有川将臣 CV:三木眞一郎





「意中の男が振り向かないのならば、過去に遡ればいいじゃない」という
どこぞの女王ばりに、焼き払われる前の吉野の里に戻ってきた主人公。
今のうちに将臣を説得しようと思ったけど、
逆に将臣がどれだけ平家を守りたいかを聞かされてしまい、返り討ちにあいました。




これが主人公だったら仲間なんて簡単に捨て置いて
男のもとに走るのに。




しかし外にいたおかげで、焼き討ち準備をしている野盗を発見。
将臣を説得することはできなかったけど、野盗共を懲らしめて吉野の里を守ることには成功しました。
正義の鉄槌という名の八つ当たりです。



そして再び五章に入り、またも和議を結ぶと見せかけて奇襲をかけろと命じられ、
どうしても将臣と戦いたくない主人公は抜刀までして北条政子に「和議を結べ!」と脅迫したけど
結局聞き入れてもらえず、奇襲をかけることになってしまいました。



以前と同じく、一ノ谷へ向かう将臣。



将臣(源氏の神子…来ないでくれ。いや、そんなはずはない。あいつのはずがない。全部、俺の勘違いだーーそうだろ?カビゴン…











緊迫した場面でその名前を呼ぶな










一ノ谷に到着して、とうとう覚悟を決めた主人公。
すると、「俺を討ちとれる奴はいないのか!?」と暴れ回る将臣を発見。
どこの呂布だ。



将臣「…何度も思った。願った…。これが…俺の勘違いで終わるようにってな。…だけど……来ちまったんだな」
カビゴン「……来たよ。私は白龍の神子…源氏の神子。怨霊を使う平家のーー敵」









どうも、神子です。








この時の主人公の顔つきから覚悟を察したようで
「ならば言うことは1つだけ」と返す将臣。



将臣「俺は還内府、平重盛。平家一門のためだ。源氏はーー斬る」



ここすっごく見せ場だと思うシーンだと思うんですけど、なんでボイスないんですか。
三木さんのカッコいい声を響かせると超映えるだろうに。



お互いの立場を背負い、剣を交える二人。
その力は互角で、周りにいる兵も手を出せず、見守ることしか出来ない。
望んだ形ではないけれど、今は、そう、まさに二人だけの世界ーーー







譲「ゴンベ先輩ーっ!」








空気読めテメェ!!









突如湧いて出たメガネを筆頭に色々と邪魔が入ったせいで
結局、なんやかんやで平家は撤退していきました。(←雑)



六章に入り、四国に渡った平家を追う主人公たち。
もう目の前というところで陣を張って一夜を明かすことになったが、どうにも主人公が寝れないでいると
朔がやってきたので「夢を見てしまうかもしれないから眠るのが怖い」と打ち明けたら



朔「…夢を見ることが怖いなら眠らなければいいのよ」






随分と投げやりな解決方法をありがとう。









翌日、九郎率いる先陣(主人公含む)が出てる間に
将臣が隙を突いて源氏の本陣へ攻め込んできました。
頼朝を見つけて斬りかかろうとした瞬間に異変が起こり、
気付いたら将臣以外の平家の兵がぶっ倒れている始末。
そこへ不敵な笑みを浮かべながら「鎌倉殿には異界の神の加護があるから無駄ですわ」と北条政子が登場。



政子……あいつ、只者ではないと思ってたけど……






覇王色の覇気の持ち主だったんだ……!(←違)






さすがに勝ち目がないと悟った将臣は、逃走して行きました。



そして肝心の主人公達が陣に着いた頃には
戦が終わっていました。
主人公なのに活躍なしですよ。



捕らえられた平家の者たちが鎌倉に連行されていくのをモヤモヤした気持ちで見送っていたが
どうにも源氏の陣にいられなくなって夜の砂浜を歩いていると
逃走したはずの将臣と再開。



最初は驚いて沈黙だったけども、次第に現代世界での思い出話に花を咲かせる二人。
そこに将臣を呼びに来たらしき平家の兵が登場。
兵は先に帰したものの、せっかくいい雰囲気だったのに現実に気付いてしまったので
将臣に源氏の本陣の近くまで送ってもらい、別れ際に
「頼朝に気を付けろ。荼吉尼天って化け物を飼ってる」と言われました。



将臣「荼吉尼天ってのは、鎌倉にいる魂を喰らう神だ」



将臣曰く、敵味方関係なく人も怨霊も食らいつくすそうです。
へー。
まぁその点では主人公も負けてませんけどね。









1日に400kg食べるし
カビが生えてても気にしないし
胃袋の消化液は超強力だから腹痛なんて起こさないしね!















