一ノ瀬 蓮




今回攻略する一ノ瀬は、学園No.1でございます。
眉目秀麗、文武両道の彼は、ときメモGSで言うところの葉月や佐伯という王子ポジションなので
序盤はかなり厳しいですけど、その分愛のボルテージが最高潮になった時の破壊力はとてつもないはずですので
頑張っていきたいと思います。





声優は櫻井孝宏さん。
有名どころですね!
個人的にもこの方の声は大好きであります。



うちの馴染みのあるところでは
学園ヘヴン遠藤和希や、幕末恋華新撰組才谷梅太郎
それにBLEACH吉良イヅルもされてますし、
なんといっても聖闘士星矢の冥王ハーデス編以降のドラゴン紫龍もされてるんですよ!




ということは、だ。








一ノ瀬も何かあると半裸になるんじゃないかと。(←なりません)










他にも、うち自身は馴染みがないだけで有名どころなもので
コードギアス 反逆のルルーシュ枢木スザクとか
FINAL FANTASY Z DAVENT CHILDRENクラウド・ストライフとか
D.Gray-man神田ユウもされています。





では、ゲームの方を進めていきたいと思います。





初日に若月からもらったマドレーヌを食べる場所を、『3年生の校舎』で決定。
どうやら休憩スペースがあるらしく、「みんなもう帰ってる頃だし〜」とウキウキで食べようとしていると
そこにタイミングが良いんだか悪いんだか分からないけど、とにかく一ノ瀬がやってきました。
相手は100キロの巨体ですから、当然一ノ瀬も主人公に気付き、
お互い目が合ったまま、気まずい雰囲気のまましばらく無言。



ポチ(うう、こっち見てる、見てるよ……特に私が持ってるマドレーヌ、まじまじ見てる……)






目が口以上に物を言っています。






とりあえず主人公から挨拶をしてみたら、「気安く話しかけるな」と冷たくあしらわれてしまいました。



一ノ瀬「俺はうっとうしいヤツが嫌いだが、お前みたいに自分に甘いヤツは、もっと嫌いなんだ。分かったか?」








痛っ!(←プレイヤーの心が)











一ノ瀬の言葉にプレイヤーもショックを受けましたけども、
主人公も同じくショックを受けた模様。



ポチ(自分に甘いヤツって、どういう意味なの?)








鏡を見ろ、鏡を。









ポチ(そ、そんな……自己管理って……。私……あんなふうに言われるくらい、ダメなんだ)







体重が3ケタいったうえに
さらに他人からの指摘で、ようやく自覚。


















落ちた涙も見ないふり。
















初日のやり取りはそんな感じで終わり、
ダイエットを始めた初期はバイトをしまくって、しばらくしてエアロビクスバイクを購入。
なんかもうダイエットの王道的な機械ですよね。



4月最後の日曜日に初めて一ノ瀬をデートに誘ったんですけど
予想外にも3回目でOK貰えました。
しかもこの時に初めて一ノ瀬が笑ってる(嘲笑じゃない)顔が出ました。
落ちました。(←プレイヤーが)



初デートは動物園にして、「可愛い動物を見てると和みますよね〜」と話しかける主人公。



一ノ瀬「まあ、隣に一匹いるがな」



・・・まぁ、一ノ瀬的には『動物』ということで主人公を示したんでしょうけど
主人公としては、「私が可愛いってこと!?」とすっかり舞い上がってる様子。



一ノ瀬「……そのポジティブ思考はいつもながらにすごいな」




だからこそこの体型ですよ。




4月末の一番最初の月刊『俺の妹』では、まぁ当然ながら評価は「無理」でした。



お兄ちゃん「今のままじゃちょっと厳しいかもな?」





ちょっとどころじゃないと思いますが。






5月のゴールデンウィークは、全て一ノ瀬とデートに持ちこんだんですけど
そのうちの1日に遊園地に行った時、一ノ瀬がボートに乗ろうと提案してきたので
主人公が自分の体重で船が沈んでしまうのを心配していると、一ノ瀬が「気にするな」とまさかのフォローを入れてきました。



一ノ瀬「人間は基本的にはちゃんと浮くように出来ているから、なんとかなるだろう」




ああ・・・






船が沈むのは前提なんですね。








そして5月6日。
学校で一ノ瀬に声をかけられました。
ダイエットを諦めていない主人公を認めたようで、「これ使ってみろ」と何かを差し出す一ノ瀬。



一ノ瀬「見て分からないか?『ロイヤルクィーン』だ」






聞いてもサッパリ分かりませんが。







後でチェックしてみたら、なんか栄養サポートのジュースでした。
わかんねぇよ。
ていうか一ノ瀬さん、初日に「気安く話しかけるな」と言ったの覚えてます?
あんたから声かけてきてんじゃんよ。
しかもわざわざ主人公の教室に来て。



5月14日の放課後、先生に頼まれて3年生校舎近くの美術室へ届け物を運んでいると
通りかかった教室から物音が聞こえてきたので、気になって覗いてみると
一ノ瀬がたくさんの書類に囲まれて黙々と作業しているのを目撃。



表情的にも疲れてそうだったので、手伝おうかどうしようか迷っていると
一ノ瀬に気付かれてしまい、思い切って「手伝いましょうか」と進言したら
「邪魔だ」と一蹴されました。


一ノ瀬「お前みたいなヤツでも一応女なんだからな。遅くなる前に帰れ」




万が一、主人公が暴漢に襲われたとしたら
相当なマニアですよ、きっと。




そして5月29日の日曜日。
まさかの事態発生。







一ノ瀬からデートに誘いに来ました。








一ノ瀬、意外とチョロイんじゃないか・・・?






一ノ瀬「これから時間があるようだったら、俺に付き合わないか?」




いいけど、行き先は病院じゃなくて大丈夫ですか?





行き先は主人公に決めさせてくれたので、映画館に行ってきました。
ポップコーンを1人で全部食べようとしたら、ものすごい目で見られました。




しかしデートに誘ってもらったにも関わらず
5月末の月刊『俺の妹』では、まだ評価は「無理」のままでした。おかしいなぁ。
あ、でもラブラブ度はアップしてました。



お兄ちゃん「ひとーつっ!諦めないで続ければ、願いは叶う!」



願いの内容にもよりますけどもね。



数日後の6月6日。
また教室に一ノ瀬がやってきて、何かダイエットグッズを持ってきてくれました。



一ノ瀬「見てわからないか?『仏式フェイスケアセット』だ」





見て分かるほうがすごいと思いますが。






6月中旬あたりに、リバウンドゾーンに入ってしまった主人公。
頑張ってもうまく体重が減らず、イライラのあまりに何か食べたくなってきてしまい
夜中の1時にコンビニ行こうと家を出ると、マンション前で一ノ瀬に遭遇。
どうやら夜風に当たっていただけらしいのだが、そこで一ノ瀬に「お前こそどこに行くつもりだ」と聞かれて
咄嗟に「ちょっと夜風に当たりたくて〜」とヘラヘラと返答したら



一ノ瀬「……どうせ腹が減って出てきたんだろう」






バレバレでした。






「相変わらず見苦しいヤツだ」と一ノ瀬がバカにしてくるのを
主人公は耐えながら聞いていたわけですが、ふと、「ちょっと待てよ」と何かに気付いた様子。



ポチ「一ノ瀬さん、私がダイエットしてる事、なんで知ってるんですか?」









今更あああぁぁぁ!!???










今まで2回も「ダイエット諦めてないんだってな」とか言われて
ロイヤルクィーンとか仏式フェイスケアセットとか貰っといて
何言ってんの主人公!バカなの!?本当にバカな子なの!!?




ともかく、一ノ瀬が主人公のダイエットの事を知ったのは、深水が喋ったせいだと判明しました。
「今更やっても無駄なのに」と言う一ノ瀬に
今までの自己管理の甘さについて反省の弁を述べる主人公。
それから「泣き寝入りなんて絶対にイヤ!」と主人公が言うと
少し驚いてから「痩せられたら、自分に甘いヤツって言ったのを撤回してやる」と一ノ瀬が笑ってくれました。
いや〜、やっぱり普段いつもクールな人が笑うと、ギャップにやられますね・・・。



結局その日は一ノ瀬に大見栄を張ってしまったので、コンビニを諦めて
6月19日になって、一ノ瀬にマンション前で呼び止められたので何だと思ったら



一ノ瀬「うちから届いた『ミル・クレープ』があるんだが、お前、食うか?」






撤回したくないからって妨害作戦ですか?







