有川譲 CV:中原茂





前半では見事なまでに理不尽なキレっぷりを披露してくれた譲。
要約すると
「ずっと好きだった事を言うつもりはなかったけど俺以外の男に笑いかけることも許さん
ということです。
無茶苦茶だ。



そんな譲ですが、七章に入ると何も無かったかのように振る舞うどころか
むしろ主人公を避け始めました。
そりゃあんな醜態を晒したら気まずいだろうよ。



しかし、そこは乙女ゲーの主人公、躊躇なく傷をほじくり返します。



譲「先輩は…優しくて…残酷な人だ。あんなみっともない俺のことは忘れてほしいのに…」






忘れる訳なかろうが。
あんな渾身のギャグ。








とにかく譲は一人になりたがっていたようなので、
渡せてなかったお守りを渡して、その場は終わりました。





その後、平家との戦が始まって、総門を破って行宮を落とし、逃げた平家を追っていると
平知盛が主人公に向かって矢を放って来ました。
それを咄嗟にかばって倒れてしまった譲。
しかし矢は譲の着物の袖を貫いて、主人公があげたお守りにブッ刺さっていたというオチ。
ざんね……良かったね、譲!



「これできっと大丈夫だよ!」と主人公の励ましに、譲も希望が持てた様子。
そのまま知盛を追い詰めたところで、ラスボスの平清盛が登場。
清盛の術で源氏の兵は体が動かなくなり、その間に知盛達に逃げられてしまいました。



しかし、みすみす敵に勝ちをくれてやりたくない清盛が、扇を掲げた小舟を出してきて
「源氏にはこの扇を撃ち落とせられる弓の使い手っているー?いるわけないよねー?」と挑発してきました。
それを聞いて、やらいでか!と那須与一を呼ぼうとする九郎。
呼ぶなよ。
トップがそんな挑発に乗りやすかったら部下が苦労するだろうがよ。



で、怪我をしている那須与一の代理を買って出た譲。
そしてアニメーションに突入。



弓を引き絞って狙いを定め、見事に扇を撃ち落とすことに成功。
が、その一瞬、ニヤリと笑った清盛が黒龍の逆鱗を使って主人公に攻撃を仕掛け、
それをかばった譲が致命傷を負ってしまいました。
他の八葉は何してんだよ。



そして慌てて譲を抱き起こす主人公。
相当ヤバいらしく、息も絶え絶えです。



譲「夢で…見ていたとおりだから……とっくに、覚悟なんてできてました」
カビゴン「夢なんてーー夢なんて嘘だよっ!未来なんて見えるわけない!あきらめないで、覚悟なんてしないで!」









諦めたらそこで
試合終了ですよ











画面には一切映っていないんですが、譲の血が全然止まらないらしく
涙ながらに「もう喋らないで!」と必死な主人公。



譲「あなたを守ろうと思っていたのに…守れるなら…それでいいと思っていたのにだめだな…………」



何言ってんだよ!







お前そんな謙虚な人間じゃないだろ!(←そこかよ)










譲「死にたくない、あなたの側を……離れたくないのに…っ」





大丈夫だ譲、そんなお前の願いを叶える方法がある。









怨霊になればいい(←ダメだろ)











未練たっぷりのまま静かに目を閉じた譲。
しばらくは懸命に譲の名前を叫んでいたものの、何度呼んでももう譲が目を覚ますことは無く
主人公はすっかり放心してしまいました。
しかし放心しながらも譲の側を離れようとしない為、他のメンバーに実力行使で引き剥がされることに。



敦盛「神子……すまない。……だが、譲を……怨霊に変わらせてしまうわけにはいかない」






お前が言うと説得力があるんだか無いんだか分からんな。







で、譲が死んでしまったわけなので時空飛んでやり直そうずぇー!と思ったんですが
白龍の逆鱗が壊れてました。いつ壊れたんだよ!
そういえばアニメーションで譲が主人公をかばった時にパリーンって音がしたような…そうか、あの時か。
譲……役に立たねぇ……(←酷)





八章に入ってから、寝ても覚めても譲の幻聴が聞こえる主人公。
完全に病んでます。
なんとなく法住寺にいると、リズヴァーンがやって来ました。
自分のせいで譲が死んでしまったのでは、と自分を責める主人公に対して
「運命を変えたことで生じる歪みも、失うものがあることも知っているはずだ」と諭すリズヴァーン。



