時田 楓




今回は、学園の5大人気者とはちょっと違う、転校生の時田を攻略していきますよ。
しかし時田かぁ・・・。
長髪で、おっとりしてて、女の人みたいに綺麗なキャラなんですけど
男の中の男みたいなのが大好きな犬山さんとしては、ぶっちゃけ食指が動かないというか射程圏外というか・・・。
いっそ剣道部だったらなぁ。






・・・・・・





時田くん、ものは相談だ。




ちょっと髪を短く切ってさ、剣道部入ってさ、
髪の毛を緑に染めてみない?(←それ違うキャラです)





声優は石田彰さんでございます。
萌えな声優さんがたくさんいる昨今ですが、この方こそが犬山さんの大好物な声です。



個人的に石田さんと言えばやっぱりエヴァンゲリオン渚カヲルですよ。
石田さんを知ったきっかけですからね。
名台詞ほとんど覚えてますからね。
はずせません。



それから、幻想魔伝 最遊記猪八戒とかテニスの王子様観月はじめ
そして幕末恋華新撰組沖田総司とかも担当されてます。
基本的に頬笑みを絶やさないでも内面は血生臭い敬語キャラが似合いますね。



まぁ、NARUTO我愛羅や、戦国BASARA竹中半兵衛や、銀魂桂小太郎みたいなキャラもしますけどね。
とにかく有名どころの多い方です。





初日に、保健室にて若月にマドレーヌをもらった後、どこで食べるかを選択する際に屋上をチョイス。
今回のターゲットである時田は、まだこの時点では転入してきていないので
一体誰が待ち構えているのかと言うと嫌味な金持ちお嬢様、東条ですよ。
明らかに嫌そうな顔をする主人公に、「保健室に行ったはずでは?」と尋ねてくる東条。
その質問はスルーして、「それより、どうしてここに?」と質問返しをする主人公。



東条「別に……周りの殿方からちょっと離れたくなっただけですわ」









どうせなら三途の川の
向こう側まで離れてみないかい?
(←殺す気か)










さり気無くモテることを自慢してくる東条の台詞に主人公も呆れていると
主人公が持っているマドレーヌに気づいた東条が、「本当に羨ましい」と言い出しました。
もしかして東条もマドレーヌを食べたいのかと思って
親切にも「若月先生のとこに行けばもらえるよ」と伝えようとすると
「いつでも好きな時に好きな物を食べられて羨ましい」と言われてしまいました。
明らかに嫌味だよ。
「そうかな〜」とか言って照れてる場合じゃねぇよ主人公。
バカかお前は。



東条「ええ、何も自制する事なく本能のままに生きるって、なかなか出来る事じゃありませんわ」



ここで、ようやく嫌味だと気づいた主人公。



東条「でも、ポチさんみたいに、その結果そんな体型になった方を見ると、それもどうかと思い直しますけれど」






主人公に向かって言われてる言葉なのに
同時にプレイヤーの心も抉られてる気がするのは何故だろう。











これが…涙…?
泣いているのは、私?














東条の嫌味がグサグサと刺さって、心の中で愚痴り始める主人公。



ポチ(そりゃたしかに、毎日コンビニでお菓子買い込むけど。それに梨恵ちゃんや優ちゃん誘って、カフェで季節のケーキ堪能するけど。
   一緒にこってり甘いココアも飲むけど。でもそれとこれとは関係ないわよ!








いや、あるだろ。








そこで、話は変わって主人公の父親のマンションに学園No.5のイケメン達が入居したことや、主人公もそこに住んでいる話題になって
「言いたいことがあれば言いなよ」とイライラする主人公に、「ならハッキリ言います」と述べる東条。



東条「ねえ、ポチさん。私ね、貴女みたいな方、ちょっとどうかと思いますの」
ポチ「……へ?」
東条「大した努力もせずに、甘えるだけ甘えて膨張したその身体とか」
ポチ(ぐさっ!)
東条「見るに耐えかねる、はちきれんばかりの制服」
ポチ(ぐさぐさっ!)
東条「ですから、びっくりしたんですの。あのきらびやかな方々と同じマンションに、平気で住めるその根性に」



正論すぎて何も言い返せない主人公に、
「私だったら、少しは美しくなろうと努力します」とさらにたたみ掛ける東条。



東条「もう少し恥ずかしいという気持ちをお持ちになった方がよろしいんじゃないかしら?」








つうこんの いちげき!



ポチは しんでしまった!
(←まだ死んでません)









なんとか反撃しようと「あんたみたいに嫌味言う性格の方が害あるわよ!」と言い返すものの
「嫌味じゃなくて真実ですわ」と言われて、見事返り討ち。
そのまま「今の話はお気になさらず〜」と東条が去って行った後
主人公はショックのあまり、その場で倒れてしまいましたとさ。
こうして、憎しみを糧にダイエットを決意した主人公。
翌日からバイトに励みます。(←運動しないのかよ)



4月16日になると、兄ちゃんが「さっき新しい入居者が来て、同じ学園に転入するらしいぞ」と教えてくれました。
そこに家のインターフォンが鳴ったので主人公が出てみると、にこやかなナイスミドルが立ってました。



???「突然失礼しました。私、こちらに入居することになった、時田楓の保護者です」



さっきお兄ちゃんが対応した時に、時田が1人で挨拶に来たそうで
本当なら一緒に挨拶に来たかったけど到着が遅れてしまった、とのこと。
ちなみにこのナイスミドルは時田の父親というわけではなく、親戚だそうです。
複雑な家庭の事情ってところでしょうか。



菓子折りと一緒に貰った名刺を見てみると『ローラン・ルナ・トキタ』という名前でした。
胡散臭ぇ。



主人公も「なんか怪しい占い師みたいな名前だな」と思って
職業を見てみると、本当に占い師でした。
さらに胡散臭ぇ。




そこで「せっかくですから見てあげましょう」と言われて
主人公の手相で恋愛運を見てもらうことに。



ローラン「私の見立てでは、貴女は今年、運命の相手と巡り会う、と出ています」



「今年巡り合う」ってことは
ずっと一緒に過ごしてきたお兄ちゃんと木野村は
候補から外れるというわけですね。







でも、叶える為には相当な覚悟と努力が必要、とかいう話をした後で、時田の話に戻りました。
ちなみにローランは国内外を転々としているようなので、時田と同居というわけではないそうです。
じゃあ遠慮なく部屋に上がれますね!



とりあえずローランとはそんな感じでお別れして、
4月18日に時田が主人公のクラスに転入生としてやってきました。
担任が席を指定しようとしたら、「目が悪いので、出来れば前の方に座りたい」と言い出す時田。
それを聞いて「お前換わってやれ」と1人の男子生徒に言うと、「えぇ!でも・・・」と渋る男子。
普通なら前の方の席から逃れられると喜んで席を換わりそうなものですけど
なんとそこは東条の隣の席。



時田「本当にすいません。お願いします」
担任「ほら、お前も後ろの席の方が居眠りしやすいだろ」



美少年の純粋なお願い&担任の圧力に対抗出来るわけもなく、すごすごと席を移動する男子生徒。
「よろしく」とニコニコと挨拶をする東条を、主人公は「嬉しそうだなぁ」と呆れながら見てました。



なんだか時田が東条のお気に入りっぽいので、先手を打つべく早速次の日曜にデートに誘ってみました。
学校での時田はメガネをして、髪もおろしているけども、休日はコンタクトで髪をポニーテールにしてました。
普通は逆じゃないのかね。



ちなみにデートは動物園へ行きました。
キリンを見に行こうと主人公が誘うと、途端にビクつく時田。



時田「……実は、以前キリンに追いかけられた事がありまして……」










何だその愉快な過去は。










そんなこんなで4月末。
バイト代でボートこぎマシンを買ってはいたのですが、そんなに使ってないのでまだ体重は97kg。
というわけで『月刊 俺の妹』も評価は『無理』です。



お兄ちゃん「今のままじゃちょっと厳しいかもな?」



ええ、想定の範囲内ですよ。



5月に入って、G.W.はもうデートに誘いまくりました。
何度か断られてリロードしまくってるんですが、そのうち断り文句の1つが



時田「今日は髪の毛の集中トリートメントをしなくてはならないんです」





・・・・・・








・・・・・・・・・












少々髪が傷んでいる
トリートメントはしているか?












