りがないんだ!!
もしかして恋愛に奥手タイプのくせに、いざ自覚しても堂々としているタイプか!?
あのどっかのテニス部副部長とは違うのか!?
知りがたきこと陰の如しぃぃ・・・!!



静月八日。
来店してきた途端に「鬼やらいをやりますの!」と言い出すさえ。
当然架槻も一緒です。



ちなみに、『鬼やらい』とは魔を払うためのおまじないだそうで、
この日は魔を払う儀式がある日だそうです。
まぁ基本的に庶民には関係ないイベントらしいのですが。



鬼やらいに必要な準備は全てさえが持ってきているそうで、一体どうやるのか主人公が聞くと
「本来は清めの塩を撒いて、面をかぶった鬼役を神樹の枝と葉で叩く」と架槻が説明してくれました。
神聖なSMプレイですね。(←何それ)
でも神樹の枝とかは手に入れにくいものだから、適当な木で代用されているそうです。
うちらの世界でいう節分みたいなもんでしょうか。



さえ「あとはお兄さまがこれを被ってくださればいいんですの」
架槻「なんだと?」
ポチ「これって……か、柏くんが鬼役?」
さえ「ですの」








やりましょう!!(←満面の笑み)








さすがに架槻は「付き合ってられん!」と帰ろうとしたけど、ノリノリの主人公とさえに面を渡されてました。
しかしイベントはここで終わってしまい、面を被って枝で叩かれる様子は見れなかった・・・。
なんだよもう!そこが大事なのに!!



十三日。
買い物か何かでお出かけして、荷物を持って帰る途中、主人公の鼻緒が切れてしまいました。
どうしたものかと困っていると、「何してるんだ」と呆れたように架槻が登場。



ポチ「柏くん?うわ、どこから湧いて出たの






人をゴキブリみたいに言うな







鼻緒が切れたことを主人公が告げると、「代用の布はないのか?」と架槻が聞いてくるので
「持ってるけど荷物が邪魔で出来ない」と答えると



架槻「見るからにそうだろうな。少しそのままじっとしていろ」
ポチ「え……。あ、あの、柏くん?」
架槻「その大荷物を抱えたまま、片足立ちでずっと立っていられるならいいが、掴まっておいたほうが身のためだぞ」
ポチ「あ、はい。……ええと、その」
架槻「悪いが、私もこういう作業に慣れているわけではない。少しその口を閉じておいてくれ」
ポチ「……はい」



おいおいおいおいちょっとちょっと!!
優しいよ、最近架槻が優しいよ、どうしたの、病気?(←酷)



少しして、なんとか完成したので、「ありがとう」と礼を言う主人公。



架槻「知り合いがこんなところであからさまに通行人の迷惑となっていたら手を貸さざるをえまい」
ポチ「……う」
架槻「今後は気をつけることだな。では、失礼する」



ああ、やっぱり架槻は今日も通常運行でした。
ちなみにこれから何処に行くのか尋ねると、架槻は『智枝文庫』という馴染みの本屋に行くとのこと。
そう言って去って行く架槻を見送る主人公。



ポチ「なんでああ一言多いかな。……でも、あれ?智枝文庫って、方向正反対……?」



もしかして、どこからか、もしかすると主人公が店を出たところからストーキングされていたと?
そしてあわよくば触れ合いたいという強烈な念で主人公の鼻緒が切れたんですね!?(←それはどうかと)





紅月二日。
雨の中を傘をさしながら歩いていると、雨宿りをしている柏を発見。
が、主人公に会ってなんだか慌てているような、何かを隠したがっているような様子で
しかも「さっさと帰れ」と追い返そうとするので
どうにも疑わしくて、何かを隠しているような架槻の懐を「えいっ」と引っ張ると



架槻「おい、何をする……っ」
仔猫「にゃー」



出た。









「実は良い人」を表現する
三大要因の1つ!!
(『小動物』『子供』『老人』)












架槻の懐から顔を出した仔猫の可愛さに小さな叫びをあげつつ
首輪も名札もあるところから架槻の飼い猫なのかと尋ねてみると



架槻「……違う、そんなわけがあるか。私がこんな小動物を好んで飼うと思うか?」
ポチ「ううん、全然



主人公の正直ぶりがとても清々しい。



「通りすがりに懐かれただけ」と言う架槻に、主人公が「寒そうだから懐に入れてあげたのか」と納得していたら
「何が言いたい」と睨まれました。



ポチ「ううん、べつに?何も?……へええ」
架槻「やかましい。……お前ももう出ろ」
仔猫「にゃー」
ポチ「不満そうよ」
架槻「知ったことか。私のほうがよほど不機嫌だ」




じゃあ何で懐に入れたんだ




そうこうしてると仔猫は飼い主を見つけたようで、行ってしまいました。
とりあえず良かった良かったと見送ってから、「家まで送るくらいなら出来るよ」と傘を差し出す主人公。
でも架槻はさすがに「放っておいてくれ」と拒否ってきました。



ポチ「たまたま私が通る道で雨宿りなんてしてた自分自身を恨んでちょうだい」
架槻「まったく……なぜそう勝手なんだ」
ポチ「お互いまさね」
架槻「とりあえず……感謝する……が」
ポチ「ふふふ。どういたしまして」



・・・まぁ徐々にですが着実に距離は縮まってますよね。
でも本当に『徐々に』だから、告白とかはまだまだ先になるかもしれないな。



七日。
相変わらず来店してきてくれている架槻ですが
この日は切羽詰まっているというか挙動不審というか、やさぐれていました。
一体どうしたのかと尋ねてみると、そろそろ塾の定期試験だそうです。
だったらさっさと帰って勉強したらどうだ。
そんなプレイヤーの心の声も聞こえるわけもなく、「どうしていつも道明寺が主席なんだ」と悔しそうにギリギリとする架槻。



