平敦盛 CV:保志総一朗





敦盛攻略ルートの七章。
できることなら戦いたくなかった、いっそ仲間になってくれたらどんなに嬉しかったか、
しかしやはり避けることのできない彼との戦いです。



あ、将臣じゃないよ?
将臣とも戦いたくはないってのはあくまで主人公の感情であり
プレイヤー的には蚊を叩き潰すのと同等です。(←酷)







経正「敦盛、やはり源氏方にいたのだね」
敦盛「あ、兄上…」



とうとう来ちゃった経正……。
これが敦盛のピンチに味方として来てくれたなら









やっぱり来てくれたんだね兄さん!









って言えたのに。
そんなフェニックス経正アンドロメダ敦盛ですが(←違)
厳しい表情で「お前はこの兄とも戦うのか?」と問い詰める経正に対して
最初はハッキリと自分の意思を伝えられず言い淀む敦盛だったが、五章で戦前にセッションした時から覚悟は決めていたと答えました。



敦盛「私はーー兄上、あなたと戦う」










あんなに一緒だったのに
言葉ひとつ通らない
動き始めた君の情熱












そして経正との戦闘が幕を開けたわけだけど、開幕直後に





敦盛「…やはり、戦わなくてはならないのか…」











君さっき「あなたと戦う」って
宣言してたよね?












気乗りはしないけども、既に能力としては最高値に達してしまった主人公と、
そこそこに育っている敦盛ですから、もう簡単に勝利してしまいました。
というか、経正は最初から敦盛に討たれるつもりで戦いを挑んだ模様。
どうせなら愛する弟の手で……ってことなのか、経正……!!(号泣)



敦盛「そんな、兄上、そんなのはあまりに…!」
経正「泣いてはいけないよ、敦盛。お前は正しいことをした。我ら一門の誰もできなかったことに勇気を持って踏み出した。この兄は、お前のことを誇りに思う」



うう……経正……。



自分の限界を悟り、平家を歪めている元凶が清盛であり、清盛自身も怨霊であることを経正が伝えると
さすがに清盛が怨霊であることを知らなかった敦盛はビックリ。
経正は平家の人間、というか怨霊として清盛に従ってたけども、清盛の暴走をおさえたいと願っていたそうです。
エセ風流人の惟盛とは大違いですね。



「裏切者と非難されようと、平家の名誉を救うのはお前だけだ」と経正に説得されるも
「私にはできません」と首をふる敦盛。
そんな敦盛に「お前ならできる」と穏やかに笑う経正。



経正「…敦盛。かつて私は死に瀕した時、お前を残していくことが気がかりで、その心残りをつかれて怨霊になってしまった」



どうしても自分に自信を持てない敦盛を心配するあまり怨霊となってしまった経正だったが
戦ったことにより、すっかり強くなった敦盛に安心したそうです。
主人公がバッチリ調教済みです。(←調教言うな)



「正気を保っているうちに浄化してくれ」と願う経正。
敦盛の気持ちを案じて浄化を戸惑う主人公でしたが、
「力を貸してくれ」と敦盛にも頼まれ、心苦しくも経正を封印することに。



経正「敦盛、どうか幸せに…」
敦盛「兄上っ!兄上ぇーっ!」








綺麗な顔してるだろ…?
怨霊なんだぜ…これ












敦盛「…兄上はもういない、世界のどこにも、もういないんだ………私が、あのひとを…この世界から、消してしまった」







実際に手を下したのは主人公なんですけどね。






敦盛さん、自分自身を責めているつもりで
無意識に主人公の心を抉ってますね。






しかしすっかり自分を責めて沈み込んでしまった敦盛の気を紛らわそうと
行商人のところに行こうと誘いだすことに。
そこで、一人の行商人に「福の鈴」とかいうものを勧められて手に取って見ていると
敦盛が昔、平家の一門で祭りに出かけた話をしてくれました。



その時に買ってもらった鈴を大事にするつもりだったのに割ってしまったらしく、
悲しくて泣いていると清盛が慰めてくれた台詞が



平清盛「泣くな。次は割れぬよう金剛石で作ってやる」









これだからセレブはよお!!(怒)