まぁ、鴉に言われたらしょうがないですよね。(←ここは暗黒武術会じゃありません)





デート三昧のうち、遊園地にも行ったりしたわけですが
はぐれた時の待ち合わせ場所として「シマウマの銅像にしましょう」と言い出す時田。
確か主人公は携帯を持ってたはずなので、時田が持っていないのでしょうか。



時田「もし、わかりづらい時は、その銅像の上に乗ってください」





じゃあなるべく遅れて行くので、ちゃんと乗って待ってろよ。





そして5月6日に学校で時田に『生食クッキー』とやらを貰い、
5月9日にはイベント発生。



先生に頼まれた資料を取りに主人公が図書室へ行くと、たくさんの本を抱えながらも別の本を探している時田を発見。
危ないんじゃないかと思いつつも様子見しつつ、とりあえず資料の本の貸し出し手続きをしているとチャイムが鳴って、
続いてドサドサドサーっと物音が。
もしやと思って駆け付けると、時田が本に埋もれて座り込んでいました。
本棚の上の本を取ろうとして、チャイムが突然聞こえてビックリして、上段の一部をごっそり落としてしまったとのこと。



・・・という、メガネっ子でありドジっ子なわけですよ、時田くんは。




お前・・・









図書委員か運動部のマネージャーにならないかい?(←時田に何を求めてるんだ)











5月末を迎えて『月刊 俺の妹』はまだまだ評価は『無理』でした。
だってまだ体重は91kgですもの。



6月に入って、13日に時田のバースデーということなので、まりもを買って渡しました。



時田「こんな素敵なプレゼントを頂いてしまっていいんでしょうか?」





むしろそんな物でよろしいんでしょうか。





翌日、学校で時田に『ビタミンMAX目薬』を貰い
6月18日にリバウンドイベント発生。


夜中の1時にどうしても何か食べたくなってしまい、こっそりとコンビニへ行こうとすると
マンションの廊下で制服姿の時田に遭遇。
まさか今帰り?と主人公が尋ねると



時田「は、はい……実は部活を終えて帰宅しようとしたら道に迷ってしまって……ふらふら歩く内に、こんな時間になってしまいました」








方向音痴にもほどがあるぞ。








さすがに呆気に取られる主人公に、学校を出てからの経緯を話し始める時田。
まず、学校を出て反対方向に進んでしまった、と。
スタート時点で間違えてるじゃないか。



反対に進んでいることに気付かないで歩いているうちに隣町に出てしまい
いっそ電車に乗った方が早いと駅に行ったら、これまた逆方向の電車に乗ってしまい、
しかもそれに気付くことなく読書に集中してしまった為に、辿りついた先は終点だった、と。



もうどこを突っ込めばいいか分からない主人公。
そこで今度は時田が主人公に「貴女はこんな時間にどこへ?」と聞いてきたので
「ダメって分かってるけどコンビニへ・・・」とカミングアウトすると



時田「大変なんですね、ダイエットって」











同情するなら食べ物をくれ!












「もうお腹すきすぎて具合悪いくらい!」と自分の大変さを分かってもらおう話す主人公に
「体調を崩すくらいなら、やめたらいいのに」と言い出す時田。
なんだそのオールオアナッシング精神。



まさかそんな返しがくるとは思わなかったので拍子抜けしつつ
「ここが踏ん張り時かも」と改めて自分に喝を入れたら
時田に「頑張ってください」と笑顔で応援されました。



なんというか・・・相談に乗ってくれているようで
実際どうでもよさそうな対応するんだよな・・・時田・・・。
クールというかドライというか。



それから時田が華道部に入部した話をしていて、その入部した理由というのが
「東条が誘ってくれたから」というのと「日本の伝統文化にも興味があったから」というのらしいのですが
主人公としては、時田の中の東条への興味の比重が気になる模様。
既に主人公の中では時田を好きになり始めてるみたいです。







・・・・・・













今までのイベントの
どこかに惚れる要素があったか・・・?












謎は深まるばかりです。






6月19日、マンション前で時田に『灼熱地獄!REDチップス』を貰いました。



時田「お店の方から『食べたら口が活火山になる』と説明されました」






お前はどうしてその説明で買おうと決めたのか。












そして何故それを主人公に渡そうと思ったのか。












とりあえず頂戴しましたけどね。
そして早速その日の夜に食べて寝ると、夢の中で淀んだ視界の中にいて



時田「犬山さん。もうちょっとで完成です」



はて?と不思議に思う主人公に「私は塔の上に住む魔法使いです」と話す時田。
深いローブをかぶっている時田を見て、「いかにもそれっぽい」と主人公が納得していると
なにやら身体に悪そうな色のスープを差し出してきました。



時田「大丈夫、ちょっぴり苦くて、辛くて、すっぱくて、ぴりぴりして、どろっとしてるだけですから」









それ、乾汁じゃねぇの。









丁重にお断りするものの、強引に飲ませようとする時田。



時田「これであなたは私のものですよ……フフ……」



なんてこった。
乾汁が惚れ薬だったとは・・・。(←違)






ってことは












青学レギュラーは
みんな乾の虜・・・!?
(←違)













結局、笑顔で迫ってくる時田から逃げようとして、すっ転んで目が覚めるというオチで終了。



そしてその数日後、教室で時田が主人公の周りをちょろちょろしているので
一体どうしたのか疑問に思って尋ねてみると
「なんか最近、以前よりサイズが変わっている気がして・・・」と答えられました。
もしかして誰よりも早く主人公の体型の変化に気付いたの!?
ボケボケしてるくせに、なかなか鋭いね!
いいよいいよ、高評価だよ。



時田「手ではかってみたところ、明らかにスリムになっています」








そこは目測で留めておけよ。







どんだけ厳密に確認しようとしてんだよ!
主人公も恥ずかしくて「口で聞いてよ!」と叫ぶと



時田「女性にそうした事を聞くのは、いけないことだと教わったもので」






お前・・・


















女性扱いしてくれるのか・・・!(感涙)(←そっちかよ)















で、6月末になり『月刊 俺の妹』ゲット。
評価はまだ『無理』です。
体重も82kgですしね。



7月に突入して、夏休みの旅行の同行者として時田を選択して誘ってみると
少し考えて「多分大丈夫だと思いますけど、確認してみないと」と言われました。
さらに加えて「場所はイタリアで問題ありませんか?」と旅行先を指定されてしまいました。
まさか行き先を指定されるとは思わなかったので、ちょっと動揺しつつ「多分どこでもいいと思う」と答えると



時田「では、東条さんにも聞いてみますね」










ちょっと待て











まさかの東条の名前が出てきて「何故!?」と主人公が質問すると
「実は東条さんにも誘われてて、一緒に行くなら話しておいた方がいいと思って」とか言い出す時田。
それを聞いて「いや、意味わかんないし」と主人公がつっこむと



東条「私もですわ」









出たな、魔女アルティミシア(←違)








そっからはもう主人公と東条のメンチのきり合い、罵り合い、殴る蹴るの大乱闘の末、熱い友情が芽生えて大親友になる
なんてことがあるわけもなく
「あんたと一緒に行くつもりはない」と喧嘩していると、「皆で行った方がいいのでは?」発言する時田。
空気読めよ。



と思った瞬間、何かが違うと感じたようで「もしかして、おかしな事言ってしまいましたか?すいません」と時田が謝るものだから
さすがに何も言えなくなってしまった主人公と東条。



ポチ「い、いや、そんなことはないよ。いいアイディアだと……お、思うし……」
東条「そ、そうですわ、たまにはメンバーを変えて楽しむのもいいかもしれませんしね……。もちろん、犬山さんが嫌がるのなら、仕方ありませんけれど」



そんな感じで、不本意ですが東条も一緒に行くことになりました。



ポチ(しかし、百合香が時田君の事誘ってたって……一体どういう事なんだろう?)



