CV:子安武人




各地の色町を流れた後、花柳館にたどり着き先代宗家慈照から二代目宗家を託された。



何も知らない状態でこれだけ聞くと、庵がとんでもない遊び人で、
その豊富な女性経験を活かして宗家になったと思えてしまう。






言葉が足らないってのは怖いですね。





香久夜楼に売られて来た主人公を引き取った人物でもあるが、父親というよりも幼い頃から主人公に武芸の英才教育を施してきた師匠的な面の方が強い。







ということは宗方コーチと岡ひろみの関係ってことですね。










では、おこうがお蝶婦人ですね。





武士というものを嫌っており、武士同士の自滅を促すとして色町の女達や咲彦、主人公らが得た情報を格安であらゆる勢力に売り渡している。



良く言えば『中立の立場』だけど、潰し合いを企む中立の立場ってのは変だもんなぁ。
かと言って、漁夫の利を狙ってるわけでもなさそうだし。
傍観のみの第三者ポジションにいるってことですかね。



煙草と酒をこよなく愛し、常に煙管を持ち歩いている。






カッコイイとはこういう事さ。






感情を露にすることがあまりなく、その微笑みからは温もりよりも寒気が感じられる。



微笑みから殺気を感じさせる大石よりはいくらかマシだと思います。



計算高い人物ではあるが、自分から積極的に動くことはあまりなく、普段は絹緒という馴染みの芸者を相手に自室で酒を飲んでいることが多い。





引き篭もりですね。





相手にしているのが三次元の女性というだけまだマシと思うべきでしょうか。



花柳館当代宗家ではありながら、道場のことには無関心になってしまっているため、慈照の娘おこうから小言を聞かされては、そ知らぬ顔をしている。





なんで宗家に任命されたんだろうと思うのはオイラだけでしょうか。
慈照の人を見る目に疑問を感じる。





えーと、前作主人公の桜庭とのカップリングは土方でいきます。
庵は土方と似てる部分もあるし、絶対土方と一悶着起こしそうだし、
実際、オープニング曲の間に一悶着起こしてるスチルあったしこのカップリングはアリでしょう。





第一章のフリートークで好印象を与えたら、早速イベントが始まりました。
新しい仕事の依頼が来たことを知らせる為に主人公が庵の部屋の前までくると
部屋の中から庵と絹緒の声が聞こえてきて
絹緒が「どうして慈照さんは庵さんを宗家にしたんでしょう」と言ってました。
同じ事を思ってた人がゲーム内にいるとは。



絹緒「あの時……庵さんは慈照さんに殺されてもおかしくはありませんでした」



なんか、絹緒は庵と慈照の出会いの場(←間違ってはないが何かがおかしい表現)に居合わせてたらしいです。



そこで突如、過去の回想シーンへ。
序章に出てきた香久夜楼での騒動の後、慈照に事情を話して、ようやく自分の名前を名乗る庵。



庵「俺の名は……俺の名は庵、庵と呼んでくれ」



・・・偽名?



なんでわざわざ偽名なんて名乗るんだ。
実はお偉いさんだから名乗れないとかいうのか。
それとも本名がパンスト太郎とかなのか。





有無を言わさずに強引に主人公を連れて行こうとした庵の事情を聞いて
「じゃあ身請け金を肩代わりしてやるから、弟子になれ」と言い出す慈照。
そして「ゆくゆくは跡をついで、少しずつ借金を返してくれりゃいい」とのこと。
そんな理由で庵を宗家にしたのか・・・。
器が広いというか無謀というか。



慈照の提案を聞いて「何でそこまでしてくれる?」と尋ねる庵に
「俺の人を見る目は確かだ」と笑って答える慈照。どこがだ。
確かに裏稼業のおかげで借金は徐々に返せてるようだけど、
道場の仕事しないで部屋に女連れ込んで真昼間から酒飲む宗家ってどうなのよ。



回想が終わったところで、今度は「故郷に未練は?」と絹緒が聞くとまた回想シーンに突入。
またかよ!!!



女性「あの子を……あの子を頼みます」



今回はこのワンカットで回想終了しました。
しかもこの女性、主人公の母親と思われる女性じゃん。
じゃあ、庵がこの女性に直々に主人公を頼まれたってこと?
ん?ちょっと待てよ。



庵「だが、あの仕打ちが俺の全てをぶち壊した……」





・・・・・・





ちょっと待って。
ひとまず落ち着いて考えよう。
そしてもう1回説明書に書いてあった説明を読もう。





香久夜楼に売られて来た主人公を引き取った人物でもあるが、父親というよりも幼い頃から主人公に武芸の英才教育を施してきた師匠的な面の方が強い。












香久夜楼に売られて来た主人公を引き取った人物でもあるが、父親というよりも(以下略)














女性「あの子を……あの子を頼みます」
















シャレになんないよ なんないよ
悪い夢ならば 早めに覚めてと
呪文のように叫んでる

















いや本当にシャレになんないですって。
父親とかありえないですって。
お兄ちゃんならまだしも父親は駄目でしょう。
いやお兄ちゃんも常識的には駄目だろうけどさ。
どうしよう、ほんと今後の展開が怖いんですけど。
ちゃんと恋愛できるんですか、庵ルート。





過去話を終えて、部屋を出ようとした絹緒に見つかってしまい
今の話をずっと立ち聞きしていたことがバレてしまいました。
絹緒に話せても自分には話せないことなのかと主人公が尋ねると
「話す気がなかった」とサラッと答える庵。
「じゃあ何で私を身請けしたの?」と尋ねる主人公。



庵「何故、そんな事を聞く?」





聞きたいからですよ。





何を当たり前の事を聞き返してんだお前。
今までの話を聞いてた事を知ってるなら、その質問おかしくないか。
自分の事に関するなら、なおさら聞きたくなるでしょうよ。



身請けされてから可愛がられるわけでもなく、ただ鍛えられ続け、今では裏稼業までさせられてるんですよ。
「そんな事の為に身請けしたの?」とか「私の出生に関係あるんじゃないの?」とか
質問攻めをしたくなる主人公の気持ちは誰だって分かりますよ。



庵「ふん……随分気にするのだな」








だから当たり前だっつってんだろうがよ。












最終的に「大人になったら話す気になるかもしれない」という
お前絶対話す気ないだろという感じにあしらわれました。
あの野郎・・・。





第二章でもイベント突入。
とある日の夜、何か仕事はないかと庵の部屋を訪ねるが、「特に無い」と言われてしまいました。
どうしようかと迷いつつも部屋を出ようとすると
今日も今日とて庵と一緒にいた絹緒が「用事がないなら、ここにいればいい」と言ってくれたので
お言葉に甘えて、ただ静かに絹緒の三味線を聴くことに。



なんでわざわざ残るように言ってくれたんだろう。
大人の余裕か?
くそぅ、なめやがって。
いつかお前にばあさんは用済みって言ってやるからな。



・・・いや別に絹緒が嫌いってわけじゃないんですけどね。
庵ルートなら話が別っていうかね。



会話をする事もなく、庵は酒を飲み、絹緒は三味線を演奏。
そんな2人を眺めて、2人の間に見えないけど強い繋がりを感じつつ
「この空間は暖かいけど、自分はここにいちゃいけない気がする」と居た堪れない気分になってくる主人公。



何を言ってるんだ。
そこは天然という名の武器を振りかざして、
空気を読まずに居続けてこそ乙女ゲーの主人公だろ!?(←そうなの?)




