切原 赤也〜きりはら あかや〜



立海大付属中学校2年生。
原作の序盤に、只者で無い雰囲気を匂わせながら出てきておきながら、その後しばらく音沙汰無かったので
ぶっちゃけ出オチかと思った。



8月20日(土)

合同学園祭のテニス部担当の運営委員となった瑠華李央は、
早速テニス部のいる会議室へと急ぎます。
なんてったって、あの真田がいるテニス部ですから、遅刻などもってのほか。

時間通りに間に合って、まずは真田が主人公の紹介。
その後、合同学園祭について説明。
「模擬店は強制参加だが、各校のテニス部の対抗戦でもある」と聞いて、俄然やる気の切原。扱いやすい。
最後に柳から学園祭までのスケジュール説明。
日曜が休みなのは分かるけど、31日も休みなのは、さぁ何でだー?と丸井が質問。

真田「夏休みの宿題がたまっている者への配慮だ。もっとも、我が立海にそんな不心得者はいないだろうがな」
切原「あはは……そ、そうっスね」




そこにいたぞ。





8月22日(月)

まず、朝は模擬店のミーティング。
丸井が甘味処の提案をすると、続いて仁王がテニスを使ったビンゴゲームを提案。
切原は当然ビンゴゲームの模擬店に参加表明。 真田もビンゴゲームにまさかの参加表明。
模擬店が決定したことを、主人公が委員会に報告へ行って、その後、本館で寝ている切原を発見。
「この後ブースの下見があるから起きんかボケー!!」と切原を起こす主人公。

切原「んぁ……ふぁあ〜……おはよ。アンタ、誰?」








俺は呂布。字は奉先。(←嘘つけ)








お昼になって、まずはゲームの模擬店の下見へ。
それから模擬店スペースにいる切原に話しかけてみました。
さっき起こした人間なんだから今度こそ覚えてるだろう。



切原「アンタ、誰だっけ」










俺は呂布。字は奉先。(←まだ言うか)









夕方は甘味処のブースの下見。
今度は広場にいる切原に話しかけてみました。今度こそ!

切原「よぉ、運営委員」



・・・うん、まぁ良しとしようか。



8月23日(火)

朝、ステージにいる切原とテニスの話題で「全国大会頑張れ」とかそんな話。

お昼はアトラクションのミーティング。
柳が「ルドルフの観月が演劇をエントリーした」と言うのを聞いて、切原が興味津々。

切原「演劇ねぇ……何をやるんスか?」
柳「タイトルは未定になっている」
切原「おっ、そいつはスリルがあって面白そうじゃないっスか。俺、参加しますよ」


お前のスリルの求め方、何か変だぞ。



みんなもそれぞれ好きなものにエントリーして、最後に残った真田が何にするかと聞いたら、切原と同じ演劇をチョイス。

切原「げっ!?ま、また一緒……」
真田「ほぅ……嫌か?」
切原「そりゃあ……い、いや、嬉しいっスよ」





良かったな!(←他人事)





ミーティングの後、模擬店スペースにいる切原に話しかけると、
「倉庫にラケットとボール取りに行くからついて来いや」と頼まれました。
まずはラケット10本運び出そう、と。

切原「んじゃ、俺が8本持つからアンタ2本な」

おお、意外とジェントルじゃないか。
その辺はちゃんとしてるんだなぁ、切原も。
さーて次はボールだな。
「いくつ必要なの?」と聞くと、「1グロス(=144個)」と言われました。多っ!!

切原「たく、人使いの荒い……あっ!ジャッカル先輩!いいところに」




永遠の犠牲者に遭遇。




ジャッカルも引き連れて3人で倉庫へ行き、2箱分のボールを1度に運ぶことに成功。

切原「助かったっスよ、ジャッカル先輩」
ジャッカル「ああ、気にすんな。じゃあな」
瑠華「いい人ね、桑原先輩って」
切原「まぁね。けど、人が良すぎて損してるよね」
瑠華「そうなの?」
切原「ああ、貧乏くじばっかり引かされてる。ま、俺もそこを利用してんだけど」




お前、ジャッカルなめんなよ。




肺が4つある男だぞ、なめんなよ。






邪眼の力をなめるなよ。(←それは違う)