さすがに東条の態度で、東条が時田のことを好きだった気付いたみたいですね。



ポチ(……まあ、とにかく、旅行行ける事になったのはラッキーだし、楽しみにしておこう)








何も気付かなかった事にしました。








まぁ東条のことなんて考えたって時間の無駄ですしね!
東条が時田の事を好きだって気付いたところで
主人公の辞書に「遠慮」という文字はないですからね。
「百合香が時田くんのこと好きなら諦める」なんて言うわけがない。




その後の休日で時田と遊園地デートへ行き、時田はミラーハウスに行きたい模様。



時田「あの独特な空間が結構居心地いいと思いませんか?」



個人的にミラーハウスは嫌いではないですけど、長時間いると酔うんですよね・・・。
時田が行きたいのなら行こうとしたけど、「今日は絆創膏がないからダメ」と言い出す時田。



時田「いつもどこかしらぶつけてケガをしてしまうので、持って入るんです」




そこまでして入りたいか?
怪我をしてまで入りたいって、マゾにもほどがあるだろうよ。



7月7日の七夕イベントでは、再びまりもを贈呈して
翌日、時田に『二の腕ジェットホールド』とかいうダイエットグッズをもらいました。
さらに放課後に一緒に帰ることが出来たので、趣味の話をしてみると
ローランが占い師だからか、タロットカードに興味がある、とのことでした。
それを聞いて「一人で部屋を真っ暗にして、ろうそく立ててそうだよね〜」と主人公が冗談で笑ってると



時田「……あなたは不思議な人ですね」
ポチ「え?なんで?」
時田「どうして、全てわかってしまうのでしょう?」




やってんのかよ。




夏休みに入ってすぐの日曜日にマンション前で時田から『極辛!ハバネロキムチ』をもらいました。



時田「お店の方から『キムチの概念がひっくりかえる辛さ』と説明されました」




キムチの概念が「辛い」なのに、それがひっくり返ったら辛くないんじゃなかろうか・・・?




とりあえず有り難く頂戴して、その日の夜に食べて寝ました。
そして夢の中では、綺麗な星空の中で自分が飛んでいることに気付いた主人公。
しかも竜に乗っていて、後ろから時田に支えてもらっている状態でした。



星空を眺めて感動する主人公。
「あなたに喜んでもらえて良かった」と嬉しそうに笑う時田。



時田「あなたさえよければいつでもお連れしますよ。この星空の散歩に」





歩いてねぇし。





そして7月末の『月刊 俺の妹』では、体重を78kgまで落とせたおかげか
評価が『厳』にアップしました。



お兄ちゃん「まだまだお兄ちゃんの手からは離れずにすみそうだな」





主人公を解き放て!主人公は人間だぞ!






というわけで、いよいよ8月に突入です。
やってきましたイタリア旅行。
友人ズも東条の時田への片想いに薄々感づいている模様。
一体、東条は時田のどこを好きになったんだろうと考える主人公。
その言葉、まず自分自身に問いかけてみろよ。



ポチ(時田君て、日直の時に黒板消しを洗剤で洗ったり、教室を移動する時は必ず違う場所に現れたり
   ホントにこっちの想像を軽く超えるくらいの天然なんだよね……)








それは天然で片付けていいレベルじゃないだろ。







ひとまず昼食をとろうということになり、自分のオススメの店を紹介しようとする東条だが
絶対フォーマルな店だろうと思って、「気軽に食べられる店の方がいい」と提案する主人公。



東条「やはり、ムードより食欲を優先させるあたり、さすがですわね」



相変わらずの嫌味満載にカチンときたものの、時田も「私も問題ありません」と賛同してくれたので
東条が「そう仰るのなら」とアッサリ変更。
扱いやすいなお前。



ちょっと歩いてそろそろ到着・・・ってとこで、突然車が近付いてきて
主人公たちの近くに急停止したと思ったら、車から数人の男が出てきて
東条を車に強引に連れ込もうとしてきました。
唐突に目の前で起こる拉致に、オロオロして何もできない主人公と友人ズ。



すると、時田が普段からは考えられない素早い動きで、男たちから東条を奪い返し
さらに男たちの攻撃をひょいひょい回避。
そのうち騒ぎを聞きつけた街の人たちが集まってきたので、男たちは逃げて行きました。



東条「楓さん…!」
時田「東条さん、大丈夫ですか?」
東条「わ、私……」
時田「もう大丈夫ですよ、さあ」



そうして、躊躇いなく東条をお姫様抱っこしてタクシーに乗せる時田。
主人公たちの無事を確認したら「申し訳ありませんが、お先に失礼します」と
時田もタクシーに同乗して、2人で先にホテルに帰ってしまいました。






色んな意味で置いてけぼりの主人公たち。






とりあえず主人公たちもタクシーを拾ってホテルに戻り、部屋に入ると時田がやってきました。
東条は先ほどのショックがまだ強くて部屋から出られないようなので、夕食は3人で食べてほしい、とのこと。
ちなみに時田は東条にもうしばらく付き添うらしいので、それだけ言って出て行ってしまいました。
あんな事件があっただけにしょうがないけど、時田にずっと付き添ってもらえるなんて妬けるなぁと思う主人公。
だからお前は時田のどこに惚れたんだ。



夕食後、すっかり暗くなってきた頃、東条と時田の様子が気になって
「軽く食べれる物を持って行こう」と持参してきたクラッカーを持って東条の部屋を訪問。
ノックをしても返事はなし。



ポチ(あ、ドアノブは開くな……)










あんな事件の後なのに
不用心にもほどがあるだろうよ











一応「失礼するね」と声をかけて入ると、東条が時田に顔をうずめるように寄りかかっているのを目撃して
「邪魔してゴメン!」とオロオロして謝る主人公に、キョトンとした顔の時田。



東条「ポチさん、なんですの?こんな時間に」







明らかに邪魔すんじゃねぇよという顔の東条。









動揺しつつ「お菓子持って来たから食べて」とクラッカーを差し出して、早々に自室へ戻ったものの
2人が抱き合ってるような光景を見たショックでソワソワしてしまい、頭を冷やすために庭へ行くことに。
1人で悶々と考えていると物音が聞こえて、最初は気にしないでいたけども
茂みの中から大きな人影が飛び出してきたものだから、思わず叫び声をあげると、その不審者は逃走。



そこに時田がやってきたので、「怪しい人影が!」と不審者が逃げていった方を指すと
時田は追いかけて行ってしまいました。
すると今度は東条もやってきたので状況説明をしたら
「どうして止めなかったのよ!」と怒られました。
無茶言うなよ。




しばらくしたら時田が帰って来ました。
主人公が声をかけるより早く東条が駆け寄り、時田の怪我の心配をすると
「私は大丈夫ですが、不審者に逃げられた」と話す時田。
そこで「明日の便でもう帰りましょう」と東条が提案すると、時田も主人公も賛同。



東条「では……失礼します。楓さん、もうすこしいてくださる?」
時田「わかりました。では、部屋までお送りします。では、犬山さん」



そしてまた置いてけぼりの主人公。






悲しくなんてない。











人は悲しみが多いほど
人には優しくできるのだから!















そして本当に翌日帰国して、イタリア旅行は終了となりました。



8月9日の夜、時田が訪問してきたのでどうしたのかと思ったら
お兄ちゃんに借りてた本を返しに来た模様。
それからイタリア旅行で起きた東条拉致未遂の話になって、「あれはビックリしたよー」と主人公が言うと



時田「そうですか……私も驚きましたよ、とても。犬山さんの悲鳴を聞いた時は」



それを聞いて、「私のことも心配してくれてたの?」とドキドキしながら
「あの時タックルとかして頑張れば良かったかも」と話すと
「何を言ってるんですか」と、時田に怒られてしまいました。



時田「駄目ですよ。そんな危険な事をして、何かあったらどうするんですか」
ポチ「え……あ、はい」
時田「そんな事はしないと、約束してくださいますね?」
ポチ「は、はい……ごめん……」
時田「よかった、心配ですからね」



そうして帰ろうとする時田を呼びとめて、ホテルで東条が抱きついてた件について聞いてみると



時田「ああ、あれは、東条さんがひどく動揺していたようで、ああしていると落ち着くと言われたんです」





・・・・・・





あの東条拉致未遂事件、実はヤラセだったんじゃないの?
なんかうまい理由を作って時田に抱きつきたかっただけじゃないの?
あの男たちを金で雇ったんじゃないの?
金だろ?なぁ、金なんだろ?
あいつら壬生の狼じゃないから金で飼えたんだろ?



