三木 三郎CV:吉野裕行




藤堂平助の紹介で新撰組に入隊した伊東甲子太郎の実弟で、兄とともに新撰組へと入隊した。



うちはどちらかというと、お兄ちゃんの方を落としたかったです。
だってビジュアル的に穏やかな跡部景吾みたいで、いいと思うよ。
あ、でもお兄ちゃんは妻帯者だ。



努めて明るく振舞っているが実は何かと気苦労の多い性格の持ち主。



某、青学テニス部の母みたいですね。



世間一般の常識にとらわれがちで、いつも他人のことを優先するあまり、自分から率先して行動することは少ない。



遠慮なんかしないで、言いたい事はバシッと言ったほうがいいです。
そういうのは男の優しさじゃなくてただの優柔不断だ
通勤途中に擦れ違った小学生が言ってました。





最近の小学生ってすごいですね。





遠慮深い性格であるため才気煥発という印象はなく、兄である伊東甲子太郎に比べて剣の腕は落ちるものの、さまざまなことに造詣が深く、ここぞという時の弁舌の巧みさは兄に勝るとも劣らない。



じゃあ伊東甲小太郎は才気煥発の極みを会得していたってことですね?(←違います)




本心としては平穏に生きることを望んでいるため、血生臭い匂いが消えない新撰組での生活は三木にとって苦痛にしか感じられないこともあるが、それでもひとたび任務があれば全力を尽くすあたりに三木の生真面目さが見てとれる。



まぁ、全てを武力で解決するより、話し合いで解決出来ればそれが一番ですよね。



何事も引っ込み思案な性格の反動か、酒を飲むと普段の三木からは考えられない大胆な男に変身する。






一番やっちゃいけない反動の出方じゃないですか。







前作主人公のカップリングの相手は永倉のしんぱっつぁんです。
しんぱっつぁんは個人的に結構好きなキャラです。
声が森久保さんっていうのがもう高ポイントなんですけど、あの兄貴分キャラも高ポイントですよね。
普段はちゃらんぽらんのくせに、いざっていう時は頼りがいがあるっていうか。
でも好きなくせに、イラストを描くと高確率で無精ひげを忘れてしまうんですよね。
ポチったらドジっ子☆(←キモイ)





さて、第一章のメインイベント『富山弥兵衛』が始まってしばらくすると、
非番の三木に「一緒に飲みに行かねぇか?」と原田と永倉が誘うシーンが出てきました。
三木も快く了承して、3人で仲良く出かけようとしたところに前作主人公の桜庭も登場。



桜庭「永倉さんってば!こんな時間から飲みに行くんですか?新入隊士をへべれけに酔わせちゃダメですよ」
永倉「おう、美味い酒をたらふく飲ませてやってくるぜ」







噛み合ってない。









呆れた様子の桜庭に見送られて、飲み屋に到着して飲み始めたのはいいけども
時間が経って酒が回るにつれ、三木が酒癖が悪いという事が判明。
その姿を見て永倉が「こりゃ失敗したな」と思いつつ、そろそろ切り上げようとすると



三木「今日は良い店を教えてもらったお礼に、勘定は僕が持ちましょう!」
永倉「へぇ、いいのかい?」
三木「男に二言はありません!」



そう言われて、言葉に甘えて先に屯所に戻っていった永倉と原田。
で、三木も帰ろうと店員に金を払おうとしたら










財布ないのに気付いて
そのままドライブ
(←ドライブは出来ません)













バカだああああ!
こいつバカだあああああ!!
いやそれよりどうすんの!?
もう永倉も原田も行っちゃったよ!?





三木「誰か、誰かおらぬか!誰でもよい、酒代を用立ててはもらえぬか!告示に尽くす新撰組、三木三郎の願いだ!喜んで用立てようという者はおらんのか!」












いねぇよ。












しかしそこにタイミング悪く居合わせてしまった富山。
三木に捕まって「代わりに払え!」と言われて
てっきり断るのかと思いきや、「払えばいいんですか?」と予想外の返答。



三木「その通り!さあ、店主に金を渡してくれたまえ!」









何様だお前。











そして、富山が素直にお支払いをすると言って、三木は満足して帰っていきましたとさ。
めでたし、めでたし。







・・・・・・












これからこいつと恋に落ちる事に抵抗があるんですが。












第二章に入ると、イベントが開始。
花柳館の道場でガヤガヤやっていると、道場の外でモジモジしていた三木を辰巳が強引に連れてきました。
そして話しかけようとする三木をスルーして、辰巳に説教を始めるおこう。



三木「あの、おこうさん……」
おこう「本当にもう、情けないったらありゃしない」
三木「おこうさん、僕と……」
おこう「今は大事な話をしてるんです。後にしてもらえますか」





そして素直に引き下がる三木。(笑)
するとおこうも今まで溜め込んでいた鬱憤がついに爆発したのか、「全員、道場から出るの禁止!」と言い出す始末。



おこう「あたしが傍についてずっと見張っていますから、そのつもりで」
三木「えっ!?おこうさんがですか?」
おこう「三郎さん、何か問題でも?」
三木「いえ……何も」




もっと気持ちを声に出していこうぜ、三木。










壊れるほど愛しても
3分の1じゃ伝わらないんですよ。














そんな事になりつつも、主人公の手助けを経て
やっと三木がおこうをデートに誘おうとしたけれども、やはり押しの弱さで失敗。



咲彦「あそこまでいくと、もう笑う気も失せるよね」
辰巳「ヤツには胆力が足りねぇな」
庵「おこう……お前も罪作りな女だな」












純情な感情は空回りだから
I love youさえ言えないんでいるんですよ
















自分の度胸の足りなさに落ち込みつつ、外の空気を吸いに一旦道場の外へ行ってしまった三木。
しかしなかなか帰ってこないので、「どうしたんだろう」と主人公が少し心配になったところに
三木が随分と落ち着いた様子で「先ほどはすいません」と帰ってきました。



三木「この三木三郎、おこうさんの為なら劫火が立ちはだかろうとも、お傍に駆けつけましょう」



・・・随分落ち着いてるというか、人格変わってないか?



