不二 裕太〜ふじ ゆうた〜



聖ルドルフ学園テニス部2年。
青学の不二の弟で、もともとは一緒に青学へ通っていたものの、兄が出来すぎる天才なので
「不二弟」と呼ばれることに自分のアイデンティティ崩壊の危機を感じ
ギターケースに夢だけ詰めて盗んだバイクで走り出してルドルフへ転入。(←裕太は尾崎フリークじゃない)


もちろん青学の校舎の窓を割るのも忘れない。(←割ってません)


何かと不二に突っかかるけども、心の底では兄を尊敬してるし大好き。
もちろん不二も裕太のことは大好きなので
ある意味相思相愛です。お前ら付き合っちゃえよ。



基本的に犬山さんは裕太大好きです。
あんな弟が欲しいです。
「リョーマと裕太、どっちが弟になって欲しい?」と言われたら、断然裕太を指名します。
頭撫でまくりです。愛でまくりです。



8月20日(土)

学園祭のミーティングを始めようとする観月に、主人公瑠華李央について真っ先に一言物申した裕太。

裕太「そこにいる女子は誰なんです?」

おおっと、早速主人公に目をつけたな裕太くん。(←そういうわけじゃない)





思春期の悲しい性か・・・。(←だからそうじゃない)





とりあえず、観月に紹介してもらって、それからは学園祭についての説明。
アトラクションは他校のテニス部員と組んでもOKだずぇ、と主人公が言うと

裕太「他校のテニス部と?」
柳沢「面白そうだーね。裕太はアニキと組んでみたらどうだーね?」
裕太「…………」
柳沢「わ、悪かっただーね」


柳沢はいつでも捨て身だなぁ。
顔からして既に捨て身だもんなぁ。(←不可抗力)
親の顔が見てみたい。



8月22日(月)

朝、模擬店ミーティングで観月が『紅茶メインの喫茶店』を提案。
他の部員も別に反論するわけでもなく、すんなりと決定。
主人公がそれを委員会に報告してから、広場に行って裕太に話しかけてみると

裕太「あー、わりぃ。今ちょっと忙しいから後にしてくんないか?」



アニキから逃げてるのかな?



それじゃしょうがないよな。(←納得すんなよ)



お昼になって喫茶店のブースの下見をしてから広場に行って
裕太に話しかけてみると、どうやら携帯ゲームをやっていたらしくビックリされました。
「観月先輩が呼んでたよ」と主人公が言うと、「忘れてたー!!」と慌てる裕太。

裕太「い、今ゲームしてたことは観月さんには内緒にな。本当にただ忘れてただけでサボってた訳じゃないんだから」


弱みを1つ握れました。


とりあえず「喋ったりしない」と約束すると、裕太は安心してました。
裕太は本当に中学生らしくていいですね。
隠れてゲームとかやっちゃったりね。
他が年齢詐称ばかりだからとても新鮮です。



夕方は広場にて話しかけたけど、やっぱり断られました。
ニャロゥ、隠れてゲームしてたことを観月に言ってやる・・・!!(←早速チクる気だ)



8月23日(火)

朝、広場に行くと、青学の生徒と話している裕太を発見。
それを見ながら「一年の時は青学にいたんだっけー」とボーッとしつつ
「裕太君と話している生徒は友達なのかなぁ」とか「でも裕太君機嫌悪そう〜」とか思ってると
どうやら話し終わった相手が去って行く様子。

男子生徒「じゃーなー!不二弟!!」

その言葉を聞いて「お兄さんが青学にいるのかな〜」と、のほほんと考えながら裕太に話しかけてみました。
なんだか無駄に気まずい雰囲気なので、「お兄さんが青学にいるの?」と
和らげるどころか、核弾頭を投げつけた主人公。

裕太「俺は不二弟なんて名前じゃない!」
瑠華「…………え」
裕太「俺は兄貴のおまけじゃない。いちいち兄貴を出さないでくれ!」
瑠華「あ、その……お兄さん、いるんだね」
裕太「え……あ」


思わず謝ってしまった主人公に対して、主人公が兄貴の存在自体を知らなかったことに気付いて
「イライラしてて、ごめん」と頭を冷やしに行ってしまった裕太。
やっぱり裕太ルートは兄貴絡みなんだな・・・。
うん、まぁ、分かってはいたけどな。



お昼はアトラクション会議。
「跡部がハムレットを提案した」と観月。

裕太「ハムレット……やってみようかな」
観月「おや、裕太くん。ボクの演劇ではなく跡部くんのハムレットに参加するんですか?」
裕太「え、ええ。ハムレットに興味がありますから」
観月「おや、それは初耳ですね。まぁいいでしょう」


頑張れ裕太。
これから観月の怒涛なハムレット関連の嫌がらせが始まるに違いないぞ。


アトラクション会議が終わってからテニスコートに行って、午前中の件でお互いに謝っていると
「少し一人になりたい」と言い出す裕太。

裕太「悪いな。まだイライラしてて……関係無い奴に迷惑かけたくないしな」




生理前なのかな?(←違)




