中村 半次郎CV:羽多野渉




西郷吉之助を心から慕う薩摩藩士。





この時点で主人公との恋愛は蔑ろにされる予感がモリモリします。





曲がったことを極端に嫌い、泰然自若な風で素振りも大人びて落ち着いているが、内は熱く燃え滾っている熱血漢。
周りからの信頼も篤い。




いいですね。
コルダの土浦を思わせて好感が持てます。
外見は全然違いますけど。



野太刀自顕流の剣客で「人斬り半次郎」と呼ばれ恐れられてはいるが、本人はいたって情にもろく、ことにあたっては斬り伏せるよりも説き伏せることをよしとする。



いいですね。
飛天御剣流の剣客で『人斬り抜刀斎』と呼ばれ恐れられた緋村剣心を思わせて好感が持てます。
やっぱり外見は全然違いますけど。



その場が平穏に収まるのであれば相手のどんな嘘であろうとも騙されてやる度量の大きさもある。





連帯保証人にするには持ってこいですね。







その暮らし振りはとても慎ましく質素で、質実剛健を地でいく男であるが、金細工などの光り物や香水を愛するなど意外な一面も持つ。












金細工を身につけてる時点で
全然質素じゃないと思うんですが。















えーと、前作の主人公のカップリングは沖田でいきます。
中村と沖田って何か接点あったっけ・・・?
まぁいいや。



まずは第一章。
フリートークの会話相手にターゲットがいない時は、いつも攻略不可能キャラを選ぶので
3回目くらいに中村が選択肢にいなかったから乙乃を選んだら
「今日は薩摩のお侍さんは来てないのかい?」と言われました。
薩摩のお侍さんというのは中村の事なのか確認したら
「そう、今度来たらあたしも呼んどくれ」とも言われてしまいました。
ごめん乙乃。
アイツは俺がいただく予定なんだ。






犬山(中村さん、どんな顔をするのだろうか)









中村が迷惑する前提で考えてますね。










分からないぞ。
もしかしたら中村はロバート秋山級の熟女フェチかもしれないじゃないか。








まぁ、そしたら主人公との恋愛は始まることなく終わってしまいますけど。







で、次はイベントが発生。
ちょっと町を散策しようとしてる中村に「良かったら一緒にどう?」と誘われて
せっかくなのでご一緒することに。
適当に店を見て回っていると、とある店で中村が好感触を示したらしき物があったので
何かと思って見てみたら、きらびやかな刀袋でした。



犬山(本気で言ってるのだろうか……?あんな不必要に光り輝く趣味の悪い品がいいだなんて)
中村「あの光り具合が何とも言えぬ味わいがあっていい。うん……あの煙管も好みだな」



その煙管もまた、金箔が貼ってあってキラッキラしてるらしいです。
中村がこんなにも光り物好きと知って主人公は驚いたけど
「確かに渋めの着物と揃えれば見栄えするし、実はなかなかのお洒落さんなんだ」と感心する主人公。



中村「そう言われると照れるが……昔から、こういった見た目が派手でまばゆく光る物が好きでね」






カラスと一緒ですね。







そこで、主人公が「これなんてどうですか?」と1つの根付けをオススメすると
中村も気に入ってくれたみたいで早速買ってくれました。
そして主人公もこういった小物を使うかどうか聞かれて、「組紐なら使う」と答えると



中村「そうか。なら、俺から君にそれを贈らせてくれ」





しょっぱなからプレゼント作戦ですか。





「悪いですから!」と主人公が断っても
「今日のお礼だから」と譲らない中村。



中村「男が恥を忍んでの贈り物だ。素直に受け取って貰えるとありがたいのだが……」











何でスタートから
フルスロットルなのこの人。

















そしてメインイベント『富山弥兵衛』が開始。
富山を花柳館に連れて行く道で、花柳館について説明していたのですが
長々と話していた末に、いつの間にか富山とはぐれていた事に気付いた中村。
相手の相槌とか足音が無い時点で気付けよ。



富山の行方が気になるものの、とりあえず先に花柳館に行って事情だけ話しておこうと考えた中村。



中村「富山君には花柳館までの地図を渡してあることだし、そのうち道場に現れるだろう」



意外と楽観的。



とにかく一足先に花柳館に到着した中村。
庵に富山の事で相談をしていたけども、当の本人が
待てども待てども全く現れないので皆で探しに行く事に。



主人公は中村と庵と一緒に捜索していると、途中で新撰組の山南と沖田に遭遇。
山南は花柳館によく来るけど、沖田は来たことも会ったこともなかったから
山南が主人公たちの事を紹介してくれました。



沖田「そっちの貴方も、花柳館の方なのですか?」
中村「いや……俺は違う」
沖田「へぇ……そうなのですか」
犬山(何だろう……この人。中村さんの事を、ずっと興味深く見つめてるけど……)






一目惚れですね。(←違)







2人の間の怪しい雰囲気を感じたのか、「今日は皆でお出かけかい?」と慌てて話題を変える山南。
捜索中の富山の特徴を伝えてみたが、山南は見たことがない、とのこと。
すると、「僕も手伝いましょうか?」と意外にも沖田が言ってきてくれました。



沖田「人探しって、かくれんぼみたいで面白いじゃないですか」



あぁ、沖田ってこういう無邪気な面も持ってましたね!
子供みたいで微笑ましいですよね。



沖田「それで、その人を探し出した後はどうするのです?やっぱり斬るのですか?






子供みたいで微笑ましいですよね。







「やっぱり」って何だ、「やっぱり」って。
ノー斬殺、ノーライフですか。





これ以上沖田のヤバさを露呈させるわけにいかない、と思ったのか
山南が沖田を連れ去るようにして去っていきました。



その後、大石が富山を斬り殺そうとしているところへ駆けつけると
「なんなのアンタら」と殺気丸出しの大石に
中村が礼儀正しく自己紹介をして「彼に非があるなら俺からも謝るから、剣を収めてくれ」と説得して
なんとか大石に剣を収めてもらいました。



そして大石が去った後、主人公に向かって「富山君の件で迷惑をかけた」と謝る中村。



中村「富山君、いい加減もう降りてきなさい」
富山「はい」




・・・・・・




中村「富山君も彼女に謝りなさい」
富山「すみません」




・・・・・・







ご主人様ですか?
それとも調教師ですか?