ともかく、それを聞いて、東条はともかく時田の方は気があるわけじゃないと分かって主人公はルンルンでした。



そして翌日、学校にて時田に『詩集 スウィートデヴィル』をもらいました。
小悪魔にでもなれってか。
いっそ小悪魔agehaもセットで持ってこいよ。




その数日後、初めてのお部屋デートをしてみました。
時田が学食の魚の頭が好きという話になって、
「あのなんともいえない香りが食欲をそそります」と本当に好きそうに話すのですが
「かなり生臭い気が・・・」とあまり賛同できない主人公。



時田「ええ、生きてたんだなって、実感が」







彼は本当に嬉しそうに語ってました。




幸せそうでなによりです。









そうこうしてると8月末。
体重は72kgで、『月刊 俺の妹』の評価は『厳』でした。



9月に入り、体育祭の競技を決めるイベントが始まり、時田は何の競技に出るのか質問してみたら
「どんな競技があるかよく知らなくて・・・」とのこと。



時田「でも、犬山さんの綱引き姿は迫力がありそうで見てみたいですね」



きっと純粋に期待してくれてるんでしょうけど素直に喜べないのは何故だろう。
とりあえず出場種目は綱引きに決定です。



そして9月4日。
マンション前で時田に『デスシャウト青唐辛子MIX1箱』をもらいました。



時田「お店の方から『食べたら絶対絶叫するよ』と説明されました」





ちょっと開発者呼んで来い。






そしてそれを夜寝る前に食べる主人公は気が狂ってるとしか思えない。
絶対胃が荒れる。
そして痔になる。




夢の中で、魔法使いの時田の部屋にいる主人公。
時田が水晶玉で未来を見ていると言うので、一体どんなのだろうと主人公が気になったものの
「言ったら興味を失って、ここには来てくれないかもしれないから内緒」と時田は教えてくれませんでした。



時田「もう随分と長い間、この高い塔に一人でいるような気がします。
   そして……またあなたはいなくなってしまうのでしょうか……?私だけを残して……」




「また」って言葉が気になりますが、主人公が「そんなことない」と反論しようとしたところで目が覚めてしまいました。



時は過ぎて9月23日。体育祭。
「頑張ってね!でも無理しないでね!」と優しく応援してくれる木野村。
「体重かけて引っ張れば、絶対にこっちが有利だから!」と微妙な応援をしてくれる萩野。
「少なくとも今回だけは東条さんより活躍できるよ!」とまったく喜べない応援をしてくれる柴崎。






普段の扱いが酷い仕返しだと思われます。








そこへ東条もやってきて、完璧嫌味としか思えない声援をしてきて
「ポチさんほどパワーのある方はいませんもの〜」と言ってくる東条。
内心で「私だってそんなに力があるほうじゃないのに」と愚痴る主人公。
まぁ、デブ=力持ちって思われがちですけど、実際そんなことないんですよね。
筋肉じゃなくて脂肪なんですから。
主人公だって、力は一般女子と変わらないと思いますよ。



ポチ(まあ、クルミのカラを指で割るくらいは出来るけどさ)






前言撤回。








いざ競技が始まり、主人公の渾身の引っ張りで見事勝利を収めました。
しかし引っ張った勢いで東条が転んで少し擦り剥いた模様。



東条「ちょっと怪我をしてしまったようですわ。楓さん、保健室まで付き合っていただけません?」





一人で行けよ。






しかし時田は「もちろん構いませんよ」といつものように笑顔で付き添って行ってしまいました。
2人を見送った後、よく見たら主人公も肘を怪我していたのですが
「別に保健室に行くまでもないし、水で洗って教室で休もう」と1人で教室へ。



教室で主人公がボーっとしていると、そこへ時田がやってきました。
どうやらタオルを取りに来たらしく、主人公の肘に血がにじんでいるのを見つけて心配されたのですが
「放っておいても大丈夫だよ」と強がる主人公。
しかし「いけません」とポケットからハンカチを出して、さらに引き裂いて、主人公の肘に巻きつけてくれた時田。
その行動を見て「もったいないよ!」と主人公が止めようとすると



時田「でも、他に適当な布がないので。体操服を破ると、今後の授業で困るかと」
ポチ「いや……そういう事を言ってるんじゃなくてね……」
時田「すみません……これしかないんです。ハンカチの色などが気に入らないかもしれませんが、許して下さい」



時田の優しさに胸キュンすべきイベントなんですが
この時のスチルがね・・・なんか可憐な女の子っぽくて、あんまり好きじゃないんですよね・・・。
そりゃ時田は女の人みたいに綺麗ってイメージなんでしょうけど、でもね、ここまで女らしくしなくてもいいんじゃないかと・・・。




ともかく、応援の席に戻ろうとした時に、絆創膏をもらって行こうかと提案する時田に
「せっかく巻いてくれたから、このままでいい」と主人公が答えると



時田「えっ、そ、そうですか……。なんだかわかりませんが、ちょっと恥ずかしいですね」




なんか時田にしては珍しいリアクションだ・・・!
これは主人公に対して意識し始めたと言ってもいいんじゃないの?



体育祭も終わって、あっという間に9月末。
体重は69kgと、ようやく60kg台にきたのですが
『月刊 俺の妹』での評価は相変わらず『厳』でした。



お兄ちゃん「相手もちょっと気になってきたみたいだぞ?このまま、まん進だ!」



だよね?だよね?気になってるよね?あれは絶対気になり始めたよね?
だってテレたんだよ、あの時田が!
今までだったら笑顔でサラリと流してたのに、テレたんだよ!
東条を出し抜く日も近いな。





10月入ってすぐ、時田と一緒に下校する時があったので、苦手なものが何かを聞いてみたら「カタツムリ」と答えられました。
あー・・・うちは平気ですけど、ナメクジみたいで気持ち悪いって言う人が結構いますからね。
時田もそんな意見でしょうか。



時田「なぜかわかりませんが、あのうずうずをじっと見ていると目がまわってしまいそうで……どうしても目をそらしてしまいます」



あ、うん、ごめん。
時田に普通の意見を期待したのがバカだった。





10月3日は衣替えイベント。
みんな冬服の中、1人だけ夏服で登校してきた時田。
今日から衣替えだよ!と慌てて主人公が教えると、ようやく自分以外が冬服を着てるのに気付いた模様。
相変わらずの天然バカっぷりにある意味感心していると
主人公が痩せた話題になって、「まだ頑張ろうと思ってるんだ」と決意を話す主人公。



時田「ですが、もう充分お綺麗になったと思いますよ」


その言葉に「ありがとう、お世辞でも嬉しい!」と主人公テレテレ。



時田「私は思った事を述べただけですが……お世辞というのはどんなものなのですか?」
ポチ「えっ、と、時田君、冗談だよね……?」
時田「いえ……お世辞ですか……聞いた事はありますが……」




今後、社会に出てやっていけるのかがすごく心配です。





一気に日にちを飛ばして10月24日。
夕食の支度前に本屋に行こうとしたら時田と東条を発見。
まさか学校の外でも一緒にいるなんて・・・と思いつつ見ていると、何やら口論してるっぽいです。
というか東条が一方的に文句言ってました。



「お父様は横暴です!」と怒る東条を、「あまり興奮しないで」と宥める時田。
とりあえず2人の前を通らないと本屋に行けないので声をかけて、一体何を揉めてたのか聞いてみたけど
東条には「あなたには関係ない事ですわ」と営業スマイルをされ、
時田にも「大丈夫ですよ」と、結局内容については教えてもらえませんでした。



そこで、突然東条が「少々お話があるのですが」と主人公に言ってきて
時田を少し遠ざけたと思ったら



東条「ポチさん、あなた随分と楓さんに馴れ馴れしいようですけど。あまりそうされると、
   楓さんも迷惑かと思いますので、もう少しお考えになったらどうです?」







お前に言われたくない。






主人公も負けじと「アンタだって旅行で助けてもらってから仲良くなったみだいだけど」と言い返すと
「そんなことがキッカケじゃない」と言ってくる東条。



東条「私と楓さんは…………いえ、ポチさんにお話しする事ではありませんわね」



まさか・・・親同士が決めた許嫁とか言うんじゃなかろうな・・・?







東条と結婚して東条道場を継ぐわけじゃなかろうな!?(←道場?)













時田に水かけると
女になるんじゃなかろうな!!?
(←なりません)














じゃあローランに水をかけるとパンダに(←なりません)














「とにかく今後つきまとわないで」と言って東条が時田のもとに戻って去ってしまった後
やはり東条の時田に対する想いを確信して
これからどうしたらいいんだろう、と悩んで悩んで悩んだ結果



ポチ(百合香の気持ちもわかるけど、あんまり気にしないようにしよう)









主人公の辞書に
「遠慮」という文字はない














その考えを有言実行するかの如く、次の休日はお部屋デートに。
時田のことを「不思議な人だよね」と述べる主人公に、「あなたもですよ」と返す時田。



時田「いつも真面目なのに、面白いじゃないですか」










お前に言われたくない












そして10月末の『月刊 俺の妹』では、体重を58kgまで落としたおかげか評価が『普』になりました。



お兄ちゃん「いい感じじゃないか!相手もときめいてるかもしれないぞ?」



うん・・・そうなんだけど、1人邪魔な奴がいてさぁ。
お兄ちゃんちょっと妹の幸せの為に殺ってきてくれない?(←おい)



11月に突入して、特筆することないまま11月20日の文化祭が開催。
主人公の演劇部の出し物も無事に終わって、ジュースを買いに行って帰る途中、華道部のチラシを見つけて
ちょっと覗いてみたらタイミング良く時田がいたので声をかけてみることに。
東条は今は席を外しているようなので、今がチャンスとばかりに「ずっとここにいるの?」と話しかけていたら



東条「楓さんは私と一緒にこれから模擬店を見に行きますの」








か・え・れ!か・え・れ!
さっさとか・え・れ!しばくぞ!!











