鹿取 菊千代CV:皆川純子




他人から出自や身の上を聞かれても、あからさまな嘘ではぐらかしてしまうため、誰も彼の正確な素性を知る者はいない。



素性?








オカマでしょ?(←そういうことじゃなくて)







本人曰く、少し針の心得がある他、華麗な舞を舞えるなど、多芸な人物。



あくまで本人曰くです。



自称「日本一の情報屋」で、一匹狼の情報屋を気取っている。



あくまで自称です。



普段は努めて落ち着きのある柔らかな物腰を心がけているようで、初対面の印象はよいが、ある程度心を許してくると、不意に言葉遣いがおかしくなったり、強引な行動が見受けられるようになる。



それはもう普段から心がけてるわけじゃなくて初対面だけじゃないのかね。



ただし、本人としては「寡黙な切れ者」であることを自負しているようで、前述のような面があることを指摘されると機嫌が悪くなる。



あくまで本人としてはです。
って、なんかもうさっきからそういうのばっかりだな。



世の情勢にはかなり通じており誰とでも話を合わせることができるなど、どんな人間とでも時間をかけず親しくなることができる(ただし親しくなればなるほど理解不能な言葉遣いや行動が増える)。



親しき仲には礼儀はないというわけですね。




男女問わず、気に入った人物の衣装を見立てたり、化粧を指南することが趣味。



山崎なら分かるが、何故(多少女っぽいけど)男に衣装を見立てられて化粧を指南されにゃならんのだ。
IKKOか貴様。





前作の主人公と新撰組メンバーのカップリングは山南さんでいきます。
これ、カップリングを選ぶ時に山崎を選ぶとちゃんと
『この場合鹿取を攻略出来ません』って表示されちゃってるあたり
山崎と鹿取が同一人物だってバレバレですよね。





えーと、まず第一章のメインイベント『富山弥兵衛』ですね。
花柳館を訪れてきた中村が「富山という人物を預かって欲しい」と言ってきたんですが
当の富山本人は来る途中ではぐれてしまった模様。
「そのうち来るだろう」と思ってたけど、全然来る気配がないので
花柳館メンバーと中村、さらにちょうどやってきた鹿取も一緒に捜索することに。



鹿取と相馬と一緒に探すことになった主人公。
とりあえず何でもいいから情報が欲しいので、相馬にお願いして占ってもらうと
「彼に危険が近づいている」とのこと。



鹿取「まずいね。こりゃさっさとヤジロベー君とやらを探し出さないと」
犬山「ええ、そうですね」
鹿取「…………」
相馬「弥兵衛です、菊千代さん」
鹿取「そうそう♪、その言葉が欲しかったんだよ!」
犬山(付き合ってられない……)












絶対零度とは何だ、答えろ氷河!














なんだ、何なんだこの温度差!
ていうか何で主人公はあんなにクールでドライなの!?
いいじゃない、そんな激しく突っ込めなんて言ってないじゃない!
相馬みたいに「弥兵衛ですよ」とか静かに言ってもいいじゃない!
何でスルーなんてしちゃうんだよ主人公!!So Cool!!



とにかく、そんなやり取りをしていると偶然、新撰組の斉藤が通りかかりました。
鹿取を見て何か気にかかった様子の斉藤が、無言でじっと見てくるので
うろたえながら「俺に何か用?」と鹿取が質問すると
「別に」と答えて去ってしまいました。
その様子を見て「知り合い?」と主人公が尋ねると



鹿取「あ、あはは、オレがあまりに美しいんで見とれてたんじゃない?」
相馬「そんなわけないでしょう」
鹿取「ちょっと!!それどういう意味!?




地が出てますよ。




その後の展開は、富山を見つける頃にはいつの間にか鹿取は所用でいなくなっていたので割愛。





第二章に入って、イベントに突入。
花柳館にて浮かない顔の鹿取。
どうしたのか聞いてみると、「勝負にもならないまま、一方的に打ちのめされた」とのこと。
事情はよく分からないけども、とりあえず励ましてはみたんですが
「この敗北感は尋常じゃない」と全然浮上する兆しは見えず。




序章で咲彦に一方的に打ちのめされてた奴が今更何言ってんだよ。



そして今度は「まだ勝負してないんだったら、まずは同じ勝負の舞台に立ってみればいい」と主人公が叱咤すると
それを聞いて「敗北感は負けてから味わうものだもんね!」と、ようやく吹っ切れた様子の鹿取。
早速勝負のステージに向かう鹿取ですが、何故か主人公も連行させられることに。



そして到着したのは写場。(写真屋)



ちゃっかり主人公まで衣装替えさせられて、一体何なのかと聞いてみると
突然、石川誠之助の話題を振られました。
一応主人公も「才谷さんと一緒によく来る人だ」と石川の事を知っている模様。



鹿取曰く、石川こそが鹿取を落ち込ませた張本人であり
「ここで今までの常識を覆す写真を完成させたんだ!」とのこと。
それを聞いて「常識を覆す写真って何スか」と主人公が質問すると




鹿取「とびっきりの笑顔の写真だよ!」











はい?










・・・まぁ、確かにね。
昔の写真って1枚撮影するのに何時間もじっとしてなきゃいけなかったらしいから
満面の笑みを長時間保つなんてのは、かなりの苦痛だったと思うけどね。
だけどね。
だけどね。












知ったこっちゃねぇよ!














「あいつの満面の笑みが町中で大評判になってて悔しい!オレも笑顔写真を完成させてやる!」と
気合入りでテンション上がりまくりの鹿取。
それを聞いて「頑張ってくださいね」とテンションの低い主人公。



鹿取「何言ってるんだ。キミもオレと一緒に写してもらうんだよ?」














聞いてねえよ。













と、どんなにプレイヤーが心の中で罵倒したところで
結局主人公は一緒に写真を撮ることになってしまうんですがね。



犬山「あの……まだですか?」
鹿取「まだ……まだ、ダメだってば」
犬山「でも、動かないでいるのってかなり辛くって。それに、もうこれで三回目の挑戦なんですよ?」
鹿取「だからあまり喋らない!口がぼやけちゃうよ」



そうして完成した3回目の挑戦の写真は
見事に顔がぼやけてました。鹿取だけ。




もう疲労困憊の主人公に有無を言わせずヤケクソの4回目の挑戦中、



男の声「ふふ……辛そうだな、鹿取」



誰かと思ったら、鹿取に屈辱を抱かせた張本人でもある石川誠之助が登場。
石川の姿を見た鹿取が「オレを笑いに来たのか?」と喧嘩腰になりかけたが
突然石川が「動くな!!」と大声で怒鳴ったので、思わずビックリ。



石川「気合が全てだ!気合で身体を固めるんだ!死と背中合わせの日常を送る生活も全ては、今日この日の為の胆力を鍛える為にあったと思え!