カビゴンの名は伊達じゃねぇ、you see?













じゃあ今度こそお別れだ、と将臣が去ろうとすると
「まだ行かないで!」と呼び止める主人公。



将臣「だめだ。もうすぐ、夜も明けちまう」
カビゴン「まだ……夜は明けないよ」
将臣「………………わかった…今だけ…だからな」
カビゴン「今だけ、だね。ずっと…ってわけには…いかないね」
将臣「ああ…それは無理だ」
カビゴン「でも、ここで別れてしまったら…次はーー」
将臣「言うな。その先は……言わないでくれ」





うう、切ないなぁ。
束の間の逢瀬……朝になったら敵同士か……。



カビゴン(次は……敵同士に戻ってしまうんだよ)
将臣「カビゴン……っ










雰囲気ぶち壊し










七章。
壇ノ浦に逃げ延びた平家を追って来た源氏と共にいながら
一体何の為に戦っているのか思い悩む主人公。



カビゴン(不思議だ……胸が苦しいのに嫌じゃない)







マゾですね(←違)








そして、とうとう戦場で再会した主人公と将臣。
お互いの立場と責任と覚悟を背負った戦いは、とても長いような短いような…………





っていうかほぼ瞬殺でした☆



他の八葉の出番もないくらい、主人公の連撃と会心の一撃が決まりまくってね。
昨日の切ない逢瀬は一体何だったのか疑いたくなるくらいボッコボコにしてましてね。
主人公、本当に将臣のこと好きなのか?





潔く負けを認めた将臣が「斬り捨てるか、鎌倉へ送るか好きにしろ」と言うと
そこに、助けに来た平経正が登場。
「戦場に残っている平家を導けるのはあなただけだ!」と必死に説得する経正。
気持ちは分かるけど無駄だよ、将臣は一度腹を括ったら覚悟を決める男なんだから……



将臣「……そうだな。俺だけ下りるのは、みっともねぇ……か」











ついさっき認めた負けを撤回するのは
みっともなくはないのか。














あえて言おう!
カスであると!













助かると分かるや否やさっさと逃げ出した将臣を追いかけようとしたけども、
それを阻む経正と戦闘に突入してしまいました。
無駄に逞しい主人公のおかげで、将臣に続いての連戦なのに苦労せずとも勝てました。
しかし将臣を逃がす事が出来たことで、経正は
「もう思い残すことはありません」と満足気に消えていきました。
経正は怨霊でもすごい好青年で、敵だけどすごい好きです。
「白龍の神子に封印されるのは怨霊に落ちた者の唯一の救い」って言ってくれるし。
すごいいい奴………経正が攻略できないのが悔しい。



本陣に戻っても勝利を素直に喜べず、一人でまた砂浜を歩く主人公。
ふと、将臣からもらった懐中時計を取り出すと、
「将臣との思い出に浸って迷いが生じてしまうから」と
懐中時計を海に投げ捨ててしまいました。



そこへ、一部始終を見ていたらしい敦盛がやって来ました。



敦盛「神子…これを…」






主人公がたった今投げ捨てた懐中時計を持ってました。










黄金聖闘士か貴様



光速移動にもほどがあるだろ








「捨ててはいけないと思う」と懐中時計を主人公に返した後、
将臣が還内府であることを黙っていたことを謝罪されました。
敦盛は元々は平家の人間ですしね。
主人公も既に知ってましたけどね。
一度人生をやり直してますから。



敦盛の話によると、将臣は最初は清盛の客人として平家にやって来たけども
すぐに馴染んで、いつの間にか平家の中心人物になっていたそうです。



還内府と呼ばれるようになったのは、
平家が京を追われて西国へ逃げ延びた時、皆を助けて回る将臣を見て
生前の平重盛のようだと思われたからだそうです。



敦盛「あなたと将臣殿を引き裂こうとしているのは源氏と平家…両家が…この世界が、あなたたちの望まぬことを強いている……。
…あなたが、自分で将臣殿との絆を断つことはないと…思う」