三木「ほら、ご覧!この世の全てが……ひっく










酔っ払ってんのかよ!!!











三木「おこうさんっ、ぼかぁもう溢れんばかりのこの情熱を我慢、我慢……おこうさぁ〜〜〜んっ!!
おこう「きゃああああ〜〜〜−−!
咲彦「うわぁっ、三木さん!!」
辰巳「おいっ!間を抜かしすぎだろーが!


ドカッ バシッ ゲシッ


三木「ぐ……げぶっ……」
辰巳「ハァハァ……とんでもねぇ野郎だぜ」










た・・・















楽しすぎる・・・三木・・・!!(爆笑)















その後、主人公の部屋でしばらく気絶していた三木が気がついて、
自分の失態を後悔していました。



三木「僕は男の風上にもおけない、情けない男です……」
犬山「そうですね




主人公、辛辣。




ほんと、三木はどうしようもない男だなぁ。
さすがにこんな男に主人公が惚れるわけはないから、
この後に何か男らしさを見せる何かイベントが起きてくれるとは思うんだが・・・。





第三章と第四章は特に何もなく終わり、
第五章でイベントが発生。



今日も今日とて、おこう狙いで花柳館に来た三木。
しかし肝心のおこうは、庵が昼食の時間を過ぎても一向に帰ってこないのでイライラしてる様子。
やっと庵が帰ってきたと思えば「食べてきちゃった」と言うもんだから、おこうが「オラ怒ったぞーー!!」と。
「バカらしい!夕飯は作りません!」と言うおこうを、三木は何とか宥めようとするけど
おこうに「だってそう思うでしょ!?」と同意を求められると、すんなり同意。



三木「それがおこうさんの手作りの料理ならなおさら……」



まぁ、お前の場合はそうだよな。



とにかく夕飯は一切作る気はないと断言したおこうに
「じゃあ僕が代わりに作ります」と三木が言うと、おこうは予想外ながらも大喜び。



そして夕飯の時間になって、三木の手作り料理ということで皆は疑いつつも食べてみたが
意外にも美味しかったみたいで絶賛の嵐。



おこう「……いつもより?」
咲彦「うん、バカうま」








バカはお前だこのバカ野郎!










あーあーあー!
そんなこと言っちゃうもんだから、おこうが更に不機嫌じゃないか!
そんでもって、おこうを助けるつもりだった三木の好意が逆効果になっちゃうじゃないか!!



三木「あ、あの……犬山さん、僕はどうすれば……?」





お前も少しは自分で考えろよ!







・・・まぁ、さすがに三木が気の毒すぎるので
「おこうさんと一緒だったから実力以上に作れた、とか言っちゃえ」と主人公がアドバイスすると
本当にその通りに言う三木。
でも、おこうの機嫌も少し良くなったみたいなので、いいとしようか。



三木「ありがとう、犬山さん。上手くいきそうだよ」




いえいえ、どういたしまして。










ところで、うちは今回誰を狙ってるんでしたっけ?











完全に三木とおこうの恋を応援する形になってますけど、いいんでしょうか。
この先大丈夫でしょうか。





第六章に入って、ここでも三木とのイベントが発生。
花柳館にやってきた三木に、「おこうさんは奥ですよ」と主人公が告げると
「少し挨拶してくる」と、いそいそと行ってしまいました。



で、しばらくすると道場の前で掃除をしている三木を発見。何してんだお前。
どうやらおこうに頼まれてしまったらしく、「客なんだから無理しなくていい」と言う主人公に
「おこうさんは僕を頼りにしてくれてるから」と答える三木。
「『三木さんだから』じゃなくて、忙しいから誰でもいいんですよ」とズバッと返す主人公。
相変わらず容赦ないな。



核心を突かれて、周りに流されっぱなしの自分に落ち込んでいたけども
何かを発見して表情が明るくなる三木。



三木「ほら、犬山さん、見てごらん。綺麗な花が咲いているよ。ふふ、可愛いなぁ」









花はいいねぇ
花は心を潤してくれる









この時のスチルの三木が完全に少女マンガ乙女になってました。
料理は得意だわ、花を見て微笑んじゃうわ、どうしてこの人こんなに乙女要素が多いの。





そんなこんなで、第七章まできました。
メインイベントの『御陵衛士拝命』では、新撰組を離脱して御陵衛士となった三木たちが挨拶に来ました。



三樹「このたび新撰組を離脱し、御陵衛士を拝命した、三木三郎改め三樹三郎です!」
辰巳「あぁん?何も変わってねぇだろが」
三樹「あ、ああ、読みは同じですが字を変えたんです」
咲彦「ふぅ〜ん、それって意味あんの?」
三樹「あ、ははは……まあ、気分の問題かな」





素朴な疑問って、たまに鋭利な刃物のような切れ味を持ってますよね。



頑張れ、三樹。






この場はそんな感じで終わって、第八章に。
イベントが始まって、花柳館に伊東と三樹の兄弟で登場。
主人公が2人を庵の部屋まで案内して去ろうとすると、「ここにいてほしい」と言われたので主人公も同席することに。



伊東の話を聞くに、
「御陵衛士の情報収集の力が弱いから、主人公の力を借りたい」とのこと。
というか、ぶっちゃけ主人公を御陵衛士に加えたいということだそうです。
驚く主人公の気持ちを差し置いて、「経済的な面では無理みたいだから却下」と勝手に判断を下した庵。
いや、あの、主人公の意思は・・・?