んな無茶な。










しかし鹿取は石川の叱咤激励に心打たれちゃった様子。



鹿取「気合、気合だよ……石川君の心意気を無駄にしちゃいけない!」









その前に時間の無駄だと思うんだ。












しかし努力の結果、見事に鮮明な笑顔の写真が完成。
それを見て大喜びの鹿取。



鹿取「か……、完璧だ……これぞオレの求めていた笑顔!」
犬山「……そうですか」
鹿取「やったぞ、ポチちゃん!オレ達はついに成し遂げたんだ!」
犬山「……そうですね」
石川「やったな、鹿取。それでこそ、俺の好敵手だ」



笑いあう鹿取と石川。
げっそりとした主人公。



犬山「もう私は誘わないで下さいね……」




きっとこの場にいたであろう写場の人は
黙って主人公の肩を叩いてやればいい。





このイベントが終わって次の章に行くと思いきや、もう1つイベント発生。
主人公と慈照が稽古をしていると、鹿取がやってきました。
庵に会いに来たらしく、相馬が庵を呼んできてくれることに。



鹿取「ふうん……相馬君もなかなか有望だなぁ」
犬山「どういうことですか?」
鹿取「ああ、気にしないで。こっちの話だからさ」






相馬はノーマルですよ。(←そうじゃなくて)







でも、そうか。
こうして鹿取・・・っていうか山崎を通して土方が相馬の存在を知って
後々相馬をスカウトに来たって事か。



その後、慈照がおこうに呼ばれて行ってしまったところで
相馬に呼んでもらった庵が登場。
そして鹿取と庵で『世間話』という名の情報交換をしていて
鹿取が「とある所から庵を招き入れたいと言われてる」と話を始めました。
まぁ120%の確率で新撰組なんでしょうけどもね。
「絶対どこか仕官するべきだよ!」とプッシュし続ける鹿取。



鹿取「悪い話じゃないと思うんだ。だからさ、話だけでも聞いて……」
桜庭「あの……ごめんください」
鹿取「……えっ?」
犬山「あっ、鈴花さんじゃないですか」
鹿取「…………!!」





桜庭の事を知らない庵と慈照(←おこうの用事から戻ってきた)に
「弥兵衛さんを新撰組に紹介した時に知り合ったんです!」と紹介する主人公。
桜庭はというと、ここに主人公がいると知って来たわけではなくて
「自分の実家も道場だったから、つい懐かしくて見学したくなった」とのこと。



そして、横でビクついている鹿取を見て「あれ?」と不思議そうに見る桜庭。



桜庭「あの、もしかして山ざ……」
鹿取「あっ、そうそう!キミ、せっかくだから少し稽古をつけてもらったら!?」





苦しいなぁ鹿取(爆笑)





ここで選択肢が出るんですけどもね。
いや〜・・・このまま行動が不審な鹿取をチクチクいじめたいところもあるんですけど
これで次のフラグ立たないと困るので、とりあえず鹿取の誤魔化しに協力する選択肢を選んでおきました。



「とりあえず流派について知りたい」と言った桜庭に、喜んで語る慈照。
その間にそそくさと帰ろうとする鹿取。
しかしそれを「まぁ待ちたまえ」と呼び止める庵。



庵「これが終わったら、先程の話を詳しく聞かせてもらいたいのでね」
鹿取「えっ?あ……う……そ、それならもう少し……」
犬山(庵さん……何だか菊さんをいたぶって遊んでいるみたい……)






その通りだよ。







そのうち、花柳流について語っていた慈照が
「うちの稽古を見れば剣だけじゃ分からない何かが分かる」と言うと



桜庭「そうかもしれませんね。もしかしたら山……」
鹿取「うわぁぁぁーっ!!」
桜庭「あの、どうしたんですか?さっきからどこか変ですよ」
鹿取「い、いやいや!そんなことはないさ!庵さん、やっぱりオレ、今日はこれで失礼するよ!」
庵「そうかい?そりゃ残念だな。これからが面白いところだったのに





サディスティック!!





バタバタと出て行った鹿取を見て
呆気にとられながら「菊さんは慌しいなぁ」と呟く主人公。



桜庭「菊さん……?菊さんって、あの人は山……ああっ、そういうこと!?……悪いことしちゃったかも」



そうそう、そういうことなんだよ。
だからね屯所に戻ったら謝ってあげるといいよ。(←いやダメだろ)



しかし思い切り変装バレまくってんじゃないか鹿取。



鹿取が帰って少しした頃、桜庭も道屯所に戻り
「なかなか楽しませてもらった」と笑う庵に、「意地悪いですよ」と指摘する主人公。
しかし「俺はお前が助け舟を出すと思った」と言い返す庵。



犬山(もしかして、私も知らず知らず、楽しんでしまっていたのかも……)






そこに快感を見出せば君も立派なサディストだ☆







そんなこんなで、ようやくメインイベント『慟哭』が開始。
新撰組の山南が営む塾の子供が、土佐藩士に斬り捨てられるという事件が起きたのを聞いて
これから山南はどうするんだろうと、主人公・庵・絹緒の3人で話していると
鹿取がやってきました。



鹿取の用件は当然山南の事について。
相当急いで情報収集をしているようで、庵のところには特に情報が無いと知ると
落ち込んだ様子を見せながらも、すぐさま次の情報を集めに出て行ってしまいました。



その後、主人公が花柳館の外で山南の事を気にかけていると、鹿取が息を切らしてやってきました。
話を聞いてみると、「山南の姿が見当たらない」とのこと。



鹿取「いつもは行く先も告げずに外へ出ることなんてないのに……!」
犬山「そうなのですか?」




こんな時でも揚げ足をとるのは忘れない主人公。





完全にSへの目覚めを果たしていますね。





まぁその後は面白い事もなく
山南と土佐藩士(←子供を斬った犯人)の決闘を経て、山南の切腹で幕を閉じました。
面白い事を期待してる時点で何か間違ってる事は触れないでいただきたい。






さて次は第三章のメインイベント『良順来訪』。
慈照の旧友でもある松本良順が来るとのことで、おこうがご馳走を作っていると
いつの間にやら現れた陸奥がつまみ食いをしてました。
悪びれる事も無く次々とつまみ食いをしようとしていると
突然何かが飛んできて、悲鳴をあげる陸奥。



鹿取「やあ、今日は御馳走だね。とてもいい匂いだ」
陸奥「てめぇっ!人に石をぶつけといてその態度かよっ!」
鹿取「今日は何か特別なことでもあるのかい?」
陸奥「無視してんじゃねぇっ!!」