夕方になってからステージでハムレットの打ち合わせをしているのを目撃。
ハムレットは案の定跡部で、ホレイショーは手塚が演じると決まったところで
「ハムレットは良く知らない」と裕太が発言すると
「ハムレットくらい読んどけ」と怒られつつも、レイアティーズ役を命じられました。

裕太「レイア……?」
跡部「最後に俺と決闘する役だ。面白いだろう」
裕太「へぇ……やりがいがありそうっスね」


なんて単純な思考回路なんだ裕太・・・。
とりあえず分からなくても、跡部と決闘しちゃう役ならオッケーですか。


で、他の配役も決まったところで、特殊話題の『ハムレット配役の話題』をゲット。


それから普通に話しかけて学園祭の話題で、テーブル配置の確認をして終了。



8月24日(木)

朝、会場に着くや否や、裕太のことで「兄の事でなんであんな風になるのか気になる」と
好奇心をむき出しにして、裕太の兄について先輩達に聞きまわる主人公。


早速、柳沢に聞きに行くと「中学テニス界では有名」と天才ぶりを語られました。

柳沢「天才って言葉が一番ぴったりする奴だーね。あ、俺がこれ言ったってこと、裕太には内緒にしてくれな」
瑠華「どうしてですか?」
柳沢「裕太にとって天才の兄貴ってのは、コンプレックスの対象なんだーね。何やっても『天才の弟』としか見られなかったって言ってただーね」

それを聞いて、「それで兄貴の事を聞いて機嫌悪かったのかー」と納得した主人公。



それから広場に行くと、また裕太が「不二弟」と呼ばれてる現場に出くわしてしまいました。
イライラしている裕太に「あんまり気にしない方がいいよ」と宥める主人公。

裕太「……わかってるよ、そんなことは」
瑠華「私の知っている不二くんは、不二くんだけで、不二弟くんじゃないから」
裕太「あ……ああ」


そんな感じで一生懸命自分の思っていることを伝えた途端、急に恥ずかしくなって主人公は去っていってしまいました。


裕太「不二くんは不二くん……か」




・・・・・・





主人公はとんでもない物を盗みました。
それは裕太のハートです。







もうね、アレですよ。
この「不二くんは不二くん」という台詞に、裕太は胸がキュルルンしちゃってますよ。
チョロイもんだぜ。



お昼は喫茶店の内装作業をして、広場にいる裕太に『ハムレット配役の話題』を持ち出して
「どうしてハムレットを?」と聞くと、「いつも観月の下にいるから」と返されました。
反抗期か・・・。(←何か違う)


まぁ結局ハムレットの方も無駄に尊大なメンバーが揃ってしまって、プレッシャーはすごいらしいけど
「やると決めたからには最後までやる」と決意する裕太を応援する主人公。
その後、携帯番号を聞かれたので教えておきました。



夕方になってからステージに行くと、今度はハムレットの練習を目撃。
「役がつかみきれない」と悩む大石に対して、「レイアティーズは分かりやすい」とお気楽な裕太。

跡部「甘く見るな。レイアティーズの葛藤をきちんと理解してから言え」
裕太「う……」

やはりどこでもプレッシャーは付き物でした。
ましてや跡部の提案した演劇をチョイスしたのも、ある意味、自業自得かもしれない。
とりあえず、この練習を見て特殊話題の『ハムレット劇の話題』をゲット。


それから普通に話しかけてゲームの話題をば。
どうやらシューティングゲームが好きらしい裕太に、「ボタン操作は苦手」と愚痴る主人公。

裕太「お前、そういうの鈍そうだもんな」
瑠華「そんなにはっきり言わなくたって……」
裕太「はは。ごめんごめん」


あ〜いい感じだわ〜。
そして中学生っぽい会話だわ〜。
なんだか和むわ〜。



8月25日(木)

朝は本館で『ハムレット劇の話題』を持ちかけて、シェイクスピアの解釈についてアドバイスして終了。



お昼には紅茶の淹れ方の練習をして、それから本館でラケッティングのミニゲームをして天根人形をゲット。



夕方はテニスコートでテニスの話題。
テニスで勝ちたい相手を聞くと、てっきり「兄貴」と言うかと思いきや、「いっぱい」と答えられました。
まぁテニスもだけどまずはプライベートで勝てるようにならないとな。



8月26日(金)

朝、本館で恋の話題をふっかけてみました。
「委員会の3年生が可愛いって言ってたよー」と主人公が告げると

裕太「俺が可愛い!?どうかしてんじゃないか」




どうもしてねぇよ!!(←何でキレんの)




それは置いといて、「年上でも恋愛対象になるのか?」と尋ねる主人公。
なんてナイスな質問だ!偉いぞ主人公!!

裕太「ど、どうでもいいだろ」
瑠華「ふ〜ん、あまり興味ないのね」
裕太「誰もそんな事、言ってないだろ」
瑠華「あ、やけになってる」
裕太「お、お前はどうなんだよ」
瑠華「…………それじゃ、またね」
裕太「あっ!答えないで逃げやがった!」


バ、バカ!主人公!
何をそんな早期撤退してんだ!!もっと深く追い込めよ!!
諦めたらそこで試合終了ですよ!?



