跡部 景吾〜あとべ けいご〜



氷帝学園3年生テニス部部長、且つ生徒会長。
何に対しても常に完璧で、自信に満ち溢れている。
しかしその満ち溢れた自信のせいで確実に間違った方向性に進んでいるのを多々見受けられる。







その自覚が無いから余計にタチが悪い。






8月20日(土)

テニス部合同学園祭の運営委員テニス部担当となった主人公・瑠華李央が会議室に行くや否や
キラッキラしながら跡部様が登場。
部外者扱いされる主人公を、跡部直々に「こいつは運営委員だ」と紹介。

跡部「一応念のため説明しとくが今回の学園祭は俺と榊監督の共同出資で実現した」


ブルジョワジーの考えてることは分かりませんね。


忍足「もの好きやなぁ、自分」
跡部「なに言ってやがる。せっかく俺様が関東大会の雪辱を果たすチャンスを与えてやろうって言ってんだぜ」



別にいいんだけど、こんな形で雪辱を果たすのを
お前自身が満足出来るのか。


いや、何だかんだ言っても所詮は中坊だしな・・・こんな形でも結構大満足かもしれん。



模擬店は各学校の対抗になるけれども、アトラクションは他学校の部員と組んでも良しと説明すると
「アトラクションの優勝組には賞品を用意した」と跡部。

跡部「大したもんじゃねぇ。ウィンブルドンのチケットと航空宿泊券だ」






誰かコイツに世間の厳しさを教えてあげてくれ。







近所のスーパーでは90円で売ってる豆乳が、歩いて30分かかる店では88円で売ってると知って
わざわざ30分かけて歩いて買いに行く市民もいるんだぞ、ここに。
ブルジョワなんて・・・ブルジョワなんて・・・!!


その後は学園祭までのスケジュールを説明して終了。



8月22日(月)

朝は模擬店ミーティング。
とは言っても、跡部が既に豪華喫茶店を考案済みで、しかも完成予想図まで披露してくれました。
喫茶店っちゅーか・・・お屋敷だぞ、これは。

跡部「メニューも1000円以下の安っぽいものはおかねぇ。全てに本格志向だ」

跡部・・・そういうのは、世間ではぼったくりって言うんだぞ。

忍足「そういうん、世間ではぼったくりって言うんや」






俺と忍足、心はひとつ。






ちなみに料理は、樺地にシェフの料理中を観察させたから大丈夫だと。
さすが山羊座のO型、得意の科目は家庭科。



庶民的な店を出したいと言うことで、忍足・向日・日吉の3人がたこ焼き屋を出すことに決定。
それを主人公が委員会に報告しに行って、それから本館にいる跡部に
「喫茶店を建てるのに工事や内装まで業者に頼むのは如何なものか」と異論を唱えました。
「ウェイターの練習に時間をあてればいい」と言う跡部に、「学園祭は生徒の力で作り上げていくものだ!」と主張する主人公。

跡部「ほぅ……俺様のやり方に文句があるんだな?」


コワイデース。


しかし、そんな跡部に怯むことなく、さらに一言申し付ける主人公。お、男らしい!!
でもそんな強気な発言が好印象だったらしい。
ついでに特殊話題の『喫茶店の話題』をゲット。


お昼になって、喫茶店ブースの下見をしてから、テニスコートにいる跡部に話しかけてみました。
早速さっきの『喫茶店の話題』を切り出すと
「内装は業者に頼まないで自分達でやることにした」と跡部が言い出しました。

瑠華(跡部先輩って……思ったより話を聞いてくれるんだ……)

主人公の本音、今ここにポロリ。

跡部「これからも何か意見があるなら遠慮せずに言え。いいな?」


意見か・・・。




その撒き散らしすぎるフェロモンについての意見は取り入れてくれるんでしょうか。




夕方には、たこ焼き屋ブースの下見をして、広場にいる跡部に話しかけて
学園祭の話題をして、食器類の申請について意見を聞いて終了。



8月23日(火)

朝、広場にいる跡部とミニゲームのラケッティングで、ジロー人形をゲット。
跡部・・・ジローの人形、持ち歩いてたの・・・?


お昼になって、今度はアトラクション会議。
部員はそれぞれ好きなのにエントリーして、跡部も提案。

跡部「演劇だ。演目は『ハムレット』」

跡部らしいよな。
これで跡部が「演目は『おむすびころりん』」とか言ったら、それはそれで惚れる。(←そうか?)


その後、本館にいる跡部に喫茶店について質問する主人公。

跡部「またか?今度は何だ」

何だそのウンザリ顔。
意見があれば遠慮なく言えって言ったのはお前だろうが。
「メニューに料理の説明を入れてほしい」と言う主人公に、「それはウェイターの仕事だ」と跡部。
全員に全部覚えてもらうのは難しいのと、お客も分かったほうが注文しやすいと説得して、ようやく許可を貰いました。


夕方、ステージにいる跡部を見ると、演劇の打ち合わせらしき現場を目撃。

跡部「ま、主役のハムレットは俺様で決まりだな」

どう考えても横暴にしか思えないが、誰も異論を唱えませんでした。
それから他の人の配役決め。
手塚がホレイショー、祐太がレイアティース、樺地がクローディアス、ガートルードが大石、父の亡霊が乾、ポローニアスが柳生。
肝心のオフィーリアは、跡部にあてがあるってことで、その場は終了。