そして東条がさっさと時田を連れ出そうとしたところに、厚かましくも「私も行っていい?」と言い出す主人公。
「お前何言い出すんだ」と言わんばかりの東条ですが
「じゃあ3人で見て回りましょう」と時田が言うものだから、渋々了承していました。
部屋を出る前に「他の部員の方に連絡してきます」と時田が行ってしまった瞬間



東条「少しあつかましいんじゃありません?無理やり割り込んでくるなんて……」
ポチ「百合香こそ、いっつも時田くんを振り回してるんじゃないの?」
東条「私が?……仮にそうだとしても、本当に嫌だと思うのなら、楓さんは断っているはずだとは思いませんの?」
ポチ「…………」
東条「それでも楓さんが私と一緒にいてくださると言うことは、それを不快に思ってない、ということですわ。貴方の割り込む余地なんてありません」
ポチ「…………っ」






その原理でいくと、時田が断らないんだから
主人公がいても不快に思ってないってことじゃないのか。









しかし主人公は悔しいけど言い返せないうちに時田が戻ってきて3人で移動。
東条の提案で手芸部の展示へ行ったものの、どうしても疎外感を感じてきてしまい
ぼんやりしていたら、いつの間にやら時田が隣に立っていました。
細かいビーズのアクセを見て「こういうのは好きですか?」と時田に尋ねられたので
「好きだよ」と素直に返答すると



時田「そうですか、では……」
東条「ねえ、素敵ですわね、楓さん」
時田「えっ、あ、はい」








悪・即・斬!








東条「ねえ、楓さん……今日の記念にこちらをプレゼントして頂くなんて事……お願い出来ないかしら?」








犬は餌で飼える
人は金で飼える
東条はプレゼントで飼える(時田限定)











こういうものをプレゼントされると嬉しいんですか?と尋ねる時田に、「当然!」と力強く説得する東条。



東条「でも、相手が誰でもいい、という訳ではありませんの。楓さんだから……意味があるんです」



もうこれは告白と言っても過言じゃない台詞を聞いて、「別に構いません」とサラリと流して
言われたようにブレスレットを買って東条にプレゼントをする時田。
それを貰って、勝ち誇ったように喜んで、「そろそろ戻った方がよろしいわね」と東条が言うもんだから
その場で2人と別れて1人ぼっちになった主人公。



寂しい気持ちのまま友人ズのもとに戻ると、案の定「遅いー!」と文句を言われました。
慌てて「ゴメン!」と謝る主人公。



萩野「しょうがないな〜、じゃあ、行こっか」
柴崎「うん、そうだね」







お前らもっと怒ってもいいと思うぞ。







そこに、東条と一緒に去ったはずの時田がやってきて、主人公に渡したいものがあると言われました。



萩野「……私達、外で待ってるよ」
柴崎「そうそう、ゆっくり話しておいで〜」








キミたち人間が出来すぎですよ。








友人ズの気遣いに苦笑しつつ、改めて一体何の用なのか聞いてみると
「これだけ渡したくて」と、さっきの手芸部で売ってたアクセサリーを差し出されました。



時田「さっきの店で見ていて、なんとなく、犬山さんに似合いそうだなと思ったんです。
   さきほどこういうものが好きだとおっしゃってたので、よろしければ受け取ってください」




まさかの展開に「ありがとう!」と大喜びしつつ
でも本当にもらっちゃっていいのかと確認すると



時田「なぜかこれは犬山さんに渡さないといけないような……そんな気がしたんです。どうしてですか?







いや聞かれても。







その後、しばらく2人無言だったものの、ハッと気付いたように「そろそろ戻らないと」と時田が帰ろうとするので
それを呼びとめて「本当にありがとう」とお礼を告げる主人公。



時田「いえ……お似合いですよ」













ざまぁみやがれ東条
ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
(←女の笑いじゃない)















で、11月末になって体重は56kgで、『月刊 俺の妹』の評価も『普』でした。





12月11日、買い物に行く途中で近道をしようと公園を抜けようとしたら、物音がしたので
ビクビクしながら様子を窺うと、時田の後ろ姿を目撃。
でも、なんだかいつもと雰囲気が違うので声をかけづらくて、そのまま見ていると



時田「……後ろに立たないでもらえますか」
ポチ「っ!?」
時田「後ろにいるのはわかっているんです、犬山さん。そこに立たないで下さい、と言っている」




普段のゆったりした口調ではなく、きつい口調で言われて慌てて「ごめんなさい!」と謝る主人公。
それから、ここで一体何を?と聞こうとした際、時田の足元に人が倒れているのを見つけて
驚いて救急車を呼ぼうとしたところ、時田に「その必要はない」と止められてしまいました。



ポチ「だって、この人ケガしてるみたいだし」
時田「だから、どうしたと言うんですか?彼が怪我をしたところで、何か問題でも?」




そりゃ個人的に問題ないですけど。(←おい)




時田の様子がおかしいのに戸惑いつつ、「放っておけない!」と主張する主人公。



時田「なぜ?」
ポチ「だから!ケガしてる人を置いていけないでしょ!」
時田「人……?これは単にクライアントに危害を加えるだけの存在です」
ポチ「何それ……ど、どういう意味?」
時田「意味などありません。危害を与えるものは排除する、それだけです」
ポチ「……な、何……何を言ってるのか全然わかんないんだけど」
時田「私も、貴方が何を意図しているのか不明です。どうしたんですか?何がそんなに問題なんですか?」



本気でわかってない時田の様子に、若干パニックになりつつ
とにかく家に戻って連絡しようとしたら、時田に強い力で腕を掴まれました。
「今見た事は誰にも言わないように」と時田に忠告されて、あまりの腕の痛さに渋々「わかった」と答える主人公。
そこでようやく手を放してもらって、痛みで一瞬自分の腕を見てからもう一度見上げたら
もうそこには時田の姿はありませんでした。




ジャパニーズニンジャ!!(←どこ出身ですか)




とにかく帰ろうとした時に、そこで倒れている人物が
イタリアのホテルの庭で遭った不審者と同じだと思いだした主人公。
この人物のことも気になるし、時田の言ってた「クライアント」というのも気になるし、
頭の中がグルグルになりつつ、今後、時田と普通に接することができるのかと不安に駆られている様子。



ポチ(でも……。普段の時見せるほんわかな面も、今日知った面も、同じh取りの時田君なんだよね。
   そう考えると、さっきの怖い姿だけが時田君じゃないんだもん)







ね。








恋は盲目とは言いますけど
盲目にもほどがあるだろ。









数日後、学校で「少々伺いたいことが」と時田に話しかけられて、やはりちょっとビクビクの主人公。



時田「あの……音楽準備室というのは、何階ですか?」





転入してきて何カ月経ったと思ってるんだお前。




しかし、いかにも「あの日の事は何も知りません」と言わんばかりの、今までと同じ態度なので
主人公も拍子抜けしてしまった模様。



そして12月25日のクリスマス。
家のインターフォンが鳴ったので出てみると、時田が立っていました。
話を聞いてみると、「今日東条の家でクリスマスパーティを開くそうなので、一緒にいかがですか?」とのこと。



あ、ごめん。





今日は伊集院家のパーティに行くんだ。(←それはときメモです)











運動パラメータを突出させて
外井を攻略するんだ。
(←彼は男専門です)













しかし東条の家のパーティとなると正式なパーティっぽいですし、「招待されてないよ」と答えると



時田「問題ありません。東条さんには私からお話しておきました」



そうですか。
ということは、もうパーティドレスというより防弾服とかで行った方がいいのでしょうか。
絶対何かしらの罠が仕掛けられてると思うんですけど。




とりあえず支度をして会場へ行くと、ドレスアップした東条が早速出迎えてくれました。
しょっぱなからラスボスと遭遇したわけですが、一応招待の礼を伝えると



東条「いいえ……楓さんのご提案ですから」



うん、明らかに不本意な招待ですよね。
でもさすが東条は「毎年寂しいクリスマスを過ごされてるようですし」と嫌味を忘れてませんでした。
いいよ、それくらいの嫌味はカワイイもんだよ。