お昼になって、喫茶店のサイドメニューを決める会議。
真っ先に「ケーキ!」と裕太が提案して、さらにクッキーとスコーンも決定。

メニューが決まって、それからテニスコートにいる裕太と学園祭の話題で
「備品の入ったダンボールを取りに行くからついてきて欲しい」と主人公が頼むと
「後で俺が取りに行く」と言い出す裕太。
でもさすがに悪いので一緒に取りに行くと言う主人公。

裕太「あー、いい。それなりに重いだろうしケガでもしたら大変だろ?」
瑠華「あ……うん」
裕太「他にも力仕事とかあったら言えよな」



や、やだ・・・急にそんな男らしさをアピールしないで・・・!!(胸キュン)



夕方、本館で紅茶の淹れ方の練習をしている裕太。
「さっき淹れたの味見してみそ」と言われて素直に味見をしてみると、あまりの甘さに驚く主人公。

裕太「え?砂糖入れちゃまずいのか?」
瑠華「紅茶の味見はストレートでやらないとわからないわよ」
裕太「けど俺、砂糖の入ってない紅茶なんて飲めねぇぞ」
瑠華「ダメだよ、ちゃんと味見しなきゃ」
裕太「け、けど……砂糖が入ってないと渋いし苦いし……」




・・・・・・







抱き締めてしまいそうさ。







何この子。何いきなりこんな可愛い発言しちゃってんの。
思わずテレビ画面の前で広げた両腕の行き場をどうしてくれる。




8月27日(土)

朝、テニスコートにて食べ物の話題。
昨日の夕方、あれだけの甘党ぶりを見せ付けられたというのに、
裕太に無糖コーヒーキャンディをあげようとする主人公。
嫌がらせとしか思えない。

もちろん断られましたよ。

瑠華「そうなんだ。ごめんね。甘いものなら平気?」
裕太「どっちかというと、甘い方がいいかな」
瑠華「そうなんだ。覚えとくね」


いや、覚える気なんてない。
覚える気があれば昨日の今日でこんな事しない。



お昼は主人公の指示でクッキー作り。

裕太「しつもーん!」
瑠華「何?」
裕太「砂糖を多くしたいんだけどダメか?」


それは不特定多数の客に出すと知ってての質問か?



それからステージにて天気の話題をば。
アイスを食べたくても、寮ではあまり食べられないらしいです。

裕太「観月さんが怒るんだ。バランスがどうのこうの言って」
瑠華「不二くん、食べ過ぎちゃうんじゃない?」
裕太「あのな……俺は分別の無い小学生か」
瑠華「さぁ?知りません〜」
裕太「……ったく」


いや、裕太ならやりかねないでしょうよ。
気付いたらアイスをバコバコ食べてそうですよ。



夕方は広場でおしゃれの話題、というか裕太のオデコの傷の話題でした。
おしゃれか・・・?


で、その日の夜に裕太から電話があって、映画に誘われました。
うーん、映画か。てっきり遊園地かと思ったんだが。



8月28日(日)

どんな映画を観に行くのかと思ったら、アメコミが原作のアクション映画でした。
バットマンとかだろうか。

それから喫茶店でお互いに感想を言い合って、そこでご飯も食べることに。
カボチャ入りカレー食べてました。
あ、甘〜い。
犬山さんはカレーも大好きでカボチャも大好きだけど
カボチャ入りカレーはなぁ・・・ちょっとなぁ・・・。
別々に頂きたい。

その後は腹ごなしにゲーセン行きました。
おお、なんて中学生っぽい・・・。(←中学生ですから)



でも残念ながら、そんなに悶えるトークはありませんでした。
ぬぬ、次こそは。



8月29日(月)

朝、本館を歩いていると誰かとゴッツンコ。







パターン青!不二です!!








青学だけにパターン青ですよ。
我ながら上手いですね。(←そうか?)


不二が持ってたプリントを落としてしまって拾うのを手伝っていつつ
「知ってる人に似ている」と思わずマジマジと顔を見てしまう主人公。
すると不二の方から「不二裕太って知ってる?」と聞かれました。

瑠華「不二くんですか。はい、知ってま……」
裕太「おいっ!瑠華!!」
不二「クス、噂をすれば、だね」
裕太「兄貴!なにやってんだよ!」
不二「彼女とぶつかっちゃってね。落ちた物を拾うのを手伝ってもらってただけだよ。あわてなくても大丈夫だよ、裕太」
裕太「お、俺は別にあわててなんか!」


