富山弥兵衛CV:高橋広樹




元は薩摩の藩士だったが、問題を起こして藩を追われた人物。



ほほう、ワケ有りの人物ですね。
起こした問題とやらはストーリー中で判明するんでしょうか。



人当たりがよく、どんなに大変な頼まれ事でも気軽に引き受けてくれるため、
とっつきやすい印象を受けるが、他人からの問いかけに冗談なのか真剣なのか判断しかねる返答をするなど
何を考えているのか、今ひとつ読めないところがある。




ああ。







腹黒いってことですね。









とっつきやすい性格なのに読めないところがあるってのは腹黒キャラ以外の何だというんだ。



物事に執着せず、求められれば何でも分け与えてしまうなど、後先考えない行動が目立つが、
細かいことは気にかけず、どんな時にも動揺しない剛胆さ(鈍さ?)は、戦いの場において仲間に不思議な安心感をあたえる。






・・・・・・









腹黒の癒し系?(←どんなキャラだ)








なんだこいつ。
説明文だと全然性格がわからん。
一言で言い表すならば一言で言い表せないキャラじゃないですか。
わけわからないよ。
まぁプレイしているうちに性格は掴めるでしょう。





前作主人公のカップリングは藤堂にして、いざプレイ開始。



一章では富山はまだ登場していないから、会話不可能なままメインイベント「富山弥兵衛」に突入。
あ、富山に会うことが一章のメインイベントなんですね。



ある日、花柳館にやってきた中村半次郎。
その中村に連れられて富山も一緒に来る予定だったのだけど、どうやら途中ではぐれてしまったらしい。



中村と庵が話している内容を聞いていると、富山という人間は
『他藩と問題を起こしてしまったけれども、人柄は大らかで忠義も厚くて悪い人間ではない』とのこと。
『でも自己主張が一切ないせいで誤解を受けやすい』と。
オイラと同じですね。






・・・・・・








サラリと聞き流す優しさも時には大事ですよ。









しかし富山が起こした問題というのは何だったのかは語ってはくれませんでした。
そしてどれだけ待っても花柳館にやってこない富山を皆で探しに行くことに。



主人公は咲彦と辰巳と3人で捜索していたのですが、道中、



藤堂「あ、ちょっといいかな?」






藤堂だあああ!!!






うおおお偶然だね!相変わらず小さいね!(←放っとけよ)
なんか永倉を探してたみたいだけど、見てないってことですぐお別れしてしまいました。
そして手分けして探そうということになって、主人公は1人で探しに行くことに。



場面展開。



今にも斬り殺されそうな1人の浪士と、今にも斬り殺そうとしている大石。
不穏な空気がどこまでも似合う男だね、大石。
そこへ無造作ヘアーで長身の男が現れて、必死に助けを乞う浪士。



浪士「あの男っ、あの男が俺を斬ろうとしてるんだ!だから、だから……!」
長身の男「だから……何です?」
浪士「この状況を見ればわかるだろうがっ!」
長身の男「ははは、わからないから聞いているんです。俺、頭が悪いですから」
浪士「マジかよ!!頭悪すぎだよ、そりゃ!!」





・・・・・・









意外と心の余裕があるじゃないか。








そして「順を追って説明してください」と言う長身の男に本当に順を追って説明してあげる浪士。
ようやく納得した長身の男が了解すると、浪士は逃走。




あっさり頼みを引き受けてる様子に呆れながら「そこをどいてくれる?」と言う大石に
「あなたの足止めを頼まれてるので無理です」と、のほほんと返す長身の男。
そこで大石が名前を尋ねると、「富山弥兵衛です」と返答。
ちょうどそこへ通りがかった主人公!
発見したそばから死の予感!
こりゃヤベェ!と大石が斬りかかるのを止めに入ろうとしたが、その前に富山が塀の上に軽々とジャンプして大石の剣をよけました。



そこへようやく他の花柳館メンバーと中村もやってきて、なんとかその場は収拾がつきました。
そして中村の必死な頼みによって、富山もしばらくの間、花柳館の食客になることに決定。



翌日、新撰組の原田と永倉に連れられて酒を飲んでいた三木が
酔っ払ったことによって気が大きくなり「ここの勘定は僕が!」とか言ったくせに
いざ勘定する時に財布がないことに気付くという事件が勃発。
一緒に来てた原田も永倉も既に屯所に帰ってしまった後です。
すると「誰でもいいから酒代を代わりに払え!」とか言い出す三木。無茶な。
そしてそこに不運にも居合わせてしまった富山。



富山「用立てる……俺があなたの飲み代を代わりに払えばいいんですか?」
三木「その通り!さあ、店主に金を渡してくれたまえ!」
富山「わかりました。えーと、これで足りますか?」









払っちゃうのかよ!!









あまりにアッサリ払ってくれちゃってるので、店主の方が困惑してました。
そりゃそうだろうな。




富山が花柳館に戻ると、ちょうど庵が新撰組の山南に、「富山を新撰組隊士にどうよ」と話しているところでした。
で、早速面接に行くことになって、事情説明の為に主人公もついて行くことに。
そして新撰組屯所に到着するや否や



桜庭鈴花「お帰りなさい、山南さん。後ろのお二方はお客様ですか?」






喋ったあ!
前作主人公が音声付で喋ったあ!!
(←クララが立ったのと同じ感動)






うわ〜〜なんか変な感じ〜〜!
でも感動〜〜!!
想像とはちょっと違う感じだけど、カワイイ声だなぁ。



そして鈴花の案内で局長の近藤と副長の土方と面会。
しばらくは花柳館について和やかに話してて
富山に関しては「面接より実技で示してもらった方がいい」と沖田と手合いをしようということに。


沖田「それは構いませんけど……」
土方「けど、何だ?」
沖田「殺し合いになりますよ?






いや待て待て。




これ面接だから。






せっかく来た隊士候補を殺してどうするんだ。







でも戦わずして沖田がそう言うってことは、「富山はそれほどの実力がある」と判断されたらしく
「じゃあさっさと入ってもらおうか」ということに。
しかしそこで「富山は元々は薩摩藩の人間で、他藩と問題を起こした」と山南が暴露。
バ、バカ!山南!!
入っちゃえばこっちのものだったのに!!