そうだぞ鹿取。
無視される寂しさはお前も第一章で味わったじゃないか。




で、その後おこうのお誘いで鹿取と陸奥も宴会に参加することになり
夜になって松本がやってきて、大人数で宴会開始。
お酒も入って盛り上がってくると、今後の日本についての談義が始まりました。
そのうちに、辰巳に「お前は才谷の金魚のフンだ」と言われて、「オレと才谷さんは同志だ!」と陸奥が反論。



鹿取「確かに才谷さんは素晴らしいけど、キミはどうかなぁ?」






まぁ、プレイヤーとしては
お前の本性の方がどうなんだって感じですけどもね。







鹿取の考えとしては、
『各々の主義主張をどうまとめるかが、理想を持つものたちのせめぎ合い』とのこと。



鹿取「でも、皆が根本的に理想としている世界は、争いの無い平和な世界だってことは間違いないよね」







約一名(大石)を除いてな。








しばらくして、もうすっかり夜も更けて
主人公が外で新鮮な空気を吸っているところに鹿取がやってきました。
さっきの議論の事を考えていたと言う主人公に
「自分が何も考えてないとか思うことはないよ」と話す鹿取。



鹿取「キミは今、まさに将来の自分自身を形作っている最中なんだ。無理に考えをまとめる事はない」





もう既に将来とか言ってる場合じゃない年齢まで
達してしまった場合はどうしたらいいんでしょうか。
(←どうしようもない)






鹿取「ゆっくり、でも確実に自分の思いを形にしていけばいいさ」








形にしたらしたで
確実に人間としてダメになる場合はどうしたらいいんでしょうか。
(←救えない)










さて、第四章に入ってメインイベント『帰郷』へ突入。
とある日の夜、「長州に行くことになった」と鹿取が話すのを聞いて
新撰組で何か動きがあることを悟った主人公。
鹿取としては庵に同行を頼みたかったみたいだけど、庵はあっさりと拒否。



そしてその日、主人公がどうやら自分の過去っぽい夢を見て
翌朝、庵にその夢のことを話すと、何やら考え込んで「やっぱり長州に行くから、お前も来い」と言い出す庵。



すると場面は新撰組の屯所へ。



山崎「勇ちゃん、例の人物が長州行きを決心したわよ」
近藤「そうか。なら烝はそいつと行動を共にして西へ下ってくれ」




早速チクられました。

あのオカマ野郎!






慶応元年11月。
長州へ行く途中の広島に入った庵と主人公と鹿取の3人。
しばらくここに滞在だーって事になったところで



近藤「おや、きみ達は?」
鹿取「…………!」



何も知らない主人公がビックリするのは分かるけど何故鹿取がビックリしてんだよ。
しかし近藤はさすがと言うか



近藤「情報屋の鹿取君。こんなとこで会うとは奇遇だねぇ」



ちゃんと察してました。
しかし鹿取がビクついている意味が本当に分からん。



で、数日滞在しているうちに庵のもとへ1通の文が届き、
それを合図にするみたいに、とうとう長州へ入った3人。



庵が主人公に会わせたい人物がいるらしく、鹿取と別行動を取ろうとしたところで
なんと高杉晋作が登場。
「あの方に会う前に俺についてこい」と言う高杉。
庵と主人公はいいとして、正体が新撰組メンバーである鹿取は、まさに敵本陣に単身で突っ込むようなものなので
「身の安全は保障できないけどどうする?」と一応気遣う庵。



鹿取「心配無用さ……。近藤さん同様、オレも今回の旅には命をかけているからね」







あなたは死なないわ
私が守るもの













うん。










言ってみただけだ。(←守ってあげて!)











高杉に連れられて、とある宿の一室に来た主人公たち。
庵のことを「木戸(←後の桂小五郎)と並ぶ才人だった」と高杉が言ったことにより
庵が長州出身なんだと知って驚く主人公。
鹿取も一応驚いていたけど、知ってたっぽいです。



続けて「あんたがいない間、長州は大変だったんだぜ」と庵に話す高杉。



高杉「かつて松陰先生から教えを受けた仲間、吉田栄太郎は京で新撰組に討たれ……」
鹿取「…………」
高杉「久坂義助は政変を成し遂げられず自刃して果てた……」
犬山(高杉さん……ずっと菊さんの目を見て話してる)




高杉・・・








お前、ホモだったのか。(←そうじゃない)










そのまま、血を流したのは「あくまで腐った世の中を正すため、己を貫き通した結果だ」と
長州藩士の名誉について熱く語る高杉。



高杉「分かるかい、そこのあんた?」
鹿取「えっ……そ、それは……」
高杉「はっはっは!何、慌ててやがる」
鹿取「くっ……」



あ〜あ、もう完全に高杉のペースですね。
そりゃ敵陣真っ只中で心に余裕を持たせるのは無理な話ですけども。



しばらくして庵がそろそろ帰ろうとするが
「まだ納得いく答えをもらってない」とストップをかける高杉。



高杉「せっかく好意でその男まで藩内に通してやったというのにな」
鹿取「…………」
庵「それはそちらの勝手。俺から頼んだことじゃない」




煽るなバカヤロウ!!





もうこの場の空気がピリピリしてきちゃって本当にヤバイんじゃないかと思ったら
突然大笑いをし始める高杉。
どうやら庵が一筋縄じゃいかないっていうのは既に承知済みだったみたいで
結局、無事にその場を出ることができました。



それから「無事に京に着いたらまたよろしくね〜」と軽い挨拶をして鹿取と別れ
主人公は庵の後をついて山道を進み、とある寺に到着。
寺に入ろうとした瞬間、
主人公の頭の中に、倒れてる男女と鬼のような形相の男の映像がフラッシュバックして
途端にパニックに陥る主人公。
そんな主人公を落ち着かせながら、「まだ早かったか」と呟く庵。



庵の言った言葉の意味を問いただそうとしたけども
「お前は来た道を戻って、鹿取くんを探し出して傍についてろ」と言われてしまいました。



変に思いながらも庵の言葉に従って山道を戻る主人公。
すると、ちょっと歩いたところで鹿取と遭遇。



犬山(かなり前に別れたはずなのに、私達のすぐ後ろにいるなんて……)



ストーカー防止条例違反で訴えますよ。(←この時代にはありません)




「庵に一緒にいるように言われた」と言う主人公の話を聞いて
最初は「まいったなぁ」なんて苦笑していた鹿取だが
突然何かに気付いて険しい顔つきに。



高杉「二人……か」



ギャーーーー!!
お前もついてきとったんかい!!
しかも馬に乗って来てんじゃん!!
騒がしい街中ならともかく、山道じゃんよ!
足音で気付けよ主人公!!




