大石 鍬次郎CV:加藤木賢志




暗殺などの血生臭い任務に関わることの多い新撰組隊士。






アンハッピーエンドを迎えるのは火を見るよりも明らかなのに
こいつを攻略対象に入れた製作者側の意図が分からない。






前作で非攻略対象キャラとして登場してきて
様々な問題を生み出した彼ですが、
幕末恋華を扱うサイト様をめぐってみると、意外と人気があったんですよね・・・。
いやでも恋愛する気になるか・・・?
だって大石だぜ・・・?



人を斬ることを愉しみとし、人を斬り殺しても捕まらず、給金までもらえると聞いて新鮮組への入隊を決めた過去を持つ。





趣味を活かした仕事ですね。





相手を斬り殺すことだけでなく、自分が斬られることすら心から愉しむ変わり者で、生への執着が一切なく、むしろ自分が斬り殺されるかもしれないほど強い相手が現れることを心待ちにしている。





某組織の11番隊隊長を務める死神みたいですね。





普段、探索の任務を熱心にこなすのも、いつかはその相手を斬れるかもしれないという個人的な欲求に基づいている。



一般市民も巻き添えにする無差別殺人の通り魔みたいな真似はしない
という点では偉いと思うべきでしょうか。



そんな大石だからこそ、新撰組局長近藤勇や副長土方歳三は汚れ役ともいえる暗殺任務を大石に任せているが、二人とも大石の存在を危険に感じることもあり、その対応には苦慮している。



なるほど。







ヨゴレ芸人てことですね。(←汚れの意味違うし芸人じゃないし)





常に不敵な笑みを口元に浮かべており、人を小バカにした慇懃無礼な態度をとるため、大石を信頼する人間はおろか、友人と呼べる人間さえ一人もいない。



・・・・・・






いいじゃないですか。






別の世界には「ボールは友達」と言う某サッカー少年
サボテンが友達の某京都出身の暗殺者だっているんですから。
まぁ、前者はきちんと人間の友達がいますけどもね。



しかし、大石みたいな奴を好きになる主人公は
よっぽど惚れっぽいよっぽどゲテモノ好きかのどちらかですよ。
死んだ母親も浮かばれません。
何よりここまで育てた庵が不憫。






前作主人公のカップリング相手は、原田でいきます。
原田・・・あんまり関連なさそうだけど。
大石ルートなんだから斉藤にしとけば良かったかな。





まぁ、そんな感じでとりあえず第一章のメインイベント『富山弥兵衛』へ早速突入。
ある日、中村が「ある人物を預かってほしい」と花柳館を訪ねて来たんだけども
その『ある人物』の当の本人である富山は、来る途中ではぐれてしまったとのこと。
しょうがないので、主人公を含めて花柳館の人物総出で探す事に。



その頃、別の場所で何かから逃げるように走る1人の浪士が
上手く振り切れたかと一息つこうとしたところに



不敵な男「かけっこお疲れ様。でも、そろそろ諦めた方がいいんじゃないかなぁ?どうせ惨めに斬り殺される運命……。無駄な足掻きはよしなよ」




この『不敵な男』こそが大石なんですけどもね。








登場シーンで既にこれだもの。









ある意味、今後の展開に期待が持てるかもしれないけど
うん・・・まぁ・・・結末見えてるしな・・・。





こんな危険な状態のところに、偶然通りかかってしまった富山。
中村が説明してくれたんですが、『一切主張がない男・NOと言えない日本人代表』である富山は
浪士に「あいつを足止めしてくれ!」と言われて、あっさり「いいですよ」と了承してしまいました。
そのやり取りを見て軽く呆れながらも「さっさとどいてよ」と言う大石ですが
「あなたの足止めを頼まれたので出来ません」と、のほほんと答えて動こうとしない富山。



こうなるともう、誰でも分かると思いますが、大石の心境としては
どかぬなら 殺してしまえ 富山弥兵衛なわけで、
大石が富山に斬りかかろうとしたので、思わず抜刀して助けに入ろうとした主人公。



まぁ、富山は主人公の助けなんて必要とせずに軽がると避けてましたけどもね。







そして、まんまと大石の注意を惹きつけてしまった主人公。














こんなスリル感、滅多に味わえないよ。













しかしそこにタイミング良く、他の花柳館メンバーがぞろぞろと集合。た、助かったー!
「これだけ大勢だと大変そうだなぁ」と、なんとか刀を収めてくれて
そのまま去ってくれるかと思いきや



大石「あっ、そうだ……おまえ」
犬山「私ですか?」
大石「そう、おまえだよ。おまえ、俺が富山ってやつを斬ろうとした時……俺に斬りかかろうとしなかった?」





なんのことやら(←ばっくれ!?)





しょうがなく主人公が謝罪しようとしたその瞬間に斬り付けられました。避けましたけど。





犬山(危なかった……もう少し反応が遅かったら……)
ピロリーン♪(←好感度の上がる音)
大石「ふふ、それじゃ」






今の何がお気に召されたんでしょうか。







わかんねぇ・・・。
ときメモGS無印の美の申し子のときめきポイントもさっぱり理解できなかったけど
こいつもまた理解できねぇ。
うまく好感度上げられるのか不安。



しかし、初登場がアレなら、初対面がコレですよ。
本当に恋愛出来るんですか・・・こいつと・・・。





第二章に入ると、イベントが発生して
主人公が、おこうに「生活に華がない」と指摘されてました。









指摘されたのは主人公なのに
プレイヤーの心が痛いのは何故だろう。










その後、おこうに強制的に買い物に連れ出され、
おこうの見立てで色々と買った後、茶屋で休憩することに。
お茶を飲みながら世間話をしていると、突然おこうが「買い忘れがあった!」と言い出し
主人公を茶屋に残して、買いに出てしまいました。



最初はその場で大人しく待っていたけれども
しばらく経ってもおこうが帰ってこない事に不安を感じて
急いで探しに出る主人公。



すると、竹林の方からおこうの叫ぶ声が聞こえてきたので、急いで駆けつけてみると
そこにはずっこけ浪士3人組に捕まっているおこうと、さらに新撰組の沖田と大石の姿が。



どうやらおこうは人質みたいな扱いになっているらしく
「早く女性を解放して投降しないと、しかるべき措置を取りますよ」(要約:早く降参しないと斬りますよ)と呼びかける沖田に
「警告はもう充分でしょう」(要約:もういいから早く殺っちゃいましょうよ)と言う大石。



しかし沖田と大石ですよ。
どっちも「オラわくわくしてきたぞー!」って斬りたくて斬りたくてしょうがない感じなので
しばらく「どちらが斬るか」で揉めてました。
その様子を見ながらも、「投降なんてしてたまるか!」とヤケクソの抵抗をし続ける浪士3人組。