翌日、庵の計らいで富山が新撰組に入隊することに決定。
まさか新撰組に入れられるとは思わなかった中村は、その事を大久保に報告して
「中途半端に他人に頼んでしまった事が原因です」と謝罪。
しかしそれを聞いて「この状況を利用させてもらおうじゃないか」とニヤリ顔の大久保。
悪い顔だな、ホントに。



そして薩摩藩邸を出た中村。



中村「何故、こんなことになってしまったのだ……」






大丈夫。
まだ間に合うよ。
後悔したって仕方ないじゃない。
今後の未来を明るくするためにも
今すぐ大久保を殺っちゃおうぜ!











えーと、第二章は特に面白いことがなかったので省略。



第三章に入って、メインイベント『良順来訪』が開始。
慈照の旧友の松本良順が来るということで、花柳館の道場を大掃除をすることになった主人公たち。
メンバーは主人公、庵、相馬が揃ったけど、まだ人手が足りないなぁと困っているところに
ちょうど花柳館を訪問してきた中村。



慈照「おお、人手が増えた!」




決定事項ですか。




慈照「よぉー、中村君!きみって今、暇かい?いや、暇に違ぇねぇ!」




決定事項ですか。




全く理解できないといった中村だったが
事情を聞いて「喜んでお手伝いしよう」と言い出しました。マジで?



中村「ああ、構わぬ。掃除は嫌いではないからな」



すげぇ・・・
掃除が嫌いじゃないなんて人間じゃない。(←お前が掃除出来なさすぎなんだ)




中村「何でも言いつけていただきたい」





そうだな・・・
じゃあまずは
大久保を片付けてもらえますか。(←そういう掃除じゃない)









掃除も無事に終わって、その日の夜。
花柳館とか関係なくメンバーが集まり、松本もやってきて宴会が開始。
酒を飲み始めて盛り上がってくると、陸奥が「お前ら、今後、日本をどうしたい!」と激論を始めました。



中村「日本の未来は西郷さんが作る……。俺はその手伝いが出来ればいい。俺は常にあの方と共にありたい」



それを聞いて「お前は西郷ばっかりだ!」と呆れる陸奥。



中村「西郷さんの意思に共感し、命をかけて仕えようと決めたのは、自分の意志だ」




・・・・・・








もう西郷どんと結婚してしまえ。











しばらくして、外の空気を吸いに出た主人公のところへ中村がやってきました。
自分の信念を持つ中村たちが羨ましいと話す主人公に
「焦る必要はない」と優しく諭す中村。



中村「焦らず、考えるのをやめぬこと。それだけを心がけていれば、いずれ必ず道は見つかるはずだ」









全国の進路に悩む学生へ
中村半次郎先生より有難いお言葉でした。













ここは進路指導室ですか。





第四章に入って、イベントに突入。
特にやる事もなくブラブラと外を出歩いていると、中村に遭遇。
中村も暇を持て余していたみたいなので、2人で散策をすることに。



そしてしばらく歩いた後で茶屋で休憩中、中村が自分の過去のことを話してくれました。
どうやら中村は、幼少の頃に父親が罪を犯して、城下を追い出されたという経験があるらしいです。



中村「それはもう農民同然の暮らしをしていた……」



・・・まぁ、武士の家に生まれて不自由なく育ったんでしょうし
そういう環境で育ってきた人間こそ、生活水準を下げるっていうのはすごい難しいというのは聞いた事ありますけど
でもとりあえず農民に謝れ。





貧しさのあまり馬鹿にされる事もあって
そのせいで「いずれ剣を振るって出世して、家族の暮らしを楽にしたい」と考えて
独学で剣術を学んだそうです。
そして強さを求めて暴れまわっているうちに運命の人に出会ったそうです。



中村「今の俺は西郷さんあってのもの、一生をあの方に捧げても悔いはない」



へー・・・



中村「西郷さんの喜びは俺の喜び。西郷さんと共にあることが、俺の生きがいだ」











すいません。
勝ち目が見えません。






なんだこのデキレース。







その後、中村が世間で『人斬り半次郎』と呼ばれていることの話題になって
「俺は頭を使うのは大の苦手だから」と話す中村に
「中村さんはとても理知的だと思いますよ」と答える主人公。



中村「だが……俺は決して意味もなく、人を斬ったりはしない。人を斬った事がないとは言わぬがな」



人斬りって呼ばれてるから、とにかく人を斬るのが好きってわけでもないんですよね。
そんな変態は大石と沖田くらいですもんね。
でも沖田は『人斬り総司』とは言われないんですよね。
あ、でも新撰組自体が『人斬り集団』って言われてるのか。
じゃあいいか。(←?)



色々話したところで、「そろそろ帰ろう」ということになり
「今回は奢ってもらったので、今度何かお礼をします」と申し出る主人公。



中村「気にする事はない。君のおかげで今日という日を楽しく過ごせたのだからな」



なんてこった。






プレゼント作戦の次は食事とは(←食事ってほどじゃないけど)
なんて王道なんだ!






しかし「それじゃ悪いから」と引き下がらない主人公に
「じゃあ1つ頼まれてくれ」と提案をする中村。



中村「武芸も結構だが今後は女を磨くことにも励んでもらえぬか」
犬山「……え?」
中村「君は美しい。花柳館へ行く楽しみも増えるというものだ」
犬山「な、中村さん!からかわないでください」
中村「あいにく冗談は言えぬ性質でな。では、これにて失礼」








奴はとんでもないものを
盗んでいきました。


私の心です。
(←お前かよ)












第五章から第八章にかけて、特に何もなかったので一気に飛ばします。
そして第九章のメインイベント『天馬空へ昇る』に突入。



ある日、西郷から「大久保が何か企んでるから、才谷の事を気にかけてほしい」と言われた中村。
実は西郷と話をする前に、従兄弟である別府晋介から
「富山が大久保に無理な事を押し付けられてるかも」と聞いていて、気になっていたので
数日後に富山のいる御陵衛士の屯所へ出向いてみることに。



