木野村 透




今回は主人公の幼馴染キャラでもある木野村を攻略していきたいと思います。
ぽっちゃりさんだし、イケメンとは思えない風貌ですけど、誰だって外見が全てじゃないんだぜ!
でも乙女ゲーの攻略キャラである以上、途中でイケメンに変貌する確率200%です。
そして私の心もときめきメモリアルなのです。(←結局顔じゃないか)



声優は野島健児さんです。
この人の声は好きなんですよ。
犬山さんが馴染み深いキャラとしては、三国無双シリーズ陸遜とか、十二国記夕暉とかですね。
基本的に、野島さんの声は知的な少年が似合うと思います。
青年じゃなくて少年ってところがミソです。



あと、馴染みがあるのはときめきメモリアルGS2赤城一雪ですね。
こいつもまた知的キャラですよね。
生徒会役員ですもんね。
氷上の勢いに若干引いてたお前が忘れられない。



それからマージナル・プリンス〜月桂樹の王子達〜アンリ=ユーグ=ド=サン・ジェルマンもされています。
こいつもまた知的キャラでした。
やっぱり知的キャラが似合う声なんでしょうね。



さらに、甲虫王者ムシキングソーマというキャラもされていたんですよ。
何故知っているかというと、野島さん目当てに毎週見ていたからです。(←いばれない)









エンディングのムシキング・サンバを
マスターしていたのも
懐かしい思ひ出ぽろぽろです。
(←ダメな大人)










っつーことで、ゲームを開始していきます。
始業式の日に、保険医の若月から貰ったマドレーヌをどこで食べるかの選択時に『教室』をチョイス。
木野村と友人ズに迎えられ、「マドレーヌだけじゃ足りないでしょ?」と気遣った友人ズは購買に行ってくれました。
これがまた嫌味っぽくなくて、本当に気遣ってくれてるからいい友人だよなぁ。



買いに行ってくれてる間に木野村とマドレーヌを半分こにして食べようとしたら、
嫌味な金持ちお嬢様の東条が登場。





・・・・・・







東条が・・・登場・・・・・・プッ











ちょ!バネさん、タンマ!!(←ダビデ?)












東条「お二人とも体型も似てますし、なんだかとってもお似合いですわね」
木野村「そ、そんな事……」




木野村、そこは照れるところじゃない。
怒っていいところだぞ。





そこで主人公が冷ややかに「何か用?」と尋ねると
「お二人の体重を足すと何キロになるのかしら?」とにこやかに聞かれました。
怒れ!木野村、怒れ!!今こそ「失礼だよキミィ!」って怒るところだ!!



木野村「うーん、そう言われても、量った事ないからわかんないよ」









そうじゃねぇぇぇえええ!!!











残念ですわ〜と言い残して東条が去っていき、落ち込む主人公に「気にしない方がいいよ」と話す木野村。



木野村「だって、別にぽっちゃりしてるだけだし、全然問題ないってば」





いや問題あるだろう。
いくら人間は外見よりも内面だとは言っても限度ってものがあるでしょうよ。
健康面を考えてダイエットを勧めてあげましょうよ。




木野村「そりゃあ、夏はほんのちょっと人より多く汗かくけど、冬は結構温かいから得した気分になるし。お風呂のお湯だって少なくてすむから水道代だって安くすむでしょ?」
ポチ「…………」
木野村「自分のやわらかいお肉つかむと癒される気するし」
ポチ「…………あ、あのさ、透君……全然フォローになってない気が……」






・・・・・・







大丈夫だよ。








ただ頬を温かいものが流れただけさ。










フォローになってないフォローにショックを受けた主人公は、そのまま気絶して
自室のベッドで目を覚まし、ダイエット決意をすることになりました。




4月は基本的にバイトでお金を貯めることに。
何日かバイトを繰り返して、お金がある程度貯まった主人公がニンマリしてると木野村がやってきました。



木野村「でもポチちゃん、そんなに急いで色々買うより、貯金してちゃんと計画的に使った方がいいんじゃないかな」



木野村、そんな金の使い道の忠告よりも、まずは
学校で金勘定するなと忠告するべきじゃないのかね。




まぁそんな感じで木野村から貯金を勧められた翌日エアロビクスバイクを購入。
その後さらにバイトを続けていると、バイト帰りにマンション前で木野村と遭遇。



木野村「えらいね、ちゃんと貯めてるんだ?」
ポチ「はは……どうかな……」





この前ダイエットグッズ購入で散財してましたけどね。





さらに翌日、またもマンションで木野村と遭遇。
「実家に帰った時に『透君て性格は変わらないね』って話したんだ」と主人公が言うと
「成長してないってこと?」と木野村が落ち込んでしまったので
「昔と変わらず優しいってことだよ!」とフォローを入れると



木野村「ポチちゃん……ありがと。そんな風に言ってくれると、なんだか嬉しいな」






まぁ、嘘も方便って言いますしね。(←オイ)






そんな木野村と休日にいきなりお部屋でお茶してみました。
木野村の部屋にいて「落ち着くなぁ」とまったりする主人公。



ポチ「男のコの部屋なのにあんまり緊張しないっていうか」
木野村「え……、そ、そうなんだ……」








襲え、木野村。
ここは男を見せる時だ。
(←オイ)









その数日後、またもバイトを数回こなしていると、またマンション内で木野村と会いました。
「草むしりとかくらいなら手伝うよ」と言ってくれる木野村。



木野村「迷惑でなければ、少しでも……その、ポチちゃんの役に立ちたいから……」



・・・ほんと、木野村は主人公にもったいないくらい優しい人だと思います。





さて、こんな感じで4月末を迎えて『月刊 俺の妹』をゲット。
バイトばっかりだから99kgで、当然評価は『無理』。



お兄ちゃん「お兄ちゃんと一緒に頑張ろうな?」



まぁいいんだけど、頑張った結果良く知った男に取られることになるんですよお兄ちゃん。





5月に入ってから本格的にダイエット開始。
まぁG.W.はデート三昧でしたけどね。
そのG.W.明けの学校で、木野村から『ばあちゃんの梅干』をもらいました。
てっきり健康食品的な物かと思ったら、美顔の補助アイテムでした。
レモンとかキュウリを顔にパックするってのは聞いたことありますけど、まさか梅干しを貼るってか・・・?