とりあえず好意を寄せている相手から貰うものを断ることなんて出来ませんので
ありがたく頂いて寝る直前に食べてました。
重ね重ねバカなんじゃなかろうか、主人公。



すると、その日の夢で主人公はとある城の中にいて、さらに王子様スタイルの一ノ瀬を発見。



一ノ瀬「そこにいる美しい姫、どうか私とダンスを踊っていただけませんか?」



普段の一ノ瀬からとは思えない豹変ぶりに、一体どうしちゃったんですか!?と主人公が尋ねると
「私はこの国の王子です」とサラリと答える一ノ瀬王子。



一ノ瀬「姫、ワルツはお得意ですか?」
ポチ「い、いえ、盆踊りくらいしか経験が……」
一ノ瀬「では、私がリードいたしましょう」



こういう主人公って、ダンスと言われると必ずといってもいいほどに盆踊りを持ってきますよね。
もっとこう、「パラパラなら・・・」とか「ダンスダンスレボリューションなら・・・」とか
ちょっと趣向を変えて「ランバダなら・・・」とか(←そんな乙女ゲー主人公はイヤだ)



まぁ結局ダンスを踊る前に夢が覚めてしまったわけですけどもね。





えーと、6月末の月刊『俺の妹』では、一応体重は86kgまで落とせたんですけど
やはり評価的には「無理」でした。
相手は一ノ瀬だもんなぁ・・・評価を1段階上げるのも難しそうだ。



7月1日になって、夏休みの旅行について主人公が考えていると
いつも保護者として一緒について来てたはずのお兄ちゃんが突然「行けなくなった!」と謝ってきました。
しかし、主人公と友人sの女子だけの旅行は危険だからと許してくれないので
一緒に行ってくれる男性を探すことに。



ダメもとで一ノ瀬に頼んでみたら
案の定「お前の話に付き合うヒマはない」と断られてしまいました。
それでもしつこく粘って事情を話してみたり、「夏休みどうするんですか?」とか「良ければ一緒に〜」とか主人公が誘ってると
「何でお前らと・・・」と言いかけて何かを思いついたかと思えば、
突然「俺が連れて行ってやってもいい」と言い出しました。
どうした。
まさか友人s狙いか!?




一ノ瀬「スイスのツェルマットに、うちのシャレーがある」



「シャレー」なんて聞いて、主人公は大興奮してましたけど
プレイヤーとしては何が何やらです。
何ですか、シャレーって?
シャトレーゼの略ですか?




一ノ瀬はその「シャレー」とやらに、休みの間に顔を出すことになっていたようで
飛行機も泊まる場所も全て手配してくれるそうです。
しかし「旅行中は俺の指示に従え」という注意事項付き。
最後の部分を聞いて、イヤな予感をバリバリ感じる主人公。



一ノ瀬「ん?何だ、まさか文句があるわけじゃないよな?」





この有無を言わせない態度。









この男が最終的に
主人公の掌で転がされるかと思うと
笑いが止まりませんね!












とりあえず、旅行中は一ノ瀬に従うのを条件に旅行に行くことになりました。
そして7月7日。
主人公の学校では七夕に女子から男子にプレゼントを渡す伝統があるとかいう話なので
主人公も前日に一ノ瀬用のプレゼントに『懐中時計』を購入。
そして7月7日に献上。



一ノ瀬「お前……結構わかってるじゃないか。見直したぞ」




うん、まぁ、攻略サイト見たからね。(←オイ)



だって相手は一ノ瀬だもの!
ちょっとの評価も無駄に出来ないもの!!




それから数日後、また学校で一ノ瀬が主人公の教室に訪れて何かくれました。



一ノ瀬「見て分からないか?『ロデオマスター』だ」



・・・これ、ダイエット器具としてよく通販でも見てたジョー●みたいなやつですよね、きっと。
確かに今回は見て分かると思うけど、それよりも何よりも
これを学校まで持ってきたお前の姿を見たかったよ。
ていうか、マンションで渡せばいいじゃん。





それから、スポーツセンターでデートした時のことなんですけど
柔道の話題になって、主人公が「一ノ瀬さんが一本背負いしてるのカッコイイだろうな〜」と妄想してると
「やってやろうか?」と一ノ瀬に言われたので、さすがに遠慮しておきました。
一ノ瀬としても冗談で言ったみたいですけど。



一ノ瀬「お前も一応女だろ。それに……」
ポチ「それに……?」
一ノ瀬「……いや、なんでもない」
ポチ「……今、チラッと見ましたよね、私の体……」






もう、エッチなんだから!(←確実にそういう視線じゃない)







さて、7月末の月刊『俺の妹』がやってきました。
77kgまで落とせたけど、やはり評価はまだ「無理」でした。手厳しい・・・。



お兄ちゃん「無理!相手はまったく振り向いていないぞ!」



コメントも手厳しい・・・。





8月に入って、やってきましたスイス!!
自家用チャーター機まで用意してもらって、
「何で招いてくれたんだろう・・・」と主人公と友人sが不思議に思っていると
1人のメイドさんがやってきました。



メイド「皆様、蓮様のご学友の方々ですね?アルバイトに来られたという






な ん で す と ?








メイド「お話は蓮様から伺っております」











我々が何も伺ってないのですが。












そうして、一ノ瀬家主催のパーティのお手伝い要員だと悟った主人公は「やられたー!」と悔しがっていましたけど
友人sは「お休みはまだあるし」とか「パーティが終わればのんびりできるし」と楽観的。
ポジティブには定評のある主人公ですけど、それを超えるポジティブだなこの2人・・・。



パーティが始まって、メイド姿になってパーティのお手伝いをする主人公たち。
一ノ瀬はパーティのゲストの接待に行く模様。
どうやら両親が仕事の都合で来れないから、代わりに一ノ瀬がここに来たそうです。



しばらくして、一ノ瀬が外人と話しているのを目撃して
流暢な英語を話す一ノ瀬に見惚れる主人公。
でもよく見ると一ノ瀬の顔色が悪いのに気付いて、心配しつつ見守っていると
一ノ瀬にバレて、「カーテンの陰に隠れてたのに!」と主人公大慌て。



一ノ瀬「もしかして、それで隠れているつもりだったのか?それだけはみ出しといて」




・・・まぁ、痩せたといってもまだ77kgですからね。




パーティが無事に終わって、その日の夜。
友人sはぐっすり寝てるけども、主人公は空腹で眠れない模様。
こっそり厨房に行こうとしたら、途中でコーヒーの匂いがしてきたので
その匂いにつられて行った先の部屋で、一ノ瀬が物思いに耽っているのを発見。



溜息をつきながら窓の外をじっと眺める一ノ瀬が気になって、
声をかけて「今日はご苦労様でした!」と当たり障りない会話をふってみたけども
一ノ瀬は全然主人公の話は聞いておらず、「明日から何処へでも遊びに行けばいい」と無関心。



思い切って「一緒にどうですか?」って誘ってみたけども、「ヒマじゃない」と断られて
それでも「たまには休んだ方がいい」と気遣ったら
「ツェルマットもシャレーも好きじゃない」とか、さらに「お前を見てると嫌なことを思い出す」とまで言われてしまいました。



一ノ瀬「能天気な人間の反応ってのは、だいたい似たり寄ったりだな」




なんだと貴様。








そんじょそこらのバカより
主人公の方が格が上だっつーの!
(←威張れません)









一ノ瀬「あいつも、ここが好きだった。いつでもそうだ。勝手に好きになって、勝手にドジ踏んで……
    だから俺は、暑苦しいヤツが嫌いなんだ……」










見た目からして暑苦しくて申し訳ない。









ポチ「誰か、私の他に、暑苦しい人がいたんですか?」










しかも本人は自覚済みである。













主人公が質問したことで我に返って「今の話は忘れろ」と言う一ノ瀬。
そんな一ノ瀬を「一人で悩むのは身体と心に悪い」と心配する主人公。
保険医かお前は。



そこでしばらく「俺はお前のそういう態度が気に食わないんだ!」「心配する気持ちを無責任と決め付けないで!」と怒鳴りあい、
失礼なことを言ったと我に返ってから訪れた重い沈黙に耐えられなくなった主人公。



ポチ(誰か、この空気、なんとかしてぇぇぇ!)
一ノ瀬「おい、お前……」
ぐう、ぎゅるるるる…………。
ポチ(はっ。い、今の音、お腹?私のお腹!?もんのすごい音がしたわよ!?)





重い空気を自分で打破できて良かったじゃないですか。





ポチ「…………」
一ノ瀬「…………」
ポチ「…………あ、あの……」
一ノ瀬「ぷっ、く、はははは……!」
ポチ(う、うわぁ、よかった。なんか重い空気が払拭されたような気がする







そしてこの感想。








これくらいじゃなきゃ乙女ゲーのヒロインは出来ませんよね。





笑ったまま「食いたきゃ勝手に食えばいい」と言う一ノ瀬に
テレ隠しで「これは条件反射みたいなものです!」と叫ぶ主人公。



ポチ「いや、条件反射はおかしいか……そう、癖!癖なんです、鳴るの!」





どんな癖だよ。






その日はなんとかギクシャクしないで終われて、
そしてあっという間に旅行最終日。
主人公がお土産を選んでいるところに一ノ瀬が登場。
どうやら親に買い物を頼まれていたようですが
主人公の選んだお土産を見て「それは渡す相手への嫌がらせか」と呆れる一ノ瀬。
それを聞いて「このマスコットのどこがいけないんですか!」とムッとする主人公。



荻野「ポチ……ちょっとそれは……」






友人sも引くくらい
センスがないようです。









旅行から無事に帰ってきて、8月14日にマンション前で一ノ瀬に遭遇。
今回は『マカロン・プレジール・シュクレ』が家から届いたとのことで、ありがたく貰いました。
で、また寝る前に食べて夢の中へ突入。



今回は城ではなくて森にいた主人公。
しかも狼に追いかけられていて困っていると白馬に乗った一ノ瀬王子が颯爽と登場!
ベタベタだ!!



主人公を引っ張って白馬に乗せて、なんとか逃げ切ったところで
「1人で歩くなんて危険だ」と主人公の身を案じる一ノ瀬。



一ノ瀬「私が見つける事が出来たからよかったものの、許婚である姫の身に何かあったら私はどうすればいいのです?」





いつ婚約したんですか。





「許婚」と聞いて驚く主人公をよそに、「式も迫っているんだから心配させないでください」と話し続ける一ノ瀬。



一ノ瀬「それとも、これ以上、貴女の事を想えというのでしょうか?
    今でさえ、貴女の事でしか考えられない自分を、どうしようもなく押さえきれずにいるというのに……」











ロマンチックあげるよ!!