そのあと話しかけて本の話題を切り出して、「よく読む本って何ですか?」と聞くと
「くだらないこと言ってんじゃねぇ」と言われてしまいました。
でも新密度は上がってました。
どないやねん。



8月24日(水)

朝、模擬店スペースで、手塚と真田と話している跡部を発見。
しかし手塚と真田のことを知らない主人公。

瑠華(それにしても跡部先輩、先生達に敬語使わないなんて珍しいな……)



2人を先生と間違えてます。



ずっと様子を窺っていると跡部に見つかり、「氷帝の運営委員だ」と紹介されました。

跡部「こいつらは青学テニス部の部長と、立海の副部長だ」
瑠華「そうなんですか……ええっ!?先生じゃなかったんですか?」
手塚「…………」
真田「…………」
跡部「フッ、予想通りの反応だな。瑠華」



しまった!ハメられた!?



慌てて手塚と真田に謝罪する主人公。

手塚「いや、気にしなくていい。慣れている」
真田「ああ。不本意だがな」



彼らは強がっているけどね
彼らの心はヒビ割れたビー玉ですよ。







輝きは飾りじゃないガラスの十代ですよ。(←曲が違う)








その後は、テニスの話題をふって、「テニス部員は人が多い」とかそんな話で終了。


お昼になって、喫茶店の会議。
内装を外観に合わせると言う跡部。

鳳「あの外観に合わせるとなると……ヴィクトリア調ですか?」
跡部「ヴィクトリア調は傾向がはっきりしてねぇ。統一がとれねーぞ」
鳳「思いきってロココ調にするのはどうですか?」
跡部「ゴテゴテし過ぎるだろーが」



ブルジョワのブルジョワによるブルジョワの為の内装会議。



それから広場にて、跡部に委員会からの連絡プリントを渡していると、主人公の携帯にメール受信の知らせが。
それを確認した主人公の様子がおかしくなったのを跡部が気付くけども、「何でもないです」と誤魔化す主人公。
しかしまたメール受信。
「特になければ失礼します」とその場を去ってから、またメールを確認。

瑠華「誰か知らないけど、『跡部様に近づくな』か……」






爆 笑





キタ・・・!この展開がキタ・・・!!
もうあまりにもドリーム的展開が多いから絶対どこかで来ると思ったら
案の定跡部ルートできたああああハハハハハハハ。





想定の範囲内だけど笑いが止まらないよハハハハハハ!!






で、夕方、ステージにて演劇の練習中の跡部を見て、話しかけてみると

跡部「お前か」
瑠華「お疲れ様です」
跡部「おぅ」

あらやだ、なんか対応が変化してるわ。
まるで長年連れ添った夫婦みたいだわ。
学園祭の話題でメニューの確認をして終了。


帰りに、学園祭の入り口で跡部に会ったので「一緒に帰らんかね」と誘ってみました。

跡部「そうだな……たまには歩くのもいいだろう。樺地、車はお前が使え」


いやいやアンタ、跡部家の車なんだからまさか樺地でも1人で乗るなんてそこまで図々しいことは


樺地「ウス」




乗っちゃうのかよ。





その夜、また主人公の携帯に例のメールが。

瑠華(『跡部様に近づくな』……また同じメールだ。着信拒否しとこう)

おおおおキタねキタねぇ。
こりゃ明日あたり無言電話で、学園祭前日くらいにボス登場って感じかな。(←ボス?)



8月25日(木)

今日もお仕事いっぱいだーと思いながら会場入り口へ到着すると、見知らぬ女生徒2人に呼び止められました。

女生徒B「アンタさぁー。最近、調子にのってない?」


・・・あれ?


女生徒A「ちょっと跡部様に構ってもらってるからって、いい気になってるんじゃないわよ?」






もう出てきちゃったのかよ!









昨日メール送ったばっかで、もう正体現しちゃうのかよ!









正々堂々の姿は素晴らしいけども
女特有の陰険さを武器にやってこいよ。(←何がしたいんだ)







瑠華「そんな事ないです!運営委員だから話をするだけで……」
女生徒B「『跡部先輩』って……アンタ、私たちの『跡部様』を気安く呼ばないでよ!」
瑠華「『私たちの』って……おかしくないですか?」
女生徒A「うるさい!」

パシーン





アハハハハハハハ何このドリームすぎる展開!!
ドリームのお約束すぎる展開!!
お約束すぎて見飽きたこの展開も音声付きだと一味違うね!!



