火積 司郎 CV:森田成一








至誠館高校
普通科2年 吹奏楽部

楽器:トランペット

眉間に大きな傷があり凶悪な顔立ちの至誠館吹奏楽部の部員。
無口で、ハングリーな雰囲気を漂わせ多くの生徒たちに恐れられている。
至誠館の勝利のために執念を燃やしている。






プレイ前の印象→リボーンでいうXANXUS、テニプリでいう亜久津。




俺に指図すんじゃねえええ!!みたいな。








壊せえええ 壊せえええ
何もおおおかも壊〜し〜て〜や〜れ〜
邪魔する〜者 皆〜うおおおおお〜〜〜








みたいな。



あ、これスクアーロのキャラソンだった。







プレイ後の印象→プレイの順番をラストにして良かった。












僕は君に会うために
生まれてきたのかもしれない

















な、なななななななんなのこのストイックで不器用でお人好しで頼り甲斐があってぶっきらぼうで照れ屋なキャラは!!
美味しいとこ総取りじゃないか!!



そもそもキャラ情報で「自分より弱い者は守らずにいられない」って言われたんだけど
「守らずにいられない」ってなんだ。
禁断症状か。
そんなツラしてどんだけお人好しだよ。





ていうか、こいつはどう考えても部長ポジションだと思ってた。
だって初登場シーンのスチルが












コレだもの。







完全に中心人物じゃん。
どう考えたってヴァリアーじゃん。
ボンゴレファミリー最強の暗殺部隊じゃん。

響也には「楽器より鉄パイプの方が似合う」とか言われてるしさぁ。
この時の八木沢は後ろ向いてるから、八木沢が部長だなんて思わないじゃん。



しかしこの出会いの翌日、事実を知ることになるのです。



住宅街にある公園で早朝からトロンボーンを吹いている新に
「ここをどこだと思ってるんだ」と鉄拳制裁を喰らわす火積。
それはまだいい、予想の範疇内だ。
がしかし、そこに止めに入ろうとした八木沢が顔面から思いきりずっこけて
新が「再起不能?」と不穏なコメントをすると



火積「んなことあるハズねぇだろ…部長、しっかりしてください



火積が部長って言った・・・
っていうか敬語が使えるだと・・・!?





その後、なんとか立ち上がった八木沢に「ケンカはやめなさい」と諭されて



火積「ウ…ウス」








素直!!!









お、お前!そこは
俺に指図すんじゃねええええ!!!
って胸倉掴むとこだろ!?
キャラ間違えてるよ!!
ドカスの一言くらい言ってみろよ!



部長である八木沢には敬意を払う真面目野郎だけど
火積にとって主人公は敵ですから、態度は硬いんですよ。
だから主人公と仲良くキャッキャしてる新には



火積「同じ大会に出るってことは……敵の学校ってことだ。軽々しく関わるな」



と叱るわけですが
さっき八木沢が「お互い全力を尽くしましょう、よろしく」って
にこやかに主人公に喋りかけてた時は黙認してたよな。

部長に甘い。



火積「お嬢さん…あんたもだ。敵情視察かなんか知らねぇがとっとと帰んな…」










お嬢さんって言われたけど同い年ですよ。










八木沢も言ってたんですけど、火積は言葉にするよりまず行動を起こす人間なので
主人公はよく火積の行動にキョトンとさせられます。
炎天下で練習する主人公を見て、いきなり腕を引っ張って木陰に連れて行ったと思ったら



火積「……悪いことは言わねぇ。そいつを飲んでここで休んでいけ」



とか言って水をくれる火積。
しかも「夏は水分と塩分に注意だ」と優しい忠告付き。



火積「あんたみたいな華奢なお嬢さんは特にな」










高校2年生の発言じゃねぇ












がしかし、主人公にはこうやって「水分と塩分に気をつけろ」なんて言うくせに
火積が炎天下で練習している時に主人公が「暑いのに大丈夫?」と声をかけると



火積「……ハッ、敵の心配か?そちらさんは、随分と余裕あるんだな」








どうやら火積は記憶障害を患ってる模様



さっきお前がした事はなんだったんだ。







そして東日本大会にて。
どうやら去年は火積のせいでコンクールに出場停止をくらったらしく、
それでも火積を吹奏楽部に残してくれた八木沢への恩に報いるために
勝利を誓っていたのに、負けてしまった至誠館。
ごめんな、こっち主人公だから。(←身も蓋もない)



ここで1年前の回想シーンに突入。
火積のせいでコンクール出場停止になってしまった後のことですね。



出場停止をくらってまで火積を部に残した八木沢のことを
多くの部員が「馬鹿だ」と罵って部活を辞めてしまった件で
「何で自分をかばったんだ」と責める火積に対して、「馬鹿とはひどいなぁ」と笑う八木沢。
引っかかるのはそこじゃねぇだろ。