夕方は屋内テニスコートで、天気の話題で他愛ない会話して終了。



8月24日(水)

朝、ステージにいる切原を見ると、どうやら演劇の打ち合わせをしているらしいのを発見。
演劇のメンバーは観月、赤澤、切原、真田、壇、日吉の6人。
演目は織田信長に決定らしく、主役の織田信長を真田がやることに。ハマりすぎ。
明智光秀を日吉が、森蘭丸を壇が、黒田官兵衛を観月が、蜂須賀正勝を赤澤が、
そして豊臣秀吉を切原がやることに決定。

切原「なるほど……時期立海を背負う俺にぴったりじゃないっスか」






サルって呼ばれてたけどな。





この打ち合わせを覗き見してたことで、特殊話題の『信長劇の話題』をゲット。
その後話しかけて、ゲームの話題で「格ゲーが好き」とかそんな話をして終わり。


お昼は甘味処の模擬店作りをしてから、模擬店スペースにいる切原と会話。
早速『信長劇の話題』を切り出して「打ち合わせを覗き見してました」とカミングアウト。

瑠華「切原くんの秀吉も適任だと思うよ。秀吉って、信長の後を継いで天下統一したんだよね」
切原「おう、俺にふさわしいよな」
瑠華「でも……秀吉ってサルって呼ばれてなかった?」



言っちゃったーーー!!!



ア、アホ!主人公のアホ!
そういうのは敢えて触れずに陰で自分だけで楽しむもんだろ!?(←陰険)


切原「違う!観月さんに確認してみたが、本当はハゲネズミって呼ばれてたんだよ」







格が下がってないか。









知らない方が幸せなことってあるよね・・・。









その後、ようやく携帯番号の交換。

そして夕方、またもや模擬店スペースにいる切原に話しかけてみると

切原「お、瑠華」

一気に親しくなった気がするなぁ。
顔見知りになれば結構いい奴なのかもしれないな。
で、今回はテニスの話題をすると、「全国大会で負ける気はない」と自信満々の切原に
「切原らしいねー」と肯定する主人公。

切原「んだよ?生意気だってか?」
瑠華「ううん。えっと、その……かっこいいなって」
切原「は?」
瑠華「じゃあねっ」
切原「あ、おい!」






まだ中盤にも差し掛かってない時点でコレなのか・・・!
この先の展開が怖いよ、もうプレイ中に何も飲めないよ。(←吹き出すから)



8月25日(木)

朝、広場に行くと、またしても寝こけている切原を起こそうとすると、柳にストップされました。
「甘やかすのは良くないから、10分待って自分で起きるのを待とう」と言うので、一緒に10分観察。
しかしやはり起きず。
そこにタイミング良く、我らが真田副部長が登場。(BGM:ダースベーダーのテーマ)

真田「起きろ、赤也っ!」
切原「どわっ!?な、なんだっ!?」
真田「もう模擬店の準備の時間だぞ。いつまでも寝こけおって……たるんどるっ!」
切原「ふ、副部長……それに柳先輩も。あ……アンタもかよ。起こしてくれたって……」


恨みがましく言う切原に、柳が「彼女が起こそうとしてたのを止めちゃった」とナイスフォロー。


真田「赤也、お前にはあとでたっぷりと話がある、いいな」
切原「うっ……」
柳「俺も付き合おう、弦一郎」
切原「げぇっ!?」
真田「そうか、すまんな蓮二。二人で赤也が反省するまで言って聞かせるか」
柳「うむ」
切原「じ、地獄だ……」





キミの生まれの不幸を呪うがいい。






シャア・アズナブル様もそう言っております。(←言ってない)


とりあえずこれで、また特殊話題『居眠りの話題』をゲット。


お昼になると、ビンゴゲーム、名づけて「スマッシュDEビンゴ」の模擬店作りをして
その後はステージで演劇の打ち合わせをしているのを、再度覗き見。
それが終わってから、恋の話題を持ちかけてみました。
「レギュラーの人たちは女子に人気があるねー」と言う主人公に
「知らない奴に応援されても何とも思わないけど知ってる人ならいい」と答える切原。