山南の発言を聞いて考え込んでしまった近藤。
そして参考意見を伺うために呼び出された伊東は、「富山弥兵衛」という名を聞いて
弟の三木三郎が迷惑かけたことを詫びてくれました。
大変だな、兄貴って・・・。



弟の恩人である以上に、元薩摩藩士なら情報もGET出来てEじゃんEじゃん!と伊藤が言ってくれたおかげで
富山は無事に新撰組に入隊できることになりました。めでたしめでたし。





・・・と思った途端に「富山が新撰組に入りましたぜ」と大久保一蔵(←後の大久保利通)に密告する中村。き、貴様!!
まぁ中村としても予想外の展開だったんだろうけどもさぁ。
だからって新撰組と敵対してる薩摩藩の大御所にチクっちゃダメだろうがよ。
心配した傍から「じゃあそれを利用して富山を間者にしちゃおうかな」と企む大久保。
ほら言わんこっちゃない!!
問題起こしたからって追い出したくせに利用価値があると知った途端にこれだよ!
男なんて所詮女を利用価値でしか見ないのよ!!(←富山は男です)





二章に入ってようやく富山がフリートークの相手に選択可能に。
早速トークしてみると、「雪を集めて砂糖をかけたら美味しいでしょうか」とか言っちゃう富山。
趣味を聞かれて真剣に考え込んじゃう富山。
カワユイです。
天然系はこういうのがいいですね。



二章のメインイベントは山南さんの切腹なので、特に書くことないなと思ったら
切腹のことを富山が大久保に報告してました。
やっぱり間者になっちゃったのか、富山・・・。
自己主張がない人間だから、「間者になれ」って言われてあっさりOKしたんだろうなぁ・・・。





三章に入って、富山とのイベントが発生。
新撰組に入隊してからも花柳館にちょくちょくやってくる富山に
「新撰組は居心地が悪い?」「何でここに来てんの?」という質問を上手くオブラートに包んで尋ねる主人公。
それを聞いて「分からないけど、ここの稽古の風景を見るのはキライじゃない」と答える富山。



そんな話をしていると、中村が登場。
庵に用があるみたいだけど、庵が不在なので別室で待つことに。



と、今度は新撰組の近藤が登場。






あっちに薩摩藩士がいますよ。(←暴露!?)







当然、中村の存在については黙ったままでいると
真剣な眼差しで近藤に「きみは新撰組隊士の富山弥兵衛で間違いないね?」と聞かれて「はい」と答える富山。
あー・・・なんか新撰組の中で「富山は間者じゃないか」って噂が広まってるからねぇ。実際そうなんだけども。
それを局長直々に確認しに来たってことか。


富山の返事を聞いて「それを聞いて安心した!」と笑って去っていった近藤。
いやいやいや、たぶん富山は何も考えないで答えてるよ。
自分は確かに新撰組に所属してるから「はい」って言っただけだと思うよ。
言葉の裏に隠れてる意味なんて分かってないと思うよ。
「間者やってる?」って言ったら絶対「はい」って答えちゃうよ。



その隠れて様子見ていた中村は「新撰組の近藤は器の大きい人物のようだ」と感心した様子。







っていうか今のお前、 イチャついてたら急に本妻が帰ってきて
慌てて隠れた浮気相手みたいでカッコ悪いよ。







まぁある意味、富山は二股かけてるようなもんだけどな。





で、三章のメインイベントは『良順来訪』
どうやら松本良順は慈照の旧友という設定のようで
「旧友が来るから島原の入り口まで迎えに行って来てくれ」と慈照に頼まれた主人公。
探すと言っても風貌が分からないとどうしようもないので、外見の特徴を尋ねると
「頭を丸めていて、ふてぶてしそうな男」とのこと。
既に目の前にいるんですが。(←それは慈照です)





慈照の情報を頼りに探している途中で、三木と富山に遭遇。
事情を説明すると2人とも手伝ってくれるというのでお言葉に甘えることに。
さすがに三木は酒を飲まなければ物腰柔らかい常識人なので、道行く人に丁寧に聞いてる模様。





一方、富山。






富山「頭を丸めたふてぶてしい方。花柳館に用のある、頭を丸めたふてぶてしい方はいませんか」












悪気が無いからこそ
余計にタチが悪い。















そのうちに何故か大石も加わったり、
探す側の富山が探される側になったり
でも結局松本を見つけられなくて1度花柳館に戻ってみると
新しく野村利三郎というやけに明るい男が食客として入ると紹介を受けました。



夜になって、ようやく松本が花柳館に到着。
捜索を手伝ってくれた礼として主人公が招いた富山、三木、大石を見て
「お前らここで何してんだ!?」と驚く松本。



富山「夕飯を待ってます」
松本「いや、そういうことじゃねぇって」





正論でもあるけどな。





そして宴席が始まりワイワイやっているうちに
「俺は未来には輝かしい功績を残してるぜ!」と高らかに宣言をかます陸奥の言葉を聞いて



富山「正確には何年後ですか?俺はもう死んでるかもしれません」





ちょっと誰かこの子止めてーー!!!





そうして宴会は続いて夜もすっかり遅くなり
主人公が外で新鮮な空気を吸っていると、富山がやってきました。
さっきまでの宴会で、日本の平和について皆で語ってたことについて何か感じたか聞いてみると
「何か大事な話でもありましたっけ?」と返してきた富山。


・・・まぁ、そうだよな。
主義主張もなく自分の未来について何も興味ない富山が日本の未来になんて興味ないよな。
でもそんな人間を恋愛という名の荒療治によって自我を目覚めさせて
「何故人を好きになるとこんなにも苦しいのでしょう」とミュージックアワーに
ラジオネーム『恋するうさぎちゃんv』で葉書きを送らせればベストエンディングなんですよね?
(←そうじゃない)





そして四章に突入。
フリートークで「背が高くて羨ましい」と主人公に言われて
黙ってテレる富山がカワイイです。
・・・テレてんだよな、あれ・・・、え、違う・・・?



