陸奥 陽之助CV:谷山紀章




紀伊藩士伊達宗広の子として生まれるが、父の失脚を契機に学問に目覚める。



へぇ〜・・・




伊達宗広の子供なのかぁ・・・。




っていうか、武士の子が何で父親の失脚で学問に目覚めるんでしょうかね?
普通はてめぇの行く先は地獄じゃすまねぇ・・・!って、復讐を糧に剣術に励むようになるんでないの?
現代なら復讐だろうが何だろうが殺したら逮捕されちゃうけど、
幕末ならまだアリだぞ、今だけだぞ、もったいないぞ。(←何を勧めてるの)



その後江戸に遊学し、その地で才谷梅太郎と運命の出会いを果たしてからは、才谷と行動をともにするようになる。



来たよ、運命の出会い・・・。
才谷のケツばっかり追っかけて、主人公は二の次にされるわけですね。
はいはい。



知識と判断力に裏打ちされた意見を物怖じすることなく発するまではいいものの、相手を不快にさせるような意見であっても思いついたまま口に出してしまう。



つまり、空気が読めないってわけですね。
なんとなく今後の展開が見えるような気がする。



また、尊敬する才谷梅太郎などごく一部の人間を除いて、基本的に他人を敬ったり思いやったりする配慮に欠けているため、能力はありあまるほど持ちながら、誰からも相手にされない不遇を味わうことが多い。



うん、まぁ、ね。








自業自得じゃん










みたいなね。




それでも陸奥自身はとにかく自分の能力に絶対的な自信を持っており、人に弱みを見せること、欠点を指摘されることをとことん嫌っている。



自尊心が高いのは一向に構いませんけど
自分の欠点を指摘されるのは嫌いってのはちょっとなぁ・・・。
誰だって欠点はあるんですよ。
アイドルだってう●こするのと一緒ですよ。(←それは欠点じゃなくて自然の摂理です)



心酔する才谷梅太郎以外の人間の言葉には、なかなか素直に耳を傾けようとしない。









話も聞いてくれない奴と
どう恋愛を発展させればいいんですか。












しょっぱなからハードルが高すぎませんか、陸奥ルート。





前作主人公の桜庭とのカップリングは、まぁこれは才谷×桜庭に決定でしょう。
これ以外に、何か絡みがありそうなのが見つからない。





まず、第一章のメインイベント『富山弥兵衛』にて
ある日、道場で稽古をしようとする主人公と咲彦が話していると



陸奥「ヘイ、そこのボーイエンガール。すまんが火鉢か熱いお茶を一杯もらえねぇか?」



さすが才谷を心酔してるだけあって、ところどころに英語を交えてきますが
時代が時代ならルー語と認識されますよ。



それはさておき、道場に入ってくるなり偉そうな態度で接してくる陸奥に
「稽古をしたら体が温まりますよ」と主人公が言うと



陸奥「ノーキディング!んなバカらしいことできっかよ」






お前の喋り方の方がノーキディングだぜ。








そんなやり取りをしていると、中村が道場にやってきました。
どうやら庵に相談したいことがあるらしく、庵がやってきてから話を聞くと
他藩と問題を起こした富山弥兵衛という人物を預かってほしい、とのこと。



陸奥「おいおい、半次郎。こんなボロ道場に、これ以上食客を養う甲斐性なんざあるかよ」





お前が言うなよ。





しかし当の本人である富山は、中村が連れて来るはずが途中ではぐれてしまったらしいです。
「地図は渡したんだが」と心配な様子の中村に
「どうせ地図の見方も分かんねぇんだろ」と、我関せずのコメントをする陸奥。



陸奥「そんな間抜けほっときゃいいっての。オレはもう帰るぜ」





何しに来たんだお前。





・・・まぁ、そんな事を言いつつも
実はちゃんと心配してくれていて、なんだかんだで探すのを手伝ってくれて
優しい一面も持っているんだなぁって主人公がキュンとなる
っていう展開は期待してはいけないという事を学びました。
つまり本当に帰りやがりましたあの野郎。
あいつ本当に何しにきたんだ。





第二章に入ると、イベントが発生。
珍しく口論みたいになってる才谷と陸奥を目撃。
「江戸ではかなりのものでした!」と主張する陸奥を、才谷が「まだまだじゃ」と諭したり
かと思えば「おこうさんはどうじゃ」と質問する才谷に、「上に入れてもおかしくない」と答える陸奥。



・・・まぁなんとなく予想は出来ますが何の話をしていたのか主人公が尋ねると
「理想の女性について話してた」とのこと。
やっぱりな。



才谷に言わせると、「陸奥の女性観は狂ってる」とのことですが
別に主人公にとってはどうでもいいので呆れていると
陸奥が主人公のことをじっと見てくるので、一体何だろうと思ったら





陸奥「中の下、ってところか」








テメェちょっと表出ろや。










なーんかちょっとカチンときたんですけどー。
テメェにそんな事言われる筋合いないんですけどーみたいなーってカンジー?(←口調がうざい)



しかし言われた本人(主人公)は何のことやらって感じでキョトン顔。
すると横から才谷が「この子の評価はそんなに低くない」と
ちゃんと指摘してくれてました。
おお、梅さん・・・わかってらっしゃる・・・!



陸奥「だってさぁ、才谷さん。こいつはやっぱり女の範疇に入ってませんよ」








中の下で女の範疇外だったら
下の下は人間の範疇外とでも言うのか!?
妖怪だとでも言うのか!!

乙乃に失礼だろ!!(←失礼なのはお前だ)














陸奥「女だてらに武芸にいそしむ奴に女の魅力なんて、あるわけないじゃないですか」
才谷「わしの姉は、色んな武術に長けちょるが、強く優しい、えい女子じゃぞ?」
陸奥「あっ……いやっ、その……才谷さんの姉上なら素晴らしい女性に決まってますよ!」





そして才谷の姉だけじゃなくて
才谷の想い人である桜庭も貶していると
キミは気付いているかね?








とにかく、道場内には主人公を含めて稽古中の人もいるんだから
「邪魔にならないように」と主人公が注意したら
「武芸ってのは精神を鍛える為でもあるのに、他人の話に耳が傾くようじゃダメじゃね?」と
正論でかえしてきやがりました。
陸奥のくせに生意気だぞぅ!(←ジャイアン)



すると、そこへ珍しく道場に絹緒が登場。
どうやら庵からの伝言を伝えに来たらしく、用件が終わると出て行ってしまいました。



陸奥「うん……ありゃあ、上の中。いや、上の上でもおかしくない。やっぱり絹緒さんは、いい女っぷりしてるぜ」
才谷「まっこと、女としての気品が無駄なく備わっちょる」



ぬぅ・・・やはり絹緒はモテモテだなぁ。
おこうもあの性格でも男性陣には結構人気だったし。
このゲームに出てくるサブキャラの女は障害になりやすいなぁ。



すると、そこへ今度は乙乃が登場。
どうやら絹緒を探しに来たらしく、さきほど帰ったことを主人公が伝えると
さっさと出て行ってしまいました。



陸奥「下の下か……いや、評価不能って方が正しいか」





・・・・・・








とりあえず人間の範疇にはあるようです。








陸奥のことだから、あらゆる言葉で罵倒するかと思ったのに。
つまんねぇ反応だな。(←何を期待していたの)





しかし、さすがにこうやって評価されるのは同じ女として我慢ならないのか
「上から目線で評価するのはやめてください!」と主人公お怒りモード。
それには才谷も賛同してくれて、さらに「お前はまず女心を理解しろ」と陸奥に説教までしてくれました。
そうだそうだ!お前は女心を理解しろ!!



