辰巳CV:諏訪部順一




庵に何らかの恩を受け花柳館の食客となった過去を持つ男。



なるほど。





過去の弱味を握られて現在はいいようにパシられてるってことですね。(←そうじゃなくて)



大雑把な性格で、何かにつけ不遜な態度をとっては周囲を困らせているが、
剣の腕は確かで庵が受ける要人警護などの仕事は辰巳がすべて引き受けている。




不遜な態度がとれるほどの実力があれば問題ないんですけどもね。
実力もないくせに態度がでかい奴ほどウザイもんはないですし。


大雑把ではないけども、実力も伴ってて超不遜な態度を取る人っていますよね。
辰巳とまったく同じ声で。






なぁ、跡部?








ただし、何故か辰巳の刀は庵によって封印が施されており、
安易に刀を抜くことを禁じられているため、襲撃者が現れた場合は自身が放つ殺気だけで相手を撃退しなければならず、
そのことでよく庵に対して不平を漏らしている。




これは辰巳が強いとか云々の話じゃなくて
護衛者の殺気だけで撃退される襲撃者がどんだけ弱いんだという話ですよね。
そんな弱さで襲撃を決行するんじゃない。



花柳館の師範代である咲彦と仲がよく、二人とも道場での稽古はそっちのけで遊びほうけては、先代宗家の娘おこうに叱られている。



うん、まぁこれは辰巳がたぶらかしてるんでしょう。(←断言)



酒を好むが、同じ酒好きの庵とは違い
前後不覚になるまでとことん飲んでしまう性質であるため、庵からは酒を控えるようにとたしなめられている。




そのベロンベロンになった辰巳を介抱するシーンとかもあるんでしょうか。
酔っ払いの勢いで押し倒されちゃって、でも辰巳はそのまま寝ちゃって
逃げ出したいけど重くて動かせなくて結局そのまま夜が明けちゃって
目が覚めた辰巳に「何でおまえここにいるんだー!」って言われる
そんなベタベタなお約束もありだと思いますよD3パブリッシャーさん!(←何の呼びかけですか)





前作主人公のカップリングは山崎です。
え、これ、何か接点あるのかな・・・?まぁいいや。



一章・・・の前に序章で、慈照と辰巳で手合いをするシーンがあって
そこでどっちが勝つかを予想する選択肢があるんですけど
いつもは慈照を選ぶけど今回だけは辰巳を選択。


高感度が上がるくらいで、その後のセリフとか展開は全然変わらないんですけどもね。
結局辰巳は慈照に負けますし。



ていうか、ここで辰巳を選んでるあたり
お前、辰巳に気があるんじゃねぇの?とか思われるんじゃないでしょうかね。





一章は特に面白い事が起きなかったので省略。





二章ではイベント発生。
いつも食事の用意してくれるおこうに「お昼はいないから各自で食べて」と言われたので
それを辰巳と咲彦に伝えたら、「どうせだから3人で食べに行こうぜ」ということに。



何気なく入った店で『壷うどん』というメニューを見つける3人。
まぁその名の通り、壷の中に大量のうどんが入ってるわけなんですけども。
それを見て活き活きしながら早食い勝負を持ちかけてくる辰巳。
しかし「さすがに無理」と主人公と咲彦がパスしたので、辰巳が「ノリ悪いなぁ」とスネてると
「同じ道場の人間をカモにするなんざ、底が知れるぜ」と本命のカモ陸奥が登場。



陸奥「まったく、情けない男だぜ。年下に奢ってやるくらいの器量はないのかよ?」
辰巳「言ってくれるじゃねぇか……。なら貴様が俺と勝負するか?」




何が何でも早食い勝負ですか。
違うよ、そこは違うよ辰巳。
お前の性格だから素直に謝れとは言わないけど、
そこは自分の懐の深さについて反論すべきだろ。
どうしてあくまでも早食い勝負に持っていこうとするんだ。




陸奥「どうしてそうなるんだよ。救いようのないバカだな







直  球







辰巳「普段からでかい口を叩くその口なら、壷うどんの一杯や二杯は軽いもんだろ?それともでかいのは口だけで、肝っ玉は小さいってか?」
陸奥「……んだと、コラ。もう一回言ってみろ」
辰巳「何か言ったかい?小心者の陸奥君」
陸奥「上等だよ、てめぇ!その勝負、受けてやろうじゃねぇか!」






意外と簡単に挑発にのるんですね








陸奥もケンカ売られたら買っちゃうタイプだもんなぁ。
クールに対応するとは思ってなかったけど、早食い勝負はさすがにしないと思ってた。
そして早食い勝負のゴングは鳴ったわけですが。


辰巳のセリフ、字幕では「うおおおおっ!」って書いてあるんですけど
どう聞いても「お゛え゛え゛え゛え゛っ!!」って言ってますよ。す、諏訪部さん・・・??




辰巳の圧勝かと思いきや、意外にも陸奥が奮闘。
それでもやっぱり辰巳の勝利で終わりました。
あー・・・これは、陸奥が悪態ついて帰っちゃうかなー?
辰巳もだけど、負けず嫌いっぽいもんなぁ、陸奥も。



陸奥「ふん、仕方がない。負けは負けだ、潔く認めてやる。ほら、勘定だ」





・・・・・・







え、あの、これって辰巳のイベントですよね。










陸奥の株が急上昇なんですが。










な、なにあの男らしさ!
ちょっとキュンときた!!
予想では「こんなんやってられっか!」みたいに悪態吐き捨てて帰ってくと思ったのに!
まさか辰巳のストーリーで陸奥にやられるとは思わなかった。
これから陸奥に乗り換えちゃ駄目ですかね。(←駄目だろ)





三章に入って、イベントが始まった途端に
辰巳が庵に向かって「刀の封印を解いてもいいだろ!」と抗議してました。
ん?辰巳は刀に封印なんかしてんの?