リズヴァーン「だが、忘れてはならない。この流れを変えることができるのも、お前だけだということを」



そうですよね先生。
これから流れを変えればいいんですよね。
今からでもリズ先生ルートに(←それは無理だろ)





その後、京邸にて「白龍の逆鱗を元に戻す方法があるらしい」と話しているヒノエと敦盛と景時。
しかし今になってそんな話が出てくるなんて胡散臭いし、主人公には黙っていようということで決定したのですが
主人公が盗み聞きしないわけがない。
こうなったら主人公特権フル活用で、誰の意見も聞き入れずに突っ走ります。



逆鱗を直す方法があるという洞窟に行くと、平知盛が満を持して登場。
逆鱗を直せるというのは、知盛が主人公をおびき寄せる罠だったと知って愕然とする主人公。
うん、八葉達は予想してたよ。



ともかく知盛との戦闘をさっさと終わらせて、知盛が撤退していったものの
やはり逆鱗を直す方法なんて無いんだとガッカリする主人公。



白龍「神子、逆鱗がほしいのか?私が逆鱗をあげればそれで願いは叶う?」
カビゴン「だめだよ!」



そうだよ白龍!






あんな陰険ストーカー変態メガネ野郎の為に
お前が犠牲になる必要なんてないんだ!!(←酷)








白龍の純粋な申し出を断って、
「私の願いは本物の譲にもう一度会うことなの!」と主人公が強く願うと
突然、何か大きな光が起きて…………






『「白龍の逆鱗」を手に入れました』











なんでだよ!!!











一体何がきっかけなのか分からないけど、とりあえず逆鱗が復活しました。
一度壊れてしまっているせいかスムーズに時空を超えることは出来ないみたいだけど、
譲に会いたい一心で時空を超えて六章まで戻ってきました。



鎌倉の梶原邸にて譲を探し回って台所に行くと



譲「ああ、おはようございます、先輩」





半透明の譲がいました。
何だこれ、不完全な逆鱗で時空を超えたから副作用でこうなっちゃったのか。
とか思ってたら、譲がちゃんと実体化しました。
感極まって抱きつく主人公。
驚く譲。



ちょっと落ち着いてきたところで、突然「譲が好き」と告白する主人公。



カビゴン「幼馴染という意味でも、仲間という意味でもなくてーー好きだよ」



それを聞いて、一気に赤面する譲。



譲「いや、だめだ、あなたは勘違いしている。俺はあなたの考えているような、優しい人間じゃないんです」








うん、知ってる。










譲「俺が、普段何を考えていると思いますか?あなたのことを独り占めしたい、俺のことだけ見ていてほしい」





うん、まぁ、片想いしてる人はそういうの抱きますよね。





譲「近づく奴を一人残らずこの手で葬ってやれたら…そんな恐ろしいことを考えているんです」







怨霊より先に譲をなんとかしなきゃいけない気がしてきた。
下手したら源氏が内部から崩壊させられる。





譲「だから、俺に近づかないでください」






正直そうしたいんだが、
もうここまで来ちゃったから今更他キャラのルート行けないんだよ。






「俺のことが嫌いになったでしょう?」と相変わらずネガティブをこじらせている譲に
「嫌いになってほしいの?」と主人公が質問で返すと



譲「違う!嫌われたくなんてない!俺は、ずっとあなたのことが好きだったんだ」



ようやく譲から好きだという言葉が出てきて、お互い両想いだと確信できたのに
まだ譲は少し混乱している模様。
いい加減にしろよお前。


譲「でも、これが夢でなかったなら俺は幸せです。世界中の誰よりも」



…………何故だろう、ようやく両想いになって嬉しいはずなのに疲労困憊。
このままスタッフロールに入ってくれて構わない。
平清盛なんてもうどうでもいいじゃない。



まぁそんなわけにいかないので、
譲の死を食い止めるべく、譲と将臣を呼び出して
「次は屋島で戦になって扇の的当てが行われて、私、狙われるんで。これ、神子だけが分かるお告げだから。シクヨロ」
とネタバレかましておきました。
でもそこで主人公をかばって譲が死んじゃ意味ないので、「かばっちゃダメだから」と言うと
当然、譲は怒るわけだけども
「何が起きるか分かってるから自衛出来るから」と説得して、渋々だけど了承してもらいました。