体調が悪く自室に閉じ篭っている富山に
「大久保から何か頼まれたのは知ってるから、何を頼まれたのか教えて欲しい」と優しく話しかける中村。
しかし富山がオドオドしながら「書状・・・」としか言わないのを見て
中村は「大久保が弱みを握って口止めをしてるんだ」と察した模様。



結局、特に情報を得られることもなく御陵衛士の屯所を出たところで、別府と遭遇。
どうやら大久保に頼まれて、御陵衛士の伊東に書状を届けるところだそうです。
それを聞いてイヤな予感がして、別府から書状をひったくって読み始める中村。
書状を読んで、ようやく大久保の悪巧みを悟って、才谷のいる近江屋へ走りだしました。
走れメロス中村。





一方、主人公も才谷の危険の情報を知って、急いで近江屋へ向かっていました。
途中、見廻組の連中を発見して会話を盗み聞きしていると
「坂本竜馬を襲いに行って、新撰組に斬られた」とか「新撰組に遅れをとった」とか言ってたので
一体どういうことか不思議に思いながらも、とにかく急いで才谷のもとへ。



そして近江屋の近くまで来たところで
中村が、新撰組の原田と山崎と対峙しているところを目撃。
もう一触即発なところへ、今度は御陵衛士のメンバーがやって来ちゃってさぁ大変。
しかも中村が「坂本さんは新撰組に討たれてしまった」なんて言っちゃうからもっと大変。おおおおおお前!!!



中村の一言で新撰組と御陵衛士の間に大きい溝が出来てしまい
しばらくして皆が去ったのを見計らってから近江屋に入り込んだ主人公。
そして才谷の死体を見て、ショックを隠しきれないでいると



中村「くっ……我が一生の不覚……」



いつの間にか部屋に入ってきていた中村の姿を見て、
「新撰組が襲ったって本当ですか?」と尋ねる主人公。



中村「責任は全て俺にある。俺さえしっかりしていれば……!すまぬ、才谷さん……」




質問の答えになってねぇよ。
新撰組が襲ったのかどうか聞いてんだこっちは。答えろ。





ていうか、個人的にさっきの中村の「我が一生の不覚」っていうのが
『主人公にこんな無残な状況を見せたくなかった』とかそういう意味かな〜とか期待してたんですけど
全然違いましたね。
ガッカリです。
あんなにイベントでアクセル吹かしまくってるのに。
西郷さんを口説く予行練習だったんでしょうか。(←馬鹿な!)





そして第十章へ。
メインイベントの『決裂』に突入。



薩摩藩邸内にて、素振りをしながら
「坂本竜馬を邪魔者と見ていたのに、身を案じるような書状を御陵衛士に出すなんてありえない」
と、大久保の行動の不可解さを考え、そして自分の不覚さに悔しがる中村。



中村「まさか、あそこまでやるとは……。俺の見通しがあまかった。すまない、才谷さん……」



西郷に頼まれてたからってのもあるだろうけど
中村自身も才谷という人物に尊敬の念は抱いていただろうから余計に悔しいんだろうなぁ。
本当に情が厚い男だ。



で、素振りを続けているうちに御陵衛士の伊東が殺されたという報告が入り
急いで殺害現場の油小路へ行こうとしたところで、主人公、三樹、辰巳の3人に遭遇。
どうやら三樹は最初に花柳館へ匿ってもらおうと行ったが、庵に断られた模様。
そこへ丁度やってきた富山も一緒に、薩摩藩邸内で休むように告げて
中村は今から油小路へ行く、とのこと。
そして主人公もついて行くことに。



油小路の少し手前で様子を窺っていると、御陵衛士のメンバーである毛内や服部の死体を発見。
それを見てショックを受ける主人公と、悔しそうな中村。



中村「くっ………無念!才谷さんのみならず……伊東さんたちまで……!」







残念無念また来週〜☆







・・・とか言ったらぶった斬られるんだろうな。(←当たり前)








伊東たちの死体をどうにかしてやりたいけど、まだ新撰組が警戒態勢になってるから出て行くわけにいかず
悔しいままその場を去ることになりました。
才谷の事といい、伊東の事といい、
中村も新撰組を憎むかと思っていたけど
「近藤はこんな無意味な潰し合いをする人物じゃないのに」って言ってました。
ちゃんと人の本質を見抜いてるんですね。さすが中村。





とりあえずこれで第十章は終わり、第十一章へ。
そしてイベント開始。
薩摩藩邸にやって来た主人公を中村が出迎えてくれると
なんかクサイと感じる主人公。
そのニオイの正体が中村の香水だったようで
「そういえば、派手な物とか香水とか好きだったんだよなぁ」と納得。



主人公がここにやってきた理由としては
「最近、見知った仲の人が次々と死んでいるから大丈夫かな」と中村を気遣う為だったようで
中村自身も気分を変えたかったから香水を変えたらしいです。
しかしそんなにニオイが強烈だと、敵に居場所を教えるようなものだと主人公が指摘すると



中村「うむ……まあ覚悟の上だ」









そんな覚悟いっそ捨ててしまえ。













まぁでもその香水のニオイのキツさは、中村自身も自覚していて
いくら好きなニオイでもキツイし、でも捨てるのも勿体無いし・・・と迷った挙句に出た答えが



中村「ああ、そうだ。これは、君にあげよう」






不用品を押し付けられました。









主人公はリサイクル業者じゃないですよ。









「男にはキツイけど、女性なら問題なかろう」とか上手い理由をつけて譲ろうとする中村に
「今まで香水なんてつけたことないし、香りも強いし、せっかくだけど・・・」となんとか断ろうとする主人公



犬山「私は……隠密行動を要求されることが多いですし」
中村「君も、そろそろ年頃だ。少しはこういったものに触れて、女らしさを磨くべきだろう」
犬山「女らしさ……」
中村「男が男を磨く事が義務であるように、女もまた女を磨くことは義務ではないかな」









君はありがた迷惑という言葉を
知っているかな?