瑠華「じゃあ今度観に行こうかな。邪魔にならないようにこっそり」
切原「俺の練習をか?」
瑠華「え?切原くんもだけどもちろん先輩のも」
切原「……ふーん、なーんだ」



うぶぶぶぶぶぶ拗ねてる拗ねてる拗ねてる・・・・!!!!
何だよ切原、お前そんな可愛い性格の持ち主なのかよ。
どうしようこれ以降の展開が怖いよー怖いよー。



夕方は広場でゲームの話題をば。
格ゲーをやりすぎてコントローラーを壊したとか、そんな話でした。



8月26日(金)

朝、本館にいる切原と壁打ちのミニゲームをやって、1回ミスでテニスラケットのキーホルダーを貰いました。


お昼はまず甘味処のメニュー決めをして、また本館にいる切原と会話。
今回は特殊話題の『居眠りの話題』を持ちかけることに。
どうしても居眠りしてしまう切原に、耳につけるタイマーをプレゼントする主人公。

切原「そ、そうか!サンキュ!これで心置きなく眠れるぜ」


寝るなよ。




さて、夕方になって屋内テニスコートに行くと、なんだか重い雰囲気の中で
切原と跡部と忍足が話しているのを発見。
どうやら切原が跡部に「1戦しろ」と申し出てる模様。

切原「……へーぇ。怖いんだ、俺と試合するのか。氷帝のド派手な部長さん、怖気づいてるって訳か」
跡部「悪いが、そんなわかりやすい挑発に乗るほど、ガキじゃないんでな」
切原「じゃあストレートに言ってやる。アンタ、潰していいか?」


もう一触即発な状態を見て、どうしようどうしようと主人公がオロオロしているうちに
跡部の計らいで15分だけ試合することに。
ずっとラリーを続けて、あっという間に15分終了。

跡部「ガキに合わせてボールを打ち返してやったのに、それに気付きもせずタラタラ試合をやらされるとはな」
忍足「そりゃしゃーないやろ。おい、そこの二年坊主。気は済んだか?」
切原「……済むわけ無いじゃん」


うわーキレてるーーー!!!
目も充血しちゃってるーーー!!!
テニスしながら泣き腫らしたのかしら。(←そんな訳ない)


そんなキレちゃった切原を見て、「ここで問題起こしたら全国大会行けなくなっちゃう!」と考えた主人公。
「ケンカはやめてー!2人を止めてー!」と咄嗟に止めに出ました。
当然、切原には邪魔扱いされてますけども。

瑠華「切原くん!」
切原「邪魔だって言ってんだろ!!」

もうお約束と言わんばかりに腕を振り上げられて、物のある方に投げ飛ばされて、主人公気絶。
そのままランランラ〜ランランラ〜とパトラッシュと共に上に行くわけでもなく(←死ぬ!)
主人公を医務室まで連れてきた跡部たちが去った後に、目を覚ましました。

主人公が気絶してからのことを切原に説明してもらい、
「どうしてあんな無茶するんだよボケー!」「全国大会に行けなくなっちゃうじゃんハゲー!」と話していると
またしてもやってきました真田&柳のコンビ。(BGM:ダースベーダーのテーマ)


真田「この……大馬鹿者どもがっっ!!!」




何故主人公も怒られるのか腑に落ちないんですが。





柳「多くは言わない。だが自分の考え無しの行動が、他人にどれだけ迷惑をかけたかよく考えろ」


なんか冷静なお父さんみたいな説教をする柳に、素直に謝る切原。
真田に「主人公を駅まで送ってやれ」と言われて切原は頷くが、主人公は遠慮を申し出ます。

瑠華「でも……もう大丈夫だし、別にいいよ?」
切原「アンタ……俺と帰るのが嫌なワケ?」








卑怯だ・・・!!!(←溢れる何かを抑えながら)






結局、切原と一緒に帰ることになり、それを見送る真田と柳。

真田「まったく……」
柳「興味深いな」
真田「何がだ」
柳「あの二人だ。いいデータが取れそうだ」
真田「そうか……」



何だか狙われてる感をヒシヒシと身に受けながら、その日は終了。



8月27日(土)