まぁ、庵は主人公の師匠みたいなもんですしね。
師匠の言うことには逆らえまい。



三樹「僕は……諦めない。どれだけ時間がかかろうと、必ず庵さんを説得してみせる」



・・・これが御陵衛士の仲間とかじゃなくて、嫁にもらいたいから説得するとかだったらいいんだけどな。



そしてその宣言通り、次の日も次の日も頼みに来る三樹。
しかし一向に庵がOKを出してくれず全戦全敗だったが、ある日酔っ払って花柳館に乗り込んできました。
お前なに考えとんじゃーーー!!!




途中に出くわした主人公を強制連行して、そのまま庵に部屋へ突入して
「お前は何様のつもりだーーー!」と叫ぶ三樹。
お前がどういうつもりだ!!
そんな三樹に動じることなく「君には失望したよ」と返す庵。
続いて「今のきみに何が出来る?」と庵が三樹に問いかけると



三樹「俺の……俺の命をくれてやろう。それでも不服か!」






いや、不服とかそういう問題じゃなくて
もらったところでどうしろと?






すると、そこに庵と一緒にいた芸者の絹緒が止めに入って
「2人とも、肝心なことを言ってない」と言い出しました。


「言いたいことがあるなら言ってあげなさい」と絹緒に背中を押されて
「このままじゃ協力できない」とキッパリ言う主人公。
その答えに納得できない三樹。


主人公の言い分としては、「情報収集力を必要としているだけで、私自身を必要としてくれているように感じない」とのこと。


今まで誠意を尽くして頼んできたと思っていた三樹は
そこでようやく我に返った模様。



犬山「仲間に迎え入れたいのは、情報を得る道具ですか?それとも犬山ポチという人間ですか?」










人間なら人間らしい名を名乗れ!
なんだよ「ポチ」って!!
(←お前がつけたんだろ)










その言葉を聞いて、主人公に謝罪をして
「でも、きみを迎え入れたいという事は信じてほしい」と話す三樹。



三樹「余りに僕の中で当たり前の事になっていて……一番言葉にすべき事を、していなかった……本当なら、一番最初に言わなければいけない言葉だったのに……」




そう言って、改めて主人公に願い出る三樹。




三樹「君が必要なんだ。僕達と共に平和な世を築くために、立ち上がってはくれませんか」




さっきの酒の勢いが嘘のように、真摯な顔で主人公に頼む三樹。
しかしその願いを却下した庵。
いやだから何でお前が答えんだよ!!!





まぁ、主人公が自分自身の意思で協力するというなら文句は言わない、と庵が言ってくれたので
その場は大人しく三樹も引き下がりました。
そして、なんやかんやで主人公は御陵衛士の仲間入りに。(←何そのアバウトさ)





そしてメインイベントの『二君に仕えず』が発生。
近藤に嫌気のさした新撰組の10名が、「近藤、マジありえない。御陵衛士に入りたい」と伊東を訪問してきました。
しかし伊東は、近藤と『今後、新撰組の隊士を1人も仲間にいれない』と堅く約束してしまった為に迷っていると
三樹が「とりあえず会津藩邸に相談してみなよ」とアドバイスを提案して、その場はその10名も引き下がってくれました。



翌日、伊東に頼まれて、会津藩邸に向かう10名を尾行する主人公。
松平容保には会えなかったけども嘆願書を渡したところまで見届けて、伊東に報告しました。



なんだか伊東の様子がおかしいのを変に思いながらも花柳館に戻ったが
翌日、伊東と同じように様子がおかしい三樹が訪れてきました。
そして突然「ここに来るのは、これで最後かも」とか言い出す三樹。



三樹「でも、全て僕の責任だから……それはもう覚悟している。もしも生きて返って来られたら、また挨拶に来るよ……では」






待て待て待て待て!
何その自己完結!!
不吉な言葉を残して勝手に帰ろうとするんじゃない!!
こっちは完全に置いてけぼりじゃないか!!



一体何があったのか問い詰めると
「今朝、先日の10名がやってきたから『会津藩邸と新撰組は仲良しだから、チクられてるかもしれないし、行くのはやめた方がいいよ』と忠告したのに
『逃げも隠れもしないし、さすがに会津藩邸内で殺ったりはしないさ』と言われた」とのこと。



自分の提案のせいでこんな事になったのを悔やんで、自ら会津藩邸に出向こうとする三樹に
「私も一緒に行きます」と言って主人公もついて行くことに。



2人が会津藩邸に到着すると
既に警戒態勢モードで殺る気に満ち溢れた新撰組がいっぱいいました。



打開策を考えたけども何も浮かばないので
業を煮やして1人で侵入する主人公。
おおおおおおい!何で腹を括ったはずの三樹じゃなくてお前が乗り込んでんの!!!