もう本当に王道すぎるロマンチック設定。
それが分かっているのに何故こんなにやられてしまうんだ・・・!!(悶絶)






夢はそれで終わって、現実に戻ってきて
夏期講習中にまた一ノ瀬が主人公の教室に来ました。



一ノ瀬「見てわからないか?『万能電子辞典』だ」



いやだから見て分かったら、そっちの方がすごいと想うんだが。



それから次の日曜に、デートではなくて一ノ瀬の部屋でお話することに。
主人公が飲み物を作ろうとして、一ノ瀬がコーヒーを頼むので
「一ノ瀬さんらしいですね〜」と主人公が言うと



一ノ瀬「じゃあ、お前らしいのは青汁ってとこだろうな」







草臭いってか。
主人公が草臭いって言いたいのか。









8月末になって、待ってましたの月刊『俺の妹』。
今月やっと評価が「厳」になりました。1段階アップ!!



お兄ちゃん「ちょびっと上がった感じか!?頑張れ!応援してるぞッ」



ありがとうお兄ちゃん!
超頑張る!!





夏休みが終わり、9月1日。
体育祭の種目を決めるということで、一ノ瀬はどうするのか聞いてみると
「何の種目にも出ないけど、借り物競走の手伝いをする」とのこと。
ということで、主人公の参加種目は借り物競走に決定。



そして9月2日。
ふと、一ノ瀬がちゃんと自炊出来てるのか気になった主人公。
その日の晩御飯にと作った煮物が上手に出来たのもあって、一ノ瀬にお裾分けに行くことに。



一ノ瀬の部屋のインターホンを押して、しばらく待った後にようやく出てきてくれました。
どうやら体調が悪いらしいのですが、主人公が「煮物をお裾分けに来ました」と言うと



一ノ瀬「……入れよ、鍵はあいてる」



何の不信感も持たずに家にあげてくれました。
じゃあ煮物を届けたついでに据え膳でもいただこうかな、と(←死ね)



で、いざ部屋に入ると、気だるそうにベッドに横になってる色っぽい一ノ瀬のスチルが!







いっただっきまーす!!(←爆ぜるがいい)








さすがに弱ってる一ノ瀬を放っておくわけにもいかず、
一ノ瀬の実家に電話して、かかりつけの病院とかを教えてもらおうと思いつく主人公。
一ノ瀬にバレると怒られそうなので、一旦自宅に戻って、入居者名簿を見て一ノ瀬の実家に電話。
身内が管理人だと、個人情報が漏洩しまくりですね。
最初は使いの人が電話に出たけども母親に代わってもらって、一ノ瀬の容態とかを話したら



蓮の母「そうですか……好きになさって下さい」






・・・・・・












いっただっきまーーす!!!(←そういう意味ではなく)













全く心配する様子もなく、「あの子は何でも出来る子だから、見舞いに行く必要なんてない」と
一方的に電話を切られてしまい、呆れを通り越して怒り模様の主人公。
「こうなったら私が看病してやるー!」と一ノ瀬の部屋に戻ってみると
一ノ瀬は眠りについてるみたいなので、その間にお粥を作ってあげることに。



少しして、一ノ瀬が目が覚めたみたいで、「今、お粥が出来たところなんですよ」と告げる主人公。
その光景はとても微笑ましいのですが
お粥を作ってるのに効果音がジュージュー言ってるのがすごい気になります。
これ絶対お粥じゃないよ。
何か炒めてる音だよ。
お前、お粥じゃなくてチャーハン作ってない?



一ノ瀬はちゃんと食欲があるみたいなので、食べてる姿を見て安心しながら
「大体、お母さんも放置するなんてヒドイ!」と、うっかり口をすべらして実家に電話したのがバレてしまいました。
勝手に連絡したことを謝る主人公に、「バカなことを」と呟く一ノ瀬。



一ノ瀬曰く、母親は自分のことを嫌っているとのことなんですが
「息子を心配しない母親なんていませんよ」とコメントする主人公。



一ノ瀬「……お前は、大切なものを奪われた時、その相手を許せるか?」



それはつまり
冷蔵庫のプリンを食べられたら、相手を許せるかということですね?(←スケールが小さい)





主人公自身は今の質問の意図が掴めないようで、返答に困っていると
一ノ瀬の方から「忘れてくれ」と幕を下ろしてしまい、
休むために寝室に行ってしまいました。
主人公的には納得いかなかったけど、病人相手ということもあって今回は素直に引き下がることに。



かといって、そのまま自宅に帰るわけでもなく、しばらく一ノ瀬の部屋で待機していたら
いつの間にか寝てしまっていて、目が覚めた時には一ノ瀬が起きていて、
主人公に毛布をかけてくれていました。
病人に気を遣わせてどうすんだ。



具合を心配する主人公に
「誰かさんが色々面倒みてくれたから大分よくなった」と話す一ノ瀬。
その優しい言葉に、信じられない主人公。



ポチ(……やっぱりまだ具合悪いのかも)




それを是非、口に出してほしかった。




でもまぁ一ノ瀬の具合が良くなったのは確かみたいなので
主人公はもう帰ることに。



一ノ瀬「ああ……ありがとう」










遺言だよ(←いや死なない死なない)












9月23日になり、体育祭が開催。
主人公の出場する借り物競走が始まり、コース途中の封筒を拾って中を見てみると



ポチ(『一ノ瀬蓮のハチマキ サイン付き』ですってぇぇ!?こんな個人攻撃ありなの!?しかもご丁寧にサインペンまで入ってるわ)





実行委員の職権乱用です。





とにかく一ノ瀬を発見して「ハチマキ貸して下さい!サイン付きで!」と主人公が頼むと、当然「はぁ?」という反応をする一ノ瀬。
どうにも貸してくれそうにない一ノ瀬に、「ちゃんと返しますからー!」と頼み込む主人公。



ポチ「もちろん、洗濯して漂白してアイロンもかけます!なんなら包装します!!」




余計な至れり尽くせりですね。




主人公の必死ぶりを見て呆れてはいたけども、とうとう折れてくれた一ノ瀬は
「俺のせいで負けたと言われても困る」と言って、ちゃんとサイン付きで渡してくれました。



一ノ瀬「それから、面倒だから返さなくてもいい。お前にやる」




素直に「俺の物をお前に持ってて欲しい」って言えばいいのに。
このシャイシャイボーイめ!




まぁ、めでたくゲット出来て見事1位を獲得。
あんなにモタモタしてたのに何で1位を取れたんだ。
もしかして他の走者はもっと難しいものだったんでしょうか。まごころとか。




ちなみにレース後、実行委員の子が一ノ瀬のハチマキを物欲しそうに見てたけど
主人公が死守したそうです。





そして9月末の月刊『俺の妹』では、やはりまだ評価は「厳」でした。
まぁ、先月アップしたばっかりだもんな・・・まだまだか。





10月に入ってしばらくは特に何も起こらず、23日の日曜日になると
またマンション前で一ノ瀬に会って、今回は『ミルフィーユ・ヘーゼルセット』が届いたとのこと。
これもまたありがたく頂戴して、セットというくらいなのに寝る前に食べつくす主人公。
恐ろしい・・・恐ろしい女だ・・・。



そしてその日の夢では、どこかの舞踏会っぽいんだけど
主人公はなんとウェディングドレス着用。



一ノ瀬「どうされました、姫?幸せに酔っているのだとしたら、私も同じですよ」




結婚式だ・・・まごうことなき結婚式だ・・・!!



そして一ノ瀬に誘われて、少し2人で歩くことに。



一ノ瀬「この熱すぎる貴女への想いを少しだけ冷ますには、肌を通り過ぎる夜風が丁度いい」



こんな2次元だからこそ許される甘いセリフを目の前で吐かれているというのに
「普段と全然違うなぁ」とクールに受け止める主人公。
どうした主人公。
以前のお前ならもっと慌てふためいてたじゃないか。
もしかして普段の一之瀬のSっぷりに慣れちゃって、甘いセリフが物足りなくなったのか。
とうとうMに目覚めたのか。




10月24日になって、主人公が晩御飯の買い物に行こうとしたところで、マンション前で一人の女の子に遭遇。
女の子っていっても、主人公と同世代っぽい感じで、
一見男の子にも見えるショートカットでちょっと死んだような目をしてます。



どうやらその子は一ノ瀬がこのマンションに住んでるか確認したかったみたいで
特に用事があって来たわけではないらしいです。
しかも「私が来たことは言わないで」とか言われてしまいました。
あれ、もしかしてこの子、一ノ瀬のストーカー・・・?