辰巳「お前に助けてもらった恩は忘れやしねえ!以前の名前だって捨てた!」



んー・・・いかにも昔何かあったっぽいですねぇ。



主人公たちも刀は持っているけども、庵から「容易に抜くな」とは言われていて、それでも一応抜刀は可能らしい。
実際、一章で富山が大石に斬られそうになった時に抜刀したもんな。
でも辰巳だけはご丁寧に封印をされていて、抜刀禁止令が下されている様子。



辰巳の過去について回想シーンによると
数年前に姉小路卿とやらが襲撃された事件があって、襲撃現場に辰巳の刀が落ちてたことで
無実の罪を着せられていたそうです。
それで罰せられそうになった時に庵が助けて、
その時の恩を今現在も身体で払ってるってわけですね。(←合ってるけど何かが違う)





そんな話をしていると、土佐藩邸に潜入捜査してた咲彦が帰ってきました。
咲彦の報告によると、「武市瑞山岡田以蔵が土佐で投獄されてて、近いうちに処刑される」とのこと。
それを聞いて妙な反応をする辰巳。



岡田以蔵は『人斬り以蔵』の名で有名ですよね。


武田瑞山はあいにく聞いた事ない名だけども、土佐勤皇党の首領で、
「あいつ、俺と違う思想なんだよねー超ウザーイ、マジキモーイ」
と、違う思想のお偉いさんを次々と暗殺させたそうです。
つまり、あまりの過激派だったから、他の方々から「あいつ、超ヤバくね?」と弾圧されちゃったってことですね。
そして辰巳と岡田以蔵は、その武田瑞山の仲間だったってことです。
へー。
じゃあ辰巳は土佐出身ってことですかね。



辰巳が気になって部屋に行くと、何やら旅支度をしているのを目撃。
「気になることがある」と辰巳が出て行こうとすると、庵もやって来ちゃいました。
「場合によっちゃ封印を解かしてもらうぜ」と言う辰巳の宣言に
「武市たちのところに行って、脱獄させるつもりだ」とピンとくる主人公。
そこで庵の命令で、主人公も辰巳についていくことに。



同じ土佐出身の才谷の計らいで船を用意してもらって、無事に土佐に辿り着いた主人公たち。
武市たちがいる牢獄の見張り番を気絶させて、なんとか侵入成功。
まずは武市を訪問。



辰巳「……半平太、俺だ。……いるんだろ?」
男の声「その声……新兵衛か」




・・・・・・












は、半平太・・・?
し、新兵衛・・・?















激ダサだぜ!!!









だっせー!
お前らの名前だっせーーー!!!
辰巳って昔は新兵衛って名前なの!?ダサッ!激ダサッ!!ウププーー!!


そんでもって武市!!
お前今は「瑞山」て書いて「ずいざん」とか読ませちゃって無駄に威厳ありそうな名前名乗っちゃってるくせに
本当は半平太かよダセエエエエエ!!
「なんか強そう」っていう非常に頭悪い理由でつけられてそう。




好き勝手に変名できる時代で良かったですね。




プレイヤーとは正反対で相変わらず真剣な顔つきで話をする辰巳たち。
姉小路暗殺の件で「お前が俺に罪を着せる為に、俺の刀を置いていくように指示を出したんだろ?」と辰巳が尋ねると
武市はあっさり肯定しやがりました。
まぁこんな状況だし、嘘ついてもしょうがないですけど
「そんな事するはずないだろ!俺達仲間じゃん!だからここから出してくれ!!」みたいな
悪あがきがあってもいいと思ったんだけどなー。空気読めよ。(←何を期待しているの)



2人の会話を横で聞いているうちに、
姉小路襲撃犯として田中新兵衛という男が捕まった事を思い出した主人公。






・・・・・・












青大将!!!(←それは田中邦衛)













そして予想通り、昔は『人斬り新兵衛』として世間を騒がせていたそうで、
主人公も、辰巳が人斬り新兵衛だと分かってビックリ。



自分に無実の罪を着せたことに理由を聞く辰巳に
「お前や以蔵は、理想もなく、天誅の意味も理解せず、ただ力を示す為に暗殺してたから」と語る武市。
それを聞いて「そうか・・・」とうなだれる辰巳。



さすがに落ち込んだかなと思ったけど
そんな様子は一切見せずに「聞きたい事は聞けた」と、さっさと岡田のところへ向かってしまいました。
あ、武田を助ける気は毛頭無いんですよね。
ですよね。




岡田以蔵に会って、武市から聞いたことを全部ぶちまけて
「また一緒に何かやろうぜ!」と持ちかける辰巳。
以蔵とは仲良かったみたいだから、こっちは助ける気マンマンですね。


しかし岡田は「無理」と却下。
岡田の想いとしては、「理念は正しくても手段を間違えたと土佐勤皇党の人間は罪を償わなければならない」とのこと。
「そしたら俺もだ!!」と共に罰を受けようと願い出る辰巳。








そしてめでたく3人で死罪に。












流れるスタッフロール。
















って終わってたまるか!!