高杉「やれやれ……狗を追いかけて来てみれば、お嬢さんまでいるとはね」




まぁ、その狗の方が主人公たちを追っかけてきたんだから、必然ですよね。




一気にヤバイ雰囲気の中、名前を聞かれて
『鹿取菊千代』と名乗ると



高杉「へぇ、狗っころにしちゃ、大層な名前だな」
鹿取「あのねぇ!さっきからアンタ、狗、狗って、何様のつもりなのさ!?」
高杉「おまけに雄か雌かもわからねえときたか。こりゃ、傑作だな」
鹿取「ちょっと、アンタ!!」



いや落ち着けって。
声のトーンがオカマに戻ってますよ。




威勢良く反論してはいるが
既に周りを高杉の仲間に取り囲まれていて、もはや四面楚歌の状態。
おおおおおいヤバイよヤバイってピンチだって、ちょっと庵呼んでくるから待ってて!(←その間に死にます)




高杉「新たな芽が息吹いた今、朽ちた大木は無用の長物。世の俗物が気まぐれに与えた水も意味をなさなかったな。もはや土に返る他ない古木に何を期待している」
鹿取「根はまだ朽ちちゃいない。切り株に芽吹いた草木が……光を浴びて、再び大樹となる事もあるだろう」
高杉「光は俺たちと共にある。古木は日陰で根腐れしてな」




・・・・・・






何ですかこの植物談義。







ストレートに幕府とか将軍とか言えばいいじゃない。
植物に例えて話す意味がわからない。



しかしここまでピリピリしてたくせに、結局見逃してくれました。
というか、高杉としては主人公に気遣ってのことらしいです。
多分ここに主人公がいなかったら、鹿取の命は本当にヤバかったんだろうな。



しかし、別れ際の高杉の言葉がどうやら主人公の素性を知っているような口ぶりだったので
その事が気になりつつ、「菊さんは私のこと何か知ってる?」と、とりあえず鹿取に聞いてみると
「花柳館門人の手練れ」と答えられました。
さらに「他にもある」と続ける鹿取。



鹿取「素顔は可愛い女の子だってこと!」
犬山「き、菊さん!からかわないでください」
鹿取「ははははは!」








あの・・・










さっきまでピンチだったって分かってる?














そんな「菊さんのイジワル!バカバカバカ!」「ハハハハハ、怒った顔も可愛いよハニー☆」なんてやり取りをしていると(←してません)
庵がやってきたので、鹿取は仲間のもとに戻っていってしまいました。





そうして第四章は終了して、第五章は特になかったので省略して
第六章に入るとイベント発生。



ある日、花柳館で暇を持て余していた鹿取が
「情報収集能力の力比べをしよう」と誘ってきました。
勝敗の条件としては『今、一番美味しい甘い物をいち早く調達した方が勝ち』とのこと。



やる気マンマンで情報収集に出て行った鹿取を横目に
手近なところで済ませちゃえばいいんじゃねと、香久夜楼にいる女たちに目をつけた主人公。
さらに自分で聞き込みをするかと思いきや
庵の部屋にいた絹緒に任せるという体たらく。




他人を使って利益を得るとは、段々と庵に似てきましたね。




しばらくして、自力で聞き込みをした鹿取がブツを買って花柳館に帰ってきましたが
主人公がというか絹緒が聞き込みして買ってきたブツと一緒なので
結果として主人公の勝利。
苦笑しながらも、潔く負けを認める鹿取。



鹿取「ははは、今日は楽しかったよ。また付き合ってくれるかい?」




・・・・・・





あれ、なんだろうこのデジャヴ。









ときめいたりメモリアったりするゲームで
デート終わりによく聞いたフレーズだ。
(←メモリアるって何だ)














あれ、ここもしかして伝説の道場ですか?















そんなイベントの後に、フリートークがあったわけですが
トーク相手に鹿取がいなかったので何となく乙乃を選んでみました。



乙乃「はぁ、いつ見てもいい男だねぇ、あの菊ちゃんは」




本性はオカマですけどね。




惚れ惚れと語る乙乃に、「お気に入りなんですね」と返す主人公。



乙乃「ああ、ああいった男なら、いつも傍にはべらしてると気分いいだろうねぇ」
犬山(はべらされる方は、どうだか知らないけど……)







そのコメントは是非声に出してほしかった。








で、次のフリートークで鹿取がいたので早速選び
「乙乃さんがお待ちかねでしたよ」とか言っちゃう主人公。
それに対してひきつり笑いをする鹿取に、さらに「大人気ですね」と主人公。



鹿取「アハハ、まあね。もっと若い子たちに人気が出るとさらに嬉しいけどね」



そうですよね。
その気持ち分かりますよ。
若い子に人気あると嬉しいですよね〜。
5歳以下とかね。(←若すぎです)





第七章に入って、メインイベント『御陵衛士拝命』へ。
新撰組を離脱して御陵衛士として新たにスタートすることになった三樹や富山たちが
わざわざ挨拶に来てくれたので、和やかに話していると



山崎「こんにちは〜、お邪魔しちゃっていいかしら?」





なんか来た。





山崎「皆さん初めまして。アタシ、新撰組の山崎烝って者なんだけどォ」
犬山「あ……」
咲彦「う……」
辰巳「おいおい……」



山崎=鹿取っていうのを知ってる主人公はともかく、
咲彦と辰巳ってどうなんでしょうかね。
反応を見るに、男だってのは分かってるんだろうけど、山崎=鹿取って知ってるかは微妙な感じ。



辰巳「おい……そこのお前。その妙な口調はやめろ。耳に響きやがる」
山崎「ちょっとォ!失礼なこと言わないでくれる?」
辰巳「うっせーぞ!俺は貴様みたいな妖怪めいた男に馴れ馴れしくされる覚えはねぇ!
山崎「ちょっ……よ、妖怪ですって!?きぃぃぃぃ〜っ!!何の取り得もない大メシ喰らいが、何様のつもり!?」
辰巳「おい……誰かあいつを黙らせてくれ」



やっぱり男だってのは分かってるんだよなぁ。
でも『何の取り得もない大メシ喰らい』って如何にも普段の辰巳を知ってる口ぶり
誰もつっこまないってことは、やっぱり山崎=鹿取って知ってるってこと・・・なのか?
む〜〜〜〜ん。



そして今度は野村と相馬も登場。



野村「うっひょー、キレイな姉さんだねー!」





こいつは論外だな。






でも、野村の言葉に一気に機嫌を良くした山崎は
「アンタもなかなかイケてるわよ」とお返し。



野村「うひぃ〜っ!!これって恋!?今まさに愛が生まれたとか!?」
相馬「野村、山崎さんは男だ。それでもいいなら別に止めるつもりはないが」
野村「おいおい、相馬〜。嫉妬してんじゃないっつーの」
山崎「そうそう。男だろうが女だろうが美しければそんなのどうだっていいわよねェ」
野村「そうそう、男だろうが女だろうが………………相馬、もしかして、ホントにあの人、男だとか?」
相馬「くどい。さっきも、そう言ったはずだ」