???「どうせ聞いても、何も感じないんだろうけど…………麟の事も……どうせ……」





まるで狙ってたかのような謎の残し方ですね。





それから、その子の名前が村田唯というのを聞き出すのに成功。
意外と平凡な名前でした。(←ほっとけよ)
まるで一ノ瀬に恨みがあるかの様子が気になる主人公だが、村田と入れ替わりで一ノ瀬がやってきて
さきほど「私が来たこと言わないで」と言われたけども、一ノ瀬に報告すべきか悩む主人公。



一ノ瀬「……なあ、お前、俺に隠し事しようとしても無駄だって事、気づいてないか?」






「言いたいことがあるなら言え」と言われて
村田の訪問をあっさり暴露する主人公。








すまんな村田。
主人公は好きな男の為なら親友ですら蔑ろにする女だ。





で、村田のことを話したら、明らかに何か関係のある驚きを見せる一ノ瀬。



一ノ瀬「…………まさか」
ポチ「……どうかしました?」
一ノ瀬「…………いや。そうだとしても……」
ポチ「……?」
一ノ瀬「……何でもない」









どう見ても何でもなくはないだろ。








あんた、主人公のことを「隠し事が出来ない」とかバカにしてるけど
お前の心情もダダ漏れですよ。







まぁ案の定何も言わないで行っちゃったので、何もわからず仕舞なんですけどもね。




それはひとまず置いといて、10月末の月刊『俺の妹』がやってきましたよ。
主人公の体重は64kgで、評価は「普」です。



お兄ちゃん「グッジョブだ!あとちょっと頑張れ!」



お兄ちゃん、声援とても嬉しいけどこれから確実にひと波乱起こるから難しいよ。





それから日は流れて、11月20日の文化祭にて。
主人公の属する演劇部もモチロン劇を披露するけども、主人公は裏方なので特になし。
劇が無事に終わって、主人公が飲み物を買いに裏庭の自販機へ行くと、そこで一ノ瀬に遭遇。
演劇部の話になって、主人公が何の役をやったのか聞いてくる一ノ瀬に
「裏方だけど必要な役なんですよ!」と主張する主人公。



一ノ瀬「……くっ。馬鹿、知ってるよ。俺も見てたんだ」




じゃあ聞くなよ。





とにかく主人公の頑張り具合は認めてくれたようで「ジュースくらいなら奢ってやる」とまで言ってくれて
主人公が素直に喜んでいると



???「……いい気なものね」



誰かと思ったら、この前マンション前で会った村田でした。
その姿を見て驚く一ノ瀬に、「ちょっと話があるの」と詰め寄る村田。
ジュース買ってもらうまで待っててくれないか。(←そんな場合じゃない)



そうして、主人公を置き去りにして別場所へ移動してしまった一ノ瀬と村田。
2人のことが気になって気になってしょうがない主人公は、「立ち聞きするのは悪いよなぁ、でも様子が変だったし」と
しばらく葛藤した後に



ポチ(……えーい!いいや、もう、一ノ瀬さんに叱られても!後悔するより、叱られた方がよっぽどマシ!)







自分の欲望に忠実に生きてますね。





主人公、絶対に彼氏の携帯盗み見するタイプだと思います。
気をつけろ一ノ瀬。





で、2人の行方を追って、話が聞こえるギリギリの場所で盗み聞きをする主人公。
すると、既に「相変わらず勝手な人!」「そんなこと言う為に来たのか?」とヒートアップしてました。



村田「あなたはそうやって、彼が死んだ後も、平気な顔して暮らしている。だけど、あなたのせいで、麟は……麟は死んだのよ!
   あの時、あなたが待ち合わせ場所に行っていたら、麟は死なずに済んだのに……」






これは多分、夏休みの旅行中で一ノ瀬が「お前は大切なものを奪った相手を許せるか?」って主人公に聞いたこととリンクしてるんでしょうね。
この場合、一ノ瀬が村田の大切なもの・・・つまり麟っていう人を奪ったってことか。
奪ったっていうか、殺したって感じか?



「少しでも苦しんでたら許せる気がしたのに」と悔しそうに責める村田に
「そんな用件なら帰ってくれ」と冷たく突き放す一ノ瀬。



一ノ瀬「君が何と言おうと、あいつはもう生き返らないし、それに勝手に俺を待っていたのもあいつだ。それとも、事故まで俺のせいにするつもりか?」
村田「…………冷たい人……彼の気持ちなんて、少しも分かってないのね。私、あなたの事、ずっと見てるから。
   不幸になるまで、ずっと……。麟が死んだのに、あなただけ幸せになるなんて、許さない!」










悪霊レベルでタチが悪い。








そんな村田を、一ノ瀬は「勝手にしろ」と一蹴。
このご時世、下手に煽るとすぐに刺されますよ。



2人が別れたと思ったら、一ノ瀬が主人公のいる方へやってきてしまったので、主人公大慌て。



どすっ
一ノ瀬「うわっ!」
ポチ「げふぅっ!」





思い切り踏まれました。










意中の相手に踏まれる
乙女ゲーヒロインて斬新ですね。













当然「こんなとこで何してんだ」と怒られたので必死に謝って
「麟って誰ですか?」とか「あの子、きっと誤解してるんですよね」とか「あんな言い方はヒドイですよね」とか話してると
「何も知らないくせに、知った口を聞くな!」と突然キレる一ノ瀬。
すると「私が放っておけないんです!」と主人公が逆ギレ。
なんでお前がキレてんだ。



そしてしばらく重苦しい沈黙の後





一ノ瀬「……はぁ、わかったよ……俺も悪かった」












お前が謝っちゃうのかよ!!!











そりゃ話に関わらないと主人公の立場はないってのはわかってるけど
もともと無関係の奴に好奇心で首を突っ込まれたら
一ノ瀬がキレるのも当然だと思うんですが、どうなんですか。



でもまぁ結局その場は何も話してくれずに終わってしまいました。



一ノ瀬と別れて、模擬店のところまで戻ってくると、主人公を心配して待っていた友人sと合流。
「もう終わっちゃうから早く回ろう!」とか「美味しいお好み焼きを売ってるクラスがあるんだよ!」とか
主人公の為に色々と提案してくれる友人sの話を聞きながら
一ノ瀬のことをモヤモヤと考えている主人公。



ポチ(しょうがない、今日は梨恵ちゃんと優ちゃんと遊んで帰るか……)









100kg体型の時も偏見なく付き合ってくれた友達をこの扱い。












仲間を大切にしない奴はクズだって
カカシ先生が言ってましたよ。














とりあえず文化祭はこれで終わって、11月末の月刊『俺の妹』がやってきたわけですが
57kgまで落とせてもまだ評価は「普通」でした。



お兄ちゃん「ま、まだお兄ちゃんが面倒みてやれるな」





早く妹離れしろよ。





12月といえば、やはりクリスマスは外せない一大イベントですよね。
何が起こるかと思ったら、いきなり当日に一ノ瀬がやってきて、主人公に予定がないのを確認すると



一ノ瀬「だったら、うちで恒例のクリスマスパーティがあるんだが、お前も来い」



てっきり2人きりで過ごすのかと思ったら、実家に招待されてしまいました。
どうやら一ノ瀬の母親が主人公に会いたがってる模様。
一ノ瀬曰く、「俺が体調崩した時に、突然何のアポも無しに自分を呼びつけた無謀なヤツの顔が見たいらしい」と。
つまり決して友好的な理由による誘いではないってことですね。
やってやろうじゃねぇか。



しかし、さすがにフォーマルな場所に着ていくドレスなど持っていない主人公。
そこでお見通しと言わんばかりに、一ノ瀬が既にドレスを用意していました。
というか母親が送りつけてきたようです。
試練はもう始まっている模様。




喜んだのも束の間、結構細身のドレスらしく、とりあえず試着してみると
心配していたけども何とか着ることに成功。




一ノ瀬「……奇跡だな……」







うるせぇよ。










その言葉にショックを受ける主人公に、「冗談だ」と言いながら
ペンダントまでつけてくれる一ノ瀬。
も、もしかしてプレゼント・・・?



一ノ瀬「お前がみっともない格好をしていたら、俺が恥をかく」



・・・うん、お前はそういう奴だよ。




でもそのペンダントが主人公へのクリスマスプレゼントだというのは本当のようで
主人公は大喜びしてました。





主人公もクリスマスプレゼントを用意してあったので、とりあえずまだ渡さないで
一ノ瀬と一緒にパーティ会場の一ノ瀬家へ推参。
緊張しながら、とりあえず一ノ瀬にくっついていると、アランという男が一ノ瀬に話しかけてきました。
2人が話しているのをボケーっと見ながら、「王子様みたい・・・」と一ノ瀬に見惚れる主人公。



アラン「そういえば、そちらの彼女のつけているジュエリー……ははは、なるほど、彼女が君の恋人かい?」



それを聞いた瞬間、思わずキョトンとする主人公。



ポチ(これはすごい展開だわ、ミスター・アラン。あんた、いい事言うじゃないの!)





なんてオバハン臭いリアクション。





そんな期待しまくりの主人公に対して一ノ瀬は



一ノ瀬「クラスメイトです」







あんた学年違うじゃん。








ちなみにこのアランという人物はジュエリーデザイナーらしく、一ノ瀬の母のお気に入りだそうです。
そして、主人公が一ノ瀬にもらったペンダントもアラン作らしいです。
以上、プチ情報でした。




すると、突然ロビーの方が静かになったので何かと思ったら、一之瀬の両親のスピーチが始まる模様。
一ノ瀬も招待客の挨拶に行かねばならない、とのこと。
主人公の傍を離れる際に一ノ瀬が「何あっても自分から男性に声をかけるな」と注意してきたので
「かけませんよ!」と主人公が反論。



ポチ(っていうか一ノ瀬さんてば、もしかしてそれ、やきもち?)
一ノ瀬「……こういう席では、女性から男性に声をかけるのはマナー違反なんだ。だから注意しただけで、妙な誤解はするなよ





テレるなよ。





一ノ瀬両親のスピーチの間、1人で待っているのも味気ないし、料理をいただこうかとテーブルの方へ行くと



東条「あら、ポチさん!?」
時田「こんばんは」






うわー こんなとこで会えるなんてチョーウレシー(←死んだ魚の目をしながら)








確かに東条は金持ちのお嬢様だから、同じく金持ちの一ノ瀬の家と付き合いがあってもおかしくはないんだよな・・・。
時田は東条に誘われて来ただけらしいけど。
そこで主人公が「一ノ瀬先輩に連れられて」と言うと、さすがに東条もビックリした様子。



東条「一ノ瀬先輩がパートナーをお連れだなんて……しかも、それがポチさん……」






ふへへへへへへ
散々自分を馬鹿にしてきた奴が悔しがるのを見るのは愉快ですね!