火積「あんたが…怒らねぇから腹が立つんだろうが…!」



もうこの時の口調がですね、
某死神代行にしか聞こえなくてですね。





聞いてるこっちは、いつ「卍・解!」とか言いだすかとヒヤヒヤですよ。





こんなツラでもトランペットをこよなく愛する火積に、音楽をやめてほしくなかったと穏やかに話す八木沢。
そんな八木沢の為にも全国大会で優勝して、辞めていった元部員たちに「八木沢の選択は正しかった」と示したかったわけですよ。
しかし実際は東日本大会で敗北ですよ。
ごめんな、こっち主人公だから。(←もういいから)



「俺のせいですいません、すいません・・・!」と泣きながら謝罪を繰り返す火積に
「僕は至誠館を誇りに思う」と答える八木沢。



火積「でも…俺は…勝ってもっとみんなで演奏したかった。全国に行って、もっと……
   また、嫌んなるくらい練習して何度もステージに上がって…まだ、8月になったばっかりだ。なのに、もう夏は……終わりなんだ。これでもう…終わりなんだ」




ものすごい青春ですよね。
こんなにも青春してる台詞を









こんなツラした奴が吐くんですよ






人ってわからんもんですね。






しかしこんなにも自責の念に駆られてるのなら是非とも勝たせてやりたいところですが
至誠館が勝っちゃったら、火積の性格上ずっと練習練習で声かけるのが憚られるし
ぶっちゃけ決勝で天音に負けるんだろうし(←言うな)
ここで負けてくれたおかげで主人公との恋愛に専念できるんだから結果オーライです。



もうねー、カッコいいんですよ!
いちいちカッコいいんですよ!



ゲームを進めていくと、何度かランニング中の火積に出会うことがあるんですけど










どう見てもロードワーク中のボクサー。


いやしかしカッコいい。




肝試しイベントでは、予想を裏切ることなく火積は余裕で歩いてるんですよ。
そして、期待を裏切ることなく驚いた主人公にしがみつかれて火積が赤面するんですよ。













こんな困ったポーズして、プレイヤーとしてはニヤニヤものなんですけど、
流石は火積、一筋縄ではいきません。
主人公にしがみつかれた時は慌てふためいてたくせに、「後ろ歩いてないで隣に来い」とか言うんですよ。



火積「…そうすりゃいざって時に俺がきちっと守ってやっから」







………………








………………











奴はとんでもないものを盗んでいきました
私の心です










さらに、神南の東金に「演奏に花がない」と言われたことで主人公が落ち込んでると
「あんたには似合いの花がある」と元気付けてくれたりするんですよ。



火積「ほら、あれだ。あれだよ。なんだ……その……………………だめだ。思い出せねぇ」



適当に元気付けようとしたんだったらお断りだ!といいたいところだけど、
火積ってば本当に悩んでるんですよ、主人公のために。










悩みすぎですが。







しかしここまで真剣に悩んでくれる火積に主人公が「優しいね」と褒めると
「あんたが一生懸命考え込んでるからだ」と即答する火積。











お前の方が一生懸命だけどな。




火積「……放っておけねぇだろ」







お前をな








で、その場は結局何の花か分からないままだったんですけど
別れてから火積がわざわざ調べてくれて、その日の夜に主人公にメールくれるんですよ。
どんだけ律儀なんだ。
で、一体何の花かというと、『キンセンカ』という花だそうです。
以下、火積からのメール。



「明るくて、見てっとなんかホッとすんのが、どこかあんたに似てると思う。
ちょっと調べてみたが、花言葉には「慈愛」ってのがあった。
また、学名は「カレンデュラ」っつってカレンダーの語源で、「1ヶ月」の意味だ。
1ヶ月くらい咲き続けることからついたらしい。
日本語の名前は花を金の杯に見立ててつけた…ざっとこんなとこだ」






調べすぎだよ





っていうか、





最初の一文が気になって他の情報が入ってこない





なんだよ、「明るくて、見てっとなんかホッとすんのが、どこかあんたに似てると思う」って!
何をさりげなく口説いてるんだよ!!
榊や新が言うくらいなら銅の剣くらいの攻撃力しかないけど
お前が言うとロトの剣なんだよ!!
不意討ちはやめろ!




花火大会の日なんか、ナンパ撃退というお約束なイベントを見せてくれただけでなく
そのまま一緒に花火を見ることに。
そこまでは別にいいんです、何も違和感ないから。
しかしですよ。
一緒に花火を見ながら、お互い何も言わず、何の前触れもなく、恋人繋ぎですよ。
言葉よりも態度で示す男、火積。シビれるぜ…!



花火大会を終えて寮まで帰ってきてから
「星奏の奴らのとこに連れて行かずに、付き合わせて悪い」と謝る火積に
「火積と一緒なのが良かった」と主人公が答えると



火積「そういう言葉は………あんたが本気で好きな奴に言ってやれ」








だからお前に言ってんだろうがよ!!