さらにイベント発生。
皆が帰った後の道場を掃除しようと思ったが、さすがに1人では大変なので
「誰か手伝ってくれないかな」とポツリと零すと



富山「いいですよ。俺が手伝います」








便利要員登場。(←便利要員言うな)








しかし、掃除が終わって礼を言えば「良かったですね」とか
新撰組での生活を聞けば「どうなんでしょう」とか
仕事は大変じゃないか聞けば「大変なんですか?」とか
相変わらずトンチキな返答をする富山を見て
「もしかして新撰組で浮いた存在なんじゃ・・・?」と心配し始める主人公。
富山のオカンかお前は。




そこで散歩がてら少し富山と話をしてみることに。
「敬語を使うべき人の区別が出来ないから全員に敬語を使った方がラク」とか
そんな話をしていると



新撰組隊士「おや、富山君じゃないか」
富山「はい、富山です」





し、島田さん・・・!!








新撰組随一の
癒し系オッサン・・・!!!











そんな島田と話している富山を見て
「上手くいってないわけじゃないんだ」と安心する主人公。
っていうか島田が基本的にいい人だから・・・。




で、とある日の夜。
主人公が町を歩いていると、新撰組の原田と共に巡察に出ている富山を発見。
しかも『富山が死番』と聞いて、いてもたってもいられなくなり後を追っていると
そのうち原田たちを囲むように浪士たちが登場。



原田に言われて抜刀したものの、全く戦う気のない富山。
それを見守りつつハラハラしまくりの主人公。
そのうち原田の暴れっぷりに敵わないと感じて逃げていく浪士たち。
「生死を問わねえから逃がすな!」と言われて追いかける富山!
それを追いかける主人公!
なんだこのストーカー行為!!
なんで誰も主人公の存在に気付かないんだよ。
原田あたりなら気付いてもいいんじゃないのか。おい、十番隊組長。



富山が走って行った先で、人をザッシュザッシュ斬る音が聞こえて
主人公が追いついた時には既に浪士たちは倒れていて、その中で1人富山だけが立っていました。



隠れていたことを忘れて思わず富山の名を呼ぶ主人公。



富山「ああ、犬山さんでしたか。こんなところで会うなんて奇遇ですね」




いやぁ、ほんとだね〜・・・って違うだろ!




思わずノリツッコミしちゃったじゃん!
何このまったり感!!



人を斬り殺した事を全く気にすることもなく、いつもの調子で「命令を遂行しました」と話す富山。
それとは反対に、花柳館に戻ってからも何も考えられないほどにショックを受けた主人公。





五章は特筆することもないので省略〜。






六章に入るとイベント発生。
富山が花柳館に来ていると聞いたのに、どこを見ても見当たらず
しばらくしてやっと花柳館の屋根の上で寝ている富山を発見。
そこで主人公も富山の隣に寝そべって、一緒に雲を眺めてたりしてました。



平和だ・・・。








平和すぎてつまんねぇなぁ。(←なんてことを)









七章に入って、フリートークで富山を選んだら
「道場の前に花が咲いていた」という話をされました。



富山「あなたのように……可憐で綺麗な花でした」









誰だお前。










ニセモノだろ!
お前は富山のはずがない!!
富山はそんなことは言わない!!
とりあえず礼を言うが、お前が富山だとは認めない!!




富山「どういたしまして。これでいいのですか、菊千代さん」





あ、やっぱり富山でした。










ってか鹿取テメェ
五分刈りにしてやるから頭出せや。
(←そんなに怒らなくても)













そしてイベント発生。
相馬と野村が稽古をしようとしたところに富山が登場。
相馬に言われて仕方なく稽古するところだった野村はチャンスとばかりに
「俺の代わりに稽古しといて!」と富山に言って逃げようとすると
いつもクールな相馬も、さすがに呆れた模様。



相馬「野村……いくらなんでもそんな意味のない事を人に頼むんじゃない」
富山「ああ、いいですよ」
相馬「見ろ、弥兵衛くんもああ言って………………や、弥兵衛くん?」




相馬・・・!!(笑)
クールな相馬を動揺させるとは・・・なんていい仕事をするんだ富山。



そんなやり取りを見守っていて
この前、富山が普通に人を斬り殺していた場面を思い出した主人公。
「同じ人間とは思えないよなぁ」と胸中複雑な模様。
おこうに聞いても「何を頼んでもイヤって言わないし、見返りも求めないし、とてもいい人よね」と笑って話してるし
「本当に『どんなことでも』頼まれたら断らないんだ」と確信。




犬山「弥兵衛さん。辰巳さんを投げ飛ばしてこっちへ来てもらえませんか?」
富山「はい」
辰巳「はいって、貴様……おわぁぁぁっ!!??」
ドターン!!!
富山「何ですか、犬山さん」




『どんなことでも』の確認をしたかったのは分かる。
何故、数ある選択肢の中から「辰巳を投げ飛ばす」を選んだのか。
意外とSだな、主人公。




そのまま富山を外に連れ出して、
「やってみたい事はない?」と聞いても、「決めてもらったらそれに従います」と答える富山。



犬山「もし、私がその辺の石を食べて下さいって言ったらどうします?」
富山「とりあえず……食べます」




そこは断れよ、人として!!








石なんか食べるくらいなら私を食べて!!(←自重しましょうよ、いい大人として)









犬山「それでいいんですか?」
富山「さあ…、どうなんでしょうか?でも、もしかしたら美味しい石かもしれませんし……」




ポジティブ思考って素敵ですよね。







でも方向性を間違えると、救いようがないですね。









今まで常に人に従って生きるように育てられたらしい富山。
「少しは自分の望んでることを考えた方がいい」と主人公が忠告すると
自分が普通じゃないことは理解できたらしいけども、
さらに『普通』について考えて考えて考えて考えてその場で卒倒。ぅおおおおおおい!!!