すると突然庵が「少し外へ出よう」と主人公を誘ってきました。
どうやらおこうが慈照と往診に出てるから、夕飯を外で食べなきゃいけないかららしいです。
絹緒に見送られて、夕飯をどこで食べるか彷徨っている途中で
庵がなんとなく拾ったかわら版に『道場やぶりが出た』とかいうニュースが載ってた模様。



それを読んで「お前達が集める情報に比べれば、かわら版なんて見る価値はないな」と言う庵。
その『お前達』の中には絹緒も入っているのかな、と考える主人公。
なんか絹緒も芸者という立場を利用して色々情報集めては庵に報告してるみたいですしね。



絹緒なら庵の本名とか出身地とか、主人公を身請けした理由とかも知ってるのかな〜とか、
それを聞いたところで、はぐらかされるんだろうな〜とか考えて
ちょっと路線を変えて「京に来た頃は荒れてたの?」とか「先代の目を斬ったのも庵さん?」と尋ねる主人公。
それについては肯定もするし、「言い訳もしない」と答える庵。



庵「今のお前にそれ以上の事を言うつもりもない」



結局またダンマリですよ。







アンタちょっといい男だったよ
だけどズルイ男










さて、次はメインイベント『慟哭』が開始。
山南の塾に通う子供が土佐藩士に斬られるという事件が起こり、「山南はどうするんだろう」と心配になる主人公。
その横で「所詮、武士なんて武で全て解決しようとするんだから、さっさと殺しあってこの世から消えればいい」と吐き捨てる庵。



庵「そうすれば、こんな悲劇も起こらずに済む。何故、罪なき者までその手にかけようとするのだ……」



きっとこの言葉は、あの主人公の母親らしき女性の事を含んでるんですよね。
ほんと、庵と主人公の血のつながりがあるかどうかだけでも早く解明したいんですけど。




第三章は特に面白いことは無かったので省略。




第四章のメインイベント『帰郷』にて。
とある日、鹿取がやって来て「長州に行くことになったんだけど、一緒にどう?」と
庵を誘っていたけど、庵は「行かない」と即答してました。



その日の夜、主人公が夢を見ていたのですが
なんだか自分の幼い頃を表しているかのように、妙に現実味のある夢らしくて
そこにまた、例の「強くなるのですよ」と言ってくる母親らしき女性が登場。



そして翌朝、その夢の話を庵に語ると
「何かの導きかもしれんな」と意味深なことを言い出す庵。



庵「ポチ、やはり長州に行くことにしよう。お前も一緒に来るんだ」



主人公の意思はお構いなしなんですね。
実は寂しがり屋さんだな、コイツゥ☆(←斬られてしまえ)




こうして、長州を目指すことになった主人公。
途中しばらく広島に滞在して、ようやく長州入り。
萩城を見て、何故か懐かしく思える自分を不思議に思っているところに
庵が「お前に会わせたい人がいる」と言うので
今まで同行していた鹿取を追っ払って行こうとすると、とある目つきの悪い男が不穏なBGMと共に登場。



庵「もしや……高杉くんか?」



高杉って、高杉晋作?





だったらもっと目つき悪くしていいよ。(←お前の中の高杉像はどうなってんの)





しかしこの人メチャクチャ悪役のオーラ出てるんですけど。
大丈夫?ねぇ大丈夫?
「『あの方』にお会いする前に、俺のところに来てもらおう」とか言われてるんですけど。
これついてっちゃマズイんじゃないの!?



まぁ、ついて行かないわけにいかないみたいなので大人しく同行して(鹿取も強制連行)
とある宿の一室に到着すると、「あんたの噂は聞いてるよ」と庵に向かって挑戦的に話してくる高杉。



高杉「明倫館では木戸さんと並ぶ才人ともてはやされた人物が、今は京の色町でくすぶってるってね」



くすぶってなんかいませんよ。
毎日のように女を部屋に連れ込んでますよ。(←そういう意味じゃない)





庵が長州出身だと知って驚く主人公。
鹿取も驚いてるような素振りはしていたけど、既に知っていたようでした。



新撰組に討たれた者や、自刃した仲間の事を語りつつ
長州に戻って力になるように説得する高杉に
「懲りずによくやるもんだ」と同情の欠片も見せない庵。



高杉「命もかけず適当な情報を流して漁夫の利を得ようなんて、虫のいい考えの野郎など長州にはいない」
庵「…………」





命ならかけてるよ!
お前、庵の今の状況知らないだろ!!
主人公を身請けして借金生活なんだぞ!?
情報を売って稼いだお金で借金返してんだぞ!
生活かかってんだぞ!
充分、命かけてるじゃないか!!!





「話がそれだけなら帰る」と出て行こうとした庵に向かって
「ここに来て、ただで帰れると思ってるのか?」と不吉な台詞を吐く高杉。
おいおい、もしかして本当にヤバイんでないの?



庵「俺も……舐められたものだな」
高杉「俺はまだ納得のいく答えを貰っちゃいない。俺が何を期待してあんたをここへ呼んだか……頭のいいあんたなら、分かってるだろうに」
庵「…………」
高杉「あくまで、こちらの期待する答えは口にするつもりはないということか。せっかく好意でその男まで藩内に通じてやったというのに






鹿取のことか!
鹿取のことかーーー!!!









下手すると一番危ないのは鹿取なんじゃないかと思ってたら
「俺が頼んだわけじゃない」とか言い出す庵。
おおおおおおい!!ちょっと待て!空気読め!!




高杉「何もあんたの命を取ろうってわけじゃない。あんたの命をこの長州に差し出してほしいだけさ」




まるで人柱ですね。




庵「俺を自由にしたいのなら、俺を死体にするしか術はない」




いや死んだら意味ないじゃないですか。




なんだか2人の間がピリピリとして緊張が高まってきてしまい
まさか斬り合いになるんじゃないかと主人公が不安になっていると
途端に大笑いして「話に聞いてたとおりだ」と言い出す高杉。



高杉「大丈夫だよ、お嬢さん。俺は体制を斬る剣は持っていても、人を斬る剣は持ち合わせてない」



・・・あ、なんかいい人だ。(←ほだされるの早すぎないか)



そして「あの方もお待ちかねだ」去って行った高杉。
そこで鹿取と別行動になり、ようやく『あの方』と呼ばれる人に会いに行くことに。



庵に連れられて到着した場所で、なんだか穏やかそうな表情のおじさんとご対面。
実写化するなら小林稔侍とかに演じてもらいたい感じ。
着てる物も上品な感じだし、庵の口調や態度からしても、このおじさんは位の高い人っぽい。
そしてどうやら、主人公も過去に会ったことがあるっぽい。



もしかしてこのオッサンが父親とか・・・?
いや、それはないな。
遺伝子の欠片も感じられない。
確かに穏やかそうな顔は好感が持てるけど、
主人公ともあろう者がこんな平凡顔の父親を持つわけにいかない。(←失礼千万)




と、そこへ



男の声「木戸貫治、まいりました」





未来の桂小五郎が登場。
高杉晋作といい、桂小五郎といい、なんだか庵の周りは偉人ばっかりが関わってくるなぁ。
しかもなんだか庵とすごい親しい感じで、思い出話に花を咲かせてました。



その様子をボーっと眺めていると
「久しぶりだし、2人で庭に出たらどうです?」と言ってくる木戸。






2人 = 主人公と小林稔侍





ええええええええ!!??
いやいやいや!ちょっと待って!!
いきなり小林稔侍と2人きりにされても困る!!



一体どういうことか庵に聞こうにも、木戸に「俺たちは奥へ引っ込んでようぜ☆」と強制連行されてしまい
結局2人きりにされてしまいました。
それにしても、このおじさんが名乗ってくれる様子がないんですけど、どうしたらいいんでしょう。
このままだとずっと小林稔侍ですよ。



おじさんに誘われて庭に出る主人公。
主人公の名前を知っていて、「元気そうで何よりだ」と話しかけてくることから
おじさんの方は主人公のことをよく知ってるっぽいけど、ほんとにこの人誰なんだろう。
しかも「よく似ている」と主人公の親を示すような事をおじさんが言ってくるので、「誰に?」と主人公が問うと



小林稔侍高貴そうな男「育ての親である庵が黙している事を、私が語るわけにはいくまい。残念だがね……」







ならそんな意味深発言するなよ!