叩かれた頬が赤くなってしまったので、医務室で冷やしてから跡部のところへ行って
委員会の報告を伝えてそのまま出ようとすると、案の定、頬の赤みを指摘されてしまいました。

瑠華「あ……あの、走ってきましたから」
跡部「ほぉ。片方だけ赤くなる体質なのか」



不器用ですから。(←そういう問題じゃない)



誰かから平手でも喰らったのかと聞かれて、否定する主人公。

跡部「……お前、まさか……」

どうやら気付かれたらしい。
そうだ、全てお前のファンが問題だ。
むしろお前が問題だ。

跡部「相手は誰だ」
瑠華「…………」
跡部「なぜ黙っている?」
瑠華「言いたくないからです」
跡部「何だと?」


跡部には断固言わない主人公。


自分で解決します!と。




嫌がらせなんてする子は、月に代わってお仕置きよ!と。(←言ってない)





跡部「お前自身に何も問題はない。だから自分に非があると思うな。……お前は実際、よくやってる」
瑠華「あ……ありがとうございます」
跡部「お前だけで解決できるならいいが、無理だと判断したら……俺が対処するぞ」
瑠華「そうならないよう、努力します」
跡部「フッ……いい返事だ。じゃあな」





タ・・・






タキシード仮面様・・・。(←違)







お昼になって、たこ焼き屋台のチェックをして、テニスコートにいる跡部と恋の話題で盛り上がってみました。
理想の女性像について「どんなのだと思う?」と跡部に言われて、「自分と釣り合いが取れる人?」と主人公。

跡部「強いて言えば、物事をハッキリ言う奴がいいな。釣り合うかどうかなんてのはどうでもいい」
瑠華「勝気な感じでもいいという事ですか?」
跡部「まぁ、外しちゃいねぇーな。人の上っ面だけを見てぎゃーぎゃー騒いでる女どもよりはマシだ」

なるほどね。



物事をハッキリ言えれば、例えAガールでも付き合えちゃうってわけね。(←言ってない)







うちも候補に入れるってわけね。(←絶対無理)









夕方は広場にて本の話題を吹っかけてみて、「最近は何読んでるんですか?」とか聞くと

跡部「ゲーテの詩集だ」


どこまでもどこまでもお前はお約束な奴だな。
たまにはキャラを忘れて「メンズノンノ」とか言ってみたらどうだ。
あー跡部様も流行はちゃんとチェックしてるのねーって思わせてくれてもいいんじゃないのか。



8月26日(金)

朝、本館の食堂でお食事している跡部様を発見。

瑠華「先輩が食券を買う姿って……すごく珍しいかも……」
跡部「あのな……お前、俺がどんな学園生活を送っていると思ってるんだ」


そんなの、主人公の口から言わせようってか。



放送コードに引っかかっちゃうじゃないか。(←どんなんだよ)





ちなみに跡部が頼んだのが納豆定食。
納豆を食べたことがない跡部が、珍しいから頼んでみたらしい。
食べ方も知らないので、主人公が「かきまぜてから調味料を入れるんです」と説明。

跡部「フン……素朴な味だな。悪くねぇ」
瑠華(跡部先輩と納豆……ものすごくミスマッチ……)


誰もが思っていることを主人公も思ったところで、特殊話題の『納豆の話題』をゲット。


お昼はたこ焼きの練習をして、テニスコートで跡部と空き缶当てのミニゲームをやって、赤澤人形をゲット。
何故、跡部が赤澤人形を・・・?


夕方、またもやテニスコートにいる跡部に『納豆の話題』を持ちかけて
「納豆が初めてなら、肉じゃがも食べたことないんですか?」と主人公が質問。

跡部「肉じゃが?ああ、あのポトフみたいな煮物か。それは食べた事があるぞ」
瑠華(肉じゃがをポトフって表現するの……初めて聞いた)


どうやら跡部家のシェフが一般的な家庭料理も作るらしい。
でも、牛丼とかラーメンとかのB級グルメは食べたことはないと仰る跡部様。





キミの生まれの不幸を呪うがいい。




瑠華「たまにはそういうのも新鮮でいいと思いますよ。試しに食べてみませんか?」
跡部「フン……面白い奴だな、お前は。妙な事を力説しやがって」


カレーもラーメンも知らないで生きるくらいなら、うちはブルジョワにはなりたくないな。
庶民でいいよ。むしろ庶民がいいよ。



8月27日(土)

朝、広場にいる跡部と学園祭の話題で、材料の追加発注について話し合って終わり。

お昼に、喫茶店の様子を見に行くと、何か完成予想図に比べて素っ気無いと言う宍戸の言葉を聞いて
「外装の装飾は9月1日に業者が壁紙を貼りに来るんだ」と答える跡部。
内装は自分達で無事やりきりました。

それから模擬店スペースにいる跡部に委員会の連絡を告げようとしたら、
突然木材が倒れてきて、跡部がかばってくれたおかげで無傷で済みました。
跡部に怪我はないか気遣う主人公。

跡部「俺は何ともねぇ、気にすんな。それよりも、今逃げて行ったやつら……」



ファンの集いか。(←集い?)