才谷「ポチさん、ひとつ陽之助とでーとしてみちゃくれんかね」



そうだそうだ!お前は主人公とデートをしろ!!













って、なんでやねん!!(←ノリツッコミ)














「でーとで男の評価をしてやってくれ」と笑顔で頼んでくる才谷の横で
「こいつとぉ!?」と驚愕の陸奥。



陸奥「勘弁してくださいよぉ。こいつとだけは嫌ですってば」
犬山「それは私の言葉です、陸奥さん。私だって相手は選びたいです」
陸奥「ホワット!?オレのどこが不満なんだよっ!」
犬山「……全部です」





毒舌主人公万歳。
乙女ゲーのヒロインは、そうでなくっちゃ☆(←お前は乙女ゲーのヒロインを何だと思ってんの)






ボロクソに言われてプライドがズタズタの陸奥は
ヤケクソで「デートしてやる!!」と言ってきました。



犬山(別にしない方が私としては良かったんだけど)



そのセリフを是非とも口に出してほしかった。




とにもかくにも、デートをすることになった2人。
外を歩きながら「でーとって具体的に何をするの?」と尋ねる主人公に
「決まった形はない」と答える陸奥。



犬山「だったらどうするんです?何もせずにぶらぶら歩いてるだけでは時間の無駄ですけど」




まったく、いいパンチを繰り出してくれるぜ。




と、そこに偶然辰巳が登場。



辰巳「よぉっ、お前ら逢い引きしてるんだって?」
犬山「人聞きの悪いこと言わないでください。あくまで仕方なく付き合ってあげているだけですから」




素晴らしいね、主人公。
庵の教育の賜物ですね。




主人公の口調からして、デートがまったく上手くいってないことが明らかなので
ニヤニヤ顔でからかってくる辰巳に
「気分がのらねぇんだよ!」とイライラしている様子の陸奥。
そんな陸奥を「男の気分なんて関係ねぇよ」と嘲笑する辰巳。



辰巳「肝心なのは、男がいかにして女をその気にさせるかなんだからな」



さすが万年発情男は言うことが違う。



面白そうに「まぁ頑張れや」と辰巳が去って行ったと思うと
今度は咲彦がやってきて
「こいつ(主人公)をその気にさせたいなら、強いところを見せなきゃ!」とアドバイスして
さらに「誰かけしかけようか?」と、協力してくれてるのか面白がってるのか、どちらにしろノリノリで聞いてきました。



陸奥「その場合……もちろん手加減してくれるんだろうな?」



・・・まぁ本気のタイマンでも嘘臭い芝居でもどっちでもいいけど
主人公の目の前で裏工作の相談してちゃ意味ないだろ。
計画バレバレじゃねぇか。




咲彦「辰巳さん。すっごくノリノリだったよ」





しかも辰巳かよ!
超お知り合いをけしかけてどうするんだよ!!





陸奥に「引っ込んでろ!」と怒鳴られて咲彦退場。
しかし、辰巳も咲彦も、何故自分達がデートしてることを知ってるのか悩んで
「まさか才谷さんが・・・」と陸奥がうんうん唸ってると



三木「どうだい陸奥君。楽しくやれているかい?」
陸奥「……やれてねぇよ」



今度は三木まで登場。
三木はあの性格ですしね、別にからかう様子もなく
「女性は美しくもか弱いんだから、優しく扱ってあげなよ」と
まったくもって三木らしい優男的アドバイスをして去っていきました。



もうこれ以上知り合いに会いたくない陸奥が
場所だけでも変えるべきか悩んでいると



鹿取「やぁ、陽之助君。頑張ってるかい?」
陸奥「は、ははは……才谷さん、一体何人に教えたんだ……」
鹿取「情熱に任せていきなり手を握ったりしちゃいけないよ」
陸奥「しないって……」



連続して知り合いの登場に脱力状態の陸奥。
そんな陸奥の気持ちを知ってか知らずか、「川沿いで愛を語るなんてどう?」と
ロマンチック街道まっしぐらのアドバイスを続ける鹿取。



鹿取「そこで女心をぐっと捉えたら、後はそっと抱きしめて……」
陸奥「失せろっ!!二度と姿を見せんじゃねぇ!!」



怒声を浴びせられ、ぶつくさ言いながら鹿取が去っていくと
「なんでこんな女の為に苦労しなきゃいけないんだ〜才谷さんには夕方まで一緒にいろって言われるし〜」と
陸奥はグッタリしていました。



犬山「陸奥さん、何だか、私もう疲れてきました」








出たーー!!
乙女ゲー主人公必殺技KY(空気読まない)






陸奥のことだから「そりゃオレのセリフだーー!」とかキレるんじゃないかと思ったけど
今までのことでグッタリしてたせいか、
主人公の「どこか店に入りましょう」という提案に、素直に賛同してきました。



で、店に入ったはいいものの



陸奥「……ってワケでよ。江戸の遊学中はもう女に苦労することもなくなったのさ」






ソレハヨカッタデスネ(←なんでカタコト?)







何故にこいつのタラシ話を聞かにゃならんのだ・・・。
さすがに主人公も聞いててウンザリしてきたようで
話題を変えようとして剣の流派を聞いてみると、「どうだっていいだろ」と言われてしまいました。



そういえば陸奥は主人公たちが稽古してるのも散々バカにしてたんだよなぁ。
「流派を聞くってのは、殺し方を聞くってのと同じだ」とか言って
剣での戦いを野蛮な扱いするのはともかくとして、
段々と「新撰組だってたいしたことはない」とか
「あの沖田だって、オレの得意技をもってすれば敵じゃない」とか
どっかの誰かさんが聞いたら、とんでもない事態になりそうな発言続出。




若い男「先程から聞かせていただいていたのですが、とても面白そうなお話ですね」








どっかの誰かさんいたーーー!!









予想はしていたけど、まさかの沖田登場。
陸奥もさすがに顔を見て気付いたらしく、「げっ」という顔をしていました。
「その得意技というのを見せてもらえませんか?」とニコニコと話してくる沖田に対して
神妙な顔つきで「どうやら披露する時が来ちまったようだ」と身構える陸奥。
その様子をハラハラしながら見守る主人公。



陸奥「いくぜ……」
沖田「ええ、いつでも構いませんよ」
シュイイイィィン!!
陸奥「あばよーっ!勝負したけりゃオレに追いついてみなー!





・・・・・・








・・・・・・













逃げやがったーーー!!!














さすがに沖田も絶句してしまったようで
追いかけるという選択肢が頭に浮かばず、その場で呆けていました。




沖田「あの……」
犬山「何でしょうか……」
沖田「僕はバカにされてしまったのでしょうか?」
犬山「そのようですね……だとすれば私は……置き去りにされたのでしょうか?」
沖田「そのようですね……」



もういいよ。
このまま沖田と仲良くなって沖田と恋愛させてくれませんか。(←無理だろ)



2人して呆けているところに才谷が現れて
「あいつの得意技は逃げ足の速さじゃ」と説明してくれて
もう納得するしかない主人公。


さらに「で、祭典結果は?」と尋ねてくる才谷。



犬山「……下の下です」









ですよねー。












第三章に入ると、またイベント発生。
稽古中の主人公に「お前、暇か?」と尋ねてくる陸奥に
「見ての通り稽古中です」と主人公が答えると



陸奥「オーケイ!今からオレに付き合え」
犬山「えっ?だから今は稽古中だと……」
陸奥「シャラップ!とっととオレについてこい!」







俺の!俺の!
俺の話を聞けぇぇえええ〜〜










2分だけでもいい!!!
(←切実に)













しかし主人公は諦めて稽古中断してついて行くことに。ええ子や・・・。
それにしても何に付き合わされるのかと思ったら、書店めぐりであり、
しかも主人公は荷物持ちをさせられてました。
いやもちろん陸奥も持ってたけど!持ってたけど!でもさぁ!!
・・・ほんとに主人公のことは女の範疇外に思ってんだな、陸奥・・・。



荷物持ちだったら辰巳とか咲彦に頼めばいいのに
陸奥の考えとしては「荷物持ちに必要なのは丁寧さだから、筋肉バカどもに大切な書物は任せられない」とのこと。
つまり主人公は物の扱いが丁寧って言われてるのかもしれませんが
「嬉しくありません」とため息しか出ない主人公。



陸奥「なぁに、気にすんな。別に褒めてるわけじゃない」




はははは、大丈夫だよ。
なんてったって主人公は心が広いから。
辿り着く頃には主人公の持ってる書物は全部泥まみれになってるけど
それは不慮の事故だよね☆
(←心広くねぇ!)