辰巳も罰を受けようとしたのに、岡田に「お前はもう田中新兵衛じゃなくて、辰巳だ」と説得されて
結局そのまま岡田を助け出すこともせずに牢獄から出てきてしまいました。



その後、武市は切腹。岡田は斬首刑で晒し首に。
川原に晒された岡田以蔵の首を見て「人斬り以蔵もざまぁねぇや」と悪態をつきつつも切ない表情の辰巳。



辰巳「最後の最後に他人面かましやがって……」



すごい仲良しだった相手に、ああいう風に言われるのはツライかもなぁ。
スチルでも2人とも笑顔で仲良しっぷりが出てたし。
そりゃこんな形で別れるのはツライよなぁ。
けど、岡田も岡田で、辰巳には生きててもらいたいからあんな風に言ったんじゃないでしょうか。



悔しそうな表情で岡田の首を見つめたままの辰巳に
主人公が「人斬り新兵衛に未練がある?」と尋ねると、「名前は変わっても、中身は昔のままだ」と答える辰巳。
それを聞いて「変わらないからダメなんだ」と核心をガッツリ突き刺す主人公。
将来結ばれようとしている相手にも容赦ないですね。





そしてメインイベント『良順来訪』に突入。
辰巳と主人公が話しているところに、「姉さん(おこう)が呼んでるよ」とやって来る咲彦。



辰巳「おこうちゃんが俺を?もしかして逢い引きの誘いか?」









以蔵の無念はどうした貴様。











主人公もお呼ばれされているので一緒におこうの所へ行くと
「今夜は父さん(慈照)の友人が来るから、御馳走を作るための材料買ってきて!」とのこと。
単なるお使いと判明して渋る辰巳だけど、おこうの上手い説得(というか脅迫)により、買い物に行くことに決定。



無事に買い物を終えて、松本良順を迎えて宴会が開始。
大人数で日本の未来の平和についてワイワイガヤガヤ語り合っていると
「ぜ〜んぜん分かんないや」と暢気に聞いてる咲彦に
「まずはこいつらの話を聞いとくだけでいい」と言う辰巳。



辰巳「こうやって生き方や将来を目の前で語り合い、聞かせてくれる人間がいるだけでも恵まれてると思うぜ。
   夢も目標もない人間になっちまったら、取り返しがつかねぇからな











痛っ













・・・なんか思わぬところでプレイヤーの痛いところを突かれました。
この居たたまれない気持ちをどうしてくれるんですか。





なんだかモヤモヤを抱えたままに四章に入りましたが、特にないので省略。
同じく五章も特筆することがないので省略。





六章に入ってようやくイベント。
なんだか様子が変、というより元気のない辰巳を気にしていたら
「辰巳が庵に頼まれた仕事で失敗した」という情報を聞いて主人公ビックリ。
どうやら護衛の仕事をしていたらしいんですけど、護衛すべき人を怪我させてしまったらしいです。
なんてこった。
護衛しか取り柄がないのに失敗したらダメじゃないか。(←もっと他に言い方があるだろ)



「どうしてそんなヘマしたの?」と訪ねる主人公に
「抜刀せずに護衛なんて無理なんだ」と荒れながら答える辰巳。
そしてそこに庵も乱入。
庵、頼むから変なこと言うなよ。
ただでさえ辰巳がイラ立ってるんだから、火に油を注ぐような言動だけは慎んでくれ!!





庵「かつて、人斬りと恐れられた覇気も今は昔……というわけか」













・・・あたし、他にもたくさんのおまじないを教わったわ
物探しや、病気を治すのや・・・
絶対使っちゃいけない言葉だってあるの





















辰巳「……どういうことだ」
庵「ふっ……なすべき事を失った男ほど哀れなものはないな。自分でも気付いているのだろう?」




















バルス!!!!!





















言いたい事を言って去って行った庵。
その場に残された主人公の気持ちを考えてほしい。
なんとかこの状況を打破しようと、とりあえず「最近様子がおかしいですよ」と辰巳に話しかける主人公。




犬山「遊び好きで我が侭で自己中心的な辰巳さんですけど、仕事だけは、ちゃんとしてきましたよね」












誰かこの子も止めて下さい















武市瑞山と岡田以蔵に「お前に理想や信念がない」と言われたことが気になってるのか聞いてみたら
辰巳に「放っといてくれ」と一蹴されてしまい、しょうがなく主人公も引き下がることに。




それからしばらく辰巳は自室で、過去の事とか、これからの事とか、自分の今の状況とか、
グルグル考えて煮詰まってしまっていましたが、そんな辰巳のもとに1人の客人が訪問。




西郷吉之助(←後の西郷隆盛)「辰巳君、お邪魔すっど」







さ、西郷どんだああああ!!!








突然の大物の来客にビックリしつつも、さすがに西郷は偉大な人物と認めているようで
辰巳は普段からは想像もつかない礼儀正しい言葉遣いで接していました。
かつて姉小路卿殺害の罪を着せられて庵に助けてもらったのは、実は西郷が中村半次郎を通して庵に頼んだことだったので
その事についてお礼を言って、さらに今の自分の有様について悔いていると話す辰巳。



西郷「辰巳君……道が見えん時は無理に動かんことじゃ。暗か道で無理に動いても、道ば踏み外すだけじゃっど」





さ、西郷どん・・・!!!





