天宮 静 CV:宮野真守








横浜天音学園高等学校
3年 室内楽部

楽器:ピアノ

主人公が横浜元町の練習スタジオで出会った美青年。
知的で穏やかだが、どこかミステリアスな雰囲気の人物。
天音学園に所属しているが、ライバルであるはずの主人公に音楽を教える。




天宮は、キャラ絵からして『微笑みをたたえた王子様みたいなフェミニスト』だという
印象を持っていたんですけど、プレイして出会った2日目で全て分かりました。








単なる不思議ちゃんでした。








もうねー、すごいんですよ。
なんていうか言葉のチョイスが。



コルダシリーズのメインテーマとも言える『愛の挨拶』を主人公と一緒に弾いてみたものの
「全然ダメだ」「失敗だ」「恋を知らなきゃダメなんだ」と1人で自己完結した挙げ句に



天宮「僕は君に恋をしてみることにしたよ」







そんなお手軽感覚に恋って始まるものなのか








天宮「見た目も嫌いじゃないし君のことなら好きになれるかもしれない。
   だから、君に恋をするように自分を仕向けてみようと思う。いけないことかな」








馬鹿にしないでよ










坊や、いったい何を教わって来たの











もうこんな事を言われたら「何言ってんだこの野郎」と思うか「え、私に恋!?ドキュン☆」としてしまうかですが
主人公は「学内選抜があるからそれどころじゃない」と切り返し。
主人公、So Cool。





天宮「じゃあ、こうしようか。僕は君に音楽を教える。代わりに君は僕に「恋」というものを教えてよ」









等価交換ですね(←違)









しかしここまで天宮が恋愛にこだわるのは、理由があるんですよ。
この理由と言うのは、ある程度天宮との親密度を高めてからわかることなんですけど
天宮がピアノを教わったアレクセイという人物(天音学園理事長)に
「演奏がつまらない、聴くだけの価値がない」とボロクソに言われたからなんですね。
で、演奏の表現力をつけたいが為に恋心を知りたい、とのことなんですよ。
つまり主人公は利用されるだけってことですよ。





必要となれば会って間もない女でも利用する…エゴイストな人ね。





ともかく、こんな感じで天宮とのお付き合い(?)が始まったんですが
ある日、2人練習してると唐突に「実験したいことがある」と天宮が言うんですよ。
その提案に深く考えずにOKをすると



天宮「私はあなたが好き




   私はあなたを愛している




   私はあなたに恋をしている






   ……復唱してみて










主人公が言うのかよ










いやちょっとおかしくね?
お前が勝手に主人公を好きになるように仕向けるっつー話じゃなかったのか。
なんで主人公に告らせてんだ。



っていうかな、



主人公の選択肢に『喜んで言ってみる』があるのが一番おかしい。



ノリノリじゃないか。



しょうがないので天宮の言う通りに主人公が復唱すると脈を測られました。
行動の意味が分からないままでいたけども、主人公と天宮の脈を測ったところ
主人公は復唱とは言っても緊張で脈が速かったけど、天宮は超平常心ということが判明。



天宮「……そうか。上手くいかないものだね」








ガッカリされました









言われた通りにやっただけなのに。
腑に落ちない。



さらに親密度を高めていったある日、天宮と歩いてるとプリクラを撮るラブラブカップルを見たんですが



長島利央「お、綺麗に撮れたな。でもこれじゃ写真に書き込みすぎだって。七瀬の可愛い顔が全然見えないじゃん」
橋本七瀬「だってー、利央くんと一緒に撮るの久しぶりなんだもん〜vラメ入ったの1枚しかないけど七瀬が貰ってもいい?」
長島利央「しょうがないな〜、七瀬はv」



このぶっ飛ばしたくなるカップルのやり取りを見て
真顔で「あれはやったことがないな」と呟く天宮。
やらんでいい。



天宮「犬山さん今のを見たかい?あれが僕たちに足りないものじゃないかな










永遠に足りなくていいんじゃないかな











こんな不思議発言ばかりする天宮ですが、結構Sな一面を見せてくれる時もあるんですよ。
主人公が泣きそうな時とかに



天宮「駄目だよ、君が泣くと僕は……意地悪をしたくなるじゃないか。君の泣き顔はきっと可愛いだろうから」



って言ってみたり、
メールで『七海にマンゴージュースを勧められて飲んだけど、あまりの甘ったるさにビックリした』
っていう文面の直後に



『さて、冥加にでもすすめてみようかな』



とか書いてみたり。
なかなかいい感じにいじめっ子です。



しかし何よりも、徐々に天宮の中で主人公への恋心が芽生えてきて、主人公最優先になっていく模様はいいですね!
萌えますね!