挨拶も早々に、他の人に挨拶回りに行ってしまった東条。
もちろん時田も連行されてしまったので、主人公は一人ぼっちになってしまい、寂しくも食事することに。



去って行く前に、時田に「少しだけ待って下さい」と言われたのですが、一向に帰ってこないので
探しに行ってみると、中庭で東条が「絶対にイヤ!」と叫んでいる声が聞こえてきました。



口論の相手は分からないけど、しばらく聞いてると
「我儘だって分かってるけど、契約が切れて二度と会えなくなるなんてイヤ!」と
東条の一方的な怒声で終わって口論が終わってしまった模様。
東条たちはいなくなってしまったけど、主人公は「今のは一体どういうことだろう」とその場で考えていると



ローラン「おやおや。こんなところにいると風邪を引きますよ、お嬢さん」



久々のローランを見てビックリする主人公。
ローラン自身は「賑やかな所は苦手」とのことでここまで来たらしいのですが
主人公がここにいる理由を誤魔化そうとしていると
ローランが「私には貴方の探してる人がどこにいるか分かる」と言い出すので
さらにビックリして「何故!?」と尋ねる主人公に「占い師だから」と答えるローラン。





お前その言葉で全て片付くと思ったら大間違いだぞ。






しかしその一言で納得してしまった主人公は、あっさりと時田を探しているのを白状すると
「楓もあなたを探しているかも」と話すローラン。
そして本当にその場にやってきた時田。
もちろん東条も一緒です。



何をしていたのか尋ねてくる時田に「占いをちょっと」と答えるローラン。
それを聞いて興味津々の東条が「私もしていただきたいわ」と言うと



ローラン「ですが、占いは神聖なものですから、できれば人のいない場所で」
東条「え?で、でも、私は」
ローラン「いいからいいから。お嬢さんと楓はここにいなさい」



そう言って東条を連れ去って行ったローラン。












おっさんグッジョブ!!(←おっさん言うな)












一方、取り残された時田と主人公。
いい機会だから、先日公園で会った時のことを質問しようとしたら
その瞬間、一気に空気が重くなって主人公もオロオロ。



時田「あの時の事は誰にも言わないように、と言ったはずですが」



ピリピリした雰囲気で言われて、慌てて「誰にも言ってないよ!」と答える主人公。
時田としては「あなたには関係ないし、この前の不審者についても掟で何も言えない」とのこと。



時田「人を傷つける人間には、傷つけられる覚悟もなければなりません。
   それが普通。ですから、力のない人間にとって、あれは当然の結末です」













所詮この世は弱肉強食
強ければ生き、弱ければ死ぬ




ということですね。










でも実は動揺してたんじゃないかと尋ねる主人公に
そんな状況は推測できないとアッサリ答える時田。



時田「目の前にどんなものが落ちてたって、動揺する必要なんてないはずです」





マジですか。








500円玉が落ちてるのを見ても動揺しないというのか(←スケール小さい)








人として大切なものが無いことに時田自身が気付いてないんだと思って
「もしも大切な人が倒れてたら?」と主人公が質問しても
「重要なのは任務を遂行できるかどうかだけ」と時田は冷静な回答。



なんとか分かってもらえないものかと主人公がモヤモヤしていたけども
時田に話題を変えられてしまい、しかもクリスマスプレゼントをもらいました。
差し出されたプレゼントを見て「いいの?」と喜ぶ主人公。
「いいの?」じゃねぇよ。
ちゃっかりモノで釣られてる場合か貴様。




ちなみにプレゼントは、上品な本のしおりでした。
読書好きな時田らしいチョイスですね。



いい雰囲気のところに東条が戻ってきて
今度は一ノ瀬家のパーティに行くとのことで時田を連行されてしまいました。
さすがに一ノ瀬家は招待されていないので主人公は一緒に行くことは出来なかったけど
主人公としては時田にプレゼントをもらえたので、そこまで落ち込んでない様子。



で、12月末は体重55kgで、『月刊 俺の妹』の評価はまだ『普』でした。
この時点であと足りないのは体重と根性と運動か・・・。



年始を迎えて1月2日。
家でのんびりしていたらインターフォンが鳴ったので出てみると、ローランと時田がいました。
どうやら律儀にも新年の挨拶に来てくれた模様。
管理人である兄はちょっと出かけているので、お茶でも飲んで待っててもらうことに。



お茶のお礼にローランが占ってくれるようで、喜ぶ主人公。
今回は模様のある平べったい石を使ったルーン占いというものらしくて、ローランの指示に従って石を取ると
「今のままの自分を信じて、これからも歩み続けなさいという意味だよ」と言われました。



なるほど。









友情より男を優先しろということですね(←そうじゃない)









で、せっかくなので時田のことも占い始めるローラン。
占いの結果は「今年は生まれ変わるチャンス」とのこと。
そうか、よし、時田、髪を切ろう。そして剣道部に入ろう。





そうやってしばらくオッサンの占いに付き合ってたわけですが
お兄ちゃんは帰ってこないので、「あまり長居するのも」と2人とも帰ってしまいました。





1月中は根性を鍛えるために部活を繰り返していると、時田に会うイベント発生。
東条に誘われて華道部に入部したわけですが、結構楽しんでいるようで、たまに剣山で指を刺してしまうこともあるらしいです。



時田「ですが、それも修行の一環だと思って精進しないとですね」





華道にそんな修行があってたまるか。






そしてあっという間に1月25日になって、修学旅行に出発。
ゲレンデに立っていると、「あまりに溶け込みすぎて雪だるまかと思いましたわ」と
いつものように嫌味を言いながら東条がやってきました。
もちろん時田も一緒です。



時田が「滑るのが無理そうならお手伝いしますよ」と優しく気遣ってくれるものの
東条がムッとして「そんな暇はありません」と邪魔してくるし
時田を困らせるのがイヤなので「私なら大丈夫!」と強がる主人公。
しかし滑り出したら予想以上に加速がついてしまって、止まり方も分からずにアワアワしているうちに柱に衝突。
が、痛みはない。



思わず瞑っていた目を開けると、時田が主人公をかばうように一緒に雪の上に倒れていました。
お互いに無事を確認して、安心して時田のスキーウェアの雪を払おうとしたら、東条に手を振り払われました。



東条「余計な事、なさらないで!」



それは主人公が時田の雪を払おうとしたことか、それとも主人公を助けたことか。
どちらにせよムッとした主人公を無視して「どうして彼女をかばうの!?」と時田に詰め寄る東条。



東条「貴方は私のそばにいて、私を守ってくださるんでしょう!?私以外の人を守るなんて、そんなの許せない」



あまりの東条の怒りっぷりに、見ている主人公の方が動揺。



時田「……そうですね。すみません。本当に……なぜ東条さん以外を守るなんて……どうしてそんな事……」






好きってことさ









ポチ(それに、二人……どういう関係なの?ホントにわからない)












頭悪いにもほどがある












2人の関係にモヤモヤしたまま夜をむかえて、心配した友人ズに
「言いたいこと伝えないと後悔するよ」と背中を押してもらったおかげで、怖いけども話をすることを決意。
ちょうど時田が外に行くのを見つけて追いかけて、ゲレンデで話をすることに。
まずはスキーで助けてくれたことのお礼をした後、「東条さんを守るって本当?」と質問すると
ハッキリと肯定されてしまって、少し胸が痛い主人公。



時田「ただ……それは……」
ポチ「?」
時田「……仕事なんです。東条さんを守るのは」



時田の話によると、東条家の依頼で、学園内でも一緒にいられる年齢の護衛が必要とのことで
その条件に当てはまる時田が転校してきたそうで
本当ならばクリスマスまでの契約だったけど、東条の希望で延長したそうです。



ポチ(……時田君、何言ってるんだろう?これって時田君流の冗談なのかな?それにしては笑えないけど……)






お前の理解力のなさの方が笑えねぇよ。
つまり東条が金持ちの娘で狙われるから、護衛として一緒にいるわけだろ?