それむしろ将臣に言ってやってくれませんかね




あいつ、こっちが何言っても聞いてやくれねぇんだ。






そしてとうとう終章に。
厳島で怨霊が集まってると聞いて、急いで向かう主人公たち。
そこへ平家の船が突っ込んで来て、平知盛が再戦を挑んで来ました。



知盛「本気で…最後まで、楽しませてもらうぜ。俺を熱く…させてくれよ」
九郎「何をわけのわからないことを言ってる!貴様も剣を抜け!」





九郎の的確すぎるツッコミに拍手を送りたい





そんな頭のイタイ子、知盛をサックリ倒して上陸をして
清盛のいるであろう舞台へ行くと将臣がいました。
怨霊を使うのをやめるように説得しても聞いてくれないばかりか、
「頼朝に比べりゃ平家の方がマシ」だとか「部下を見殺しにするような奴に降伏できるか」と
頼朝への罵倒を続ける将臣。
そこへ、



北条政子「くすくすっ。先ほどから聞いてましたが、本当にひどい言われようですこと」



普通の人間なら絶対にあり得ない登場の仕方で、将臣だけでなく主人公たちもビックリ。
しかも、いつの間にか黒龍の逆鱗も持っていて
「清盛が舞台の中心に安置していたはずなのに!」と更に驚く将臣。



え、ってことは、清盛、既に殺られた!?



いやもう最初っから死んでるけどさ。
今まで「打倒、清盛」で頑張ってきた主人公たちの意気込みが水の泡なんですけど。
せめてちょっとバトルさせてくれよ。
清盛をいい感じ追い詰めて、さぁ封印してやるぞ!ってとこで
「実はラスボスは身内でした!ババーン!」みたいな演出してくれよ。
やるせねぇよ。





ともかく、黒龍の逆鱗を取り出したと思ったら、そのまま飲んでしまった政子、というか荼吉尼天。
神ともあろう者が拾い食いですよ。
黒龍の逆鱗を飲み込んだことで、アンパンマンばりに元気100倍になった荼吉尼天は
「これであの怨霊たちを食べれる」と、早々に消え去ってしまいました。



平家も源氏も怨霊も関係なく喰らっていく荼吉尼天を見て絶望しかけていたが、
「これヤバくない?軽くヤバくない?」ということで、協力体制で荼吉尼天を倒すことを決意。



今まで溜めに溜めた経験値で将臣の能力UPに使う暇もなく、荼吉尼天とのバトルに突入してしまいました。
なんてこったい。
それでも何とか倒したと思いきや
「白龍の神子を喰らえば…」と主人公にロックオンした荼吉尼天。
主人公を守るために武器を投げ捨て、「絶対に離さない!」と主人公の手を掴む将臣。
そんな必死な将臣を見て主人公が微笑んだ瞬間、荼吉尼天、消滅。
え、ど、どういうこと?








リア充うぜええええ!!!








っていう感じで死んだの?(←そんな死に方でいいのか)



一体何が起きたのかと思ったら、力を取り戻した白龍と黒龍がいました。
「神子の願いを叶えよう」と言われ、主人公が「私の願いは……」と答えようとしたその時……







スタッフロールに突入







何故飛ばされたんだ。
肝心の主人公の願いはどうしたんだ。
まさか「イケメンのパンツおくれーー!」って言って
龍神によるNGを食らったのか。





主人公の願いが分からないままスタッフロールは終わり、エンディングへ。
将臣はこの世界に残って、平家の生存者と一緒に南の島に行くそうです。
スパリゾートハワイアンズでしょうか。(←ありません)
しかし悪の根源は倒したのに平家と一緒に生きる道を選んだのか将臣。
あれ?じゃあ主人公とは結ばれないの?
どっかでフラグ立て忘れた?