この荷物持ちイベントの後、次はメインイベント『良順来訪』に突入。
慈照の旧友が来るということで、腕を振るって料理を作るおこう。
主人公も、もちろんお手伝いで頑張っていると
どこからやってきたのか、陸奥がつまみ食いしているのを発見。



犬山「あのー、つまみ食いは行儀が悪いって、子供の頃に習いませんでしたか?」
陸奥「さあ?記憶にないな。ん……こっちの料理はまだ煮込みが足りないな」






この場で体に覚えさせてやろうか。(←トラウマ作る気か)







人の話を聞かずに次々とつまみ食いする陸奥。
そこへ丁度やってきた鹿取が石をぶつけてくれたおかげで、つまみ食い阻止に成功。
抗議する陸奥を無視して、話をしてくる鹿取に
「お父さんの旧友が来て宴会するから、是非参加してって」と、おこうが招待すると
鹿取は喜んで了解してくれました。



陸奥「ま、まあ、どうしてもってんなら、オレも加わってやっていいんだぜ?」





あ、どうぞお気遣いなく
お帰りくださって構いませんよ?
(←誘ってあげて!)






まぁでも主人公もおこうも、ちょいと悪魔心が出たようで
「どうしましょうか〜?」「どうしようかしらね〜?」とクスクス笑う2人(笑)




陸奥「お、おい……マジで言ってんのか?」
犬山「ふふ、冗談ですよ」
陸奥「えっ、じゃあオレもいていいのか?」
犬山「ええ、構いませんよ」
おこう「うふふ、陽之助クンったら、すごく嬉しそうね」
陸奥「な、何言ってんのさ。からかわないでくれよ」





・・・・・・








なんか主人公とおこうで
口調が違うのは気のせいか・・・?











これが上に入る人間と、中の下の人間の違いだというのか・・・!?








そしてその夜。
松本も無事に花柳館にたどりついて、宴会が開始。
酒も入って盛り上がってきたところで



陸奥「お前ら、一体この日本をどうしたいと思ってんだ!?」







お前こそこの宴会をどうする気だ。




せっかく楽しく盛り上がってるんだから、そんな議論を持ちかけるんじゃねぇこのバカチン!





「お前ら自身がなんとかしようと思わないのか!?」と訴えかける陸奥を
「お前は才谷の金魚のフンじゃねぇか」とあしらう辰巳。



陸奥「ノーキディング!オレと才谷さんは志を共にする同志だ!」





お前の発言こそがノーキディングだぜ。







しばらくして、宴もお開きになり、
主人公が外で新鮮な空気を吸ってリフレッシュしているところに、陸奥がやってきました。
さっきまで白熱していた議論をしていたことについて
「そんなに熱く語る思いがないから、陸奥さんたちが羨ましい」と主人公が呟くと
「熱く語ってるから正しいとは限らない」と言う陸奥。



陸奥「日本を駄目にするような愚考を抱くよりは、まだお前みたいに悩んでる方が健全だな」



これは・・・陸奥なりに励ましてるのかな?
「必死になって考える必要はない」っていうアドバイスか?



陸奥「馬鹿の考え休むに似たりとも言うがな」




・・・・・・






それは下手の考え休むに似たりの間違いじゃないか・・・?






お、おい、陸奥!
それはわざとか!?それとも本気か!?どっちだ!!?
それともうちがメモする時にミスったのか!?どっちだ!?
っていうかその言葉の意味は何だ!?(←国語苦手)



まぁでも絶対褒め言葉ではないのは確かだろうな。





第四章では、特にイベントはなかったものの
フリートークで陸奥がいない時に乙乃を選んだら、陸奥の話題をしてきました。
乙乃が陸奥の事を「今日は来てるの?」と気にしていたので
一体どうしたのか尋ねてみると



乙乃「先日、うちの絹緒に色目をつかってやがったのさ。近頃の子は、ませてるもんだね




あの・・・陸奥は一応大人・・・だと思う・・・。(←曖昧)
背が低いからそう思われてるんだろうな。
ってか、色目て!あんの野郎!!





えー、第五章は特にないから省略〜。



第六章にてメインイベント『大喪の令』に突入すると
ある日、主人公が庵に呼ばれて部屋を訪ねると、庵だけでなくて木戸もいました。
どうやら木戸が主人公に挨拶したかったから呼ばれた模様。
しかも木戸は主人公の母親を知っているような話をするので、
思わず身を乗り出して母親のことを聞こうとしたら、有無を言わさずに庵に追い出されました。



結局、母親のことは分からず仕舞いでしょんぼりして台所に行くと



おこう「あっ、陽之助クン、そっちのカゴの野菜を洗ってくれるかしら?」
陸奥「あ、うん」
おこう「その後は……そうね、そろそろ包丁の切れが悪くなってきたから、研いでおいてもらえる?」
陸奥「ああ、お安い御用だよ」






何してんだお前。






しかも何その従順ぶり!!
今までそんな姿見たことない!!
おこうの前だから!?おこうだからそうなるの!!?
くそーーー、今回の敵は才谷と思ったけどおこうお前かああああ!!!




「高ければ高い壁の方が上った時気持ちいいもんな」ってミスチルが歌ってましたけど
壁が複数にわたって立ちはだかってる場合はどうしたらいいんでしょうか。



それはさておき、お手伝いをしているところを主人公に見られて
「げっ」と明らかにヤバイといった顔をしている陸奥。
そんな陸奥に「何してんの?」と怪訝な顔で尋ねる主人公。



陸奥「ヘイ、ユー!そんなところでぼーと見てる暇があったら、てめぇも手伝え!どうせ暇なんだろーが!」






なんだこの態度の変わりよう。










差別なんてするような奴は
月・・・じゃなくて梅にかわってお仕置きよ!!













もともと手伝うつもりでここに来たっていうかアンタこそ何してんのと、
あくまでも自分の疑問はきっちり聞こうとする主人公。
すると陸奥が「才谷さんが他に用事あるって言うから・・・」とゴニョゴニョ言うので
「じゃあそっちも暇なんだ」と思わず主人公が笑うと
「笑っちゃ悪いわよ」とたしなめるおこう。



おこう「陽之助クンは、みんなの見ていないところだと、結構素直で真面目な子なのよ」










いやまぁそうかもしれないけど
それを主人公の前で見せてくれない限り
一向に恋愛に発展しないんですけど。

今現在、兆しすら見えません。




お手伝いが終わって、何故か主人公の部屋で無許可で休む陸奥。
「何でここで休むの?」と聞く主人公に
「さっき手伝った晩飯は、お前も食うんだから、結果的にはお前の為にしてやったことにもなるんだ」と
ムチャクチャな理論を話す陸奥。



陸奥「わかったら、さっさと膝枕でもしてオレを労ったらどうだ?」
犬山「いいですけど……どうなっても知りませんよ?







