有川譲 CV:中原茂












主人公の幼なじみで下級生。天の青龍・有川将臣の弟。
高校一年生だが、大人びている。品行方正で、弓道をたしなむ優等生である。
主人公に片想いして、想いを告げられずにいる。
心配性で口うるさいときもあるが、主人公には甘い。




幼馴染キャラ
メガネキャラ
年下キャラ
品行方正な優等生キャラ
敬語キャラ
弓道の凄腕
主人公に片想いしてる一途キャラ
心配性なオカンキャラ
でも主人公にベタ甘




ありとあらゆる萌えポインツを携えてるけど
美味いものと美味いものを組み合わせても超美味しくなるわけじゃないんだぞ!
か、勘違いしないでよねっ! (←ツンデレ?)





しかしどんだけ製作陣に贔屓にされてんだっつーくらい萌え要素を詰め込まれてるけど、
譲以外を攻略している時は
自分の好きな相手が他の男とくっつく様を目の当たりにし続けなければいけないという
壮絶な地獄絵図を考えると涙が止まらない。
贔屓どころか虐めだわ。



今回はお前の想いを報わせてやるからな!譲!



譲は一章から登場してきます。
朔と白龍と一緒に橋姫神社に向かう途中で怨霊に囲まれ、
早くも主人公ピンチ!という時に、譲が身を呈して主人公を庇うのですよ。



譲「先輩が無事で……安心しました」



自分の身体なんて気にも留めず、主人公の心配をするんですよ。
しかも主人公が「異世界に来ちゃうなんてどうしよう」と不安になっていると



譲「大丈夫です。たとえどんな世界だってあなたは俺が守りますから」







想いを告げられずにいる奴の台詞とは思えない



いくら幼馴染だからって無理だろう。
完全に想いがだだ漏れですよ。



そうそう、譲は幼馴染のくせに主人公のこと「先輩」呼びなんですよ。
しかも名前じゃなくて苗字+先輩ですからね。
ゴンベ先輩ですよ。
なんだか新鮮。



二章にて、梶原家でお世話になることになった主人公たち。
野宿の心配もなくなり、そろそろ寝ようかという時には



譲「ゴンベ先輩、夜は冷え込みますから、気を付けてくださいね。おなかとかひやさないように」











おはようからおやすみまで
主人公の暮らしを見つめる譲













その日の夜。
譲の兄である将臣の夢を見たので、翌朝何気なくその話を譲にしてみることにしました。
今日も朝から柔かな笑顔を浮かべてる譲だもの。
主人公が将臣の夢を見たって言えば、主人公に合わせて「きっと現実でも元気にやってますよ」なんて言ってくれるに違いない。



譲「……兄さんの夢、ですか?」










笑顔が消えました









あ、あれ?



ちなみに譲はこっちの世界に来てから悪夢をよく見るらしい。
あ、夢の話って意味で笑顔が消えたのかな?
自分が見た悪夢を思い出させちゃったんだ。うん、きっとそうだ。



それにしても譲は甘い。主人公に対してゲロ甘。
戦闘中とか、他の人をかばう時は「気を抜いてる場合じゃないだろ」とか辛辣なのに
主人公をかばう時は



「あなたが傷つく姿を見たくないんです」
「先輩は大丈夫ですか?どこも痛くありませんね?」








優しい通り越して怖い









さて、法住寺にやってきた主人公たち。
たくさんの仏様が並べられているのを見て驚く主人公に
「必ず会いたい人の面影を宿した仏がいるらしい」と譲が教えてくれました。



譲「そう聞いたことがあります。先輩、よかったら一緒に探してみますか?(さりげないデートの誘い)
カビゴン「今日は、いいや。たくさん歩いてお腹すいちゃった」
譲「ふふっ、まったく…先輩は…」