架槻「努力を欠かしているなどとは思わないが何故あの能天気さで常に主席を維持し続けられるのか不思議でならん」





悔しいならさっさと帰って勉強したらどうだ。





かなり道明寺を敵視している架槻に
「そうやって気負いすぎないで、自分への御褒美を作ってみたら?」と主人公がアドバイスしてみると



架槻「褒美、か。それなら、言い出しっぺに協力してもらうとしよう」
ポチ「え、私?」
架槻「他に誰がいるんだ。主席を取ったら私の願いをひとつ聞いてくれるか?」



まさかの提案ですが、主人公は「私に出来る事ならいいよ」と了承。
これで「俺と付き合え」とかだったら笑えるけどね!
架槻のことだから「本の整理を手伝え」とかでしょうかね。



十二日。
この日はもう定期試験の結果が出ているようで、
来店してきた架槻に結果を聞くと「主席だった」とのこと。
それを聞いて素直に「おめでとう!」とお祝いの言葉を送り、架槻のお願いとは何か尋ねると
「ここじゃ都合が悪いから場所を変えてほしい」と言われてしまいました。
・・・ちょっと待て、本当に告白か?
珍しく歯切れの悪い架槻に驚きつつ、とりあえず架槻について行って外に行くことに。



そして、言いにくそうに話しだす架槻。



架槻「わ……私はお前のことが好きだ。かなり、前からになるのだが」







本当に告白された。









君が何を言っているのか
わからないよカヲル君!!
(←架槻です)










プレイしてる自分もですけど、主人公も架槻の言っている事が理解できてなくて呆然としている模様。



架槻「もし良ければ私と交際をお願いできないだろうか」
ポチ「あ……ええと、うん。べつに、まあ、いいんじゃない……のかな?」
架槻「本当か!?」
ポチ「う、うん。……たぶん」




なんだその曖昧な返答。




架槻「そうか、ありがたい。返事など最初からまったく期待していなかったのだがな」
ポチ「まぁ……そうでしょうね。……私でもそう思うもの




えええええ




架槻「本当に構わないのだな?そうなのであれば、これほど嬉しいことはない。ああ……すまん、これから用事があった。悪い、これで失礼する」



もう明らかに浮かれている様子で去って行くのを見送ってから
「別に特別好きなわけじゃないのにどうしよう」と自問自答する主人公。
えええええええ何それええええ
そりゃ架槻の唐突な告白にビックリしたのは分かるけど、そんな適当な返答はないだろ!!
架槻が浮かばれないよ!(←死んでません)





突然の告白を受けた二日後の十四日。
どうやら架槻と初デートに行くことになったらしいけども、2人して何処へ行くべきか全然わからず
とりあえず主人公の提案で、公園へ行くことに。
しかし公園に到着したところで無言の2人。
沈黙が続くとツライから何か話してほしい、と主人公が言うと



架槻「私は、その、お前と共にいられればそれだけで充分なのだが……」










愛のバクダン もっとたくさん
ばらまいてくれ!!
(←落ち着け)











そんな架槻の発言に主人公も照れながら「ありがとう」と返したけども
やはり沈黙に耐えられず、「お茶買ってくる」と告げてその場を逃げ出しました。
そして1人になったところで「お付き合いってこんなものなのかな」と悩む主人公。
いや、まぁ、そこら辺は人それぞれだろ。



十九日。
この日は定休日なので、架槻と一緒に材料採取に出かけてみました。
野生のキツネを見つけたので、主人公が珍しがってじっと見ていたら隠れてしまいました。
残念がる主人公に、「そんなに見るからだ」と注意する架槻。



架槻「……あの狐の気持ち、私にもわからんでもない」
ポチ「え?柏くんも居た堪れなくなっちゃうの?ひどいなー」
架槻「だ、だからそういう意味ではない!逆だ、逆!」
ポチ「わかってるわよ。もう、照れ屋さん」
架槻「…………。うう」











ラブラブじゃねーの











え、なにこれ、すごいラブラブじゃん。
別に「お付き合いってこんなものかな」なんて考える必要ないじゃん。
充分ラブラブじゃん。仲良しじゃん。
主人公だって満更じゃない様子じゃん。
これなら次のデートは大丈夫だろ。



そして二十日。
2度目のデートです。
今日は張り切っている様子で「桜ノ宮遊戯園に行く」と言い出す架槻。
娯楽に関しては絶対知識があるわけがない架槻が、そんな遊園地の存在なんて良く知ってたね、と主人公が驚くと
「調べた」と得意気に返されました。



架槻「この間の失態を繰り返すわけにはいかんだろう。だから事前に調査をしておいた」



「調査」という言葉がちょっと引っかかるけど
主人公も納得して、2人で桜ノ宮遊戯園へ出発。



遊園地という場所に初めて来た架槻は、まぁ当然だけど楽しむ様子もなく
「周りが騒がしすぎて楽しめない」と愚痴ってました。
静かな遊園地なんてイヤだよ。
こんな調子の架槻だから、「ここでやりたい事ってある?」と主人公が質問しても
「存在さえ知らなかったし、本を読んでも興味は惹かれなかった」と素っ気なく返されてしまいました。
じゃあ何でここを選んだの、と主人公がまた質問すると



架槻「あ、逢い引きとはこういう場所で行うものではないのか?」



いやぁいいよ、やっぱり堅物な男が恋愛事に一生懸命になる様子はいいですね!
しかし主人公は「これでいいのかな・・・」とますます悩んでいました。
この前2人で材料採取した時のラブラブっぷりはどこにいった。



二十四日。
友人の庚が来店してきたので、架槻との事を相談する主人公。
しかし、敢えて自分の事として言わないで、「聞いた話」として、あくまでも他人の体験談として話していました。
何だそれ、架槻と付き合っていることを知られたくないのか。
架槻とのお付き合いは汚点だとでもいうのか。(←そうは言ってない)



「付き合う事にはなったけど、特別な感情はなくて、
しかも付き合っている相手も無理しているように見えてきてしまって、
条件反射で返事をしてしまったことを後悔している」と、あくまでも、あくまでも(←二回言った)他人の話として相談する主人公。
その話を聞いて、「本人同士で話すのが一番と思う」と穏やかに答える庚。