キャッホーゥ!キタキタキタキターーーーー!!!
兄弟の絡みは絶対来ると分かってはいたけど、やっぱり楽しいなぁ。

そんな兄弟のやり取りを見ていて、ようやく自分がぶつかった相手が裕太の兄だと知る主人公。


不二「青学三年の不二周助って言うんだ。キミは裕太のガールフレンド?」
裕太「なっ……ち、違う!!こいつは、運営委員でっ」
瑠華「はい。ルドルフ二年の瑠華李央です。よろしくお願いします」
不二「こちらこそよろしく。裕太はちゃんと働いてるかい?」
裕太「あ、兄貴っ!」
瑠華「はい。私の仕事の手伝いまでしてくれて、とても助かっています」
不二「へぇ、それは珍しいね。……クス、相手がキミだからじゃないのかな」
瑠華「え?」
裕太「兄貴っっっ!!」
不二「裕太。はっきりしないと横から盗られちゃうよ?」
裕太「え、兄貴、まさか……」
不二「クス。可愛い弟の邪魔なんかしないよ?」
裕太「〜〜〜〜っ」


そんな会話に主人公はキョトン顔していると、「弟の事をよろしく」と残して不二は去っていきました。
しかし、この不二と裕太の絡みを見ていると
どうしても与謝野晶子の有名なワンフレーズが脳裏をよぎります。


裕太「くそっ……言いたい放題言いやがって……」
瑠華「ねぇ、不二くん。よろしくってどういう意味だろう」
裕太「あ、兄貴の考えてる事なんかわかるかよっ」
瑠華「そうなんだ。それにしても不二くんって……お兄さんに可愛がられてるんだね。ちょっとおもちゃにされてるけど……」
裕太「はっきり言うなっっ!」







あヽをとうとよ 君を泣く
君死にたまふことなかれ
(←死にません)






それから普通に話しかけて、空き缶当てをして日吉人形をゲット。



お昼からは、またもや主人公指導の下のケーキ作り。

裕太「イチゴは一杯入れていいんだよな?」
瑠華「うん、たっぷり入ってる方が美味しいから」
裕太「よーし、入れてやる!」


無邪気だなぁ、可愛いなぁ裕太。
兄貴がいればニコニコしながら見ていただろうに。


で、順調に作っていって出来上がったケーキを味見して、裕太絶賛。

赤澤「残ったケーキをどうするか……と思ってたんだが、どうやら裕太が片付けてしまいそうだな」
裕太「美味い、美味い」
瑠華「本当……どこに入るのか不思議なくらい食べてますね」


あれ、なんだろうデジャヴが・・・。





あ、丸井(立海大)だ。





そして本館にて恋の話題。
裕太のお姉さんがすごい美人だと柳沢から聞いた主人公が
「好みのタイプはお姉さんみたいな人?」と質問してみると、「全然違う」とのこと。
「じゃあどんなんがタイプやねん」と今回は追究する気マンマンの主人公。

裕太「どういうって、そりゃ……」
瑠華「それは?」
裕太「優しくて、普段も可愛いけど笑うともっと可愛くてよく気がついて……」
瑠華「それから?」
裕太「それから……ってな、何で言わなきゃなんないんだよ」
瑠華「えー、もうちょっと聞きたいのに。でもなんだか具体的だね。どうして?」
裕太「ど、どうしてって……」
瑠華「うん、どうして?」
裕太「俺は、好きになった子がタイプでそいつの事を言ってたから!それだけだよっ!」


うおおおお言ったーーー!!
ってか、そこまで言ったんならもう勢いで主人公に告っちゃえよ!!
「そいつの事」じゃなくて「お前の事」って言っちゃえよ!!



で、夕方はステージにて学園祭の話題。
クッキーを作ったから味見してけろーと主人公がクッキーを差し出すと、裕太くん大絶賛。
美味そうに食べる裕太を見て「作り甲斐がある」と話す主人公。

裕太「そ、そうか。お、俺でよければいつでも食べるからさ」
瑠華「じゃあ今度は辛いクッキーにしてみようかな」
裕太「そ、それは勘弁してくれ……」


それは兄貴が喜ぶだろうよ。



そんな会話をして、帰りは裕太と一緒に帰ることに。
ようやく名前呼びイベントだー。

まずは遠まわしに「下の名前で呼ばれる事が多いか」と聞いてくる裕太。
その質問に特に気にすることなく「友達とかには呼ばれる」と答える主人公。

裕太「友達って言っても、女子ばっかだろ?」
瑠華「うん、そうだけど」
裕太「そうか……」
瑠華「不二くん?」
裕太「あー……その、なんだ……名前……がだな……」
瑠華「うん」
裕太「いや、名前を……そのー、なんだー」
瑠華「???」
裕太「や、やっぱりなんでもないっ!」



んもー、このシャイっぷりがたまらんですよー。
不二の気持ちが分かるよ、とっても。
いじめたい。
裕太はいじめたい。
というか、いじりたい。
主人公は絶対分かって天然なフリをしているような気がしてならないんですが。



8月30日(火)

朝は本館でテニスの話題。
時期テニス部部長は裕太か金田のどちらからしいけど、「柄じゃない」と話す裕太。
そしておもむろに「マネージャーも探さなきゃなー」とは言い出す裕太。
今まで何人かいたらしいけども、全滅したらしいです。
よっぽどマネージャー業が忙しかったんでしょうね。
まぁ観月もいるしね。