それともアレか。
お前の中で主人公は雰囲気に流されて誰とでも恋人繋ぎしちゃう女ですか。
尻軽認定ですか。泣くぞ。





火積「けど…俺も楽しかったぜ。あんたと一緒に花火見れて……いや、なんでもねぇ。花火のせいで、俺もどうにかなっちまったみてぇだ」





………………









こっちはお前のせいでどうにかなっちまいそうだよ








加えて、仲良くなるとこんな笑顔を見せてくれるんだぜ。



















パトラッシュ…僕は見たんだよ。
一番見たかった火積の笑顔。
だから僕は今すごく幸せなんだよ。










普段険しい顔してる奴の笑顔って、どうしてこんなに破壊力高いんでしょうかね。





そういえば、寮にいるメンバー皆で夏休みの宿題をやることになった時、
火積は読書感想文が書けなくて悩んでました。









火積「だめだ……感想文ったって…課題の本は読んだはいいが何書けばいいのかちっともわからねぇ……」






悩みすぎです






そして、火積ルートでの最大のポイントである「去年の出場停止の理由」なんですが
ファイナルも近くに迫った夏祭りでようやく判明します。
と言っても火積から直接聞いたわけではなく、偶然出会った至誠館メンバーの伊織からです。



伊織の話によると、去年の大会直前のある日に伊織が不良に絡まれて
楽器を奪われまいと必死に抵抗しているところに、颯爽と現れた火積が不良をぶん殴って助けてくれたそうです。
しかし、一瞬の油断のうちに背後から殴られそうになり、振り返ったところで額に怪我をおったとのこと。
本当は「火積が喧嘩したのは自分を助けるためだった」と伊織は言おうとしたのに
火積が口止めをしていたそうです。



……ちょっと待て。
何それ、何なのそれ、そんな火積の素敵エピソードを2人きりのヒ・ミ・ツ☆にしてたのか!!



しかしその後、主人公が去年の事を知ったと察した火積は
「憂さ晴らしをしただけだ」とか、これまたザ・硬派な発言を始めました。



火積「ただ、自分の中で持て余した苛立ちをぶつける相手がいれば…誰でも良かったんだ。それが、結果的に助けることになっただけで…単なる偶然の産物なんだよ」









私の中で持て余してるこのトキメキを
是非ともお前にぶつけたい。











君が好きだと叫びたい!
勇気で踏み出そう!













この熱い想いを受け止めてほしい!(←落ち着け)











ファイナル前日の火積との電話は、是非ともリロードして全選択肢を試してほしいです。
全部爆笑するから。(←そっち!?)




至誠館の脇役メンバーが非常にいい味を出してます。
新と八木沢のときはここまで出張ってなかったのになぁ。
やはり一番恋愛と程遠いキャラだからかな。





ファイナル当日の朝は、火積を団長とした応援団(至誠館メンバー)がエールを送ってくれました。
もう本当に男の応援団!って感じなんですけどね。
感想としてはカッコイイ:面白い=1:9でした。
主人公の選択肢に恥ずかしいからヤメテはなかったのが救いですね。
あったら確実に選んでた。
迷いなく選んでた。





さてさて、エンディング。
火積を最後にプレイすると決めて、今までに他の全てのキャラを攻略してきましたが
主人公のドレス姿についてちゃんと褒めてくれたのは火積だけかもしれない。
「普段みてえに話せねぇ」ってドキドキしてるのがまた萌えるわ〜。



あと、「俺はアンタに惚れたみたいだ」とか
主人公が笑っているのを見て「こそばゆくて嬉しい」とか言われました。
聞いてるこっちがこそばゆいわ!!





えー…これにて火積ルートはめでたく終わりを迎えたわけですが
もう一度言います。
火積をラストに持ってきて本当に良かった。





時が過ぎて今心から言える
あなたに会えて良かったねきっと私







って感じですよ。
気分はキョンキョンですよ。



ラスボスにふさわしいキャラだった。
攻撃力が凄まじかった。
後半になるにつれてどんどん攻撃力増しやがって、こっちは常に致命傷ですよ。
いつカッ消されるかヒヤヒヤしてましたよ。



こういう性格だから絶対浮気とかしないでしょうね、火積。
安心して遠距離恋愛できるわ。
部活中に主人公からのメールを見て、他のメンバーに冷やかされてればいいんだ。
なんやかんやで幸せな恋をすればいいよ!
榊や新みたいなのは「このリア充が!」って横っ面引っ叩いてやりたくなるけど
火積の場合は純粋に応援してやりたい。(←この差は一体)





ということで、火積レポは以上になります。
予想以上に長くなったけど、ここまで読んでくださってありがとうございました〜。



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