庚「詳しい状況がわかりませんので何とも言えませんが、意志の疎通がはかれていないのでしょう。
  誤解のないようにお話し合いをなさったほうがいいかと思います。どちらかだけに非があるとは限りません。どちらにも落ち度があるのではありませんか?」




え・・・そうか・・・?
どう考えても条件反射で返事をした主人公に非があると思うんだが・・・。




そして、そのまま「男性は何かと極端だから、答えは慎重に」と
まるで主人公本人に忠告するような庚。



ポチ「……庚ちゃん。もしかして……ばれてる?」
庚「なんのことでしょうか?ご当人にそうお伝え下さいね、ポチちゃん」
ポチ「伝えておきます……」



庚は本当に頼れる友人だ・・・。



二十八日。
来店してきた架槻に「話がある!」と強引に連れ出す主人公。
意味がまったくわからないといった表情の架槻を有無を言わさず連れてきて
「私達、やり直そう!」と言うと、「は?」とキョトンとする架槻。
そりゃそうだ。
別れたわけでもなく、現在進行形で付き合っているはずの彼女から「やり直そう」なんて言われたら
そりゃ驚くっつー話ですよ。



そんな置いてけぼりの架槻に、「いい加減に返事をしてごめんなさい」と謝罪する主人公。



ポチ「柏くんは変だし、私は根本的な部分でつまずいてるし、しっくりいくわけはないんだけれど」
架槻「……お前にその気がないなど、そんなことは最初からわかっていた」




なんだと




架槻「それでも前向きに考えようとしてくれたのではなかったのか?それがなぜ突然、やり直すということになる?
   今更そんなことを言われても困るんだ」







ですよね







わかる、わかるぞ架槻。
お前の気持ちはとてもよくわかる。
そしてプレイヤーの分身であるはずの主人公の気持ちがまったくわからん。




前向きに考えようとはしたけど、架槻が無理をしているように見えたし
この前の遊園地のデートでも架槻が全然楽しそうじゃなかったことを指摘して
その勢いで「理想通りの恋人関係を振る舞いたいなら相手は私じゃなくてもいいでしょ!」と罵倒する主人公。



さすがにその発言にはカチンときたらしく
「お前の言い分が理解できん!」と反論する架槻。
同感だ、俺も理解できん。



架槻「一般的な例にこだわったのは、そうした方がお前が喜んでくれるかと思っただけだ。
   私は男女の交際における知識など持ち合わせてはいないからな。お前を楽しませる方法も当然知らない」







お前が翻弄されている姿を見ているだけでとても楽しいです






架槻「既に口に出した気もするが、私はお前と共にいられるだけでそこが何処であろうと満足なんだ!
   なのに、理想だと?お前でなくてもいいだと?馬鹿も休み休み言え!」

ポチ「そ……そういうことは最初に言ってよ!」
架槻「言っただろうが!」
ポチ「説明が足りないのよ!余計な一言は多いのに、どうして肝心な部分が足りないの!?」










すれ違いや回り道を
あと何回過ぎたら二人はふれあうの!?












そのまま
「お約束なことじゃないと喜ばないなんて勝手に決めないで!」
「お前も同じだろうが!」
「そこまで柏くんのこと知らないんだから仕方ないでしょ!」
「私だって理解してたらこんなに悩まん!」
と口論の応酬をしているわけですが
どう考えても主人公の逆ギレとしか思えない。



そしてギャアギャアと喧嘩しているうちに
「じゃあなんで告白してきたのよ!」と主人公が喧嘩腰で質問すると



架槻「一目惚れだったんだ、理由などわかるはずあるまい!」
ポチ「…………ちょっと、それはさすがに嘘でしょ?」
架槻「ここまで嘘などついてどうする!」







マジか







え、ちょっと待って、一目惚れって・・・あの、ぶつかった時から?
いや、でももしかして、てっきり道明寺イベントだと思っていたけど、
架槻との出会いの前に主人公の店で道明寺と友人たちが来ている時に
主人公が「なんか見られてる気がした」って言ってた、あの視線が架槻のものだったのか…!?
それで主人公の出会いを虎視眈々と狙っていたわけか?
狙った結果があの出会いなのか?
どんだけ不器用なの架槻。





ともかく、「お互い無理をしないようにやり直そう」と話す主人公に同意して
「誤解を生むような行動して悪かった」と謝る架槻。



架槻「慣れないことだったというのもあるが、恐らく必要以上に舞い上がっていたような気はする」






あれで?







穏やかな口調で「もうお前に今の選択を後悔などさせない」と決意する架槻に
「無理しない程度にしてね」と注意する主人公。



架槻「我儘だな……だが、やはりそれでも私は嬉しい。……困ったものだ」
ポチ「少しくらい困ってて。なんだかもう……思いっきり変な遠回りをした気がするわ……」
瑣已「……あちゃー。どーっすかね、こりゃ、いや、マジで……困った」






何か交じってるぞ







なんだよもう、何でいるんだお前、どこから見てたんだお前!
その前に主人公が「思いっきり遠回りした気がする」って言った時点で
そりゃ自業自得だろって言いたかったのに
お前のせいで台無しだよ!!





で、瑣已が一体何を困ったのか分かりませんけど、とりあえずこのイベントはここで終了。
架槻との仲が一層深まったところで、この月で決算でも甘味処ランキングでも1位を取りました。



聖月二日。
架槻の誕生日なので、『裂織の筆入れ』というものをプレゼントしました。
裂織というものがどういうものか知らないけど、古着をリサイクルして作ったものらしいです。
手作りであることを伝えて「これでも塾でも使えるでしょ」と話すと
架槻は素直に礼を言って受け取ってもらえました。



十日。
定休日なので架槻と材料採取に出発。
「風が冷たいな」と架槻が呟くので、それを聞いて「じゃあ、はい」と主人公が何かをすると
「何をやっている!?」と照れながら慌てる架槻。
え、一体何したの主人公。



ポチ「え。寒そうだったから。こう、くっついたらあったかくならないかなーって」
架槻「ききき気持ちはありがたいのだがっ!」
ポチ「んー、あったかい。柏くんもあったかいわよね?顔、真っ赤だもの」
架槻「たたたたしかにあったかいのだが……これは少々どころではない問題があるのではないか?」
ポチ「誰も見てないわよ、平気平気。……それに、単に背中から抱きついてるだけじゃない」
架槻「充分だっ!!……あたたかいが」







やり直した途端にこのラブラブっぷり






十二日。
架槻が誰かと拳を使った喧嘩をしたと聞いて
「まさか取っ組み合いの喧嘩するなんて」と驚きつつも架槻の手当てをして
「反省しなさい!」と叱りつける主人公。



架槻「……すまなかった」



架槻が素直に謝っただと・・・!?