でっけぇ・・・でっけぇなぁ。
さすが西郷どんの言葉は身に沁みる・・・。



辰巳も西郷の言葉にじ〜んと浸っている様子。
そこへ芸妓の格好をして唐突に乱入してきた主人公。



辰巳「はぁ……お、おまえ!?」
犬山「あ……お、お客様が」







おっと失礼、knockもしないで入っちまった








主人公としては辰巳に元気を出してもらおうと考えてした事なんだけど、唐突に戸を開けるのはマズイですよ。
「大事な来客中だから出て行け!」と辰巳に怒鳴られて、主人公ションボリ。
しかし西郷が「せっかく来てくれたんだから、1つ芸でも見せてくれ」と取り繕ってくれて
とりあえず三味線を弾くことになりました。



主人公の演奏を聴きながら、
西郷に「お前はいつか日の本を背負って立つ男だ」と言われて、感極まる辰巳。
その言葉で一気に元気が出て、主人公に「曲だけじゃなくて踊れ!」とリクエスト。



西郷「どうせなら三人一緒に踊ったらよか!」



演奏がないんですけどいいんでしょうか。




そんな感じで和気藹々と(西郷が)地響きを立てながら踊っておりました。



しばらくして、辰巳が元気になったのを見て安心して気が抜けた主人公が、倒れるように眠ってしまい
西郷に言われて辰巳が主人公を部屋まで運んでいきました。
スヤスヤと寝ている主人公を見て、おせっかいぶりに呆れる辰巳。



辰巳「ま、安心しな。俺は俺なりに、これから歩むべき道ってもんを真剣に考えてやるよ。焦らず急がず、な」



ふむ、ある程度吹っ切れてますね。
これはやっぱり西郷どんの力の方が大きいけども、主人公も手助けくらいは出来てると考えてもいいですよね。



辰巳「しっかし……一瞬でもこの俺を、その気にさせるたぁな。こいつもしっかり女だったってわけか……」






さ、西郷どん!!!





お前の計らいのせいで主人公の身が危険だよ!!







まぁその時は主人公が危機に及ぶことはなく終わり、次はメインイベント『大喪の令』へ。
庵に呼ばれて主人公が部屋に行くと、木戸(後の桂小五郎)と対面。
話を聞いていると、どうやら木戸は主人公の母親を知っているとのことで、
母の事を何一つ知らない主人公が身を乗り出して母親について聞こうとすると
庵に「もう出てけ」と半ば無理矢理追い出されてしまいました。



しょんぼりしているところに辰巳と咲彦が登場。
辰巳の部屋へ移動して、「余計なことを考えすぎだ」と励まされました。
お前ら、いい奴だな・・・。



辰巳「やっぱりよ、気分が滅入った時は、酒を飲んだり……酒を飲んだり……」




悪いけど、主人公の繊細な神経と
お前の酒樽の如き図太い神経と一緒にしないでくれないか。






でも、その後辰巳と咲彦に加えておこうにも優しくしてもらって、少し元気が出た主人公。
そこでなんとなく辰巳に「この先どうするか考えたことある?」と聞いてみると
「深く考えないようにした」と言われました。
西郷さんの言葉がかなり効いてるようですね、良かった良かった。





七章と八章も特にイベントがないのでスルー。





九章に入ると、また少しぼんやり気味の辰巳。
ある日の朝、まだ薄暗いのに道場から辰巳が稽古をしている声が聞こえたので
「手合わせしましょう」と誘う主人公。



最初は余裕をぶっこいて相手をしていた辰巳だけど、
主人公が素早い動きで間合いを詰めてきたり、技を当ててきたりするので
段々と本気になってきた模様。



辰巳「この……野郎……いい加減にしやがれっ!!」



その怒声と共に放たれた一撃で主人公は吹っ飛ばされて気絶。









あ〜〜ら〜ら こ〜ら〜ら〜 い〜けないんだ〜 いけないんだ〜〜(←何歳児だ)











少しして主人公が目を覚ますと、「悪かった」と謝る辰巳に
「さすがです、まいりました」と笑う主人公。
しかし「自分でも強いと認めているけど、それだけじゃ駄目なんだ」と悩む辰巳に
主人公が「辰巳さんらしくない」と一喝。



犬山「辰巳さんは悠然と、根拠の無い自信を持っていてくれればいいんです」






いやそれもどうかと思うよ。








でもその言葉でモヤモヤが吹っ切れたらしい辰巳。
・・・よかったね、根が単純で。





十章は特になし〜。





十一章でイベントに突入。
一人でフラフラと外に出て行って
とある宿で酒を飲みつつ武市、岡田、そして暗殺されてしまった才谷に想いを馳せる辰巳。



辰巳「まさか俺より先にあいつらが、地獄へ行っちまうなんてな……」







地獄決定ですか。








せめて「あの世」とか「あっち」とか、もっと色々言い方があるじゃない!
地獄って決め付けなくてもいいじゃない!




とにかく3人を思いつつ酒を煽っていると、辰巳を尾行してた陸奥が唐突に乱入して
「武市と岡田の2人はともかく、才谷さんまで酒を飲む理由にすんな!」と叱咤。
さらに「俺にも酒を飲ませろ!」と。
お前はどこのジャイアンだ。



その横暴ぶりに辰巳も「はぁ!?」とか驚いてたけど、しばらく2人で飲んでました。
「犬山に文句を言われるのが気になるのか?」と聞いてくる陸奥に
「あいつは俺の過去も知ってるから」と答える辰巳。
どうやら陸奥も辰巳が昔は『人斬り新兵衛』と呼ばれる人物だってことは知ってるようですが、才谷から聞いたらしいです。
同じ土佐出身ですもんね。



陸奥「でも、それが何だって言うんだ?所詮、知る人ぞ知る過去って程度のことだろうが」









別にいいんじゃない?
誰にだって語りたくない過去の一つや二つ
あっておかしくないわ













薫殿・・・!!(←陸奥です)














そんな話をしているところに、辰巳を探し回っていた主人公が乱入。
3人でギャイギャイやっていると、今度は知らない男が唐突にやってきて「少しの間かくまってくれ!」とか言ってきました。
陸奥が「長州派だな」と見破りましたが、とりあえず匿うことに。
そしてそのまま「武士の必要性」をテーマに討論開始。
隠れてる浪士も討論参加。お前何やってんだ。



そのうちに、その浪士を追ってきた大石が登場。




・・・また・・・よりによってお前かよ・・・






勝手にズカズカと侵入してきたくせに詫びの1つもない大石に向かって
「さっさと出てけ」と怒鳴る辰巳。




大石「そう邪険にしないでよ。俺の用事なんて、すぐに済むことなんだからさ」
辰巳「俺は『今すぐに』って言わなかったか?」
大石「だからすぐ済むって言ってるのにさ。……ほら」
志士「ぐあっ……!!」
犬山「大石さんっ……!」
大石「……ね、こんな具合に」




・・・お、前・・・・大石いいいいい!!!