何も教えてはくれないけども、
このおじさんの声と、ここの庭の光景に懐かしさを覚える主人公。
きっと過去に会ったことがあって、ここにも来た事があるんだろうな、と考えていると



高貴そうな男「そなた……生きるのに疲れたことはあるかな?」









何故そんな死を前提とした質問を・・・。












続いて、夢の中の女性や庵が言うような「強く生きろ」みたいな事をおじさんにも言われたので驚きつつも
「今はまだ自信がないけど、いずれ強く生きる道を得たい」と主人公が答えると
おじさんは満足そうに笑ってました。



しばらく話して、木戸と庵の元に戻って
庵と主人公がそろそろ失礼しようかなってところで
おじさんが庵に向かって「やはり戻っては来ないのか?」と言ってきました。



木戸「いい加減、観念して戻ってきな。誰も、あの時のことを責めたりしやしねぇって」




・・・ってことは、庵は長州で何か罪を犯したから京に出てきたってことでしょうかね。
主人公の生い立ちと同じく、庵の過去のことについても、きっと今後明らかになるんでしょうか。
いや、なるはず。
有耶無耶なままエンディングを迎えてたまるか。




その場を去って、今度は庵の墓参りに付き合うことに。
墓参りなんだから墓場に行くかと思いきや、寺の本堂に入る庵。
庵によると、「2人ともここで死んだから、2人の魂はまだここにあるはず」とのこと。
地縛霊じゃないか。
ちょ、やめてよ、ここポルターガイストとか起きない?ラップ音とか鳴らない?大丈夫?




その2人にとって、ここは無念の死を遂げた場所あり、庵にとっても無念の別れになった場所だという話を聞いて
「庵さんの両親が亡くなった場所なのかな」と主人公が考えていると
突然フラッシュバックが起こって、夢にいつも出てくる女性が出てきて、しかもその背景が今自分がいる寺の本堂でした。



寺の中で血を流して倒れている男女の映像と
「あの男が表の護衛を始末する前に離れるぞ」と話す男の声。



次に、幼い幼女の姿が出てきたけど・・・これは、主人公か?主人公だな。そうに違いない。主人公だと決めた。
さらに、さっき「あの男が表の護衛を〜」って言ってた男と、もう1人の男の会話で
「長州にいたら困るからって、こんな子供を斬るのか?」「殺せぬなら遠くの色町にでも売ればいい!」と聞こえてきました。



な、なんだと・・・!!?









5歳以下ならうちが買い取るのに・・・!!(←死ね)












そうこうしてると、親を探して寺の中に入って行ってしまった幼い主人公。
しかし寺に入った途端に、憤怒の形相の若い男の顔がドアップで登場。
え、あれ、もしかしてこれ庵!?怖っ!お前怖っ!!



そこへ、主人公を追ってきたさっきの2人組の男がやってきて
1人が「連れ戻せたか!?」と言うと



長州藩士「ああ、寺の中へ入ろうとしていたようだが、中にいた自分の兄の姿に怯えて立ち尽くしていた」









自分の兄の姿に怯えて立ち尽くしていた











あんちゃん!!?













明らかに心にダムがない様子のこの男が主人公の兄で、庵・・・?
とりあえず父親疑惑はなくなったけど、道徳的に許されない恋愛の疑惑はまだ晴れないな。
ってことは、あの主人公の夢に出てくる女性は、主人公の母でもあり、庵の母でもあるってこと・・・?
むーーーーん・・・よく分からない。




フラッシュバックが終わって
主人公も「もしかして、あの鬼のような形相で立ってた人は庵?そして私の兄?」と考えてたみたいだけど
どうにも確信が持てない様子。
でも、庵に直接その疑問を投げかけるわけでもなく、「私はここで攫われたんですか?」と庵に尋ねると
「何を言っている」と鼻で笑われてしまいました。
お前ちょっとここ座れ、そして歯を食いしばれ。




ここまで来ても何も教えてくれることのない庵に
「全てを話してくれる為に長州へ連れて来てくれたんじゃないの?」と主人公が不満を口にすると
「そう考えた事もあったけど、今はまだ早い」と答えられてしまいました。
ぬぅ・・・このモヤモヤはまだ続くのか。



そんなこんなで、京に帰って第四章は終了。





第五章は特に無いので省略。





第六章ではイベントが始まったと思ったら回想に突入。
声からして庵と思われる人物の目線になってるから、これは庵の回想かな?



家に誰もいない事を不審に思っていると、2人組の長州藩士が登場。
庵がこの家の者だと知ると、
「過激思想を説いてる容疑で家族が命を狙われていて、とうとう人里離れた寺に幽閉されてしまった」
と教えてくれました。



この2人の長州藩士は、どうやら庵の父親に恩を受けていた者のようで、
「その寺の場所を知っているから一緒に向おう!」と言ってきたんですけど
明らかに第四章の回想で出てきた、主人公をさらった奴らの声です。



しかしそんなことは露知らず、庵はまんまと誘われて一緒に寺へ行く事に。
寺の前には数人の護衛兵がいる事を知ると
「そいつらの相手は俺がやるから、父上たちを頼みます」とか言っちゃう庵。
ああああああバカバカバカ!
なんで頼むんだよ!お前が自分で親を助けに行けよ!!



そして警備兵を斬り捨てて、幽閉された両親のもとに辿り着いたものの
既に両親が血塗れで倒れているのを見て、愕然とする庵。



すると、まだ2人は微かに息があったようで、
「お前をここに連れて来た奴らこそが、自分達の命を狙う者たちだった」
と言われて庵ショッキング。



本当に両親を警護してくれていたはずの護衛まで斬り殺してしまったうえに
このままだと両親殺害の罪で捕らえられてしまうので
「逃げろ!」と庵に必死に伝える父親。



そこで回想終了。
というか、庵の夢でした。



翌日、最近庵の様子がおかしいと主人公が考えているところに、とある男が庵を訪ねてきました。
どうやら手紙を預かっているようなので、それを受け取って庵に渡そうと部屋にいくと
今日も今日とて絹緒が一緒にいました。



主人公から受け取った手紙を読んで
「客人が来るから、お前は道場に戻れ」と言う庵。
自分は追い出すのに絹緒は同席させるんだな・・・と、ちょっと切ない主人公。
しかし庵の命令は絶対なので、そのまま素直に道場に戻ると見せかけて、天井裏で盗聴開始。
そうでなくっちゃ!!



で、主人公が天井裏に来たら、既に客人とやらは来ていました。
わざわざ人に見られないように裏口から入ってきたところを考えると、
ワケありの客人かと思ったんですが、木戸でした。
まぁ、ワケありと言えばワケありの人物だよな。



木戸と庵の話を聞いていて分かった事ですが
新撰組が大活躍した池田屋事件の時、
庵が木戸を引き止めていたから木戸が新撰組と対峙せずに済んだらしいです。
「なんだかんだ言って、俺や長州を気にしてくれてるんだろ?」と言ってくる木戸。
「お前、あの子が好きなんだろ?告っちゃえよ!」と同じノリです。



庵「俺が長州を離れてからも敬親様は、何度もご連絡くださった」





その敬親様というのはもしかして、この前会った小林稔侍か!?





庵が長州に戻ってこないことを気にかけてたっぽいからなぁ。
きっとあのおじさんが敬親様という人に違いない。
庵が木戸を池田屋事件から守ったのも、木戸は長州になくてはならない人物だし、敬親様への罪ほろぼしでもあるそうです。



そんな2人の会話を聞きながら、「どうして私は同席させてくれないんだろう」と不満を募らせる主人公。
確実に絹緒へ嫉妬の炎を燃やしております。




盗聴を続けていて、
「全ての武士を見限った俺に、何かを期待するのが間違いだ」と庵が長州に戻る意思がない事を告げてると
木戸が何かに気付いた模様。



木戸「いや、お前ほどの男を埋もれさせては、あの世の吉田先生に……ん?」
庵「…………。失礼した。少し待っていてくれ」







盗聴がバレちゃった☆









とても冷ややかな声で呼ばれて、諦めて素直に姿を現す主人公。
庵とは対照的に、盗聴を怒るわけでもなく笑顔で「お久しぶりですね」と言ってくれる木戸に
主人公のことを謝る庵。



犬山(庵さんの目が……冷たい)
絹緒「女の子なんだから、お行儀よくしないとね」







そもそもの原因はお前じゃボケェ。









しかし木戸が言うには、主人公が天井裏に潜んでたことは最初から知っていたとのこと。
強がり言うなよ。
で、思わず話を止めてしまった理由として「会いたくない客が表にいる」とのこと。
そして木戸は窓からさっさと出て行ってしまいました。



呆然としていると部屋の外で、その「会いたくない客」が強引に入ってくるのを
必死に止めようとしている乙乃の声が。
もしかして大石とか来ちゃったのかな?