時田「私は、エージェントとしてとある組織に属しています」





なるほど。








エージェント・スミスってわけね。(←それはマトリックスです)









幼い頃からずっと訓練を受けてきて、今回の任務は、ある事情で脅迫された東条を護衛することなので
常に一緒にいなければならなかったとそうです。
それを聞いて、東条との仲を確認する主人公。



時田「大切なクライアントです」








ざまぁみろ東条ヒャッハーー!!(←性格悪)











任務中の時田は全ての感情が消えて、自分の任務を遂行することのみ頭にないという話を聞いて
以前、公園で人が倒れているのを見て平然としている時田を思い出して主人公も納得。
そこでふと気づいて、「それって言っちゃいけないことじゃないの?」と尋ねる主人公。



時田「はい。絶対の機密事項です」





・・・・・・










え、あれ、これ





口封じされる・・・!!?













ちなみにローランが親戚というのは嘘で、ローランが時田を組織に入れた張本人であり
時田とローランの2人で東条の護衛をしているそうで
事前にローランに確認して「どうしても話したいなら話してもいい」と許可をもらっているそうです。



時田「…………犬山さんは、私の事を知りたい、とおっしゃいましたね。だけど……私にも、私自身の事がわからない」
ポチ「……わからない……?」
時田「今も……混乱しています。どうして貴方に、こんなことを話しているのかと」







好きってこ(←もういいから)








時田「貴方が、私に感情を与えてくれようとしたからかも知れません。もう……取り戻せないくらい、失ってしまったものを」



こんな自分が恐ろしくないのかと尋ねてくる時田に、
「本当に感情がなかったら、私の話なんて聞いてくれないだろうから、怖くない」とキッパリ答える主人公。
それを聞いて「ありがとうございます」と笑う時田。



こんな感じで、時田と距離がグッと縮まって修学旅行を終えました。



そして1月29日。
買い物に行こうとするとローランに誘われて屋上で話をすることに。
主人公の態度から、時田から事情を聞いたことを察して、時田の生い立ちを話してくれました。



時田は小さい頃に家族が事件によって死んでしまったらしく、それでローランが時田を引き取って、自分のいる組織に入れたそうです。
時田があまりにも才能がいいので、ローランの右腕として不足ないくらいに育てたが
仕事の技術を覚えるのに反比例して、人として大切な物を失ってしまった、と語るローラン。












私はとんでもないものを盗んでいきました
時田の心です











ってことですね。



ローラン自身も責任を感じているんだ、と考える主人公。
で、主人公と話している時田を見て、主人公なら時田の心を取り戻してくれるかも、と賭けてみたそうです。
エゴだよそれは!
さすがに主人公も素直に「任せて下さい」とは言わず、「そんなの勝手!」と怒ってました。



ローラン「わかっている。私は勝手だ」








開き直りかよ!








でも主人公と同様に、時田の未来を案じているのは信じて欲しいと主張するローラン。
ローランとしても、時田を自分の子供のように思っていて、純粋に幸せを願っているそうです。
そこで主人公が組織を抜けさせることを提案してみたものの
「あの子が望むならさせてあげたいけど、あの子にとって自分の存在意義を失うようなものだから出来ないだろう」と話すローラン。



ちなみに、今は東条の護衛をしているけど、他にどういう仕事をしているのかと聞いてみると



ローラン「……それは、知らない方がいい」










出張ホストとかですよね。(←違います)









今は護衛の役目だけど、今までは主に奇襲する側の任務をしていたようで
時田としては主人公に知られたくないんじゃないか、と話すローラン。
それを聞いて「そういうことをさせていたのは、貴方達でしょ!」と主人公はご立腹。



ローラン「そうだ、だが、あの子以上にその能力に長けてる人物はいなかった……私以外にはね」










さりげに自慢入りましたね。










ともかく主人公には、時田にとって本当の大切な人になってあげてほしい、とローランにお願いされて
複雑な心境だけども、「私が出来ることなら何でもしてあげたい」と決意する主人公。




そうして1月末をむかえて、49kgになって『月刊 俺の妹』では評価がやっと『優』になりました。




2月に入って、平日に学校をサボって遊園地に行くと時田を発見。
一体どうしたのかと思ったら



時田「いや、サボるという事がどんな事か、試してみたいと思ってたんです」
ポチ「は、はあ……」
時田「今日はいい勉強になりました」






護衛の任務はどうしたんだ。









また別の日に学校をサボって動物園へ行って時田に遭遇すると、
主人公を見て「ここは学園内じゃないですよね?」と聞かれたので、「もちろん違うよ」と答えると



時田「そうですか……。実は次の授業の教室がわからずにさまよってたらこんなところに……」









お前本当に護衛の任務できてるの?









そして2月14日のバレンタイン。
時田にチョコレートをあげたいけど、東条がいるので渡せないまま昼休みに突入。
気付けば時田と東条が教室におらず、「2人は屋上に行った」と友人から聞いて
まさに東条が時田にチョコを渡している場面を目撃してしまい、見つからないように隠れて様子を窺うことに。



「どうしても受け取ってほしい」とチョコを渡そうとする東条に、
「クライアントからのプレゼントはいただけない」と断る時田。



東条「あなたが依頼のために私の側にいた事は知っています。でも、私には関係ないことです。私は……楓さんが好きなんです」



おお、告白した・・・!!
東条の告白の後、少し黙りこんで
「好きという感情が理解できないし、大切なクライアントだから契約期間は守るけど、それ以上のことは約束できない」と言い放つ時田。
それを聞いて悲しそうに「わかりました、契約ももう延長しません」と伝える東条。



東条「……では、今までの事……感謝しています」



そう告げて東条は屋上から去ってしまいました。
普段は嫌味な東条だけど、時田のことを本当に好きだったみたいだし、
こういう場面を見るとちょっと切ないなぁ。



時田「…………犬山さん、なぜ東条さんはあんな風に……?」





こっちはこっちでバレてるしな。





潔く出て行って「あんな言い方されたら傷つくよ」と主人公が注意すると
「そういう規則だから説明しただけなのに」とやっぱり分かってない時田。
なんと説明したらいいのか考えて、「好きな男の子に冷たく言われたら傷つくよ」と主人公が教えると
「そういうものですか」と、やっぱり分かってるんだか分かってないんだか不明な様子。



こんな調子じゃ自分のチョコも無駄に終わるなぁと思いつつも
とりあえず「私のも受け取ってくれない?」と一応差し出してみると



時田「…………いえ、貴女はクライアントではありませんし……
   犬山さんのチョコは、欲しいと思います。よくわからないんですが……なんとなく」









好きってこ(←しつこい)









驚いたけど、受け取ってもらえて大喜びの主人公。



時田「今までにない、いい記憶になりました。これで……また新たな気持ちで次の仕事に就く事が出来ます」








なんですと?








唐突にそんなこと言われて、さきほどの喜びも忘れてしまった主人公。
時田の話によると、来月の卒業式の日で契約が切れて、それ以降は新しい仕事でまた引越しをすると言われてしまいました。
卒業までいられないのか聞いてみたけども、「あと一年、何の依頼も入らないことは考えられない」とのこと。
離れてしまうことに「寂しい」と主人公が素直に伝えたところで、チャイムがなってしまってイベントは終了してしまいました。





2月末。
体重は48kgで、『月刊 俺の妹』の評価も『優』のままです。よしよし。



お兄ちゃん「……俺の手の届かないところに行ってしまうんだな……」





エージェント・スミスと付き合うために仮想現実に行っちゃうからね。(←行きません)





3月に入り、卒業式前日の13日。
買い物に行こうとしたら時田がやってきて、「明日、式が終わったら私の部屋まで来てほしい」と言われました。



そして14日。
時田に言われたように式が終わってからさっさとマンションに帰ることに。
てっきり最後の最後で東条の邪魔に遭うんじゃなかろうかと思ったけど、まったくその様子がなかったです。
と思ったら、マンション前にて不穏なBGMと共にローラン登場。
なんてこった。
ラスボスはまさかのローランでした。




時田のことを聞こうとしたら、「残念ながらどうしようも出来ない」と即否定されました。



ローラン「そうだな……お嬢さんが楓のクライアントになるなら別だけどね」



でも、それは主人公自身が時田をこの仕事に引きとめておくことになるよ、と脅しのような忠告をするローラン。
確かにそうだけど、この仕事って奇襲もあれば護衛もあって、特に決まった仕事じゃないんでしょ?
だったら専属の出張ホストとして(←やめれ)




しかしそれ以上に依頼料の問題もあるわけですが、「それでも一緒にいたい!」と主張する主人公。
続けて「大体あなたが・・・!」とローランを責めようとしたけども、徐々にローランの雰囲気が怖くなってきて
段々と語尾が弱くなっていってしまいました。



自分がどんな世界に踏み入れようとしているか本当にわかっているのか?と、冷たい視線で質問するローランに腕を掴まれ
あまりの痛さに振りほどく事も出来ず、涙が出るのを我慢しながら、負けるものかと必死に耐えていると



時田「……彼女から手を離して下さい」






うわあああ時田!時田!!
今お前の伯父さんに援交申し込まれた!!
(←なんてことを)
超キモイ!超コワイ!助けて!!