大石「どうやらめでたく交渉決裂みたいですねぇ。沖田さん、ここは俺に任せて下さいよ」
沖田「あははは、さっき僕が言ったこと忘れちゃいましたか?ここは僕の言葉に従って欲しいなぁ。一応、僕だって新撰組の幹部なんですから」
大石「ああ、そうでしたねぇ」



その光景を傍から見守っていた主人公。
最初は新撰組の隊士だから、おこうを助けてくれると思っていたのかもしれないけれど
沖田と大石のやり取りを見て、さすがにおこうの安否が不安になってきた模様。



「上司の命令は絶対」と言う沖田の言葉に、渋々と従って後方に下がる大石。
そしてようやく斬り合いになるか・・・!?
と思いきや、何故か突然待ったをかける沖田。



沖田「大石さん、今、僕のことを斬ろうとしませんでした?
大石「いいえ、別に。いくら俺でも味方を斬ろうなんて思いませんよ」
沖田「さあ、どうだか」




ある意味、楽しすぎるなこの2人。




1度は斬り合いを覚悟した浪士たちだけども
とうとうこの2人の異常さに恐れをなして、逃げ出してしまいました。
理由はどうであれ、なんとか無事に解放されたおこうと合流できて、ホッとする主人公。
主人公は武芸をやってるからともかく、普通の一般女性であるおこうは怖かっただろうなぁ・・・



おこう「良かったわ……あなたの為に買っておいた反物が傷物にならなくて」






意外とタフだな、おこう。







一方、その横では



大石「あ〜あ、沖田さん。あんたが余計な時間をかけたから、みんな逃げちゃいましたよ」
沖田「あはは、言ってくれますね。僕だって、あの人たちとの斬り合いを楽しみにしてたんですよ?」





まだやってたんかい。





そんな2人にブチ切れて
「他人の痛みを自分の痛みとして考えたことないの!?」と
「命を大切にしない奴は大嫌いだ!」のテルーばりに説教を始める主人公。





大石「他人の痛みを……自分の痛みとして、か。いいね、それ……。ぞくぞくしてきたよ
犬山「え……?」
大石「そういった楽しみ方もあったんだ」





・・・・・・







しまった。
命の大切さについて教えたつもりが
特殊な世界への扉を開かせてしまったみたいだ。






でも、あれですね。
前作で沖田を攻略する時もこんなイベントがあった気がする。
そのうち大石も、主人公の影がチラついて人が斬れなくなるとかいう事態になったりして。








・・・・・・










うん。



ないな。










第三章に入って、メインイベント『良順来訪』が始まると
慈照の旧友である松本良順を出迎える役目を頼まれてしまい、
島原の入り口にて、顔も知らない人物を探すはめに。
一応、慈照から「頭を丸めたふてぶてしい人」という特徴を聞いていたので
それを頼りに捜索していると、途中で三木と富山に遭遇。
2人の好意に甘えて手伝ってもらっていると、今度は大石にも遭遇。
しかも「暇だから手伝ってやる」と。
・・・何が目的だ。(←素直に好意を受け入れられない)



夕方まで手分けして探してみたけども、それらしい人が見つからず
主人公がどうしたものかと悩んでいると
近くから「頭を丸めた人って、結構見つかるもんだな」と感心する大石の声が。



犬山(お、大石さんを中心に……頭を丸めた人ばかり十人以上集まっている……?
大石「それじゃあ、この中で自分がふてぶてしいと思う人、手を挙げて」








お前だろ。









いやお前は坊主じゃないけどさ。
ふてぶてしさで言ったらお前がナンバーワンだよ。



とりあえず三木と富山とも合流して、一度花柳館に戻った主人公たち。
夜になると松本も無事に花柳館に到着したみたいで、他のお馴染みのメンバーも集まって宴会開始。



お酒も入り、盛り上がっていくうちに
トークテーマは「今後の日本」になっていて
各々の考えを述べて、最後に松本の「日本を平和に!」の掛け声で、全員が「平和に!」とハモるわけですが
スチルの大石の口も確かに動いてるんですよ。




大石が「平和に!」とか言っちゃってるんですよ。









大石なりのパーティジョークでしょうか。














宴もお開きになった頃、新鮮な空気を吸いに出た主人公のもとに大石がやってきました。
さっきの日本の未来についての議論のことを聞いてみたら「反吐が出る」とか言い出す大石。




・・・・・・あれ?




「ああいう内容の話は嫌い?」と尋ねる主人公に
「斬った斬られたって世界が気に入ってるから」と答える大石。





大石「平和なんて言葉……、聞いただけで虫唾が走る」









お前さっき自分で言ってたじゃん。







発言と行動が一致してない。








えーと、そんで第四章は特になく、
第五章のメインイベント『幕府洞落』に突入。



慶応2年。
三条大橋の制札場にある、長州の罪状が書かれた高札が引き抜かれるという事件が勃発。
その後も幕府が立てれば誰かが引っこ抜き、立てては引っこ抜き、立てては引っこ抜き、の繰り返しで
とうとう幕府がオラ怒ったぞーー!!!ということになり、新撰組が三条大橋の見張りをすることになりました。



一方、庵のところにも同じ件で情報収集の依頼があったらしく、
その任務が主人公に回ってきました。
庵から「新撰組が監視してるから、下手に鉢合わせにならないように」と注意を受けて
早速任務に出発。



三条大橋付近に到着して、新撰組に注意しつつ監視をしていると



大石「ポチ、ここで何をしている」












ごめんなさい庵さん。
よりによって、一番ヤバイ類の人に見つかりました。










しかも大石はお酒の匂いまでしているらしく、
そんな状態の人間の気配に気付けなかった事にショックを受ける主人公。
一方、のほほんと「いい月だねぇ」と呟く大石。



大石「こんな夜は……人を斬りたくてうずうずしたりしない?」





その後も「早く斬りたいなぁ」とか「何人斬れるかなぁ」とか危ない発言をバンバンかましてくる大石。
・・・・・・えーと・・・これは笑うところですか?(←笑ってどうする)




そうこうしてると、刀で斬り合う音が聞こえてきて
主人公と大石が駆けつけた時には、既に原田と桜庭のいる新撰組隊士と土佐藩士が戦闘中でした。
そこで、以前鹿取からもらっていたという煙幕弾を投げつけて、土佐藩士が逃げる手伝いをする主人公。
なんとか数人は逃げれたようだけど、やはり逃げ遅れた人間もいるようで
でもここで下手に動くと自分が新撰組と戦闘になってしまうし・・・と主人公が迷っていると



大石「おまえさぁ、一体何がしたいわけ?」







面白おかしくしたいんです。(←斬り殺されてしまえ)








さすがに「土佐藩士を逃がしてあげたい」と言うわけにはいかず、言葉に詰まる主人公。
そんな主人公に「言いたい事あるなら言いなよ」とプレッシャーをかけてくる大石。



大石「あまり手間を取らせるようなら、殺しちゃうよ?」




お前が言うと冗談に聞こえない。





さすがに自分の身がヤバイので、
「罪人として扱うんじゃなくて、せめて切腹させてあげて」と土佐藩士をかばう主人公だが
その説得を「くだらない」と笑い飛ばす大石。



大石「命懸けのいたずらに失敗したんだ。殺されたって文句はないよねぇ」
犬山「…………」
大石「さあ、お子様は帰って寝る時間だよ」



何言ってやがる。
この時代なら、主人公の年齢はもう結婚できちゃうだろうがよ。
お子様じゃねぇんだよ。
ざまぁみろ!(←何が)





しかしイベントを重ねれば重ねるほどこいつと恋愛出来る気がしない。
人生は試練の連続とは言いますけど、ちょっと過酷すぎやしませんか。
前世のカルマがつきまとってるとしか思えない。
「運命のいたずら」とか、そんな可愛い言葉で片付けられないよ。
罰ゲームですよ。(←ゲーム?)