土方「失礼するぜ……」










・・・・・・












マジで驚いたぜ・・・













始めに自分が新撰組の土方だと名乗り、
静かに、でも威圧的に「島原に何でも引き受ける便利屋がいると聞いて訪ねてきた」と話す土方。



庵「新撰組、鬼の副長殿が直々に来られるとは光栄だ。地獄の沙汰でも聞かせてくれるのかい?」
土方「それが希望なら聞かせなくもないが、その前に……」
庵「ああ、申し訳なかった。二人とも、少し席を外してくれ」
土方「そこの勤皇芸者はともかく、その娘は同席してくれて構わん」



うおお、のっけから空気がピリピリしてる・・・!!
ってか、絹緒のことを勤皇芸者っていうってことは、
絹緒が芸者という立場を利用して情報収集してるって知ってるってことか!?
さすが土方・・・!



しかし主人公をこの場に残すってことは、何か意味ありなのかな。
土方のことだから絶対意味があって残したんだろうな。
でも主人公は「弥兵衛さんを紹介した時のことを覚えてくれてたのかな」と
乙女ゲーヒロインの必殺技『天然』を発動して、のほほんと気構えてました。




絹緒が部屋を出て行ってから、ようやく用件に入って
「最近、鼠が騒ぎすぎだ」と話し始める土方。



土方「萩や芋だけならまだしも三つ葉まで食い散らかしている有様だとか」



もちろん、土方ともあろうものが本当にただの鼠の事を示しているわけでもなく
討幕派の事を隠喩で示していているわけですよ。
ちなみに「萩」は長州、「芋」は薩摩ですね。
さらに、「三つ葉」というのが花柳館の三葉葵を示しているらしく、どうやら花柳館の裏稼業のことを言っている模様。



まぁ、庵は倒幕派も佐幕派も関係なく情報を提供してますからねぇ。
時には新撰組に不利な情報を売っているわけだから、土方がプレッシャーを与えに来るのも当然でしょうね。
というか、他の隊士じゃなくて土方が直々に来てるあたり、確実に脅しをかけに来たんでしょうね。





土方「どうやら愛らしい鼠もいるようだ。殺すのは忍びない……」






脅しに来たのか口説きに来たのかどっちなんだ。
おい、お前、桜庭とカップリングにしてやってるだろうが。
桜庭に言いつけるぞ。



とにかく、土方としては「鼠どもを大人しくさせてもらいたい」と庵に言いに来たそうです。



庵「それは難儀な依頼だな」
土方「あまりに無節操な鼠は、そのうち毒餌でも巻いて駆除しなきゃならん」



その『無節操な鼠』には、主人公たちも入ってるんだろうか。
入ってるんだろうな。



土方「あんたは方々の鼠に顔が利くと聞いたんだがな?」
庵「鼠もああ見えて、可愛いところもあるんでね」
土方「ほう、断るつもりか?」
庵「だが、新撰組の副長殿が直々においでくださったんだ。それ以外の依頼ならただでお引き受けしよう」
土方「いや……やめておこう。世の中、ただほど高いものはないからな」




おおおおお怖いよ〜怖いよ〜〜空気が張り付いてるよ〜〜〜〜!!
結局この場は「今日はこのくらいで帰る」って去ってくれたけど、さすが土方が出てくると違うなぁ。
デコっぱちは伊達じゃねぇなぁ。(←デコっぱち関係ない)



土方がいなくなって、主人公は「何か私に出来ることは?」と庵に質問。



犬山「庵さんが望むのであれば、私は何だって……」
庵「……やめろ!お前が俺の為になどということは考えるな。そんなことは無意味だ」
犬山「……え?」
庵「何故俺がお前を危険な目に遭わせてまで鼠のような事をさせているか……!くっ……」




どうしたの。
いきなり情緒不安定になっちゃったよ庵。
女の子の日なの?(←庵にあってたまるか)




庵「俺の顔色を窺うな。お前はお前なりに考えろ。何をすべきか、どの道を進むべきかをな……」




・・・おかしいな。
このイベントのメインは、庵と土方の初対面だと思ったのに
いつの間にか主人公の進路指導になってるよ。





庵「その答えが出るまでは今まで通り、俺の指示に従うがいい。だが、答えが見つかったなら……それが俺とお前の別れの時だ」





つまり、庵の言った事を要約すると
『庵の顔色を窺わずに、何事も自分で判断しつつ、庵の指示に従え』ってことですね。
支離滅裂です。






結局、庵の言いたい事が理解できないままに、メインイベント『大喪の令』へ。



庵のところにまた木戸が来ていたようで、
木戸が「挨拶したい」と言ってくれたらしく、主人公は庵の部屋を訪問。
しばらく話していると、木戸が主人公の母親の事を知っているような口ぶりなので
思わず木戸に「どんな人だったんですか?」と聞くと
庵によって話を逸らされてしまったうえに、部屋を追い出されてしまいました。



主人公に何一つ教えてないのかと心配している木戸に
「ある程度の情報は与えてる」と言う庵。



庵「俺はあくまで、あいつの自発的な要求がない限り、これ以上の事は特に言うつもりはない」








過去に何度も自発的な要求しまくったのに
話を逸らされて終わってるんですが。













それを聞いて考え込んで
「あの子の事を思いやってるようだが、違うんじゃないか?」と指摘する木戸。



木戸「心の準備が出来ていないのは、あの子じゃなくて庵……お前じゃないのか?」
庵「……そんなことはない」
木戸「敬親公は、お前になら任せられると言ってたんだがなぁ」
庵「何を、馬鹿なことを……」
木戸「決意しなきゃならないのは、お前のほうだと思うがな」
庵「…………」



それってつまりあれですか。
「告白して関係がギクシャクするくらいなら、今のままの関係でいたい」
とかいう、少女漫画によくありそうなお悩みですか。





お前がそんな恋する乙女の思考回路を持ってるとは思わなかったよ、庵。









ようやく主人公との色恋に発展する兆しが見えたところで、第七章のイベントに突入。
庵に「俺の顔色を窺うな」と言われて以来、まともに話をしていないらしい主人公。
ボーっとしているところに庵がやってきたので
「あの時のことを考えてました」と正直に伝えると
少し考えて「俺についてこい」と連行させられることに。



しばらく庵の後について山の中を歩いていると、突然「後ろを見てみろ」と言い出す庵。
その言葉に従って後ろを振り返ると、京の町が一望できて、主人公は思わず感動。



犬山「綺麗な……眺めですね」
庵「ポチ……この眺めを見てお前がどんな感想を抱いたか、聞かせてくれ」









今「綺麗ですね」って感想言ったじゃん。




聞いてなかったんかい。








とにかく、庵がここに連れて来た理由としては
「世界は広いのだから、お前も広い視野で物事を考えろ」と伝えたかったからだそうです。
海を見て自分のちっぽけさを知るのと同じ原理ですね。
それが京の町並みで済ませられるんだから安上がりですね。





第八章は特にないので省略して、
第九章のメインイベント『天馬空へ昇る』へ。



才谷の潜伏先である近江屋という宿を探し当てて、訪問する庵と主人公。
どうやら風邪をひいているらしい才谷の体調を気遣いつつ、
「確かな情報じゃないけど、不穏な気配があるから身を隠したほうがいい」と忠告だけして、その場を去りました。