下剋上・・・いい言葉だぜ









主人公も優越感を感じて「お母さんが招待してくれたみたいで〜」とか得意気に話していると



東条「……それにしても、素敵なドレスですのね。ちょっと拝見してもよろしいかしら」




そう言ってコーヒー片手に近づいてくる東条。








何故かしら・・・
こんなに胸がドキドキする
(←ナウシカ?)










東条「きゃっ!」
ポチ「へ!?」
東条「ご、ごめんなさい、ポチさん!私ったら何て事……」
ポチ(ぎゃーーー!!コーヒー思いっきりぶちまけたよ!や、やるとは思ったけど、まさかここまでっ)












悪・即・斬!














してやったり顔で「何か拭くもの探してきますわ〜」とその場を去っていく東条。
もちろん探して帰ってくるわけもないし、時田は東条を追いかけて行ってしまうし、
他の人は主人公の汚れっぷりをジロジロ見てくるし、さすがにオロオロしてしまう主人公。
しかも誰かに突き飛ばされて、テーブルの料理の上にダイブ。



蓮の母「あらイヤだわ!そのドレス、貴方、連のお友達の方ね?」





明らかに敵意剥き出しです。












わかってくれとは言わないが
そんなに俺が悪いのか。















「パーティはお喋りをする場で、お食事をする場ではありませんのよ」と
主人公を食い意地の張った人間のように馬鹿にしてくる連の母親。
まぁ実際食い意地は張っているわけだけども。



しかし、わざわざ周りの人に聞かせるような言い方だし、その周りの人間は誰も助けてくれないし
四面楚歌の状況で足が震えてくる主人公。
とりあえずパーティの雰囲気を壊してしまったことを謝罪すると
「貴方は場違いだし、連も呆れてどこかへ行ってしまったわ」と言われてしまい、呆然としていると



一ノ瀬「俺はここにいますよ。俺のパートナーにあまり失礼な事を言わないで頂きたいですね」








い、一ノ瀬えええええ!!!









一ノ瀬の登場に驚く母親と主人公。
足が震えて座り込んでしまっている主人公を見て、
「仕方ないな」と言ってお姫様だっこをする一ノ瀬。










っしゃああああ!!
ザマァミロ!!!
(←何が)









一ノ瀬がやってきて最初はビックリしたけども、すぐに調子を取り戻して
「あなたのパートナーは本当に恥ずかしい」と、なおも主人公をバカにし続ける母親に



一ノ瀬「恥ずかしいのも、このパーティに場違いなのも、あなたの方ですよ。母さん」




もっと言ってやってください。





さすがにそんな事言われて、キーっとなる母親。
主人公も「言いすぎだよおお!」と思って慌てていたけども、どうやら一ノ瀬の様子を見ると、怒っている感じ。



一ノ瀬「これ以上、彼女を侮辱するようなら、今度は俺が黙っていませんよ。それに、あなたの言葉で、ゲストの方々が
    不愉快な思いをされています。もう少しご自分の立場をお考えになったらいかがですか」




おおお、カッコいいぜ一ノ瀬・・・!!



主人公に謝罪を要求する一ノ瀬に、「何故私が・・・」と母親が反論しかけると
そこに一ノ瀬の父親が登場。



蓮の父「いい加減にしないか!ゲストの皆さんが、驚いていらっしゃるじゃないか」








だったらもっと早く来いよ。










父がなんとか取り繕ってくれたおかげで険悪なムードが少し和んで、
母親は機嫌悪そうに去って行きました。





一ノ瀬「……大丈夫か?悪かったな、来るのが遅れて」






ほんとにな。






一応「もう、どうしようかと思いましたよ!」と責めた後で
せっかく用意してもらったドレスを汚してしまったことを謝罪すると
「お前が気にする必要ない」とお優しい言葉をいただきました。
まぁ、用意したのは一ノ瀬母なわけだし、料理の上にダイブさせた犯人もたぶん一ノ瀬母だし、
一ノ瀬に謝る必要はないよな。



その後、マンションまで帰って来た2人。



一ノ瀬「それにしても、じっとしてろって言ったのに、ちょっと目を離しただけであの惨状……
    どうやったらそんな風になるんだ?」






お前の母親に言えよ。





とは言っても、事の成行きは東条のせいなんだけどな。
と、そこで東条に「一ノ瀬がパートナーを連れてくるのは初めて」と驚かれたことを一ノ瀬に話すと
気まずそうにちょっと黙って



一ノ瀬「まあ、な」





・・・言っちゃえばいいじゃない。
主人公は特別だって言っちゃえばいいじゃない!





まだまだこの場では言ってくれないんですけどもね。
あ、パーティに行く前に用意したプレゼントは、ちゃんと渡しましたよ。




さて、12月末の月刊『俺の妹』で45kgまで体重絞ったけど、まだ評価は「普」でした。
まだか、まだ駄目か。
ていうか他に問題ありか。





そうして年が明けて、1月2日。
夜の散歩に行こうとしたところに一ノ瀬と遭遇。
どうやら一ノ瀬は神社に行くところだったようで、せっかく誘ってくれたのでお伴をすることになりました。



当然、初詣の参拝客で神社の中はとんでもないことに。
前だったらさっさと1人で行ってしまう、むしろ帰ると思われる一ノ瀬が
主人公を気遣って人ごみで潰れないように守ってくれたり、手をつないでくれたり・・・おお、成長したなぁ・・・。



で、初詣ではお約束でもあるので「何をお願いしたんですか?」と聞いてみると



一ノ瀬「何も。俺は神頼みなんてしないからな、お前に付き合ってやっただけだ」







いや誘ったのお前じゃん。









逆に一ノ瀬に「お前は?」と聞かれたので
「来年も一緒に来たいな〜って」と乙女モードで主人公が答えると



一ノ瀬「……お前の場合はその体型維持だろう、最優先させるのは」






いや、最優先させるのならば
お兄ちゃんの妹離れを何とかするのが先だろう。







続いておみくじ。
これもまたお約束のように主人公は大凶で一ノ瀬は大吉。
占い系は気にすると言う主人公がショックで立ち直れないのを見て
呆れつつも自分の大吉のおみくじと重ねて枝に結びつける一ノ瀬。



一ノ瀬「これで半々、中和されて吉くらいにはなるだろ」







そんなことで中和出来たら神様の存在意義が無くなりますよ。









初詣も終わり、1月の平日に一ノ瀬と一緒に学校から帰宅する機会があったので
せっかくなので苦手なものを聞いてみると
「苦手なものはないが、ゴミ出しは慣れない」と答えられてしまいました。



一ノ瀬「あんなものを持っている時に他のヤツと会うと、どうもな……」
ポチ「なんか……親近感わきますね……」




でもそのゴミを出したのはお前自身だぞ、一ノ瀬。





1月16日になると、修学旅行の準備を始める主人公。
旅行先でスノボをするとのことで、去年までのウェアがぶかぶかになってしまったので
新調しようと出かけたところで、一ノ瀬にバッタリ会いました。
ウェアを買いに行く話をしたら、早速「直前になって準備するなんて計画性がない」と怒られました。



ポチ「うっ。だって、まさか自分がここまで体型変わってるとは、思わなかったし」





ちょっと待て。








ダイエット開始当初(4月):100kg 12月末時点:45kg










気付くだろ、普通。












さらに主人公がスノボが出来ない話になって
「優秀な先生がいたらな〜」と遠回しに教えてアピールをしてみたら
それに気付かないわけもなく、渋々とOKしてくれました。
ということで、次の日曜に買い物とスノボを兼ねたデートに決定。





そして日曜日。
まずは一ノ瀬とウェアを買いに行くことに。
夏休みの旅行で、主人公が選んだお土産を見てセンスの悪さに呆れていた一ノ瀬だけども
今回も主人公の選んだウェアを見て絶句してる模様。



一ノ瀬「可愛いだと……?そのどぎついピンクのウェアが……?」




ピンクか・・・似合う人は似合うかもしれないけど、まぁ、一ノ瀬は好きそうじゃないよな。
しかも『どぎつい』ピンクだし。



結局、一ノ瀬チョイスの無難なウェアを買うことになり、いざ練習へ。
スパルタの一ノ瀬のおかげで、なんとか滑れるようにはなった模様。



クタクタになって家に帰ってきたところで、クリスマスに一ノ瀬からもらったペンダントを失くしたことに気づいた主人公。
慌ててウェアを買った店に行ったら、無事に落し物として届けられてた模様。
安堵して家に帰る途中、なんと村田に遭遇。
が、村田は何も言わずにどこかへ行ってしまったので、気になって追いかけて話をすることに。



ポチ「そういえば、私まだ自己紹介してなかったね。私は犬山ポチ」
村田「………………それで?」





主人公の名前に対して何のツッコミも無しかよ!
恥を知れ!!
(←お前がな)





村田が一ノ瀬を責めている事に関して、「苦しんでるからあんまり悪く思わないでほしい」と告げる主人公に
「あの人が苦しんでるはずがない」と全く聞き入れない村田。



村田「あなたは知らないだけ、あの人はすごく冷たい人だわ」




いや知ってるよ。
出会った当初の彼は絶対零度の域だったよ。





でも最近は優しい部分も徐々に知ってきているので
「そんなことはない」と反論する主人公。




村田「じゃあ、どうしてあんなに麟に冷たかったの?」









知らねぇよ。


本人に聞けよ。











今まで何度か出てきた「麟」という人物の名前ですが、どうやら一ノ瀬の弟の名前だそうです。
親のネーミングセンスが如何なものか。



そして、一ノ瀬は実は養子であり
麟は一ノ瀬が養子として入ってきた後に生まれた子のようで、
麟こそが正真正銘の一ノ瀬家の子供だそうです。



一ノ瀬はパーフェクトな人間だから、理想の跡取りとして父親には気に入られていたけども
やはり実子じゃないということで母親には嫌われてたらしい。
あ〜・・・それで母親とは何かと対立してたのね・・・。



そして肝心の麟の死については「あの人(一ノ瀬)に直接聞けば?」と教えてくれない村田。
そこまで他人のプライベートをバラしといて、どうしてそこを伏せるんだ。言えよ!!