裕太「そうだな。……お前さ、帰宅部か?」
瑠華「私?うん、そうよ」
裕太「部活できない事情があるとか?」
瑠華「ううん。入るタイミングを逃しちゃっただけ」
裕太「そ、そうか……」
瑠華「どうかした、不二くん?」
裕太「いや、なんでもない。じゃあな」



丸見えですよ、キミの考えてることが。




お昼は観月の指導の下でスコーン作り。
作って早速試食。

裕太「あ、美味いな……もう少し甘ければ言う事ないんだけど」
観月「……裕太くんの好みは偏り過ぎです」


ごもっともだ観月先輩。



スコーン作りが終わってから、主人公が暑さにふらついて休憩していると不二が登場。
主人公の顔色の悪さを心配する不二に、「休めば大丈夫だけど怒られそう」と話す主人公。

不二「そんな事はないよ。裕太だって、キミが無理して身体壊すのは嫌だろうからね」
瑠華「不二くんが……?あっ、倒れたら準備作業で迷惑かけちゃいますからね」
不二「……キミって鈍いね」


いや、計算です。(←そうなの!?)


そんで、不二が「ボクもちょっと休憩するから一緒に話そう」と言うので
緊張しながらしばらくトークすることに。

議論のテーマはもちろん『不二裕太をどう思うか』


不二「クス……そうだね、可愛い弟だよ。身長はボクよりも高いけど、やっぱり可愛いと感じてしまうよ」
瑠華「私もちょっと分かる気がします。不二くん、笑うとなんだか可愛いし……」
不二「キミも、そう思うかい?」
瑠華「はい!本人に言ったら怒られそうなんで、言いませんけど」
不二「賢明だね。まぁその怒ったところも可愛いんだけどね」
瑠華「不二さんって……からかって可愛がる所がありませんか?」
不二「うん。ボクはどうも、好きな人間ほどからかいたくなったり意地悪したくなるクセがあるみたいなんだ。だから裕太にもついつい、ね」
瑠華「そ、そうなんですか(不二くん……やっぱり大変そう……)」
不二「もっとストレートに可愛がってあげたいけど、なかなか出来なくてね」
瑠華「ストレートも……どうかと……」
不二「そうかい?」


そんな話をしていると、菊丸がやって来ました。
どうやら不二を探しにきたらしいです。
菊丸と主人公がお互いに自己紹介をして、青学のところに戻ろうとした不二が「顔色悪いから無理するな」と言うと
「気をつけつつ作業します」と返す主人公。

不二「真面目だね。作業は……あっちから走ってくる元気有り余ってる人間にさせたらいいよ」
瑠華「え?」
裕太「ここにいたのか、瑠華。……何で兄貴が一緒なんだ?」



口説かれてました。(←何言ってんの)



不二が事情を話すと、裕太も主人公の顔色の悪さに気付いて心配し始めた様子。
不二兄弟と話していると、不二のことを「不二さん」、裕太を「不二くん」と呼ぶ主人公に
「不二不二紛らわしい」と如何にも名前呼びイベントのきっかけをふってきました。
しかも不二も、菊丸の発言に同意。
この前の帰り道での出来事は、これの伏線か?


裕太「な、なんだよ兄貴、急に」
不二「いや、彼女に裕太が名前で呼んでもらえば、区別が付きやすいなて思っただけ」
瑠華「あ……」
裕太「なっ!?」


そこまで話を進めるだけ進めといて「よろしく頼むね〜」とのんきに去って行った不二と菊丸。
じゃあこっちも戻ろうか、と主人公が切り出すと

裕太「……名前、さ」
瑠華「え?」
裕太「お、俺のことはさ。名前で呼んでいいぞ。兄貴の言った通り、その方がややこしくないだろ?」
瑠華「いいの?不二くんって……女の子に名前で呼ばれるの嫌な人かと思ってた」
裕太「……お前だから、いいって言ってんじゃん」



・・・・・・



お前だからいいって言ってんじゃん





お前がいい





俺んとこ来ないか(←間違い)








恋している〜のさ〜あああ〜♪(←いいから)








言葉に甘えて「裕太くん」と主人公が呼びつつ「私も名前で構わない」と言うと

裕太「そっ、それはやめとく。今は……そ、そのうちに……」


チクショウ、兄貴がまだここに残っていてくれれば
色んな方法で発破かけてくれて、祐太が主人公の名前を呼んでくれたかもしれないのに・・・!