お前、架槻の偽物だな!!?





手当てが終わった後、架槻は用事があるようで「世話をかけた」と出て行ってしまいました。
しばらくしてから店の外に出ると、瑣已の店の前で瑣已と架槻が立ち話をしているのを目撃。
もしかして用事って、瑣已の店なのかな?と主人公が考えていると



瑣已「…………ですからね…………」
架槻「……される言われは……」



あまり聞き取れないけども、「さすがに立ち聞きしたらダメだ」と諦めました。
主人公が首を突っ込まないだと・・・!?







お前も主人公の偽物だな!!?







そこは好奇心丸出しで立ち聞きして
「足音を立てないように帰らなきゃ」と気付けと言わんばかりの独り言を呟いて気付かれる
というのが乙女ゲーの主人公のお約束だろ!?(←そうなの?)




十五日。
この日は庚と会っていた主人公。
お互いに別れの挨拶をして帰ろうとしていると、架槻の姿を発見。
なにやら考え込んで歩いているようで、何度呼んでも気付いてもらえませんでした。
気付いてもらえない事にムッとして、意地になって呼びかけながら道を渡ろうとすると
どこからかガラガラガラ!と馬車が近づく音が。



しかし主人公は架槻を呼ぶことに気を取られて、馬車の音に気付かず、
代わりに架槻が気付いて「避けろ!」と言ったおかげでようやく気付いたけども既に轢かれる目前。
馬車がぶつかる大きな音と共に暗転。








おお ポチよ!
しんでしまうとは なさけない
(←まだ死んでません)











少し身体が痛むものの無事みたいなので、恐る恐る目を開けてみると
架槻が主人公に覆いかぶさっていました。
公衆の面前で不潔よ!(←そうじゃない)




ひとまず主人公が無事だと知って安心してから
「この馬鹿!暴走する馬車に突っ込む奴があるか!」と怒られました。
最初は「呼んでも気付いてくれなかったから道を渡ろうとしただけ!」と反論はしていたけど
架槻が本当に心配で怒っているのだとわかって、素直に謝罪する主人公。



架槻「頼むから気をつけてくれ。私の心臓がもたなくなる」
ポチ「う、うん」
架槻「手を出せ。起き上がれるか?」



やだ・・・架槻が優しい・・・どうしたの本当に、人が変わったように優しいよ。
ともかく、この暴走してきた馬車は一体何だろうと思ったけど
架槻が見ている限りは「壁に向かって突進してた」とのことでした。



?「……。かろうじて間に合ったが…………まずいな……」



名前伏せてますが謎の男な感じを醸し出してますけど、明らかに瑣已の声です。
なんで瑣已が見てるんだ。
そういえば架槻と瑣已が以前話し合っているのを見たな。
もしかして






瑣已「じゃあ俺が暴走馬車を仕向けるから」
架槻「そこを俺がすかさず助ける、と。これで彼女のハートをゲットだぜ!








こういうことですか(←それはない)








いや待てよ、男女の逢い引きを本で勉強するほど恋愛に関して無知な架槻と
面白い事が好きです、でも人をからかうのがも〜っと好きです!な瑣已だもんな・・・。
可能性はゼロじゃないぞ。





十七日。
架槻とさえが来店。
「これを見て下さい!」とさえが手渡してきた物を見てみると、お菓子の作り方っぽいのが書いてあったけど読めませんでした。
お前こういうのばっかりだな。



「食べてみたいですのー!」と騒ぐさえと、「確かに美味しそう」と同意する主人公。
そこで2人の視線を浴びて、嫌な予感バリバリの架槻。
するとその予感通り、「読んで」と笑顔で渡されました。



架槻「やはり私を巻き込む気か。しかも、さえ如きの我儘に」
さえ「さえ如き、とは何事ですの!たまにはご褒美くださいですの。いろいろ協力してますのー!」




その協力の内容を詳しく教えていただきたい




結局主人公の「柏くんにも食べさせてあげるから」の一言で観念してくれましたけどね。
どうせなら菓子より主人公自身を(以下自主規制)





二十日。
この日は主人公の誕生日で、架槻もちゃんとプレゼントを持ってきてくれたので
「覚えててくれたの?」と主人公が喜ぶと



架槻「このような大切な日をこの私が忘れたりするものか。……そんな事はどうでもいいんだ」



架槻も普通に甘い台詞を吐くようになったな…。
ちなみにプレゼントは『飾り櫛』でした。
主人公へのプレゼントと知ったら、さえが喜んで一緒に選んでくれそうなものだけど
どうやら架槻が選んでくれた模様。
いいですねぇ、初々しいですねぇ、おばちゃんニヤニヤしちゃうよ。(←黙れババア)



二十一日。
せっかく来店してきてるのに架槻がずっと本を読んでいるので
隙をついて本を取り上げて、一体何を読んでいるのかと見てみたら『冬季観光案内読本』でした。
あまりに予想外だったので、主人公も「意外なの読んでるね」と言うと



架槻「た、たまにはいいだろう。私は活字が好きなんだ、字が書いてあればどんな本でも……!」
ポチ「本当に?
架槻「……お前とどこかいつもとは違う場所に行きたいと思っただけだ。悪いか」




逆ギレすんな




しかし、架槻が主人公と旅行を考えてくれてると知って、照れつつも嬉しさを感じる主人公。
その本をパラパラと眺めていると、温泉のページを見つけたようで
思わず「いいな〜」と呟いていると、架槻が「近くにあまり知られてない温泉がある」と言い出しました。
しかも行こうと思えば今からでも行ける距離にあるらしい。
そんな発言をしたってことは、次の架槻の発言で「今から行こう」という誘いが・・・



ポチ「じゃあ、行きましょう。今から」









主人公が誘っちゃったよ!