その後も、兄との思い出を語り続ける敦盛。



敦盛「………大切な…あの日々はいったいどこへ行ってしまったんだろう…?」





………………うむ。








気分転換作戦、逆効果だった。











慌てて「これから幸せになりましょう!(私と)」と、敦盛の幸せを願って鈴を買おうと主人公が言うと



敦盛「私にそんな資格はない。だが、そも鈴が私の願いを叶えてくれるなら…あなたが……幸せになれるなら…」





マジですか。
主人公の幸せを第一に願われたら
今からでもリズ先生ルートを狙いますけどいいですか。(←ダメです)






八章に入り、知盛との戦を前にして「二人でいれば勝てる」と主人公の告白に近い台詞を聞いて
「私は八葉の一人にすぎない」と慌てる敦盛。



カビゴン「敦盛さん、わかってません。私が勝つのは、敦盛さんが側にいるから。だから、二人でいればきっと勝てます」
敦盛「………………もうじき軍議が始まる」






はぐらかされました。







そして知盛と対峙した時、知盛が敦盛に対して「お前は一門を歪めた元凶だ」と言うので
「いい加減なことを!」と激怒した主人公。
お前が怒るんかい。



知盛「…まあいい。敦盛、お前は知っていたか?自分が、一門の作り出した最初の怨霊だと…」



知盛の話によると、敦盛が死んだ時に、敦盛の父親である経盛が三種の神器で蘇らせたけども
実際には怨霊として蘇ってしまったらしいので、「敦盛が平家の最初の罪」だそうです。
いやそれ、罪犯したの父親じゃね?
敦盛はむしろ被害者じゃん!



その後、知盛との戦闘を終えたわけですが、知盛から言われた「お前が最初の罪」という言葉が頭から離れず
自分を責め続ける敦盛に「怨霊だとしてもあなたが好き!」とダイレクトに告白した主人公。



敦盛「神子…………」
カビゴン「あなたが自分を穢れているというならそうかもしれない。でも、そうだとしても私はあなたがーー好きなんです」
敦盛「み、神子…………」
カビゴン「だから、消えたいなんて言わないで。敦盛さんが怨霊として存在していることも、必ず意何か意味があると思うから」
敦盛「神子…」






敦盛、「神子」しか言わずに会話しとる








敦盛「私も、あなたのことが…ずっとーーい、いや、なんでもない。すまない…………」











敦盛のバカ!いくじなし!











敦盛(何を…私は言おうとしたんだ。怨霊の身、やがては消え去る身で…望むことなどできないのに…)





気にするな敦盛。












恋なんていわばエゴとエゴの
シーソーゲームですよ。














そしていよいよ終章。
裏切り者の名を受けて全てを捨てて戦う男敦盛に対して、(←デビルマン!?)
「そなたに一族を滅ぼされてたまるか!」と激昂する清盛。
そこで主人公が「平家を滅ぼしたいわけじゃなくて、怨霊を浄化したいだけ」とフォローするが



清盛「見え透いた嘘をつくな!知盛は死に、重盛は消えた。忠度も経正ももうおらぬ。一族は散り散りに成り果てた」






清盛の中で惟盛は最初からいなかったそうです。






清盛「時子と帝をどこにやった?どこへ隠した、二人を返せ!」






それは将臣が連れてったから知らん。
そっちで勝手に問い詰めてくれ。



しかしどだけ説得しても清盛は聞き入れてくれず、
敦盛が人間の姿を保つのに必要な勾玉を壊されてしまいました。
徐々に正気を失い、主人公を殺そうと首を締め上げる敦盛。






主人公の……カビゴンの首を締め上げる……だと?




















首……ないよ……?








どうやってやるんだろう、敦盛すげぇ。





そこで、以前一緒に買った鈴の音が鳴った途端、奇跡的に敦盛が正気を戻しました。
その様子を見て「小童のくせに女への執着は一人前か」と清盛が皮肉を言うと
「執着してるのは私よ!」と堂々と答える主人公。



カビゴン「私は、何があってもこの人を守ると決めたから。あなたにもーー世界の何物にも傷つけさせはしない!」





主人公が男前すぎる!
っていうか、神子と八葉の立場が完全に逆転しとる。







敦盛(私も……………るなら)











モノローグくらいハッキリ言えよ!