お昼になってテニスコートに行くと、裕太に呼び止められました。
裕太に「俺のテニスの試合観に来たことある?」と聞かれて
「氷帝戦だけ観た事あって、負け試合だったけどカッコ良かった」と話す主人公。

裕太「!また観に来てくれるか?試合とか決まったら、絶対に教えるから、俺!」
瑠華「う、うん。もちろん」
裕太「じゃあ学園祭終わっても、そ、そのぅ……」
瑠華「終わっても?」
裕太「あー、その……なんでもない」







恋している〜のさ〜あああ〜♪(←もういいから)







夕方は本館でゲームの話題。
寮で観月に隠れてゲームをしていると聞いて「いい事聞いちゃったな〜」と思わずニヤリングな主人公。

裕太「あー、頼む、黙っててくれ」
瑠華「どうしようかな〜」
裕太「頼むってば」


そうだなぁ、じゃあ黙っててあげるから
兄貴のところに行って「愛してる」と囁いて来い。(←何の罰ゲームだ)




その日の夜、二度目の裕太からの電話。
今回は遊園地だろうな〜と思いきや「手伝って欲しいことがある」とのこと。

瑠華「手伝って欲しい?もしかして……宿題?」
裕太「……正解」

くそー、図書館デートかぁ。
そうだった、忘れてた。
よくよく考えれば裕太も勉強出来ない組じゃないか。(←酷)
まぁでも終わってないのは理科の自由研究だけらしいです。


8月31日(水)

図書館で待ち合わせをして早速、理科の自由研究のテーマ探しをすることに。
日常の疑問とかは無いの?と主人公が聞くと

裕太「日常のギモンねぇ……あ、何で柳沢先輩はいつも最後に『だーね』って言うのか?」


いや、それは違う。
確かにそれは日常のギモンだけど(特にテニス部員にとって)それは違うぞ。



しょうがないので、テニスでの疑問点を探して
「ツイストスピンショットはどうして下方向にボールが曲がるのか」という疑問が浮かび上がって
それをテーマにすることにして、資料になりそうな本を探し始めました。

色んな本を読み上げていって主人公は多少混乱気味だけども
裕太は物理が得意らしいので、結構平気っぽい。
なんだ、バカじゃないんだな、裕太。(←何てことを)


途中、お昼休憩で主人公持参のお弁当を食べて、再度自由研究に没頭。
なんとか終わって、今度は外で少し遊んで、休憩がてら「学園祭が終わったらどうするか」を話してました。

裕太「でも、この学園祭で、色々変わった事もあるだろ」
瑠華「そうだね、テニス部のみんなとお友達になれたし……」
裕太「ああ」
瑠華「それに……」
裕太「それに?」
瑠華「……なんでもない。ふふ」
裕太「そ、そうか……」


どうしてそこで諦めるんだよ!!




諦めたらそこで終了ですよ!?






9月1日(木)

始業式の後、会場前に集まってる部員に「翌日の慰労会は水着持参ですよー」と伝えて、喫茶店の飾りつけへ。
大体終わったなぁと思った頃に、突然地震がきて、店の中でガラガラガッシャーンという音がして
なんだなんだと見に行ったら、食器棚の脚が不良品だったせいで、食器類の半分が割れてしまうという大惨事に見舞われました。
不運としか言いようが無い。
不二の呪いかもしれない。(←呪い!?)


しょうがないので、長野のレンタル業者から跡部のヘリを出動させるという大規模なプロジェクトを始動して
なんとか食器確保に成功しました。



9月2日(金)

朝、広場にて喫茶店で出すクッキーを隠れて食べてる裕太を発見。
慌てて「朝、寝坊したから」と言う裕太に、「売店で何か買えばいいのに」と言う主人公。

裕太「だってよ、今回店で出す菓子、どれもけっこう美味いから……」
瑠華「……もう。でも、みんな腕も上がったもんね」
裕太「その中でも特に、このクッキーが美味いんだよな。お前が焼いた……」
瑠華「え……私が……?」
裕太「あ……いや、その、悪い」


ふ・・・



不意打ちとは卑怯なりいいい!!!




お昼は屋内プールで慰労会〜。
罰ゲームの乾特製イワシ水を賭けて個人戦の水泳大会が始まるわけですが
あっと言う間に最終種目の八艘飛びへ。
もちろん主人公は裕太を応援ですよ。

葵「おや?不二弟さんが何か叫んでいますが……おおっ!素晴らしい走り!見事最後まで渡りきりました!不二弟さんは、なんと叫んでいたんでしょう?」
樺地「俺は不二弟じゃねぇ……です」



もう口癖みたいになってんじゃないのか。
「俺は不二弟じゃねぇー!」ってのがむしろ「オラ、ワクワクしてきたぞー!」と同意語になってんじゃないのか。
それを口走ることでやる気モリモリ、みたいな。
そんな弟を見てお兄ちゃんニコニコみたいな。微笑ましいですね。



とりあえず裕太がめでたく優勝しました。
兄貴を越えたな!裕太!!