なんかもう断れない勢いなので、とりあえず受け取ることに。
主人公が受け取った事に満足して「これで気分でも変えてみるといい」と言う中村。



中村「君には笑顔がよく似合うからな」








苦笑いしか出来ませんよ。












このイベントの後、さらにもう1つ違うイベントも発生。
ある日、町中でバッタリ中村に会ったんだけど、すごい上機嫌でした。
で、その理由が「西郷さんが参与に任じられた」とのこと。
気分の浮き沈みも西郷絡みだなんて、中村らしいなぁと主人公が思っていると
「気分がいいから何か御馳走してあげよう!」と中村が言い出したので
その誘いを素直に受け入れると、「そう言ってもらえるとありがたい」と言われました。



中村「例え断られようが、無理矢理にでも連れて行く気でいたからな」






立派に拉致ですね。








奢ってもらうって言っても、主人公は謙虚なので
この前散策中に来た茶屋で奢ってもらうことに。
そこで、中村の流派である野太刀自顕流の事とか、故郷の薩摩の事とかを話していると
他の客が次の戦に対しての不安を話しているのが聞こえてきました。



そのうちの1人が「長州の志士は荒々しいとこがあるからなぁ」と言うと
そこに居合わせたとある志士が「貴様らに何がわかる!」と突然怒鳴りながら会話に入り込んできました。
百発百中、長州の志士なんでしょうけど。



さすがにこの状況を見過ごすわけがない中村が仲介に出ていくと
ムカついた志士が抜刀しようとしたところで、それよりも早く中村が抜刀。



中村「剣で語るならそれでも良いが、まずは口で語らぬか?」







そこにシビれるあこがれるゥ!









中村の早業に驚いて、一気に怒りの覚めた長州志士に
まずは「無礼仕った」と非礼を詫びて剣を収めた中村。



そして、相手を決して見下すような言い方ではなく、ただただ穏やかに
「農民や商人が税を納めているから我々武士が生活出来るのであって、
我々が税を納めなくていいのは、武士が町人を守り戦う立場だからなんだ」と諭す中村。



すると長州志士も反省して「確かにあなたの言う通りだ」と過ちを認め、
しかもさっきまで斬ろうとしてた町人に「すまなかった」と謝罪までしました。
そこは逆ギレするとこじゃないの!?
それでこそ長州志士だろうがよ!!
(←何その偏見)





中村に諭されて、「自分の心も助けられたようだ」と笑う長州志士。



長州藩士「今日は共に飲みましょう。名は何と申される?」
中村「名乗るほどの者ではない。薩摩の名もなき一藩士としてお付き合い致そう」




・・・まぁ、名乗っちゃったら相手も町人もビビっちゃいますもんね。
懸命な判断だな。




そしてしばらく飲んで、帰る頃には雪が降り始めてきてしまい
茶屋の主人に傘を1本借りて、相合傘で帰りました。お約束です。





そして第十二章のメインイベント『墨染』が開始。
元・御陵衛士のメンバーが既に病床生活の沖田を襲撃して失敗した、という情報を耳に入れた中村。



中村「病に冒された者を数人がかりで襲うとは……如何にも大久保さんの好みそうな計画だ」



まったくだ!!
人にばっかり汚い仕事させやがって!!
軍師のくせに敵本陣まで乗り込んでいく司馬懿のアグレッシブさを見習え!(←あいつは異例)




そして同日の夕方。
今度は近藤を待ち伏せして襲撃したけど、失敗に終わった篠原たちを
薩摩藩邸の入り口で中村が待ち構えてました。



「清廉潔白だった伊東さんの仲間がやることか?」と問いかける中村に
「伊東くんの仇を取らねば!」と叫ぶ篠原。
うるせぇテメェ黙れ。(←篠原には辛辣)
「だったら正々堂々と戦うべきだ」と中村が説得すると
今度は「望むところだ!」と意外にも三樹が答えてきました。



さすがに三樹の言葉に篠原も驚いたようだったけど
三樹の覚悟を見て、「そうだな」とようやく篠原も心を入れ替えた模様。
その様子を見て「なら、この中村が命を預かろう」と告げる中村。



中村「これ以降は俺の指揮下に入っていただく。その間は何事も俺の許可を取って動いてもらいたい」



なるほど。
そうすれば、大久保がまた姑息な襲撃案を書いた書状を篠原たちに渡したとしても
絶対篠原たちは中村に報告してくれるし
そんな卑怯な作戦はしないように先手が打てるもんな。
中村よくやった!!ざまぁみろ大久保!!



続いて、別のイベントが発生。
最近の主人公たちの裏稼業の依頼が激減してるのを見抜いた中村。
「ここには俺も顔を出すだけだしなぁ」と言う中村に
「どうして来てくれるんですか?」と素朴な疑問を投げかける主人公。



中村「簡単な理由だ。ここへ来れば、君に会えるからな」








今日もアクセル全開ですね。










それから篠原たちが近藤を襲撃したことについての話題になって
「正々堂々と戦う気がないなら、中途半端に手出ししたら駄目だ!」と本気で怒る中村を見て
「敵味方問わず理不尽を嫌うなんて、中村さんらしい」と笑う主人公。
そんな主人公を見て「やっと笑顔が戻ったな」と微笑む中村。



中村「とても美しい笑顔だ」









つるぎよ、
おまえもかがやいていますよ
(←謙信様!?)