お前は本当にこちらの期待を悉く裏切ってくれるな。
架槻は「今から行く」なんて発想はまったくなかったらしいので
こっちはこっちで、プレイヤーの期待を裏切ってくれてるけどな。
もっとガンガン誘ってこいよ眼鏡叩き割るぞ。(←何故そこまで)



ポチ「思い立ったら吉日って言うじゃない。あ……わかった。柏くんは私と温泉なんて行きたくないのね」
架槻「何故そうなるのだ!?」
ポチ「だってせっかく誘ったのに、乗ってくれないんだもの」
架槻「行きたくないわけがなかろう……というかそもそもお前からそういう事を言い出すのはどうなんだというか!」






お前が誘わないからだろうが


そう思うんならもっと積極的に誘ってこいよ眼鏡カチ割るぞ(←だからどうしてそこまで)




結局主人公のおねだりに負けて、今から温泉に出発することになった架槻。
宿に到着して、穴場の温泉にウキウキしていたものの、
ふと、「ここって混浴?」と架槻に聞くと



架槻「そそそそそのような事を何故私に聞くっ!?」




反応が面白いからです




とりあえずここは混浴らしくて、さすがに主人公も2人で入る勇気はないようなので
「一緒に足湯しようよ」と提案すると



架槻「もう好きにしてくれ……」




マジか架槻。






旅行先で浮かれてるのは分かるけど
そんな簡単に貞操捨てるのはどうかと(←お前の考えがどうかと)









で、まぁ足湯に浸かることになったのはいいけど
架槻は浸からずに、主人公1人で浸かってました。
え、なんで、どういうこと。



架槻「私はいい。そもそも足だけとはいえ男女が同じ湯に浸かるというのはどうなんだ」




ダメだこいつ。



平成の世では絶対に生きていけない





しかし主人公はせっかく2人で来たのに1人で浸かるのはイヤなので
なんとか一緒に足湯に浸かろうと架槻を引っ張ると、その勢いで架槻が温泉に落ちてしまいました。
自分のせいで架槻が落ちたのに、びしょ濡れの架槻を見て大笑いの主人公。 主人公、鬼畜すぎる。



架槻「……………………」
ポチ「わ、私、後ろ向いてようか?ええと、その……ご、ごめんなさいっ」
架槻「……もう、いい……」
ポチ「あ、あの、拭くものと着替え、持ってこようか?手ぬぐいなら一応持ってたはず……」
架槻「だから、もういいから。頼むから……大人しくしててくれ。私の頭と心臓がどうにかなる」
ポチ「……う、うん」




EDを迎える前に別れるフラグが立っている気がする。




三十二日。
この日は銘菓決定戦の登録日なので、出品する菓子を決めなくてはなりません。
なので、架槻を攻略する必須アイテムの『幻柏餅』に決定。



無月一日。
夜、架槻と月を見る為に待ち合わせしていたのですが、時間になっても架槻が現れませんでした。
堅物な架槻が時間に遅れるなんて基本的にあり得ないことなので
さすがに心配になって架槻の家まで行くことに。



しかし家に明かりはついておらず、もしかして入れ違いになったのかと考えていると、そこへ大家が登場。
事情を放して架槻の事を聞いてみると「午前の早いうちに出かけた」と言われてしまいました。
なるほど、浮気か。



大家に礼を言って待ち合わせ場所まで戻って来た主人公。
戻る途中でも架槻に会うことはなく、しばらく待っててもやはり来ませんでした。
最初は心配していたけども、徐々にイライラして
「どこほっつき歩いてるのよ!」と思わず声に出していると、そこに偶然瑣已が通りかかりました。



どうしたのかと尋ねてくる瑣已に、事の顛末を話して
「心配でイライラしてた」と言う主人公。
いつもならそこで何かと茶化してくるのに、何故か今回は「何もないといいな」と真面目に慰めてくれる瑣已。
それが既に不吉なフラグを立てている。
ともかく夜だし、ずっとそこにいるわけにいかないので、主人公は帰宅することに。
それを見送る瑣已。



瑣已「……やべーな。こりゃ最悪だ」



何なんでしょうね、この人は。
この前からやけに架槻ルートで出張ってくるけど、なんなんだよ本当に。
既に瑣已ルート終わった後だから正体知ってるけどな!(←じゃあ言うなよ)





こうして、架槻が行方不明になってしまったわけですが
次の定休日には何もなかったかのように材料採取に同行出来るんじゃないかと思ってたんですが
やはり同行できるメンバーに架槻の名前はありませんでした。
うーむ、本当にいないのか。



四日。
庚が来店してきて、架槻が塾にも来てないことを知った主人公。
塾の先生たちも架槻について何も話してくれないらしく、庚も架槻が何故いなくなったのか知らない模様。
それを聞いてさらに心配になった主人公は店も庚も放置して架槻の家を見に行くことに。



架槻の家に到着すると、また大家と遭遇したので架槻の事を尋ねてみると



大家「おお、柏さんかね。何日か前に部屋を引き払ってゆかれましたなあ」










どこのメス猫と駆け落ちだチクショーー!(←そうじゃない)









しかも架槻本人じゃなくて、代理の人間が手続きをしていったそうなので
やはりあの日以来架槻は家にも戻って来ていないようですね。
その事実に愕然としつつ、ともかく大家にお礼を言って、この日は終了。



八日。
架槻の事が気になって、すっかり元気がなくなっている主人公。
そんな主人公を心配して、さくらと庚が来店してきてくれて
「そういえば最近、お城の若君が誘拐されたらしいよー」「でも早々に救出されたらしいよー」と
色々と話題をふってくれたのに、主人公は何のコメントもなくため息だけでした。



しかし、何故そこで誘拐事件の話をするんだ友人たちよ。
主人公を元気づけたいのか、さらに叩き落としたいのか判断に困る。
まぁ、普段の扱いからすると後者でも納得できるけどな。