少しして、10名と近藤が話をしている部屋に到着。
近藤だけじゃなくて、土方とか、他にも数名いる模様。
「とりあえず新撰組に戻ったほうがいい」とか「今ならまだ軽い謹慎で済ませられる」とか説得しても
10名は意見を変える様子を見せません。
とりあえず、10名全員の意見を改めてまとめてもらう為に、一度別室に移動させて考えてもらうことに。



その様子を見て、「なんとか話し合いで決着しそうだな」と主人公が安心して
別室に来た10人を見守ろうとすると、突然変な気配が。



茨木「ぐぁぁっっ!!」
犬山「…………!?」
中村「きっ……貴様、大石か!がっ……かはっ……」





・・・ほんと、こういう汚れ仕事大好きだよね、大石・・・。





主人公よりも先に潜んでいた大石の気配に全く気付けなかった事にショックを受けている間に
10名は全員斬られてしまいました。
まったくこういう仕事は早い奴だ。




事の顛末を三樹に報告すると、当然のように悔しがっていたけども、
主人公にツライ場面を見せてしまった事を詫びつつ、真実を教えてくれた事に礼を言う三樹。
それから2人で御陵衛士の屯所に戻って伊東に報告すると
伊東が「こんな悲しみを二度と起こさないように、御陵衛士は新撰組から完全に独立するべきだ」と独立宣言して
第八章は終了しました。





第九章に入って、フリートークでおこうが選択出来たので話しかけてみると
三樹の話題をしていました。
三樹のことをどう思っているか、おこうにインタビュー。



おこう「三郎さん?いい人だと思うわよ」



・・・・・・




うん、まぁ、印象は悪くないのは分かった。
でも本当に欲しい意見はそういうのじゃない!
もっと他にないのか!?




おこう「今はもう、新撰組の隊士じゃないんだっけ」









最終的に主人公と結ばれるんだから、これでいいとは言っても
さすがにこれは三樹が可哀想すぎると思った瞬間でした。















第十章に突入して、メインイベント『決裂』が発生。
坂本竜馬暗殺の犯人が新撰組じゃないかという疑いが晴れぬまま
近藤からの誘いで、近藤と伊東の話し合いの場を設けることに。



たった1人で行ってしまった伊東の帰りを、気が気じゃない様子のまま待ち続ける御陵衛士たち。



しばらくして、話し合いも上手くいって、
新撰組からの完全離脱の許可も貰えてルンルン気分で帰路につく伊東。



がしかし、そこで場面展開となり、次の場面では御陵衛士仲間の篠原から伊東の死を聞かされました。
大きすぎるショックを受けつつも、とにかく伊東の死体を放置なんてことはしたくないから、
新撰組が待ち構えているのを承知のうえで、現場に駆けつける御陵衛士のメンバー。



そして、信じたくない現実を受け入れることに。



三樹「嘘だ……兄上が……、あの兄上がこんな事になるなんて……」



弟である三樹を始めとして、他の皆もやはりショックが隠しきれない様子。
もちろん一緒についてきた主人公も、倒れている伊東の姿を見て大ショック。
とにかく伊東の死体を運ぼうとしたところに、一斉に新撰組が攻撃を仕掛けてきました。



三樹「何故……何故こうなった?僕達が一体何をしたっ!?僕達は……一和同心、和を重んじてこの日本を……」








きみのお父上兄上がいけないのだよ。












いや一番悪いのは大石なんだけどさ。













御陵衛士と一緒にいた主人公も新撰組に狙われることになってしまい
抜刀すべきかどうか迷っていると、隙を狙った隊士に斬られそうに!
そこへ代わりに刀を受ける音が!!
ま、まさかここに来てとうとう男を見せるか三樹!!



藤堂「この子は大切な預かりものだからさ。手を出さないでくれる?」







お前かよ!!!








いや別に藤堂が嫌いってわけじゃなくて!
あああああんの野郎、主人公の危機に何してんだ三樹ーーーー!!!





主人公を庇った後、「俺と服部さんで退路を開くから、みんな逃げて!」と叫ぶ藤堂。



三樹「そんなこと……出来ないよ。僕は伊東甲子太郎の……実の弟なんだ」
藤堂「実の弟だから、なおさらなんだ!伊東さんの志を伝える人間がいなくなったら、どうするのさ!?さあ、早く逃げてっ!」




藤堂・・・!!(じーん)


藤堂に続いて服部にも頼まれて、三樹を連れて逃げる主人公。
三樹が主人公を連れて逃げるんじゃなくて、主人公が三樹を連れて逃げるんです。
なんかおかしいぞ。



新撰組隊士「逃がさんっ!!」
犬山「邪魔です!!」
ドカッ






なんかおかしいぞ。







いや、あの、男女差別をするわけじゃなくて・・・戦う女子ってのは好きだけど・・・
いやでも、女子に守られる男子・・・え、あれ・・・?






一方、他の御陵衛士を逃すために、まさに身を盾にした藤堂と服部。



藤堂「これ以上、仲間を追わせるわけにはいかないよ」
服部「俺達の道は閉ざされた。でも、思いだけは残したいんだ」



2人とも・・・!!(じーん)



服部と対峙して、悲しいような悔しいような顔をする原田。
しかし「彼らが生き延びて、我らの希望が受け継がれれば命なんて惜しくない」と語る服部。



服部「そんな暗い顔をしないで。君とはいつか本気でやり合ってみたいと思っていたんだ。俺の中にはもう恨み辛みなど何一つない。これより先は一剣士服部武雄として君と勝負させてくれ。本来……剣士は剣で語り、剣と命を共にするもの……それ以上は何も望まない」







服部いいいい!!!!







うわーチクショー!
服部って前作でもサブキャラで出てきたけど、いい男だよね!
ビジュアルだって決して悪くないしさぁ、長身だしさぁ、優しいしさぁ!!
なんでこの人が今回攻略キャラに入ってないんだよ入れてくれよチクショーーー!!!