そのやり取りの間、将臣がずっと黙っているので、譲が変に思って聞いてみると
「お前がそんなお告げを素直に聞くから珍しいと思っただけ」と答える将臣。



譲「俺は、そんなに疑り深くないよ」






………………








ここで、譲の過去の発言を振り返ってみましょう。








譲「俺のことなんてどうでもいいなら、俺をかまわないでくださいよ」

譲「あなたにないがしろにされて、俺が何も感じていないと思うんですか?」

譲「俺のことが大切だというのなら、どうして他の奴に微笑みかけるんですか」

譲「俺は愚かだから、わずかでも望みがあると思えば……勘違いしてしまう。違うとわかっていても、それにすがってしまう」

譲「先輩は…優しくて……残酷な人だ」









………………









譲「俺は、そんなに疑り深くないよ」







………………









………………




















現代に帰ったら病院行こうな、頭の。










さてようやく終章。
戦を前にして、改めて譲に約束をさせる主人公。



譲「あなたを悲しませるようなまねは、しません。絶対に」







信じられると思うのか、その発言を。







そして問題の、扇の的当てタイムがやってきて
前回はいなかった将臣も、主人公のネタバレによって今回は平家の船にいました。
弓を構える譲にむかって「今だ!」と合図をする将臣。
すると、清盛の持っている黒龍の逆鱗を見事に撃ち抜きました。スゲェなオイ。Br>


将臣の裏切りもあり、激昂する清盛とバトルに入ってサクッと勝利。
「どうして父に逆らった!?」と悔しそうな清盛を見て
ツラそうな表情で主人公に清盛の浄化を頼む将臣。



将臣「…俺に呼ぶ資格はないかもしれないが、さようなら…………父上」



主人公達にとっては敵だけど
将臣にとっては、この世界に来てから世話してくれた恩人だもんなぁ。
「やってやったぜ!」って気分にはならんよなぁ。



そして完全に消滅する寸前。



清盛「重盛…っまさ…お……」










重盛まさお?(←誰だよ)












清盛が浄化されてスタッフロールに突入。
エンディングでは、主人公と譲は無事に元の世界に戻って、以前のように普通の学園生活を送ってました。



譲「あの頃、俺にとって世界は暗く、日々死の予感に怯えていた。世界は闇に包まれてると感じたこともあります」






厨二病は継続しているようです。






譲「けれどそんな時、俺に光を投げかけてくれたのはあなたの優しい声だ。恐れるものは何もない。何よりも美しい希望、輝く望み、俺の喜び」









その割には思いっきり
拒絶してましたよね。












譲「俺はあなたのことが好きで、あなたも……俺のことを想ってくれる。こんな奇跡が起こるなんて」



うんうん、両想いになれた時って奇跡だと思うくらい嬉しいよね。



譲「もう一度だけ、聞いてもいいですか?先輩……俺はあなたが好きです。あなたはーー?」





ここでエンディングは終わりました。
きっと主人公が無言で目を逸らしたんでしょう。





というわけで、譲攻略終了です!
いやー、笑った笑った。
譲が予想以上にヤバかった。色々と。



イケメンで主人公を病的なまでに一途に愛しているキャラだなんて
結構好物なんだけどなぁ……





なんでかなぁ……







やっぱりイマイチ食指が動かないんだよなぁ。








年下属性だって、メガネ属性だって、敬語使用も別にマイナスポイントじゃないのに。
短髪で緑髪なんてむしろプラスなのに。



まぁ唯一分かる理由としては、譲から告白台詞が出てきた時に胸キュンじゃなくて
何言ってんだコイツ感が強かったからだと思います。
もう何度「話聞けよ!」って殴りたかったことか。
でも殴ったら殴ったで「僕なんて先輩イラつかせるだけだ…」とか言って殻にこもりそう。
痴話喧嘩するたびに「先輩は僕の気持ちが分かってない!」とか言って爆発しそう。
某サードチルドレンより扱いが面倒臭い。





譲と付き合う気になった主人公の気持ちは一切分からないけど
とりあえずハッピーエンドだから良しとしましょう。





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