相馬あたりなら気付いてもいいとは思うんだけど・・・やっぱり気付いてないのかなぁ。
こいつもまた微妙だ。



と、そこへ今度は庵もやってきて
「色々と噂は聞いているよ」と山崎に話しかける庵。



庵「しかし、不思議だな。君とは初めて会った気がしない」
山崎「あら…、そ、そう?」
犬山(ああ……、庵さんまで遊んじゃってる)



・・・・・・?
庵さんまで?
え、あれ、じゃあもしかしてやっぱり全員(野村以外)は山崎=鹿取って知ってるってこと?
う〜〜〜む、よく分からんなぁ。



でも山崎が入ってきた時の対応を見ると
鹿取が『新撰組の山崎』の格好をしているのは初めて見たってことかな。
これからの関係がギクシャクしますね。




とにかく山崎を中心としたやり取りを見ていて頭が痛くなった主人公は
一度、花柳館の外へ退散。



山崎「かわいいお嬢ちゃんね。アンタ、名前は何て言うの?」



頭痛のタネがついてきました。




犬山(どうしよう……追っかけてこられちゃった)






主人公も迷惑な様子。(笑)







そんな感じで、ようやく第八章へ。
フリートークの前に、鹿取から
「新撰組の山崎からの伝言で『新撰組に遊びに来てね』だって」と言われました。
お前じゃん。




で、フリートークで鹿取も山崎もいないので、とりあえず沖田を選択。
新撰組の屯所に遊びに来た主人公を見て、「山崎さんから話は聞いてますよ」と出迎えてくれたので
「鹿取のことは知ってる?」と聞いてみると



沖田「えーっと……一応、知らないことにしておいてください」






知ってるんですね。








そんで次のフリートークには鹿取が選べたので、迷う事なくチョイス。
「山崎くんがもっと新撰組に遊びに来なよって言ってたよ」と言う鹿取に
「また時間があれば」と無難な返答をする主人公。



鹿取「将を射んと欲すれば……か」






・・・・・・









目的は庵というわけですか。












主人公はただの遊びだったのか。(←遊び?)
















さあ、お仕置きの時間だ
俺を怒らせた罪は重い















そしてこの章の4回目のフリートークでは山崎が出てきたので、選択。
どうやらこの日は気温が高いようで
「暑くなりそうですね〜」とテンション低めな主人公。



山崎「そうねぇ、アタシと一緒に水風呂にでも入る?」










破廉恥である!!!!













フリートークが終わって、メインイベント『二君に仕えず』が開始。
慶応3年6月。
新撰組の10人が、「新撰組を離脱して御陵衛士に入りたい」と伊東を訪れました。
とりあえずその場は断られ、「会津藩邸に願い出てみなよ」とアドバイスを受けて
翌日、早速会津藩邸に出向いて書状を渡した10人。
その翌日、10人の行く末を心配している伊東が気にかかって、
主人公が伊東のところへ行こうとすると鹿取に遭遇。



既に事情を知っている鹿取に「オレについて来なよ」と言われて、会津藩邸に同行。
藩邸の周りは警備中の新撰組隊士でいっぱいだったけど、
鹿取が手回しをしてくれたおかげで、すんなり入り込めました。
そんな鹿取に「どうして、ここまでしてくれるの?」と尋ねる主人公。



鹿取「門外漢のオレがキミにしてやれる事は限られてるけど……オレが手助けする事で、キミに笑顔が戻るのなら、ね」





こんな事を爽やか笑顔で言われたらキュンッとなるかもしれないけど
お前、門外漢じゃないし。
新撰組じゃん。
関係ありまくりじゃん。




とりあえず藩邸内に忍び込むことに成功して
「2人で天井裏にいたらバレる可能性が高いから〜」とか言って別行動をすることに。
そして主人公が鹿取の言いつけ通り、天井裏に上って10人と新撰組幹部のいる部屋の近くまでやってくると



山崎「ごめんなさァい、お待たせしちゃったかしら」







別行動・・・???







新撰組幹部と10人が話し合いをして、
ひとまず10人の意見をまとめようじゃないかと、10人だけが隣室へやってきたところで
先に潜んでいた大石に呆気なく殺されてしまいました。
その様子を見てショック受けまくりの主人公。



10人が殺されたところで、その場にやってきた新撰組の幹部たち。
こんな事態は近藤さえも知らされてなかった事らしく
「どういうことなの!?」と山崎が食って掛かると
土方が独断で大石に頼んだことと判明。



山崎「トシちゃん、いい加減にしてよ!そんな事してたら誰もアンタについてきてくれなくなるわよ!」
土方「不平不満を抱いたままついて来られても迷惑なだけだ」
山崎「んもぉっ!付き合ってられないわ!」



怒りに任せて会津藩邸を飛び出した山崎は
一足先に外に出ていた主人公と合流した頃には鹿取の姿に戻ってました。
「あんな悲惨な場面を見せてしまってゴメン」と本当に申し訳無さそうに謝る鹿取。
かなり落ち込んでいるけれども「私より、伊東さんがこの事を知ったら・・・」と伊東を気にする主人公。
とりあえず藩邸内に入る手伝いをしてくれた事にお礼を言って、
主人公は足早にその場を去ってしまいました。



鹿取「行っちゃった……か。いずれ頃合いを見てちゃんと謝っておかなきゃねェ。ちゃんと今まで通り明るく接してくれるといいけど……」




こんな状況を見せられた事を許す方法、それは・・・私の前にひざまずくことだ!(←バルゴのシャカ?)








そして大地に頭をすりつけ
この私を拝め!!
(←バルゴのシャカ?)











