ヒューゴ編第2章



無二の親友であったルルの死に傷心のヒューゴは
酒に溺れ、ギャンブルに溺れ、薬物に走り、何人もの行きずりの女と夜を共にして、そんな荒れに荒れた生活を(してません)

ジョー軍曹の出身地であるダックの村、またの名をダッククランまで連れられて来ると
他のダックが「大変だ、大変だ!」とやってきました。
何があったのかと見に行ってみると、数人(数匹?)のダックが1人の若い女を囲んでいるのを目撃。
すげーー!!
どっちがどっちに食べられちゃうのかな!?






・・・・・・










・・・・・・














俺も汚れちまったな













それはさておき、何をしてるのか状況を窺ってみると
女がダック達に「炎の英雄はどこにいるの!?」と問い詰めてる模様。
ダック達は「知らん!」の一点張りだというのに
その女は「嘘だ!隠してるんだ!」と全く受け入れてくれず、
それでダック達が途方にくれてて、ジョー軍曹に助けを求めてたってわけですね。



それを見ていたヒューゴがジョー軍曹に、炎の英雄とは何ぞや?と聞こうとしたら
運悪く女に目をつけられてしまいました。
なんてこった。
ヒューゴも食べられてしまう。



リリィ「私はリリィ・ペンドラゴン。ティント共和国の大統領グスタフ・ペンドラゴンの娘よ」




・・・・・・???・・・・・あー・・・・・・ああ、ああああ!!!(←思い出した)
リリィね!あぁいたわ、そんな子供が!!
幻水2の吸血鬼のネクロードのイベントで、ネクロードに連れ去られたツインテールのワガママな女の子ね!!
そうか、あの時はただの子供だったけど、今回は108星に入っちゃうのか・・・。ウザそうだな。



話を続けようとしたところに、リリィの付き人らしき金髪ツッパリハイスクールロックンロールなリードと、スラム街出身ぽいサムスという青年が登場。
2人ともリリィのワガママに付き合わされてやって来たようで、すごい苦労してそうだ・・・。
予想はしてたけど、かなり甘やかされて育てられたんだなぁリリィ。
父親のグスタフ(土木作業がよく似合うツラ構え)なんて気持ち悪いくらい溺愛してたもんなぁ。
なんで〜こん〜なぁにカワイイ〜のか〜よ〜とか歌いだしそうだったもんなぁ。(←それは『孫』です)



結局また話が途切れてしまったので、リリィの泊まる部屋まで行って落ち着いて話をすることに。
「炎の英雄はお前の父親世代の話だろう」と言うジョー軍曹に
「まだ生きてるって聞いたから、はるばるやってきたの!」と反論するリリィ。


ジョー軍曹曰く、炎の英雄というのは
50年くらい前にグラスランドに攻め込んで来たハルモニア軍勢を打ち破った奴のことらしいです。
そして炎の英雄と愉快な仲間達のことをまとめて“炎の運び手”と言うらしいです。


ジョー軍曹「そして、“炎の運び手”に一番最初に味方したのが、俺達ダッククランさ!」




ああ、お前それが言いたかったんだな。




ハルモニアとの戦いの後、炎の英雄は姿を消してしまったらしいけども、
生きてても現役引退だ、もみじマークだ、老衰、モウロク、要介護、寝たきり、
と、あくまでも望みの薄さを強調するジョー軍曹だが(←そこまで言ってない)
対するリリィは「そんな事ぁない」とニタリ顔。



リリィの話によると、ティントの隊商が盗賊団に襲われるという事件が相次いで、
その盗賊団が“炎の運び手”と名乗っていることと、しかもその中に炎の英雄の風体によく似た男がいた、ということから
炎の英雄は今も現役バリバリのナウなヤングだと思っていて
さらにリリィは、炎の英雄をやっつけに来たらしい。いや、やっつけちゃダメだろ。仮にも英雄なんだから。