てっきり一緒に現代に帰ると思ってたから「いつも勝手だ」と呆れる譲を、「いい加減慣れろ」と笑い飛ばす将臣。
しかし景時に呼ばれて譲が行ってしまうと、将臣はその姿を見送りながら「元気でな」と呟くように別れを告げてました。
全然気にしてないようだけど兄弟だもんな……もう会えないとなるとやっぱり寂しいよねぇ。



一方、朔と話している主人公。
「二度と会えないと思うけど絶対に忘れない」と朔と別れの挨拶を交わしてました。
まぁ、現代に戻ったら会えなくなるもんなぁ。



カビゴン「二度と会えないなんて、そんなことないよ。遠い場所だけど…世界を…
時空を越えるわけじゃないんだもの。






………………





え?
ちょ、ちょっと待って、現代に帰るんだよね?
時空を越えるんだよね?
あ、もしかして龍神の力で好きに行き来できるとか?






朔「南の島は暑いと聞くから、体には気をつけてね」










主人公も行くのかよ!!











現代に帰る為に頑張ってたんじゃないのか。
今までの努力は何だったんだ。
それよりも何よりも一人で現代に帰って
主人公の両親に事情説明しなきゃいけない譲の気持ちを考えろ。

精神異常扱いされないか心配です。



朔「カビゴン…幸せになってね」



大丈夫大丈夫。
何かあったら過去に遡ればいいだけだから。(←軽いなオイ)



この世界にいる限りは神子の力使い放題だもんな。




ヒノエ「カビゴンっ!島に着いたら待ってろよ。熊野の水軍、引き連れてさらいに行ってやるぜ」










今、さらってけよ。










なんで島に着くまで待ってんだよ。
そして何でわざわざ水軍を引き連れて来るんだ。
思いっきり脅す気じゃねぇか。
一人で行け、一人で。


将臣「さあ、行こうぜ。俺たちが、笑っていられる楽園へ」











常夏の楽園ベイベー
ココナッツとサンシャインクレイジー















ってことですね。





その後、見事に楽園ベイベーになった将臣の
「何かを守るためには強くなるしかないと考えていた自分を恥じている」とかいう独白が続きます。



将臣「最後に…本当の最後に、大切な人を守ったのは太刀じゃない。この…何も持たない空っぽの手だった。
何もないから、お前の手をつかめる。お前を抱きしめられる」










最終的に救ったのは龍神ですけどね。(←言うな)










将臣「今、俺の手には島の恵み。田畑を耕し、海に潜り日々の糧を得る生活」










完全に隠居生活ですね。












将臣「手を伸ばせば、手に入らないものはない。だが、俺の手はいつでも空にしておこう。
この手で、いつでもお前を捕まえられるように。ーー好きだぜ」






よく考えたらちゃんと告白されたのって初めてじゃないか?
いかにも両思いで二人包む空気スローモーションだったのはよくあったけど
こうやって言葉にしてくれるのって初めてだよな。
せっかく男らしいんだからもっとガツガツと言葉にしてこいよ。
話題のアスパラベーコン男子か貴様。
そういうギャップはいらねぇんだよ!!



エンディングのスチルは完全にリゾートを満喫してるというか完全に新婚旅行です。
この二人、他の平家の方々の存在忘れてる。
おい、お前ら二人っきりじゃないからな。
他にも人がいるからな。
わかってんのかそこんとこ。



しかしエンディングで思いっきりラブラブな様子を見せつけてくれてはいるけど
絶対に将臣の心の比率は





平家>>>主人公





ですよね。



更に付け加えるのなら





平家>>>主人公>>>>>>>>>譲





ですよね。(←何故付け加えた)



だってさぁ!
お互いの立場を知って、焼き討ちされた吉野の里で再会した時も
「カビゴンと戦いたくないから出てきた」って言ってたくせに
結局平家の兵士に呼び戻されて帰って行ったじゃん!




そもそもさぁ!





主人公なんて誰一人
迎えに来てくれてないんだからな!






そりゃあ誰にも言わずに出てきたせいかもしれないけどさぁ。
神子なんだぜ?
源氏の要とお言える存在なんだぜ?
白龍とリズ先生あたりが来てくれてもいいんじゃないの?



もしもあの時過去を遡る決意をしてなかったら
一人でスゴスゴ帰る主人公の気持ちを考えると
涙が止まらない。






それなりに楽しめたけど、一緒にいられる時間が短いせいで
恋愛を楽しんだという感じは、あんまりしなかったかな。
そんな将臣ルートでした。





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