まぁ、そんな感じで第九章へ入ると、イベントが開始。
花柳館にて、「どうしても納得できない」と悩み続けている鹿取。
もしかして、前の章の土方のやり方の事を悩んでるんでしょうか。
しかし突然「ちょっと手伝ってくれ」と、鹿取に強引に外に連れ出された主人公。
一体何するのか尋ねてみたら
逆に「土方って知ってる?」と聞かれてしまいました。
や、やっぱり前の章のことで気にして・・・



鹿取「その土方さんとこのオレ、どちらの人気が高いか、この辺でハッキリさせときたいのさ」
犬山「は……?」
鹿取「キミが困惑する気持ちもわかる。なにしろ二人とも甲乙つけがたい色男だからね」











確かに困惑はしてるけど
確実にその事でじゃない。












「女にモテすぎて困ると平然と吐けるあの男が憎い!」とか叫ぶ鹿取に
「具体的に何すれば・・・?」と呆気に取られつつも律儀に尋ねる主人公。



鹿取「ああ、土方さんとオレ、どちらが好みか島原の女性たちに聞いて回ってほしいんだ」




しかも50人くらい聞いてきてとか言い出す鹿取。
呆れながらも素直にアンケート調査に行く主人公。




犬山(土方さんと菊さんの人気比べか……。何をやっているのだろう、私は……








ほんとにな。











しばらくして、早く結果が知りたくてウズウズしてる庵のもとへ戻ってきた主人公。
結果としては50人中45人が土方ということになり
大ショックの鹿取。



そこへさらに



犬山「何を根拠にそこまで自身を持っていたか知りませんけど、土方さん相手では分が悪すぎですよ」









主人公、とどめを刺しました。












きっと、くだらないアンケート調査をやらされて機嫌悪いんでしょう。
気持ちは分からなくもないぞ。





アンケート結果と主人公の言葉のダブルパンチで再起不能っぽい鹿取を見て
「2人の人格を知らない人たちの意見なんだから、知名度のある土方が有利なのは当たり前ですよ」と
鹿取を慰める主人公。
さらに「私が同じ質問を受けたら、迷わず菊さんに一票を入れます」とフォローを加えると
ようやく浮上してきて、「ありがとう」と笑う鹿取。



するとすかさず主人公のほっぺにチュー。





鹿取「最高だよ、キミは……」











庵いいいいい!
庵いいいいいいい!!!
(←呼ぶな)














次に、メインイベント『天馬空へ昇る』に突入。
才谷が襲われるかもしれないという情報を山崎から得た庵の命令で
安否を確認しに近江屋へ走る主人公、咲彦、辰巳の3人。



しかし行く途中で会った山崎に「もう死んでる」と告げられると
「お前らが殺ったんじゃねーのか?」と挑戦的な辰巳と、それに反論する原田が一触即発な雰囲気に。
すると山崎が主人公の肩をつかんで
「アタシたちは、梅ちゃんを大切な友人と思ってる!」と身の潔白を訴え始めました。



山崎「アンタには信じてほしいの。アンタにだけは……」



もうとにかく主人公にだけは疑いの目を向けられるのは辛いんでしょうね。
とにかく必死に訴えられました。
それでも僕はやってないと。






痴漢冤罪って証明が難しいですよね。(←痴漢じゃない)






そうして、次の第十章は特になく終わり
第十一章にてイベント発生。



ある日、慈照が「表にいる奴、何とかならんのか」と呆れていたので
一体何だろうと表に出て確認してみると、どんよりオーラを纏った鹿取がいました。
才谷暗殺に続いて、第十章で伊東や藤堂まで死んでしまった為、
早く気持ちを切り替えなきゃいけないのは充分承知してるはずなのに出来ない様子。
そして、そこに雪まで降り始めてきました。



鹿取「雪か……心も身体も寒くなるばかりだな」




おお・・・もう本当に傷心だよ・・・見てられないよ・・・。
こうなったら花柳館の中に入れて、温かいお茶と温かい主人公の心で包んであげれば・・・
とか思ったら主人公、寒い中を散歩に連れ出しました。何この鬼軍曹。




そしてやってきたのは山道。







・・・・・・











そんなんどーだっていいから
冬のせいにして暖め合おうってか。














まぁ吹雪いてはいなかったんですけど、山の方では既に雪が積もり始めていました。
何もかも真っ白に埋め尽くす雪景色を見て
「悲しい事を忘れるわけじゃなくて、一度心を真っ白にして前を向きなおすことも重要ですよ」と話す主人公。
その言葉を聞いて、主人公はわざわざ自分を励ます為にここへ連れて来たんだと悟った鹿取。



鹿取「生きていると色々あるって言うけどさ。楽しかった事より、悲しかった事の方が心に残るのは、何故なんだろうね」




確かに楽しかった事の方が心に残れば、人生楽しく過ごせますよね。
でも、悲しい話でも後々は笑い話に出来る場合もありますよ。(←知人の暗殺を笑い話にするな)




鹿取「このまま、どこか遠い世界にでも逃げてしまおうか。キミとオレの2人きりで、さ」
犬山「えっ……?」
鹿取「どうかな?」







いいともー!!







・・・なんて主人公が軽いノリで答えるわけもなく
「そう言って貰えるのは嬉しいけど、逃げるのはイヤだし、菊さんにも逃げてほしくない」と返答してました。
すると今度は「これが逃げじゃなくて、理想を追いつめる為だったら?」と尋ねてくる鹿取に
「それなら真剣に考えます」と答える主人公。
それを聞いて「嫌われてるわけじゃないんだ」と笑う鹿取。



鹿取「良かったよ。結構、本気の言葉だったからね」



ここで本当に駆け落ちしたとしても、2人で生きてハッピーエンドなら
うちは全然構わないんですけどもね。




もれなく庵の追跡の手がついてきますけども。





いやでも、もう鹿取は完全に主人公にフォーリンラブになったってことですよね!
じゃなきゃあんなセリフ言わないですもんね!
主人公にもきっとそれは伝わってるはずだ!
でもやっぱりストレートな告白がないんだよなぁ。
近いうちに「キミが好きだ」とかバシッと言ってくれるのかな。



このイベントはこれで終了なんですけど、その後にもう1つ別のイベント発生。
やはりまだ完全には立ち直れきれてない鹿取を見て
山道で「2人きりで遠くへ行こうか」と言われた事を思い出して
「あれはどういうつもりで言ったんだろう」と考える主人公。
鹿取の想いは微塵も伝わってませんでした。



辰巳の悪態に言い返すこともなく、サラリと流してしまうほどに重症な鹿取に
「俺の部屋に来ないか?」と話しかける庵。



庵「みんな、君のことが気になって仕方がないようだ」







・・・・・・








おかしいな。
うちはてっきり乙女ゲーをプレイしてるつもりだったんだけど
これはBLゲーだったのか。














しかも主人公は第三者的立場ですか。



それはもはや主人公じゃないだろうよ。










で、誘われた鹿取と、何故か主人公も一緒に庵の部屋へ行くことに。
2人が結ばれる様を見届けろということでしょうか。(←違)




庵の部屋にて、しばらく外で雪が降っているのを眺めていた鹿取に
「今日は俺を招き入れる話はしないのか?」と尋ねる庵。
しかしやはり元気なく「今はそんな気分になれない」と答える鹿取。



庵「どうだ、鹿取くんさえ良ければ俺達の……いや、俺のところに来ないか










やはり庵×鹿取フラグですか!?