まぁいいや。
ともかく第六章に入ると、イベントが発生しました。
特に用もないのに今日も今日とて花柳館にやってきた大石。
一体何の為に来てるのか不思議だったので、思い切って「稽古してみたらどうですか?」と話しかける主人公。
すると、予想外にも「まぁいいけど」とやる気になってくれた模様。



大石「で……?誰が相手になってくれるのかなぁ」







何故ここで不穏なBGMが流れているんだろう。











そして何故大石は抜刀しているんだろう。













皆を代表して慈照が「他の奴が怖がるから剣を収めろ」と言ってくれたけど
「遊びで剣を見せるつもりはないし、剣を見せろって言うんなら本気で相手してくれなきゃ」と言い返して
さらに「竹刀や木刀なんてお遊戯だ」とか、挙句の果てに咲彦のことまでバカにしだす大石。



それを聞いて、さすがに我慢ならんと「負けるのが怖いんですか」と
無謀にも主人公がケンカを売ると、大石爆笑。
え?今の笑うところ?



大石「あの女を思い出す。女ってのは剣を持つと皆こんな風になるのかねぇ」





あの女・・・?








どこの女よ!
この浮気者おおお!!
(←桜庭のことだろ)












まぁ結局このイベントはそんな感じで終わってしまいました。



そして第七章にて、またもやイベント発生。
主人公とおこうが「新撰組の沖田と大石は、何を考えているのかわからない」と話していると
そこに丁度やってきた才谷が「あの2人は常識では計れない」とか、
同じような狂気を持ってても沖田と大石は違うとか語ってくれました。



すると今度は庵がやって来て「数人の男が大石のケツを追っかけてた」と言ってきたので(←語弊あり)
一応、この前おこうが助けられた(と言っていいのか判断に困るところだが)恩もあるし
大石に教えてあげようと追いかけて行くと、行く先から男性の怒声が聞こえてきました。



どうやら怒鳴ってた奴は、以前大石と対峙した時に斬られたけど死ぬまでは至らず
大石はその男にとどめを刺さずに、男の目の前で仲間を殺していった、とのこと。
当の本人は全く覚えてないみたいですが。
このウッカリさん☆



とりあえず1対3なので、主人公が助太刀に入ろうとしたら
大石に「余計なことしないでくれる」と怒られました。



大石「わかるかい?俺が今、この上もない幸せを感じていることを」




・・・・・は?




大石「俺は死というものに憧れ、死を求めて剣の道を選んだ。死の存在を間近に感じながら、戦える幸せ……この幸せが、お前にわかるのかい?」










・・・・・・














ごめんなさい
こんな時どういう顔をすればいいか
わからないの(理解不明すぎて)













大石が変態級の狂いっぷりに主人公が引いてる間に
戦いを挑んだ浪士たちは、呆気なく大石に返り討ちにあってました。
その様子を見て、「アンタ変」とハッキリキッパリ言った主人公。



大石「何だって最初は痛み、苦痛を伴うもの……でも、そのうちに痛みなんて感じなくなってくる。そしていつかは……そう……いつかは純粋無垢な快感のみが得られるようになるのさ」









そんなマゾヒズムへの成長過程を説明されても困る。
とりあえず主人公は普通でいさせてください。






第八章に入ると、またもやイベント発生。
主人公が新撰組の屯所に遊びに行くと、大石に遭遇。
どうやらどこかに出かけるところらしく、「暇なら一緒に来る?」と誘われてしまいました。
なんだか不気味に感じるけども、大石が誘ってくるなんて滅多にないことだし
一緒に行く事に決定。



そして行き着いた場所は三条大橋。
何かするわけでもなく、じっと立ったまま端を見つめ続ける大石。







・・・橋マニア?(←そんなバカな)








どうやら大石は人間観察が趣味らしく、ただ行き交う人を見ていただけらしいです。
で、しばらくすると「ようやく1人お出ましだ」と笑う大石。
何だろうと思いながら主人公が見守っていると、大石が1人の浪士に「新撰組の者なんだけど」と話しかけると
突然浪士が顔つきを変えて斬りかかってきました。
が、斬りかかるのは浪士が早くても、斬りつけたのは大石の方が先でした。



呆気なく浪士が死んでいくのを見て
言葉も出ない主人公。



大石「さて、と。息抜きは終わり」









息抜きで人殺すなよ!!











息抜きっていうのはなぁ!
普通はお茶飲んだりお菓子食べたりお菓子食べたりお菓子食べたりお茶飲んだりお菓子食べたりお菓子食べたりするもんなんだぞ!(←菓子ばっかりじゃねぇか)



そこでようやく「いきなり斬りつけるなんて!」と主人公が説教しようとしたが
「刀に手をかけたのはあっちが先だし」と大石が正論をぶつけてきやがったので
やっぱり主人公は言葉を詰まらせて、大石が去っていくのをただただ見続けて
「大石のことは、やっぱり理解できない」と思って、イベントは終了。





大石が不可解なことを再確認する為のイベントですかこれは?





そして今度はメインイベント『二君に仕えず』へ。
新撰組脱退を企ててる10人の隊士が、「御陵衛士に入れてくださーい」と伊東たちのところに訪ねて来ました。
しかし伊東は、御陵衛士となって新撰組を抜ける時に
『これ以上、新撰組隊士を加えない』と固く約束してしまった為、
「とりあえず会津藩に相談してみたらどうよ?」と、その日は追い返してしまいました。



翌日、伊東に10人の行動を見届けるよう頼まれた主人公は
10人が会津藩邸に書状を届けるところまで見届けて、伊東に報告。



さらにその翌日、主人公が無報酬で伊東から依頼を受けていたことが咲彦にバレました。





そして庵にチクられました。









エロイムエッサイムエロイムエッサイム
我は求め訴えたり
(←呪うな呪うな)











庵からお咎めは喰らったものの、
「あいつら今日も会津藩邸に行ってるぞ」と聞いて
急いで主人公が会津藩邸に向かおうとすると、途中で大石と鉢合わせしてしまいました。



「あの10人が気になるなら、ついてきなよ」と言ってくる大石だが
さすがに主人公は容易に受け入れず、拒否しました。
しかし「俺について来れば、苦労しないで会津藩邸に入れるよ」と大石に言われて
ちょっとこれには主人公も心が動いてしまった模様。



犬山(これは……何かの罠?)