昨日、真田たちに「切原を連れてって跡部に謝って来い」と言われたので
早速模擬店スペースにいる切原を無理矢理連れてって、跡部のところへ。
切原も渋々謝って、先に出て行ってしまいました。

跡部「これを持っていけ。大学病院の紹介状だ。お前、念のためもう一度精密検査を受けておけ」


おお、さすが跡部。
意外と気配り屋さんじゃないか・・・。


お昼になって、まずはビンゴの景品会議。
それぞれ家から持ち出した方が原価ゼロで済むので、じゃあ今度みんな家から持って来いやってことで終了。

それから模擬店スペースにいる切原のところへ。

切原「よー瑠華〜待ってたぜ〜」
瑠華「何かお手伝い?何をやればいいの?」
切原「俺と話をすればいいの。どうせ俺に用事だったろ?」

段々と好意をむき出しにしてきたなぁ切原。
可愛い奴め・・・。
そんなお前には恋の話題を持ちかけちゃうぞ!!

彼女いる?と聞くと「いないけど欲しい」と言うので、じゃあどんなタイプ?と聞き出す主人公。興味津々。

切原「明るい子」
瑠華「思ってたよりも普通だね」
切原「どんなのを想像してたんだよっ!ああそれと、よく気がついて世話焼きの子がいい」
瑠華「なんだか誰かの事を思って言ってるみたいね」
切原「(やっと気付いたかな?)」
瑠華「で、片思いなんだね。がんばってね!」
切原「お、おぅ」




思い届かず。






切原「(お約束な奴だな、ほんとにっ!)」








そういう設定にしたKONAMIを恨め。(←身も蓋もない)







夕方に本館にいる切原と、今度は食べ物の話題。
肉ばっかりじゃなくて野菜も食えよ、と主人公がアドバイスして終了。



帰りは切原と一緒に帰ることに。
帰り道の途中で、切原に「誰でも苗字で呼ぶのか?」と言われたのでNOと答える主人公。

切原「俺、名前で呼ばれ慣れてるから、苗字だと調子狂うんだよね」

あああああもう、「主人公に名前で呼んでもらいたい」ってのがバレバレじゃないか!
まぁでも主人公はそれに気付かずに、普通に納得して名前呼びをオッケーすることに。

瑠華「切原くんがそう言うんだったら……あ、赤也くんだね」
切原「『くん』はいらねぇけど、いっか。あ、俺もアンタのこと名前で呼ぶからな」
瑠華「うん、いいよ。あ、じゃあ、桑原先輩も名前で呼ばれてるからそう呼んだほうがいいの?」
切原「いやっそんな必要ないないない。ありえない、いらない、絶対やめろっ






もう・・・もう・・・この必死さが可愛すぎてどうしよう。
とりあえずいつ鼻から血が溢れてもおかしくないです。




常時、緊急体制です。
隣にティッシュは欠かせません。



その夜、切原から電話。
明日ヒマかと聞かれて、午前中は病院行くから午後からならOKと返すと、切原に謝られました。
まぁ切原のせいで頭打っちゃったわけだしな。
ちゃんと切原も反省しているようです。まぁ好きな子だしな。
けど、切原に心配されまいと、最初は答えるのを渋る主人公も健気で可愛いなぁ。
とりあえず、「姉貴の誕生日プレゼント買うのに付き合ってほしい」と言われて、午後から一緒に買い物に行くことに決定。



8月28日(日)

病院行ってから、切原と待ち合わせ。
会った早々主人公の心配する切原に、大丈夫だったと告げて、主人公の見立てでアクセサリー購入。

切原「いやぁ、ホント助かった。おまけに、アンタの好みもわかったしな」


やっぱりその辺の下心はちゃんと持ってやがるな・・・。


この後時間あるかと聞かれて、もちろんYESと答える主人公。

切原「頭は大丈夫か?」





お前に言われたくない。






まぁ、バカにした意味じゃなくて、「頭は痛くないか」と言う意味だと訂正して
主人公の了承を取ったあと、ゲームセンターへ繰り出しました。
それからまた喫茶店へ。
そこから切原の希望で焼肉屋へ。(タイムサービス狙い)
「なんか俺ばっかり楽しんじゃって悪いなー」と言い出す切原。

瑠華「大丈夫。赤也くんの楽しそうな顔見てたら私も楽しくなってきたから」
切原「あー……そ、そうか。何だかそんな風に言われるとずっと観察されてたみたいで……照れるぜ……」



こっちはお前のその一言で……照れたぜ……



そんな切原を見て「可愛い可愛い」とからかい出す主人公。
あーうちもからかいたい!!