村田「もしあの人が本当に苦しんでいるのなら、私、すごく嬉しいけど。
   だって、私、麟が死んでから、あの人がうんと苦しめばいいって思ってたから。
   苦しんで、苦しんで、一生そうやって思い続ければいい……少なくとも、私はあの人を絶対に許さないから、って。
   だけど、そんな事はありえない。だってあの人は自尊心が強くて、自分だけが可愛い人だもの……」







それは違う!
一ノ瀬が可愛いって思ってるのはこの私だ!(←黙れ)







とにかく誤解を解こうと主人公が反論すると、いきなり賭けを持ちかけて
「真実を知ってもあの人を信じられるなら、チャンスをあげる」とか言い出す村田。



村田「私、持ってるの。あの人を解放してあげる鍵」





なんというか、「チャンスをあげる」とか「解放してあげる」とか
事件の当事者じゃないのに、どうしてそんなに上から目線なんでしょうか。








「あの人の為にどこまで出来るのか見せて」と言う村田は
結局、具体的に何をすればいいのかを教えてくれずに、主人公の携帯番号だけ聞き出して去って行ってしまいました。





そのまま主人公は修学旅行に突入するわけですが、旅行中モヤモヤしてしまって一ノ瀬に電話することに。
電話には出てくれたものの、「くだらない用なら切るぞ」と相変わらずクールな一ノ瀬。



ポチ「い、一ノ瀬さん、何してるのかな、って思って」
一ノ瀬「……切る」



たった今「くだらない用なら切る」って言われたばかりなのに、バカだなぁ、主人公。








どうせ冗談ぽく言うなら
下着の色とか聞くべきだろうが!
(←問答無用で切られます)










と、まぁ普段のようなやり取りだったけども
やはりちょっとしたことで優しさを見せてくれる一ノ瀬の為に
改めて鍵を手に入れる決心を固める主人公でした。





修学旅行から帰ってきて、早速お土産を渡しに一ノ瀬の家を訪問。



一ノ瀬「……何だよ、このロゴ入りキーホルダーは……お前……相変わらず非常識なまでのセンスのなさだな」



・・・今時、お土産にキーホルダーって・・・。
「黒字にパールブルーって、一ノ瀬さんらしい!」と主張する主人公に
「つけないだろうけど、一応もらっといてやる」と答える一ノ瀬。



ポチ(どうせなら、スキーウェアを着た昇り竜のタオルの方が可愛かったかな?)










一ノ瀬の主人公に対する評価が
「普」から上がってくれないのは
センスのせいなんじゃないかと感じる今日この頃。














その後、意を決して散歩に誘い出して、弟のことを聞き出してみると
意外にもあっさりと話してくれました。



一ノ瀬「お前にそっくりで、いつも能天気で馬鹿みたいに俺にまとわりついてくるヤツだった……」





それは・・・・・・お気の毒に・・・





村田が言っていた事に関して、「嘘じゃない」と話す一ノ瀬。
ちなみに、村田は麟の恋人だと思われるけど、麟自身からは聞いたことがないから分からないそうです。
なんじゃそらーー!!



で、麟は一ノ瀬を慕っていたのに、一ノ瀬はずっと麟に冷たくしていたそうです。
父親は一ノ瀬を気に入ってくれたけど、決して『息子として』ではないし、
母親はもちろん一ノ瀬を嫌っていたわけで、
でも麟だけは一ノ瀬を家族として接してくれていたのに、どうにもイライラして意地になって無視をし続けていたそうです。



そして一年前、家族でツェルマットに行った時のこと。
麟から「外で話したいことがある」と呼びだされたけども、一之瀬は無視をしていた模様。
放っておけば勝手に戻ってくるだろうと軽く考えていたら
麟は戻ってくる途中で事故に遭い、帰らぬ人となってしまったとのこと。



それからは、「弟が死んだのは俺の責任」と自分を責め続けていて
村田が一ノ瀬を責めるのも仕方がないことだと諦めているそうです。
いやでも、あいつ彼女を名乗ってるだけかもしれないのに。





一ノ瀬の話を聞いて、思わず泣き出してしまう主人公。
しかし、本当の事を話してくれたことに少し嬉しいと感じて
やはり村田にも一ノ瀬の気持ちを知ってほしくて、カギをゲットすべく頑張ろうと思っていると




一ノ瀬「……なあ、お前、旅行のレポートはちゃんと終わりそうなのか?」










いきなり現実に引き戻さないでいただきたい。
いや、今の話も充分現実なんだけども。












突然の質問に「たぶん大丈夫」と主人公が答えると、オペラに誘われてしまいました。
明日の夕方5時に待ち合わせ、とまで決めたところで、いきなり鳴り出す主人公の携帯。
一ノ瀬に先に帰ってもらって携帯に出ると、村田からでした。
まずは会って話をしたいということで「明日の2時に公園で待ってて」と言い出す村田。
そして一方的に電話を切る村田。
こちらの都合は一切聞き入れないドSっぷり。





主人公、あわててたけど
一ノ瀬を好きになるくらいだから、主人公はドMだと思われますし
内心、大興奮してたんじゃないでしょうか。
(←そんなヒロインてどうなの)








しかし先ほど一ノ瀬に「5時からオペラ」と誘われたばかりで
「時間はズレてるから大丈夫かな」と心配しながらも、翌日の2時に公園へ。
村田と合流してから、とある小川にかかる橋の上へ移動。
なんとなく展開が読めるこの感じ・・・・・・なんだろう、とても懐かしい感じ。







村田の背後にシュウ兄さん(幻水2)が見えるよ。









橋の上に来て、早速何をするかを説明・・・というわけではなく、
麟から聞いた一ノ瀬の話を始める村田。



村田「……あの人は、いつでも心を隠してる、って。自分一人だけが一ノ瀬家の中の『他人』で、
   だからその分、必死で努力してる人だって……」




しかし一ノ瀬が頑張れば頑張るほど、一ノ瀬を気に入る父と嫌う母が険悪になっていくのを見て
余計に一ノ瀬は疎外感を感じてしまって、そんな一ノ瀬を助けてあげたいと麟は思っていたようです。



さらに、麟は日記を書いていて、その日記のカギを村田が持っていました。
その日記のカギこそが、一ノ瀬を解放してあげられるカギだということですね。
だけどそれ以前に、何で村田が持っているのかと疑問に思う主人公。



村田「お葬式の時にこっそり持ち出したの」








窃盗ですよ。











一ノ瀬が麟の日記を見たら、一ノ瀬はきっと少しだけラクになってしまうから見せたくなかった、と話す村田に
「それはあなたのワガママだ!」と責める主人公。
痛いところを突かれた村田は、そのままカギを小川に向かって投げ込みました。






予 感 的 中







村田「そんなに言うなら、見つけて返してあげたら?
   それだけ偉そうに言うんだもの、こんな川からカギひとつ見つけるくらい、簡単でしょう?」













シュウ兄さんだ・・・!!
同盟軍に誘おうとした時のシュウ兄さんと同じだ・・・!!














こいつ、まさか天才軍師・・・!?















さっさと帰ってしまった村田を見送って
「何でもするって言っちゃったし」と覚悟を決めて、小川に入ってカギを探し始める主人公。



しばらくして、服もビショビショになり、冷たい水のせいで両手両足の感覚もなくなってきて
橋の上の通行人に笑われて、すごい惨めな気持ちを味わっていたけども
日が暮れたらもっと探しにくくなるからと黙々と探し続けていると、携帯に一ノ瀬から連絡が入りました。
5時からの一ノ瀬との約束をすっかり忘れていて、主人公大慌て。
「まだ間に合うから戻って来い」と言ってくれる一ノ瀬に
鍵のことは伏せて「急用が出来て行けません!」と泣きそうになりながらも必死で謝罪する主人公。



一ノ瀬「……分かった。俺も無理にお前を誘うつもりはない。俺の誘いを断るくらいだ、よほどの用があるんだろうな」
ポチ「……う……」
一ノ瀬「だが、俺はこんな風に突然相手に迷惑をかける人間とは二度と付き合うつもりはない。お前には失望したよ












わかってくれとは言わないが
そんなに俺が悪いのか














そのまま一方的に電話を切られて、しばらく茫然自失だったけども
一ノ瀬にとっては大切なカギだもん!と気合いを入れなおす主人公。



ポチ(他人に笑われたって、別にいいんだ。むしろ笑え、どんどん笑えって感じ!)