そんな話をしていると、中村が「少し俺と歩かないか」と誘ってきました。
しかし主人公がまだ道場の仕事が残ってるから、と断ろうとしたら
デバガメしていたおこうと慈照に、半ば強引に追い出されました。



おこう「やっぱり、あの子には女としての幸せをつかんでほしいものね」
慈照「ああ、そうだな。つーかよ、お前はどうなんだ?」
おこう「あ、あたしは……」
庵「先代、少し話したいことが……」
おこう「い、庵さん!?」
庵「どうした、おこう。急に大声など出して」
おこう「し、知りません!」
庵「…………」
慈照「ははは、若いってのはいいねぇ」




・・・というミニコントが行われている一方で、主人公と中村が歩いていると
とある浪士と中村がぶつかりました。
別に変な因縁をつけられる、とかそんな場面になることはなく、何事もなく終わるかと思ったら
どうやらさっきの浪士はスリだったことが判明。
そうと分かったらさっきの浪士を追いかけ
後頭部殴打、倒れたところを踏みにじり、自分の財布を取り返し、ついでに相手の財布もいただくなんてすることもなく
「金ならまだあるから捨て置いていい」とか言い出す中村。
じゃあうちが代わりに追いかけて取り戻すのでそのお金はうちがもらっていいですか!?(←無茶な)




すると突然後方から、さっきの男の悲鳴が聞こえてきて
さらに「そこのお2人さん」と呼び止められました。



何事かと思って振り向くと、主人公たちを呼び止めたのは新撰組の尾形で
スリの瞬間を目撃したから捕まえてくれた模様。



で、話しているうちに尾形は中村の正体に気付いたようだけど、特に気にせずに
「この男どうします?」と聞いてきました。
スリの男が「何もしてねぇ!」と騒いでいると
「何もしてないって言ってるんだから、別にどうもしない」と言い出す中村。
それを聞いて、さすがにスリの男も拍子抜け。



中村の回答を聞いた尾形は、「なるほど」と言ってスリの男を解放して去って行き、
呆然とした男に「どこへなりと行くがいい」と中村が言うと
中村の心遣いに気付いた男は「かたじけない」と礼を言って去っていきました。
その一部始終を見ていた主人公が「いいの?」と中村に問いかけると



中村「あの男の格好を見たであろう。曲がりなりにも刀を差した男が、スリなどという行為を……」





いいじゃん別に。(←イヤ駄目だろ)





中村「気の毒な事よ……。これ以上、あのような者を出さぬ為にも、我々が頑張らねばならぬ」



そういえば中村自身も、昔は武士の育ちなのに貧しい暮らしをしてたんですよね。
きっとさっきの男の心境も知っているからこそ、罪を許したんでしょうね。
罪を憎んで人を憎まずってやつですか。
人間が出来てるなぁ・・・。



すると、突然「しまった!」と焦りだす中村。
どうした?
もしかして、前に主人公がチョイスした根付けも持って行かれたとか!?



中村「やはり、どうせなら残りの金子も与えておけば良かった。不覚……!」





いやいやいやいやいや。
有り金全部渡しちゃったら茶屋で何も奢って貰えないじゃないか!(←たかるな)






その後、しばらく歩いて町外れの村に出てきました。
田畑を耕す農民たちの姿を眺めて、「俺も昔はのら仕事をしてたなぁ」と懐かしそうに話す中村。
さらに「争いが終わったら、また土と語らうのも・・・」と今後の生活の事を語ってると思ったら途中で黙ってしまったので
一体どうしたのかと思ったら



中村「そんな生活は嫌かね?」





・・・・・・





そんな生活は嫌かね?





一緒に暮らそう





結婚しよう





一生一緒にいてくれや 見てくれや才能も全部含めて
愛を持って俺を見てくれや 今の俺にとっちゃお前が全て









こ、ここ、これは遠まわしのプロポーズですよね!?
そうですよね!!?
中村は三木道山だったんですね!?(←それは違います)




そんな中村なりの渾身のプロポーズを、主人公は
「大変そうですね」と一刀両断。






それを聞いて「そうか・・・」と悲しみに打ちひしがれる人斬り半次郎。(笑)
しかし、「傍に愛した人がいれば、満たされた生活になると思う」と話す主人公。



犬山「中村さんが……傍にいてくれれば」
中村「君が望んでくれるなら……これほど嬉しいことはない」



おおっ!ってことはプロポーズOKってことか!
良かったね!良かったね中村!!
でもどうせなら、もっとストレートに告白してほしかった。





さて、両思いになったところで第十三章に入ってイベントへ。
とある日の夜、主人公が道場で一人稽古をしていると、中村がやって来ました。
主人公も喜んで招き入れてお茶でも入れようとしたところに、突然2人してイヤな気配を感じた模様。



男の声「ふぅん……お盛んだねぇ」
中村「大石君……か?」



まぁ、不穏な気配を感じた時は、大体大石ですよね。



「何か用でも?」と問いかける中村に、「俺と勝負してくれない?」と不敵に笑う大石。
てっきり斬り合いだと思ったら、立ち居合いで勝負をもちかけてきました。
勝負方法は、2人の間に蝋燭を置いて、先に蝋燭を斬ったら勝ち、とのこと。
しかし中村は決して安易に勝負を受け入れることはせず
「その勝負を受けて、俺に利はあるのか?」と質問。



大石「利ならあるさ。そこの女にいいところを見せられるじゃない」
中村「ふむ、それもそうだな。よし、受けて立とう」






そんな利でいいんかい。






結局、主人公が審判を務めて勝負をすることになってしまいました。
主人公が手を打ったのを合図に、2人の刀が同時に蝋燭を切り落とし、結果は引き分け。
しかし「俺の負けだよ」と大石が言い出すので、思わず驚く主人公。



大石「俺はただ純粋に蝋燭を斬る事のみに集中すれば良かったが……中村さんは、俺が勝負を無視して斬りかかってくる事を警戒しつつ、刀を抜く必要があったのさ」



ああ、なるほど。
『その油断が命取り』を体現する男ですからね。
いくら立ち居合いだからって、集中できませんよね。



大石が潔く負けを認めるなんて珍しいと思ったけど
大石にとっては、退屈しのぎだったから別にいいみたいです。
とりあえず満足して帰っていったので良しとしましょう。



そしてメインイベント『鳥羽伏見』が開始。
慶応4年1月、戊辰戦争が勃発。
新撰組が守る伏見奉行所まで攻め込んできた新政府軍の中には、中村とか三樹たちの姿もありました。
追い込まれた新撰組が抜刀して向かってくるとの知らせを受けて
「不利を省みず刀で勝負してきたか」と呟く中村。



中村「その意気や良し!敵ながら天晴れな心意気だ。ならば我々も、その意気に応えねばならんだろう」



そう言って、兵に銃撃中止と抜刀の号令を出す中村。
こういう相手の意思を尊重というか、正々堂々っぷりというか、
そんなところが中村のいいところだよなぁ・・・。



その頃、花柳館の前で戦場にいる中村に思いを馳せている主人公。
そこへ庵がやって来て「ついて来い」と言うので、素直について行くと戦場が見える場所に連れて来られました。
目の前で繰り広げられる殺るか殺られるかの世界の非情さを教えて
今度は中村たちが陣取ってる所に主人公を連れてって
中村を呼び出したと思ったら



庵「ポチを……」
犬山「え……?」
庵「ポチを君に託す為、ここへ来た……」




なんてこった。




「お義父さん、娘さんを僕にください!」の逆パターン
まさか父側から娘を託しに来るなんて。











父さん、私はいらない子なの・・・?