近江屋を出て、「武士の根絶を公言してたのに、助言するなんて珍しい」と主人公が話しかけると
「彼は武士の範疇に収まる人物じゃない」と返す庵。
あんなに「オレ ブシ キライ」って豪語してた庵がねぇ・・・。(←何でカタコト?)
庵も才谷、というか坂本竜馬という人物は認めていたってことでしょうか。
主人公も、誰かを助けようとする庵を見ると嬉しいと思ってたみたいでした。



まぁ、結局才谷は暗殺されちゃうわけですけどもね。
切ないなぁ。





第十章は特に面白いことはなかったので省略。



そして第十一章にて、イベント開始。
いつものように部屋で絹緒と一緒にいる庵に仕事の報告をして
部屋を出ようとしたところに、絹緒にこの後の予定を聞かれました。
特にないと伝えると、「それなら庵さんを誘って外へ出てみては?」と言い出す絹緒。



どうやら、主人公も庵も最近考え込むことが多いから見かねてたらしいです。
そう言われて庵も観念したらしく、「外へ出ようか」と言われて庵と一緒に外へ出ることに。



2人で外を歩きながら色々と話をしていたけども、主人公は
最近、才谷や伊東を筆頭とした見知った人たちが、斬ったり斬られたりする事に気落ちしていた模様。



犬山「大石さんはともかく……みんな日本を良くしようという点では一致していたはずなのに」





分かってるじゃないかお前。






この状況こそ、庵が望んでいた武士の潰し合いなのかは分からないけども
「それでも、出来る限り傍にいるつもりです」と庵に伝える主人公。



庵「お前には、辛い思いばかりさせてしまっているようだ。すまなかったな」










まったくだ。











しかし、まさかの庵の謝罪に驚きを隠せない主人公。
そこに風が吹いて、「昼間とはいえ、冷えるな」と庵。
ま、まさか・・・あの王道のシチュエーションを・・・!?



庵「ほら、こっちへ来い」
犬山「あ……」
庵「こんな俺でも、お前の風よけくらいにはなれる。しばらく、これで我慢しろ」
犬山「あ……りがとうございます」







やりおったーーー!
王道やりおったーーー!!











もう、わざわざ絵で見なくても上の台詞のやり取りだけで、分かる人には分かる少女漫画的展開です。
主人公を抱き寄せて、庵が自分の羽織を着たまま主人公にもかぶせる形ですよ!
うちも過去にしてもらったことがあります。幼児期に。父ちゃんに。半纏で。







・・・・・・








何も言わないであげる事も
優しさの形の1つですよ。













さて、第十二章は特にないので省略。
第十三章のメインイベント『鳥羽伏見』にて
伏見奉行所で新政府軍と新撰組が対峙する音を聞きながら、酒を飲み交わす慈照と庵。
しばらくして、庵に「そろそろ身の振り方を考えたらどうだ?」と問いかける慈照。



慈照「もう気付いてんだろ?自分がいかにガキっぽい理屈で動いていたかをよ」
庵「…………」
慈照「人に強く生きろと言っておいて、自分がその有様じゃ、説得力がねぇぜ」



そうだそうだ!
説得力ないんじゃボケェ!
もっと言ってやってくださいよ慈照さん!(←そこの三下)



そんな感じでメインイベントが終了したと思ったら、今度は別のイベントが始まりました。
また初っ端から回想シーンですが。



そこには1人の男性と、1人の女性がいて
男の名前は『吉田寅次郎』で、女の名前は分からないけど、どうやら吉田の弟子らしいです。
というか、女性の方は主人公の母親です。



吉田「ああ、せつ君。慶親様との手紙のやり取りは順調かい?」



主人公の母親の名前は『せつ』って言うみたいですね。
しかも手紙のやり取りしてるってことは、せつは慶親って人とデキてたってこと?
そんで、その慶親って人が主人公の父親ってこと?
そんで、主人公のお兄ちゃんが庵ってこと?



謎がはっきりしないままに回想が終わってしまい、庵が独り言を呟いてました。



庵「亡くなられてから、十年余りか……。あいつも大きくなるはずだ」



・・・む〜ん・・・。
親相手に「亡くなられる」なんて尊敬語は普通使わないよなぁ。
え〜〜〜〜どういうことだ〜〜〜!?モヤモヤする!



庵が花柳館の道場に行くと、慈照と遭遇。
大きな戦が始まって、跡継ぎのはずの咲彦も戦場へ行ってしまったことだし
「何かめでてぇ事はないかな」と呟く慈照。



慈照「例えば、お前がわしの息子になるとか……な」
庵「…………」
慈照「おこうの気持ちに、気付かんお前ではあるまい?」








えーーーーーーー!?
おこう、お、お前・・・
ええええ〜〜〜〜〜!!!??













そ、そうだったのか〜・・・知らんかった・・・そうか、おこう、そうなんだ・・・庵のことを・・・へぇ〜・・・。
でも庵は主人公がいただきマンモスだけどね!(←マンモス?)




慈照「まあ、難しいだろうな。なんせお前は、ポチに掘れちまってる」
庵「…………!いきなり何を言い出すのですか。俺がポチに、そんな感情など……」
慈照「まったくよぉ、ままならねぇもんだな、世の中は」
庵「…………」









庵・・・
外見的には若いけど、主人公との年齢差はあるだろうに・・・








お前がロリコンだったとは知らなかったぜ













その頃、花柳館の屋根の上で、戦場へ向かってしまった皆に思いを馳せている主人公は
「自分はどうすればいいのだろう」と悩んでいました。
しかしやはり自分では答えが出ないので、夜に庵の部屋を訪ねて
「強く生きるとは、どういうことですか?」と質問する主人公。



庵「確固たる意思を持って生きること……俺はそう解釈して、お前に伝えたつもりだ」










伝えられた覚えは
まったくありませんがね。












続いて、「あの時、どこまで思い出した?」と聞いてくる庵。
『あの時』とういのは、庵と長州を訪問した際に寺に寄った時のことらしいです。
そこで今までに溜めに溜めた疑問、「自分は庵の妹なのか」「自分も長州出身なのか」をぶつける主人公。



で、庵から返ってきた返答としては長州生まれだけど妹ではないということでした。
父と子の関係でもないんだし、恋愛は法的に許されるってことだよな!よっしゃ!!
主人公自身は、庵の返答を聞いて驚くと同時に、何故かほっとしている自分にも驚いている様子。



犬山(もしかして、私は………………)



お、とうとうここで主人公が庵に恋愛的な意味で好意を持っていることを自覚したようですね!
これで後は庵が主人公への想いを完全に自覚して、告白されるシーンを待つばかり・・・



犬山(だったら……今、ここで私の思いを全てぶつけてみよう)









葛藤ゼロかよ!!!












な、なんだよこの子!
どうして思い立ったら即行動なんだよ!
もうちょっと迷ってみてもいいんじゃないの!?
アクティブにもほどがあるよ!!



しかしここで告白すると思いきや、「もう1つ質問」と言って
この戦こそ庵が望んだことなのか尋ねる主人公に
「武士が改革を起こす時は必ず血が流れる」と肯定する庵。
しかし「私が聞きたいのは、そんな一般論じゃない」と言い返す主人公。



庵「俺の望み通りに、世は動きつつある。歓迎すべきだろうな」
犬山「…………」
庵「武士同士が争った結果、少しでも多くの武士がこの世からいなくなれば……これほど嬉しいことはない」



そんな庵の意見を聞いて
「山南や伊東のような穏健派もいるのに、
武士というだけで一括りにして毛嫌いするなんておかしい!」と主人公反論。



犬山「確かに武士の中には大石さんのような人もいます……




こういう時には必ず大石が引き合いに出されるんですね。




犬山「でも、彼らの殺し合いを、対岸の火事のように眺める庵さんよりは、よっぽど人間らしいと思います」







人間として大石より下だと!?










犬山「もし、心から武士を滅ぼしたいと思うなら、回りくどいことなどせず、戦いに身を投じてください」











庵 VS その他武士全員ってことですか。














死ねと?