何する気だお前。


寝首でもかくのか?








とりあえず陸奥も膝枕は諦めてくれたので
話題を変えようと時世の話をして、「幕府と薩長のどっちにつく?」という主人公の質問に
「才谷さんにつく」と即答する陸奥。
その即答っぷりに、才谷の存在は、陸奥にとっての親鳥みたいなものかな〜と考えていると
ふと自分の母親が主人公の脳裏をよぎりました。
そして「私の母はどんな人だったんだろう」とポツリと呟く主人公。



陸奥「はっ、娘をこんな場所へよこすような母親がまともな女のはずが……」
犬山「…………」
陸奥「あ……オレ……そろそろ帰るよ」









ふ・・・帰るだと?







生きてここから出られると
思っているのか?
(←だから何する気なの)












陸奥「えーっと……」
犬山「どうしたんです?」
陸奥「悪かった。ごめん」
犬山「ふふっ、意外と優しいんですね」
陸奥「うるせーよ」




お、ようやくって感じ?
ようやく春の訪れって感じ?
つくしの子が恥ずかしげに顔を出したって感じ?









もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか!!
(←古すぎ)









第七章に入ると、イベントが発生。
ある日、御陵衛士のメンバーに招待してもらって遊びに行く主人公と辰巳。
そこで色々と他愛ない話をしていると、才谷と陸奥もやってきました。
お互いの顔を見た途端に憎まれ口を叩き合う陸奥と辰巳。
しかし、辰巳だけでなくて他のメンバーにも言えることだが、
どうやら才谷は歓迎されてても、陸奥はそこまで・・・って主人公には感じられる模様。




才谷が来たこともあってか、トーク内容はいつの間にか今後の日本についてになってしまい、
主人公と辰巳は完全に蚊帳の外状態になってました。
2人とも今後どうしたいって主張がないですからねぇ。


そうこうしてると、正論なんだけども口の悪さが災いになっている陸奥が、 篠原と主人公に注意されたけど
「聞き手にオレの言葉を理解する頭がないんだ!」と断固として聞き入れてくれないので
伊東の提案で「いい機会だから、陸奥の考えを聞いてみよう」ということに。



すると得意気に自分の主張をペラペラと喋り始める陸奥だが
「それ全部、才谷の受け売りじゃーん!」と辰巳と篠原に大笑いされて
陸奥、大激怒。



陸奥「真に素晴らしいと思う理念に触れ、その理念を研鑽することを、お前らは恥と考えるのかっ!?バカだとは思っていたが、ここまでバカだったとは思いもしなかったぜ!賛同と受け売りの区別もつかんような奴らに語る言葉など、オレは持っちゃいない!」




おお・・・ちょっとこの言葉は胸に響いた・・・。
そうですよね、自分自身オリジナルの考えじゃなくても
自分が賛同した他人の考えを主張することもアリなんですよね。




ということは、
相手を説得出来ればパクリもあり、と・・・(←いやそれは駄目だろ)








とにかく、陸奥が怒鳴り散らして出て行ってしまった後
「陸奥君の言葉はもっともだったのに、あの言い方はいけない」と伊東が篠原を注意すると






篠原「うむ……」






・・・・・・










それだけぇ!?












皆それぞれ反省する中、主人公も
「辰巳さんを止めなかった私も同罪だ」と反省して
皆で謝る為に、陸奥を探しに行くことに。



辰巳「へっ、やっぱ甘いな。ここの連中はお人好し揃いだぜ」






お前も行けよ。






結局、面倒臭そうにしながらも辰巳も陸奥捜索に出てくれて
そして主人公も後をついて行こうとしたら、才谷に呼び止められました。



才谷「憶えとくがええ。陽之助を元気にさせるにゃあ、ヨイショが一番ぜよ」







でしょうね。









そして「わかりました」と主人公が素直に頷いて出て行くと



才谷「ええ女子じゃ……。陽之助にも春が来るとえぃがのぉ」





春が訪れるにあたって
ある意味あなたが一番の障害なんですけどね。






さて、主人公が捜索を始めてしばらくすると
野原で寝ている(振りをしている)陸奥を発見。
起きているのは分かっているので、まず始めに謝罪をしてみたけど何の反応もナシ。
そこでもう1度呼びかけてみると
小さな声で「誰も図星なんて思ってない」と陸奥が言うので
さっき辰巳たちに言われたこと?と主人公が尋ねると



陸奥「だから、別に落ち込んでたりなんてしてないんだぞ……」




その語尾からして落ち込み具合が窺えるんですけど。





陸奥「まして、オレから理屈を取り上げたら何も残らないなんて、絶対に思ってもいないからな」








思ってるんですね。










そこで改めてもう1度謝罪する主人公。





陸奥「オレは自分が誰からも好かれちゃいないってことは、よくわかってるさ」







分かってなかったら余計タチ悪いですよ。








陸奥「でも、オレはこういう性格を変えられやしないし、変えるつもりもない」







せめて言葉遣いだけでも変えたらどうかね。








「オレは決して自分を否定することだけはしたくない」とハッキリと言う陸奥の言葉を聞いて
「とても純粋なんだな・・・」と思う主人公。
純粋って言うかただ大人げないだけじゃんと思うのはうちだけでしょうか。







そうこうしてると伊東たちもやって来ました。
勢い良く謝る篠原に続いて、伊東や三木たちが謝罪・・・というか
自然な口調だけど、みんなそれとなく確実にヨイショしてる感じで
「皆、才谷さんから聞いたんだな」と主人公納得。



その中で富山が「よっ、陸奥さん……日本一」とか言ってたけど
まぁ富山だから良しとしよう。
明らかに棒読みだけど良しとしよう。
あいつなりに頑張った。




とにかく、みんなのヨイショによってすっかり復活した陸奥。
その元気っぷりは「オレについてこーい!」とか言いながら先に屯所に走って戻るほど。
扱いやすいな。





第八章は特に面白いことがなかったので省略して
第九章に入るとイベントが発生。



才谷と陸奥が花柳館にやってきたけども、特に用があるわけじゃない模様。
まぁいつもの事なので、2人にお茶を用意して、しばらく世間話してました。
3人で、というよりも主人公と才谷で盛り上がっていたんですけど
途中で「あまり長居すると約束の時間が・・・」と陸奥が才谷を急かし始めました。



才谷「構わん、構わん。どうせ待っちょるのは石川1人ぜよ」




行ってあげて!!





いつもフリートークで「また会えなかった」ってボヤく石川が
いつも不憫に見えるから行ってあげて!!










すれ違いや回り道を
後何回過ぎたら2人は触れ合うの!?











才谷がこういう寄り道してるから、いつも石川に会えないんだな・・・。
石川・・・哀れな奴・・・。






結局、まだまだトークは終わらずにいつまで経っても出ようとしない才谷。
陸奥の話も全然聞いてくれず、「結局オレは邪魔者かよ」と不貞腐れて出て行ってしまいました。



それから少しして、陸奥が心配になって主人公と才谷は探しに行くことに。
探し途中で、陸奥がスネた理由について
「私ばっかり梅さんと話したからかなぁ」と主人公が考えてたけど
才谷としては「その逆じゃ」と。



才谷「まあ、陽之助はああ見えて根はしっかとしちゅう。ああいう男はどうやか?」




おっとー、才谷から核心をついてきたかー!
でも出来ることなら、主人公よりも先に陸奥の心を探って欲しかった!