5月10日は木野村のバースデーなので、プレゼントを贈呈。



木野村「えっ、ぼ、僕……どうしよう……」







どうもしねぇよ。
受けとりゃいいんだよ。









あ、ちなみに贈呈したのは画集です。



またある日、木野村から学校で『スーパーパソコン』をもらいました。
ダイエット情報収集に使うってのは分かるけど、まさかそれ学校に持って来たのか?



ちなみにこのスーパーパソコン、休日しか使えないんですよ。
しかもスーパーパソコンの説明↓↓↓



高速、大容量が売りの次世代型高機能パソコン。情報集めに5回まで使えます。









5回しか使えない次世代型高機能パソコンて。










そして5月末、『月刊 俺の妹』をチェック。
まぁまだ95kgなんでね、当然評価は『無理』のままですよ。



6月の休日に遊園地デートへ繰り出す主人公と木野村。
主人公がゴンドラに誘うと、「結構狭いよ・・・?」と木野村は照れながら返答。



木野村「け、結構密着しちゃうかもしれないけど……い、いいの?」





それは非常に暑苦しい。





しかし、この木野村。
他の攻略メンバーと違って、最初から幼馴染とか友達を越えた好意らしきものを見せてくれるんですけど
やっぱり初期はデートを断ってくるんですよね。
さすがに5回連続で断られた時は「木野村のくせに生意気だぞぉ!」(←ジャイアン?)
と、キレかけました。



しかも断り文句が全て原稿の締め切りが迫っててだったので
なんとなく納得出来てしまった自分。
うん、原稿があるんならね、仕方ないよね。
印刷所に迷惑かかるもんね。
5月6月だしね。
時期的に夏コミの新刊かな?





で、6月も終わりに近づいたある日、夜中に無性に食べたくなってコンビニに行こうとしたら、ジャージ姿の木野村と会いました。
どうやら今からジョギングに行くらしく、「ジョギングなんてしてたっけ?」と主人公が問い詰めると
言いにくそうに「実はダイエット始めた」とカミングアウトされました。
なんか主人公がダイエットを頑張っているのを見て、触発されたらしいです。



木野村「ポチちゃんがどんどん可愛くなっていくのを見てるだけより、自分も変わりたいって思ったんだ」



しかしダイエットしているのを見られるのが恥ずかしくて、遅い時間にジョギングしていたそうです。
さては貴様、試験の前日徹夜で勉強して「全然勉強してないよ〜」とか言うタイプだな。



とりあえず、木野村がダイエット仲間だと知って「一緒に頑張ろうね」と言う主人公に
嬉しそうに「うん」と答える木野村。



木野村「……ところで、ポチちゃんはどうしてこんな時間に外へ?」






無垢な瞳で野暮なことを
聞いちゃいけねぇよ坊や。










「もしかしてジョギング?」と嬉しそうに聞かれて、自分が情けなく思いつつも白状した主人公。
すると、別に軽蔑することなく「疲れちゃうのは誰にでもあるよ」とフォローする木野村。



木野村「大切なのは……休みながらでも、ちゃんと目的まで一歩一歩進んで行く事だと思うから」
ポチ「透君……」
木野村「ポチちゃんはきっと、最後まで頑張れるよ」



木野村・・・なんていい奴なんだ・・・。






しかしその純粋な期待がとても心苦しい。








木野村の優しさに感動した主人公は、「私も今から一緒にジョギングする!」と決意。
しかし木野村は「お腹すいてる時にジョギングして大丈夫?」と心配。



ポチ「大丈夫!途中の自販機で何か買って飲むし。あ、透君も一緒にね!
木野村「ポチちゃん……それ、あんまりジョギングの意味ないような気がする……」






で、次の日曜にマンション前で木野村から『地域限定もんじゃ焼君』をもらいました。
ジョギング途中に自販機で一緒にジュースを買わせる主人公も主人公だし、
お菓子をプレゼントする木野村も木野村だし、
一緒にダイエットを決意した割にいい感じに足の引っ張り合いしてますね。






とにかく、木野村にもらったお菓子を食べてから就寝。
その日の夢の中で、とある街角で怪しい黒づくめの服の男たちに囲まれる主人公。
アワアワしていたら、突然バッタバッタと倒れていく男たち。
もしかして、木野村・・・!!?



木野村「大丈夫ですか?お嬢さん」



ああ!やっぱり木野村!!
なんだかいつもよりすごい爽やか口調!
そしてその風貌はテレビの戦隊もののようなビニール全身タイツ着用!!








微妙








ポチ(顔には仮面かぶってるけど、ちょっと苦しそうだし)









しかも体型そのままかよ。










木野村「僕かい?僕はオトメ戦隊★ラブレンジャーだよ!ラブイエローって呼んでくれよな」



それを聞いて主人公はときめくどころか「無理した透君って感じだ・・・」と若干引き気味。
しかもリーダー格であるレッドじゃなくてイエローってところが、また微妙だしな。



ポチ(しかも、イエローってところがまた微妙……)







主人公とプレイヤー、シンクロ率120%。









主人公が引いてることなんて全く気付いてない木野村は
「日々、世界の平和の為に戦ってるから、僕がすぐ助けに来るからね!」と
声だけは爽やかに去って行きました。



ポチ(……なんか、見ちゃいけないものを見た気がするな…………忘れよう……)