ふざけんなよ!!
有無を言わさず斬り殺しやがって!!!







こんな血生臭いとこで酒を飲めってのか!!!(←そっちかよ)








捕縛も考えずに斬り殺した大石に対して怒り心頭の陸奥と辰巳。





大石「斬りたいから斬った……昔のあんたとどこが違うのさ?」







大石!!テメェ!!!








なんで辰巳の過去を知ってんだよ!!!(←そっちかよ)









大石がヘラヘラと言い放った事で、言葉を失ってしまう辰巳と主人公。
陸奥だけは「人の命をゴミと思ってるのか!みんなみんな生きているんだ友達なんだ!」とか怒りっぱなしだけど
辰巳はそのまま香久夜桜に帰ってくるまで一言も話さなかった模様。



辰巳の様子が気になって部屋を訪れて話をすると
「大石に言われたのは的を得ているし、武市や岡田に言われたことを理解してなかった」と悔やむ辰巳。
主人公がいくら「落ち込んでる場合じゃない!」と叱咤激励しても
「共に歩む人間すらいない俺に歩む道なんて」と沈んでいくばかり。




犬山「例え自分勝手で、危なっかしくて……」
辰巳「あん?」
犬山「人の話をよく聞かない、大きな子供みたいな人であっても、私は……あなたの傍にいます。これからもずっと」
辰巳「お前………………よく言うぜ……小娘がよ」






結構簡単に浮上したなお前。






女に告られたらもうオールオーケーですか。
さっきまでの沈みっぷりはどうした。演技か。




そして「俺自身が抜き身の刀だから、いつどこで誰を斬るか分からないぜ」と言う辰巳。
ナイフみたいに尖っては触るもの皆傷つけますか。
ギザギザハートか貴様。



しかしそんな辰巳に「じゃあ私が鞘になる!」と答える主人公。




庵「抜き身の刀に、剛直な鞘……似合いの二人だな」








いたのかお前。










しかし、ここのスチル結構好きだなー。
おでこ同士をコツンて。
こういう仲良しな図は見てて和みますね。
前作の原田のストーリーでもこういうシーンがあった気がする・・・ような、しないような。どっちだっけ。





その場はそれで終わって、メインイベント『黒頭巾』へ突入。
才谷が暗殺された事件のことで、才谷を慕う海援隊のメンバーの中では
「土佐藩の三浦休太郎が新撰組を動かして暗殺させたんじゃないか」という噂が立つようになってました。



一方、花柳館の方でも「海援隊の中で不穏な動きがある」という情報を掴んでいて
「その噂のせいで、三浦を狙っている奴がいるかもしれない」と予想しておりました。



そんな中、今の世の中で自分が何を出来るのか悩んでいて
「陸奥ならズバッと考えを出すのかもな」と羨ましがる辰巳。
それを聞いて「そういえば陸奥も海援隊の一員だったけど、大丈夫かな」と心配する主人公。
陸奥は今まで散々「刀なんて不要!」って言ってた人間だから、襲撃なんてしないはず!
・・・とか思ったけど、やっぱり不安になってちょっくら2人で陸奥を探しに行くことに。



そして悪い予想通り、今まさに三浦を襲撃しに行こうと黒頭巾を巻いた陸奥に遭遇。
変装したの一発バレかよ。




「本当に三浦が指示をしたのか分からないが、才谷の無念を思うとじっとしてられないんだ!」と叫ぶ陸奥に
「刀も武士も不要と説いたあの言葉が本当ならば、刀を捨てろ」と説得する辰巳。
しかしどうにも陸奥は迷いが晴れない模様。



辰巳「安心しろ。替えの刀はちゃんと用意してある」



お前今「刀を捨てろ」って言わなかったっけか。



なんだよ替えの刀って。
引き止めたいのか背中を押したいのかどっちだ。



辰巳「聞いて驚きやがれ!これからはこの辰巳様が貴様の刀になってやろうってんだよ!ちなみにこいつ(主人公)が俺の鞘だ」



ああ!そういう意味か!!
ってか主人公は強制連行か!
おい、なんとか言ってやれ主人公!!




犬山「え……?あ、はい、鞘担当です。よろしくお願いします」










挨拶しちゃってるよ!!











どういう意味だかサッパリ分からん!といった陸奥に
「お前の理想に乗って、お前の刀となって支えてやる」と話す辰巳。
しかし陸奥は「信じられるかよ」と疑いの表情。まぁそうだよな。



辰巳「男に二言はねぇ。貴様が死ねと言えば俺は死ぬ。貴様の理想のために、な」



おお、カッコイイなぁ!
諏訪部ボイスのおかげでカッコ良ささらに倍率ドンじゃないですか!!
しかし何故にそのカッコイイ台詞はいつもいつも
主人公以外の人間に向かって言われるんだろう。
これは客観的に他人の恋を応援するゲームですか?





ようやく辰巳の言い分を理解できた陸奥に
「三浦を狙いに行った仲間を助けてほしい」と頼まれて
意気揚々と、とうとう刀の封印を解いた辰巳。





主人公たちが現場に到着した時には、既に海援隊メンバーが乗り込んでいて
三浦を警護していた新撰組と戦り合ってるところでした。
急いで退却を呼びかける陸奥。



辰巳「陸奥、お前は下がってろ。新撰組は俺が引き受ける。この命に代えてもな!