そんな才谷の質問を、それとなくはぐらかしてたら
才谷が「竹林の方を探してくれ」と言われました。
それに素直に従って探していると、まだ不貞腐れた表情の陸奥が渋々と登場。



何度も話しかけてるのに全然返事してくれないし、
さっき才谷にけしかけられた事を思い出しちゃうし、
さてどうしたものかと悩んでいると



陸奥「あまり才谷さんに馴れ馴れしくするんじゃねぇよ」











お前に言われたかぁねえよ!!













とりあえず「今後気をつけます」と了承してから
「別に才谷さんの弟子になりたいとか言い出したりしないから安心してください」とか
陸奥の不貞腐れた理由を間違って解釈している主人公。



陸奥「いや……だから、オレが気にしてたのは、そういう意味じゃねぇっつーか……」




じゃあどういう意味なんだ。
言ってみろ!
声を大にして言ってみろ!
っていうか告白しろ!!
押し倒せ!!
(←それはやりすぎ)





そしてこのイベントの後、とうとうメインイベント『天馬空へ昇る』に突入。
才谷、もとい坂本竜馬暗殺のイベントだから
これはもう陸奥がすごい行動を起こしてくれるだろうと思ったけど
全然面白くなかったです。(←何を期待しているの)



なのでスルーして、次の章へ。
と思ったけど、第十章も特になかったから省略。



そして第十一章のメインイベント『黒頭巾』が開始。
まだ才谷が生きていた慶応3年4月に、いろは丸事件が勃発して
その事件のせいで才谷率いる土佐藩と、紀州藩の間に大きな溝が出来てしまったということがありました。



そして慶応3年11月に才谷が暗殺されてしまい、
才谷の作った海援隊の間で
「いろは丸事件の窓口だった紀州の三浦休太郎が、新撰組動かして襲わせたんだ!そうだ!そうなんだ!きっとそこから愛なんだ!(←愛?)
という噂が流れ始めたらしく、
同じく海援隊メンバーだった陸奥も、三浦を真犯人と疑っている様子でした。



考えながら三浦の泊まっている宿まで来た陸奥は、そこで三浦を護衛中の相馬と遭遇。
あ、もうこの時の相馬は新撰組に入隊済なんですね。
陸奥の考えていることを悟ったのか
「バカな事は考えない方がいい」と忠告する相馬。



陸奥「馬鹿なのは……才谷さんをあんな目に遭わせた奴らだ」



その真犯人を知っているプレイヤーとしては、是非とも教えてあげたいところですが
なんせ企画:大久保、実行:大石の最悪タッグだからなぁ。




一方、陸奥のことが気になって仕方ない主人公。
ちょっと話をしようと陸奥の泊まっている宿まで行くと、
陸奥が1人の男と話しながら宿に入っていくのを目撃。



もうそうなると「気になったら天井裏へGO!」が信条の主人公ですので
颯爽と天井裏へ忍び込み、2人の会話を盗み聞きすることに。



陸奥と話している男の名前は中井庄五郎といって、
話の内容は、三浦襲撃の計画ついてでした。
どうやら陸奥自身は、三浦を襲撃することを渋っているらしく
中井が「才谷先生があんな目にあって、平気なんですか!?」と必死に説得してました。



陸奥「ふざけるな……!才谷さんの右腕であったこのオレが、平気なわけないだろうが」
中井「そ、そうですよね。右腕かどうかはともかく……」
陸奥「ん?懐刀の方がよかったか?」





そういうことじゃない。







まぁとにかく中井が陸奥に「一致団結して仇をとりましょう!」と陸奥を誘っているのを見て
話が長引きそうだから、主人公は一旦花柳館に戻る事に。



そしてその日の夜。
とうとう決心して、変装用の黒頭巾をかぶった陸奥が宿を出たところで
タイミング良く主人公が登場。



陸奥自身は、新撰組が才谷を襲うことなんてあり得ないと分かっていたけども
仲間が命をかけているのに、自分だけ何もしないわけにはいかないと思ったらしいです。



そんな陸奥を放っておけるわけもなく、主人公もついて行き
三浦のいる宿に到着した頃には、既に戦闘が始まっていました。
外にいた海援隊メンバーに戦況を聞いて、「そのまま退却しろ」と指示を出す陸奥。
さらに主人公も帰れと陸奥に言われましたが
「私も戦う」と頑として拒否する主人公。



犬山「陸奥さんがその気なら……私が陸奥さんを守ります」







あなたは死なないわ
私が守るもの

















そのうち主人公は
敵もろとも自爆します。
(←しません)















そして、宿の中に踏み込んだ途端に、咲彦と相馬と出くわしてしまい、お互いビックリ。



咲彦「陽之助さんは……そっか、陽之助さんって海援隊だったっけ」
陸奥「忘れてんじゃねーよ」
咲彦「で、その頭巾はもしかして変装のつもり?」
陸奥「シャラップ!これは防寒具だ!






そんな無茶な。







ともかく、新撰組隊士として敵を倒さなきゃいけない考えた相馬が攻撃を仕掛けてくると
さすがに陸奥が敵うはずもないと判断した主人公は、陸奥を突き飛ばしました。
その時、海援隊の仲間の撤退完了報告が来たので、主人公と陸奥も急いで撤退。



2人がバタバタと逃げていったのを見送った後
「陽之助さん相手にするなら、もっと大胆に手加減しなきゃ駄目だよ」と
相馬に注意する咲彦。
「新撰組に敵対するなら斬る」みたいな事言ってたけど、やっぱりちゃんと手加減してくれてたんですね。



咲彦「あいつが割って入らなきゃ、ホントに斬っちゃってたよ?」






・・・・・・つまり、それくらい
陸奥の剣の腕は弱いってことですね。
まぁ、論が立つ者が剣も立つってのは、なかなかないよな・・・。
山南と伊東くらいか?





一方、なんとか逃げ切ることに成功した2人が話をしていると
そこに突然辰巳が登場。
主人公たちの無事な姿を見てなんだか安心してる様子で
何かを言いかけたけど、結局言ってくれませんでした。





そしてこのメインイベントの後に、別のイベントが発生。
珍しく主人公が陸奥の宿へ遊びに来たのはいいものの、
なんだか陸奥がずっと考え込んでいて全然喋ってくれません。
どうしたんだろう、と主人公が気にしていると
ようやく陸奥が話しかけてくれました。



が。





陸奥「こうして改めてみると、お前って……すごく魅力的な女だな……」













お前、主人公のことを
『中の下』って評価したって覚えてるか。













唐突にそんな事言われて主人公もさすがにビックリな様子。
すると陸奥が「外に出よう」と言うので
言われるがままに一緒に外を歩くことに。



しばらく無言のまま歩き続ける2人。
そのうちに陸奥が、山南・伊東・石川・才谷の話をしだして
「オレの尊敬する人が全員死んだってことは、オレ自身も日本に必要されてないのかもしれない」と
呟くように話し出しました。



・・・さすがに陸奥もヘコんでるんだな・・・まぁ無理もないけどなぁ。
そんな意気消沈な陸奥を見ていられなくて
「才谷さんも『今後の日本に陸奥さんの力が必要』って言ってたよ」と必死で励ます主人公。




陸奥「憎まれ者でいるのも……、結構辛いものなんだぞ」








キャラ作りしてたのお前!?








さらに「こんなオレには誰もついてきてくれない」と弱気になってしまい
「せめて誰か一人でもオレのこと理解してくれる人がいれば・・・」と
主人公に告白しろと言わんばかりの流れを作ってくれました。
何お前、わざとか?
これ誘導訊問じゃないの?



そして、それを知ってか知らずか
ご期待のそえるかの如く「ここで私が・・・!」と決意を固める主人公。




犬山「陸奥さん……!」
男の声「その一人!この俺様がなってやろうじゃねぇか!