なかったことにされました。








そして次の日、学校をサボって遊園地に行ってみたら、なんとうまい具合に木野村と遭遇。



木野村「ポチちゃん!こんなとこにいてもいいの?」








お前もな。








で、6月末の『月刊 俺の妹』では、体重88kgだったので、まだまだ評価は『無理』でした。



7月の初日に、夏休みの旅行に一緒に行く相手を選ぶことに。
というのも、いつも主人公と友人ズの旅行の保護者役として主人公の兄がついて来ていたのですが
今年は大学でお世話になった教授を手伝わなければいけないっつーことで一緒に来れなくなってしまったとのこと。
だったら別に女3人でいいのに、「女だけじゃ危ないだろー!」と兄が譲らないので、男を誘えということらしいです。



というわけで、早速木野村を旅行に誘うと、嬉しそうだけど「僕でいいの?」と心配な木野村。
そこに「変に気を遣わなくて済むしね」と賛成する荻野。



柴崎「確かにそれはあるかも……変に格好良い男の子誘ったら、緊張しちゃうもんね」
木野村「あ……はは……」





緊張はなくてもいいけど、遠慮はしとけ。





ちなみに行き先は、『遠慮しない女』柴崎の提案でバリ島になりました。



その後、7月7日の七夕イベントで木野村にフィギュアをプレゼントしたら
次の日の8日に木野村から『伝説の水着』をもらいました。
まさかの木野村からの水着プレゼント・・・!!
しかも伝説なんて、ど、どんな水着なんだ・・・!!



伝説の水着説明↓↓↓

透の祖母が着ていたレトロな水着、注目度No.1!






・・・・・・







透の祖母が着ていたレトロな水着







・・・・・・









シマウマ水着じゃねぇの。










そりゃ確かに注目度No.1だよな。
ていうか婆ちゃんに水着をもらった時の心境を教えて欲しい。
そしてそれを意中の娘に渡す心境も教えて欲しい。





数日後の平日、学校をサボって動物園に行くと木野村がやってきました。
「先生が探してたよ」と言われて、思わず「ゲッ」と言う主人公。



ポチ「うーん……まいっか」
木野村「えっ、いいの?」
ポチ「だって、今から戻ってもしょうがないし」



そして7月25日、マンション前で木野村から『地域限定たこ焼き君』をもらいました。
もらったお菓子を食べて寝たその日の夢の中。
前と同じ光景の街角で、イヤな予感がしていたところに、またもビニールスーツヒーロー姿の木野村が登場。
「これから敵が巨大化するから遠くに逃げて!」と熱く説得してくる木野村を相手に
これから立ち向かうであろう事を心配するわけでもなく、「じゃあお願いします」とドライに吐き捨てる主人公。



木野村「わかった!君の熱い思いが、僕の胸に伝わってくるよ!」





凍傷させてやろうか。





しかし前回は完全にドン引きしていた主人公ですが
今回は「普段はあんなに熱い姿を観れないから、貴重かも」と前向きに考え始めてました。
進歩ですね。



で、7月末の『月刊 俺の妹』では、評価が『厳』に上がりました。
たこ焼き君を食べて少し増えましたけど、体重も82kgで順調にダイエットは進んでおります。



さて!
やってきました8月の夏休み旅行!
バリ島までやってきた主人公たちは、早速買い物に繰り出すことに。



途中の店でキレイなネックレスを見つけたけど、完全に予算オーバーだし
チェーンの長さと自分の首回りを比較して、ネックレスというよりチョーカーになってしまいそうなので諦めた主人公。



その後ビーチに寄ってみて、「明日はちゃんと水着で泳ごう!」と友人ズがはしゃいでいると



木野村「え、ぼ、僕水着なんて持ってきてないよ……」






お前リゾート地に何しに来たんだよ。






でもデブ仲間としては、水着をあえて持ってこなかった気持ちはよく分かる。
主人公もプレイヤーも。(←お前もかよ)
木野村に気を遣って「そろそろホテルに戻ろう!」と話題を変えると
「さっきの店にもう1度寄りたいから先に戻ってて」と言い出す木野村。
せっかくなので、友人ズだけ先にホテルに戻して、主人公は木野村に付き合うことに。



さっきの店で気になるもの・・・も、もしかして主人公が気になってたネックレスを・・・?
優しい木野村のことだし、あり得る・・・!!



とか思ってたら、店についた途端に「やっぱり!」と、あるフィギュアに反応する木野村。
お世辞にも可愛いとは言えない、というかまったく可愛くないです。
「5年前に製造中止してから全然見つからなかったんだ!」と大興奮の木野村。
対して、どうリアクションしていいのか分からない主人公。






笑えばいいと思うよ。






ちなみに何のフィギュアかというと、昔作られていたアニメのモンスターらしいです。



木野村「すごいカッコよくてさ、目から槍が飛び出したりするんだよ!」





収納的にどうなってるのかが気になるところ。





まぁそんな感じで旅行は終わり、旅行から帰ってきて夏期講習中に
木野村から『親父のゲンコツ』とかいうアイテムをもらいました。
なんか、持ってるだけで根性が増えるアイテムらしいです。





8月中は色々とデートを繰り返していましたが、そのうちの1回に動物園デートをしていて
木野村が動物園が好きという話をしていました。



木野村「えっと……ポチちゃん、動物見てるときすごく嬉しそうな顔するから……。それ見てると、僕も嬉しくなってくるんだ」



木野村・・・ほんとにお前は和み系だな・・・。



で、8月末の『月刊 俺の妹』では体重81kgまで落として、
評価も『普』まで上がりました!うむ、順調だ。



9月に入り、体育祭の競技を決めるイベント発生。
木野村に何の競技に出るか聞いてみたら、「長距離走にされそう」とのことなので主人公も長距離走に出場することに。
しかし木野村、自発的に出場じゃなくて「長距離走にされそう」ってあたり、いじめられてんじゃないのか?