まさかの展開に中村も驚いたようですが、とりあえず庵はこれからどうするのかと聞くと
「守るものがなくなったから、死に場所を求めて彷徨うのも悪くない」とか言って
早々に立ち去ってしまいました。



中村「庵さん……あなたが大事にしていた宝、確かにお受け取りしました」






私たち、幸せになります!!











・・・・・・














・・・なれるのか?















そして、気を取り直して新撰組の兵の中に突っ込んで
次々と斬っていく中村。



中村「戦場で会った以上、私情は挟まぬ。我が渾身の剣にて、お相手致そう!!」



おお〜カッコイイなぁ。



結果としては、新政府軍の圧勝。
しかし中村は喜ぶどころか、敵兵の今後の安否を考え、
何よりも将軍が真っ先に江戸に逃げ帰ってた事に関して、
「兵は見捨てられたも同然じゃないか!」と自分の事のように悔しがってました。
本当に人間の出来たお方だよ、中村・・・。
見習えよ、篠原、大久保。





第十四章に入って、メインイベント『甲陽鎮撫隊』が始まって
中村が西郷に、交付に別働隊を率いて行った事を報告していました。
それを聞いて「ご苦労じゃった」と中村を労う西郷。



中村「このような事で、西郷さんのお役に立てるのであれば、幸せの極み……」
西郷「どうも中村君は、堅っ苦しゅうていかん。犬山君も何かと苦労ば、しちょるのでは?」
犬山「えっ?」
中村「さ、西郷さん……」





まぁ、主人公の苦労というのも
基本的な原因はアンタだけどな。
主人公とまともな恋愛出来てるのか気苦労が絶えない。







そんな感じで、次は第十五章のメインイベント『流血なき開城』へ。
流山にて新撰組の近藤が捕らえられたという件で、
捕まえた本人でもある有馬という人物と話をする中村。
中村としては、近藤のことを敵ながらに尊敬の念を抱く人物でもあるので
「素晴らしい最期を迎えさせてやりたい」とのことでした。



しかし有馬の話によると、
「土佐藩には『坂本竜馬暗殺の犯人は新撰組だ』と信じてる奴らがまだいるから、罪人として斬首刑にすべきだと言われてる」
とのこと。
それを聞いて、「それが武士のすることか!オラ怒ったぞー!」と激怒する中村。



中村「恨みに思うのは仕方ない。だが、彼ほどの男にそのような恥辱を与えるなど……許せぬ!断じて許せぬ!」








月に代わってお仕置きよ!!(←そうじゃない)









そして、どうやら有馬自身も斬首刑に納得いかないらしく
「再考を申し出るつもりです」と言ってくれたので
中村も西郷に頼んでみようと決心。



有馬と別れてから早速西郷に頼んでみる中村。
すると、西郷も「中村くんの言い分はもっともだ」と了承してくれて、色々と動いてくれたものの
土佐藩はそれを断じて受け入れてくれず、結局近藤は斬首刑に処されてしまいました。



武士らしい最期は果たせてあげられなかったものの
「あれほどの男を無下に処するのは、俺の美学に反する」と言って
中村は近藤の遺体を引き取って、縁者に引き渡してくれたそうです。
中村・・・お前、ほんと、なんていいヤツ・・・!!





次の第十六章は特筆することないので省略。
すると今度は一気に第二十章まで飛んで、イベントが起きました。



西郷が新政府に失望して鹿児島に帰郷したので、中村と主人公も鹿児島へ。
中村は桐野利秋と改名して、軍服を脱ぎ捨て、畑仕事に精を出す毎日。
そんな風にのどかに2人で過ごせる時間が増えて、純粋に嬉しく感じる主人公。



桜島を2人で眺めながら
「この地へ戻ってきたことについて、俺自身はいいが、お前はどうだ?」と聞いてくる中村。



桐野「このような暮らしだ。どうしても苦労をかけてしまう事はわかっていたが……それでも、俺はお前について来てほしいと願った」





気苦労だけなら昔からしてましたけどね。





しかし中村の心配など無用だと言わんばかりに
「この暮らしに満足してるし、一生ついていくと決めたから場所なんて関係ない」と答える主人公。
それを聞いて「ありがとう」とお礼を言う中村。



桐野「これより先は、俺とお前で力を合わせ生きていこう。如何なる事があろうと俺の気持ちが変わる事はない」





そしてチューしてるスチルがドン!



ぎゃお!!
破廉恥でござる!





桐野「俺は終生お前を愛し続ける。お前への愛を桜島に誓おう。永遠に変わらぬ愛を、な」
犬山「私も……誓います。終生変わらずあなたを愛することを……」
桐野「例えこの身が灰になろうと、お前を愛し続けよう。お前の全てを俺に預けてくれ」





やっぱりねー、こういう風にストレートに言ってもらった方がいいですね!
何で桜島に誓ってるのか意味不明だけど微笑ましいですよね!





そしてメインイベント『西南戦争』が開始。
実は祝言をあげていた桐野と主人公。
今後の日本のこととか、今後の武士のこととか、西郷と大久保の関係とか
色々と不安はあるものの、2人で畑仕事をしつつ幸せに暮らしていました。



明治7年には西郷が『私学校』を設立。
この学校では士族を育てている為、県外からの志願者がいるくらいに大勢の士族が入学してるらしいです。
そして西郷は生徒に、何よりも正義を重んじて、国事に際して命をかけて働くことを説いていました。
愛と正義の悪を貫くラブリーチャーミーな敵役になれと説いてました。(←それは違う)




しかしそんな教育方針が、士族廃絶を考える新政府にとって反逆だと思われてしまい
そこで大久保が密偵として薩摩出身の奴らを鹿児島に送り込んできやがりました。
まったくどこまでやらしいヤツなんだろうなアイツは!