あなたは死なないわ
私が守るもの













主人公も一緒に中に入ると、新撰組側に協力していた相馬と咲彦に遭遇。
「何でここに!?」と驚く相馬と咲彦。



辰巳「俺はこいつと共に歩くことに決めた。こいつに剣を向けるヤツは容赦しねぇぜ」










だからその言葉を主人公に向けてくれませんか。












辰巳の台詞に、相馬も咲彦も「やってやるぜーー!!」と滾ったところで
「皆の争う姿なんてみたくない!!」と主人公が叫びだして皆ビックリ。
滅多にこんな大声を出さない主人公に戸惑っているうちに、陸奥の仲間が撤退完了して
しこりを残したまま主人公たちもその場を離れて行きました。





十二章に入って、イベント発生。
夜中に1人で稽古をしている咲彦に、手助けしようと手合いの相手を申し出る主人公。
それを聞いて咲彦が喜んだので、さあやるぞ!!ってところに



辰巳「おいおい、咲彦。俺様の女をどうするつもりだ?」






違う違う。
ちゃんと見てなかったのか、辰巳。








主人公から誘ったんですよ。(←修羅場の予感)










しばらくは3人で「もっと強くなりたい」とか「いつか花柳館を出る」とかの話をしてたのですが、そのうちに



辰巳「おい、咲彦。そろそろ気を利かせろや」
咲彦「え……?」
辰巳「俺様が、わざわざポチに会いに来てんだぞ。二人きりにしてやろうとか、思わねぇのかよ?」





後から来たお前が言うな。






「俺、稽古中なのにーー!!」と非難の声をあげる咲彦を、「外でやれ」と追い出そうとする辰巳。
ちょっとちょっと!
先に道場にいたのは咲彦だろうが!!
そりゃ横暴すぎるってもんでしょうが!!
お前が主人公を連れて場所を変えればいい話じゃん!!
主人公はそこら辺はわきまえてるはず!辰巳を止めてやれ!!



犬山「……ごめんね、咲彦くん」








辰巳の俺様思考が主人公にまで・・・!









不貞腐れて出て行く咲彦を見送って
「やっと出て行きやがった」と言う辰巳。
お前・・・。



犬山「ちょっと強引すぎですよ。咲彦くん、稽古中だったのに」






お前がそれを言うのか。






辰巳「文句言うんじゃねぇよ。これが俺のやり方なんだからな。慣れてもらわなきゃ困るぜ」








・・・・・・っっっ!!!









これが諏訪部ボイスの魔力か・・・!!(←魔力?)












改めて諏訪部ボイスの強大さを知りました・・・。
これはもう武器だよ。
内面から傷を抉ってくるよ。






そんな感じで道場内でイチャイチャラブラブしていると



慈照「なぁ、おこう。あの二人、わしらの存在をまるっきり忘れちゃおらんか?」
おこう「しっ、黙ってて。これからが面白そうなんだから」





今以上に何するつもりだ辰巳と主人公。










そしてそれを本当に
最後まで見るつもりかおこう。















十三章に入り、鳥羽伏見の戦いを経て、
陸奥が大阪に行くというので、辰巳も大阪へ移動。
もちろん主人公も大阪へ移動。




そんで、一気に十九章へ。








辰巳が洋装を着ている・・・!!!










背があるから似合うなぁ、辰巳。
でも主人公は洋装にはなってないっぽいなぁ。
主人公も洋装にしちゃえばいいのに。



そしてイベントが発生。
「お前ももっと政治の事を勉強した方がいい」と辰巳に言われて
辰巳オススメの大量の書物を読まされるハメに。
まさかお前に勉強しろって言われる日が来るとは。
大量の書物を積まれて、思わず主人公の口から不満の声が漏れるのもしょうがない事ですよね。



辰巳「何をためらう事がある。陸奥をより高みに向かわせる事が俺の望み。俺の望みとはすなわち、お前の望みではないのか?







押し付けもいいとこですね。









さすがに割りに合わないので「読み終わったら何か褒美をくれ」と言い出す主人公に
「子供みたいだな」と呆れつつも、一応要望を聞いてくれる辰巳。



犬山「この書物を全て読破できたら、もう少し、その……辰巳さんが、私の傍にいる時間を増やしてもらえますか?」



・・・なんか主人公って健気だなぁ。
既に両想いのはずなのに、主人公→辰巳の一方通行にしか見えない。



主人公の願いを聞いて黙り込んでしまった辰巳を見て
「怒らせちゃったかな」と不安になる主人公。
でも、それで辰巳も今まで主人公を放置してた事にやっと気が付いて
「それは褒美じゃなくて、俺が心がける」と言ってくれました。
一応両思いは続行中なようです。



次にメインイベント『陸奥の国』が発生。
戊辰戦争が終わって、陸奥が紀州の藩士に「どうか紀州に戻って我々を救って下さい!」と頼まれて
紀州に帰ることにした陸奥について行く辰巳と主人公。



紀州に帰ってからの陸奥は、全権を託されて活き活きと改革をして
夜遅くまで仕事をしている代わりに朝起きれないという生活スタイルになりがち。
夜遅くまでゲームをしてて朝起きれない犬山さんと同じですね。(←違います)


そんな陸奥に「もう少し早起きするようにしろ」とか、他にも小言を2つ3つ言う辰巳。
言い終わってから食事の支度を手伝いに出て行った辰巳を見送って
昔に比べての辰巳の変貌ぶりに首をかしげながら、主人公に向かって
「あんなんになったのはお前のせいじゃねぇの?」とか言ってくる陸奥。



陸奥「お前がちゃんと構ってやらないから、拗ねてるとか」
犬山「ろくに構ってもらえずに拗ねてるのは、私ですけど」







遠まわしに「テメェのせいだ」と陸奥に嫌味を言う主人公。


強ぇ。






そしてその日の昼、陸奥たちを訪ねて来た慈照とおこうに久々の再会。
2人を招き入れる辰巳。


辰巳「ああ、慈照さん、おこうさん。ご無沙汰しておりました」
慈照「おい、ポチ。この辰巳君のそっくりさんは、どこのどなただい?」







残念ながら本人なんです。(←残念?)