加えて、「リザードクランの方で騒ぎがあったから案内しやがれ」と要求してくる始末。
やっぱりウザイよリリィ!!
そういえばオープニングの一場面で、ヒューゴとリリィのツーショットがあったような・・・
え、うそ、まさか、今後そういう関係になっちゃうの・・・!?
ルシアーー!ルシアーー!!(←呼ぶな)





さて、ゲド編でリザードクランに行ってた時はいつもゼクセン領から入ってたんだけど
さすがに今ヒューゴ達がゼクセン領に踏み入ったら、確実にとっ捕まってしまうので
リザード達が使う高速路(いわゆる地下道)を使って大空洞を目指す事に。



ずっと続く1本道をひたすら進んでいると、ちょっと広い場所に出てきました。
そこの壁と言うか、でかい扉のような物の前に変な4人組がいるのを見つけて
様子を窺う為に、一旦みんなその場に隠れて盗み見を決め込みました。
フーバーも静かに伏せてます。
フーバーは本当にいい子だね。
人語を解して、ちゃんとヒューゴ達と一緒に伏せてるんだもの、なんていい子なのかしら。
でもバレバレですよ。
頭隠して尻隠さずのレベルじゃありません。
頭隠して首から下全部隠さずくらいの露見っぷり。



ちなみに、その怪しい4人組の構成は
・仮面の男
・魔道師風の女(ゲド編1章にも出てた)
・黒ずくめの男
・コートの男




「シンダルの封印が〜」とか「扉を開く〜」とかゴチャゴチャ言ってるのを聞いて
「あいつらは悪い奴だ!」と決めてかかるリリィ。
おいおい待てよ、怪しいという点では同意できるけど、悪い奴ってどうして分かるんだ。



リリィ「あんな仮面してるなんて、何か後ろめたいことがあるのよ」







・・・・・・








人は後ろめたい事があると、あんなツタンカーメンの失敗作みたいな仮面をつけるのでしょうか。










世の中に色々な仮面はあるけれど、あんな仮面をチョイスしている時点で
確実に末期じゃないですか。











それともアレかな。
赤い彗星の異名を持つ男に憧れてるのかな。
それならOKだ。
オタクがクローズアップされる昨今だが、やはりカミングアウトするのは抵抗があるという気持ちは分かる。
大丈夫、うちは理解者だ。




そうこうしてるうちに、リリィが「強行突破よ!」と突撃してしまいました。
えー、もういいじゃん別に。
うちら先に行ってていい?(←行くなよ)



なんでも暴力で解決するのは良くないと、とりあえず4人組に話し合いを持ちかけてみたのに
歓談してる時間は無いと言われて、黒ずくめの男以外の3人は瞬間移動の魔法か何かで消えてしまいました。
しかもコートの男にはリリィの素性がバレてました。
何あいつ、あんなすかした顔して実はリリィのファンなんじゃないの?


で、明らかに殺戮を楽しむ系の危ない顔した黒ずくめの男との戦闘に入ってしまったんですが
いや〜強いな〜こいつ。
こっちの攻撃は見事にかわされた挙句に、みんな1撃で死んじゃった。



とどめを刺されそう!!ってなった時に、突然さっきの集団の女だけが戻ってきて 「時間です」と言って黒ずくめの男を連れ去って行きました。
夕飯までには帰る約束だったんでしょうか。(←ご飯かよ)
でもそのおかげでギリギリ生き残ることができたので、ヘロヘロと先へ進んで行ったのですが
ようやく出口に出たって所で剣戦の音が。
イヤな予感がして急いで行ってみると、リザード兵とゼクセン兵が戦っているのを目撃。
そこへヒューゴも「ルルの敵討ちじゃーーー!!」と乗り込んで、
ゼクセン兵をバッタバッタとなぎ倒して大空洞の入り口を目指していると
大空洞の入り口付近ではゼクセンの六騎士と、ルシアが一触即発な感じでした。



ルシア「血塗られた剣を抱えて何を想う?白き乙女よ。我が氏族の血を吸った剣はまだその手の中か?」
クリス「くっ・・・・・・・・・」
サロメ「それが戦いであろうが!」
ルシア「あれが“名誉ある戦い”か?あれは、カラヤでは戦いとは呼ばぬ。ただの殺戮だ!」