いやほんと、この伊東甲子太郎の暗殺に関するイベントは本当に切ないです・・・。









そして三樹と一緒にいる主人公はとても男っぷりを発揮していきます。



どういうことだ。









第十一章に入って、イベントに突入。
薩摩藩邸に保護してもらっている三樹を訪れる主人公。
自分の方がツライはずなのに、笑って主人公を出迎えて、顔色の悪い主人公を気遣う三樹。
するとそこに、「手伝ってもらいたいことがある」と中村が登場。


中村の手伝いに向かった三樹を見送りつつ「様子がおかしい」と主人公がポツリと呟くと
その言葉に同意する篠原。いたのかお前。


「周りに気を遣う性格のせいで、無理して明るく振舞う姿が痛々しい」と心配する篠原に
「これからも会いに来てやってくれ」と頼まれて、了解する主人公。



篠原が去って行ったところで三樹が戻ってきたので
何かを思いついた主人公は、三樹を花柳館に連れて行くことに。



犬山「三樹さん、私の稽古に付き合ってください」
三樹「それなら咲彦君なんかに、付き合ってもらった方がよくないかな?」
犬山「今日は竹刀でいきましょうか。さあ、早く構えてください」







聞いちゃいねぇ。









意味が分からないといった顔の三樹に、本気で攻撃を仕掛ける主人公。
三樹も慌てつつも一応攻撃をかわすところは、さすがといったところでしょうかね。
少し経って、三樹の息があがってきたところで



犬山「ここからは、突きと蹴りも交えていきます」
三樹「………え?」
ドカビシバシッ!!






容赦ないな主人公。






三樹「くっ…うっ……!調子に……のるんじゃない!!」
ビシッ
犬山「…………!」
三樹「あ、だ、大丈夫……」
犬山「その調子です!」
ドカッ
三樹「う……うわっ!」



しばらく稽古を続けるうちに「降参!」という三樹に
「まだだ!立ち上がれ!竹刀を取れ!」と言う主人公。どこぞの鬼副長が降臨してるぞ。
しかしそんな主人公なりの気遣いを理解して、清々しい顔で「お陰でスッキリした」と笑う三樹。



三樹「でも僕は……本当に駄目な男だ。周りに気を遣っていたつもりが……逆に……気を遣わせる事になるなんて。本当に、駄目な男だよ」





全然スッキリしてないじゃないか。


スッキリしたんなら、その後ろ向き発言やめろよ!




三樹「兄上……。弟の僕が不甲斐ないばかりに……無念の死を遂げさせてしまって。毛内さん、武雄さん、平助君のお陰で……僕はまだ生きてます」







主人公たちが逃げる際、身を挺して退路を開いてくれたのは藤堂と服部の2人だけだと思ったんですけど
毛内という人物もいたみたいです。
え、ほんとにいた?そんな人。
シックスセンスが無くても見える人なの?




三樹「本当に不甲斐ない弟ですけど、今はまだそちらに行けません。僕はもうしばらく、足掻いてみるつもりです。あなた達の遺志は……この僕が引き継ぎます」




そう言って、しばらく泣いてようやくスッキリしたところで
「初めて兄たちの死に向き合えた」と主人公に礼を言う三樹。



三樹「君には、情けないところを見られてしまったな」







何を言ってるんですか。











情けない姿しか
見た事がないってのに。
(←フォローになってない)














お前から情けなさを取ったら
何が残るっていうんだ!!
(←まったくフォローになってない)














十二章に入って、メインイベントの『墨染』に突入。
篠原を中心とした御陵衛士のメンバーが、新撰組襲撃を企てていると庵から聞いた主人公。
そのメンバーに三樹も入っているのか気になって気になって、夜も眠れず夜明けから外を散歩していると三樹に遭遇。
「篠原さん達が藩邸から消えた」と慌てている三樹。
どうやら三樹は新撰組襲撃に反対していたみたいで、実行グループから外された模様。



局長の近藤を襲うには早すぎるから、きっと病人の沖田を襲いに行ったんじゃないかと推測する三樹。
病人を襲うなんて卑怯極まりない真似なんかさせたくない!じっちゃん兄ちゃんの名にかけて!と、
沖田のいる場所が分からないので、2人して庵に聞きに行くことに。



そこで場面展開。
今にも襲撃に踏み込もうとしている篠原たちのもとに、なんとか間に合った三樹と主人公。
「病人を襲うなんて、やめてください!」と説得する三樹に
「信用を得るには、これしかないんだ!」と反論する篠原。



篠原「例え、伊東くんの意に反しても……活動の場すらなくなってしまってはどうにもならんではないか」






活動しなきゃいいじゃん。










っていうか、お前が動いたところで
余計な事しかしないじゃん。













結局、そこでごちゃごちゃやってるうちに沖田には気付かれたようで
襲撃は失敗に終わりました。ちゃんちゃん。





その場を引き上げて、数時間後に花柳館にやってきた三樹。
三樹によると、「沖田襲撃は、やはり薩摩の大久保の入れ知恵」とのこと。大久保め・・・!!
襲撃を諦めようとしない篠原の様子を見るに、既に次の襲撃計画があるみたいなので
三樹が中村の許しを得て、篠原たちの動向を監視してもらってるらしいです。



そこへ、監視役をしていた別府が「篠原たちが藩邸を出た」と報告に来たので
篠原たちが向かった「墨染」という場所にある民家に行くことに。
その民家に到着して、外から様子を窺うと「近藤を仕留めるぜエイエイオー!」みたいな声が聞こえたので
こりゃ止めなきゃ!と突入する三樹と主人公。



2人の突然の登場に驚く篠原。
「兄の意に反する事はやめてくださーーーい!!」と三樹が説得しているうちに
外に近藤の姿が見えたらしく、篠原に急かされた富山が発砲してしまいました。
幸い、近藤は肩を怪我しただけでそのまま走り去ってしまったので、
「伊東の仇を討つ為なら、死すら受け入れてやらぁーー!」と追撃しようとする篠原。



三樹「馬鹿なことを言うなっ!!」



普段穏やかな三樹が珍しく大声を出したことで、驚いて止まってしまった篠原。
そんな篠原に「何かを得る為に武力が必要なのかと論じた山南さんや兄の言葉を思い出せ!」と叫ぶ三樹。



三樹「兄が貫いた信念……一和同心の信条を思い出せ!我らが一丸となって目指すべきは、兄の仇討ちなどではない!」



そうだ!!
よく言ったぞ三樹!!
お前らが今やるべきことは
諸悪の根源、大久保を殺すことだ!(←そうしたい気持ちも分かるがそれも違う)






「元新撰組というレッテルを貼られている自分達が信頼を得る為には、戦うしかないんだ」と反論する篠原に
「だったら正々堂々と戦場で戦おう」と説得する三樹。



三樹「それならば……僕も共に戦いましょう。永久に誓った仲間として……」



まさかの発言に驚く主人公。
しかし三樹の熱意がようやく伝わって、篠原は新撰組襲撃を諦めてくれたみたいだから良かった・・・のか?