そこへタイミング良く通りかかった才谷が、富山を宿まで運んでくれました。
少しして富山が目を覚ますと
「こんなに親身になってくれる女子には、心ときめいて当然じゃ!」と無駄にヒートアップして
説教をかます愛に熱い男・才谷。
でも人を好きになる事が理解出来ない富山に業を煮やした才谷が、もっと主人公に近づくように要請すると
素直に従って富山と主人公の距離がぐっと接近。



才谷「ほいたら、彼女の目をじぃ〜っと見つめてみぃや」
富山「……こうですか?」
犬山(な、何だか私の方が、恥ずかしくなって……)
才谷「そう、そこで、とっておきの甘い言葉を彼女に浴びせるんじゃ!」




そう才谷に急かされて、考えて考えて考えた挙句に富山の口から出た言葉は・・・!!








富山「まんじゅう……」










あまーーーーーい!!!!



















けど間違ってる!!!












さすがにもう止めた方がいいとふんで、今度は主人公が富山を説得。
今にも踏まれそうな逃げ回るアリを例に用いて、
「逃げ回るアリも、以前富山が無残に斬り殺した人も、恐怖を感じて逃げるんだ」と語る主人公。
さらに「人を殺すことは、その人の喜び、悲しみ、人生全てを奪ってしまうことなんだ」と諭すと
それを聞いて「なんとなく分かった」と頷く富山。



そこでご褒美と称して何故か主人公を部屋の外に連れ出す才谷。
しばらくして才谷だけが部屋に戻ってきて、その後に主人公を呼び入れると
なんと主人公が純白ドレスを着て登場。
っていうかこれウエディングドレスじゃん!!



富山「…………綺麗だ」



主人公に見惚れてぼけーっとしている富山。
おお、新鮮な反応だ・・・。
そこで「こんな綺麗な子を斬れるなら斬ってみーや」と言う才谷。
バカだなぁ、こんな珍しい反応しちゃってるんだから斬れるわけが・・・



富山「……はい」







斬れちゃうの!?










しかも既に抜刀してるよ!
ものっそい臨戦体勢だよ!!














さすがに言われた事を素直に聞き入れてしまう性格までは直せないのか?
この状況に主人公もほんとに斬られるんじゃないかとビクついたけども
少しして「俺には出来ません」と言う富山。
よ、良かった・・・。



そんな富山に次の褒美として、今度は富山にタキシードを着せて満足気な才谷。
2人が着ているのは異国の婚礼衣装であることを説明して
「もっと綺麗な姿を見たいじゃろ?」と才谷が富山にけしかけると



富山「み…………」
才谷「どうなが?」
富山「み、見たい……です……」







勝つのは・・・氷帝・・・です・・(←それ違う)









いや〜これで富山は主人公に落ちたも同然だな!
たぶん本人の中ではまだ自覚してないだろうけど、これはもう主人公に首ったけだろ!!




その後、メインイベント『御陵衛士拝命』に突入。
富山も御陵衛士の一員になった為、三木と共に花柳館に挨拶にやって来ました。
何故に御陵衛士になったのか聞いてみると、「伊東が必要だと言ってくれたのが嬉しかった」とのこと。
以前、才谷に「親身になってくれる女子に惚れて当然」と言われたのを思い出して
富山は「相手が男でも誠意を見せるべきだ」と考えたそうです。






いや、まずは女子の主人公に誠意を見せてくれませんか。






さらに伊東に「もう人を斬らなくていい」って言われたのが決定打になったらしいです。
伊東は本当に出来た人間だよなぁ。
ちゃんとわかってくれてるなぁ。



そうこうしてると、花柳館に新撰組のオカマ山崎が来訪。
さらに伊東率いる御陵衛士一同もやって来ました。
その中にはもちろん藤堂もいて、「前にも会ったことあるよね」と話してました。
さらに主人公のことについて「鈴花さんから聞いてる」と語る藤堂。




犬山(藤堂さんは、鈴花さんと仲がいいのだろうか?)




あいつらデキてんだぜ。
でも1人は新撰組で1人は御陵衛士なんだぜ。







あんなに一緒だったのに
言葉一つ通らないんだぜ







前作やってる時、このカップリングは本当に悲しかったなぁ・・・。






八章に入って、イベントが発生。
ある日の夕方に富山と主人公の2人で散歩中。
「どうして皆、自分に優しくしてくれるんだろう」と疑問に思う富山に
主人公は「人の言うとおりに黙々と動くんじゃなくて、生きる楽しさを教えてあげたいから」と返答。
精神病患者と心理カウンセラーですか。



「これからもっと教えてもらっていいですか」と富山。
「私もあなたの笑顔が見たい」と主人公。



富山「俺の笑った顔なんて、どうというものでもないです」




・・・・・・




おいおい、これ、来るんじゃねぇの。
あのセリフ、来ちゃうんじゃねぇの。






富山「犬山さんの笑顔……とても綺麗だ」











ほらきたザマァミロ!!(←何が)













八章のメインイベントは『二君に仕えず』です。


新撰組の近藤が旗本に昇格して宴会を開く一方、
開国するなら外国と交流は免れないからと、才谷の紹介による外人から英語を学ぶ御陵衛士一同。


富山「あ、あいむうーまん……」





そんなゴツイ女がいてたまるか。






他の人たちに「それじゃ『私は女です』だよ」と指摘されて
間違いに気付く富山。





富山「そうなんですか。でも、俺って確か男だったような








なんで曖昧なんだ。











女として第二の人生歩みたい
とか言う気じゃないだろうな貴様。













そんな平和な日々を過ごしているかのように思えたが、
新撰組局長の近藤に不信を抱き始めた新撰組隊士10名が
「新撰組を離脱して御陵衛士になりたい!」と、ある日伊東を訪ねて来ました。
しかし御陵衛士が新撰組から離脱する際に、近藤と伊東の間で
「今後、新撰組から離脱した隊士を御陵衛士に入れない」と約束しちゃったから無理、とお断りする伊東。



とりあえずその場は「会津公に頼んでみたらどうよ」ってアドバイスしてみたら
その10人も素直に頷いてくれて、早速翌日に書状を出しに行ったので、めでたしめでたし。



と上手くいくはずだったんだけど
「よく考えたら会津公って新撰組と仲良しだから、御陵衛士に入りたがってるってチクられちゃうんじゃね?」
最悪なパターンに気付いて、急いで会津藩邸に向かう主人公と富山。
到着した時には、伊東に会いに来た10人が会津藩邸に入っていくところで
周りにはケンカ上等オーラ丸出しの新撰組がウジャウジャと。
多分もう藩邸内に新撰組の幹部クラスの誰かがいて、粛清されそうだよなぁ。
大石あたり率先してやりそうですよね。