十五日。
うっかり店の壺か何かを落として割ってしまった主人公。
たまたま来店してきた瑣已が手伝ってくれたので、まずは割った物を一緒に掃除することに。
掃除の後、主人公の事を心配してくれている瑣已に
「せめて何があったのか教えてくれればいいのに・・・」と架槻の事を話すと



瑣已「うーん……。あのね、嫌なこと行っちゃうかもしれないんだけどさ。柏の坊のことは忘れた方がいいかもしれないよ?」



瑣已・・・お前・・・









お前が駆け落ち相手かあああ!!(←そうじゃない)










瑣已の言葉を聞いて、「何か知ってるなら教えて!」と詰め寄るものの
「それはどうしても言えないんだ、ごめん」と何も教えてくれませんでした。
主人公、色仕掛けだ。脱げ、そこで脱げ。(←やめれ)




結局何も教えてもらえないまま夜を迎えたわけですが
どうにも瑣已の言葉が気になって眠れない様子。
そこへ、窓に何かが当たる音が聞こえたので開けてみると



さえ「え、えへ。こ、こんばんはですの、お姉さま」








お前が駆け落ち相手かあああ!!(←落ち着けよ)










「おうちを抜け出すのに手間取りましたのー」と、いつものように無邪気に話した後、
「お兄さまのことで話がある」と言うので、それで我に返って「一体どうしちゃったの!?」と問い詰める主人公。



さえ「ご、ごめんなさいですの。言うにやまれぬ事情というやつで、さえには言えないんですの。
   ……ところで、言うにやまれぬ事情ってどういう意味ですの?

ポチ「……。さ、さあ……」




主人公、本当にバカかもしれない。




さえ「でもでも、これだけは言えますの。お願いです、お姉さま。信じられないかもですけど、お姉さまにはお兄さまを
   信じてあげてほしいですの。あの……だめですの?さえのお願い、ちょっとだけ心に留めておいてほしいですの」






・・・・・・





ごめん。
5歳以上にお願いされても萌えない(←お前の趣向はどうでもいい)





ともかく、さえのお願いに「信じる」と答えると
さえは安心したようにお礼を言って、「それじゃ帰りますー」とさっさと帰ってしまいました。



二十日。
普段の客層からはとても珍しい一人のナイスミドルが来店してきました。
いつも通り対応しつつも、「どこかで見たような・・・」と考えていると



壮年の男「ところできみはポチさんだろうか?」







いえ、違います(←オイ)








だっておかしいよ、なんで名前知ってんのこのオッサン。
名前知ってるうえで来店してきたなんて怖いじゃん。
絶対ストーカーじゃん。
援助と交際がコラボする関係性はノーセンキューだぜ。




壮年の男「ああ、そうか。こちらの店のことは、息子と娘から聞いたのだがね。
     架槻とさえと仲良くしていただいてるそうで、父親として嬉しく思っているよ」











まさかのお父様イベントでした









「子供が迷惑をかけてすまない」と言う柏パパに、おずおずと「柏くんは大丈夫なんですか?」と尋ねてみると
「今はもう大丈夫」と穏やかに答えられました。
「今は」という言葉に少し引っかかったものの、何も聞けないでいると
そこへ柊というオッサンが来店。



この柊というオッサンは、このレポには書いていませんでしたが
全てのキャラのルートで共通で出てきてるオッサンなんです。
もともとは主人公の父親の知り合いとして紹介されて、かなりの甘いもの好きということで
主人公の菓子作りの指南役みたいな感じで、ちょこちょこと登場はしてきていました。
書かなかったのはどうでもよかったからです。(←酷)



で、どうやら柏パパも柊と知り合いのようで、来店してきた柊を見て「おー」と気軽に声をかけていましたが
柊は柏パパを見て驚いて声も出ない様子でした。
その様子を見てキョトンとする主人公。



いつものいぶし銀な態度は微塵も見えず、「何をしておられる!」と慌てたように話しかける柊に
「息子が世話になってる人に挨拶している」と何事もなく答える柏パパ。
援助交際を申し込まれてました。(←やめれ)
それを聞いて、急に主人公に向き直って「急用ができたから次の機会に顔を出す」と柊が言うので
何が何やらよく分からないまま「わかりました・・・」と答えると



柊「参りますぞ」
架槻の父「まだ良いではないか。私もまだ来たばかりだ、君もだろう?」
柊「何が良いのですか!執務を放り出してふらふらと街をさまよってるおられる場合か!」
架槻の父「はっはっは、相変わらず柊は手厳しい」





なんだこのオッサン2人、できてんのか。





仲良く去って行ったオッサン2人組が店を出て行ってから
完全に置いてけぼりだった主人公だったけども
とりあえず柏パパは、架槻の安否を知らせにきてくれたのかな?と解釈することに。
しかしこれで安心というわけでもなく、どちらかと言えば「どうして本人が来てくれないんだろう」と、さらに不安に駆られていました。
柏パパの来訪は完全に裏目に出ていますね。





小さな親切大きなお世話とはこのことか。






三十二日。



架槻「邪魔をする。久しぶりだな」







戻って来た!







戻って来た!
架槻が黄泉の国から帰ってきた!
(←黄泉じゃない)








突然の架槻の来店に、主人公は涙流して大喜びするかと思いきや
「1ヶ月以上音信不通で、その呑気な挨拶は何考えてんだこのダメガネ!!」と
掴みかかってくる勢いで怒って来たものだから、架槻は驚愕。
ちなみにダメガネは言ってません。(←そりゃそうだ)



架槻の説明によると
「ちょっとした事件に巻き込まれて怪我をしていた」とのこと。
血の日曜日事件とかでしょうか。(←全然ちょっとした事件じゃない)



怪我のせいで実家で長期療養をさせられて、長屋も引き払われてしまい
今日ようやく外出許可が貰えたそうです。
立て込んでいたから連絡する余裕もなかったようで、すまなかったと謝罪してくれた架槻に
とりあえず無事ならいい、と安心した様子の主人公。