でもこのシーンではフルボイスでモニョモニョ言ってるから、テレビのボリューム上げて聞いてみたら
「私も、あなたに想いを告げることを許されるなら」って言ってました。
そういうのはね、もっと声に出していいんだよ敦盛!



敦盛「伯父上。私とあなたは平家の最初の怨霊。そして最後の怨霊となる。私は、あなたを倒します。新たな怨霊を生まないために。
   一族の罪をここですべて滅ぼすために。神子とともに、戦う」




敦盛の決意と共に清盛戦に突入。
既に能力が最高値に達してるので、まったく苦戦することなく倒せました。
しかし封印される直前に清盛が呪詛を残したために、怨霊が黒龍の逆鱗に吸い寄せられて竜巻が発生。
あまりの穢れの強さに主人公は近づくことが出来ないため、「私が逆鱗を割ってくる」と一人で竜巻に入ろうとする敦盛。



敦盛「神子は教えてくれた。私が怨霊として蘇ったことにも何か意味があると。それは、こういう意味なのかもしれない。私が消えれば、最後の怨霊は消える」





もしも主人公がこの展開を見越して「怨霊として蘇ったことにも何か意味がある」って言ったのなら
主人公、相当腹黒いぞ。


























ここで意味不明でお馴染みのアニメーションが入りました。
主人公の制止の声に何も答えず、ただ微笑んで一歩一歩、竜巻の中に向かう敦盛。
……っていうか、竜巻から変な触手みたいのに巻きつかれて消えました。軽くホラーです。



無事に黒龍の逆鱗は割れて怨霊は滅びたわけだけど、
あれから何日も何日も敦盛を探して厳島を歩き続けている主人公。
すると、そこに微かに鈴の音と



???「ーー神子…」



その声を聞いて振り返ると、そこに……












スタッフロール突入。
















おいいいいいい!!!
















スタッフロールが終わると、主人公が敦盛に抱きつくスチルが……って、
敦盛の髪の毛がほどけてるーーー!!髪なげええええ!!!でもカッコいい!!
うち個人的に長髪キャラより短髪キャラの方が断然好みなんだけど、敦盛はこっちの方が好きだなぁ。
敦盛が綺麗な顔立ちしてるからかな。



敦盛「ずっとあなたに、伝えたい言葉があった。消滅すると思ったとき、心から悔いたのは、それを口にしなかったことだ」



そうだよな。
よく考えたら主人公が一方的に口説いたり宣言してるだけで、
敦盛からは常にはぐらかされてるうえにモノローグですら明言してくれなかった。



敦盛「私は怨霊で…穢れた存在で、それは今でも変わらない。重ねた罪も、変わらない。永遠なんて約束できない、不確かな存在のまま」



大丈夫。
主人公は過去なんて一切気にしない女だし、
生身の人間だろうが永遠なんて約束できないんだし。(←身も蓋もない)





敦盛「それでも…あなたが許してくれるなら。もう少しだけ、あなたの側にいてもよいだろうか。伝えられなかったこの気持ちを
   言葉にしてもよいだろうか。あの……私は、ずっと…ずっと、あなたに惹かれていて…私はーーあなたのことが好きなんだ」














うん、知ってる。(←オイ)

















さて、こうして敦盛ルートは見事にハッピーエンドを迎えたわけですが、
怨霊であることには変わりない、のかな?
さすがに「人間になりました」ってわけにはいかないのか。
一回死んでるわけだしな。
この場合は白龍でも黒龍でも、ましてや応龍でもなく、
1〜7つの星がある7つの玉を集めて呼び出す龍じゃないと無理ですよね。









ならば敦盛より経正を生き返らせたい(←ダメだろ)













ゲーム始めた当初は、いくらCV保志さんと言えど、こんな陰気なキャラはなぁ……って思ってたけど、
意外にも結構好きになりました。
レポからは微塵も感じられませんけど。
ほんとだよ?



特に、最後のスチルの髪をほどいた敦盛は本当にカッコいい!というか綺麗!
普段は年下キャラっぽさが満遍なく出てるけど、髪が長いと年上キャラに見える。
写真とればよかったなー。
見たい人はご自分でプレイして是非拝んでください。



これにて、敦盛ルートは終了ですー。





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