警戒態勢の中をなんとか藩邸に忍び込めたけども
時既に遅し、10名は斬り殺されてました。大石に。





予想を裏切らない登場に涙が止まらない。


あんた・・・あんたはそういう奴だよな・・・。





九章に入って、メインイベント『天馬空へ昇る』へ。


話し合いをする西郷と大久保。
2人とも幕府は潰れてしまえ派なので、幕府に寛大すぎる者(←才谷のこと)を
処分するべきかどうかで揉めていました。


ちなみに大久保は「処分すべきだ」と押してて、西郷は「安易な行動はよくない」とのこと。





そんな不穏な雰囲気漂わせる一方で、花柳館では
富山が「あい・・・あい・・・」と呟いているので、主人公が不思議に思っていると



富山「あいらぶゆう……そう、あいらぶゆうです」






何言い出しちゃってるのこの子。






もちろん英語を知らない主人公にとって「あいらぶゆうって何?」みたいな感じだったんですが
富山が 「俺はあなたを愛してます」と言うので驚愕。
こ、こんな急展開なのか富山のシナリオは!?



・・・と思ったら、富山は慈照に英語を教わってるところでした。
ああ、うん、まぁそういうオチだとは思ったけどな。





で、花柳館から帰る途中で、大久保に呼ばれて薩摩藩邸に行くことになった富山。
そこで「花柳館の館長に、見廻組に書状を渡すように頼んで欲しい」と大久保に頼まれた模様。
一応書状は受け取ってしまったけども、どうすればいいか分からなくて
主人公に相談してみようと考えた富山。
そこにタイミング悪くほんとタイミング悪くよりによって大石に遭遇してしまいました。




薩摩藩邸から出てくるところも、書状を懐に入れたところもバッチリ大石に見られてしまったらしいです。
うろたえる富山に「内緒にしてあげるから書状を見せろ」とか言いだす大石。
お前の場合、告げ口以上に不穏な事やらかすだろ。




しかしすっかり動揺してしまった富山は、結局書状を大石に見せてしまいました。
書状を読んだら返してくれるかと思いきや、「俺が代わりに見廻組に届けてやる」とか言い出す大石。
反論するも意味なく、
「この書状のせいで誰か死ぬことになったら、それは俺とお前2人で殺したことになる」と不敵に笑う大石。
お前がその書状を富山に返して、何もなかったことにすればいいだけの話じゃね?



そして本当に見廻組の手に書状が渡り、才谷こと坂本竜馬の潜伏先がバレてしまいました。
あ〜、なるほど、こうつながってきたか。



数日後、中村が伊東たちの元へ訪れてきたけども
富山が体調が優れないとのことなので、富山を見舞うことに。


富山の様子を一目見ただけで様子がおかしいと気付いた中村。
最初ははぐらかそうとしたけども、観念して大久保に頼まれた事を話す・・・と思いきや
大石に言われたことを思い出して苦しんでるだけでした。
あ、でも話すことは一応話したっぽい。



中村が帰った直後に、伊東のところへ大久保から
「新撰組が坂本竜馬のハートを狙ってる」(←合ってるけど何かが違う)と書いた書状が届きました。
さすがに伊東もバカじゃないので騙されることなく「大久保が怪しい」と考えてましたが
とにかく警戒しつつ、才谷の安否を確認する為に、藤堂と篠原と服部が才谷のもとへ行くことに。



それと同じ頃、主人公のところに鹿取の手紙をつけたカラスが来訪。
「才谷さんが危険だから助けてやってほしい」と書かれてあるのを読んで
主人公は才谷が近江屋にいることを知っていたから、それを手紙に書いてカラスに届けさせました。



そして急いで近江屋へ行く途中、富山に遭遇。
一緒に行こうと誘っても、富山はうろたえてるばかりで、さらにそこへ大石も登場。
「もうくたばってるかもね」と笑う大石。



富山「やっぱり俺は……救いようのない馬鹿ですね……」





そんなの今更じゃないか。(←フォローしてやれよ!)






そう吐き捨ててどこかに行ってしまう富山。
追いかけたいけど今はとにかく才谷の安否が気にかかるから近江屋へ急ぐと、今度は近江屋の前で中村と遭遇。
才谷の状況について必死に尋ねると
「もはや助からぬだろう、俺も助けることが出来なかった」と悔しそうに話す中村。










今から一緒に
これから一緒に
殴りにいこうか














もちろん大石をですよ。













悲しみに暮れながら十章に突入。
坂本暗殺の容疑をかけられた新撰組の近藤と、御陵衛士の伊東が話し合いをすることになったところで
「俺はここにいていい人間なんだろうか」と沈んでいる富山に
「君はなくてはならない人間だ」と真摯に説得する伊東。



富山「俺……頑張ります。伊東さんの仲間にふさわしい人間になれるように……」







やったね!
バッチリ好印象!!












って伊東がフラグ立てて
どうするんだ














近藤と伊東が無事に和解して宴会が盛り上がってる一方、留守番しながら気が気でない御陵衛士たち。
しかしその場に富山がいないのに気付いて主人公が探しに出ると、屋敷の外で富山を発見。
主人公が話しかけても無言で立ち尽くしている富山。




・・・・・・






あれ?もしかして本当に富山と伊東のときめきメモリアルになりつつありませんか?
大丈夫ですか、これ。
主人公入る余地ありますか、これ。





しばらくして、ようやく帰路につく伊東。
御陵衛士が新撰組から完全に分離することに対しての承諾も得られたし
今後に希望を持って上機嫌で歩いていると、不穏な男の声が。
っていうかどう聞いても大石の声。



そこで場面展開。





伊東の死を告げる篠原。








急展開すぎやしないかね。











大ショックの御陵衛士一同。
とにかくまずは伊東の死体をそのまま放置したくないから、と一斉に油小路へ向かうことに。



本当に伊東が死んでいるのを目の当たりにして、無念の声を出す御陵衛士の人たち。
もちろん富山も動揺が隠ない様子。
そこで伊東が自分のことを「なくてはならない仲間」と言ってくれた回想シーンが入り
ショックのあまりに狂ってしまう富山。




そうこうしてるうちに新撰組が来襲。
正気に戻らない富山は、篠原と主人公に連れられてその場を退避。
しばらくしてなんとか落ち着いた頃、主人公は篠原の許可を得て、ひとまず富山を薩摩藩邸に連れて行くことに。



その頃の油小路にて。
御陵衛士として戦った藤堂を必死になって探す永倉と原田。
あ・・・もしかしてこのシーンは・・・



永倉「な、何てこった……こいつら……マジで斬り合っちまったのか。好き合ってた者同士でよォ……」







うわあああ切ねぇぇぇぇ・・・!!