でもやっぱり隠密行動をする者は、そう易々と動きません。
ときメモGSの主人公とは全然違うぜ。
まぁ、ここまで疑うのは相手が大石だからっていうのもあるけどな。



大石の誘いに疑ってはいたけども
「本当にラクに入れれば、10人の事の顛末を詳しく伊東さんに教えてあげられるかも」と
結局、承諾してしまいました。



そうして会津藩邸の前までやってきた大石と主人公。
大石は当然、堂々と名乗って正面から入れてもらうことが出来たけど、
やっぱり主人公は門番の会津藩士に疑惑の目を向けられてしまいました。
すると大石は全く悪びれることなく「そいつ、新撰組の桜庭鈴花だよ」と。
ええええええ!!?
いやいやいやいやそれはマズイんでないの!?
さすがにそれはバレちゃう・・・・・バレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・バレないもんだなぁ・・・。





全く問題なく会津藩邸の中に入ることが出来、大石と1つの部屋に2人きり。
この状況が一番危険だと思うのはうちだけでしょうか。
どうやら主人公たちのいる部屋の隣の部屋で、新撰組幹部と離脱を願う10人の話し合いが行われているらしく
しばらく話し合った後で、離脱隊士たち全員の考えをまとめる為に、主人公たちがいる部屋に移動してくるとのこと。
それを聞いて焦る主人公の気持ちなど露知らず、10人が本当に入って来ると



大石「やぁ、いらっしゃい」
ズバッ
茨木「ぐぁぁっっ!!」
中村「なっ……こ、これは……!」
ズバッ
中村「がっ……かはっ……」
大石「考える前に刀くらい抜いた方がよかったかもねぇ」
富川「な、何と卑怯な手を……!」
大石「卑怯?くく、別に何だっていいさ」
富川「うおぉぉぉぉっ!!」
ズバズバッ
富川「う、ぐっ……む、無念……」
大石「人を斬り刻めるならね……」



あーあ・・・活き活きとしちゃって・・・。



さすがに目の前で繰り広げられる光景に耐えられず、
主人公が「もうやめて下さい!」と大石を止めようとすると
離脱隊士の代表格でもあった佐野が、主人公の顔を見て「お前、あの時の!」とか言い出しました。
・・・そういえば、この離脱隊士たちが一番最初に御陵衛士の屯所に出向いた時に
主人公は偶然その場に居合わせちゃったんだよなー・・・なんて悪いタイミング。



案の定、佐野は「お前が新撰組と結託して、我々をはめたのか!」と誤解して
主人公の言い分を聞く耳持たず、斬りかかってきました。
咄嗟のことで身構える事も出来ず、主人公が怪我を・・・・・・と思いきや



大石「この女を斬ることは許さないよ」






・・・・・・っっっ!!!!!






か、庇った・・・!
大石が主人公を庇った・・・!!
大石が主人公を庇って肩に怪我をしてしまったけど
いやそれよりも何よりも「大石が主人公を庇った」という事実が・・・・!!!
もしかして、もしかして大石の中には既に主人公ラブの気持ちが・・・!?



犬山(お、大石さん……まさか、私を……)
大石「くっくっく……いいねぇ、この鮮烈な刀の感覚」







あ、悦に入ってる。







そして結局、佐野も大石に斬られて
離脱隊士は全滅してしまいました。
血の海の中で1人笑う大石に、何故主人公の事を庇ったのか聞いてみたら
「お前にここで死なれても楽しくないから」と答えられました。
わしゃお前の道楽かい。



そしてそのまま倒れこむ大石。
え、もしかして肩の傷が結構酷いとか・・・!?



大石「ああ……気持ちいいねぇ」





・・・・・・









・・・・ダメなんですか・・・








本当にこの変態と恋愛しなきゃダメなんですか・・・!!?











倒れこんでしまった大石に
主人公が慌てて手当てしようと駆け寄りましたが
「少し黙っててよ」と怒られてしまいました。
なんだオイ!何も間違ったことしてないだろうが!!



大石「しばらくは、さっきの感触に浸っていたいからさ。この幸せな気分を……ぶち壊さないでほしいなぁ」








本当にこの変態と
恋愛しなきゃダメなんですか・・・!!?












第九章に入り、メインイベント『天馬空へ昇る』に突入。
とある日、薩摩藩邸にお呼ばれした富山。
富山は新撰組を経て今では御陵衛士のメンバーなんですけども
元々は薩摩出身なので、大久保にいいように使われちゃってるんですよ・・・。



で、今回もまた大久保に「書状を花柳館の館長(←庵のこと)に依頼して、見廻組に渡して欲しい」と
有無を言わさず言いつけられてしまいました。



どうしたものかと迷いつつ薩摩藩邸を出てきた富山。






大石は見た 決定的瞬間







よりによって大石ですよ。
これが中村とか三木とかだったら、まだ何とかなったかもしれないけど
よりによって大石ですよ。(←2回目)



薩摩藩邸から出てきた瞬間だけでなく
大久保から預かった書状を懐に入れるところまでバッチリ見られてしまった模様。
そういうのは懐にきちんと入れてから藩邸を出なさいこのバカチンが!!



ビクつく富山に
「新撰組の連中には内緒にしてあげるよ」と悪い顔丸出しの大石。



大石「だからさぁ……俺に見せてくれないか」
富山「何を……ですか?」









お前のあられもない姿をさ!(←死ね)











・・・じゃなくて、「書状を見せろ」と迫る大石。
富山は最初は抵抗していたけども、結局大石に見せてしまいました。
大久保の書状を読んで、さっさと返すかと思いきや
「これは俺が代わりに見廻組に渡してやる」とか言い出す大石。
さすがに富山は「返して下さい」と頼むけども、
大石は全く聞き入れず、「自分が何をしたか分かってないな」とニヤニヤ顔。
小学校でよく見るイジメ風景ですね。



大石「俺とお前はもはや同罪。この書状が誰かの死を招くことになったとしたら……そいつは俺とお前が二人で殺したことになるんだ」
富山「…………!」
大石「この書状は間違いなく俺が、見廻組に届けてやるよ。この先、何が起きるか……楽しみに待っておくがいい」