すっかり開き直ってヤケクソで探し続けていたけども
気づけば辺りはすっかり暗くなってしまい、思わずクシャミをしていると



村田「……あなた……まだ探してたの?」






仕向けた本人が何言ってやがる。







カギなんてとっくに流されてる、と諦めるよう村田が促しても、まだまだ探し続ける主人公。



村田「もう、やめて……」
ポチ「…………」
村田「もうやめてってば!風邪引いちゃうよ!」
ポチ「…………」
村田「そ、そんな事しても無駄なのよ!だって鍵、私が持ってるんだもん!






どうやらさっき川に投げ込んだように見せたのは、村田の自転車のスペアキーだった模様。
デートをドタキャンして一ノ瀬に嫌われてまでやってた事が、全て無意味だったと知って、ショックで力が抜けてしまった主人公。
その姿を見て謝罪をして、「私の負け」と言って麟の日記のカギを渡してくれた村田。



村田「あの人の事、許した訳じゃないけど……あなたみたいな人が『優しい』って言うのなら、それくらいの価値はある人なんでしょう?
   それなら、もういい。悔しいけど、そのカギ、好きに使って。それでもし、あの人が麟のこと、本当の意味で悲しんでくれるなら……
   ……もしかしたら、私も……いつかは、あの人の事……」




まだまだ村田の中では一ノ瀬は許せない存在だろうけど、このままいけば許してくれる時も近いかも、と
カギを受け取って満足する主人公。



村田「……私の言うことじゃないけど、そのカギ、無駄にしないで下さい」








本当にお前の言えた事じゃないよな。

一番無駄にしてたのお前だろ。











あと、窃盗の罪を責められたら
遠慮なくお前が実行犯だって告げるから、そこんとこ宜しく。












日記のある場所を言って去る村田に、お礼を言う主人公。
しかし一ノ瀬に完璧に嫌われてしまった今、どうやって渡そうかと悩んで
結局ドアノブにメモ付きでかけておくことにしました。



それから家に帰って気が抜けたところで、高熱が出てることに気づいて大慌て。(←お兄ちゃんが)
次の日はお兄ちゃんの監視の下、ずっと部屋で養生してたおかげで熱も下がってきた模様。
しかも学校の保険医であり同じマンションの住人でもある若月が、時間が許す限り様子を見にきてくれたらしい。



ポチ(今回ほど、先生が格好良く見えた事って、なかったかもしれない。
   ……まあ、お兄ちゃんが、『ポチが、ポチが死ぬっっ!』って大騒ぎしたせいもあると思うけど……)






よく動物病院を勧められなかったもんだ。






風邪を引いた原因を若月に問われたけど、さすがに本当の事を言えるわけもなく
「転んで川にハマっちゃって」と嘘をつくと、「へぇ〜」と意味ありげに笑う若月。



若月「じゃあ、お前が風邪引いたのと、一ノ瀬がこの数日マンションを留守にしてんのとは、まったく関係ないんだな?」



「執事みたいのが来てたから、実家かもな」と付け足す若月の言葉を聞いて
「実家・・・」と呟く主人公。



ポチ(どこに行ってるんだろう……)









だから実家だろ?




高熱で脳味噌溶けたのか主人公。








きっとカギに気がついて、実家で麟の日記を読んで、少しは一ノ瀬の罪悪感が拭えればなぁ・・・と悩んでいると
若月が主人公の様子が変なことに気づいてしまったので、慌てて誤魔化したら
意外にも全然追究してこようとしないので、主人公は思わず拍子ぬけ。



若月「それにしても、青い春って書いて青春か。お前らもなかなか青臭いよな!」
ポチ「……親父臭いより、青臭い方がマシだもん……」



それ言っちゃいけない言葉だよ主人公!







滅びの言葉並みに言っちゃいけない言葉だよ主人公!







さすがに主人公の発言にカチーンと来てしまったようで
「オレ様に向かってそんな事言っていいのか?」と脅しをかけてくる若月。



若月「お前の兄貴は買い物に出てて、部屋にはオレ様とお前の二人っきり」
ポチ「……へ?」
若月「……おまけにお前はベッドの上で身動きがとれないんだよなあ?なんならオレ様が親父かどうか、今すぐ試してみるか?ああ?」











是非お願いし(←黙れ)













一騒動(?)あったけども、いつの間にやら眠っていた主人公。
ボンヤリしたまま暖房つけっぱなしにしていた事を思い出して、「暑いな〜」とか考えてると
ふと、突然冷たい手が額に触れたのを感じて、誰の手か確認したいけど眠気で目が開かなくて
朦朧とした意識の中、ニオイで判断する主人公。
獣かお前は。





で、やってきた1月末の月刊『俺の妹』では、体重は45kgまで落ちてるけどやっぱり評価は「普通」でした。



お兄ちゃん「いい感じじゃないか!相手もときめいてるかもしれないぞ?」



うん、ラブラブ度は最高なんだけどなぁ・・・。





そして2月4日は一ノ瀬のバースデーなのでプレゼントを渡しに行ったら
何事も無かったかのように部屋にあげてくれました。
え、あの、この前電話で怒鳴られましたよ、ね・・・?





そして2月14日のバレンタイン。
当然一ノ瀬に渡しに行こうとしたら



ポチ(一ノ瀬さんにチョコ渡したいんだけど、一ノ瀬さんはまだマンションに戻って来てないみたいだ。新聞もたまってるみたい……)









いや10日前に会いましたよね?










アンタ誰にバースデープレゼントあげたの?














とりあえずチョコを持参で投稿すると、友達の荻野が「さっき一ノ瀬先輩見かけたよ!」と報告してきました。
急いで教えてもらった場所に行ってみたけど、時既に遅しで姿は見えませんでした。
トボトボと教室に戻ってくると、「一ノ瀬先輩の居場所、分かったよ!」と荻野。
あんたどうしてそんなに一ノ瀬情報に詳しいの?
さらに「みんなダメもとでチョコ渡してるけど、断られて泣いてる」という微妙な情報もゲットしつつ
玉砕覚悟で一ノ瀬のいる昇降口へ向かう主人公。



ようやく一ノ瀬を見つけて、勢いで話しかけて
真っ先にドタキャンの件を謝って、「お詫びって訳じゃないけど、チョコ受け取ってください!」とチョコを差し出すと



一ノ瀬「……よこせよ、それ」





じゃあ受け取ってください!私を(←違う)







なんか普通に受け取ってくれたので唖然としながらも、怒ってないことに安心していると
「他に俺に言うことはないのか?」と一ノ瀬に質問されたので、
慌ててオペラのドタキャンの件を改めて謝ろうとすると、そうじゃないと否定されました。
さらに、麟の日記のカギを取り出す一ノ瀬。



ドアノブに引っ掛かってるのを見つけて、実家の机のカギがこんな形だったのを思い出して
主人公のメモもあったし、実家に戻って確認してみたら、弟の机の引き出しのカギ穴にぴったりだった、とのこと。
そこで、誰がカギをドアノブに掛けたのか考えを巡らして、
義母に「前にこの部屋に入ったのは、家族と麟の彼女(村田)だけ」と言われて
村田に連絡とってみたら、妙なことを言われた、と語る一ノ瀬。



一ノ瀬「『鍵はもう自分の物じゃない。冬だってのに服のまま川に入って、必死で鍵を探したお人よしに渡した』とな」





それは違うよ、村田。
主人公はお人よしってわけじゃなくて、好きな人の為には何でもするってだけで
言いかえれば好きな男の為じゃなければ
何もしないんですよ。









一ノ瀬「で、そのバカは風邪ひいて寝込んで、肺炎まで起こしかけてた」









さらに保険医に襲われかけてました。











「なんでそこまで・・・」と呆れたように聞いてくる一ノ瀬に
目を合わせられないまま「弟さんの気持ちが伝わればいいと思って・・・」と答える主人公。



一ノ瀬「……俺は、そんなに怒りっぽい人間に見えるか?」
ポチ「えっ!?そりゃ、見えますよ!これまでに冷ややかな笑顔でバッサリ切り捨てられた事、何回あったか……!」
一ノ瀬「…………





相変わらず、自爆を踏むのが上手いなぁ主人公。






「言いすぎたー!」とオロオロする主人公を横目に、弟の日記を読んだことを話し始める一ノ瀬。
弟の気持ちを知って、ようやく両輪とも話し合って、弟の墓参りにも行ってきたそうです。
さらに「俺は案外自分に余裕がなくて、お前の方がよっぽど大人だった」と話す一ノ瀬。



一ノ瀬「歩み寄る事が簡単だとは、思わない。そんなわかりやすいもんじゃない。無くしたものだって、もう戻ってはこない……」



そうですよね・・・。








財布落とした時とか、まさにそんな感じですよ。(←財布紛失と人の死を一緒にするな)










それを聞いて「でも、同じ事が起きない努力はできますよ!」と励ます主人公に「俺も同じこと考えてた」と笑う一ノ瀬。
おお・・・、関係修復・・・というか前よりいい感じ!?



一ノ瀬「にしても、『冷やかな笑顔でバッサリ』ね。ここまであからさまに言われたのは初めてだよ」







ほじくり返すなよ!