切原「ちぇっ、何だよ。だったらお返しだ。アンタも……か……か……か……」
瑠華「…………」
切原「ちくしょう!言えねぇっ!」
瑠華「ふふふ」





もう・・・やだ、この子・・・可愛すぎて困る・・・。
くそーさすが立海次期部長候補だ・・・。(←関係ない)



8月29日(月)

朝はスマッシュDEビンゴの景品の出し合い。
切原はどうやら携帯ゲーム機を持ってきたらしい。
まぁ子供には受けるんじゃないかと。

その後は本館にいた切原と、サーブで空き缶当てのミニゲームをやって橘人形ゲット。


お昼は甘味処のメニューの調理実習。
それからステージにいる切原に呼び止められて話をしていると
切原のことを「気性がコロコロ変わるのがネコみたいで可愛い」と言い出す主人公。

切原「だいたい、俺なんかよりアンタの方がずっと……」
瑠華「え?」
切原「じ、じゃなくてっ……ったく、俺の事可愛いなんて言う女、アンタくらいだ」
瑠華「ふふ、ごめんね」
切原「ま、アンタなら許してやる。けど、高くつくぜ」
瑠華「そうなの?」
切原「そのうちまとめて払ってもらうからな。いいよな?」



お、なんか余裕を見出してきたな?
やっぱり男だからイニシアチブを握りたいんだろうか。
そうはいくものか。(←何を競ってんの)



夕方、模擬店スペースにいる切原とテニスの話題。
全国大会が終われば部長になるのは切原だろうと話していると、
「補佐する人間は必要だ」と主張し始める主人公。

切原「ふーん……補佐、ねぇ……」


あ、なんか企んでる。



8月30日(火)

朝、本館で切原とゲームの話題で「今度一緒にゲームセンターに行こう」とかそんな話で終わり。


お昼はまた甘味処のメニューの調理実習。
それから広場に、珍しくジャッカルがいるのを見つけて興味本位で覗いてみると
ジャッカルと丸井が「アイツのおかげで肩の荷が降りた、いやー良かった良かった」と
嬉しそうに話しているのを目撃。
はて何のこっちゃ?と思いながらも、とりあえずその後はテニスコートにいる切原に
恋の話題をしつこく持ちかけたところ逃げられました。
んもぅ、テレちゃって!



夕方、帰ろうとしたところで、木の下でうずくまってるジャッカルを発見。
どうした?お腹痛いのか?だからあれほど拾い食いするなって言ったのに。(←してません)

ジャッカル「ははは。違う違う。ちょっと幸せを噛み締めてただけだ!」

幸せを噛み締めてるのに何でうずくまるんだろう。
「お前は優しいからアイツも気に入ったんだな」とマイペースで語るジャッカルに、主人公キョトン顔。
ついには今までの苦労話まで始めて「アイツは先輩を先輩とも思わない」とか
「俺は必死で止めてるのに結局真田に怒られて」とか波乱万丈の日々の涙の物語を
困惑しながらも主人公はとりあえず聞いてました。

ジャッカル「だが!もうそれも終わるんだ!これを喜ばずにいられるか!!なぁ!」



いや、「なぁ!」って言われても。



するとそこに柳生先輩のご登場。

柳生「喜びいっぱいのところ、悪いんですがジャッカルくん」
ジャッカル「おお、柳生か!」
瑠華「あ、柳生先輩」
柳生「私の記憶が確かなら、その話は学園祭が終わってからの話で、まだ本人に言っていないと聞きましたが」