そうして迎えた9月23日の体育祭。
2人して長距離走の競技前に緊張でドッキドキ。



男子生徒A「大丈夫だよ、ビリじゃなきゃいいし」
男子生徒B「そうそう、上位は多分無理だろうから」






いじめなんてする子は月に代わってお仕置きよ!!











メタボリックパワーメイクアップ!!(←違)











競技は女子が先のようなので、主人公がまずは走ることに。
なんとかバテずにゴール出来て、それを応援してくれていた木野村も「すごく勇気づけられたよ」と喜んでいました。
そしてとうとう男子の番に。
木野村が走っている間、必死に応援する主人公。



この時、汗を舞い散らしながら走る木野村のスチルが出るんですが、デブキャラなのにそんなに嫌悪感がないです。
三国無双3の孫策のムービーの方がよっぽどです。



頑張って走り切った木野村は、なんとビリどころか、なかなかいい成績を出した模様。
スタート前にからかってきた男子達も「さっきは悪かったよ」と謝ってきました。
主人公も「すごかったね!」と駆け寄ると、「実は公園で練習したんだ」と照れくさそうに話す木野村。



木野村「僕じゃ結果はそんなに変わらないかも知れないけど、やっぱり、出来る限りの事をしたくて」



木野村・・・本当に人間が出来た奴だなぁ。
スタート前にからかわれた時も「僕は精いっぱい走るよ」って怒らなかったし。



そして9月末の『月刊 俺の妹』では、先月と同じく評価は『普』でした。
ちなみに体重は78kgでした。



えー、10月に入ってすぐ、マンション前で木野村に『地域限定お好み焼き君1ケース』もらいました。
1ケースて何だ。
いくつ入ってんだ。



そしてやっぱりそれを食べてから寝る主人公。
その日の夢の中にて、もう「あの日の夢の中だ・・・」と既に自覚済み。
「無事で良かった!平和な世界に戻ったよ!」とやって来た木野村に、主人公は一言。



ポチ「そうなんだ、お疲れさん」







ドライすぎる。







そんな反応をものともせずに、「やっと自分の星に帰れるよ」と話を続ける木野村。



木野村「そうだ、よかったら君も一緒に行かないか?フィギュアもいっぱいあるいいところだよ」
ポチ「いや、意味わかんないし」
木野村「よーっし、じゃあ、僕につかまって!」






聞けよ!!!






そんな感じで夢は終わりました。
いやしかし、こんなにトキめかない夢は初めてだ。






そして10月5日。
主人公が文房具を買いにコンビニに行くと木野村と遭遇。
「これから新作のDVD(アニメ)を一緒に見ない?」と言われたので、了解して一緒に木野村の部屋へ。



ビデオ観賞後、「良かったよ」と満足気な主人公に、「ポチちゃんには見ておいて欲しかった」と話し始める木野村。



木野村「ウチって、お父さんが漫画家で、お母さんが結婚する前はコスプレとかよくしてたみたいで」





なんて羨ましい家庭環境





とにかく、そんな家庭環境だから家中にマンガやアニメが溢れてて
その中の1つに木野村が忘れられないストーリーがあって
「こういうのが作りたい!」と思ううちに、将来は『アニメ映画の監督』と心に決めていたそうです。
アニメ映画の監督って言うと馬鹿にされそうだけど、ジブリの宮崎監督とか聞くと、
アニメ制作って全然馬鹿に出来ないですよね。



幼馴染として今まで一緒にいたけど、木野村の夢のことは初めて知ったそうです。
木野村は既に少しずつシナリオを書き始めているそうで、「きっとなれるよ!」と応援する主人公。
で、木野村の話はここから本題。



木野村「……実は今度……お父さんの作品が、アメリカの企業提携で映画化することになったんだ」



そ、そんなに知名度のある漫画家だったのか父ちゃん・・・!
その割に息子が学校でいじめられてるじゃないか。




で、木野村の父がそのアニメの監督さんに息子の話をしたら、「何ヶ月か手伝ってみないか」と誘ってくれたとのこと。
そしてそのアニメ監督さんこそが、今さっき木野村と主人公が観たアニメDVDを作った人だそうです。
しかも制作は既に始まっているから、アメリカに行くなら早めに行かなければいけないそうです。



木野村「そう……うん……実は16日には出発なんだ」



マジですか。
今日は5日だから、あと2週間きっちゃってるじゃないですか。



主人公には言いにくかったけど、木野村としてはどうしても行きたかったそうです。
そんな木野村に主人公は「頑張ってきなよ!」と応援。



木野村「……ポチちゃんと、しばらく会えないのは……寂しいけど……」
ポチ「うん……でも電話できるし、手紙も書く。そしたら時間なんてあっという間だよ」
木野村「……うん、そうだよね」



こうやっていつも一緒にいた幼馴染と距離を置くことによって、
お互いの存在の大きさに気づくわけですね。



木野村「出発までちょっとしかないけど……それまではいつも通りに近くにいるから」






そしてさり気無くストーカー宣言。







後日、一緒に下校するチャンスがあったので、ちょっくら苦手な物の話をしてみました。
木野村曰く「夏はものすごく体力消費してる気がして疲れるからイヤだ」とのこと。



木野村「あと、近くでせみの鳴き声がすると、ちょっと怖いかも……」




どんだけヘタレなんだお前は。




「でもカキ氷は好き」と言う木野村に、「また一緒にお祭り行こうね」と言う主人公。



木野村「……そ、そうだね、行けるといいな……」



そうだね。




でも日本には社交辞令という文化があるから気をつけてね。





そしてとうとうやってきた木野村がアメリカに高飛び・・・じゃない、出発する日、10月16日。
出発前に挨拶しておこうと思って木野村の部屋を訪問。
すると木野村の部屋には、見送りに来た木野村の両親もいました。
木野村の両親はやけにテンションの高い人たちでした。



ポチ(しかも、相変わらず何かの衣装みたいなの着てるし……)