やっぱり戦闘民族は言うことが違いますね。
戦いの中で死ぬ事を覚悟している者は、何かと『名誉ある戦い』ってのを望むものですよね。
堂々と戦って、堂々と死にたいんですよね。
カラヤクランという戦闘民族の長であるなら、なおさらですよね。
でもお前幻水2で、主人公の部屋に夜な夜な忍び込んで暗殺しようとしたの覚えてるか。
あれのどこに名誉があるのか言ってみろ、え、おい。




とりあえず大空洞に入ると、真っ先にルースに見つかり、ルシアを呼ばれました。
無事で良かったと言わんばかりのルシアを見て、少し安堵しているところへ




ルース「ところで、ルルはどうしたんだい?」









ズキ










こちらの気持ちなんざ知らず
「珍しい物見るとすぐどっか行っちゃうから、あとで追いついてくるよね?」とのんきに続けるルースだが
そのうち、こっちの異変ぶりに気付いてしまった模様。




ルース「ね。そうだ・・・・・ろ・・・・・・・・そう・・・・なん・・・・・だろう・・・・・・」
ヒューゴ「すいません・・・・・・・・・・・・・」
ルース「な、何を言ってるの・・・はぐれたのは・・・あの子の・・・・・・」
ジョー軍曹「すまない、ルース。俺がついていながら・・・すまない」
ルース「軍曹・・・・・・・・でも、でも、行方知れずなんだろう?そうなんだろう????」
ジョー軍曹「カラヤの村が襲われたとき、俺たちもそこにいた。そこで、ルルは鉄頭の手にかかって・・・・・・。亡骸は、カラヤの地に埋めた・・・・戻れるようになったら、まじない師を呼んで・・・・」
ルース「ど、どうして・・・・・・・・・」




ごめん、ごめんな、ルース。
全ては、そう、全てはジョー軍曹が悪いんだ。(←押し付けた!)



皆に背を向けて泣くルースを、心配そうに見守り支えるルシア。
「子を失ったのは自分だけじゃない」とルースは言うけども、
まるで自分に一生懸命言い聞かせているようで、見ていてとてもツライです。
ごめんな、今からちょっとこのアヒルを火で炙るからそれで許してくれないか。(←食う気か!)



しばらくして、ヒューゴが1人でボーっとしているところに
ルースを落ち着かせてきたルシアがやってきました。
そこで「仇を取ろうとしたらジョー軍曹に怒られた」とポツリと話していくヒューゴ。
それを聞いて「カラヤ族は戦って生きる者だから、何かを守る為には戦うしかない」と諭すルシア。



ルシア「でもね、忘れないで・・・・私は、あなたの身をいつだって案じているって事を・・・。さっき、私はルルの事を嘆くルースを慰めながらも、あなたの身が無事だった喜びが湧き上がるのを抑えきれなかった・・・・・・」



「自分の身を嘆く者がいることを知っておいて」と優しく言うルシアに
「わかってる」と頷くヒューゴ。


ルシア「そうだね・・・・・・・・あんたは、優しい子だ・・・父親に似て・・・・・・・・・」









ジョウイのことか!
ジョウイのことかあああ!!!










いやもうほんと、ぶっちゃけジョウイの子だろ?
やっちゃったんだろ?
できちゃったんだろ?
父親が全然出てこないって、そういう意味なんだろ?