あ・・・・・







た・・・・・・










辰巳いいいぃぃぃぃ
貴様ああああああああ!!














突然の辰巳登場に驚く主人公と陸奥。
さすがに辰巳もこんな冗談は言えるわけはないと思うんですが
「信じるもんか!」と反論する陸奥に
「仕えてやるんだから、それだけの男になってもらわなきゃ困る」と
自分の本気度をアピールする辰巳。



辰巳「俺が貴様の刀となって貴様を守ってやる!だから貴様は唯一無二の男となれ!」
陸奥「…………!」
辰巳「誰もが賛同する、仲良し理念なんかクソ喰らえだ!誰もが屈服する理屈をもって、貴様の理想を打ち立てろ!それが俺からの条件だ!」
陸奥「あ……お前、まさか本気でオレに……」
辰巳「俺様に二言はねぇぜ」



そんな辰巳の話を聞いて
しばらく呆けていたと思ったら、突然笑い出す陸奥。




陸奥「くっくっく……それじゃアレだな。オレと辰巳、二人揃えば文武両道ってヤツだな!」
辰巳「おう、そういうこった!」





盛り上がる陸奥と辰巳。






完全に蚊帳の外の主人公。











嫌い!嫌い!みんな嫌い!
大っ嫌い!!!















こりゃもう自分はお呼びじゃないっスね、失礼しやした、幸せになってくだせぇ
と、潔く身を引いて帰ろうとしたら
陸奥に慌てて呼び止められました。



陸奥「オレとお前が2人揃えば才色兼備……いや違う違う!あ〜っ!何て言やいいんだよ!」
辰巳「おいおい、今度は俺様をのけ者にする気か?」
陸奥「えっ、あ、そうか。…って、じゃあ三人なら何て例えりゃいいんだ?」
犬山「あの……無理に例える必要はないと思いますけど」



なんだこれは。
トリオ漫才か。



「頭が回ってねぇな」と馬鹿にしてくる辰巳を
「今からポチと大事な話するから黙ってろ」と諌める陸奥。



陸奥「オ、オレは……お、お前にも、傍にいてほしい……だからその……オレと……いや、これは早過ぎるか」
犬山「陸奥さん……?」
陸奥「あー、まあ、アレだ。これからオレは政治一本に人生を懸ける。理のみを追求するオレは、人の道を外れることもあるかもしれない」




お国の為の政治をしようとする奴が
人の道を外れちゃいかんだろうが。






陸奥「だから、そんな時……、オレを叱ってくれる人が傍にいてほしいんだ……だからオレは、その……お前に……」
犬山「ふふ、安心してください。私が思いきり叱ってあげますから」
陸奥「おお、叱ってくれるのか!?」
犬山「はい、もちろんです。目一杯、叱ってあげます」
陸奥「でも、それだけだと……」
犬山「わかってます、その後は目一杯、慰めてあげればいいんですよね」
陸奥「ああ、目一杯だからな!」
辰巳「なんだそりゃ……」




まさにその通りだよ辰巳。
なんだそりゃだよ。
これじゃ恋人っていうかオカンじゃないか。
いいのか主人公!それでいいのかーー!?



っていうか、すごい疑問なんですけど
これはやっぱり陸奥の告白と捉えるべきなんでしょうか。
『好き』とか『愛してる』とかそんな直接表現がないんですけど、やっぱりこれは告白なんですか。
今までの扱いが散々だったんだから、告白くらいもっとサービスしてくれてもいいんじゃないんですか。
愛してるの響きだけで強くなれる気がするんですよ!?








しかし結局それからも直接的な告白はなく、
3人で一致団結して終了しました。





第十二章に入ると、イベントが発生。



とある日の夜、道場の前で会う約束をしていた陸奥と主人公。
雪もちらほら降っていて、「陸奥さんは雪が綺麗とは思わなそう」と主人公が話すと
「バカにしてるのか」と思わずムッとしてしまった陸奥。
しかし主人公が「バカにするわけないじゃないですか」と真面目な顔で言い返すと
素直に「悪いこと言って、すまん」と陸奥が謝ってきたので
思わず「最近やけに素直ですねぇ」と感心する主人公。



陸奥「別にいいだろうが。惚れた女の前でくらい……」
犬山「ふふ、わかりました」





・・・・・・





やっぱりアレは告白になってたんですね・・・。
陸奥に「惚れた女」と言われて動揺しない主人公は
あれが告白だったと認識してるんですね。
うちは認めませんけど。(←知ったこっちゃない)





その後は、主人公は近々花柳館を出るつもりでいる、とか
陸奥の活動状況の話とかしていて
「これから激務になるし、辰巳が頭を使う仕事なんて絶対に無理だから、お前に手伝ってほしい」と
陸奥が言ってくるので、主人公が了承すると陸奥は超大喜び。



「これで、お前を荒事から遠ざけられれば、一石二鳥ってヤツだぜ」



陸奥・・・
お前、主人公が隠密活動して下手したら危険に巻き込まれてしまうことを
ちゃんと考えてくれてたのか・・・。
ちょっと感動。



そんな事を話していると、いつからいたのか知らないけど
呆れながら辰巳がやってきました。



辰巳「結局のところ、貴様はポチと二人っきりになる口実が欲しいだけなんだろうが?」







下心あるが故か。





まぁいいけどね。
下心があろうとなかろうと、主人公が危険にさらされるのを気にしてくれてたのは事実だし。





そして引き続き「よく、そんなもっともらし理由を言えたもんだよなぁ」と呆れる辰巳に
「人には適材適所ってもんがあるんだ!」と照れ隠しなのか怒鳴るように反論する陸奥。



辰巳「まあ、こんな下心ありありのヤツだが、見捨てないでやってくれや」
陸奥「保護者面してんじゃねぇ!」





・・・仲良しですね、お前ら。
そして本当に辰巳は兄貴分だよなぁ。





さて、第十三章のメインイベント『鳥羽伏見』に突入して
凄まじい戦場の跡地を見て、主人公、陸奥、辰巳の3人で色々と話をしていて
「俺なりに勉強してみたんだが」と世の情勢について語る辰巳を
陸奥は「お前が勉強!?」と笑い飛ばしてました。
しかし辰巳が大真面目だと分かると、すぐに謝罪。



陸奥「これからも……よろしく頼むぜ、相棒」
辰巳「お、おう……こっちこそ、な」







主人公はまた蚊帳の外ですか。








それから一気に第十九章までぶっ飛び、ここから洋装に着替え、
さらに陸奥宗光と改名。
あーーーー・・・・・・・あ?陸奥宗光?
あれ、なんか学生時代になんか聞いた事があるような名前だな。
何した人かは全く持って分からないけど。
そうか、実在した人物だったのか、陸奥・・・。




イベントが発生したと思ったら、ご立腹の陸奥。
どうやら陸奥は新政府にちゃんと協力しようとしてるのに
新政府側が陸奥を軽く扱っていて、ちゃんと力量にあった仕事をくれないで
雑用っぽいことをさせられたり、全くもって無能な奴が陸奥の上司になったりと
とにかく新政府に怒り心頭の様子。



陸奥「アンビリーバボー!ホンット、信じらんねー!」





うちにとっちゃ、お前の口調がいつになってもアンビリーバボーだよ。





薩摩と長州出身の人間ばっかり重宝する新政府に愛想を尽かしている紀州出身の陸奥は
しばらくの間、愚痴が止まりませんでした。



陸奥「今、国としてやるべき事は、兵力もろとも藩を解体して郡県制をしくことだ」



お、これは廃藩置県のことですか?