ああ。



だから息子が学校でいじめられてるんですね。






気を遣って両親が先に行ってしまい、2人きりになって妙にソワソワしてしまっている木野村。
そんな木野村に「緊張してる?」と尋ねる主人公。



木野村「え?き、緊張?いやそんな、僕は別に、ポチちゃんと二人きりだからって……」
ポチ「え?あの、今から憧れの映画製作の現場に行くわけじゃない?だから緊張してるんじゃないかなーと思ったんだけど」





頑張れ木野村。





それから、「ホント言うと、ポチちゃんと離れるのがすごく不安」と言い出す木野村。



木野村「ポチちゃんが元気にしてるかなって事もあるけど。帰ってきて、突然状況が変わってたりしたらどうしようかと思って……」
ポチ「?」
木野村「いや……も、もしかしたら……っ、ポチちゃんにす、好きな男の子が出来てたりするかもしれないし……」





それは否定できない。





とりあえず、主人公の「待ってるから!」という言葉を糧に
木野村はアメリカへと飛び立ってしまいました。



木野村がいないから書くべきイベントも起きず、10月末。
体重は68kgまで落ちて、『月刊 俺の妹』では相変わらず評価は『普』でした。
ていうか、お兄ちゃんは木野村がアメリカにいるのにどうやって評価を調べてるんだろうか。



11月に入り半月経過して、18日。
木野村がアメリカに行ってそろそろ1カ月経つので、どうしてるかなー、と考える主人公。







・・・・・・あれ?








ポチ「うん……でも電話できるし、手紙も書く。そしたら時間なんてあっという間だよ」
(10月5日の主人公の発言より)







・・・・・・









電話も手紙も何もしてないって事ですね。









モヤモヤしながら帰宅して、家のインターフォンが鳴ったので出てみると
そこには細身の金髪美少年がはにかみ笑いを浮かべながら立っていました。



???「ポチちゃん、ただいま!」








その声ま さ か









当の主人公は目の前の美少年が誰なのか皆目見当もつかず、
そして美少年は「今日の午前中に日本に戻れて・・・」と話しているうちに、
主人公のキョトン顔に気づいて「あれ?」と。



ビジュアルには見覚えがないですが、聞き覚えのある声で「まさか」と気付き始めた主人公。
そこに主人公の兄もやってきて、やっぱり「誰?」と気付かない様子。



???「ポチちゃん……ぼ、僕だよ、透だよ?」



それを聞いて、呆気に取られる主人公と兄。
でもそりゃそうなりますよ。
だって渡米前と後のビジュアルが全然違いますもん。





 BEFORE









 AFTER




劇的ビフォーアフター!!!




超別人じゃねぇかよ!!
匠の技が素晴らしすぎるよ!!





木野村が言うには、渡米して身体が疲弊したところに風邪をひいてしまい
加えて胃腸も悪くして食べられなくなったら胃が小さくなってしまい、激痩せしてしまったとのこと。
ちなみにメガネも壊してしまった為に、コンタクトにしたそうです。



その変貌ぶりに兄ちゃんも「ホントに誰だか分からない」とポカンとしていたけど
主人公は「雰囲気は変わらないなぁ」と懐かしく感じている模様。



木野村「ぼ、僕、その、少しでも早くポチちゃんと会いたくて……」



日本に帰ってきてすぐに主人公に会いに来たそうです。
お前・・・ただでさえ和み系だったのに、ビジュアルも良くなっちゃって、さらにときめくじゃねぇか・・・!!



とにかくその日はそのまま主人公宅で積もる話をして終わり、
11月20日の文化祭へ突入。



主人公の所属する演劇部の出し物が終わったところで、友人ズと木野村が会いに来てくれました。
終わってホッとして喉が渇いた主人公の為に、「何か買ってくるよ」とジュースを買いに行ってしまった木野村。
そんな木野村を見送りながら「ほんと見違えたよね」と笑う友人ズ。
柴崎が「クラスの女の子達も、いきなりガラリと態度変えたもんね」と言うので
昔から知ってる主人公としては「透君は透君のままなのに」と複雑な心境。
でもお前も木野村がポッチャリ体型のままだと恋愛対象にならなかっただろ。




そこで、ジュース買いに行った木野村が女子生徒に捕まってるんじゃないかと心配になり
友人ズに断りを入れて、木野村を追いかけることに。



探し回っているうちに、正門のところで木野村を発見。
まさか女子生徒に追いかけられて逃げようとしたのかと思ったんだけど
「自販機は売り切れてたから外に買いに行こうとした」とのこと。
だったら模擬店のジュースを買って、そのまま一緒に模擬店を見て回ろうとしたら



女子生徒A「あーっ、木野村くんだぁ!!」
木野村「え……ぼ、僕?」
女子生徒B「あのね、実は私達、模擬店の方で荷物運ばなきゃいけないんだけどぉ。なんか重くてね、誰か手伝ってくれないかなあって言ってたの」
女子生徒A「木野村君、助けてくれない?ダメかなぁ?」
木野村「え……で、でも」






とりあえずこの女子2人ブッ飛ばしていいですか。







うろたえてる木野村に「私はここにいるから手伝ってきなよ」と主人公が言うので
渋々「すぐ戻るから」と手伝いに行く木野村。
連れて行かれる木野村を見送りながら、思わずため息をついてしまう主人公。



女子の扱いが変わったから木野村自身も戸惑ってるのは分かるけど、
意外と木野村は楽しそうにしてるんじゃないかな、と不安になってしまい
自分が嫉妬心を持ち始めてることを、とうとう自覚した主人公。



ポチ(あんなにカッコよくなるなんて考えてもみなかったもんね……。他の子と楽しそうにしている姿を見ると……複雑……)