その後、「怒ってないけどな」って笑ってましたけど
怒ってなくても根に持ってると思う。






そこで昼休み終了のベルが聞こえてきて、
一ノ瀬を探すのに夢中で弁当を食いっぱぐれたことを思い出して、へたり込んでしまった主人公。
その姿を見て呆れつつ「奢ってやるから食えばいい」と言い出す一ノ瀬。



一ノ瀬「半日くらいサボったって、罰は当たらないだろ。来いよ、今日だけは特別だ。お前を甘やかしてやる」









エロ声でそういう事言うのは
心臓に悪いのでやめて頂きたい!!














そしてあっという間に2月末がやってきて、月刊『俺の妹』を見たのですが
やはり評価は「普」でした。
おかしいなぁ。
ていうか、これでクリア出来なかったらどうしよう。





とりあえず評価が足りない所を集中的にこなして、気付けば3月13日。
主人公が買い物に行こうとしたところで、一ノ瀬に遭遇。
「明日、卒業式が終わったら、校舎裏の昇降口に来い」と言われました。
お、クリア条件は満たされたって考えていいのかな?





で、やってきました3月14日の卒業式&ホワイトデー。
式を終えてから昇降口に行って、一ノ瀬を探していると、何処かから大人数の女生徒の悲鳴が聞こえてきました。
はて?と思って見てみると、ものすごい人数の女子に追っかけられてくる一ノ瀬の姿が。
お、お約束ぅ〜。



どうしたんですか!?と思わず話しかける主人公。



一ノ瀬「いいから一緒に走れ!死にたいのか!?








狙われてるのはボタンじゃなくて
命のほうですか?











ポチ(確かに、あの人達に捕まったら死ぬかもしれない。……一ノ瀬さんじゃなくて私が!)





・・・ああ、それは充分あり得る。





しばらく2人で走り続けて、ようやく撒けたところで昇降口に戻ってきました。



一ノ瀬「なんなんだ、あのパワーは?本気で殺されるかと思ったぞ」





主人公がね。






一ノ瀬が追いかけられてた理由は、まぁ言うまでもなくボタン狙いだったそうなんですが
まったく意味がわからないといった感じの一ノ瀬に
「好きな人のボタンだから一生の記念なんですよ」と乙女心を説得する主人公。



一ノ瀬「お前はそんな事言わないだろうが?」





先手を打たれました。






しかしめげずに「欲しいに決まってるじゃないですか」と主張すると




一ノ瀬「……バーカ。こっち向けよ」








やめろぉ!
そんな優しい顔で優しい声して
そんなセリフ吐くな!!
ニヤける!バカ!キモイ!(自分が)










そして一ノ瀬が主人公にボタンを渡してくれると思いきや、ネクタイをくれるんですわ。
そんでもってここでネクタイを手渡すスチルが出るんですけど
ネクタイを外しちゃったもんだから一ノ瀬のシャツがはだけてるんですわ。










いい加減にしないと
お前の白いシャツを赤く染めますよ。(鼻血で)













その後、麟が死んでからの生活を話し始める一ノ瀬。
ずっと親しい人を作るのを面倒と思って、周りの人間を避け続けてきたそうです。



一ノ瀬「けど、それをお前が徹底的に壊してくれたな。いつの間にか、人の心の中に、ズカズカ踏み込んで来て」
ポチ「…………」
一ノ瀬「俺は自己管理の出来てないバカは嫌いだ







痛っ。







一ノ瀬「だが、一度決めた事をやり遂げる、そのくせ肝心なところで抜けてる間抜けは嫌いじゃない」
ポチ「…………ま、間抜け、ですか」
一ノ瀬「最初にお前に会った日に言ったこと、撤回するよ。俺は好きだぜ、お前みたいなおせっかい馬鹿。
    ……おかげで、もうちょっと犬山と一緒にいたくなった。だから……そばにいろよ、ずっと。
    そのネクタイは、そういう意味だよ」







こ、こここ、これは・・・








プロのポーズじゃございませんか!?(←何で「の」を入れたの)










一ノ瀬の破壊力抜群の告白を受けて、主人公も「私も一緒にいたい」と言いますけど
恥ずかしくて顔が見れない様子。
その後しばらく「こっち向けよ」「だって・・・」「いいから」「でも・・・」の問答が続きます。
いや、あの、お取り込み中悪いんですけども
それをガン見させられる立場になっていただきたい。
何これ、何の仕打ち?修行?





そうこうしてるうちに、いつの間にやら一ノ瀬にガッチリ掴まれちゃってる主人公。



ポチ(でも、一ノ瀬さんの腕にますます力が入って全然動けない……)
一ノ瀬「馬鹿……逃げるなよ」







うるせーよ!
この場から一番逃げ出したいのはオイラだよ!!












で、まぁ皆様想像出来ると思いますけど、この後チューしてるんですわ。
なんていうか、主人公の首に巻いたネクタイを引っ張る感じで強引なチューですわ。
マフラーでも応用可能ですね。
冬とか大活躍の技だと思います。
でも失敗すると主人公の首がキュッといっちゃうので気をつけて欲しいところです。





そしてチューが終わった後、一ノ瀬が「やるよ」と言いながら小さなケースをくれました。
指輪だよ!!
やっぱりさっきのはプロのポーズだよ!!
「ホワイトデーだから」とか言ってるけど、ホワイトデーっつーよりプロのポーズだろ!?



主人公の脳内で感動の嵐が巻き起こってる横で
「それが似合うように、もっと自分を磨いとけ」と話す一ノ瀬。



一ノ瀬「そうしたら、いつか俺の秘書として雇ってやる」






秘書かよ!!






妻じゃなくて秘書かよ!
それはそれで就職先が安泰でいいのかもしれないけど
もっと保障のある永久就職がしたいんですけど!!





それからスタッフロールを経て、ゲーム中に出てきたキーワードを入れて、エピローグへ突入。
数年後の2人。
仕事の合間に、公園で休憩している主人公と一ノ瀬。
どうやら主人公はめでたく秘書になれた模様。



主人公の手作り弁当を食べながら、「いつまで『一ノ瀬さん』呼びなんだ」と不満を言う一ノ瀬に
「上司と部下だから、けじめが必要」と、もっともらしい理由で逃げる主人公。



一ノ瀬「じゃあ、二人でいる時ぐらいは名前で呼べばいいだろう。ほら、試しに呼んでみろ」
ポチ「……れ、れ、れ…………って、無理ですよ!そんなの、恥ずかしい!」
一ノ瀬「なんで恥ずかしいんだよ。今のうちに慣れてないと、そのうち絶対困るぞ」
ポチ「ど、どうしてですか」
一ノ瀬「お前の名字が一ノ瀬になったら、俺の事は名前で呼ぶしかなくなるだろうが」





あぁ、なるほどね☆





・・・・・・





敢えて流してみました。(←何で)
そんで、ここで一ノ瀬が芝生に横になりながらこっちを見てるスチルが出るわけですが
この一ノ瀬がすっかりくつろぎモードでしてね。
くつろぎモード = ネクタイ緩めてシャツはだけてるわけでしてね。








ママー!あそこにエロイ人がいるよー!
シッ!見ちゃいけません!!









そんなエロチシズム全開の一ノ瀬さんは、「お前の為に作らせた」とか言って
主人公の指にリングをはめて、さらに手に口づけまでしちゃってくれました。
一ノ瀬さん、ここは昼間の公園です。




一ノ瀬「……で?呼ぶのか、呼ばないのか?」
ポチ「え?」
一ノ瀬「名前」
ポチ「……れ、…………蓮……………………さん」



主人公の頑張った結果に思わず吹き出す一ノ瀬。



一ノ瀬「しかし、ほんっとにお前って」
ポチ「何ですか?」
一ノ瀬「可愛いヤツだな、って思ったんだよ」
ポチ「……もう、からかわないで下さい」
一ノ瀬「何だよ、俺の言うことが信じられないのか?」
ポチ「そ、そんな事ないですけど」
一ノ瀬「大丈夫、この俺が言うんだから間違いないだろ?」





お前らのやり取りが恥ずかしいのは間違いないけどな。






ここでまた主人公が一ノ瀬の名前を呼ぼうとしたけど
いつもみたいに「一ノ瀬さん」と言おうとして、慌てて「蓮」と訂正してました。





一ノ瀬「ま、気長に待っててやるよ。……どうせずっと一緒にいるんだからな」





やはり永久就職は決まっているみたいです。
未来は安泰!
玉の輿!!
唯一の問題は姑だけだな。





とりあえず、これにて一ノ瀬ルートは終了しました!
いや〜、さすが王子ポジション。
超ツンデレです。
コルダで言うところの月森です。
自分に厳しく他人にも厳しい一ノ瀬の言葉は、もう殺傷能力がハンパなかったです。
もう何度ズタズタにされたことか。
プレイヤーの心が。



でも、そんな相手が自分に甘くなってくるのを見るという乙女ゲーの最大の醍醐味を味わうには
一ノ瀬は本当に素晴らしいキャラだと思います。



しかし一番気になるのは、一ノ瀬とのその後ではなくて、村田ですよ。
あの村田ですよ。
主人公のことだから、何だかんだで許しちゃって友達として連絡とって遊んじゃったりしてるんでしょうけど
忘れた頃に



「そういえば昔、真冬に川で何時間も鍵を探すハメになったんだよね・・・誰かさんのせいで」



とか言えばいいんじゃないかな☆
って思います。
そして気まずい雰囲気になればいいと思います。
で、その日の夜に主人公の天然パワーで「今日は楽しかったねー!」とか電話すればいいと思います。
そんな女の友情。





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