梶原朔 CV:桑島法子









主人公よりも一つ年上の、大人びた少女。地の白虎・梶原景時の妹。
黒龍という神によって選ばれた神子だが、黒龍は消滅したらしい。
現在は尼僧の立場にある。
主人公に好意的で、異世界に来て惑う主人公を助ける。






お気付きですか、皆さん。







もう一度、ご覧いただこう。








黒龍は消滅したらしい。










超重要事項を一言で片付けられたぞ。



そんな扱いでいいのか黒龍は。






朔は主人公より一つ年上だそうです。
大人びてるっていうか、老け(←黙れ)




っていうか、尼僧の立場にいるのに剃髪する気は一切ないんですね。
まぁ最近は剃髪しない尼さんもいっぱいいるみたいですけど
朔は髪飾りまでつけて、男性目線をバリバリ意識してるじゃないですか。
俗世とのしがらみを断ち切る気サラサラないじゃないですか。






そんななんちゃって尼僧の朔とは
異世界に来た途端に出会います。
戦闘のチュートリアルとして一緒に怨霊を倒して封印をした後に、お互いに自己紹介。



朔「カビゴン…素敵な名ね。優しい響きだわ」






そんな社交辞令はいらねぇ!







二章に入って、夢で将臣と出会った主人公。
翌日、朔と話す機会があったので、夢の出来事を朔話すと



朔「…………違っていたらごめんなさいね。カビゴン、将臣殿のことが好きなんじゃないかしら?」







いや、それはない(即答)






「兄弟みたいなもんだよ」と否定する主人公に対して
「人を好きになるのは恥ずかしいこと?」と聞いてくる朔。
いやだから別に将臣のことは好きじゃないんだってば。聞けよ。



朔「そうね…恥ずかしがる余裕もないっていうのが本当なんじゃないかしら。
  突然のことで、どんなに避けようとしても、すぐに追いつかれてしまう…だから、飛び込むしかないーーそんな風に思うの。
  その…本当の…愛っていうのは」







強いて言えば今のお前が恥ずかしい。






いつの世も、若い女の子は恋愛話が大好きなのかもしれないけど
哲学的に盛り上がられても非常に困る。
こんな形で尼僧らしさをアピールされるとは。



そういえば、朔のキャラ紹介文に「主人公に好意的」って書かれてたけども
戦闘中に主人公を庇う時の台詞でこんなのがあります。



朔「あなたのことを、誰にも傷つけさせたくないの」









なんだろう。
好意的というか一種の恐怖を感じる。









六章に入って、突然「一人になりたい」と何処かに行ってしまった朔。
いつもの朔と様子が違うから、主人公が気になって朔を追いかけて話を聞こうとするが
「心に余裕がなくて話せない」と拒否られました。



カビゴン「お節介かもしれないけど私に何かできないかな」





そう思うなら一人にしてやれよ





もう気遣いっていうか単なる好奇心じゃねぇのってくらい譲らない主人公に対して
邪険に扱うこともなく「本当にお節介ね」と笑う朔。
その笑顔を見て「じゃあ話してくれるの?」と主人公が期待すると



朔「ごめんなさい、話す気はないわ」







リリンもわかっているんだろ?
A.T.フィールドは誰もが持っている
心の壁だということを。









もう頑として話してくれない様子の朔なので、あまりしつこく聞き出すと逆ギレしかねないし
ここは素直に引き下がるのが普通の人の対応ですが、主人公は違います。
「じゃあ話してくれるまで待つ」と動かざること山の如し。
だから一人にしてやれよ。
これだけ心を閉じてるんだから今はどうしたって話してくれないよ。
きっと今回は伏線だよ。
次のイベントで話してくれるんだよ。





朔「…この神泉苑はね、龍神と関わりが深い場所」





お前も心変わり早すぎるだろ!





実は喋りたくて喋りたくてウズウズしてたか、主人公が相当ウザかったか。
多分後者だと思われる。






話を聞いていくと、今はいない黒龍との出会いについて語ってくれました。



龍の姿で天から降りてきたけど、地に降り立った時には白龍と同様に人の姿(少年ではなく青年の姿)をしていたそうです。
黒龍の神子に選ばれた時は戸惑ったが、黒龍の味方になれるのは神子だけだと思って
黒龍の神子として力になろうと決めたそうです。



朔「…いいえ、違うわね。私は惹かれていたの。あの人の全てに」
カビゴン「好きだったんだ。黒龍のこと」
朔「ええ。あの人のことを、都から落ちてきた貴人だと嘘をついてまでーーあの人と一緒になる許しを得たの」



ちょっと待て。
朔が黒龍を好きになっちゃったのはいいとして、
黒龍はそれ意味分かってる?
白龍の方は完全に人間世界の常識が通じてないよ?
名前の概念すらなかったんだぞ、あいつ。
白龍がそうなんだから黒龍がまともとは限らんだろう。
「じゃケッコンすっか!」「んだ!」みたいな
ドラゴンボールのノリじゃないだろうな。



朔「兄上は嘘だとわかっていたみたいだけど…黙っていてくれたわ」






そこは止めてやれよ景時!
たった一人の妹が人外と結婚しようとしてるうえに、
相手はきっと何ひとつ分かってないぞ!!