主人公と映画デートの約束の日に
急に音楽プロデューサーとの話が入ってしまった時とか、
天宮にとっては本当に願ったり叶ったりの話で第一優先にするはずなのに
主人公との約束があるからと返答に渋ったりする天宮を見た時は、ちょっと感動しました。
まぁ結局すっぽかす事になってしまったわけですが。



しかも主人公と連絡が取れないままにプロデューサーとの話に行ってしまい
雨の中をずっと待っていた主人公を見つけた時なんて、思わず主人公を抱きしめて
「怒ってもいいから嫌いにならないで…」と必死に願うんですよ。
あの天宮が。
勝手に人に告白させといて「上手くいかない」って勝手にガッカリしてたあの天宮が。
なんという進歩。



まぁ雨の中を待ち続けるという一途な行動に出たからこそ天宮の心を動かせたんでしょうけど
コンクール参加者の立場から見れば愚行ですよ。
お前何考えてんだ。
全国制覇を目標とする他のメンバーの事を考えろ。
風邪をひいた理由が雨の中を傘もささずに男を待ってたからって知ったら
ヴァイオリンで頭からドーン!ですよ。





まぁ、












本命の為には他の男を蔑ろにしてこそ
乙女ゲーの主人公














って感じですけどね。(←何その偏見)





で、めでたく天宮が主人公に恋心を抱いたっつーのに
天音学園の理事を務める御影という女性が邪魔をしてくるんですよ。
全国大会ファイナル前になると、御影に加えて、
天宮のピアノの師でもあるアレクセイまでも邪魔してくるんですよ。
「もう表現力は身についたから、今の恋は捨てて海外について来い」とか言って
ファイナル当日に天宮を海外に強制連行しようとするんですよ。



天宮はアレクセイに反抗なんて出来ないので
悩みに悩んで、断腸の思いで主人公にメールで唐突に別れを告げるわけですよ。
そして主人公はというと、返信もせずに眠りについてました。





・・・・・・






い、いや!
きっと主人公はショックを受けて、ふて寝しちゃったんだ。
そんな文章は出てなかったけど、きっとそうに違いないですよ。
天宮のメールの内容を信じたくなかったから、敢えて考えないようにしてたんですよ。
そうだ、そうに違いない。



で、その翌日に会う機会があったので話しかけようとすると



ポチ(そういえば、天宮から「さよなら」というメールが届いていた)











天宮のメールの内容を信じたくなかったから、敢えて考えないようにしてたんですよ。













天宮からの別れのメールは
そんなに印象が薄かったのか













で、結局話を聞いてもらえないまま一方的に別れを告げられて
ファイナル当日を迎えることになるのですが、
もう間もなく開始!という時に主人公が天宮を想って曲を弾いていると
駅に向かう車中の天宮に聴こえるというミラクル発生。



無理矢理に車を止めさせて、会場まで走って、
「その結婚待ったー!」とか言いそうなスチルで
2曲目に滑り込みセーフで間に合いました。






わざわざ星奏に負けに来るとはバカな男よ。(←言うな)







それにしても、普段の喋り方もそうなんですけど、告白は本当に囁くような声量だから
円陣組んで「声出して行こう!」と言いたくなるくらいに全然聞こえなかったです。
エンディングだけテレビの音量上げてもう1度見直しましたからね。
天宮くん、ピアノで良かったね。
金管とか絶対無理だと思う。



でもやはり雰囲気がね、王子様みたいでした。
エンディングでの告白シーンは、バックもキラキラしてたせいで余計に王子様風でした。
なんというか、GS無印の葉月の文化祭3年目(演劇)のスチルを思い出しました。
肩にモップはついてなかったけど。(←モップ言うな)



とにかく天宮はず〜〜〜〜っとフワフワフワフワしてた感じです。不思議ちゃん。
結構キザな行動や言い回しを素でやらかしてくれるので
そういうのが好きな人にはいいかもしれませんね。
イメージするなら、やはりGS無印の葉月です。
天然ニャンコ王子。
いや天宮は特にニャンコ要素はないんだけど。



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