犬山「武士が嫌いなどと言いながら、自分では何もせず、世間を斜めから見続けるなんて……。庵さんは一体、何がしたかったのですか!?」
庵「俺は……見続けたかったのかもしれないな……お前の成長を」
犬山「え……」
庵「ポチ、お前は俺に何を望む」











だから「戦いに身を投じろ」って
さっき言ったじゃん。






聞けよ、人の話を。












主人公は改めて「戦に参加するべき」と答えて
さらに「武士殲滅の考えを捨てないなら……」と続けて



犬山「全ての武士を討ち果たした上で、自らの死を持って締めくくって下さい











今度こそ確実に「死ね」って言ったよこの子。













主人公としては「卑怯な生き方をしてほしくない」とのことだそうです。
そして「お前の言うとおりかもしれんな」と何かを決心した様子の庵。



庵「お前の言葉は正しい。俺は立ち上がるべきだった。この俺の願い……それはお前を悲しませないこと」
犬山「え……?」
庵「だから俺は戦場へ向かう。お前を悲しませるこの戦を……少しでも早く終結させるためにな」



おおおおおおおおお!!!
ちょっとこれ、キタんじゃないの!?
このままずっと庵のターンで告白シーンになっちゃうんじゃないの!?




庵の決意を聞いて感動して、「私もついて行きます!」と主人公が言うと
なんと「死を覚悟したからこそ、お前を連れて行けない」とか言い出す庵。






あんなに一緒だったのに 言葉ひとつ通らない








  犬山「で、でもっ……!私は、庵さんの……庵さんの傍にいたいのです!」
庵「駄目だ。俺について来ることは許さない」
犬山「どうしてですか!」
庵「俺はお前を愛しているからだ」
犬山「…………!」












庵のハート、ゲットだぜ!!














庵「ただし……妹としてだがな







・・・・・・













庵のハート、ゲットできなかったぜ。












なんっっっっっだよそれ・・・・!!!
さっき違うって言ったじゃん!
兄妹じゃないって言ったじゃん!!










裏切ったな!
僕の心を裏切ったな!















翌日の早朝、「俺はあいつに何をしてやれたんだろう」と考えながら、
誰にも何も言わずに出て行こうとする庵の前に慈照が出現。
「お前に色恋を焚きつけたのは失敗だったか」と苦笑しながらも
「お前は跡取りなんだから、やることやったら戻って来い」と笑顔で送り出してくれる慈照に、
礼を言った後でおこうに伝言を頼む庵。



庵「俺のような男を待つことなどない、自分なりの幸せを見つけるがいい、と」



・・・ここで主人公への伝言がないってことは
主人公が後からついてくるって事を信じてるんだって思っていいんでしょうか。
ついてくるなって言ってたくせに。
くそぅ、なんだこのツンデレ。



そして今度は香久夜楼の前で絹尾に見送られてました。



絹緒「庵さん……ご武運を……」
庵「ああ、達者でな……」
絹緒「…………」
庵「…………」



未練が残ってるような余計な事は一切言わない。
これが大人の別れ方ってもんなんですかね。
しかし、庵はともかく絹緒の気持ちってどうなんだろう。
庵のこと好きじゃなかったのかな。



一方、おこうに起こされて庵が出て行った事を知らされると
急いで旅支度をして、おこうが止めるのも聞かずに出て行く主人公。



おこう「はぁ……行っちゃった。あたしには……あそこまで、出来ないなぁ。頑張ってね、ポチちゃん」



ありがとう、おこうさん!
私たち、幸せになります!!(←今から行くのは戦場です)




そして主人公も香久夜楼の前で絹緒と遭遇。
「行くの?」と聞いてくる絹緒に、「自分には嘘はつけないから」と答える主人公。
しかし庵の行き先をまったく知らない事に気がついて、主人公がオロオロしていると



おこう「ふふ、慌てん坊ね。庵さんなら木戸さんのもとへ向かったはずよ」



さっきの庵との別れのシーンでは行き先なんて全然告げてなかったのに、何で分かるんだろう。
やっぱり付き合いが長いからかなぁ。
とにかく主人公は絹緒に礼を言って、急いで走り去りました。



おこう「ふふっ……若いわね」



・・・これは、ただ純粋に主人公の行動力が微笑ましいと思っているのか
それとも「自分も若ければついていくのにな」って思いが込められてるのか。
個人的には、絹緒は庵を好きだったらいいなぁと思います。
その方が優越感に浸れるじゃないですか。(←イヤな奴だ)





この後に、主人公が庵と合流するシーンとかあるのかと思ったら
特になく第十六章に入りました。
ここから庵が洋装になるんですが・・・庵、ほっせぇなぁ・・・。



早速イベントが起きて、
官軍からの差し入れの酒をいただくのに「ここで飲むのは味気ない」と言って、
主人公を連れて満開の桜の木の下で酒を飲む庵。



久々に2人でゆっくりする時間が出来たことを嬉しく思いつつ
今なら聞けるかもしれないと思って、「私をどう思いますか?」と思い切って尋ねる主人公。



庵「妹として愛している。前にも言ったはずだが?」
犬山「妹なのに……愛している、ですか?」
庵「何もおかしなことはない。親が子に愛を注ぐように、俺もお前を育ててきた」
犬山「育てられたというよりも、鍛えられたという記憶しかありませんけど」



ナイスツッコミ主人公。
お前の意見は正しい。



そして、「何故、俺を追ってきた?」と言ってくる庵に
「自分の気持ちに嘘はつけないから」と答える主人公。



庵「嘘、か……」
犬山「…………」
庵「そんなものをつかずに済むのなら、どれほど楽なことか……」
犬山「庵さん……?」
庵「いや、気にするな。どうしてもついて来るのなら、せめて足手まといにはなるなよ」



これってやっぱり自分に嘘ついて主人公への想いを誤魔化してるってことでしょうか。
もっと自分に正直に生きていきましょうよ。
うちなんか自分に正直すぎて今じゃこんな豊満な肉体に。(←お前はもっと自制心を持て)




とりあえず、花見酒を堪能したいと庵が言うが
「酒の肴を持ってきてないですよ」と主人公が返すと



庵「いや、気にするな。酒があれば、それでいい。お前もいるしな……」



花見酒ですもんね。
主人公という花を愛でながら酒を飲もうってことですねこのエロガッパめが!(←何で)





その後にメインイベント『会津奮迅』に突入。
慶応4年8月。
会津に総攻撃をかける新政府軍。



会津に攻め込む策を庵と板垣退助とで話し合って、総攻撃が始まると
新撰組を率いる土方も指揮をとって戦うが、やはり新政府軍が圧倒の様子。
やむなく撤退命令を出した土方だが、1人で「こんな負けは認めない!」と戦い続ける咲彦の前に
突如「相変わらずだな」と庵が登場。



庵「その愚か者振り……師匠として情けないぞ、咲彦」



庵の登場に驚くが、途端に反抗的な態度で「また俺をバカにしに来たのか!」と吼える咲彦。



庵「強くなっただと?勘違いも甚だしいな」
咲彦「何でオレの事、そこまで認めてくれないのさ!」










坊やだからさ。














じゃなくて、「呆れるほどの大馬鹿者だからだ」と庵に言われてプッツンきちゃった咲彦は
「だったらここで決着つけてやらー!」と庵に斬りかかってきました。
刀で斬りつける効果音はあったけど、まぁ庵のことだから軽々と避けてるでしょう。



咲彦「な、何でだよ……?何で避けも反撃もしないんだよ!」













坊やだからさ。(←それはもういいから)















咲彦が斬りかかる前と後でスチルの絵が変わってないじゃん、とか思ったけど
よくよく見てみたら庵が怪我してました。
左肩と右足に微妙な刀傷がついてました。
馬鹿だなぁ、咲彦。
一突きに心臓狙えよ。(←バッドエンド!)