9月3日(土)

やってきた学園祭本番。
初日の朝は主人公一人で寂しく歩いてました。


お昼はアトラクションコンテストを見学。
裕太のレイアティーズ役に惚れ惚れする主人公。
意外とファンタジー服が似合うなぁ、裕太。

アトラクションが終わってから、裕太と一緒に学園祭を回ることになって
まずは不動峰のオバケ屋敷へ。
応対したのは神尾。
同じ二年同士だし、神尾も普通に「不二」って呼ぶから全然ギスギスするわけでもなかったです。
同じ二年でも、伊武が応対したらギスギスするだろう、な・・・。


それから青学の綿菓子屋へ。
てっきり菊丸あたりが出てくるかと思ったけど、大石が出てきました。
まぁさすがは大石、フレンドリーに「祐太くん」って言うから和やかに終わりました。
菊丸なら「不二弟くん」とか言いそうだもんなぁ。



夕方はアトラクションコンテストの結果発表を見て、ハムレットが優勝をしたと聞いて祐太と2人で喜び合って
また一緒に学園祭を回ってきました。


来たところはもちろん青学の喫茶店。

裕太「喫茶店……もしかして」
不二「やぁ、いらっしゃい。よく来てくれたね」



出た。




そして半ば強引に店に入れられて呆れる裕太。



不二「クスッ、二人とも仲が良さそうで嬉しいよ」
裕太「……人の話、聞いてねぇし」



ハハハ。




今更じゃないですか。



さすがに激辛シリーズの軽食は拒否して、普通に紅茶を頼むことに。


不二「了解。紅茶二つね。……軽食は本当にいらないのかい?」
裕太「いらない」
不二「折角ボクが心を込めて二人の為に作ろうと思ってたのに……ショックだよ」
裕太「ウソつけ


だんだんと兄をあしらう技を身につけてきましたね、裕太。
まぁ不二も冗談でやってるから、全然こたえてないけども。
不二が去ってから「裕太くんのお兄さん、相変わらずだね」と主人公が言うと、裕太はキョトン顔。
どうやらいつも自分が「不二弟」と呼ばれていたから
主人公が言った「裕太くんのお兄さん」という響きが新鮮で嬉しかったらしいです。


そこへ紅茶を持って戻って来た不二。


不二「裕太、砂糖入れてあげようか?五つでいいよね?」
裕太「余計なお世話だ!」
不二「クスッ、瑠華さん、覚えておいてね。裕太は紅茶には砂糖五杯入れるから」



甘っっっ!!!




犬山さんも甘党だけど、さすがにそこまで入れないよ・・・。
せめて3杯か。いや、それでも多いか?



不二「他にショートケーキのイチゴを最初に食べるクセもあるよね」
裕太「それは、楽しみに取っておいたら兄貴か姉貴が食っちまうからだろ!」
不二「クスッ、そうだったかな?」
裕太「あのな、さっきからなんで俺のそういう事を、いちいちコイツに教えるんだよ」
不二「彼女には裕太の事をもっと知って欲しくてね」
裕太「だから、それが余計なお世話だって言ってるんだよ!そういうのはこれから、少しずつ知っていってもらえれば……あ」
瑠華「え?」
裕太「あー、あー!な、何でもねぇ!」
不二「クスッ……仲がいいね。じゃ、ボクはお邪魔だからそろそろ消えるよ」
裕太「あ……兄貴のヤツ……」







あヽをとうとよ 君を泣く
君死にたまふことなかれ
(←死にません)







それにしてもナイス誘導尋問だお兄様。




9月4日(日)

学園祭2日目の午前中も1人で模擬店めぐりへ。


お昼は喫茶店の様子を見に行って、売り上げがよろしくないと聞くや否や
「持ち帰り用の容器を使ってアイスティーを売り子で売ろう」と提案。
「レモンティーは邪道だ!」と言う観月を説き伏せて、アイスティーを売り歩いていると、売り上げが順調に伸びてきて
ようやく一息つけたところで、裕太と一緒に休憩がてら学園祭を回ることに。

最初は氷帝のゴージャスカフェへ。

芥川「ふわ……おはよ」
裕太「あ……芥川……さん」
芥川「え?あー……確か聖ルドルフの……ライジングカウンター?」
裕太「……名前、覚えてくれてないんスね。芥川さん。不二ですよ」

呆れながら自己紹介したら、芥川が「すごいカウンター使うやつと同じ名前だー」と
わざわざ地雷を踏んできやがりました。
勇者だ。


それから六角の海の家に行くと、佐伯がサワヤカに登場。
裕太のツイストスピンショットが身体に負担をかけていると知っているから
さり気無く裕太の腕を気にしつつ「無茶な技は身体に良くないよ」とアドバイス。
おっとこ前だなぁ、佐伯。
しかもサービスでイチゴミルクのカキ氷を作ってもらいました。
おっとこ前だなぁ、佐伯。



夕方になって模擬店の結果発表。
ルドルフの喫茶店が優勝して、部員一同で大喜びして、それから社交ダンスへ。
「ダンスどうしようかな〜」と迷っているところに、裕太が来ると思いきや菊丸が登場。
あれ?間違えた?
どこの選択肢をどう間違えて菊丸エンディングにきちゃったのかな?