そして十三章に入って、イベントが発生。
花柳館に来た三樹に、いつものように主人公がおこうの居場所を伝えようとすると
なんと「今日はきみに会いに来た」と言われました。
どうやら篠原たちの一件で世話になったから、一緒に食事でもどうか、とのことらしいです。



犬山(もしかして……、おこうさんの事で、私に相談があるとか?)





どんだけ下心があると思われてるんだ、三樹。







とりあえず2人で食事に行って、その帰り道にて
「食事のお礼に藩邸まで送ります」と言う主人公。



三樹「そ、そうかい?なんだか悪いなぁ……」



いやいやいやいやいやいや。
違うじゃん、なんか違うじゃん。
そこは三樹が主人公を花柳館までちゃんと送ってこそ男ってもんでしょ!
送ってもらってどうするんだよお前!!




とにかく藩邸まで歩きながら「そういえば恋の相談を受けなかったな」と主人公が考えていると
「今まで自分の気持ちに正直に生きてきたけど、想い焦がれる者と共に歩むとなると、今までのようにいかない」と三樹が話し始めました。



三樹「許されるのなら……ずっと近くにいたい」



そんな台詞を聞いて
「おこうさんは忙しい身だし、急にいなくなったら先代が困るしなぁ」と考える主人公。
その横で「これが自分勝手な想いだってのは分かってるし、戦いがあれば戦地へ赴くと決心した身だから」と話し続ける三樹。



新政府軍として戦う事を承知でおこうに告白するのは難しいなと思いつつ
「それでも一緒にいるべきですよ!」とエールを送る主人公。
さらに「女だって実は強いんですよ」と言うと



三樹「強い……か。そうかもしれないね」
犬山「あの……私を見て納得しないでください」





おこうは、ある意味最強ですよ。






「参考になったよ」とお礼を言って藩邸に入っていった三樹を見送って
「告白する決心したなら、応援してあげなきゃ!」と思う主人公。



そうそう、応援してあげなきゃね!








って、なんでやねん!!!(←ノリツッコミ)











なんだか三樹ルートの主人公のポジションが、あまりにも不安定すぎるんですけど、どうしたものか。
しかもそんな状態のまま、次のイベントに入ってしまいました。



薩摩藩邸で考え込む三樹。
そんな三樹を変に思いながら隣にいる主人公。


自分達は大久保の捨て駒でしかない事を既に分かってた三樹は、
戦いが始まれば必ず最前線に行くことになるし、そうなれば戦死する可能性も高い事を察して
「自分の気持ちを告げないまま世を去るのはイヤだから、今のうちに気持ちを伝えたい!」と決心して
主人公に「僕と共に花柳館へ行こう」と言ってきました。



「とうとうおこうさんに告るんだ」と思いつつ、素直について行く主人公。
花柳館は慈照も庵も留守にしていて、おこうが出迎えてくれました。
そしておこうに向かって「戦場に行く前に、大事な話をしに来ました」と告げる三樹。



三樹「兄と共に夢を追って上った、この京で……僕は数々の経験を得ました」






そこから始めるの!?







まさかの京に来た時からの話で始まった告白に驚いたけど、それは
「気弱な僕が自分を貫いてこれたのは、ここに慈愛に満ちた存在がいたから」と告げる為の布石だった模様。



三樹「戦場で果てる前に……どうしても伝えておきたかった」





何で死ぬの前提なんだ。






三樹「いつも、傍で僕に力を与えてくれた女性に……。僕は君を愛しています。心から……愛しています」
おこう「三郎さん……」



・・・すっかり主人公が蚊帳の外なんですけど。
とりあえず「こう言ってるけど、どうします?」とおこうに尋ねる主人公。



おこう「あら、それはあたしが決める事じゃないわ。決めるのはポチちゃんでしょ?」



それを聞いて「は?」と驚く主人公に
「いつも傍にいたのはあなたじゃない」と当然のように言うおこう。



三樹「ああ……犬山さん、きみこそ僕が愛してしまった女性だよ」
犬山「で、でも……三樹さんは、おこうさんの事……!」
三樹「最初は確かにそうだった。でも、ようやく僕は気付いたんだ。僕は君を愛してしまっていた事に……。仲間としてではなく……一人の女性として」







なんだこの詩人みたいな言い回しの告白は。




「君こそ僕が愛してしまった女性だよ」なんて言えませんよ、普通。
花輪くんぐらいじゃないですかね。








どうでもいいですけど、昔、花輪くん×丸尾くんというカップリングを見た時は驚愕でした。(←ほんとどうでもいい)







三樹の告白に混乱する主人公。
じゃあ何で花柳館に来たのかというと
本当は親代わりの庵か慈照に聞いてもらいたかったからだそうです。
あ、偶然居合わせたのがおこうだったから、ややこしくなったのか・・・。



三樹「仲間ではなく女性として君を意識してしまった以上……もう一緒にはいられない」







まだ始まってもいないのに
終わりを告げられました。











ちょっと待て!なんだその一方的な展開!!