庵に促されて咲彦が後ろを振り向くと
今まで咲彦が斬り殺してきた新政府軍の兵士の死体がいっぱい転がってました。
リアル『俺の屍を超えてゆけ』になってました。
そして「これがお前の望んでいた答えか?」と問いかける庵。
自分が殺した兵の死体を見てすっかり動揺してしまった咲彦。



庵「やはり、お前は愚か者だ」



そう言って、動揺したままの咲彦を放置してその場を去って行った庵。
咲彦の様子が気にかかりながらも、主人公は当然庵の後を追ってきたわけですが
庵が痛みをこらえる様子を見て、咲彦に斬られてたことを思い出した模様。



犬山(よく見たら庵さんの足の怪我……結構ひどい……)



マジですか。




スチルを見た限りでは軽症っぽかったですけど。





会津はもう落ちたも同然なので、庵たちは、北上した土方たちを追うことに。
土方の追撃よりも、庵の足の怪我が心配な主人公だが
「会津には板垣が残るから問題ない」と今すぐの土方追撃出発を諦めない模様。



庵「それよりも、あの男だ……。あの男を野放しにしては、いたずらに戦を長引かせるのみ」



そんな・・・土方を破壊神みたいに言わなくても・・・。
一応土方も常識ある大人ですよ。
あいつもあいつなりに平和を願ってますよ。



とにかく今すぐにでも出発しようとする庵を引き止めていると
なんと慈照が登場。
まさかの慈照登場に、庵も驚いた模様。



慈照「さぁ、大人しくネンネしな。このわしが治療してやるからよ」



・・・慈照にかかれば庵も形無しですな・・・。



治療後、礼を言ってから「お願いしたいことがある」と言い出す庵。
どうやらそのお願いとは咲彦のことらしく、慈照も既に分かってた様子。



慈照「親ってもんは、子供がどこで何してるか、心配でなんねぇものなのさ」



慈照・・・。
父親の鏡だな・・・。



慈照「だが……ちっとばかし、きついお灸が必要そうだな」
庵「ふ……お任せします」






あ。








Sが2人いる。













そして翌日、「いつでも花柳館に戻って来い」と慈照に見送られて
庵と主人公は北に向かって出発しました。





第十七章に入って、メインイベント『アボルタージュ』が開始。
回想シーンにて、吉田寅次郎に「君はこのごろ、せつ君の事ばかり気にしてるな」と言われる庵。
「せつ」って確か主人公の母親の名前だったよな・・・






・・・・・・










吉田「彼女の事は諦めたまえ。失恋は早い方がいい」









・・・・・・













真実は1つ!!!













そうか〜・・・よくよく考えたらそうだよなぁ。
前に回想シーンで、庵の先生である吉田にせつを同じ弟子として紹介されてたんだから
せつと庵が母と息子の関係にあるってことはないもんなぁ。
なるほどな・・・庵は過去に主人公の母に惚れてたってことか・・・。



あれ、でもそしたら、庵と主人公が兄妹ってのもおかしくないか?
あ、腹違いの兄妹なら有り得るか。
じゃあ血は繋がってないってことか!!
なら良し!!





明治元年の3月の早朝。
北上する船の上で主人公が佇んでいると、庵がやってきました。
土方と共に蝦夷に行った相馬や野村の事を考えて
「戦いたくないけど、戦わなければならない」とかいう話をしていると
「前方からメリケンの旗を掲げた船が接近してくる」との報告が。



イヤな予感がビシビシする主人公。
メリケンの旗を掲げてる以上は攻撃が出来ないので、しばらく様子見していたけども
その前方の船が明らかに自分達に向かって一直線で来て、近くまで来た途端に日本旗に掲げなおし、
ついには主人公たちの船に衝突してきました。



で、庵が戦闘準備の号令を出したところで、メインイベント中なのに庵個人のイベントが開始。



庵たちの船に乗り込んできた敵メンバーの中には、やはり相馬と野村もいました。
庵と主人公が新政府軍にいるとは知らなかった相馬たちは、予想外の再会に一瞬怯んだけども
ここが戦場だということを思い出して、斬りかかってきました。



野村「へへっ、庵さんとやれるなんて、嬉しくって涙が出そうっすよ。それじゃあ……」



そう言って、野村が庵に斬りかかろうとしたところに数発の銃弾が発せられる音が。



野村「ぐはっ……!?」
庵「君たちにとってここは敵陣の真っ只中。銃弾は四方から飛んでくる。せいぜい注意するのだな」



鬼だなぁ・・・。
戦場だから仕方ないと言えばそれまでだけどさ。



乗り込んできた他のメンバーも次々と銃撃でやられていく中、
相馬に撤退をすすめても「そんな事は出来ない!」と言い張られました。



庵「この船は新政府が大枚はたいて購入したもの……。そう易々と奪われては、俺が責任を問われる」
男の声「ほう、思いもよらねぇ再会だな。いや……船に鼠はつきものか」








泣く子も黙る鬼副長、参上。










庵「これは驚いた……。あんたまで乗り込んでくるとはな」
土方「ふっ、餌なら欲しいだけくれてやる。この船もろとも、俺達のもとに来ないか?」











そしてまさかのご招待。













土方の勧誘に驚きを隠せない主人公と相馬。
当の本人である庵は少し黙りこんだ後、「それは出来ない」と拒否。
そしてしばらく2人の鍔迫り合いの音が続いたと想ったら、
先日咲彦に斬られた足の傷が痛み、一気に庵が不利に追い込まれてしまいました。
そこへケンカをやめて〜2人を止めて〜と、主人公が庵を守るように立ち塞がりました。
「邪魔するなら斬る」と言い放つ土方に、「質問があります!」と返す主人公。



土方「言ってみるがいい。冥土の土産に聞いてやろう」





とってもお似合いです、そういう台詞。





本当に主人公も殺る気マンマンの土方に、「今、土方さんの心にあるのはこの国の平和ですか?」と尋ねる主人公。
バ、バカ!お前、この国の平和の為じゃなかったらなんでこんなこと・・・



土方「……違う」













違うんかい!!!!

















今度は「逆に、お前の心にあるのは何だ?」と土方に問われた主人公。



犬山「愛する人が信念を貫き通す助けになりたい……それだけです!」
庵「お前は……まだそんな事を……」
犬山「でも、好きなんです!例え実の兄であろうと、この気持ちに嘘はつけません!」








だってしょうがないじゃないか!
庵さんは使徒だったんだ!!
(←使徒じゃなくて兄です)











もう思いのたけを叫びながら、再び土方の心にあるのは何なのかを尋ねる主人公。



土方「生涯の友、近藤勇と共にあった日々……」
犬山「あ……」



あぁ・・・それはちょっと切なすぎる・・・。
そうだよな、土方の場合は「日本の平和の為」というよりも「近藤の為」だよな・・・。
近藤が斬首刑という無念の死を遂げてしまった以上、余計に近藤の願いを達成したいって思いだけで
ここまで新撰組を導いてきたんだろうな・・・切ない・・・。



土方の答えを聞いて、途端にさっきまでの勢いが萎えてしまった主人公。
そこに、「さっき斬ろうとしたら出来たはずなのに、何故斬らなかった?」と庵が尋ねると
「お互い様だ」と笑って、相馬に引き上げ命令を出す土方。



撤退に納得いかない顔をした相馬だったが、自分達の周りを既に発砲準備の出来たガトリング砲で囲まれてたのに気付いた模様。
新政府軍の兵も「今なら土方を討ち取れます!」と、今か今かと庵の発砲許可を待ってる状態。
しかし庵は「早々に立ち去ってもらおう」と発砲許可を出しませんでした。



土方「何のつもりか知らんが……非常に不愉快だ」
庵「それはこちらの台詞だ。さっさとここから出て行ってもらおうか」



まぁ、土方ともあろう者が敵の情けを受けるのは不愉快でしょうね。
でも状況が状況だし素直に帰るかと思いきや、「最後にあんたに質問がある」と庵に問いかけてきました。



土方「彼女は自分の気持ちを赤裸々に語り、お前の命を救った。そんな彼女の気持ちに、お前はどう応えるつもりだ」
庵「あんたには関係ないことだ」
土方「もはや惚れた女を傷付けてまで、兄妹と言い張る必要はあるまい」
犬山「惚れた……女?」
庵「さすがは鹿取くん……。そこまで調べ上げていたか」
土方「腹いせも済んだことだ。相馬、引き上げるぞ」