そこに駆けつけた六角中の黒羽に、「どういう管理をしとんじゃー!」と跡部が一喝。
黒羽も素直に謝るけども、「おかしいなぁ」とボヤいてました。

跡部「何がだ?」
黒羽「この木材、ここにしっかりと縛り付けて……あ!」
跡部「どうした?」
黒羽「くくってあったヒモが……切られてる」
跡部「なんだと?」
黒羽「それに……木材に釣り糸が結んであるぞ。なんだこりゃ?」
跡部「……そこまでやるか。ったく……」


そんなことしちゃうくらい跡部のことが好きなんですよ。




あ、間違えた。






好きってことさ。(←何で言い改めるの)







とりあえず、全面的に黒羽のせいじゃないのに怒ったことを謝る跡部。
こういうところは人間としてちゃんとしてるんだな。

本館に戻ってから、「これ以上放っておいたら怪我人が出る」と言う跡部。

瑠華「…………そこが、わからないんです」
跡部「あーん?」
瑠華「あの人たちは跡部先輩のファンなんでしょう?それなのに……さっき、跡部先輩まで巻き込みそうになっていたじゃないですか……好きな人に怪我させたいんですか……?おかしいです……」
跡部「あんな奴らの思考なんて、俺にわかるかよ」
瑠華「……おかしい、です……」
跡部「ったく、なに泣いてんだ」
瑠華「泣いてないです……」
跡部「……そうかよ。とにかくお前は心配するな。あとは俺に任せておけ」


主人公のこういう性格は結構好きかもしれん。
いや、ラブじゃなくてね。
普段は強いというか、責任感の塊みたいな感じだけど、人のことを思ってホロリ、みたいなね。
いや、ラブの意味じゃなくてね。


夕方は模擬店スペースにて跡部を発見。

跡部「やっときたか」
瑠華「はい?」
跡部「……いや、こっちの話だ。それより何か用か?」

対応変化してる・・・もう明らかにラブモーションじゃないですか跡部様。
こりゃもう恋の話題を吹っかけるしかないね!
「近くにいるだけで嫉妬の対象になるなら、彼女になる人は苦労しますねー」と主人公の言葉を、鼻で笑い飛ばす跡部。

跡部「今後も続くようなら俺に言え」
瑠華「え?でも……」
跡部「お前は、この俺が自分に関する事も片を付けられない男だと思ってるのか?」
瑠華「いえ!思ってないです!ただ、迷惑かけたくなくて……」
跡部「バカだな、お前」
瑠華「え?」
跡部「俺は自分がしたいと思ったことしかしない。その時は自分の意思でのみ動く」


ああ、まさに唯我独尊のお前らしい言葉だよ・・・。


跡部「お前がどう思おうが関係ない。他の奴等なんか、もっと関係ない。だから、気にすることはない」


キャアアアアアア
ちょっとオイオイ今の一言は結構クるもんじゃないの?
胸がキュルルンしちゃうんじゃないの?え、どうなのよ、オイどうなのよ?(←聞くなよ)



その日の帰り、一緒に帰ることになったんだけども、その帰り道の途中で

跡部「おい、李央」
瑠華「…………はい」
跡部「何だ、その間は」



不意打ちの名前呼びはダメだってばキミィ。



どうして急に名前で呼ぶのかと尋ねると、「呼びたかったから」とサラリと答えられてしまいました。

瑠華「そうですか……?」
跡部「そうだ。これからは名前で呼ぶぞ。お前はどうしたい?」
瑠華「え?」
跡部「俺を名前で呼びたいのか?」
瑠華「……いいえ、今までどおりで」


跡部のことを名前で呼ぶのは特別な人だけですからと主人公が告げると、半分当たってると言う跡部。

跡部「ああ。ま、今は半分でいいさ」



何なんですかこの余裕たっぷりの男は。


こちとら既に余裕が無いと言うのに。



さらにその夜、跡部から電話があって「明日ヒマか」と言われたので、当然YES。
行き先を告げられずに、とりあえず駅前に10時待ち合わせ。



8月28日(日)

主人公が先に待ち合わせ場所で待っていると、待ち合わせ10分前に跡部が到着。
「早いですねぇ」と主人公。

跡部「当たり前だ。女性を待たせるのは失礼だろう」








その言葉、はばたき学園に通う
美の申し子にも言ってやってくれ。












自分が遅刻しといて「僕は気にしない」なんて
悪びれることもなく言うアイツに
是非言ってやってくれ。










今日の行き先を尋ねると、オペラを観に行くらしい。
こんな格好でいいんですか!?と慌てる主人公。

跡部「気にするな。観客は俺とお前だけだ」




気にすべき要素が増えたぞ。




豪華な演奏の後、2人分のショボイ拍手を響かせて会場を出ると
オペラ歌手の人たちに申し訳ないなぁと言う主人公に、
プロはそういうのは気にしないと答える跡部。
お前が気にしてくれ。


続いて、またも貸切のクラシックコンサートに行って
どうにも不満顔の主人公を見て、「貸切は嫌か?」と尋ねる跡部。

瑠華「あまりこういうのは……」
跡部「好きじゃねぇってのか?」
瑠華「好きではないです」
跡部「はっきり言うな。だが、こんなのはすぐに慣れる」


「こういうのは贅沢だ」と呟く主人公に、「本当の贅沢は金じゃなくて時間を使うことだ」と意見する跡部。
さらに「贅沢は余裕を表しているから、余裕の無い奴は人生を無駄にしている」とのこと。
あ〜・・・確かに、それは納得できるかもしれん。


跡部「ま、今度はお前に合わせるか……」
瑠華「え?」
跡部「……いや、何でもない。それじゃ帰るぞ。送って行く」


バッ・・・お前、バカ!そんなところで恥らってんじゃない!
中学テニス界の帝王の名前は何のためだ!!(←関係ない)



8月29日(月)