好きってことさ







そうこうしてると、慌てて木野村が戻ってきました。
「なんか今日は皆に話しかけられて・・・」と済まなそうに話す木野村に
「無理して私と一緒じゃなくていいよ、他の子誘って模擬店見れば?」と思わずムスッとして言ってしまった主人公。



木野村「……ポチちゃん、何か変だよ?」
ポチ「え……な、何が……?別に……そんな事ないよ……」
木野村「もしかして僕、ポチちゃんを傷つけるような事したのかな……?」
ポチ「…………」
木野村「……もしそうだったら、ごめんね、ポチちゃん。僕、鈍感で……」



そんな100%ピュアピュアボーイな木野村に、さすがに良心が痛み
「いきなり人気者になっちゃってるから戸惑っちゃったの」と謝る主人公。
それを聞いて「そんなことないよ!」とビックリする木野村。



木野村「さっきだって、荷物が重かったから手伝っただけだしさ」






キミの天然には心底ウンザリさせられる








木野村「大体、皆と話すのは楽しいけど、でもそこにポチちゃんがいないんじゃ意味ないよ」
ポチ「…………」
木野村「僕、アメリカにいる間中、ずっとポチちゃんに会いたくて……貴重な体験をしてるってわかってるのに、でもやっぱり寂しくて」
ポチ「…………」
木野村「早めに帰国できて、またポチちゃんに会えたのが、すごく嬉しい。……ポチちゃんがいなかったら、僕が嫌なんだ。だから……邪魔だとか、そんな風に思わないで……?」
ポチ「透君……」
木野村「そんな風にポチちゃんに言われると……なんだか辛いよ……」







うちも胸の辺りがキュンキュン苦しいです・・・!!!







やめて!
悶える!!
そんなピュアピュアな事言われると悶える!!





そして11月末の『月刊 俺の妹』では、とうとう評価が『優』になりました。
その時の体重は58kgです。



お兄ちゃん「この調子でいけば、ばっちりだ!もはや言う事なし!」



ありがとう。
胸を張って幼馴染のもとに嫁ぎます。





12月に入って特にイベントはなく、気づけば25日クリスマスに突入。
家に木野村が突然やってきて、照れくさそうに「予定あいてたら、映画のチケットあるんだけど一緒にどう?」と木野村に聞かれたので
快諾して急いで支度して映画館へ。



観る映画は今話題のアニメーション映画らしく、結構混んでいた模様。
お互いにかなり満足する内容だったようで、木野村が熱く語る姿を見て「やっぱり好きなんだなぁ」と微笑ましく思う主人公。
木野村自身、やはり監督を目指している身だから「いつかは繰り返し見たくなるようなものを作りたい」とのこと。
それを聞いて「早く見たいなぁ」と呟く主人公。



木野村「ポチちゃんのためにも頑張るよ」
ポチ「期待してるよ」
木野村「そ、そんな風に言われるとプレッシャー感じるな……」







見せてもらおうか!
漫画家とコスプレイヤーの息子の才能とやらを!











映画館を出てから商店街を歩いていると、木野村が「映画館に忘れ物した」と戻って行ってしまいました。
待ちぼうけしながら「ナンパされちゃったりして☆」と妄想してたら
本当に男の人に声をかけられて主人公ビックリ。



???「ただ今、十代の女性の方にアンケートを行っているんですが……」





・・・・・・








貴様、斉藤君だな!?(←それはときメモGS)










声をかけてきたのが、ただのキャッチセールスだったことにガックリしつつ
「美容やダイエットに興味は?」という営業トークをどう断ろうか迷っていると
反応を示さない主人公をカモと判断したのか、「事務所で話しませんか」と強引に連れて行かれそうになり
いよいよ「ヤバイ」と危険信号を感じた主人公。
そこに



木野村「ねえ、ポチちゃん!」
ポチ「透君!」
木野村「す、すみません、なんですか?僕、彼女と一緒に来てるんですけど」



こういう対応は苦手だったはずの木野村が、自分をかばってくれてるのを見てビックリの主人公。
相変わらず斉藤君・・・じゃない、キャッチセールスは「お時間は取らせませんから」と言ってくるけど
木野村が強気に「あんまりしつこいと、誰か人を呼びますよ?」と言ってくれて、なんとか逃れる事ができました。



マンション前まで戻ってきて、キャッチから救ってくれたことのお礼を言う主人公。
でも木野村は「一人にしちゃってゴメン」と謝罪。



木野村「だって、ポチちゃんに嫌な思いさせたくないし、何かあったらと思ったら僕……」



大丈夫だよ、木野村。






いざとなったら はばたき学園の数学担当兼吹奏楽顧問
呼んで来たらいいですよ。(←だから斉藤君じゃない)







そして、「今日は付き合ってくれてありがとう」と言い出す木野村。



木野村「ポチちゃんと二人きりでクリスマス過ごしたいって……ホントはずっと思ってたんだ」
ポチ「え?」
木野村「だから……今日は一緒にいてくれてすごく嬉しかった」



そう言ってからクリスマスプレゼントを差し出す木野村。
お礼を言って受け取って中を見てみると、なんと夏休みにバリ島に旅行に行った際に
主人公が買いたいけど諦めたマリンブルーのネックレスが入っておりました。
なんという粋な演出・・・!!



木野村「ポチちゃん、すごく気に入ってたみたいだったから、いつかプレゼントしようと思って。
    お店でみんなが見てない時に、こっそり買ったんだ。ポチちゃん……きっと似合うだろうな……って思いながら」










パトラッシュ・・・
僕は今すごく幸せなんだよ・・・











あの時主人公が諦めたのは、首回りの太さのせいもあったけど
価格が高かったせいもあったので、「高かったでしょ?」と申し訳なく聞くと



木野村「ううん、ポチちゃんの喜ぶ顔に比べれば全然」









なんだかとても眠いんだパトラッシュ・・・(←死ぬな)











「すごい嬉しい!」と喜ぶ主人公を見て
「そう言ってもらえて、僕もすごい嬉しい」と笑う木野村。



ポチ(……透君の発言が、以前とちょっと違う気がするのは……気のせいなんかじゃないよね?)