「独自の理念で動く兵力を持ってたって意味ねぇんだー!」と語る陸奥に
「じゃあ日本の兵力はどうしたらいいの?」と主人公が質問すると



陸奥「民衆から兵を募って国軍を創設する。これで万事解決だ」



おお、これは徴兵制のことですね。



廃藩置県も徴兵制も陸奥が提案したことだったのか・・・。
本当に後世に記録を残す仕事をしていたんだなぁ、お前。
こういうの、ゲームでやると印象強く覚えられていいですよね。



そんな話をしていて、「理解できねーなら無理矢理にでも理解させてやるー!」と奮起する陸奥を
「敵ばっかりじゃないですよ」と嗜める主人公。



犬山「伊藤さんという盟友もおられることですし」
陸奥「ああ、伊藤博文か……。確かに、あの男なら信じられるな」









初代総理大臣とダチなの!?










陸奥・・・お前、本当に凄い奴なんだな・・・。






とにかく「時を待つなんて、陸奥さんらしくない」と激励する主人公。



犬山「来ないものなら強引に首根っこを掴んででも引き寄せるのが、陽之助さんのやり方ですよね」







その方法もどうかと思いますけどね。









それから、主人公が紅茶を入れてティータイムに。
紅茶を飲んで少し気が晴れてきたのか、
「お前の前では愚痴らないようにしたいんだがな」と反省する陸奥。
しかし主人公は「それだけ心許してるってことだと思ってるから」と笑って許してました。



そうしてほのぼの過ごしてイベントが終了して
次にメインイベント『陸奥の国』に突入。



明治2年6月、戊辰戦争終結。
事実上は明治政府が天下を取ったようなもんだけど、
まだまだ隙を見せたら駄目だよ、俺をフリーにしちゃと、内乱を起こそうと企んでいる藩もあるらしく
陸奥の出身である紀州も、その1つだったそうです。



そして、過去の話になりますけども
慶応4年の2月の末に、紀州藩主の徳川茂承という徳川御三家の一族のオッサンが
「心を入れ替えて新政府のアニキと頑張ります!」と軍を率いて入京したのはいいけども
なんせ徳川御三家の人間だから、新政府からのイジメが続いたそうです。



しかも、他の藩主はちゃんと実家に帰らせてくれたりするのに
徳川茂承だけは帰らせてくれなくて人質状態になってたり
「出兵数少ないんだけど、マジ新政府ナメてんの?」と、理不尽な文句を言われて
金を巻き上げられたりと、とにかく紀州の扱いは酷かったそうです。
国が恐喝してるんですよ。
そりゃ陸奥も愛想尽かすってもんです。




そんな酷い扱いが何年も続いて、この状況の打開策を提案してもらう為に
陸奥のもとへ紀州の使者がやってきました。



陸奥「で、オレたち家族を利用しては捨ててくれた紀州が、今更オレに何の用なんだ?」



おぉ、やはり今でも恨みはあるみたいですね。
まぁ気持ちは分からなくもないけども。
使者の方も、そんな態度を取られるのは承知のうえで来たようで
すごい礼儀正しく謙虚な姿勢で
「どうか紀州に戻ってお救いください!陸奥様以外には無理なんです!」と泣きついてきました。



紀州藩士「今日は陸奥様の良い返事を頂けるまでは、柱にかじりついてでも、帰らぬ所存でございます!」
陸奥「へぇ、丈夫な歯なんだな」






指摘するポイントはそこなの!?







しかし真面目に考えて、やはり自分の故郷である紀州は放っておけない気持ちはあるものの
「この前、兵庫県知事になったばっかりだしなぁ」と呟く陸奥。
するとすかさず使者が「我が殿は、ほぼ全権を委ねるつもりです!」と必死のアピール




陸奥「へぇ……全権ね」







陸奥、してやったり顔。








しかし陸奥にとって、「全権を委ねられる」というのはかなりの魅力のようです。



明治元年1月には、陸奥は岩倉具視から外国事務局御用掛、まぁいわゆる外交ですね、その役を任されて
とにかく新政府の為に色んな功績を残したんですよ。



フランスに対抗する為にイギリスを仲間に取り込んだり、
戊辰戦争中に発注したものの受け取り手がなくなった最新鋭艦をゲットしたり
アメリカに新政府の存在を認めさせたり、
もうとにかく色々頑張ったのに、それでもやっぱり新政府は
「あいつ紀州出身だから」と重用してくれなかったみたいなんです。



と、ゲームで説明してある事を
如何にも自分の知識を披露したかのように書いてみました。






そんなこんなで、全権委託にすっかり気分を良くした陸奥は
あっさりと「兵庫県知事を辞職して、紀州に戻る」と判断しました。
それを聞いて大喜びで帰る使者を見送って、「いいのか?」と尋ねてくる辰巳。



陸奥「へへ、オレの考えが正しい事を世に示す、いい機会になりそうだぜ……」




まぁ、つまり陸奥にとって紀州の建て直しは
新政府に上る踏み台という感じですね。






紀州に戻った陸奥は、自分自身の理想に向けて次々と計画実行。


四民平等推進





封建主義も撤廃





税金を納めなかった武士が減る





財政が増える





酒池肉林




という感じで、建て直しに必要な資金が集まったところで
さらに前々から考えていた徴兵制を実現させて
20歳以上の者は11年間兵士として勤めさせました。



そしてここで陸奥の回想、というか夢がスタート。



「父上ーーー!!!」と悲痛な叫びをあげながら泣く幼少の頃の陸奥。
名前を伊達牛磨(だて うしまろ)
ダセェ。




伊達「復讐だ!父上をあんな目に遭わせた奴らを許しておけるものか!いつか絶対に復讐してやる!」





そこで主人公に起こされて目が覚めた陸奥は
過去の出来事について話してくれました。



先代の紀州藩主の信任があって権勢を振るっていた陸奥の父親ですが
その先代藩主がなくなったことで、島流しになったらしいです。



陸奥「華々しかった生活が一転、一家離散でオレは幼くして人生の苦渋を味わわされた」






ホームレス中学生ですね。(←中学生ではない)









そして、真剣に学問を学んだのも、復讐の為だそうです。
だから何でそこで剣術じゃなくて学問なんだ。
権力なんて暴力で叩き潰しちゃえよ!(←最低)











で、15歳になって本格的に学ぶ為に江戸へ出て、
そこで才谷と運命の出会いを果たしたそうです。




話が一通り終わった後、
「とにかく倒れたら元も子もないんだから、身体はちゃんと休めて」と主人公が言うと
陸奥が「オレのことが心配か?」とか聞いてくるので
主人公が「当たり前」と返答すると、途端に陸奥が目を閉じて黙り込んでしまいました。
え、何?おやすみ3秒?



陸奥「いや、お前に心配される幸せに浸っていたのさ」






両親が共働きの家の一人っ子みたいですね。






そのうち、親に心配してほしくて万引きしたとかやらないですか。(←しません)







紀州で好き勝手やり放題していて、明治4年5月。
鍛えぬかれた紀州の兵の練兵式を見て、
「やっとここまで来た!」と感動に打ち震える陸奥。
この軍事力の存在で、新政府は薩摩と長州だけじゃなくて、紀州の発言権も認めてくれるはず、と
期待に満ちた目で語っていた陸奥ですが、ふと



陸奥「もしも今の政府が存続させるに値しないものならば……いっそのこと……」








血で染めてしまえ。(←お前も落ち着け)










特に大久保を重点的に(←いいから)













その頃の新政府にて。
陸奥たちの事を「日本のあるべき姿を見せてくれた」とか
「これからの日本に必要な人材」と、すごく高い評価してくれた木戸と西郷。
そうだろそうだろ!?
お前らなら分かってくれると思ってたよ!