朝、広場で神尾と話してる跡部を発見。
ケンカ腰の神尾に対して「千石に勝ったってことは、ちょっとは出来るようになったんだなー」と挑発する跡部。

瑠華(……なんだか楽しそうね、先輩。声かけるのはやめとこうかな……)

確かに跡部は楽しかろうが
神尾にとっちゃ迷惑極まりないから声かけてやれよ。


そのままボーッとしてたら、桃城とぶつかってしまいました。
お互いに謝って桃城が去っていったところで、跡部が登場。

瑠華「あ、先輩。お話は終わったんですか?」
跡部「……んな事より、何を話してたんだ」
瑠華「?さっきの人ですか?ぶつかったから謝ってただけです」
跡部「それだけか?」
瑠華「それだけですけど……先輩、どうかしたんですか?なんだか機嫌悪くないですか?」
跡部「……誰のせいだ」
瑠華「はい?」

うっぷぷぷぷぷぷ余裕がないよ跡部、跡部の余裕がなくなってるよちょっとどうしよう。
桃城相手に余裕がない跡部ってどうなのよもう勘弁してくれよ。
夜というのに派手なレコードかけて朝まで騒ぎまくろうワンマンショーでですよ。たまんないよもう。



「それよりここで何してたんだ」と尋ねてくる跡部に、「先輩が他の人と話してたから声かけようか迷ってた」と答える主人公。

跡部「そういう時は迷わず声をかけろ。……お前は危なっかしい」
瑠華「え、そうですか?」
跡部「そうだ。……ナンパされてるのかと思ったじゃねぇか」




パ・・・









パターン、赤!!













鼻血です!!!












その後、まだ話すチャンスがあったので、おしゃれの話題を持ちかけてみました。
香水つけてるけど、香りで選んでるから銘柄は知らないと言う跡部。
「お前もつけてるだろう」と跡部に言われて、否定する主人公。

跡部「そうか?香りはするんだがな。特に……」
瑠華「!!せ、先輩っ!!」



キャアアアアア!!!




主人公の髪の毛掬って匂い嗅いでらっしゃるうううう!!!(←何で敬語)






跡部「いつも冷静なお前が、そこまで慌てるとは……なかなか面白いな」







面白比べなら試合前のお前のデモンストレーションの方が確実に上だぞ。







跡部「それくらいで固まってるようじゃ、俺とは付き合えねぇぞ」
瑠華「それってどういう……」
跡部「自分で考えな。じゃあな」




放置プレイかよ。
さっき桃城にナンパされてると思って余裕をなくしたお前はどこ行ったんだ。
ってか最強の伏兵はお前の学校にいるレンズには何も仕掛けは無いクラフティボーイだぞ。




お昼は、まず、たこ焼き作りの練習をしてから、広場にいる跡部と本の話題をば。
跡部は第二外国語でギリシャ語を取ってるとか、そんな話でした。


夕方になって、本館に行くと、急いでるらしい跡部とバッタリ遭遇。
「あいつらより先に会えて良かった」と言う跡部に、主人公はキョトン顔。
すると足音が近づいてきたのを聞いて、跡部に手を引かれて物陰で抱きしめられる形に!!
足音が過ぎるまで、しばらくその体勢でいることに。

どうやら、今まで主人公に嫌がらせしてた連中に跡部が忠告しに行ったら
逆ギレされてしまい、主人公を引っ張ってこようとした奴を追っていたら主人公に出会ったらしい。
「今日はもう帰れ」と言う跡部に、「委員会の仕事がまだある」と断る主人公。

跡部「俺は……お前が傷つく姿は見たくない」


何言ってんだよ。




傷は戦士の勲章だぜ。(←お前いつから戦士になったんだ)





しかし説得され続けて、とうとう迷惑かけて申し訳ないと謝る主人公。

跡部「迷惑だと思ったら、ここまでやるかよ。俺がしたいように、やっているだけだ」
瑠華「え?それどういう意味ですか?」
跡部「……お前、鈍いな。まぁいいさ。その方が俺もやりがいがある」



もう・・・もう・・・どうして、うちの隣に誰もいないんだ。
誰かの肩をバンバン叩きたいんですが。(←迷惑)
むしろシェイクハンドしたいんですが。(←迷惑)
1人で悶絶するのも限界があるんですよ、そこらへんわかってんのか跡部、貴様。



8月30日(火)

朝、テニスコートに行くと跡部に呼び止められました。

跡部「お前……」
瑠華「はい」
跡部「……いや、もうすぐ本番だな」



跡部のバカ!いくじなし!!(←クララ?)