何が起きるかっていうかお前が起こすんだろうが。





そして数日後、見廻組の動向を探る新撰組の山崎に
「あいつら誰かを襲うつもりですよ」と教える大石。
白々しいにも程がある。



で、その日の夜、主人公のもとに鹿取の手紙をつけたカラスがやってきて
その手紙の内容は「才谷の身に危険が迫ってる」とのこと。
急いで才谷のいる近江屋へ向かうと、途中で見廻組の連中を発見。
さすがに出くわす事がないように距離を置いて連中の様子を窺っていましたが
奴らが話している内容を聞くと
「新撰組に斬られた」とか「才谷を襲った」とか「新撰組に遅れをとった」とか
不穏なワードばっかり出てきました。



一体どういう事なのかと考えていたけど、ともかく才谷の安否を確認しようと
再び近江屋に急いだところで、今度は大石と遭遇。
血の匂いと、着物に血痕付きです。
現代だったら現行犯で即逮捕です。





状況が状況だけに、主人公もイヤな予感をバシバシ感じたらしく
「誰かを斬ったんですか!?」と詰め寄ったけども
大石はいつもの調子で「斬ったよ、それが何か?」と返答。



大石「でも、今日は少しばかり命令違反しちゃったかな」





あれを『少し』の範疇で収められるお前がすごいよ。





大石「だって仕方ないよねぇ……。目の前に、用意されたご馳走を食べないわけにはいかないし」





いや、目の前に用意されたっていうか
呼んでないのに勝手に食べに来たというか。





とにかく、大石の不穏な言葉の数々を聞いて
自分の中でしばらく葛藤したけども、
「まさか才谷さんを・・・!」と戸惑いつつも尋ねる主人公。



大石「ご名答……」
犬山「そんな……何てことを!」
大石「世の中に平和をもたらすような人間は、みんな俺の敵……」
犬山「平和を望んで何が悪いんですか!」
大石「へぇ……お前も俺に食べられたいのかな?でも……今日はもう腹がいっぱいなんだよね……」





デザートは別腹って言うじゃないですか。(←主人公殺す気か)





大石「くくく、俺が完成するまで、あと少し……。お前には、是非とも完成された俺の姿を見届けて欲しいしね」
犬山「お、大石さん……」
大石「それじゃ、お休み」




完成か・・・。
不完全のままでも手に負えないってのに、完全形になったらどうなるんでしょうね。





第十章に入って、メインイベント『決裂』が開始。
才谷暗殺事件があって以来、溝を深めてしまった新撰組と御陵衛士。
そこで新撰組局長である近藤が「話し合いの席を設けよう」と伊東に書状を出すと
伊東も伊東で話したいことがあったので、それに応じることに。



その頃、花柳館にて大石と辰巳が一触即発状態になっており、
「もう無用な血が流れるのは見たくない」と主人公が止めに入ったが
「俺の周りで流れる血が無用なんてことはない」と謝る様子なんて微塵もない大石。



大石「俺の目の前で流れる血は全て、俺の喜びとなる。そして俺はまたひとつ完成されていくのさ……」





目の前で流れる血が喜びになるんですか。
血が流れてるのを見て「うっひょーー!血だぜ!たまんねええええ!!!」ってことですか。
ド変態ですね。







そんな事があったその日の夜。
近藤たちと伊東の話し合いが行われたんですが、どうやら上手くいったようで
上機嫌で帰路に着く伊東。



男の声「おやおや、随分ご機嫌ですねぇ……」
伊東「え……?」



『男の声』とかいって伏せてますけど明らかに大石の声です。




しかしそこで場面展開してしまい、画面は花柳館へ。
「話がこじれた場合の為に配置された新撰組の討伐班の中に大石がいる」と
庵に報告している咲彦。
それを聞いて、咲彦に大石の配置場所を吐かせ、急いで駆けつける主人公。



そして再度、場面は伊東と大石のところへ。
思わぬ人物の登場に少し驚く伊東に、不敵な笑みを浮かべたまま近づく大石。



大石「俺も最近、すこぶる気分がいいんですよ。今の伊東さんみたいにね」
伊東「そうですか……」
大石「この前、すごい大物を斬ったんです。これから羽ばたこうとしていた大物を、この手でね」
伊東「…………」








才谷のことか!
才谷のことかーーー!!











大石の言葉に段々と猜疑心と警戒心を抱き始める伊東。
しかしそんな事は意に介せず、「平和を望む男の未来を断ち切るのってチョー気持ちいい!!」と語り続ける大石。




大石「それに比べれば、些細な命令違反なんて、たいしたことはないと思いませんか?」





いやいやいやいやいやいや!!
普通に私利私欲の為の命令違反じゃん!
たいした事ありまくりじゃん!!



伊東「やはり才谷さんは、きみが斬ったんだね。でも、そんな話を私にするということは……」
大石「さすがに察しがいい。伊東さん……あんたは俺にどんな喜びを与えてくれるのかなぁ?」



そう言って抜刀態勢に入る大石。
瞬時に伊東も迎撃態勢に入るが、大石の方が早く攻撃。
しかしなんとか踏ん張る伊東。



さすがに伊東も、新撰組入隊の前は道場を束ねていた身だし
これからまだまだやる事はあるので「倒れるわけにはいかない!」と反撃をしてきましたが
余裕綽々な顔で「だから準備しておいたのさ」と大石が言ったと思ったら



新撰組隊士「やぁぁっ!!」
伊東「なっ……!?うっ……」
大石「ほら、俺って抜け目ないでしょう?」
伊東「卑怯な……!」
大石「ああ、そういえばそうかもね。だから?」
ザシュザシュッ
伊東「か……奸賊め……」
大石「くくく……ごちそうさま」




こうして、伊東が命を散らしたその決定的場面になんともタイミング良く居合わせた主人公。
主人公だからこそなせる技ですね。



倒れている伊東の姿を見てショックを隠せない主人公。
そしてその横で大笑いしている大石。



大石「気持ちいい……絶頂で果ててしまいそうだよ。この興奮、昂揚感……俺はついに手に入れたんだ。これこそが俺が求めていた、純粋無垢な快感……」
犬山「なっ……」
大石「たった今……俺は完成された」
犬山「お……大石さん……」
大石「この瞬間をお前に見てもらえるなんて最高だよ……」








伊東暗殺に協力した
新撰組隊士も見てますけどね。











ますますこんな奴と恋愛する気が知れないんですが
とりあえず第十一章に入るとイベント発生。



あんな事があっても、何事もない様子で花柳館にやって来た大石。
さすがに主人公もピリピリした態度で接しているのに、特に何も感じていない様子。
そこにやって来た咲彦が「何でこんな奴と話してるんだよ」と言うので
「これでもお前の尊敬する斎藤さんの同僚だよ」とニヤニヤしながら言い返す大石。



大石「俺のことも少しは崇めてくれたって、バチは当たらないよ?」





まぁ、バチは当たらないかもしれないけど
確実に友達はなくすよね。








さすがに咲彦も反論しかけたけど途中で黙り込み、かと思ったら今度は大石に勝負をもちかけてきました。
うおおおい!何考えてんの!!