まったく…先輩は…相変わらず空気読まねえな







ってことですね。
分かるよ。





で、空腹の主人公の為に譲が腕をふるって現代の料理を作ってくれました。
美味しくいただきながら「自分のせいで巻き込んでごめん」と謝る主人公に
「先輩が一人の方がよっぽど心配だから一緒に来られて良かった」と笑う譲。



譲「何しろ、先輩は警戒心も薄いし、忘れ物したり転んだり」







3歳児か。







別のある日、白龍から星の一族について教えてもらい、その一族に会いに行くことに。
星の一族は八葉とはまた別だけども、神子に仕える一族で、
神子がいない間は宝玉を守っているそうです。



しかし京にいるはずの主は三年前に行方知れずになってしまったらしく、
現在、星の一族として力を持つ者がいないとのこと。
星の一族としての力を持つ者じゃないと宝玉は見えないそうで
主人公たちの対応をしてくれてる女性には、八葉の体に埋まってる宝玉は見えてない模様。
「ここに菫姫(すみれひめ)がいれば…」という女性の呟きを聞いて、反応する譲。
譲の体に埋まっている宝玉は譲の祖母の形見だと以前話していたので、もしや譲のお祖母さんの名前は……



譲「ええ。有川スミレといいます」



そりゃそうだよね。
「その時主人公と一緒にいたから」なんて単純な理由で、八葉なんて重要ポジションに着けるわけないもんね。
つまり、アレだ。
コネ入社みたいなものか。(←違)





自分がその菫姫の孫ということは明かさず、「菫姫は別の世界に行ったのかも」と譲が言うと
女性は「神子様を探して異世界に行ったのかも」とアッサリ納得されました。
いいのかそれで。



女性に「菫姫の志を継いで神子を助けてください」とお願いされて
「先輩は八葉として必ず守ってみせます」と約束をする譲。
菫姫の志っていうか九分九厘、邪な私情で守られてますけど。





三章に入って、元々弓道部である譲だけど、今は那須与一に弓を習ってると聞きました。



譲「俺たちの世界で那須与一と言えば、屋島の戦いで…………………………」
カビゴン「どうしたの?」
譲「……いえ、別に大したことじゃないんです」
カビゴン「うそ、そんな青い顔をして」



そこで以前、譲が夢見が悪いと言ってた話をしだして
「鍛錬が足りないからそんな夢を見るんでしょうね」と誤魔化されて終わってしまいました。
別に鍛錬が足りないと夢見が悪くなるなんて話聞いたことないし
そんな事より那須与一がどうなるのか言えよ!





プレイヤーである犬山さんは、那須与一という人物が扇の的を射抜いた事で有名ってことを
平成狸合戦ぽんぽこで知ったくらい歴史に疎いので
ウィキペディア先生で調べたんですけど特に何も書いてませんでした。




え、ちょっと、那須与一が屋島の戦いで重症を負ったとか死んだとか、特に何も書いてないよ?
弓の練習しすぎて左右の腕の長さが違うとかいうトリビアを学んだくらいで
特に不安要素なかったよ?
主人公が何も知らないからって不安を煽るようなこと言うなよ。
構ってちゃんかよ。
譲が言ってた悪夢ってのも「腕の長さが変わっちゃう夢」とかだったら
怨霊と間違えたフリして斬り刻むぞ。(←落ち着け)





四章にて、譲にとっては幸か不幸か、兄の将臣と合流して那智の滝までやって来ました。
すごいねーと感嘆する主人公に賛同する譲。
そこで将臣が「お前は何でも合わせてるだけだろ」と茶々を入れてくると



譲「ーー兄さんには、関係ないことだろ!余計なこと言わないでくれ」



おいどうした譲。
一瞬空気が険悪になったけど、主人公が一喝したおかげで何とか仲直りしました。
それから、昔旅行に行った話になったけども、主人公がすっかり忘れているのを見た将臣が
「滝に落ちたらフラッシュバックで思い出すかもな」なんて、明らかに冗談口調で笑って話したら
途端に譲が「こんな奴、放って安全な場所に行きましょう」って言って去って行ってしまいました。一人で。
一体どうした。
お前の導火線短すぎだろ。
そもそも「行きましょう」って言ったんだから、せめて強引に主人公の手をひいて行くとかしろよ。
一人で行くなよ。