で、学園祭の後はどうするんだ?とかそんな話へ。

跡部「フン……お前、帰宅部だったな」
瑠華「はい。私、言いましたか?」
跡部「俺は生徒会長だからな」
瑠華「あ、だからご存知なんですね」
跡部「…………鈍いヤツ」



生徒会長が全生徒の部活を把握してるわけないじゃないか。
どうしてそこに疑問点を抱かないんだろう、主人公。



お昼になって、テニスコートにいる跡部とテニスの話題をして、ライバルって誰?と聞いてみました。

跡部「ライバルか……俺が認めるのは青学の手塚と立海の真田ぐらいだ」

まだ越前リョーマは跡部の眼中には入ってくれない様子。
そして、跡部の試合を見てみたいな〜と言い出す主人公。

跡部「その時は来ればいい。好きなだけ俺の勝利を見せてやる」




あの爆笑デモンストレーションもな。





夕方、本館を歩いていると何か騒いでる声が聞こえて、気になってそっちの方へ近づいてみる主人公。

跡部「……これ以上手出ししたら、分かってるんだろうな!」
瑠華(え!?跡部先輩が怒ってる!?)
女生徒A「……あの女がいけないのよ!私たちの跡部様を奪おうとしたんだから……!」

どうやら嫌がらせしてる女子生徒に牽制してるらしい。
っていうか、このファンの女生徒も跡部を『様』付けしてるくせにタメ口きいてるぞ。


跡部「お前たちと話す事はない!二度と俺たちに近づくな!!」


一喝したところで跡部が出てくると、そこで主人公とバッタリ。気まずい空気。


跡部「今は何があっても、この先には行くな」
瑠華「えっ……」
跡部「お前には何も見せたくない。それに、知らなくていい事だ」
瑠華「……は、はい」
跡部「今日は出来るだけ俺の側にいろ。お前を危険な目には遭わせない」



うわ〜ほんとにドリーム小説でしか見れないと思ってたことが
音声付きで起きてる・・・。
っていうか製作者に絶対腐女子がいる・・・!!



その夜、跡部から電話。
予想通り明日のお誘いで跡部に「駅前に10時」と言われて、「どこ行くんですか?」と主人公。

跡部「……どこがいい?」




決めてないんかい。





行き先も決まってないのに待ち合わせ時間と場所だけ決めるっておかしくないか?
しかし今回は主人公の行きたいところに行く、ということなので
「遊園地に行きたい」と言うとあっさりOK貰えました。



8月31日(水)

待ち合わせ時間の20分前に行ったら、既に跡部がいました。

跡部「言っただろーが。女性を待たせるのは失礼だと」







その言葉をはばたき学園の美の申し子に(←いいから)







しかし跡部を待たせるのは自分が気後れすると主人公が言うと、
じゃあ次からは主人公の到着時間の5分前に来る、と跡部。

瑠華「え?次からって……私、そんなに落ち込んでないです。元気付けていただかなくても大丈夫ですよ?」
跡部「?どういう意味だ、それは」

主人公が言うには「こうやって誘ってくれるのは、嫌がらせで落ち込んでるのは元気づける為でしょ?」ということらしい。
それを聞いて拍子抜けする跡部。
だって、それ以外だとデートみたいじゃないですかー、と続ける主人公。

跡部「デートだろうが」








パトラッシュ・・・なんだかとっても眠いんだ・・・一緒に眠ろう・・・








こういう言葉はズバリ言ってしまうので困っちゃいます跡部様。
そんなやり取りの後、主人公の希望通り遊園地へ。
そしてここでも主人公の乗りたい物に一緒に乗ることに。

瑠華「待ち時間が結構ありましたけど気になりませんでしたか?」
跡部「いや、待つのも悪くない。…………お前といるなら」






どうしよう。







跡部様が乙女街道を驀進していらっしゃる。




そんなセリフ!そんなセリフ!ドリームだけでいいのに!
とうとう画像と音声が一緒になって実現しちゃってあああああああああどないしようこの高鳴るハート!!(←落ち着け)




遊園地を出て、「デートをするならもっと素敵な人を誘えばいいのに」と、またトンチキなセリフを抜かす主人公。

跡部「お前……わからねぇのか?」
瑠華「はい……」
跡部「チッ……こいつは強敵だぜ」



お前も充分強敵だよ。あらゆる意味で。



9月1日(木)

始業式の後に会場へ向かって、テニス部員達に「明日の慰労会に水着持ってこい」と伝えてから模擬店チェックへ。
喫茶店の壁紙を貼る業者がいないのを変に思って、跡部のところへ確認に行くと
外装業者が食中毒になってしまったらしい、とのこと。
しょうがないので夜7時までかけて全員で貼ることに。
なんとか貼り終えて、「全員で帰るぞ」と言う跡部の発言に、「車は!?」と主人公ビックリ。

跡部「バーか。こういう時はみんなで帰るもんだ。お前も一緒にな、李央」

跡部もこういうところは中学生、というか青春してるな・・・。
どうせなら全員車で送ってくれよ。



9月2日(金)

慰労会の前に、テニスコートにいる跡部に話しかけて「慰労会で何するんですかい?」と尋ねてみました。

跡部「……知りたいか?」







なんで吐息交じりで言うんですか。







言い方のヤラシイ跡部は結局教えてくれませんでした。
そして慰労会が開始。

跡部「OK、みんな集まったな」

1人でハリキリモードです。
みんなから「何やるんだコノヤロー」と言われて「水泳大会をやる」と答える跡部。
優勝賞品はないが、最下位の奴には乾特製イワシ水が待っている、とのこと。
イワシ水を見た青学と六角のビビリ具合を見て、躊躇う氷帝メンバー。

跡部「ふっ、少しは本気になったか?遊びとはいえ、刺激がねぇとな」
桃城「刺激ありすぎだってーの!」
菊丸「大体なんで跡部がイワシ水のこと知ってんだよ?」
跡部「ふん、俺様の情報網をなめるなよ。そんなこたぁ、とっくに調査済みだ」



お前こそそんなこと調べてどうする気だ跡部。
試すのか?これから部活に取り入れるのか?