おかしいなぁ、うちは鹿取×主人公のフラグを立ててきたつもりだけど
いつの間にやら庵×鹿取フラグを立ててしまってたみたいだ。




庵の誘いに驚く鹿取と主人公。
「思想もなく愛着だけでは、今の職場にはついていけないんじゃないか」と、さらにプッシュしてくる庵。



鹿取「庵さん……。そうか……アンタはオレの正体を……」







野村以外はバレバレだと思いますよ。








「他人を蹴落とすほどの信念がないなら花柳館の方が向いてる」と説得を続ける庵。
「一方的に話さないで、とりあえず菊さん本人の話も聞きましょうよ」と主人公がストップをかけると
「じゃあお前は彼が今の仕事に向いてると思うのか」と、今度は主人公に訴え始める庵。
鹿取を庇ったばかりに矛先がこっちへ来てしまいました。
世の中って理不尽だ。




鹿取も「思ったことを言ってくれていいよ」と言ってくれたので
お言葉に甘えて「今の職場は向いてないと思う」と正直に告げる主人公。



鹿取「ひどいな……キミまでそんなこと言うなんてさ」






思ったことを言っていいって言ったじゃん!






「少なくとも、武士として生きても本願は得られないだろうから、自分の夢を追った方がいい」と
主人公なりに鹿取の事を真剣に考えた意見を述べたら
庵に否定されてしまいました。
何でお前が否定するんだよ!



あ、『武士としては生きられないだろう』って点では賛同してくれましたけどもね。



「自分自身が何者か分からない奴に、夢なんて考えられるはずがない」というのが庵の意見だそうです。
へー。
自分自身が何者か分からない・・・?









オカマだろ?(←そういう意味じゃなくて)











「『山崎烝』として生きるか『鹿取菊千代』として生きるか決まるまで、花柳館に出入り禁止」
と庵に言われて、外へ出た鹿取。
見送るために一緒に出てきた主人公に
鹿取が「いつから正体気付いてたの?」と尋ねると
主人公が「初めてここへ来た時から」と答えたので、鹿取ショック。
さらに「時々、山崎の言葉づかいになってました」とたたみ掛ける主人公。



犬山「人は焦ったりした時に、地が出るって言いますよね。だから多分……菊さんの本質は」








オカマだろ?(←だからそうじゃなくて)









しかし結局その場では答えを出すことは出来ず、そのイベントは終了。



次の第十二章も第十三章もフリートークに鹿取が全然出てこなくて
どうしたものかと思ってたところで、イベント発生。



音沙汰なくなった鹿取の事を考えているうちに
「ウダウダ考えるくらいなら!」と自ら新鮮組屯所へ出向くことにした主人公。
ちょうど通りかかった島田に頼んで山崎を呼んでもらい、
ゆっくり話をするために、山崎と一緒にとある宿の一室へ移動。



山崎「んー、やっぱりアタシがこのカッコだと、落ち着かないみたいね」
バサッッ
鹿取「それじゃ、この姿で話そうか」




うおおおお何だその瞬間早着替え!!
いや、衣装はともかく化粧はどうやって落としたんだ!
拭く●けコットン使ったとしても早すぎるじゃないか!(←そもそもこの時代には無い)



とにかく、この前の庵の問いに対して
「今はまだよく考えたい」と話す鹿取に
「でも先延ばしにするってことは、『山崎烝』としての道を選んだってことですよ」と告げる主人公。
それを聞いて再び悩み始めてしまう鹿取。



すると



永倉「カーッ、男と女が部屋を取っておきながら、なァ〜に黙りこくってやがんだァ?」
鹿取「やっぱいたのね、アンタ達……」
永倉&原田「おーっす!」
島田「ははは……や、やぁ」




島田もいたんかい!!





いや〜、主人公と鹿取とが話している場面でスチルが出てきて
なんか不自然に2人が小さいというか画面から遠いというか、変な感じだなぁと思ってたけど
そうか、永倉たちが乱入してくるのを見込んでの構図か・・・。
納得。



3人が盗聴してたことに気付かなくてビックリしてる主人公。
横で「ホント物好きね」と呆れた様子の鹿取に
「何なんだぞのザマは!!」と罵倒する原田。



原田「お前も男なら、一気にガーッと押し切って、ババーンとやってやれ!」







前作で定食屋の女に告るのに
挙動不審になってたお前に
その言葉そっくりそのまま返すぜ。













永倉と原田が囃し立ててくるもんだから
「アタシたちはまだそんな関係じゃないの!」と、つい言ってしまった鹿取。



永倉「ほほー、『まだ』ねェ」
鹿取「あ……」
永倉「だったらいずれ、そうなるってこった?」
犬山(き、菊さん……)
鹿取「ちょっと、八っちゃん!」
永倉「こんな時にゃァ、お互い、より深く分かり合うきっかけが必要だよなァ。おしっ、今日はいっちょ見合いとしゃれ込もうぜ!」



永倉・・・お前って奴ぁ・・・!いい奴だなぁ!!



永倉の提案に原田もノリノリだし、
主人公は主人公で「菊さんが相手ならいいですよ」とか言っちゃうしで
鹿取も最終的には「やればいいんでしょ!」とヤケクソになり、
結局は見合いをすることになりました。
島田はちゃっかり帰りやがりました。



しかし開始早々、何を話したらいいか分からずに黙り込む2人。
見かねた永倉に「オメーから聞きたいことを聞け」と急かされて、無難に「趣味は?」とか聞く主人公。
いや、お見合いだけど・・・お見合いだけど・・・!!



鹿取「人間観察、かな?」
永倉「おい、そりゃオメーの任務じゃねェかよ」
鹿取「だったら……」
原田「へへっ、女装だろ女装?」
鹿取「ふん……」



バカだなぁ、原田。
女装は趣味じゃないよ。
生活サイクルの一環だよ。




その後、しばらく話してて
「才谷の話を聞いて、自分も産みの向こうに行ってみたいと思ってた」とか
「才谷の暗殺の犯人は予想はついてる」とか
「ホントは人を疑ったり、陥れたり、傷付けたりするのは大嫌い」とか
「才谷を殺した奴は憎いけど、自分も色んな人に恨まれてる」とか
とにかく色々と鹿取の思ってることを話してもらいました。



永倉「熱く語り合ってるじゃねェか。これなら大丈夫そうだな」
鹿取「あ……」
原田「んじゃ、俺たちゃこの辺で……」
永倉「あとは二人っきりでしっぽりと……な」





破廉恥である!!