しかし夫婦の契りを交わして2人で京に出発しようとした日に、黒龍が突然消えてしまったそうです。
すっかり抜け殻になってしまった朔を心配して、母親が縁談を持ち込むようになり
それがウザくて尼僧になったとのこと。



朔の切ない思い出を聞いて、何とかしたいと思って
時空を飛んで四章まで戻ってきた主人公。
景時に、朔と黒龍の様子を聞いてから、また六章へ。
再度、朔から黒龍の話を聞いた後に
「白龍だって子供の姿でここにいるんだから黒龍も何処かにいるよ!探してみよう!」と元気付けようとしたところ



朔「ーー簡単にそんなこと言わないでっ!」




ブチ切れられました。
「大切な人が突然消えて、待つしかないのがどんなにツライかわかってないのよおおおお!」と
悲痛な叫びをあげる朔。
ごめん、確かにその気持ちはわからない。
黙ってても男から寄ってくるんで、主人公だから。(←オイ)




今まで溜め込んでいた感情をバーっとぶち撒けた後にようやく我に返ったらしく、
「当たってしまってごめんなさい」と謝られました。



朔「これ以上、一緒にいたら…もっと嫌な思い、させてしまうわね…ごめんなさいっーー」



そう言って走り去ってしまった朔。
バイクは盗むなよ。
ひとまずこのイベントは終了と思いきや





『その後、朔が帰ってくることはなかった。』











朔、失踪。










え、ちょ、ええ、待って待って!
こういうのって大抵イベント終了後には普通に戻ってきてて、そのまま一緒に冒険続行するもんでしょ!?
いないの!?マジで!?
いやでも主人公が放っておくわけないから、これから皆に無理を承知で頼み込んで朔の捜索が……







『朔がいなくなったのはつらかったけれど…私たちはまた平家の探索を続けることにした。













扱いが冷たすぎるよ!!


特に景時!
お前、兄ちゃんだろ!?
妹が失踪しちゃってるんだぞ!
「後で必ず追いかけるから」とでも言って、主人公と捜索しに行くとかないのかよ!行けよ!!





朔が行方知れずのまま七章に突入。
季節は冬になり、いきなり朔から手紙が届きました。
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの大原の尼寺に
自由になれた気がした 15の夜

を満喫しているようです。(←15じゃない)
居場所がわかったので会いに行きたいものの
源氏はまさに屋島に攻撃をかける直前の為、迷う主人公。
そして出発前夜、景時が主人公のもとにやってきました。



景時「あの〜、その…ほら…、さ、朔のことなんだけどさ。君さえよければ…、会いに行ってもらえないかな」



しょうがねぇな。
主人公不在の責任は景時が全て請け負ってくれるらしいので(←言ってない)
皆が平家退治に出発して行くのを見送って、主人公は一人で朔に会いに行きました。



尼寺にて朔との再会を果たすと「心配かけてごめんなさい」と謝られてしまいました。
剃髪にはしてませんでした。(←最重要事項)
それ、主人公より景時に言ってやれよ。
「俗世は捨てて、今の暮らしに満足してる」と笑う朔に
「ほんとに?ほんとにいいの?あんなに想ってたのに?諦めたらそこで試合終了だよ?」と追い詰める主人公。
主人公に圧をかけられ、やはり本当はまだ黒龍への未練が捨てられないことが判明し
「苦しみ続けなきゃいけないの?」と朔に問われ



カビゴン「そうかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない」








どっちだよ。









「諦めの悪さが私をここまで連れてきたの」と主人公が話すと
朔、あっさり改心。
チョロすぎるぞ、朔。



朔と一緒に京に戻ると、屋島まで遠征してた八葉たちも戻ってきてたので話を聞くと
清盛のデタラメなパワーについて教えてもらいました。
白龍曰く、そのデタラメなパワーは黒龍の力だそうで、
リズヴァーンまでもが「清盛は黒龍の力を持っている」なんて言い出す始末。
バカバカ、そんな事を言ったら……



朔「…私、清盛に会いたい!」



ああもうほら!言わんこっちゃない!
いつもは主人公が一人の男の為に八葉全員を振り回してるけど、今回は朔に振り回されるのね。
一応、九郎が「清盛を探す時間も人手もない」とダメ出ししたけども
「ちょっと考えてみてくれない?」と頼む景時。



景時「オレは朔の望みに付き合ってやりたいよ。兄として」









だったら朔が失踪した時や居場所がわかった時に
いの一番に行ってやれよ!兄として!












結局、他のメンバーからも頼み込まれて、九郎も折れました。
まぁどうせ最終ボスは清盛なんだからいいじゃん。



そして物語は終章へ……と同時に後半へ続く。





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