大石に挑発し続ける咲彦をなんとか宥めようと
主人公が「稽古相手なら私がするから」と止めに入ると
勢い任せで「女相手じゃ本気になれないよ!!」と言われてしまいました。
その言葉で思わず止まってしまった主人公を見て、咲彦も「ヤベッ」といった様子。



しかしそこで「今の言葉は聞き捨てならない」と反論した大石。
何でお前が反論するんだ。
さらに大石が「ポチに勝ったら相手してやってもいい」とか言いやがるので
何故か主人公と咲彦の試合が組み込まれました。
巻き添えもいいとこです。



さすがに主人公は「咲彦に勝てるわけがない」と思っていたのですが
大石が助言をくれるとのこと。
その助言が結構長いので要約すると






序盤からとことん顔を狙って
唐突に膝を狙って相手の意識が膝にいったところで

渾身の1撃を顔に入れろ









ということでした。
咲彦のビジュアルに嫉妬でもしてんのか
とでも言いたくなるようなアドバイスありがとう大石コーチ。



本当にそんな方法でいいのか分からないけれども
とりあえず咲彦と組み手開始。
その結果





咲彦「そんな……馬鹿な」










勝ちました。















まぁ当然の結果ですがね。(←えー)













初めて負けた咲彦もだけど、初めて勝てた主人公もビックリ。
咲彦の戦闘スタイルを分析した上で、的確なアドバイスをくれた大石のことを
「伊達に稽古風景を見てたわけじゃないんだなぁ」と感心してました。
お、これで主人公の中の大石の好感度がちょっとアップかな?



でもなぁ、今までの悪行三昧で取り返しつかないくらい好感度がマイナスになってるからなぁ。
ときメモで言うところの爆弾ついてますからね。
爆弾というか水爆の規模ですよ。
今更ちょっとアップしたところで、あんまり変化はないと思うんだけどな。
しかしこの世には普段悪い奴がちょっといい事をしただけで超いい奴に見える法則があるからな。
侮れないんだぜ。





そして第十一章に入って、メインイベントの『黒頭巾』に突入。
才谷暗殺事件の後、土佐藩の中で
「紀州藩の三浦休太郎が新撰組を動かして、才谷さんを殺したんじゃないか。三浦、マジ許さんぜよ!
という噂が流れ出したようで
新撰組も三浦の危機を察知して、警護にあたることになりました。



その警護の人員の中に斎藤がいると知って
斎藤ファンの咲彦は、新撰組局長の近藤に頼み込んで一緒に警護にあたることに。
で、庵に言われて咲彦の監視に来た主人公も、何故か一緒に警護にあたることに。



その頃、三浦に
「警護の人たちに酒を振舞ってやって下さいよ〜、斉藤さんなんて酒飲んだらマジヤバイっスよ〜、あの人超ハンパねぇっスよ〜」
と、大石が吹き込んでました。
ちょ、何してんのお前。



そこへ、三浦に挨拶する為に斎藤に連れられてきた主人公と咲彦が登場。
それと同時に出て行った大石を追いかける主人公。
「周りに迷惑かけて、どうして平気でいられるの?心が痛まないの?心にダムはあるのかい!?」(←あんちゃん!)
と問い詰めてみると
「今や完成された俺にそんなのはない、けどお前に礼を言う」と、意味不明なことを言い出す大石。



大石「あの時、お前から受けたあの言葉……俺はあの言葉に後押しされて、ここまでになれたんだ……」








責任転嫁!!?










大石「ありがとう……。全て、おまえのお陰だよ」









いや滅相もない。
まったくもって滅相もない。
勘弁していただきたい。





無実の罪をなすりつけられたような複雑な心境の中、第十二章に入るとイベント発生。
ある日の夜、考え事をしながら夜道を歩いていると大石に遭遇してしまい
条件反射で身構えてしまう主人公。



しかし、大石は別に普段どおりで
またも伊東を殺して完成形になったことを語っちゃってました。
それを「そんな話聞きたくない!」と拒否する主人公。



大石「いいねぇ、その反応。もっと語りたくなってしまう」







部下にセクハラする上司のようです。







犬山「私は本気で聞きたくないと言ってるんです」
大石「じゃあ素直にお願いしようかな」
犬山「えっ?」
大石「忙しいところ悪いけどさ、俺の話を聞いてくれないか?」
犬山「は、はあ……じゃあ、少しくらいなら……」







ほだされてるよ主人公!!!








「完成形にはなれたけど、あの日以来、満たされない」と言う大石の話を聞いて
「じゃあもう人を斬る意味ないですね、良かったですね、おつかれっしたー」と素っ気無い相槌をする主人公。



大石「くくく、逆だよ。人を斬らなくては生きられなくなったのさ」




逝ってよし。




「人を斬り続けないと正気が保てない」なんて話す大石。
それを聞いてしばらく絶句した後、「勝手なことを言わないで!」と主人公が怒るが
「未完の美学は俺が一番良くわかってたはずなのにねぇ」と大石は至ってマイペース。
ああ、ダメだ。
大石はもうイっちゃってるわ。
もう違う世界の住人だわ。
常識人の主人公とはやっぱり恋愛なんて出来ないですよ。
なぁ、主人公?









犬山(大石さんの声は甘く、心地よい)












そうじゃないだろ主人公!!






一体何がどうなってそんな感覚に!?
こんな危ない人物を目の前にして
声の響きにウットリするバカがどこにいるんだ!ここにいた!!




大石「俺にはお前という存在が何なのか分からない。俺を完成に導いてくれたお前には、愛しさすら感じる……」



あれ、なんだか良くわからないうちにイイ雰囲気になってるじゃん。
状況的にイイとは言いがたいですけど。





大石「だが……俺にこんな悩みを与えた憎い存在でもあるのさ」










コ ロ サ レ ル









大石の考えている事、そして自分自身の気持ちについて葛藤する主人公。
その姿を見つめて「やっぱりね」と言い出す大石に
「何ですか」と主人公がケンカ腰で尋ねる



大石「お前、俺のことを……」
犬山「…………!」
ガキィンッッ
大石「くくっ……」
バシッ
犬山「あ……」
大石「おやすみ……」



えー・・・上の会話で何が起きたかお分かりでしょうか。



つまりですね。
大石が主人公の図星を突こうとしたが、それを自分で認めたくない主人公は
咄嗟に大石に斬りかかるけども、いとも簡単に弾かれて
さらに当身をくらい気絶させられたと思います。(←お前の想像かよ)


まぁでも強ち間違ってないと思う。




気絶してしまった主人公が目覚めると、知らない宿の一室に寝かされてました。
そして目の前に大石がいました。








庵いいいい!!
助けて庵いい!!!