ジャッカル、惜しくもフライング。




柳生「あと……向こうからものすごい勢いで走ってくるのは赤也くんだと思うのですが」
瑠華「……なんだか必死な形相ですね」
ジャッカル「…………」


自らの危機を感じて颯爽と去っていくジャッカル。
続いて柳生も行ってしまい、ホケーっとしているところへ必死の形相の切原が登場。

切原「李央っ!無事か!!」
瑠華「……えと、どうしたの、赤也くん。そんなに慌てて」
切原「どうしたじゃないだろ!さっきジャッカル先輩に迫られてただろーが!」


おいおい何言うてまんねん、話をしてただけでんねん、でも良くわかりま千円、と話す主人公。


瑠華「私に『よく決断したな』とか『辛くても頑張れ』って。理由を聞こうとしたら行っちゃったから」
切原「……まだ言ってねぇって言ったのに!」







大丈夫だよ。主人公は天然だから。
天然はリリンの生んだ文化の極みだから。(←大間違い)





その夜、切原から電話があって「宿題が終わらないから手伝ってくれー!」と泣きつかれました。
しょうがないので、次の日は図書館デートです。



8月31日(水)

やってきた図書館にて切原の宿題のお手伝い。
一度、お昼でファミレスに行って、再度図書館にて宿題の続き。
ふと気付くと居眠りしてる切原。しかも寝言を言っているので、敢えて起こさず。

切原「だあぁぁ……だからそれは……秘密だって……李央にはまだ何も……」
瑠華「秘密?私に?……何の事だろう……」


告白以外の何があるんじゃと言いたいところだが、それも叶わず。
そんなジレンマを感じつつも、うなされ続けた切原がようやく目を覚まして「夢で良かったー」と安心してると

瑠華「夢?私に秘密だとかいう……」
切原「げえぇっ!?ちょっと待った!俺……寝言、言ってた?」
瑠華「うん、真田先輩に怒られてるっぽかった」
切原「もしかして……言った?」
瑠華「え?何を?」
切原「あー……アンタに、その……」
瑠華「私に?私には秘密で、まだ何も……とか言ってたけど」
切原「そ、その先は!?」
瑠華「真田先輩に謝ってた」
切原「よ、よかった……バレてねぇ」




周りに人がいればその人達にはバレてるだろうよ。



なんだよもう、主人公もここぞとばかりに深く追求すればいいのに。
何でそんなに潔いんですか、この主人公は。
切原に興味ゼロなんじゃないのか、とても心配です。



9月1日(木)

始業式が終わってから会場へ行くと、ジャッカルが「学園祭のCMを見た」とか言い出しました。
さすが跡部。やることが違う。
「明日の慰労会で各自水着を持ってこいよ」と伝えてから会場で模擬店チェックをしていると
甘味処のあんこを作る業者が食中毒を出したというトラブル発生。
当然、今日納入予定のあんこも取引停止。
あんこの質を落とすのも嫌なので、跡部に小豆と砂糖と臨時コーチを用意してもらって
自分達であんこ作りをすることに。
無事完成させて準備完了。



9月2日(金)

朝、広場にいる切原に「その髪型は濡れても平気なの?」と素朴な疑問をぶつける主人公。

切原「丸井先輩みたいに、俺の髪型が『ワカメみたいだ』って言うつもりかよ」



言わないよ!

思ってたけど!!



切原「んで、ジャッカル先輩みたいに『水に入ったら増えるんじゃないか』なんて言うつもりだよ」



言わないよ!

思ってたけど!!



お昼からは慰労会で、個人戦の水泳大会を開催。
罰ゲームの乾特製イワシ水を賭けて、まさにデッドヒートを繰り広げて、最終種目の水球へ。
主人公はもちろん切原を大声で応援。

葵「こ、これはっ!?切原さんの目が充血している!これがウワサの赤目モードか!?」
樺地「違います。彼の目は塩素にやられたよう……です」




ロート子供ソフトでもあげればいいよ。





優勝は当然切原。
イワシ水の餌食はジャッカルでした。

切原「ジャッカル先輩か……運の悪い人だよな」


運なのか!?運の問題なのか!?