プレイヤーの心境なんて露知らず、優しい雰囲気に包まれて抱きしめあうヒューゴとルシア。
と、そこへタイミング良くやってきて、バッチリ見ちゃって「悪い悪い」と気を遣うジョー軍曹
その姿を見て慌ててルシアから離れるヒューゴ。


ヒューゴ「違うよ、軍曹!」
ジョー軍曹「いいって、いいって、久々なんだろう。たっぷり甘えておきなって」



そうだぞヒューゴ。
何を恥ずかしがる必要があるんだ。
この先、何があるか分からないんだ。
何でもないような事が幸せだったと思うとか思わず口ずさんじゃう時も来るんだ。
今のうちに存分に甘えておけばいいさ。



とりあえず、ジョー軍曹に話を聞いてみると「リリィたちの姿が見えない」と言うので
恥ずかしいのをはぐらかすように「探しに行こう!」と、さっさと行ってしまうヒューゴ。



ルシア「軍曹・・・・・・お願いね」
ジョー軍曹「同じ失敗は、しないつもりだ」



大丈夫。


今のヒューゴお前より強いから。





大空洞内を彷徨っていると、リザードクランの新族長のデュパたちと話してるむしろ詰め寄ってるリリィを発見。
どうやら懲りずにまた炎の英雄について聞いてるらしい。


そこで、デュパが炎の英雄について話をしてくれることになり、過去の場面にスキップ。
デュパの語りによると、50年以上前はグラスランドの半分以上がハルモニア神聖国の領地だったらしく
グラスランドの全クラン集まっても、ハルモニアの地方軍1つとやっと対等に戦えるくらい、ハルモニアは強大だったらしい。
しかし当時は現役バリバリの炎の英雄は、ハルモニアを恐れることなく
むしろ食らい付く勢いでハルモニアの輸送隊を狙って金集めをしていたそうな。
しかもその奪い取ったお金は、グラスランドを買い戻す為に集めていたそうな。
ONE PIECEのナミみたいですね。



炎の英雄「私のビジネスのためよ、こうするしかなかったの」(←言ってません)



その噂がグラスランド中に広まり、次第に多くのクランが炎の英雄に従うようになって
ついにはハルモニアと全面戦争に突入。
最後のぶつかり合いは相当激しかったらしく、どっちが勝ったかも分からず、でも炎の英雄は姿を消してしまったそうです。
けれどその後のハルモニアによる侵攻は行われなかったそうな。



そこまで話して、「どこにいるかも分からないんだから探すのは無理だ」と述べるデュパ。



話が終わってしばらくして、「子供扱いしやがってー!」と怒り爆発のリリィに話しかけてみると
真なる27の紋章の話を始められました。
リリィの見解では、「炎の英雄は、真なる火の紋章を持ってたに違いない」とのこと。


リリィ「真なる27の紋章はそれぞれ大きな力を持っているわ。私も小さい頃に一度だけ、その力を持つ人に会った事があるの」




つまり2の主人公ってことですよね。
2の主人公について語られるのは嬉しいけどもリリィに自慢げに言われると腹立たしいな。(←何でだよ)



「真なる紋章を宿してれば不老になるんだ」と力説するリリィに
ジョー軍曹は「バカバカしい」と一蹴。


そんな事をしつつ、またリリィ達がパーティに入ったところで大空洞の外に出てみると、ジンバがやってきました。
お互いの無事を知って安心したり、ルルの悲報を伝えたりしてたら
ジンバから湖の城について語られました。まぁつまりビュッケヒュッデ城ですよ。
どうやらジンバはそこで調べたいことがあったらしいけども、ゼクセン兵と会ってしまって逃げてきたらしい。
敵前逃亡ですね。






士道不覚悟で切腹しろ、ジンバ。







とりあえずルシアの元へ案内して、その場を離れるとジンバがやってきました。
あんたルシアと話してたんじゃなかったのか。
ジンバに頼まれたおつかいをきちんと果たした事を伝えて安心させたところで
炎の英雄について聞いてみると、どうやらジンバも「炎の英雄の残党がいるらしい」という噂を聞いていたらしく
少しでも味方になってくれる奴は集めたいから、と自力で調べていたらしい。
そしてその残党の隠れ蓑になっているのが湖の城・ビュッケヒュッデ城だった、と。


そこでジンバに「城主か、もしくはそれ関係の奴とコンタクトを取って欲しい」と頼まれて
今度はヒューゴがビュッケヒュッデ城を訪問することに。
自分で出来なかった事を託すのは年上としてどうなんだ。



そんな感じでヒューゴ第2章終了。

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