架槻「本当にすまなかった。これでも急いだのだが、前日になってしまったな」
ポチ「前日……?」
架槻「おい、待て。まさか忘れているわけではあるまいな?」
ポチ「え?え?前日……え?…………ああっ!?」
架槻「まさかとは思うが。忘れていたのか、お前は?」




ガッツリ忘れていました。





プレイヤーも忘れていました。






自分の目標を忘れていたことに呆れる架槻に
「誰のせいだと思ってんのー!」と逆ギレの主人公。



架槻「う……何も言えんな。私のせいだと言うのならそれも甘んじて受け入れないこともないが。
   ……とにかく、頑張ってくれ。お前の持てる力の全てを発揮してくるがいい。応援している」

ポチ「う、うん。忘れてたけど、もう思いだしたから。……頑張るわよ、もちろん」
架槻「それで……だな。ひとつ、覚えておいてほしいことがある」
ポチ「え?」
架槻「何があっても、私を信じていてくれないか。ひと月もお前を放置していた男のことなど信じられないのは無理もないとは思うのだが……。
   それでも、信じていてくれないか。……頼む」

ポチ「理由は、教えてくれないの?」
架槻「今は言えんが、すぐにわかる。わかると……思う」





そこは確定しろよ。

なんで曖昧にしちゃうんだよ。






架槻の言葉に少し不安になるものの、さえにも同じ事を言われているので
「なるべく早く説明してね」と信じることにしました。



架槻「ああ、約束する。すぐに、お前にもわかるはずだ。だからこそ、大会で良い成績をおさめてくれ」



なにそれ、大会の成績がダメだったら理由説明もお預けですか。
前日になってそんな条件叩きつけてくるなよ。
応援したいのかプレッシャーかけたいのかどっちなんだ。




そして三十三日。
銘菓決定戦の当日です。
まぁこれは軽く優勝できたのでサクッと省略・・・と思いきや
最優秀賞の発表の為に登場した牙の殿様が、先日来店してきた柏パパと同じ顔で主人公ビックリ。
顔だけでなく声も同じでパニックになる主人公をよそに
優勝者として主人公の名前を呼ぶ牙の殿様。



それを見ている月の若君。





架槻「……………」



ちなみに、いつもの架槻↓







なるほど、これが本来の架槻の姿か。
どうしたことだ。
ダメガネからメガネを取ったらただのダメになってしまうじゃないか。



やはり月の若君は架槻の事だったんだとボーっとしていたけども
優勝者として自分の名前を呼ばれたことにようやく気付いて、
牙の殿様から直々に祝辞をもらい、恐縮する主人公。



牙の殿「ついでに愚息のことも宜しく頼むとするよ。ああ、娘もな」








娘まで頂いていいんですか(←そういう意味じゃない)








その後、月の若君としての格好のまま「優勝おめでとう」と言いに来てくれた架槻。
しかし主人公にとっては優勝よりも、架槻の正体が気になってしょうがない模様。



架月「私の名は藤ノ宮架月。『牙の殿』藤ノ宮海牙の第一子で王太子
   『月の若君』とも呼ばれている。……柏というのは母の旧姓だ」




偽名にしていたのは名字だけだと思ってたけど、微妙に名前も架月から架槻に変えてたんですね。
ちなみに、さえの本名も『美冴』でした。
みさえですよ、みさえ。
将来の旦那の名前はひろしですよ。




3年間、市井の塾に通う為に身分を隠して生活をしていたそうで
本当の事を言おうとしたけど、言っても信じてくれないと思っていたし
正直なところ怖くて言えなかったけども決心がついた、と話す架月。



架月「これまで嘘をつき続けていた私だが、お前を想うこの気持ちにだけは嘘はない。
   お前にずっと共にいてほしい。ずっと、だ。私の妻になってもらえないだろうか









もうプロポーズかよ!!








突然の求婚にオロオロする主人公。
ここでスチルが出るんですが、周りの人にめっちゃ見られてます。
もう主人公は周りの視線が気になって仕方が無い模様。



架月「そんなもの南瓜か豆だとでも思え。鳥とか猫でもかまわん」








貴様、民をなんだと思ってるんだ









そんな架月に対して
「雲の上の身分の人に、しかもこんな公衆の面前で言われて、即答なんて出来るわけがないでしょー!」と
王子様に対する恐れ多さと恥ずかしさで、パニックになりながら答える主人公。



架月「そうか、安心したぞ。お断る方面で悩んでいるのではなかったのか」
ポチ「冷静に考えると恐れ多くて、ちょっと考えないこともない……けれど」
架月「なら、考えるな。考えないでくれ。頼む」



そこへ、さえ改め美冴も登場。
やはり美冴も主人公を騙していたことに良心を咎めているのか
言いにくそうに「藤ノ宮美冴ですの」と本名で自己紹介をしてきました。



美冴「嘘をついていてごめんなさいですの。でも嫌いにならないでほしいですの。……だめですの?」









言い方が可愛いので許します。(←それでいいのか)









主人公も主人公で、「嫌いになんかなりません」と即答してました。



美冴「そうですの!?あとあと、ほんとのお姉さまになってくださったら、冴はもっと幸せですの」
ポチ「……そうくるの?」
美冴「……だめですの?」
ポチ「……ああ、もう。どうせ私はお城のご兄妹には逆らえないのよ。だって私が二人のこと、大好きなんだもの」
架月「犬山」
ポチ「だから……ええと、なんて言えばいいのかな。柏くんじゃないし、架月くん?それもちょっとまずいわね……架月様?殿下?若君?」
架月「嫌がらせか、それは。そうなんだな?」






ダーリンでいいじゃないか






主人公としては本気でどう呼べばいいのか分からないらしいですが
改めて「私でいいのなら一生あなたと共にいさせてください」と、
求婚を受け入れていました。



そして画面暗転して、『そして5年後』の文字。



厨房にて、菓子の作り方を披露している主人公に、「すごーい!」と歓声を上げる美冴。
いやぁすっかり美人さんになったなぁ美冴。
美冴にもやってみないかと勧めてみたけども、美冴は不器用らしいので少し遠慮していました。