しかし主人公は大石を見ても特に驚くことはなく、冷静に気絶する前のことを思い起こしてました。
この状況でその心の余裕はどこからくるの。
そして目の前で相変わらずニヤニヤ笑う大石に
「どうして剣を向けたのに、私を斬らなかったの?」と尋ねる主人公。



大石「さっきは驚かされちゃったなぁ。口で否定するならまだしもさ。いきなり斬りかかってくるなんてねぇ」





坊やだからさ。(←お嬢さんです)






「そこまでして認めたくなかったの?」と聞き返してくる大石に
「私の質問に答えて下さい」と質問権を譲ろうとしない主人公。



大石「何となく、かな。寝ている間に汚してやろうかとも思ったけど……







破廉恥である!!!









大石「それも、つまらないしさ」
犬山「つまらない……?」
大石「お前の反応は見ていて面白い。気を失ってちゃ肝心の反応を楽しめないだろう?」










破廉恥である!!!










大石「だからずっとお前の寝顔を眺めていた」
犬山「ず、ずっと……ですか」
大石「ああ、ずっとね……」
犬山(意味が……わからない)







好きってことさ。









そんな話をしていると、唐突に大石が「で、どうする?」と聞いてくるので
主人公が「は?」と思わず聞き返すと



大石「今ここで、改めて俺に身を預けるか。それとも……改めて俺のことを切り捨てるか、どちらか選んでくれ」




すごい2択を迫られました。




当然、主人公は驚いて二の句が告げられない模様。



大石「思えば、心の痛みもあれはあれで、心地よいものだった……」




肉体的だけでもなく、精神的にもマゾになる。
何事も極めてこそですね。




大石「だが、今の俺にあの痛みを味わう術はない。なら……ねぇ。わかるだろう?」




分かんねぇよ。




大石「俺はもう、人斬りとしての自分に思い残すことはないのさ。後は如何にして殺されるか、それだけが俺の楽しみなんだ」



人斬りをやめて、まっとうに生きるという選択肢はハナから無いということですね。



大石「でも、憎くも愛しいお前に、何もせずに死ぬってのも未練が残るところ……」



いやいや、お気になさらず。



大石「さあ、ポチ……」



いやいやいやいや、待てって。



大石「この俺に身を預けるか……それとも俺を斬り刻むか……」



いやいやいやいやいや、待てって、ほんと待てって。



大石「お前は、どちらの願いを叶えてくれるんだい?」






何でお前の願いを叶えるの前提になってんだ!!
こっちの意見も聞けよ!!






あまりにも自己中心な選択を突きつけられ、
どちらか選ぶまで解放されないのかな、とか主人公が考えていると



庵「あまり、ポチをからかわないでもらおうか」









い、庵・・・!!!










私を護っていてくれてる!
私を見てくれてる!!
ずっと、ずっと一緒だったのね!ママッ!!
(←庵です)











「至って真剣だよ」と話す大石に
「俺が斬ってやろうか?」と申し出る庵。
でも大石は「殺す人間同様、殺される人間も俺が決めたいからアンタは嫌だ」と遠慮して
この場を去っていきました。


と、とりあえず今は主人公の貞操は守れた・・・。





そして第十三章に入ると、またもイベント発生。
新撰組が陣を構える伏見奉行所まで、大石に会いに来てしまいました。
「あの時の返事を聞かせてくれるの?」と聞いてくる大石に
「人がいない所で話をしましょう」と言い出す主人公。
なんでこの子は自分から危険地帯に入り込んで行くんだろう。



そして、本当に人のいない野原までやって来た2人。
期待した顔で「早く俺を切り刻んでおくれよ」と言ってくる大石。



大石「じっくりと、なぶるように……時間をかけてさぁ」



主人公がそんなグロイ殺し方を実演しちゃったら、うちはその時点でこのゲームやめますよ。



まぁ、ありがたいことに主人公もそんな趣味はないので
ハッキリと「それは出来ません」と断ってくれました。良かった良かった。



大石「ふぅん、それじゃあ……でも、こんなところでいいのかい?まあ、俺は構わないけどさ
犬山「そっちもお断りです






ですよね。







しかし大石の中ではその2択しかないので
「じゃあ何の用で来たの?」と不満気に大石が問いかけると
主人公は「憎んでるのは間違いないけど斬りたくもない、と言いに来た」とのこと。



すると「お前まで常識に捕らわれる必要はない」と大石が言って来るので
「常識を捨てればいいことあるの?」と主人公が質問すると



大石「常識を捨て去れば、お前の眼前に今まで見たこともない世界が見えてくるだろう」







違法なドラッグの売り文句か。







まさか主人公は謎の白い粉とか渡されるんじゃなかろうか。
大丈夫か。




そして、「お前をこんな矮小な世界に縛り付けるのは何だろうね」とか言い出す大石。



大石「やっぱり……あんたがいるからかなぁ」
犬山「え……?」
大石「ねぇ、庵さん?」








庵、ほんとにいたよ。











私を護っていてくれて(←もういいから)












素直に姿を現した庵に、「いい加減、目障りだよ」と睨み付ける大石に
庵が「じゃあ斬ればいい」とか言っちゃうもんだから
大石もウキウキと抜刀しちゃって、本当に斬り付けてきました。



しかし、庵を守ろうと主人公が代わりに剣を受けると
「そう来るんだ」と笑いながらも、大人しく剣を収めた大石。



主人公に悟られぬように、いつも庵がついて来ていたことを知っていた大石は
主人公と庵の師弟関係に「妬けるねぇ」と笑って去っていきました。
バカだなぁ、大石。
そこは「ヒューヒューだよ!」って言うんですよ。(←古!!)





その後、メインイベントの『鳥羽伏見』に突入。
鳥羽伏見での戦いを経て、改めて自分の道を見つけて立ち上がった三樹が
お別れを告げに花柳館を訪問してきてくれました。



が、お別れの挨拶だけじゃなくて、庵に頼みがあるとのこと。
その頼みというのが
『才谷や兄(伊東)の仇でもある大石の動向を、今後教えてほしい』
ということらしいです。



しかし、新撰組と一緒に大石が東へ進軍してしまうとなると、詳細を掴みづらくもなるので
庵が返答に渋っているところに「私が大石さんの動向を調べてきます」と主人公が立候補。
それを聞いて、黙り込む庵。
たぶん、内心では尋常じゃなく動揺してると思う。
でも主人公の決意を受け止めて、最終的に「好きにすればいい」と了解してくれました。
さらに「やるだけやったら、いつでも戻ってくるがいい」と庵なりの応援もくれました。
でも内心では「ドタキャン可能だぞ!いいのか、ほんとにいいのか!?」
って焦ってると思う。

っていうか、そうだったらいいな。(←お前の願望かよ)





そうして主人公が出発したところで、第十四章のメインイベント『甲陽鎮撫隊』に突入。
甲府へ向かうことになった甲陽鎮撫隊の本隊である新撰組は
途中にある土方の義兄の家に滞在している模様。
そこに追いついた主人公が、忍び込むべきかどうか迷っていると、なんと相馬に遭遇。



「堂々と訪ねたらいいのに、なんで不審な動きをしているんだ」と尋ねてくる相馬に
言うべきかどうか迷ったけど、「本当は大石の動向を探りに来た」と主人公は暴露。
まぁ、相馬だし・・・いい奴だし、ここは話しても大丈夫な気はするんですけどもね。



そして予想通り、主人公の事情を聞いて納得してくれた相馬は
「先発隊として先に行っちゃった」と大石の情報を教えてくれました。
いい奴・・・!!!