愛する女性を戦争に巻き込みたくないと言って、三樹が返事も聞かずに去ろうとするので
「返事を聞かないなんて酷い」と叫ぶ主人公。
すると「君は一緒に来るって言うに決まってる」と答える三樹。



三樹「僕が本心では、君と離れたくないように、君も……。それは、僕の自惚れなのかな?」






そうだよ。(←オイオイオイオイ)










とにかく三樹のその台詞で、三樹が好きなことをようやく自覚した主人公。



犬山「私も三樹さんが好きです。だから……だから、あなたの傍にいさせて下さい。例え、それが辛い再会に向かう選択だとしても、私は絶対に後悔しません」
三樹「しかし……」
おこう「はいはい、二人ともごちそうさま」



おっと、2人の世界に浸りすぎておこうの存在を忘れるところだったぜ。
ごめんね、おこう。
急に勝ち組になっちゃって。(←すごいイヤな奴だ)




「どこまでもついて行きます」と言う主人公に
笑って「そうか」と答える三樹。



三樹「なら……共に歩もうか。悲しみに満ちた苦難の道を……








ごめん。
やっぱり考えさせてくれ。












そんな先行きの暗い道を示されても困る。
わかっちゃいるけど、もうちょっとさぁ・・・「ツライけど2人で乗り越えよう」みたいなさぁ・・・。




こうして、メインイベントの『鳥羽伏見』が開始。
戊辰戦争が勃発して、不利な状況に追い込まれてるにも関わらず討って出てくる新撰組に
とにかく仇討ちと称して攻撃を仕掛ける篠原。



三樹「僕は、この戦いを兄の仇討ちではなく……新たな世を作らんとする者として、旧来の秩序を守らんとする者に、挑む戦いとしたい」



・・・立派になったなぁ、三樹。
お前も見習えよ、篠原。



しかも主人公に向かって



三樹「辛いなら後方で待機していてくれていいんだよ」



とかいう気遣いも忘れないしな。
優しいなぁ。
新撰組側には、主人公が花柳館でずっと一緒にいた咲彦や相馬もいるから
彼らと剣を交えるのを心配してくれてるんだろうなぁ。



しかし心配無用と言わんばかりに
「三樹さんは私が守ります」と答える主人公。



どうやら主人公の中では三樹は弱いイメージで、プレイヤーの中でもそういうイメージだけど
篠原曰く、「戦いを決意した彼ほど頼れるものはない」とのことです。
それを聞いて主人公が少し驚いていると、新撰組の隊士が斬りかかってきて
そこへズバズバ斬り倒しながら進んでいく三樹。



三樹「命が惜しい者は道を開けろ!我が道に立ち塞がる者は、誰であろうと容赦しないっ!!」



おお・・・
三樹がようやくカッコ良く見えた・・・。
篠原も認めるだけあって、新撰組隊士が「鬼みたいな強さだー!」とか言って怯んでましたし。




こうして、最終的には新政府軍の圧勝で終了しました。




続いて、イベントに突入。
勝利はしたものの、三樹は左手を負傷してしまったらしく、ある程度回復をしてから京を出て近江に行くことに。
「元御陵衛士として手助けしてほしい」という相楽という人物の、年貢半減令を提唱する姿勢に心を打たれて
喜んで力を貸すことを決めた三樹と篠原。




・・・・・・






ちょっとまって。






相楽・・・
年貢半減令・・・











ものすごいイヤな予感がする。













ナウシカ風に言うと
なんだろう・・・胸がドキドキする・・・
(←ナウシカ風に言う必要はない)











相楽の年貢半減令の申請は上手くいったようで、官軍として認められて軍を再結成して
三樹は二番隊を率いて東海道へ進軍。
進軍しながら、年貢半減令のことを領民に伝えて回って・・・るんだけど・・・
おいおいホントにこれヤバイんじゃないの、アレなんじゃないの。






三樹「それでは……すみませんが我々赤報隊に対する支援をお願いできますでしょうか」













やっぱり赤報隊だったチクショーー!!













ってことは、相楽って、やっぱりあの相楽隊長ですか!
ってことは・・・
ってことは・・・



ゆくゆくはニセ官軍の汚名を着せられて斬首刑・・・








・・・・・・













ギャアアアアア
イヤだあああイヤだあああああ
そんなのイヤだああああああ!!!!















もうプレイヤーとしては気分がグレーなのでこの先をプレイしたくないんですけど、とりあえず進めます・・・。




せっかく三樹の願っていた『民の為の活動』なのに、日に日に元気がなくなる三樹。
そしてゲームを進めるほど元気がなくなるプレイヤー。(←もういいから)



三樹の様子を変に思いつつも、進軍していくうちに
途中で三樹と主人公だけ隊から離れて、とある村に先乗りすることに。
主人公はただ三樹についてきただけだったので、この行動の意味がわからなかったが
どうやら三樹は他の皆より先に着いて確かめたい事があったらしい。



すると、とある浪士と茶屋の主人の会話が聞こえてきて
その内容が赤報隊の事であり、浪士が「あいつらニセ官軍なんだぜ」と話してました。







テメェちょっと体育館の裏に来いや。(←体育館?)