ほんっと前作の藤堂シナリオのこのシーンはきつかったなぁ・・・。



そこで原田が「まだかすかに生きてる!」と気付いて
藤堂と桜庭の2人を、永倉と一緒に連れ出してました。
ほんと原田グッジョブだよ。





そして十一章に入ってイベント発生。
富山を訪ねて主人公が薩摩藩邸を訪れたものの、富山は不在。
もしやと思って御陵衛士がいた屋敷へ行ってみると、案の定富山を発見。
小さくなって座り込んでる富山に話しかけても、無言のまま。
そこで「あなたは一人じゃないんですよ」と説得すると、ようやく返事をしてくれて
一緒に薩摩藩邸に帰りました。




これ本当に主人公の入る余地ありますかね?






十二章に入って、ここでもイベント発生。
せっかく自我が芽生え始めていた富山も、伊東の死によって悲しみに塞ぎ込んでしまい
もとに戻ってしまいました。
むしろ笑わなくなった分、前よりも悪くなりました。








しゅ、主人公の入る余地は・・・!!?










なんとかしようと外に誘う主人公。



富山「ええ……、いいですよ。犬山さんが……そうしたいなら」



外でしばらく一緒に夕日を眺めて、また室内へ戻ってきて
「その姿を見たら伊東さんが悲しみますよ」と語りかける主人公。



富山「い、伊東さんが……」





慰める素振りで傷をえぐる主人公。











なんてドS。












そのまま「伊東さんがいた頃は笑っていたのに、忘れてませんよね?」と続ける主人公



犬山「才谷さんが用意した異国の着物を着て見詰め合った日のこと……あの日のこと、まだ忘れてませんよね?」






伊東関係ないじゃん!!








犬山「ねぇ、弥兵衛さん……」
富山「…………」
犬山「弥兵衛さん!」
富山「…………」
犬山「弥兵衛さん!答えてください!」






彼氏の浮気を責める彼女みたいになってますよ。
確かにある意味浮気していたのは否めないけどな。






富山「駄目な人間です……。全部、俺が悪いんです」









責められて逆ギレするのもタチ悪いけど
自責の念に駆られすぎるのもタチ悪いですよね。








大久保からの書状を大石に奪われたことを悔やむ富山。
富山は「大石」とは明かしてはいませんでしたけども
才谷が暗殺された日に、近江屋へ向かう途中に遭遇した大石のことを思い出す主人公。


主人公が「あなたが殺したわけじゃない」と懸命に慰めても
才谷の死によって新撰組と御陵衛士が不仲になって
最終的に伊東が死んでしまったのだから「やっぱり自分のせいなんだ」と主張する富山。



そんな富山に「自分で許せないのなら、私が許してあげます!」と富山の胸に飛び込む主人公。
「どんな形でもいいからチャンスはものにしたいあなたの力になりたい」と気持ちを伝える主人公!




富山「犬山さん……どうして、どうしてあなたは……そこまで俺のことを……」








単なる暇つぶしさ。(←酷っ)











富山「あなたは俺のことを……いや、俺は……俺は……あなたのことを好きなのでしょうか?」












いや、聞かれても。













でもこれはいい雰囲気だ!
告れ!
もう告白っきゃないじゃん!!
おーしたーおせ!おーしたーおせ!!(←それは告白以上のステップですよ)






篠原「富山くん、ここにいたか」










空気読めよテメェ!!











篠原が言い残して行った「例の件の打ち合わせ」という言葉に
何かを感じ取る主人公。



富山「やっぱり俺は……何も望まない方がいいようです。俺が自分の道を望んだことで、誰かが死に……そして、あなたを……悲しませてしまう……」





違う違う!
冷水を頭からかぶってクールダウンしてよく考えろ!!
お前何も悪くないから!!
全面的に悪いのは全部大久保と大石だから!!




そしてメインイベント『墨染』に突入。
ある日、庵から「篠原が中心になって新撰組の近藤を襲撃しようとしている」と聞いて
富山もそれに加担しているのか気になって気になって仕方が無い主人公。



その一方で、病気に伏せている沖田の襲撃が失敗した報告を受けている大久保。



大久保「やはり、彼らだけでは心もとなかったようだ。次の計画には、君も参加するのだよ」
富山「……はい」






・・・・・・






もう、いいんじゃん?









大久保殺しちゃえば万事解決でいいんじゃん?(←おい)











花柳間にて、沖田襲撃失敗の件と、「次は人数を増やすかも」と庵の案を聞いて
その中に富山も加わるのではと、思わず外に出て篠原たちの行動を監視することに決めた主人公。


薩摩藩邸から篠原たちが出てくるのを見つけて、その中に富山の姿も発見。
尾行していくうちに、伏見に近い民家へ入っていくところまで見届けました。
するとそこで三樹に遭遇。
どうやら三樹も篠原たちを止めに来たようで、2人で説得をしようと民家に突入すると、銃を構えている富山を発見!
「兄の意に反することはやめろ!」と三樹が説得!
「仇を討つことが仲間だ!」と篠原が反論!
みんなやめて!
私の為にケンカはしないで!!(←お前の為じゃない)





三樹と篠原の間で富山が苦しんでいるうちに、近藤の姿を発見。
篠原の「撃て!」の合図に、悩みながらもとうとう引き金をひいてしまいました。
近藤は右肩を負傷しただけのようで、そのまま馬で走り去ってしまった模様。
「追撃だーー!!」と躍起になる篠原と、「もうやめてください!」と止めようとする三樹。
そんな2人に挟まれて、自分のしでかした事で頭の中がグチャグチャになってしまった富山は、またもや発狂。