鹿取・・・あいつ、いい仕事するなぁ・・・。
しかもそれをちゃんと土方にチクってるのも抜け目ないな。



土方の引き上げ命令に今度こそ従うかと思ったけど
相馬は先ほど銃弾でやられた野村を置いていけない模様。そりゃそうだよな。
しかし「いいから引き上げろ」と告げる野村。
これさぁ、野村の顔は画面上で見えてない状態なんだけど、
息も絶え絶えなのに、でも気を遣わせないように笑って言ってるように聞こえるんだよね・・・。
声優ってすごいです。



土方「確か……あんたには、ひとつ貸しがあったよな」
庵「ふっ……、古い証文を持ち出してくるものだな」



記憶力がいいというか、しつこいというか・・・。
でもこんなところで貸しが有効になるんだったら、あの時無料で依頼しなくてよかったね、土方。



再び退却命令を出す土方に、渋々ながら承諾する相馬。
そして急いで野村のもとに駆けつける主人公。
やっぱり何だかんだ言って、過去に一緒に過ごした人たちは見過ごせないですよね。
ましてや野村なんて本当にいい奴だもの・・・。



一方、発砲許可を出さなかったことに不平不満を言う兵士たちに
「それより野村の手当てをしてやってくれ」と告げる庵。



野村「や、やめて……くださいよ。俺……死ぬ気満々なんすから……」
庵「君の願いは聞けないな。俺と君との間には何も貸し借りはなかったはずだ」
野村「厳しいっす……ね……」






生きろ。
そなたは美しい。









土方たちの船が離れていったのを見届けて
主人公が、さっき土方が言った意味を教えてもらいたいと頼むと
少し黙り込んだ後、ようやく「全てを語ろう」と言ってくれました。



以下、庵の語りを箇条書き。



・長州にいた頃、吉田の下で学んでいた庵
・ある日、同じく吉田の弟子である『せつ』という女性を紹介された
1993 恋をした Oh きみに夢中
・と思ったら突然せつ行方不明
・せつがいない間、彼女が兵学を教えていた藩主に代理で講師をする庵
・数年後、藩主に招かれた別宅でせつとまさかの再会
・さらに、まさかの子持ち
・逃げるように小五郎と江戸へ出たセンチメンタル庵
・その頃、長州でとある噂が流れ出す
・噂→『吉田が弟子を使って、藩主を過激思想に導こうとしてる』
・命を狙われるようになったせつと子供(主人公)は、庵の父に預けられた
・表向きは、せつは庵の母となり、主人公は庵の妹に
・藩主の計らいで、父・せつ・主人公は寺で護衛されることに
・それを知らずに実家に戻った庵 ・せつ達の命を狙う奴らにまんまと騙され、寺にいた護衛兵をメッタ斬り



ここから先は、主人公の記憶にある通りだそうです。



庵の話を聞いて、「夢に出てきた女性は、やっぱりお母さんだったんだ!」と確信した主人公。
で、あの後に色町に売られた主人公を探して、庵は各地の色町を訪ねて、ようやく京で主人公を見つけたそうです。



庵「俺は俺達をそんな目に遭わせた武断的な武家社会に心底辟易した。そしていつしか彼らの殲滅を願うようになっていたのだ」



・・・なるほどねぇ。
でもそんな経験したら性格が捻くれるのも無理ないですよね。



しかし、武士の殲滅を願う割には主人公に人を殺させるようなことはしなかった庵。
それどころか、辰巳の刀には封印までしたし、主人公には「安易に刀を抜くな」って言ってましたし。
それに関しては「自分も武士であるという事を認めたくなかったからかも」と話していました。



そして「ここまで全て話す時が来るなんてな」と笑う庵。



庵「あの男に感謝すべきだろうか……」





土方にとっちゃ腹いせでしたけどね。





でもこれで晴れて両思いになれた・・・んでしょうかね。
肝心の告白がまったくないまま次の場面にいっちゃったんですけど。
ここで互いの思いを確かめ合うんじゃないの?違うの?



とりあえず、時は明治2年の4月、とうとう陸上戦へと持ち込まれ
5月には旧幕府軍への総攻撃が開始。
庵の狙いは土方一点のみらしいのですが、じゃあ何故あの時逃がしたんだろうと不思議に思う主人公に
「出来ることなら、あの男にこそ新たな時代を見せたかった」と話す庵。



庵「だが、去り際の一言から彼が死を覚悟していることが分かった。それならば、せめて俺達の手で葬ってやろう」



そしてやってきた運命の5月11日。
孤立した新撰組を助ける為に土方が動いたという報告を受けて
移動を始める庵と主人公。



庵「土方の傍には新撰組の女隊士がいるはず。お前にその女が斬れるか?」
犬山「斬れます。土方さんにしろ、鈴花さんにしろ……他の人達の手にかけられるくらいなら、私達の手で」
庵「ああ、そうすれば俺達の手で亡骸を葬れる」
犬山「ええ……誰の目にも触れない場所へ……」



そんな風に、如何にも自分達が生き残って終わるって感じで話してはいるが
なんてったって相手はあの土方だし、自分達が返り討ちに遭う場合も充分あり得るので
「これだけ教えてください」と言う主人公。



犬山「庵さんが愛しているのは、まだ妹としての、私ですか?それとも……」
庵「かつて恋した女性の子ということで気後れもあったが……今ならはっきりと言える。ポチ、俺はお前を愛している。一人の女としてな」
犬山「私も愛しています。一人の男性として……」




ようやくお互いの愛を確信して、土方たちのもとへ向かう2人。




そして流れるナレーション。




その後、一本木関門付近にて土方歳三は、その生涯の幕を閉じた。
乱戦の中、土方を仕留めた人物は不明であったが……
何故か土方の遺体は、いつまでも発見されることはなかったという。





そしてスタッフロール画面へ。












両思いを確信した途端に
終わりました。

















ちょ、ちょっと!何それ!何それ!!
まったくもってラブラブシーンがないままにエンディングいっちゃうの!?
いや、ちょっと甘いシーンはあったけどさ!
少女漫画の王道をいくシーンはあったけどさ!
でもあの時まだ片想い状態だったじゃない!
両思いになってからラブラブシーンがないよ!ちょっと!どうなってんの!おいコラ子安!!(←声優責めてもしょうがない)





とりあえずエンディングに期待します。
まずはナレーション。



戊辰戦争終結後、犬山ポチと共に花柳館を出た庵は……
犬山庵と名乗り、それまでに蓄財していた資金を全て遣い、
花柳新聞社を設立した。







・・・・・・








それでいいのか庵。





いや、花柳館を出たとか、新聞社を設立とか、そういう事じゃなくて
苗字はそれで本当にいいのかお前。










まぁ、犬山って苗字の人は実際いるだろうけどさ・・・。
いや、でもさ・・・犬山庵って・・・。
もうちょっとなんとかならんのか。



で、なんで新聞社なのかというと
「皆が平等に情報を共有して、各々の意見をもつべきだ」という庵の主張による結果らしいです。



スチルは取材に向かう庵を見送る主人公の図。
ああ、いいね。
新妻っぽくていいね。
これで行ってらっしゃいのチューとかしてくれてたら良かったんですけどね。
なんせエンディングすらラブラブのやり取りが無かったくらいですからね。





軽い消化不良です。







アンハッピーエンドではないのに、なんだろうこの悔しさ。
もっとラブラブしてくれてもいいんじゃないのか。



それより、土方の死体がなかったってことは庵がこっそり運んで埋めたってことですよね。





死体遺棄ですね。





現代だったら逮捕ですよ。
明治の時代で良かったですね。





まぁ、こんな感じで庵ルートは終わりなんですけど
う〜ん・・・ほんと、庵の自制心が強すぎて両思いになったのが超終盤でしたからねぇ。
もっとイチャイチャしてるところを見て悶えたい身としては物足りなかったです。
もっと理性ガタ崩れでいきましょうよ。(←それもどうなの)





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