おこう「ねぇ、ポチちゃん。何だか知らない人と話してる気分になるんだけど……」












多分彼は3人目だから。(←違)













でもある意味3人目ですよね。
1人目は人斬り新兵衛として生きていた辰巳。
2人目は花柳館にいた頃のジャイアニズム丸出しの辰巳。
3人目が今の辰巳。





・・・・・・











どこぞの地下プラントで
大量の辰巳が生産されているはず!
(←されてません)















そんな平和な時間を織り交ぜつつ、しばらくして
紀州のみで新政府を凌駕するような軍を作り上げた陸奥。
「これが富国強兵だ!!」と自分の作り上げた軍を見て感動しつつ
「今の新政府が存在するに値しないなら……」と不穏な台詞を呟く陸奥。



その陸奥の言葉に妙に引っかかった主人公と辰巳。
「再び日本に戦火が…?」と主人公が不安になっていると



辰巳「俺が……泥をかぶるしかないようだな」







辰巳・・・











この非常時にドロレスなんて(←そうじゃない)














一体何をするつもりなのか分からないまま辰巳について行くと、とある料亭へ到着。





大久保利通「待たせてしまったようだね。申し訳ない」







大久保かよ!!
え、なんで大久保!?殺すの!?(←違)



陸奥のことで話し合って
「有能なのは分かるけど、有能すぎると危険視される」と言う大久保に
「もう一度中央政府において、陸奥の力量に合う仕事をくれ」と頼み込む辰巳。


実は以前、陸奥は中央政府にいたけれども
政府が元長州と元薩摩の人間で固めるという仲良し政府だった為に
そのどちらでもない陸奥は雑用係扱いされて、あまりにも頭に来ちゃって辞めてきたってわけですね。



陸奥の作った紀州の強大な軍隊で中央政府が乗っ取られるんじゃないかと疑う大久保に
「以前陸奥が提案したのに却下された廃藩置県制度を行ってくれれば、紀州の軍を解散させられる」と提案する辰巳。
それを聞いて「なるほど」と大久保も納得。


大久保も辰巳の過去(人斬り新兵衛)を知ってる1人なので
辰巳の今の人間性や考え方を見て「変わるものだなぁ」と感心。




大久保「どうだろう。君も薩摩の者に違いない。これを機に私のもとへ……」












悪・即・斬!!!














「過去をもみ消してやるから」とか、もうどこまでも考え方が卑怯な大久保に
辰巳の代わりに主人公が「今回は戦争を生み出さない為に仕方なくお前に会ってやったんだよ図に乗るなカスが!」と説得して(←説得?)
なんとか大久保を諦めさせました。



大久保「実は私も……戦争は嫌いでね」




でも暗殺とか襲撃とか裏工作とか陰湿なのは好きですよね。





帰り際、雨にうたれながら「俺は陸奥を裏切った」と呟く辰巳。
主人公が必死に否定すると、「大久保に怒鳴ってくれたことで救われた」とお礼を言われました。



辰巳「あの言葉がなければ、俺は自決を選んでいただろう」







どんだけナイーブだお前は。









いいじゃんかよ!
もう過去のこと持ち出す奴なんて気にしなきゃいいんだよ!
所詮それだけの器なんだよ!!
大久保なんか気にすんなよ!
っていうか、そんなことで自決されたら残された主人公はどうしたらいいんだ!!




その後、二十章に入って陸奥はめでたく中央政府に戻れました。良かったね。




そしてメインイベントの『西南戦争』に入って
陸奥はめでたく中央政府を辞めてきました。良かったね。






・・・・・・













何やってんだお前。










お、お前!!陸奥!こら、ちょっとそこ座れ!!
辰巳が下手すれば自決の覚悟で臨んで大久保にお願いして
ようやく中央政府に戻れたってのに!!!




まぁ、陸奥が中央政府に戻ったところで
中央政府の人間全てが考えを改めるわけでもないから
結局陸奥は再び雑用係みたいな事をさせられて、嫌気がさしたって気持ちは分かりますけどもね。
上が無能だとほんと困りますよね。



しかし「すぐに辞めるなんて得策じゃない」と厳しい辰巳に言葉を放たれて
「お前は俺の味方じゃないのか!?」と陸奥が抗議。
その抗議に「味方だからこそ言うんだし、ただ賛同だけする人間が欲しいのなら今すぐここを出て行く」とキッパリ言うNOと言える日本人・辰巳。
さすがにその発言にストップをかける陸奥。



辰巳「少なくとも今はまだここにいよう。俺はお前と違って、物事を途中で投げ出すようなことはしない」




そこまで言うか辰巳・・・。
しかし、ここで売り言葉に買い言葉で反論しないあたり、陸奥も変わったよなぁ。




そうこうしてると西南戦争が勃発。
西郷の身を案じる辰巳に「手遅れになる前に会って来い」と陸奥が言ってくれたのに
「今更会う必要はない」と辰巳は断ってしまいました。



しかし、しばらくして東京で大久保にバッタリ遭遇。
「西南戦争が起きるきっかけを作ったのは自分だ」と話す大久保。





お前「戦争は嫌い」ってこの前言ってなかったか。













悪・即・斬!!!!
