富山をかばうようにして「こんなに自分を見失っている人がいるのに、何が仲間よ!!」と主人公の叱咤により
篠原と三樹も我を取り戻して素直に謝罪。
近藤を追うこともなく、このまま撤退してくれることになりました。





富山が錯乱した時に色んなところに体をぶつけてしまったので、手当ての為に花柳館へ。
どうやら錯乱してる間の記憶が無いらしいので、そっとしておこうと考える主人公。



富山「犬山さん……ありがとう」
犬山「え……?」
富山「あなたがそばにいてくれると……何故か落ち着きます」






君はいつも僕の薬箱さってことですね。







失ったものはみんなみんな埋めてあげるってことですね。











失ってるのは確実にお前の方だけどな。















十三章に入って、メインイベントは『鳥羽伏見』


とうとう戊辰戦争が勃発して、伏見にて新政府軍と旧幕府軍との戦いに。
富山を含む元御陵衛士たちも、新政府軍として戦争に参加してました。
しかし戦いを目前にして思いつめている富山に、「戦いたくないのなら、それでいい」と優しく説得する三樹。
三樹、いい奴だなぁ。



富山「やっぱり……嫌です。俺は……もう、殺したくない。誰も殺したくないんです……」








甘ったれてんじゃねぇ!!!(←えー)









・・・まぁ、三樹はそんな叱咤をするわけもなく
「君の本心が聞けて良かった」と笑って承諾してくれました。
ほんとにいい奴だなぁ、三樹・・・。




鳥羽伏見で新政府軍が勝利を収めた後日、移動中の富山が流れ弾を受けて負傷というアクシデント発生。
三樹や篠原は京都を去ってしまったが、富山は治療の為に京都に残ることに。
その事を聞いて、主人公が薩摩藩邸へ行こうとすると中村に遭遇。
富山はは命に別状はないと聞いて安心したのも束の間、
富山からの伝言を聞いてショックを受ける主人公。



中村「自分のことは心配無用。君にはどうか……幸せになってほしい、と」






ナンデストー!!?







富山との約束の為か、居場所も教えてもらえず主人公が落胆していると
「悪いようにはしないから、しばらく待ってほしい」と語りかける中村。
そのセリフに主人公も承諾。




しばらくして傷が癒えた富山が江戸に行くと、中村と対面。
「もう傷は痛くないけど、人を殺したくないから兵としては役に立てません」とキッパリ伝える富山に
「一度、京へ戻ったほうがいい」と返答する中村。



場面展開して、江戸に行った事を知っている主人公が富山の身を案じていると
庵から「富山が京に戻ってきた」と聞いて、主人公大興奮。
しかし別任務で既に去ってしまってるとのこと。



庵「だが、お節介な人間が、富山くんの居場所を手紙で知らせてくれた」








半次郎ーーーー!!!










知らせによると、富山は今は越後にいて、もうすぐ任務で出雲崎へ行くらしい。
そこで早速越後に向かおうと決心する主人公。





一方、出雲崎に到着していた富山。
街中を歩いていると、有無を言わさず「怪しい」と判別されて早々に取り調べを受けて捕縛されて拷問。
展開早いなオイ。



柳組の男「言葉で口を割らんと言うのなら、身体に聞いてやってもいいのだぞ」









破廉恥でござる!!!










しばらく拷問を受け続け、すっかり日が暮れてしまった頃。
富山は拷問係の男とすっかり仲良くなってました。



富山「あなたは……誰かを好きになったことはありますか?」








修学旅行の夜か。








富山「少し……相談に乗ってもらえませんか?」
柳組の男「はぁ〜あ!?」



まぁそうだよな。
その反応が正しい。
だって今は拷問中なんだから。
「ふざけたこと抜かしてんじゃねぇ!」って平手の1発や2発かましてやるのが普通ってもんですよ。ねえ?





柳組の男「ん〜、まあ、お前の話を聞いた限りじゃ……」






ほだされちゃったのかよ!!







主人公について語る富山の話を律儀に聞いてくれた拷問係の人は
考えた挙句に「その子はお前に惚れてる」と指摘。






富山「ポチさんが……俺を」








名前を出しちゃったよ!!!








お、お前!馬鹿!
主人公の名前出しちゃったら、主人公まで取り押さえられちゃうだろうが!!
そうこうしてると





柳組の男「おいっ、貴様!訊問もせずに何を話し込んでいるのだ!」








まったくだ。









しょうがないから拷問の続き・・・と思ったところで、他の男から
「女が一人この地へ入り込んできた」という報告が入ってきました。
その報告を耳にして反応する富山。
それを見逃さなかった男に「知り合いか?」と尋ねられて、動揺を隠せない富山の様子を見て
主人公もここに連れられて来る命令が出てしまいました。



富山「だ、駄目だ……」
柳組の男「ん……何か言ったか」
富山「うあぁぁぁぁっ!!」








拘束具が、今自らの力で解かれてゆく。
私たちにはもう、エヴァ富山を止める事はできないわ。












そしてしばらくして、宿屋の部屋で「これからどうしよう」と主人公が悩んでいるところに



富山「やっぱり……」






おっと失礼、knockもしないで入っちまった







突然の富山登場に驚く主人公。本当に突然ですよ。せめて何らかの物音立てて入って来いよ。
しかしそれに構わずに「ここは危険だから逃げましょう」と富山にほぼ強制的に連れられて
一緒に山中へ逃げて、たまたま見つけた廃寺で一旦休むことに。



少し落ち着いてきた頃、富山の身体に拷問を受けた後があることに気付いた主人公。



犬山「どうしてこんなになるまで。弥兵衛さんなら、いつでも逃げ出せたでしょうに……」






恋のお悩み相談室を開いてたからです。








富山「あなたを思い出すたび……胸の辺りが痛くなって……あなたが近くにいればいるほど……痛みが酷くなるんです……」







わしゃ病原菌か。








富山「でも……心の中ではいつもあなたに会いたいような気がして……でも、俺が何かを望むと、あなたを悲しませてしまう。だから、この苦しみがずっと続くくらいなら、いっそ……」












世界はそれを愛と呼ぶんだぜ!!