っていうか、譲みたいに、数人で和やかに話してるのに突然不機嫌になって単独行動始める奴なんて
現実では絶対付き合いたくないタイプですね。
面倒にも程がある。



面倒ではあるけど好感度を上げるために、きちんと譲の後を追って行ってあげました。
そのおかげか戦闘中に主人公をかばう時のセリフが



譲「あなたを守るために俺は必要なんだと…そう思わせてください」






何言ってんだ、必要に決まってるじゃないか。












手駒は多いに
こしたことはないからね。
(←腹黒)












五章にて、譲が朔のことを呼び捨てにしてるのに、どうして自分は先輩呼びなのか尋ねる主人公。
今更か。



カビゴン「朔のことは、「朔」でしょ?昔は確か私のこと……「カビゴンちゃん」って呼んでたような……」
譲「な、何言ってるんですか。中学や高校にもなってそんな呼び方できませんよ」





確かにいろんな意味で呼びにくい。(←自分でつけたんだろ)





昔のような呼び方に抵抗うる譲に「呼び捨てでいいよ」と主人公が進言したけども



譲「呼び捨て……ですか。カビゴン……って









ときめかねえええええ










結局今まで通りゴンベ先輩呼びで落ち着きました。
その呼び方もどうかと思うが。





福原の戦を終えて、何やら考え込んでいるというか塞ぎこんでいる様子の譲。
話を聞いてみると、譲の弓の師匠でもある那須与一が命に関わるほどの重傷を負ってしまったとのこと。
譲は「人って呆気なく死んでしまうんですね…」と呟いてから、突然パンドラの箱について語り始めました。
いやだから与一はどうなるんだ。



パンドラの箱といえば、箱の底に希望が残っていたというのが有名だけど、
「未来を見る力が残っていた」という説もあるそうです。
未来を見る力は、あらゆる災いより恐ろしいものだから、世界に解き放たれなかったとのこと。



譲「これから自分の身に降りかかる不幸を知ってしまったら………人は、どうやって生きていけばいいんですか?」







知らんがな








すると今度は「この世界に来てから同じ夢を何度も見ている」と話し始めた譲。
つまり、さっきの「未来を見る力」を譲が持ってると言いたいのですね。
あらゆる災いよりも恐ろしい力を手に入れたってことですね。








人が厨二病に目覚める瞬間を初めて見てしまった(ハチミツとクローバー風)










譲「ーー自分が死ぬ夢を」












症状としては那須与一より重症だ











とにかく、譲はそんな悪夢を見続けたせいで不眠になってしまったようで
「なんで言わなかったの!」と思わず叱りつける主人公。
しかし「死ぬこと自体が怖いわけじゃない」と笑顔で答える譲。



譲「でも、今は死にたくない。先輩をこの世界に一人残して死にたくなんてない」



























譲「先輩をこの世界に一人残して死にたくなんてない」



























(実の弟に忘れられて)
悲しいこともあるけれど
お兄ちゃんは元気です











将臣が完全に不憫な扱いを受けておりますが、ともかくこれでまた譲との親密度がアップして
戦闘中に主人公を庇った時のセリフも変わりました。



譲「よかった。無事なら……それでいいんです」








もはや死亡台詞









六章にて、どんどん元気がなくなる譲のためにお守りをもらって来ようと出かける主人公。
そこへヒノエが偶然通りかかり、「一人では危ないから」と一緒に来てくれることになりました。
無事にお守りを貰うことが出来て、帰宅した頃には辺りはもう真っ暗。
ヒノエに礼を言って別れたところで



譲「……ずいぶん楽しそうですね」










すげぇ不機嫌そう










もう声だけで不機嫌マックスですよ。
声優さんの演技力って本当にすごいですね!