しかし2人の去り際



永倉「オメーもそろそろ、ホントの意味で自分勝手に生きてみちゃどうだ?」
原田「そうそう。始まりは新撰組からだったかもしんねーけどよ。俺達の絆は新撰組抜きで成り立たねーほど安っぽいもんじゃねーだろ」
永倉「ただつるむだけが仲間じゃねェさ」








お前ら・・・!!
なんっていい奴ら・・・!!!












鹿取も「まったくバカなんだから」とか悪態ついてましたけど嬉しそうでした。
ちゃんと2人の気持ちは伝わっているようですね。
そんな鹿取の様子を見て
「今、自分の目の前にいるのは『鹿取』じゃなくて『山崎』なんだろうな」と考える主人公。



鹿取「やっぱり……出来ないよね。たとえバカで、お節介で、いいかっこしいでも……あんなに気のいい仲間を簡単には、見捨てられないよ」



うんうん。
それはしょうがないよ。
あんないい奴らを見捨てるなんて、とんだ恩知らずだよ。



「今は自分の夢より、仲間の夢」と思う鹿取の気持ちは
さすがに今のやり取りを見た主人公には咎めることは出来ない模様。



鹿取「もし……それでもいいなら、晴れて、鹿取として夢を追う日が来るまで待ってくれるなら……こんなに嬉しい事はないよ」




もちろんだよ!
もちろん待ってるとも!!




鹿取「オレは、必ずキミのところに、戻ってくる。山崎烝ではなく……鹿取菊千代として、ね」









そう。















これが彼の最期の言葉になったのです。(←殺すな殺すな)















そしてメインイベント『鳥羽伏見』に突入。
戊辰戦争が始まって、新政府軍に圧倒されて撤退を余儀なくされた新撰組は
慶応4年、千両松にて「決死の覚悟で突撃だ!」と号令をかける土方。



そこで、別のイベントが発動。



結局新撰組はまた撤退まで追い込まれてしまったわけですが
前線との連絡が途絶えてしまった為に、撤退の連絡を前線へ伝える役目を自ら名乗り出る山崎。



その頃、新撰組の不利な状況を庵から聞いた主人公は
いてもたってもいられなくて、戦場へ赴くことを決意。即、出発。アクティブすぎる。



前線への連絡役を買って出てくれた山崎だが
しばらく経っても戻ってこないことに不安を抱く土方。
「山崎の安否も、前線への連絡がいった事も分からない以上、もう1人伝令を出さなきゃいけないが・・・」と迷っていると
そこに「私が行きます!」と主人公登場。



「ここはお前の来るところではない」と追い返そうとする土方に
「この伝令任務が私の花柳館での最後の仕事であり、私の望む報酬をくれれば必ず成功させます!」と宣言する主人公。
その報酬とは何を望んでいるのか聞くと



犬山「山崎……いえ、鹿取菊千代さんを、私にください!」
土方「なっ……や、山崎をか?」







そうきたかああ!!!










「山崎を?」と言う土方に、「私が欲しいのは菊さんです!」と主張する主人公。
オカマはいらんということですね。
それを聞いて納得した土方は、笑って了承してくれました。



早速前線へ向かった主人公は、途中で永倉や斉藤たちと出会ったが
彼らが言うには「山崎から連絡を受けて、撤退を始めてる」とのこと。
ってことは、今走ってきた距離の間に山崎がいるってことなので
すぐに方向転換して山崎を探しに行くことに。



そしてそこで場面展開。
次の場面では、船の上で永倉と原田がのほほんと喋ってました。



「しんどい戦いだったな〜」とか
「俺が止めなかったら、あいつは一人で戦場を探し回ってたんだろうな」とか話す2人。



永倉「あれが愛ってヤツかねェ」
原田「愛なんじゃねーの?」
永倉「愛かァ……」



何この2人。






ジャンルがジャンルならお前ら2人の間に愛が芽生えそうだよ。







そんなしみじみとした2人を乗せた船を
岸辺で見送る主人公と鹿取。



見送りながら「本当に土方さんが約束を守ってくれるとは思わなかった」と話す主人公に
「あとで聞いてビックリした」と答える鹿取。



鹿取「あの時、新撰組の山崎烝は死んでしまったけど……鹿取菊千代はキミの手で救われたんだ」





ああ。







「多分、私は3人目だから」ってことですね?(←違います)












犬山「後は、菊さんの夢を叶えるだけですね」
鹿取「ああ……。手伝って……もらえるかい?」
犬山「ええ、喜んで」



そしてスタッフロールへ。







・・・あれ?
なんか「好き」とか「愛してる」とかいう、ちゃんとした告白をされた覚えがないんですけど・・・。
フ、フラグ飛ばしたっけ?
それともエンディングで言ってくれるのか?





まぁいい。
とにかくエンディングへ。



しょっぱなから三味線を弾く女装姿の鹿取のスチル。











お前・・・
やっぱりそっち方面で第二の人生を・・・?














三味線の演奏が終わると、鳴り響く拍手喝采の音。
どうやらここはウィーン万博会場らしいです。
ど、どこに来ちゃってんの!?



鹿取を探し回っていた主人公を見つけると
瞬時に女装から普通の姿に戻る鹿取。
だからその早着替えはどうなってんだ!
また『拭くだけ●ットン』か!!
しかも今なんて洋装だし!
ってか、バリバリ日本人の設定のくせに違和感がないな。




でも、「ここへ来たおかげで、自分のすべき事が見えてきた気がする」と活き活きと語る鹿取。
その「すべき事」というのは女装・・・ではなくて、
「外国の文化が日本に伝わったら、日本の文化が廃れてしまうかもしれないから、自分は日本文化の伝道師として国々を回りたい」
とのことです。





伝道師・・・







ああ!!











右のホッペを殴ラレタラ!
左のホッペで愛しマスルゾォー!
(←その伝道師じゃない)













鹿取「ポチちゃん、ついてきてもらえるよね?」
犬山「ええ、もちろんです!」





こうして、エンディングも終了。



あ、あれ?
やっぱり告白らしい告白がなかったぞ?
ラブラブイチャイチャっぷりも結構あっさりしてたし・・・。



前作で山崎を攻略した時は最初から最後までオカマだったけど
今回はちゃんと(女っぽいけど)男だから、それなりに見応え(?)はあると思ったのに。
「手伝ってもらえるかい?」とか「ついてきてもらえるよね?」とか
そんな遠まわしに匂わすようなセリフじゃなくて
もっと男らしく「好きだからついて来い!」みたいに行って欲しかったなぁ・・・。
期待が大きかっただけに残念です。



そもそも、何故前作の山崎の別の顔で攻略対象にしたんだろう。
「ちゃんと男と恋愛したかったです」とかコメントされたのかな。
でも今回も特別に男らしさを感じるイベントは起きなかったしなぁ。
次回に期待しましょう。(←ありません)





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