大久保「それは否定しません。だが……彼らは有能すぎた」







キミのアホ面には神速うんざりさせられる(←ムスカ!?)









大久保「あの改革を日本国ではなく、紀州一藩が成し遂げてしまったことを重く見るべきでしょう」











お前らが陸奥を評価しないから
こういう結果になったんだろが。





自業自得じゃん。








まぁ、木戸と西郷がいる限りは手荒い手段には及ばないとは思うけど
なんせ大久保だしなぁ・・・。
今後、注意が必要だぞ。





すると、そこでイベントが発生。
やはり陸奥の築いた紀州軍が脅威だったのか、新政府の取った策は
『以前、陸奥が提案した廃藩置県を実施』という手段でした。



陸奥「アンビリーバブル!一体オレはどう受け取ればいいんだ?」



陸奥のかつての提案が通ったから喜んでると思いきや、この様子。
なんでそんなに苦悩するのかと思ったけど



廃藩置県→紀州藩もなくなる→紀州軍解体



・・・ああ、そりゃ一大事だ。





軍の解体を悲しむべきか、それとも廃藩置県の実現を喜ぶべきか
どうすればいいか悩んでいる陸奥を見かねて、散歩に誘う主人公。



歩きながら「紀州は本当に変わりましたね〜」と主人公が何気なく話しかけると
「オレ1人の力じゃなくて、辰巳とか紀州の人間も期待に応えてくれたから」と
最初は嬉しそうに話してた陸奥だけど
しかし「それももうおしまいだ」と、やっぱり寂しげでした。



陸奥「なあ、ポチ……。オレはどうすりゃいいと思う?」










笑えばいいと思うよ。(←何も解決しません)












そんなションボリ気味の陸奥を励ますように
「考え方を変えれば、陸奥さんは新政府に勝ったんですよ」と答える主人公。
確かに、あんなに相手にしなかった陸奥の意見を
最終的に取り入れざるを得ない状況にしちゃいましたしね。




陸奥「お前……ホントにオレを慰めるのが上手いな」







お前はホントに単純だよな。








とにかく、主人公の言葉で腹を決めた陸奥は紀州軍の前で
「廃藩置県を受け入れ、紀州藩、及び紀州軍の解体を決定した」と演説。
傍で「暴発が起きなきゃいいけど・・・」とハラハラしながら主人公が見守る中、
「これをもって紀州の勝利宣言とする!」と高らかに叫ぶ陸奥。



陸奥「ここ紀州をあれだけ冷遇してくれた政府が、オレたちを見習わざるを得なくなったんだぜ!これを勝利と言わずして、何が勝利なんだ!?政府の無能を笑い飛ばしながら、胸を張って解散しようぜ!」












犬山(反応が……ない……)














非情にいたたまれない













と思ったら、数秒送れて大歓声が湧きました。
鳴り止まない陸奥コール。(←ありません)
止まらないウェーブ。(←ありません)
しかし皆が陸奥の言葉をいい方向に受け止めてくれたようで、ホッとする主人公と陸奥。



陸奥「みんな……ありがとう……。ありがとう、みんな……」







こうして、
人類保管計画は成功しました。(←違います)











自室に帰ってきて、「紀州に自ら引導を渡すのは辛かったが、それ以上に得るものがあった」と
嬉しそうに語る陸奥。



陸奥「こんな自分勝手なオレが、あれだけの人間に受け入れられていたなんて、まさに奇跡だ」







ほんとにな。


昔のお前からは考えられないよなぁ・・・。
人間的に成長したもんだ・・・。



そして、近いうちに中央から陸奥を新政府に誘いにくるのを予測して
「以前のように黙って利用されるつもりはない」と話す陸奥。



陸奥「せいぜい、今のうちにオレを飼い慣らす方法でも考えておくがいいさ。とことん憎まれて憎まれて……それでもオレは、世にはばかってやる」




闘志を燃やした目で語る陸奥に
「その意気ですよ!」と応援する主人公。



そこでふと辰巳がいない事に気付くが、
辰巳なりに気を利かせてるんだと悟って
「あいつも変わったなぁ」と、しみじみする陸奥に
「あなたも随分と変わりましたよ」と言う主人公。
それを聞いて、「確かにそうかも」と肯定する陸奥。



陸奥「オレがお前を愛する気持ちは、以前にも増して強くなった。お前がいてくれたからこそ、オレは……理だけではなく人の情にも通じる事が出来たんだ。これからもオレの力になってくれるか?」
犬山「ええ……喜んで」




この時、2人抱き合うスチルが出てるんですけど、すごい幸せそうです。
やっぱりハッピーエンドが一番ですよね。
見ているこっちも安心ですもん。





そしてスタッフロールが流れてエンディングになると






陸奥が投獄されてました。








おおおおおおお!!!?????









なんで投獄されてたのかというと













メモするの忘れました。(←おおおおおい!!!)












詳しい事が知りたくてどうしようもない人は、是非プレイして調べてください。
っていうか、陸奥宗光は実在する人物だから簡単に調べられると思いますけど。




とりあえず、明治15年12月に出獄が決まった陸奥は
翌年の1月に、ようやく主人公のもとに帰ってきました。
「ただいま!」と元気良く帰ってきた陸奥に
「おかえり!」と、とびきりの笑顔で飛びつく主人公。
この時のスチルがね〜、これまた本当に幸せそうでね〜、見ているこっちも幸せです。



お互いに会いたくて会いたくてたまらなかったようですが
「もっと神妙な顔で現れると思った」と主人公が言うと



陸奥「ハハハ、笑いもするさ!これでまた大手を振って暴れまくることが出来るんだからな」






政治で暴れるってどんな役人だよ。






そんな話をしていると、
「もうその辺にしとけ」と呆れ顔の辰巳が登場。
主人公と一緒に陸奥を出迎えてたようだけど
「全然気付かなかったぜ」と言う陸奥。
うちも気付かなかったぜ。



そんな陸奥の薄情さにピキッときてしまった辰巳は
「それが留守を預かって激務をこなした友に対する言葉かーーー!!?」とうめぼしの刑(地域によってはグリコの刑)発動。
頭をグリグリされて「冗談だってーーー!!」と悶える陸奥。





陸奥「たっ、辰巳!」
辰巳「何だ!?」
陸奥「また二人で暴れてやろうぜ!これからもよろしくな、相棒!」
辰巳「当たり前だ!何年も人を待たせやがって!」
陸奥「ぐあぁぁぁぁっ!!や、やめてくれぇぇぇぇ!!」




主人公との感動的な再会はどこへ・・・。




でも、こういう終わり方も好きです。
前作の原田ルートの時も、こんな風にギャグで終わったのを思い出しましたけど
あれも結構好きでした。





と、まぁこんな感じで陸奥ルートが終了したんですけど
全体的な感想としては・・・ん〜・・・個人的には70点って感じですかねぇ。



最初は散々な扱いで、徐々に態度が軟化していくっていうのはいい。
最後がハッピーエンドっていうのも高得点。
あとは、キャラが個人的にそこまで萌えられなかったのと、
やっぱり告白をもっと直接的な表現で聞きたかったなぁ、って感じですかね。



黒髪短髪で目つきもちょっと悪いし、ビジュアル的には好きな部類だし
性格も自分に自身を持ってる俺様的な感じでいいかなぁとは思ったんだけど
あれは俺様っていうかガキだった。



あ、でもガキっぽいのは序盤から中盤くらいだったし
終盤の陸奥は考え方も成長して結構好きです。
主人公と幸せそうにしてるスチルとかも、すごいイイ感じでした。


とりあえず、こんな感じで陸奥ルートは終了でーす。





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