譲「夜中になっても帰ってこないから…何かあったかと生きた心地がしなかったのに」





どんだけ遠くまで行ってたんだ主人公。
暗くはなってるけど夕飯前には帰って来たんだと思ってたよ!
夜中かよ!
そりゃ譲も怒るわ!



さすがに主人公も不穏な空気を感じたのか、「譲くんの為にお守りを貰ってきた」と弁解をしたところ



譲「俺のことなんてどうでもいいなら、俺を構わないでくださいよ」





だからお前の為にお守り貰ってきたっつってんだろ。
人の話を聞けよ。





譲「…あなたはいつもそうだ。俺の気持ちに気付いていないのか。それとも気付いていて、こんな残酷なことをするのか」
カビゴン「…私、譲くんに何か悪いことをした?」
譲「あなたに蔑ろにされて、俺が何も感じていないと思うんですか?













お願いトトロ!
譲が(精神的に)迷子に
なっちゃったの!
どうしたらいいか分からないの!
(←トトロも困る)












「俺のことをどう思っているんですか」と唐突に聞かれて、ここで選択肢が登場。



①「大切な人だよ」
②「八葉の天の白虎だよね?」
③「幼なじみでしょ?」






③を選んでこいつとの関係を終わらせたいところですが、それは我慢して①を選択しておきました。
主人公から「大切な人」なんて言われたら、さすがに譲も我に返って甘い雰囲気になるに違いない!
二人包む空気スローモーションになるに違いない!



譲「だったら、どうして!俺のことが大切だというなら、どうして他の奴に微笑みかけるんですか」







スローモーションどころか空気凍りついた。







譲「俺がこれまでどんな想いであなたのことを見ていたと思うんですか?これではまるで拷問だ」








知らんがな








譲「ほんの子供の頃から、あなたのことが好きだった。春も夏も秋も冬もずっとあなたの姿を目で追っていた





ストーカーですね





譲「………………なんてみっともないんだ、俺は。あなたにはこんな俺を知られたくなかった」





自分から暴露したけどね





譲「こんな自分は嫌だ…嫌なのに…止まらない。ずっと……隠しておくつもりだった」





こちらとしても隠しておいてほしかったですね





譲「この世界に来たことも死ぬことも、それほど恐ろしいとは思わない。ただ、あなたが別の誰かのものになることだけが怖いんだ。俺がいなくなったらあなたは誰に微笑みかけるんでしょうね」





いや今までもお前以外にめっちゃ笑顔見せてるからね





譲「……おかしいでしょう?笑ってくださいよ」







安心しろ。










プレイヤーは画面の前で大爆笑だ













ここでまた選択肢が登場。
今度は4つ。



①「私も譲くんのことが好きだよ」
②「いなくなるなんて言わないで!」
③「どうしていいのかわからないよ」
④「ごめん、譲くんの気持ちには応えられない」










ここで④を選んだら
無理心中エンドになりかねない











しょうがないので①を選択。
ほら、両想いだよ!長年の想いが報われたんだよ!
だからその被害妄想をやめよう!



譲「先輩は……優しい人ですね。だからこそ俺を苦しめる」





だから何でそうなるんだよ!





譲「俺は愚かだから、わずかでも望みがあると思えば……勘違いしてしまう。違うとわかっていても、それにすがってしまう」






いやいや、勘違いじゃないから!両想いだから!
すがっていいから!





譲「あなたのことをあきらめれば幸せになれるのだとしてもーー俺はあなたを想ったまま、不幸になった方がいい






ダメだこいつ。








一人SMに酔いしれてる。









そして主人公の告白は無かったことになっている。







譲「今夜のことはどうか忘れてください、おかしな夢を見たと思って」











おかしすぎて忘れられんわ









完全に主人公そっちのけで、譲の独り舞台を見せられて終わりました。
まさか譲がこんなにも病んでいるとは。
そしてこんなにもこじらせているとは。



色んな意味で明るい未来が見えないまま後半に続きます。





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