あっさりと教えてくれたことに驚きつつも、とりあえず礼を言って先へ急ごうとすると
相馬に「大石さんには、あまり深入りしない方がいい」と言われました。
ごめん、もう手遅れだ。





慶応4年3月。
甲府を目前にして新政府軍と戦闘になった新撰組。(大石もいる)
しかし圧倒的な戦力で、新撰組は結局総員退却をせざるを得ず、
「江戸で合流」ということで皆は散り散りになって逃げることに。



そこでイベントが発生。
退却する鎮撫隊の中に大石もいるんじゃないか、と必死になって探しながらも
「私は一体どうしたいんだろう」と自分の気持ちに悩む主人公。
い、今更!?



すると突然、「大石、あんたはここで死ぬべきだ」という声が聞こえてきたので
急いで駆けつけると、大石と斎藤が対峙していました。
あ、これ、前作の斎藤ルートと同じシーンだ!!
斎藤と桜庭をカップリングにしてたら、ここに桜庭もいたのかな。



大石「誰の敵討ちです?坂本さん?それとも伊東さん?それとも両方かな〜?」
斎藤「いいえ……単にあなたが嫌いなだけです
大石「いいなぁ、その答え……最高ですよ」



正直者だなぁ・・・斎藤。
そして唐突に戦いが始まり、2、3度斎藤の剣を受けると
「俺は死を望んではいるけど、あんたに斬られるのは望んでない」と話し出す大石。



大石「俺を斬ることを許した人間は、この世にたった一人だけ……」
犬山(あ……)
大石「そいつの剣以外は、お断りなんだよね」



それを聞いて「もしかして、私との約束の為に・・・!」と思い立った主人公は
「大石さんを助けて!」と言いながら2人の前に登場。
いきなり現れた主人公を見て、大石の待ち人が主人公だと悟った斎藤は
「お前の手で、その男の命を終わらせてやれ」と言ってきました。



斎藤「それが俺の許せる……ぎりぎりの情けだ」



もうとにかく大石の命を助けることは出来ないんですね。
うん、やっぱりアンハッピーエンド確実だ、



そして、考え込んで、ようやく決意して抜刀する主人公。



大石「嬉しいね。やっとその気になってくれたんだ。くくく……でも、少し待たせ過ぎかな……」



そう言われた後に、カキィン!と刀を弾く音がしたと思ったら
主人公と大石のキスシーンのスチルがドン!!
うおわあああああああわあああああうわああああああ(←落ち着けよ)




犬山(お、大石さん……。身体中の力が抜けていく……)






精気吸われてんの!?






しかし、大石にチューされたことで「私、やっぱり・・・」と、
ようやく自分の気持ちをハッキリと自覚したと思ったら







ズブリ









!!???











犬山「…………!?お、大石……さん……?ど、どうして……どうして……こんな……」










そして画面暗転。












嬉・・・しい・・・
初めて私・・・闘いの中で役に、それもまた志々雄様の
一番大事な闘いで役に立てた・・・
















って言えるかああああ
ボケエエエエエエ!!














ちょっと待て!
本気でちょっと待て!!
何これ!何この展開!!
道連れ!?まさか、自分もここで死ぬからって主人公も道連れ!?



そりゃね、主人公だけが生き残るってエンドも個人的には好きじゃないけど
だからといって両方死んじゃうのはもっとツライんですよ!
「好きな人に殺されるなら」とかいうのも見かけるけど
典型的ハッピーエンド主義の人間にはツライんだよ!



なのに・・・なのに・・・チクショウ・・・!!!





とりあえず、残すはエンディングだけだし、ここまできて放り出すのもイヤなので
最後まで見ることにします。





エンディングでは、さきほどの大石と主人公のキスシーンのスチルで
大石にズブリとやられた後の画面でした。



さっき画面暗転するまでは、主人公も大石も胸部から上しか見えない状態だったけど
それから段々と視点が下がってきて、2人の腰の部分まで画面の枠内に入ってきたと思ったら
主人公が刀を握っている手を大石が掴んでそのまま大石が自らの腹部に刺してました。



あ・・・主人公を刺したわけじゃないのか・・・。
いや、でもこれは・・・。



さすがに主人公自身も、大石のとった行動にショックを隠せない様子。



大石「へぇ……俺を手にかけた時は、そんな顔をするんだ……」






濡れ衣だ!!!






じ、自発的に殺そうとしたわけじゃないやい!
無理矢理殺させられたんだい!
私は断固、無罪を主張する!!




犬山「どうして……」
大石「何度もお前を汚そうとした……。だが汚せなかった……。だったら……こうするしかないよねぇ」





だから何でそんな究極の2択に固執するのお前は。





大石「くくく、これでお前は……俺に汚されたのさ……。生きていくがいい……この俺に汚された記憶と共に……」









汚された・・・私の心が・・・
加持さん、汚されちゃった・・・












犬山「お、大石さん……」
大石「もう……何も言うな……今までの最高の快感が……身体中を駆け巡っている……この至福の時間を……邪魔しないで……くれよ……」








邪魔をするつもりはないさ。
死に際まで変態なセリフを吐く奴と関わりたくはない。
もう安らかに眠ってくれ。








とうとう倒れて動かなくなった大石と
呆然と立ち尽くす主人公と
この展開をずっと見てた斎藤。
お前いたのか。(←そりゃいるわ)




斎藤「どう慰めていいか……いや、慰めが必要かどうかも、わからないが……この男にとって、お前は特別な女だったことだけは確かなようだな」









斎藤なりの精一杯の気遣いでした。













いくら大石の事は殺したいくらい憎くても
こうやって残された女性にまで「同情の余地なし!」と捨て置くわけにはいかなかったんでしょうね。
ていうか、斎藤にとっては
なんでこんな奴(大石)好きになったんだろうって
主人公の男を見る目が不思議でしょうがないと思う。
大丈夫、斎藤。
うちも同感だ。





しかし、大石の攻略のなんて難しいことか。
こっちの予想を大きく裏切る選択肢で好感度が上がったりしてくれるので
何度リロードしたことか分かりません。
ときメモGSの三原と同じくらい判断に困った。



しかし爆笑部門で期待大だった大石ですが
そこまで爆笑することはなかったな・・・期待しすぎたかな。
主人公を好きだって自覚したんだったら、前作の才谷ばりに夜這いくらいしてほしかった。
来世に期待。




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