様々な種目の後、最終種目の水球で、主人公が跡部に大きな声援を送ります。

葵「なんと!跡部さんが強烈なバウンドシュートでゴールを狙う!決まったあぁぁぁっ!」
樺地「ウス」


・・・普通だな。
樺地、何のコメントのしようが無かったんだろうか。


優勝は当然跡部に決定。イワシ水の犠牲者はジローでした。

跡部「ジローか。これでアイツも目が覚めただろう」




逆に目を覚まさなくなったと思うぞ。




9月3日(土)

朝、合同学園祭の開会式で、開会の挨拶をするのはもちろん跡部。

跡部「レディース、アンドジェントルマン!いよいよ合同学園祭のスタートだ!」



お前もっと中学生らしい開会の挨拶しろよ。



跡部「堅苦しい話は抜きだ。存分に楽しんでいけ。これは命令だ。いいな?」
忍足「……こういう時まで偉そうやな」




そっとしておいてあげて。






午前中は一人で模擬店を回って、お昼からアトラクションコンテストの見学。
ハムレットを演じる跡部にメロメロの主人公。
意外とファンタジー服が似合うかもしれない、跡部。
その後は一緒に模擬店を回ることに。

まずは不動峰のお化け屋敷へ。

神尾「なんだ、跡部か」




超嫌そう。





主人公がお化け屋敷に入るのを嫌がったので、結局入らないで次の店へ。
お次は青学の綿菓子屋へ。

手塚「よく来たな、跡部」




無愛想ー!!





綿菓子屋なんて、子供が寄ってきてなんぼなんだから、もっと愛想よくやろうよ手塚・・・。

跡部「綿菓子屋とは……似合わねぇな、手塚」
手塚「そうか。それで、買っていくのか?」
跡部「この俺が綿菓子を食うと思うのか?」
手塚「……思わないな」
跡部「正解だ。行くぞ」



主人公の意見も取り入れて下さい。




夕方、アトラクションの結果発表でハムレットが優勝だと聞いて喜んだ後、
また引き続き一緒に模擬店を回ることに。
周りの女子生徒の視線を今更痛がる主人公。

瑠華「何だか……殺気を感じます」
跡部「慣れろ」






役に立ちそうもないアドバイスありがとう。







忍足のたこ焼きを食べに行くと、隣の氷帝の喫茶店の行列に並ぶ女子生徒からの殺気をますます感じる主人公。
跡部はそんなの気にせずに、忍足のおごりでたこ焼き2つ貰って、早速食べてました。
初めてのたこ焼きに跡部様、結構満足。
まぁ作った人が本格志向だからな。

瑠華「じゃ、私も」
跡部「待て」
瑠華「え?」
跡部「俺が食べさせてやる」




・・・・・・







・・・・・・









さぁ、僕を消してくれ。







消えたい!今この場から消えたい!むしろ画面を消したい!
ああああチクショウ跡部め!!悶える!このまま悶死する!死ぬ!あががががが誰か助けて!!!




主人公も主人公で、周りの視線が痛いながらも跡部があんまりしつこいので
観念してアーンしてましたよ、殺気で味なんて分からなかったみたいだけど。



忍足「……取り込み中のトコ悪いんやけどな」
跡部「なんだ?」
忍足「店の前でそういうんは止めてくれ。お客が引く」




もっと早く言わんかコノヤロウ。



何故一連の動作を見終わってからそんな発言するんですか忍足。
お前も実は面白がってるんじゃないだろうな。



9月4日(日)

朝はまた1人で模擬店巡り。

お昼に、喫茶店のところへ行って「売り上げはどうかね?」と聞くと、悪くは無いらしいが、お客の回転率が悪いとのこと。
そこで「低価格でボリュームのあるメニューを追加すればいい」と主人公が提案。
早速そのアイデアを取り入れると、客の回転率も上がって売り上げが伸びてきました。
ちょっと落ち着いたところで、跡部と2人で休憩がてら模擬店巡りへ。

まずは立海のスマッシュDEビンゴへ。
真田が満を持しての登場で、ゲームの説明してくれました。
テニス部員にはハンデとして目隠しがあるらしいけど、くだらねぇと言って跡部は去ってしまいました。

次は六角の海の家へ。
当然、海の家を知らない跡部に主人公が説明しようとすると、タイミング良く出てきた佐伯が代わりに説明してくれました。
でも結局何も買わずに帰ることに。



夕方になって、模擬店コンテストの発表。
優勝は氷帝の喫茶店で部員一同大喜び。
跡部に褒められて主人公もドッキドキ。

跡部「これで学園祭も終わるな。ま、俺の筋書き通りにはなったが」





まだ告白という最終関門が残ってるぞ。







跡部「よーし、みんな楽しんだようだな。それじゃあ……」
大石「ちょっと待てよ。締めの挨拶はウチの手塚がやるはずだろう」
真田「ふん、目立ちたがりめが」
跡部「ちっ、気付かれたか。まあいいさ。じゃ、手塚。しっかり締めてくれ」