不穏な状況のまま月日は流れ、明治10年1月。
政府が内密に火薬庫から弾薬を運び出しているのを、私学校の学生たちが目撃。
この学生たちは前々から
「なんか廃刀令とか言っちゃってさー、マジ新政府ムカつかね?」
と、武士を廃れさせようとする新政府に対して鬱憤を溜めていたのもあって
自分達が各地の弾薬庫を襲って、弾薬を奪おうと提案しちゃいました。



しかも西郷には無許可で実行。








馬鹿めが!馬鹿めが!兵法を知らぬ凡愚めが!!










それを聞きつけた桐野は
「主犯とちょっと話してくる」と言って、しばらく留守にすることに。
主人公は一抹の不安はあるものの、とりあえず素直に送り出しました。



少しして、実行犯の学生から事情聴取をした桐野。
「責任を問われるなら、切腹も覚悟してます!」と勢いの留まらない学生たちを嗜めて
とりあえずは大久保から任命された密偵を2、3発シバいて話を聞こう、という方針でいくことに。(←シバきません)



一方その頃、鹿児島を離れていた西郷のもとへ行った別府が、学生たちが起こした事件を報告。
それを聞いて「なんてことを・・・」とショックを受けた西郷は
すぐに鹿児島に帰って桐野と話し合いをして
学生のフラストレーションはもう抑えられないことや、
同郷である大久保と戦うことになってしまうのを残念に思っていました。



しかし「もう腹は決めた」と語る西郷。



西郷「おいは常に諸君らと共にあります。この御輿、好きなように担いでくいやんせ」



西郷どん・・・!!(じーん)



その後、桐野が自ら総出兵を提案したことを知った別府は
「あんなに穏やかな暮らしが続けばいいって言ってたのに!」と抗議をしたが
桐野が密偵から聞き出した内容がとんでもない事だった為に、総出兵を提案したとのこと。
それを聞いて「一体、密偵は何て言ったの?」と尋ねる別府。



桐野「西郷さんの……暗殺だ」














全面戦争じゃあああ!!
大久保の首を討ち取れええええ!!
(←落ち着け)

















ああああああんの野郎・・・!!
西郷は大久保と対峙するのを悔やんでたってのに
こうも簡単に暗殺を命じちゃうなんて・・・!!許すまじ・・・!!





こうして西南戦争が勃発して
ここでイベントが発生。



桐野の帰りを待っていたある日、急に吐き気をもよおす主人公。



犬山(どうしたんだろう……私……最近、身体の調子が……)









更年期障害ですか。(←早すぎるだろ)











「もしかして・・・」と、とある考えに達したところで桐野がちょうど帰ってきました。



いつものように笑顔で入ってくる様子もなく黙ったまま立っている桐野。
主人公が不思議に思っていると、突然「戦が始まる」と言われました。
「西郷さんを担いだ戦だから、俺が参加しないわけにいかない」と言って
さらに、政府の密偵から西郷暗殺を聞き出したことや、桐野自ら総出兵を提案したことも話してくれました。



桐野「平和を愛する俺の心に、嘘偽りはない」



そこに嘘偽りがあったなら今すぐ離縁ですよ。



桐野「だが、最期まで武士としての生き様をまっとうしたいというのも、俺の偽らざる本心。こんな俺を……許してくれ」




まぁ、こういう人間だってことは分かってたしね。
しかし当然主人公もついて行こうとしましたが、桐野に止められました。
えええええ!?ちょ、待て、ふざけんな!
なんかすごいアンハッピーエンドのフラグじゃないか!
これで戦いが終わってから無事に帰ってきてくれるってならいいけど、
絶対死ぬじゃん!これでお別れじゃん!
今年も海へ行くって いっぱい映画も観るって 約束したじゃない あなた約束したじゃない!(←してません)
やだやだやだやだ、死別エンドなんて絶対やだ!!
アンハッピーエンド自体イヤだけど、どうせなら一緒に果てるくらいの方がいい!
でもどんなに主人王が食い下がっても「今回ばっかりは絶対に連れて行けぬ」の一点張りだよチクショウ!!




桐野「俺を困らせないでくれ……」







困ってんのはこっちだよ!!










しかし、桐野の困ってる様子を見て、黙り込んでしまった主人公。
おいおい、まさか諦めようとしてるんじゃ・・・



犬山「私は……幸せでした」
桐野「ああ……俺もだ」
犬山「…………」
桐野「では……行ってくる」







諦めたらそこで試合終了ですよ!?








うあああああもう!主人公の馬鹿!
何故そこで食い下がらない!
「どうしても行きたければ私を殺して行きなさい!」くらい言えよ!(←タチが悪い)
もう何だったら「とりあえず最後に私の淹れたお茶を飲んでください」とか言って
一服盛ったお茶を飲ませるとかさぁ!(←非情にタチ悪い)




はぁ・・・結局行っちゃった・・・。
なんかもうやる気ない。(←えー)





さすがにこんなところで放置するわけにもいかないので、一応クリアはさせますけどもね。





戦場に向かった桐野を含む薩摩軍は、結局新政府軍との戦いには話しにならんくらいに追い詰められてました。
一度は自決を決意したものの考え直し、新政府軍の包囲を決死の覚悟で突破して
なんとか山中を南下して鹿児島を目指した西郷たち。



一方、主人公は戦場で負傷していた兵の救護活動に参加してました。
そこで桐野たちが鹿児島に帰ってきたのを聞いて、会いたい衝動に駆られましたが
そこはグッと我慢の子の主人公。



そしてある日、慈照とおこうが突然訪ねて来たので主人公ビックリ。
しかもおこうが「お腹に赤ちゃんいるんだから無理しちゃダメよ」とか言い出すもんだから、更にビックリ。
何で知ってんの!?