そして、西郷と敵対したことに関して
「政治家としては後悔してないが、友として悔やんでいる」と話す大久保。
さらに「西郷に降伏をするよう話してほしい」と頼まれて、とりあえずこの場は「1日考える」と答えて終わりました。



大久保に頼まれたことを1人で考え込もうとする辰巳に、「もっと自分や陸奥を頼ってよ!馬鹿!」と叱咤する主人公。
しかも辰巳が西郷説得に行かないなら自分が行くとか言い出す始末。



辰巳「惚れた女を一人で戦場に向かわせるなど、承諾できるわけがない」






・・・・・???









辰巳「今の俺には夢も理も友もある。だが、何よりも大事なのは……ポチ……お前なんだ」











・・・・・・・・・・・・あ!!!















そういえば両想いだった!(←えー)














なんかあまりにも辰巳が陸奥の事ばっかり熱を入れてるから
てっきりまだ主人公の桃色片想いかと思いがちだ・・・。




で、辰巳がようやく西郷に会いに行く決心をして、陸奥に長期外出の許可を得ようとしたら
既に予想済みだったみたいで軽くOKしてくれたので、2人で鹿児島へ出発。



西郷たちが身を潜めている成山という場所へ行くと
さすがに薩摩の兵に怪しまれてしまい、ちょっとしたピンチに。
するとそこへ



別府晋介「その方達は確かに西郷さんのお知り合いだ。通してあげなさい」







別府さあああああん!!!








別府のおかげでなんとか西郷と中村半次郎に再会することが出来ました。
以前、辰巳が腐ってた時に「日の本を背負って立つ男だと信じちょる」と言ってくれた西郷に救われたのに
今となっては西郷を追い込む側になってしまったことを謝罪する辰巳。
しかしそんな辰巳を恨むわけでもなく「ここまで来てくれただけで充分」と笑って答える西郷。
でけぇなぁ、なんてでかい男だ西郷どん・・・。



西郷「おいは信念を貫きもした。ならば、辰巳くんもおいの事など気にせず、信念を貫けばよか」







でけぇ男だよ西郷どん・・・!!!!








大久保に言われたように降伏をすすめたけど結局却下されて
「こんな状況になったのは自分のせいだから、最後まで薩摩の兵に付き合う」と言う西郷。
そしてその意志に当然のように従う中村。
そんな2人から「これからの日本をよろしく」と頼まれてしまった辰巳。



辰巳「お世話に……なりました」











風邪ひくなよ。(←オーナーゼフ!!!)














先に大久保のところへ報告に行くという辰巳と別れて、先に陸奥のもとに帰った主人公。
しばらくしてやっと辰巳が帰ってきたと思ったら、なんだか鬼のような表情。
しかもいきなり陸奥を殴打。





お父さんやめて!
お母さんに酷いことしないで!!
(←違)






陸奥に話を聞いてみると、
実は西郷たちが挙兵したことを、陸奥はいち早く土佐の板垣退助から聞いて知ってたらしいです。
「なんで黙ってたんだ!」と怒鳴る辰巳に
「板垣の自由民権運動が頓挫してしまうから」と答える陸奥。
でもバレてしまった以上は、知ってて黙ってた罪で捕まるだろうし
無二の親友である辰巳を巻き込みたくないという思いから黙ってたとのこと。



「土佐の自由民権運動の動きについては、まだ大久保も詳しくは掴んでない様子」という辰巳の話を聞いて
「自分が捕まるまでの間に、辰巳を政治家として育て上げる!」とか言い出す陸奥。
それを聞いて「勝手なこと言いやがって!」と呆れる辰巳。
おいおい、また殴ったりしないだろうな。



辰巳「馬鹿野郎!俺様がやってやれねぇことなど、何もありゃしねぇってんだ!」







やる気マンマンかよ!!
しかもまた一人称が「俺様」に戻ってるよ!!










そしてスタッフロールが流れて、エンディングへ。



どうやら主人公と辰巳は結婚したみたいで、2人の姓が「田中」になってました。平凡だな。
っていうか、なんか2人の会話がすごい響いてる感じがするんだけど、どこで話してんだろうとか思ってたら




2人で風呂につかってました。




しかも主人公が赤ちゃん抱いてる!
わぁ!!いいね!
幸せな家族の絵って感じでいいね!!
なんで風呂なのかよくわからんけど。




辰巳も陸奥の教育のおかげか立派な政治家になったみたいで、
主人公と、これからの政治や陸奥の事を話してました。
ほんと変わったよなぁ、辰巳・・・。
最初はあんなに教養の無い力任せの欲望丸出しの男だったのに・・・。(←酷い言い草)



辰巳「つーかよぉ……」
犬山「何ですか?」
辰巳「お前の胸、しぼんできてねぇか?



その辰巳の言葉に「何言ってんの!」と怒鳴る主人公。ほんとにな。



辰巳「だいたい、いくら我が子とは言え、そいつは俺のもんでもあるワケだしよぉ……」










・・・・・・












やっぱり最後まで
辰巳は辰巳でした。













辰巳はキャラとしては美味しいんだけどなぁ。
俺様キャラは嫌いじゃないんだけど。
どうせなら、せっかく俺様キャラなんだからもっと主人公が戸惑うくらいイチャついてきてほしかった。
「皆が見てますー!」くらいのイチャつきぶりを見せてほしかった。
ていうか俺様キャラなら告白する側で来いよ。



ちょっと不満が残る感じだったけど、まぁそれなりに楽しかったです。
諏訪部ボイスは強大です。





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