跡部・・・・いや、もう何も言うまい。
これが跡部だよ、これでこそ跡部だ。





手塚の締めの挨拶の後、社交ダンスが始まるんだけども、ダンスに自身の無い主人公がウジウジやってるところに
跡部が登場して「リードしてやるから来い」と言われました。
でも「また迷惑かけちゃうから」と断る主人公。

跡部「安心しろ。もうあんな目にはあわせやしない。……お前、俺が信用できねぇのか?」
瑠華「い、いえ……」
跡部「じゃあ問題ないな。踊るぞ。……お手をどうぞ、お嬢さん」



告白シーンはまだなのに、もうダウン寸前なんですがどうしたらいいですか。



踊りながら「俺と一緒にいるならダンスくらい出来ないとダメだ」とか言う跡部に
主人公はキョトン顔。
しかし跡部は気にせずに「どうして俺がお前と踊ってるか考えてみろ」と言い出して
主人公ますます困惑。

瑠華「……もしかしたらって……以前から考えていたことがひとつだけあるんですけど……」
跡部「ほぅ……何だ?言ってみろ」
瑠華「それは……言えません。だって、ただの希望ですから」
跡部「希望か……」
瑠華「はい」
跡部「なるほど……その返事で充分だ」


もうその言葉で告ってるようなもんなんですが。



さて・・・




問題は次からです。





みなさん準備はいいですか。
ウワサには聞いていたものの、まさかホントに来るとは思わなかったので
油断してた犬山は動悸・息切れが激しすぎて途中放置しました。
落ち着いて、みなさん落ち着いて。
多分予想してると思うけど、その予想は見事当たってると思うけど落ち着いて。



跡部「ちょっと動くな」
瑠華「は、はい」
跡部「…………」
瑠華(うわ……突き刺さるような視線をたくさん感じる)
跡部「いい具合に注目を集めてるな。よし……その姿勢のまま、眼を閉じろ」
瑠華「え?何でですか?」
跡部「いいから、言う通りにしろ」
瑠華「は、はい」
跡部「……そのまま動かず、黙ってろよ」
瑠華「はい……」



この時、まだ何をされるのか分からない主人公。
大人しく眼をつぶってされるがままです。



瑠華(え……なに?今、口になにか……)







助けてください!
誰か助けてください!!








瑠華「先輩……今、何をしたんですか……?」
跡部「フッ……さぁな」










ひ〜とみ〜をと〜じて〜
き〜みを〜えが〜くよ〜
そ〜れだ〜けで〜い〜ぃぃぃいいい〜〜











芥川「うわぁ〜!!跡部すげーー!!はずかC〜〜」
宍戸「よくやるぜ、まったく……」
向日「なぁ侑士、あいつら、付き合ってたのか?」
忍足「いいや、まだ付き合うてないで。あの子が固まってるところを見ると、さっきのキスも同意無しやなぁ」
瑠華「……キ、キス!?」
跡部「なんだ、もう一回して欲しいか?」


主人公が困惑してるのも気にせずに、跡部はその場の全員に向かって


跡部「聞け!こいつは……俺の女だ!」







堂々宣言。






跡部「これから先、こいつにちょっかい出す奴がいたら男だろうが女だろうが関係ねぇ。この俺が全力で潰す!いいな、覚えておけ!」
鳳「うわぁ……さすが跡部さん……」
日吉「ほんとに……どういう神経してるんだ、あの人は……」




とりあえず尋常な神経の持ち主じゃないことは確かだな。
そのまま跡部に、広場まで連れて行かれる主人公。
あんなに堂々と宣言されたけれども、やはり自分でいいのかと疑問をぶつけてました。

跡部「お前がいいんだ。……信じられねぇか?」
瑠華「先輩……本当に……?」
跡部「信じられるまで、何度でも言ってやるよ。お前が好きだ」








ひ〜とみ〜をと〜じて〜(←もういい)










そしてエンディング。
主人公の膝枕で眠る跡部。
ノアアアアアアこのCGがどこで使われてるのか気になってたけど、ここかああああ!!!



どうやら場所としては跡部家の庭なんでしょうかね。
何で制服なのかよく分からんが。

跡部「もう少し……寝る……」
瑠華「はい」
跡部「……俺が起きたら……甘えさせてやる」
瑠華「え?」
跡部「久しぶりの休みで……学校以外で二人きりになるのも……久しぶりだ……」
瑠華「……先輩?」
跡部「もうちょっと……俺に甘えろ……じゃなきゃ……つまんねー、だろ……俺、が……」
瑠華「……はい、先輩が起きたらいっぱい甘えますね……」
跡部「…………」
瑠華「大好きです、景吾先輩……」







そのまま眼を覚まさないかもしれないよ。(←死ぬの!?)



跡部様はやっぱり跡部様でした。
王道をどこまでも貫いてくれました。
とりあえずファンからの嫌がらせとか、ドリームでしかあり得ない展開が拝めて満足です。
しかし「女性を待たせるのは失礼」とか紳士なセリフをかましてましたけど
原作では弁当作ってきた女子に「黙れメス猫」とか言ってませんでしたか。
そこらへんどうなんですか、紳士として。



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