9月3日(土)

午前中は1人で模擬店を回っていろんなところへ冷やかしに。(←冷やかしかよ)

お昼からはアトラクションコンテストで、切原の演技っぷりを拝見してから一緒に模擬店を回ることに。
まずは不動峰のお化け屋敷へ。

橘「む……切原か」

おお、あんまり出会いたくない人に出会ってしもうた。
ちょっとピリピリした雰囲気を漂わせながら、橘が「入るのか?」と聞くが

切原「お化け屋敷に?冗談。ウチのテニス部の方がよっぽどお化け屋敷っスよ」


お化けっつーかバケモンだよな。



次はルドルフの喫茶店へ。

観月「おや、切原くんじゃないですか」

なんだか意外にも仲良しというか、和やかです。
一緒に演劇をやった仲でもあるからでしょうかね。

観月「ところでものは相談なんですが……我がルドルフに転向する気はありませんか?」
切原「あのな……立海の時期部長候補に何言ってんの、アンタ」


観月・・・こんなところでも人材収集に余念がないな。


夕方になってアトラクションコンテストの結果発表。
優勝は切原も出演した『本能寺の変』が掻っ攫って、その後もまた一緒に模擬店を回ることに。
ウロウロしていると、青学の喫茶店の前で不二と遭遇。

不二「やぁ、久し振りだね。切原くん」
切原「青学のバケモン……」
不二「クスッ……バケモンとはひどいな」

不二が「奢るよー」と言ってくれたので店に入り、
不二お勧めの『激辛シリーズ』を見事にかわし、オレンジジュースを注文。
そしてオレンジジュースを持ってきた不二の鮮やか過ぎる攻撃。

不二「……キミ達、恋人同士?」
切原「ぶふっ!?」



よく言ってくれた不二!
お前は見逃さないと思ってた!よくやった!!



切原「や、やめてくださいよ。こっちだって段取りってもんが……あっ……」
不二「……ああ、なるほどね。そういう事か」
瑠華「え?何がでしょう?」
不二「ああ、それはね……」
切原「しーっ!しーっ!」
不二「クスッ…キミの連れがすごい形相でにらんでるからこれ以上は止めておくよ」
瑠華「あ……はぁ……」
切原「まったく……アンタはこういう方面まで天才なんスか?」
不二「さあ、どうだろうね?」
切原「頼みますから、余計な口出しは止めて欲しいっス」



不二・・・いい役だよ・・・お前さん、ほんといい役だよ・・・。




ありがとう、キミに逢えて嬉しかったよ。






9月4日(日)

朝はまた1人で模擬店を回ります。


お昼はスマッシュDEビンゴの調子を見に行って、順調だけど一工夫欲しいなぁと考えてると
「高得点者の順位を貼り出して競争心を煽ろう」と主人公が提案。

切原「やるねぇ……確かにそうしてやればチャレンジしたくなるのが人情ってもんだ」


人情か・・・お前が言うとなんか似合わないよな。


とにかく、主人公のアイデアを取り入れると、途端に売り上げが伸びて
真田に2人で休憩に行って来いと言われたので、お言葉に甘えて模擬店巡りへ。

まずは青学の金魚すくいへ。

桃城「あれ?立海の赤目野郎じゃねーの」

桃城かぁ・・・海堂に会いたかったなぁ。
っていうか、どうせなら綿菓子屋へ行って、手塚と話すシーンが見たかったなぁ。


それから氷帝のたこ焼き屋へ。

日吉「ああ、切原か。いらっしゃい」

てっきり忍足かと思いきや、日吉が出てきた。
とりあえず2つ購入。

切原「で、少しは出来るようになったの?氷帝の時期部長候補」
日吉「ふん…そういうお前こそどうなんだ、立海の時期部長候補」
切原「フフフ、言うねぇ」
日吉「フン……お前もな」
瑠華「あ、あの……二人ともその、ケンカは……」
切原「ああ、心配いらねって」
日吉「そういう事だ。ほれ、たこ焼き二つだ」
切原「サンキュ。全国で手合わせできるといいな」
日吉「お前が負けなかったらな」



・・・意外と仲良しさんなんだな、この2人。



さて、夕方になって模擬店の結果発表。
優勝は立海のスマッシュDEビンゴに決定。
喜び合う立海メンバー。
それにしても「スマッシュDEビンゴ」と言う跡部の何てマヌケなこと。



キャンプファイヤーと社交ダンスの時間になって、主人公がボーッとしているところに切原が登場。

切原「なーなー、顔貸してくれよ」



ボコる気か!?