いや全然違うだろ。






お前本当に何年もずっと共に過ごしてきた幼馴染か。








そして木野村にペンダントをつけてもらうと、木野村は「やっぱりすごく可愛い」と満足気に笑ってました。
それから主人公も木野村にプレゼントを渡すと、「すごく嬉しい!」と喜ぶ木野村。
ちなみに渡したのは『香水/エターナルスター』です。
いや、なんとなくのチョイスです。




で、12月末の『月刊 俺の妹』では、体重55kgで評価は『優』でした。



年が明けて1月2日。
主人公が散歩に行こうとすると木野村に遭遇。
「出かけるなら一緒に行っていい?」と木野村に聞かれて、共に行くことにしたけども
特に行き先を決めてなかったから神社にお参りに行くことに。



木野村「よかった、ポチちゃんと一緒にいけるなんて、なんだか今年はいい事ありそうだな」





そんな単純思考なら毎日幸せに過ごせそうですよね。





神社で参拝中、かなり真剣に長い間お祈りしている木野村。
声をかけるのも気が引けたので、待っている間、木野村をガン見していました。
祈り終わってから「ゴメン、退屈だった?」と木野村に聞かれたので
「随分変わったなぁと思って透君の顔をずっと見てた」と主人公が答えると、木野村はテレテレ。
そこで、「何をお願いしてたの?」と主人公が尋ねると



木野村「えっと……ポチちゃんと、これからも一緒にいられますように、かな」
ポチ「……え?」
木野村「な、なんてね、あ、あんまり気にしないでよ!」







じゃあ言うなよ。









参拝が終わってから、昔、木野村の家族と主人公の家族で一緒に旅行した時の話が始まりました。
幼かった木野村と主人公は、宿泊先の近くの神社で探検していて迷子になったらしく
木野村は主人公の為に自分がしっかりしなきゃいけないと思って、泣くのを我慢していたそうです。



木野村「ポチちゃんが泣きそうで、僕はどうしてもポチちゃんに笑ってほしくて」



こんな昔から主人公の事を一途に思ってたってことですよね・・・。
木野村は本当に健気でいい子だなぁ。
同じく主人公が幼い頃から好きだった兄には変態的な何かを感じるけど
木野村は純粋なものしか感じられない。



木野村「ポチちゃんがいるから僕も頑張れるんだよ」
ポチ「透君……」
木野村「だから……今年も、今まで通りにポチちゃんの応援させてね」






応援でいいんですか。






でも主人公は木野村の優しさに対して
「私も今年は透君を助けてあげられるようにしよう」と決心してました。





1月25日になり、修学旅行へ出発。
ゲレンデでスノボをしていて、さっそくこける主人公。
慌ててやってきた木野村と一緒に、とりあえず2人で休憩することに。



木野村「そういえば、よく考えると、二人で一緒に運動したのって久しぶりだよね」
ポチ「ああ、そうかもしれないね」







つい先日スポーツセンターで一緒に卓球してたんですけどね。







で、2人で雪だるまを作ることにして、「ほのぼのしてるなぁ」と和む主人公。
しばらくしてなんとか完成すると



木野村「このままポチちゃんにプレゼントしたいけど、溶けちゃうからダメだよね……」




うん、まぁ、溶けちゃうとかそういう問題以前にいらないし。(←コラ)





その日の夜、夕飯後にホテルのロビーで木野村とお喋りしようとしたら



女子生徒A「ねー、お話し中、悪いんだけど。透君借りてもいいかなぁ」
女子生徒B「お土産見に行くんだけど、木野村君も一緒にどうかなーって思って。弟に渡す物、選んでくれない?」




突然の女子生徒のお誘いに、少しうろたえたけど、「今はポチちゃんと話してるから」と
まさかのキッパリとした拒否に、隣にいた主人公もビックリ。
木野村に断られて、すごすごと去っていく女子生徒たち。






文句があるならベルサイユへいらっしゃい(←お前はどこの貴族だ)






「断ることあるんだね」と感心しながら聞いてみると
「今は二人でいる時間が一番大切なんだ」と笑う木野村。
木野村は、自分が痩せて周りの対応が変わったことで、
主人公が今までずっと外見なんて関係なく一緒にいてくれたんだってことを実感したそうです。



木野村「だから、これからも僕が最優先するのはポチちゃんだよ?」






確かに今まで木野村の外見に拘らず一緒にいたかもしれないけど
異性として意識し始めたのは確実にお前が痩せてからだぞ?
所詮、主人公にとってもビジュアルが大事なんですよ。





それから2人でお土産を買いに行くことにして、「お土産、お兄さんにも買っていこう」と言う木野村に
「気にしなくていいのに」と言う主人公。



木野村「お土産持って行く時に、またポチちゃんに会えるし……」




結局、動機は不純でした。





修学旅行から帰ってきて、1月末の『月刊 俺の妹』では51kgまで落ちてました。
あ、評価は変わらず『優』ですよ。





2月に入り、特に何もなくバレンタインの日へ。
木野村にあげようとしたら、友人ズに「木野村君に目をつけてる子、結構いそう」と言われて、ちょっと不安になる主人公。
そこに木野村が教室に入って来たから声をかけようとしたら



女子生徒A「あーっ、透くんが来たぁ」
ポチ「……っ!?」
女子生徒B「透君、ハイこれ〜」
木野村「うわっ、あの、ちょっと……」



予想以上のモテっぷりに、さすがに怖気づいてしまった主人公。
そこへ



華原「うわっ、大変だな木野村






さりげに自慢入りました。






「一斉に囲まれると結構ビックリするよな〜」と華原の話を聞きながら
「華原君は分かるけど、まさか透君まで」と、やはりそこで渡す勇気は出なくて
帰りに正門のところでチョコを渡すことに成功しました。