時田「彼女に何かするつもりなら、いくら貴方でも容赦はしません」
ローラン「……言うじゃないか。お前が私に敵うとは思えないが、それでも逆らうと?正しい判断も出来ないとは、お前らしくないな」
時田「…………そんな事くらい、理解しています」
ローラン「では、それでも……というわけか」
時田「必要ならば」
ローラン「なるほど……」








ケンカをやめて 二人をとめて
私のために争わないで












今にも一触即発な雰囲気に主人公がオロオロしていると
ローランが「お前がそんな事を言うようになるなんてな」といきなり穏やかな雰囲気に戻って
さらに「怯えさせてすまなかったね」と主人公に謝ってきました。



ローラン「……もし君が本当に楓を想ってくれているのなら、それほど高い見返りはないだろうな」



続けて「昨日の申し出は受けておくから、卒業まで好きにするといい」と言うローランに、戸惑う時田。
その横でキョトンとする主人公に「依頼は成立ということで」と話すローラン。



ローラン「報酬は一年後の楓で結構ですよ」






そ・・・それは・・・








時田楓育成計画!?










ローランが去ってから、一体どういうことなのか時田に聞こうとしたら
「ここでは話しにくいから」と時田の部屋に移動することに。



時田の部屋に入ると、まずはバレンタインのお返しをもらいました。
喜んで開けてみると、中には懐中時計が入ってて、「ありがとう!大切にする!」とお礼を言う主人公。
その姿を見て安心してから、「昨日ローランに新しい仕事がしたいと話した」と語りだす時田。



時田「今度は……東条さんや、他の誰でもなく、貴方を護りたいんです。そう、強く想いました」
ポチ「時田くん……」
時田「仕事だからじゃない。私自身が、貴方を危険な目に遭わせたくないと思った。貴方の近くにいて、貴方を護りたいと、そう感じたんです。
   自分でも……この感情が何なのか、よくわかりません。それでも貴方と一緒にいられるのなら、いつか理解できそうな気がするんです。
   この思いが、どんな名で表わされるものなのか。だから……この私からの依頼を、貴方を護りたいという願いを、受けてくださいませんか?」




時田の告白を聞いて、「私なんかでいいの?」とドキドキしながら尋ねる主人公に
「なんか、などと言わないで」と制する時田。



時田「貴方は私が初めて……心から、大切にしたいと思えた人なんです」





もうむしろ
僕は君に逢うために生れてきたのかもしれない
とか言って!言っちゃって!言えよ!





時田は、自分がずっと不完全な存在だと思って、仕事中の無感情の自分こそが正しい自分だと思い込んでたそうです。
でも主人公と話すうちに正しいのが何か分からなくなって、混乱して戸惑ったけども、嬉しく想ってたようです。



時田「貴方は、私が護ります。何が相手でも、必ず」





主な相手が主人公の兄でも大丈夫ですか。






時田「だから、私の事をずっと見ていて下さい。それから、教えてもらえたら嬉しいです。
   私自身の事を。貴方の瞳にうつる私が、どんな人間なのかを」





任せてください。







ストーカー行為には定評のある主人公です。(←威張れません)









そんな風に自分の事を知ってほしいと思う一方で、それ以上に主人公の事を知りたいと話す時田。



時田「貴方の事を、どんな些細なことでも。そして、私以外の誰にも、ポチさんのことを知って欲しくない、と」
ポチ「……え……?」
時田「す、すみません。こういうの、迷惑ですよね。でもなんとなく……い、一体、何なんでしょう……」



今まで感情というものがなかったから、独占欲というのも初めてなんでしょうね。
自分自身の変化に戸惑っている時田がなんだか微笑ましくなって
主人公が「いろんな感情をたくさん教えてあげる」と言うと、
楽しみだと笑ってから、さらに「貴方に触れたい」と時田がお願いするので
照れつつも承諾すると、手を握られたり、髪の毛に触れられた後、最後に抱きしめられました。



時田「……すみません、嫌かもしれませんが、自分ではどうしようもないんです。なんだか、今までにない感覚が胸でざわめいて……」
ポチ「え、えっと……」
時田「犬山さん、もっと……もっと貴方に触れたい。もっと近くで貴方を感じていたい」







なんかエロイ





見てるこっちの胸がざわめくっちゅーの。









これが人を好きになることなのかと質問してくる時田に、ドキドキしながら「そうかも」と答える主人公。
すると、「だったらもっと好きになって、この想いを分かち合いたい」と言って、
とうとうチューされた!チューされた!チューされたよ!(←何故3回言った)
しかし、ここのチューしてる時のスチルがやっぱり乙女っぽいんだよなぁ・・・もうちょっと男らしく描いてくれても良かったんだが。



時田「……このままだと、離せなくなりそうです。……感情のコントロールというのは難しいですね」











むしろ本能剥き出しでOKですよ(←いやダメだろ)











とにかく、この後スタッフロールが流れて、キーワードを入力してからエピローグに突入。
大学生になった主人公が空港で時田をお出迎えのシーンでした。
結局、時田の意志でまだ組織に残っているらしいのですが
今まで無感情に人を傷つけてきた償いとして、これからは人を護る仕事をしたいそうです。



ここで、空港にて大人になった2人が抱き合うスチルがあるんですけど、
時田の髪の毛が短くなってます。
るろうに剣心の最終回の剣心みたいになってます。





なるほど。







より一人でも多くのために剣を振るう事が
本当の意味での償いとなるはず。
人斬り抜刀斎はそうやって明治を生きているでござるよ。









ってことですね。(←何か色々間違ってる)




今回は休みが1ヶ月くらいあるらしく、ずっと主人公のそばにいてくれるとのことで
いつも待ってばかりで寂しがってる主人公は大喜び。
時田としても、いつも待たせてしまってる主人公に申し訳ない気持ちと、心配な気持ちでいっぱいな様子。



時田「ですから、ポチさんが鷹士さんと一緒に暮らしているのは、私にとっては安心なんですよ」





ある意味一番危険じゃないかと思うんだが。





そこで「楓君が近くにいてくれるのが一番なんだけど」と主人公が言うと
「そうですね・・・」と時田が少し考えて出した提案が



時田「……では、今度家を買いましょうか?ハワイにでも




は?




時田「それとも小さい島でも買いましょうか?二人で住むのにちょうどいいくらいの」





・・・は?





時田「どこにいても、私が貴方を護るという約束は変わりません。私の命に代えても、ポチさんだけは必ず護りますから」





スケールのでかさに置いてけぼりのプレイヤーと主人公ですが
時田は「ポチさんの好きなひよこをいっぱい飼うのもいいですね〜」とウキウキ。
その提案に「全部ニワトリになるよ」と突っ込みつつ



ポチ「……はは、でも、それも悪くないかな」








いいのかよ。








将来は焼き鳥屋経営で決定ですね。









時田「こんな風に、いろんな事を楽しんだり、感じたりできるのは、貴方がそばにいてくれるからなんですよ?
   誰も、あなたの代わりにはなれない。誰も、私にこんな感情を与えてはくれない」

ポチ「楓君……」
時田「……大切にします、貴方だけを……」



と、まぁこんな感じで終わりを迎えたわけですが
ビジュアルも全然好みじゃないし、スチルも乙女チックになっちゃってるし
最後の大人バージョンのスチルの時田はまぁ良かったけど
全体的にうーん・・・な時田なのに、なかなか萌えさせてもらったのは
やっぱり石田さんの声の威力が凄まじすぎると思うんだ・・・!!



ストーリー的にも結構好きなタイプです。
感情を失っていたのに、主人公のおかげでジワジワと自分の中の変化に戸惑ってる様子とか、すごい好きです。
でももうちょっと胸キュンシーンが欲しかったかなぁ。
基本が天然だから、デートとかでも照れる台詞とか少ないんですよね、時田。
でも一番の醍醐味は東条の報われなさだと思います。
他キャラ攻略中にいつもひどい目に遭ってますからね!
こういう時くらい、いい思いしないとね!



とりあえず時田ルートはこれにて終了でございます。
予想以上に長くなったな・・・。





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