とりあえず切原の言う通りに広場へついて行く主人公。
切原に「学園祭が終わったら何かクラブへ入るのか」と聞かれて
「運営委員やって、補佐的なことも楽しい」と答えると
予想通り、「じゃあ男子テニス部のマネージャーやってくれ」と言われました。

切原「アンタは嫌なわけ?俺の試合とか、間近で観たいとか思わないわけ?」
瑠華「嫌じゃないよ。赤也くんの試合だって間近で観たい。でも、やっていけるかなって……」
切原「大丈夫だって!それにアンタが近くにいてくれた方が、俺、自分をコントロール出来そうだし」


こんなにも好き好きオーラを放ってはいるけども、やっぱり主人公には伝わらず。
切原がマネージャーに誘った理由も「マネージャー不足だから」とサラリと言う主人公に
切原くん思わず「仁王先輩の言ったとおりだー!」と頭を抱えて身悶え。
思わずキョトンとする主人公に、切原が「本当の理由教えて欲しい?」と聞くと、主人公も素直に頷きます。


そして。





奴はとんでもない発言に出ました。








切原「じゃあさ、キスしてくれたら教えてあげるよ」









パ・・・












パルス逆流!!







瑠華「な、なんで!?」
切原「交換条件じゃん。あ、ちゃんと口にしてくんなきゃ教えないよ」
瑠華「そ、そういうことは好きな人とするものでしょ?それに、冗談でもそういう事言われるのは嫌い……」
切原「冗談じゃないって言ったら?俺だって好きな奴以外とキスなんかしたくねーし」









ほとばしる熱いパトス!!









瑠華「それって……あっ……」
切原「アンタがいい。アンタ以外とキスしたくない。……俺、アンタが好きだ」











少年よ神話になれ!!







いや〜・・・切原少年はぶっ飛ばしすぎです。
若気の至りとでも言うんでしょうか。
もうドギマギしっぱなしの主人公に、これでもかと攻めまくりです。


切原「なぁ、返事は?急がないけど、今聞きたい」





矛盾すら気にしない。





結局、主人公も思いの丈を伝えて、無事に両思いに。
マネージャーの件も了承。
いやぁようやくエンディングか。






切原「なぁ、キスしていい?」







終わりませんでした。





まだ続くのか!?この攻防がまだ続くのか!?




切原「いーじゃん、誰もいないしさ」
真田「……いや、いるぞ」
柳「弦一郎、声を掛けるなと言っただろう……」









出たあああああ!!!(BGM:ダースベーダーのテーマ)




それからゾロゾロと出てくる立海テニス部レギュラーメンバー。
みんなで切原の告白の様子を覗き見してたようです。
おもしろすぎるぞ、立海メンバー。


真田「……ところで、いつまでくっついているつもりだ。たるんどるぞ!」
柳生「真田くん。顔を赤くして言っても説得力に欠けますよ」
真田「なっ……俺はただ中学生らしい交際をだな……」





真田・・・。





さて、ようやくエンディング。
切原の要望どおりにマネージャーになった主人公に、「俺の試合観てたか!?」と駆け寄る切原。
「ちゃんと観てたよー、でも柳先輩も言ってたけどうんたらかんたら」と言い出すと、切原が突然不満顔。

切原「……ちゃんと観てないじゃん。柳先輩と話してたんだろ?」
瑠華「観てたよ。柳先輩とはノート取りながら話してたの」
切原「ノートなんて柳先輩に任せといたらいーじゃん」
瑠華「私、マネージャーだもん。気になってるところはちゃんとメモしたいし」
切原「ふーん……」





拗ねてるー!スネチャマー!!(←違)
もうお前「拗ねチャマ」って呼んでやろうか、拗ねすぎなんだよ!可愛すぎるんだよ!


そんな拗ねチャマに、「切原のガットが緩んできたのを見つけたのは柳先輩より私の方が早かった」とか
「私のカッコイイ彼氏なんだからちゃんと見てる」とリップサービス。


切原「……李央〜」
瑠華「もうっ!くっつかないの!」
切原「ちぇー」












ありがとう、キミに逢えて嬉しかったよ。





鼻血との戦いはようやく終わりを告げました。



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