会話を聞いていて、その浪士がある人物に「ニセ官軍だと言いふらせ」と命じられているんだと見抜いて
浪士と直接話をして、「この書状を、あなたに命じた人に渡してください」と、手紙を渡した三樹。
なんかその浪士も、最初はすごい感じの悪い奴だったけど、
三樹と話をしてからは礼儀正しく挨拶してました。
ヘタレ特有のヘコヘコした感じじゃなくて、本当に根はいい人っぽかったです。



その後、隊と合流すると篠原から「東海道鎮撫総督府へ合流命令が出た」と言われました。
なんのこっちゃ分からないけど、驚く主人公と、「やはりそうきたか」と呟く三樹。



そして、名古屋に到着したある日のこと。
「西郷さんから連絡があって、年貢半減令は却下された」と三樹に話されました。



三樹「僕らは偽官軍の疑いで、捕縛されることになるだろう」






イヤアアアアアア!!!!
やっぱりこういう展開かあああ!!!










三樹「僕はまた……捨て駒にされたようだ」









ギャーーース!!
誰だ!誰の策略だ!
大久保か!大久保だろう!?そうに決まってる!!(←断言)




「西郷さんは書状で謝ってくれたけど」と笑う三樹に
「笑い事じゃない!」と怒鳴る主人公。
まったくだよ!
篠原はともかく一時の感情に囚われず、
正しい道を歩き続けた三樹がこんな目にあうんだ!篠原はともかく!
あいつは死んでも構わん。




三樹「ああ、笑い事じゃない。でもね……僕にはもう、覚悟が出来ているんだ」






諦めたらそこで試合終了ですよ。








三樹「捨て駒であろうと駒は駒。例え歩であろうと王を守ることは出来る……」



いや出来ないよ。
歩じゃ王は守れないよ。
王がピンチだからって、横に行くことはもちろん後戻りすら出来ないんだぞ歩は。





そう、大切な者を守る事は、僕にも出来るはずなんだ。万民を救う夢を捨てたわけじゃない。けれど、僕には僕なりの道があることに気がついたんだ」




そうだね。








でも死んだら元も子もないよね。











三樹「こんな平凡な男だけど……ついて来てくれるかい?」














ちょっと考えさせてください。(←ここまできて!?)












その頃の薩摩藩邸。
「今回の処置は、あまりに酷い」と大久保に抗議する西郷。






やっぱりテメェか大久保!!









スッキリしない事件の裏側にはやっぱりお前がいるんだな大久保。
西郷に抗議されても反省の色無しだしよぉ・・・ムッカツク・・・!!
もういいじゃん、史実と違うけど大久保を殺してENDでいいじゃん。
るろ剣に出てきた大久保さんは、本当に国の事を想ってて好感の持てるおっちゃんだったけど
この大久保はひどすぎる!
こいつ殺したら全て丸くおさまる気がする。



そんな事を想っていると、大久保のもとに三樹からの書状が届きました。




『この度は、またも手の込んだ処置、誠に恐れ入ります。
この三樹三郎、よほど使いでのある捨て駒なのでございましょう』










清々しいまでに嫌味たっぷりだネ☆










その続きで、「もしも捨て駒っぷりに何か感じるところがあれば、次の願いを聞いてほしい」とまで読み上げて
それ以降の内容は分かりませんでしたが
西郷が「こりゃ1本取られましたな!」って豪快に笑ったり
大久保が「褒美の1つも与えなければ」と言ってるし
BGMも和やかだし、きっといい流れなんでしょうね。
もしかして、斬首刑は免れたのかな?
もう大久保を斬首刑にすればいいんじゃないかな。



いいよもう、そのほうがいいじゃん。
罪名とかどうでもいいじゃん。
西郷さんの実家に腐ったイカを送りつけたとかでいいじゃん。





その後、伊東を中心とした油小路で死んだ4人と、
会津藩邸で殺された10人(←新撰組を離脱して御陵衛士に入ろうとして、大石に斬られた)を
手厚く埋葬して終了。




・・・・・・






あれ?終了?
ほ、ほんとに斬首刑は免れたのかな!?



いや、でもまだエンディングがあるからな・・・油断ならん・・・。





えーと、エンディングは、明治に入って『鈴木 三樹三郎』という名前に変名して、江戸に滞在してました。
ってことは、やっぱり斬首刑じゃなかったんだ・・・良かった・・・!!




偶然出会った永倉と桜庭に
お互いに「元気そうだな」とか「どこに住んでんの」とか話したけども
長々と喋ることなく「いずれまた」と三樹・・・じゃない、鈴木は去ってしまいました。



鈴木の背中を見送って、「まだ京の事で悩んでるのかな」と心配そうな桜庭に
「今の顔は違う」と笑って話す永倉。



永倉「ああ、実に力の抜けた、いい顔してやがったじゃねぇか。へっ……立派になったもんだぜ」



それから、主人公のもとにやってきた鈴木。
永倉たちと会った事を話してる時のスチルはいいなぁ・・・。
鈴木も主人公も幸せそうだ。



鈴木「僕は君を手に入れた事で、自分が手にしうる幸せは全て手にしたように思う」





安い幸せですね。(←オイ)






鈴木「だからこれからは……そんな幸せを一人でも多くの人と、分かち合えるように頑張っていくよ」
犬山「あ……」
鈴木「ポチ、愛しているよ」










愛してるの響きだけで
強くなれる気がしたよ













あ〜〜〜・・・なんていうか安堵感がありますね。
三樹・・・じゃないや、鈴木、ああもう三樹でいいや!めんどくさい!
三樹自身がほんわかした人物だから、幸せそうな絵が本当に柔らかく描かれてていいなぁ。



しかし良かったーーーー!!
もう赤報隊になった時点で死別ENDを覚悟してたから
この展開は本当に嬉しい!!!
だって本当に諦めてたもの!



三樹は最初の時点でおこうに桃色片想いだったし、
自分に自信が持てなくてウジウジクヨクヨしてるキャラだったから
そこまで好きになれそうもなかったけど、たまにはこういうほんわかキャラもいいですね。
これはこれで良かったと思います。



何よりもまず斬首刑なんてならずに済んで良かった・・・!!





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