おこう「どうしてって……中村さんの手紙に書かれてあったからじゃない」
慈照「身重の妻のことが心配だから、力になってやってほしいって手紙を中村君から貰ってね」






心配なら帰ってきてくれる方がありがたいんですけど。







ああ、でもあの別れ際のちょっとしたやり取りの間に
主人公の妊娠の事を気付いてたのか・・・。
ていうか、主人公本人が桐野の帰ってくる寸前で「まさか・・・!」って気付いたくらいなのに
あのちょっとしたやり取りで気付くってあの男、どんなインサイトの持ち主だよ。
感動を通り越して、逆に怖いよ。




しばらくして、とうとう主人公が産気づいてきた頃
相変わらず新政府軍に包囲された薩摩軍は、とうとう引き際を悟っていました。



西郷「別府君……おいはもう駄目じゃ。介錯を頼みもす」
別府「わ、分かりました……」
西郷「申し訳なか。別府君もそこかしこ被弾しちょろうに……」
別府「これが最後の剣となるでしょうが……介錯の役目、見事果たしてみせます。半次郎さん……後の事は任せたよ」
桐野「ああ……分かった。晋介、達者でな」
別府「はは……半次郎さんもね」



うわあああああ!!
ちょっとおおお!やめてよおおおおおお!!!




桐野「我こそは人斬り半次郎、桐野利秋っ!!この命!散らせるものなら散らせてみるがいい!!」







散らせるなバカヤロオオオオ!!









桐野が吼えると同時に、主人公も出産の痛みで叫んでシンクロしてました。
産みの苦しみって本当にすごいらしいですよね。
出産中に気を失う人ってのも実際何人もいるみたいですし。



主人公も例に漏れず痛みのあまり気を失ってしまい
「気を確かに持って!」と呼びかけてくれるおこうの声が響く中、
主人公の視界(画面)は真っ白に。



すると、次の場面では、何故か京にいた頃に桐野と行った茶屋にいました。
でも画面はセピア色。
セピア色の場面って、よく過去のシーンを見せる時に使いますよね・・・





・・・・・・









走馬灯ですか?












あ、あれ、もしかして主人公は産みの苦しみで死・・・?







桐野「さて……子の名前なんだが」
犬山「え……?」
桐野「武士と書いて“たけし”……武士というのはどうだろう」
犬山「武士……ええ、良い名だと思います」
桐野「ポチ……俺はいつでもお前の傍にいる。そして、いつまでもお前達二人を見守り続けよう……」






女の子だったらどうするんですか。







そこで暗転。



・・・過去にこんなシーンなんて無かったよな。
もしかして戦場で散った桐野の魂が別れの挨拶に来たみたいな、そんな世にも奇妙な物語ですか。
ってことは近くでタモさんがストーリーテラーをやってるに違いない!(←やってません)





茶屋の場面が消えて画面は真っ暗のまま、おこうと慈照の声が聞こえて
どうやら子供は無事に出てきたらしいんですが泣き声1つあげてもくれないみたいで
「まさかこのまま2人とも・・・!」とおこうが不安な声を出したところで主人公が覚醒。



犬山「武士!!返事しなさいっ!!」
おこう「ポチちゃん!気がついたのねっ!?でも、たけしって……?」





新しい男の名前です。(←ある意味正解だけど間違っている)





しかし主人公の懸命な呼びかけで、赤ちゃんが泣き始めたので
おこうも慈照も大喜び。
赤ちゃんを取り上げて「元気な男の子だ!」と呼びかける慈照。



犬山「そんなの、当たり前です。あの人の………あの人の魂を受け継いだ子なのですから……」





そしてスタッフロールへ。







・・・・・・










やっぱり桐野は死んだのか・・・!!!(血涙)













ああもう分かってたさ、分かってたけどさ!
あ、でも前作の才谷みたいに
「死んだと思ってたのに何処かの誰かに匿って貰ってて実は生きてた!」
みたいなオチかもしれないし!
よしよし、まだ希望はあるぞ。



ということで確実にゼロに等しい希望を持ってエンディングを見てみましょうか。





男の声「中村さんに先立たれてから、ほぼ二年……」





『男の声』とか書いてあるけど、声からして確実に庵だな、とか思ってたら本当に庵でした。
未だ鹿児島で暮らす主人公に、京へ戻るのを勧めに来た模様。



そしてそこでスチルが出たのですが。










庵の顔が左右に伸びています。













正確に言えば、『主人公の子供に両頬を引っ張られている庵の図』なんですけど
すごいよ庵。
頬の伸びっぷりが半端ないよ。
そしてその状態で真顔で喋るのは如何なものか。




さすがにその状態を見て主人公も笑っていたんですけど
そこに、いたずらっ子のように庵の右頬を笑いながら引っ張る中村の幻影が。







!!!!!!!!









南無阿弥陀仏!!
エロイムエッサイム!!
テクマクマヤコン!!!
(←落ち着け)












主人公が中村の幻影に気付いたその瞬間に、幻影は消えてしまったんですけど
それにまったく気付いていない庵は「しかし、さすが中村君の子だ」と暢気に話してました。



庵「力が強いのだろう。つねられた頬がやけに痛い。特に右頬がな









呪われたんじゃないスか。













犬山(半次郎さん……見ていて下さい。あなたが、私に遺してくれた、最愛の子と共に……私は、この地で生きていきます。あなたの……思いと共に……)





・・・っつーことで、やっぱり死んでましたよチクショー!
桐野、というか中村は『光り物とか香水好き』って点を除けば、結構好きキャラだったからなぁ。
好きキャラがアンハッピーエンドになってしまうのはやはり悲しいです。
やっぱり前作の才谷や藤堂みたいな「実は生きてました」ってオチは駄目だったか。



それにしても、新撰組メンバーも含めたキャラ全員でいうと
中村が一番武士っぽいと思います。
語尾に「ござる」がついても全然違和感ないよ。
他のキャラって必ずどこかがおかしいですもん。
髪の色とか髪の色とか髪の色とか。



チューしてるスチルはあったけど、ラブラブ度合いは少なめだった・・・かな?
ていうか、一緒に過ごす場面が少なかったのがちょっと不満でした。



とりあえず、中村ルートは終わりです〜。





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