木野村「……あっ、ありがと……大事に食べるよ」





何が入ってるかは保証しないけどな(←オイ)





そのまま特に大したイベントはなく、2月末の『月刊 俺の妹』をゲット。
今月は特にダイエットはしてなかったので51kgのままでした。



3月になり、買い物に行こうとすると木野村に会いました。
「明日、卒業式の後で教室の近くにいてほしい」と言われてしまいました。
なんというアバウトな場所指定。
教室の近くて。



そして次の日。
卒業式の後で、教室の前の廊下で待っていると木野村がやってきました。
何事かと思ったら、突然カバンの中から分厚い紙の束を出して、「最初に見て欲しかった」と言う木野村。
どうやら木野村が書いていたシナリオが完成したそうです。



木野村「ストーリーは、憧れの女の子を追いかける少年の話なんだけど……実はその小説のモデル……ポチちゃんなんだ」



憧れの女の子をを追いかける話・・・










ストーカーの話ですか。(←違います)










そのシナリオに、木野村の主人公に対しての想いが書いてあることを説明して
「僕は昔からウジウジしてて、いつも腕を引いてくれたキミに憧れてたんだ」と話し続ける木野村。



木野村「でも、ポチちゃんはすごい可愛くて、人気があったし、僕には手が届かないかなって思ってて」





主人公が規格外サイズになった時点で
お前意外の誰も見向きしなくなったと思うけどな。






でも渡米して痩せて帰って来てから、周りの対応が全然違くて
外見で態度が変わるのは、本当にその人自身を見ているわけじゃないんだと気付いたとのこと。
だから、もう気にしないで素直に自分の思いを口にすればいいと思いなおしたそうです。



木野村「だって、僕はポチちゃんの事をちゃんと見ているって自信がある。ずっと、ずっと前から、他の誰よりも……」



ずっとこんな性格だから、伝えなくてもそばにいられればいいと思いこんで
主人公が他の誰かと付き合っても、諦めようとして
友達でいるのが一番いいと思ってたけど、やっぱり自分の気持ちに素直になりたいと考え直したと話す木野村。



木野村「それがどんなポチちゃんでも、太ってても、痩せてても、僕はポチちゃんが……ポチちゃんが好きなんだ」








嘘つくんじゃねぇ!!!






じゃあアレか!?
お前を攻略したい場合は、ダイエットなんてしなくてもデートさえ繰り返してれば
お前に関しては全てのフラグが立つっていうのか!?
立たねぇだろ!?
そもそも90kg以下にならなきゃ夏休みの旅行OKしてくれねぇだろうが!!
俺を騙そうったってそうはいかねぇぞ!!
お前の嘘は全部まるっとお見通しだ!









告白にはキュンときたけどな!!(←しっかりときめいてんじゃん)









主人公に告った後、「やっぱり僕はただの幼馴染?」と切ない顔をする木野村に
「そんなことない」と主人公も告白。
驚く木野村に、「透君が渡米した時に、大切な存在だって気付いた」と主人公が話すと
木野村は「夢みたい」と大喜び。



ポチ「私も、透君が好き」
木野村「……ありがとう、ポチちゃん」



この時、木野村と主人公でおでこをコッツンコしてるスチルが出てきます。
あの、自分のおでこと相手をおでこをコッツンコしてる図ね。
こういうほのぼのしたイチャイチャは、見てて和みますね。
木野村だから余計に和む。



そういえば、シナリオの『憧れの少女』のモデルが主人公なら
主人公の少年は木野村自身なんですけど
「じゃあエンディングはどうなるの?」と主人公が尋ねると、木野村はモジモジしながら



木野村「そのシナリオのエンディングは……」
















そしてスタッフロールへ













なんじゃそらああああ!!!










しょうがないので、スタッフロールの後にキーワードを入れてエピローグへ。



2人とも高校を卒業した後、主人公は大学へ進学して、
木野村は尊敬する監督さんの事務所でバイトをしている模様。
今ではいくつかチラホラとクレジットに名前が載るようになったらしく
このエピローグでも、木野村が関わった作品の試写会を2人で見に来ていました。



ここで成長した2人のスチルが出ます。
いかにも幸せそうにデートしてるカップルです。
やっぱり木野村は見てて和む・・・。



告白の時にもらったシナリオについて、「まだ先になるけど、きっと見せてあげる」と話す木野村。
さらに「ヒロインはキミなんだから」と言われて、「恥ずかしい」と照れる主人公。



木野村「だって、本当でしょ?僕にとってはヒロインはポチちゃんしかいないんだから。ずっと昔から、そしてこれからもそれは変わらないよ」






お前の作品のヒロインがマンネリ化しますよ。











カリオストロの城のクラリスって
どう見てもナウシカじゃね?

みたいな事が起きてしまいますよ。









どうでもいいですけど、クラリスを見て五右衛門が「可憐だ・・・」って呟くのは
何度見ても萌えますよね。(←本当にどうでもいい)





それはともかく、「ちゃんと気持ちを伝えて良かった」と改めて告白したことに満足気な木野村。



ポチ「……私も……気がついてよかった。こんな近くに、一番大事な人がいたんだって」
木野村「ありがとう……大好きだよ、ポチちゃん」





こんな感じで和み系木野村ルートが終わりました。
木野村は、まぁツッコミどころは満載でしたけど、本当に満載でしたけど
基本的にやっぱり癒し系ですね。
温和で優しい性格だから和みまくりです。



まぁ、木野村は最初から主人公に好感触なんで
他キャラ攻略時は常に蔑ろにされてますからね。
これくらい幸せに終わってくれれば満足です。



個人的にもっと「俺についてこい」的なキャラが好きなので、物足りない感じはしますけどもね。
ほのぼの系が好きな方にはいいかもしれません。
あと、我こそはSの化身という方にはオススメです。(←えー)





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