菊丸「ねぇねぇ、弟くんが見つかるまで、俺と……」
裕太「ちょっとすみません、菊丸さん」


おお!良かった!
いや〜ビックリしたよ〜まさか菊丸が来るとは思わなかったからなぁ。
「俺と約束があるんで」と裕太に連れ去られる形になった主人公が去って行くと

不二「英二」
菊丸「あ、不二。さっき弟くんがいたぞー」
不二「知ってるよ。見てたからね。それよりも英二、あのルドルフの子と裕太のこと。ボク、説明したよね?」
菊丸「げ……えーっと、そうだっけ〜?」
不二「英二
菊丸「ご、ごめんって〜」
不二「クス。わかればいいんだ。……ボクに可愛い妹が出来るかどうかの瀬戸際だからね」
菊丸「それちょっと気が早いんじゃ……」
不二「何か言ったかい、英二?
菊丸「な、なんでもにゃ〜い」




途中、魔王が降臨してましたよお兄様。



一方、広場にて。
菊丸が「弟くん」って呼んでた事に対して機嫌が悪いんじゃないかと窺ってみたら
「別にいいよ、事実だし」と言われました。

不二の事について、「コンプレックスの対象で苦手な事が多いけど、同時に一番身近な尊敬できる人間だ」と述べる裕太。
それを聞いたらお兄ちゃんは喜ぶだろうけど
お父さんは確実に悲しむよ。


父の威厳は露と消えた。




それはさておき、今でも不二のおまけみたいな言い方される事はあるけども
『裕太』という個人として認めてくれてる人がいるからいい、と言う裕太。
で、今度は「裕太くんのことをいつも考えているお兄さんがいて羨ましい」と話す主人公。

裕太「……そっか。ま、俺の自慢の兄貴だからな。存分にうらやましがってくれ」


・・・その言葉、お兄ちゃんが聞いたら喜ぶよ・・・!



そんで、ここまで主人公を引っ張ってきた理由を切り出す裕太。

裕太「そのさ、えっと……これからも俺の事、ずっと見ててくれないか?」
瑠華「え……」
裕太「あーダメだ。はっきり言わなきゃ……。お前が好きだ。付き合って欲しい」







お受け致す!!!(←戦う気か)







いや〜んもう、祐太は可愛いのに、ここぞという時はちゃんと男らしいね!
チクショウ、いい男だぜ裕太・・・!!




エンディングは、バレンタインでした。
裕太にチョコをあげる主人公。

瑠華「ちゃんと本命だからね」
裕太「当然だろ。お前は俺の……か、彼女なんだし」




やめてけれー!!
照れながらそんな台詞を言うのやめてけれー!!






コントローラーを持つのが
精一杯だと知っての狼藉か!!








どうやら裕太の注文でザッハトルテを作ってきたらしく、裕太は大喜びでした。
すると、主人公の持ってる大きな袋を何気なく尋ねてみると、「観月たちにあげるチョコ」らしいです。
それを聞いて黙り込んでしまった裕太に、「義理だよ」とフォローする主人公。

裕太「そりゃ義理じゃないと困るけど……だけどさ……」
瑠華「あんまり拗ねてると、そのケーキ、持って帰っちゃうよ?」
裕太「わ、わかったって!」



可愛い〜可愛い〜ヤキモチ〜可愛い〜。


そして今度は「まさか兄貴の分も?」と裕太が尋ねると、ちゃんと主人公は用意していたらしくガックリする裕太。
しかも主人公が、裕太が今日家に帰る事を知っているので
「その事話したっけ?」と裕太が聞くと

瑠華「ううん。不二さんからメールが来たの。『ボクの分は裕太に渡しておいてね』って」
裕太「うぅ……なんでいちいち……それに兄貴はいっぱいもらうくせに」
瑠華「『弟の彼女からもらうチョコは初めてだから、楽しみだ』って書いてたよ」
裕太「兄貴のやつ、絶対に面白がってる……」
瑠華「ふふ、そうだね。でもそれが、不二さんの愛情表現かな?」
裕太「やめてくれよ、そんな屈折しすぎた愛情表現は……」
瑠華「それじゃあ……」
裕太「なに?」
瑠華「私は裕太くんが好き。テニスしてる時の裕太くんも、お兄さんに可愛がられてる時の祐太くんも……大好きです」
裕太「……お、おぅ」
瑠華「あ、改めて言うと結構照れるね」
裕太「聞いてるほうも、照れてくる……」






そしてさらにお前らのやり取りを聞いて
一番悶えてる第三者がここにいるって
果たしてキミ達は知っているかい?








やだなぁ、もう大胆なんだからルカリオってばー、さすがは伝説のポケモン。
そしてさすがの伝説のポケモンは、ただでは終わらない。
「自分が言ったんだから、返事をくれなきゃダメ」とのこと。
じゃあ何でそんな事言い出したの。



裕太「……あー、その……」
瑠華「無理ならいいよ……」



じゃあ何で「返事をくれなきゃダメ」って言ったの。



伝説のポケモンは考えてることが分かりませんね。




裕太「んなことない!えっと……俺もお前の事が……す、好きだ」




・・・・・・





あヽをとうとよ 君を泣く






我死にたまふことなかれ(←お前が死ぬのか)






裕太は本当に期待を裏切らない子でした。
もう悶えて悶えて悶えさせてもらいました。
特に不二が絡んだ時に。
もうお腹いっぱい。
幸せです。



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