美冴「お義姉さまもご存知のとおりですの。……やっぱりここを火事にしたらお父様にも怒られますわよね……?」






どんだけ規模のでかい不器用なんだ






てっきり包丁を握ると必ず指が絆創膏だらけになる、とか
そういう部類の不器用だと思ったら違ってた。
そんな可愛い不器用さじゃなかった。
下手したら人命に関わる規模なのは困る。



火を使うような作業は主人公がやるということで、とりあえず挑戦する美冴。
一方、その頃の架月。
こっちは髪が少し短くなってます。
うん、まだこっちの方が好きだな。



牙の殿と王妃と共に政策(だと思う)について話し合いをしている架月。
身分を隠して暮らしていた経験が役に立っているようで、喜ぶ牙の殿。



王妃「それはわたくしも同意致しますが、陛下はお忍びが過ぎます。そう思うでしょう、瑣已殿?」
瑣已「い」
架月「なんだ、いたのか」



姿が見えないってことは天井裏みたいなとこに潜んでるんでしょうか。
っていうか王妃の探知能力ハンパねぇな。



「出ていらっちゃいな」と誘う王妃に、「ご家族団欒のとこに乱入はできません」と丁重に断る瑣已。



牙の殿「あやめの言うことは聞いておいたほうがいいぞ、瑣已」
瑣已「ぬああ。主様まで何を仰ってますか……」
王妃「ところで、瑣已殿?最近の陛下のお忍び場所は一体どこなのですか?貴方によけいな負担をかけてはおりませんか?」
瑣已「あー、えーと……オレにそれを振るんでしょーか、妃殿下……」




これでもまだ出るように言うのか牙の殿。
何かチクられてもいいのか。
外に女囲ってるってチクられてもいいのか。(←囲ってません)




牙の殿「街に出ている回数で言えば、架月も相当なのだがなあ」
王妃「まあ」
架月「ばらさないでいただけますか、父君……」







さり気無く矛先変えやがった


やるな、親父……。









「雑貨の店を回っているそうだな」と言う牙の殿の話を聞いて
どうやら主人公が架月の行動が不審だと相談を受けていたらしい王妃が「ポチ様にお伝えしましょう」と言うと
「自分で話します」と答える架月。
それを聞いて「それがよろしいですよ」と満足そうに笑う王妃。



瑣已「若も妃殿下と姫さまたちには弱くていらっしゃいますなー」
架月「やかましいっ」





お前も人のこと言えないけどな。






そして主人公と美冴のいる厨房にやってきた架月。
主人公に「最近は昼間にこっそり街に出てるんだって?」と遠回しに嫌味を喰らったうえに
主人公と美冴でお菓子作りに夢中になってるものだから、疎外感を感じた架月がムスッとしているので
その光景を微笑ましく思いつつ、「一体どうしたの?」と主人公が尋ねると



架月「……今日はお前の誕生日だろう。これを……渡そうと思ってな」
ポチ「あ……覚えててくれたの?」
架月「忘れるか。少し前から探していたのだが、見つけるのに手間取った」



その言葉を聞いて、架月が最近街にこっそり出かけていた理由がわかった主人公。



美冴「……邪魔しちゃ、いけませんの。そーっと、そーっと……」









だからそこは無言で出て行けよ









ドキドキしながら架月からのプレゼントを開けると、耳飾りが入っていました。



架月「金剛石の耳飾りだ。その……金剛石が意味する言葉を聞いて、な」
ポチ「なんて言うの?」
架月「「永遠の絆」と言うのだそうだ」
ポチ「……そうなんだ。ありがとう……大切にするわ。ずっと、ずっとね」









形あるものはいつか壊れるんですよ(←なんて事を)










この後、スタッフロールが流れて、エンディングへ。
幼少時の主人公と架月と思われるスチルが出てきました。
あら〜・・・さすがに小さい頃は架月も可愛いなぁ。(←失礼)



どうやらぶつかったようで、「ごめんね」と謝る主人公。



架月「あ、ううん、こっちこそごめん。よそみしてて、まえみてなかった」







子供の頃は素直に謝る子だったんですね。







そんな架月に「じゃあ、喧嘩両成敗だね!」と笑う主人公。



架月「……それ、いみちがう……」






子供の頃からツッコミスキルがあったんですね。







「お隣のおじさんとおばさんが喧嘩してた時に、お母さんが言ってた」と話す主人公。
王子として城に住む架月にはお隣がいないので、「ぼくのお隣はどこなんだろ」と呟くと
庶民として住宅地に住む主人公にとって、お隣がいないことに驚きつつ
「お隣は面白いよー」と近所の人たちの事を楽しそうに語り出しました。
それを聞いて「いいなぁ」と羨ましがる架月。



ポチ「でも、おとなりいなくてもあそべるもんね。きょうから、わたしときみもおともだち!おでこぶつけたなかだし!」
架月「おともだち……?」
ポチ「え、ちがうの?」
架月「ち、ちがわない。うん……また、あえたら。ともだち、だね」



で、その「また会えた時」ってのが、このレポで主人公と架月の出会いイベントなんですね。







友達どころか喧嘩ふっかけられましたけどね。









おい、どういうことだ。
ガリ勉キャラなんだろ、記憶力いいんだろ、主人公のこと覚えてろよ。





・・・・・・





いや、待てよ。
架月は確か主人公に一目惚れだって言ってたよな。
もし、架月は実はこの頃の事を覚えていて、この時に一目惚れしてたとしたら・・・?





で、甘味処を切り盛りしている主人公を見て、一目惚れの相手との再会を確信して
幼少時の事を思い出すように、わざとぶつかったとしたら・・・?










ありえるーー!!
架月ならありえるーー!!











架槻ルートはまぁそんなに面白くはないだろうなと思ってたら、最後の最後に大どんでん返しだったなぁ。
まさかの王子。
このゲームの王子ポジションは道明寺だけど、架槻はモノホンの王子だった。
なんてこった。
道明寺でさえ玉の輿だと思ったけど、架槻なんて玉の輿どころじゃないな。
架槻が死ねば国を掌握できるじゃないか。(←何する気だ)





ともかく、これにて架槻ルートは終了でっす!





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