富山の話を聞いて、「それが人を好きになることです」と主人公が諭すと
「どうして分かるの?」と首をかしげる富山。
「私も同じだから」と答える主人公。



富山「え……ということは……えーっと……あの……どういうことですか?










世界はそれを(←もういいから)













理解してそうで理解できない富山に、「うちら両想いですぜ」と主人公がちゃんと伝えて
そこで、宿から逃げる時に富山が持ってきてくれていた主人公の荷物を開け始めると
唐突に才谷からもらったウエディングドレスに着替える主人公。
どうやら才谷が「異国ではこれを着て愛を誓い合う」と言っていたのを思い出した模様。




犬山「私は……弥兵衛さんを愛しています」
富山「俺は……いえ、お、俺も……俺も犬山さんを、愛しています」
犬山「私を……あなたの妻にしていただけますか?」
富山「こ、こんな俺でも良ければ」




良かったなぁ。
最後の最後で結ばれて良かったなぁ。
これできっと終わりなんだ、これでエンディング迎えて2人で逃げてラブラブ暮らすといいよ!!





・・・とか思ったのにスタッフロールが流れる気配はない。
代わりに、一夜明けたらしき場面。
山中で富山が1人。




・・・すごいイヤな予感。






富山「昨夜は……幸せな夜だった。でも……あなたがどれだけ大切な存在か理解できた以上……やっぱり……一緒にはいられません……」







待て待て待てちょっと待てって頼むからその先は言うな死亡フラグを立てるな!








富山「せめて、あなただけでも生きていて欲しいから。さようなら……犬山さん」













だからその自己犠牲はやめろ!!!















結局そう言った後、富山たちを捜索していた柳組によって見つかってしまいました。




そしてテレビ画面に流れるスタッフロール。





犬山さんの顔に流れる涙。





だから・・・だからどうしてこんな・・・・・・!!!




いや待て。
恋華はスタッフロールの後にも後日談みたいなのがあったはず。
もしかしたらやっぱり2人で生き延びてるかもしれない!!
超可能性低いけど!




スタッフロールが終わり、エンディングに突入。
富山がいなくなってから目を覚ました主人公。
富山の姿が見えないことに不吉な予感がビンビン走って、急いで山中に捜索しに行きましたが
少しして1人の柳組の男に見つかってしまいました。
ヤッベー!捕縛されて拷問されちゃう!!
とか思ったら「あの男ならこの先で俺の仲間に囲まれてる」と教えてくれました。
あれ?もしかしてこの人
富山と修学旅行でコイバナに花を咲かせた人じゃない?(←違)




「お前を逃すために一人で出てきたのに何故追うんだ?」と柳組の男。
あぁ、やっぱりそうだ。




柳組の男「君に何かあれば、彼の心遣いが全て無駄になってしまうぞ」






もう完璧に心ほだされてますね。






ていうか、すごいイイ人じゃんこの人。




しかしこの男の人の説得に、「彼の妻として行かなきゃいけない」と返答する主人公。




柳組の男「…………行くがいい」
犬山「え……い、いいのですか?」
柳組の男「何をしている……。早く行かねば、間に合わんぞ」





めちゃくちゃイイ人じゃん・・・!!!






お言葉に甘えて先を急ぐと、先程の男が言ったとおりに柳組の奴らに囲まれている富山を発見。
自分の方へやってくる主人公を見つけて「来てしまったのか」と呟く富山。
その瞬間、男たちに一気に刀を突き刺される富山。ぎょえあああああ!!!惨い!!!



富山が主人公の名前を叫んだことで、主人公の存在がバレてしまったことには構わず
「今行きます!」と主人公が富山のもとへ突っ込もうとしたら



富山「来るんじゃない!」




あまりにもハッキリと自分の意思を口にした富山の叫びに驚く主人公。
数人で刀をぶっ刺したはずなのに富山が倒れないことに動揺して、再度ぶっ刺す柳組一同。のあああああ!もうやめてえええ!!!



しかしそれでも倒れない富山。



富山「あなた……いや、君と!君と出会えて、俺は本当に幸せだった!君の夫としての、最初で最後の願いだ!逃げろ!そして生きるんだ!俺は君を愛している!」










富山ああああああ!!!!












富山の男ポイントがグッと上がったよ!!
今初めてようやくここで!!(←遅っ)


いやだって富山ってボケボケだったから面白ポイントはいっぱい上がるけど
男らしさを感じる場面て全然なかったんだもん・・・。




結局その後にもう1回刺されたけど、やっぱり倒れる様子のない富山。
そこで「こいつが駄目なら、あの女を捕まえよう!」と言い出す柳組の男。



富山「おい……」
柳組の男「うっ!?」
柳組の男「な、何だ……!」
富山「彼女には手を出すな。彼女は、俺の任務には無関係だ。彼女に手を出すのなら……俺は絶対に死んでやらんぞ」




この富山の迫力に押されて、主人公に手を出さないと約束してしまった柳組。




富山「さようなら……。私が愛した人……。我が妻よ……」
犬山「弥兵衛さんっ!弥兵衛さぁぁぁぁぁんっ!!私も……!私もあなたを愛しています!いつまでも、ずっと……この命続く限り……!」







僕は死にましぇん!!(←そうじゃない)








そして本当にEND。



ああ・・・やっぱり来てしまったかアンハッピーエンド・・・。
こういうストーリーって純愛とでも言うんですかね。
でも純愛系のやつって、大体が死がつきまとって「あなたへの愛を生涯貫きます!」って感じで
それはそれでいいのかもしれないけども、ハッピーエンド派の自分としてはあまり好きじゃありませぬ。
やっぱり両方生きてて笑って終わるのがいいなぁ。




でも富山のキャラは面白かった。
こういうボケボケキャラはいいですね。
才谷に「甘い言葉を言え」って言われて「まんじゅう」って言ったのは本当にずっこけたけど
本当に美味しいキャラだった・・・。
ストーリー的にアンハッピーエンドだったのが悲しいけど、キャラは大好きになりました。





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