天根 ヒカル〜あまね ひかる〜



六角中学テニス部2年生。
何かにつけてダジャレを言いたがるために、相方(?)に黒羽に蹴りを入れられるがくじけない。
むしろ「やめてくれ」と言いつつも、それを喜んでいるように思われる。






・・・マゾ?






そして、髪の毛がスーパーハードにセットされている。
普段のテニスの試合では乱れることがないくらいにセットされている。
毎日の洗髪は絶対欠かせない。
ハゲ予備軍(危険度高)である。



8月20日(土)

六角中テニス部担当の学園祭運営委員になった主人公瑠華李央
部長の葵に紹介されて挨拶。

天根「担当は、たんと仕事がある……プッ」
黒羽「ダビデ!てめぇのくだらねぇダジャレはもう聞き飽きたっつってんだろうが!」
天根「!?ちょっ、バネさん、タンマ!」

おうおう、相変わらずやっとるねぇ。
これからずっとダジャレ野郎のケツを追いかけるわけだけど、一体天根ルートのテーマは何だろう。
「全くダジャレが思いつかなくなる」とかだったらどうしよう。
天根のアイデンティティが崩壊してしまう。



8月22日(月)

朝は出店する模擬店を決めるミーティング。
「食べ物屋がいい」と一致団結するが、具体的にどうするかで色々と提案されて、全くまとまらず。
そこへ天根の「全部一緒にしちゃえば?」の一言で、海の家に決定。
それを主人公が委員会へ報告して、その後に本館にいる天根に話しかけてみました。

天根「ダメ。忙しい」






ニホンゴムズカシイと同じニュアンスで断られました。





非国民か貴様は。



お昼は海の家ブースの確認へ。
必要な備品のリストアップをしながら「ガスコンロは必要だよね」と話していると

天根「ガスコンロは今度でいい……プッ」
黒羽「ダビデっ!」
天根「うわっ!バネさん、タンマっ!」

いつでもどこでもダジャレを考える天根もすごいが
そのダジャレを1つとして聞き逃さない黒羽はもっとすごいと思います。


それから模擬店スペースでまた天根に話しかけたけど
またさっきと同じように断られました。



夕方になってテニスコートに行くと、一人でテニスの練習をしている天根を発見。

天根「たまにはボールを打たないとな」
瑠華「えっと……今の、ダジャレ?」
天根「ん?おお!ボールをタマに打つ、か!……気がつかなかった」


やべーーー!!
これじゃ主人公がサブイじゃん!

とか思ってたら、天根が「ダジャレの才能あるんじゃないか?」とか言ってきやがりました。
そこで選択肢が出現。
個人的には「そんな才能があっても……」と謹んでお断りしたい、というか勘弁して頂きたい感じだけど
多分それだと印象悪い気がするから「天根くんには負けるよ」をチョイスしておきました。
さらに「天根くんのダジャレ面白いよね」とヨイショも忘れない主人公。

天根「……なんと」
瑠華「何でおどろくの?」
天根「いや、面白いと言われたのは初めてだ」




・・・・・・








ごめんなさい
こういう時どんな顔していいか分からないの









乾いた笑いしか出ませんがな。
「へぇ」としか言えませんがな。
優しく肩でも叩いてやれば良かったんでしょうか。



8月23日(火)

朝は広場にて天根に挨拶をしたら、何かを背中に隠されて、誤魔化されました。
しかし目ざとく見ていた主人公にバレて、潔く小さいノートを出す天根。
はて、なんぞや?

天根「ネタ帳だ」





お前テニス部辞めて落語研究会入れ。





ダジャレを思いついたらすぐメモを取れるように、いつも持ち歩いているらしいです。
それを聞いて「そんな熱心にダジャレのネタを考えてるなんてすごい」と言う主人公。

天根「それは褒めているのか?」





いや、バカにしてんだよ。





お昼になって、アトラクション会議。
ストリートダンスが提案されたと聞いて、黒羽に続いて天根も参加することに。


それから模擬店スペースにて学園祭の話題を持ちかけてみたら
主人公の頑張り具合を褒めつつも、「無茶するなよ」と優しい言葉をかけられました。
まさかこんな初期段階でこんな優しい言葉をかけられるとは思いませんでした。
もう落ちたの!?(←早すぎる)



夕方、広場に行くとストリートダンスの打ち合わせ現場を目撃。
寝ているジローに呆れる向日。

天根「……大丈夫なんスか?」




お前もいろんな意味で心配だよ。




とにかくその打ち合わせで特殊話題『ダンスの話題』をゲット。
それから普通に話しかけてテニスの話題で、オジィの手作りラケットについて語ってました。



8月24日(水)

朝、広場にて!?マークがあったので見てみたら、落し物を発見。



天根のネタ帳でした。



・・・残念です。
どうしてここに選択肢が出ないんでしょう。

@天根に渡す
Aシュレッダーにかける
B会場入り口に貼り出す


くらいの選択肢は欲しかったです。(←いじめか)



とりあえず、このネタ帳を拾ったことで特殊話題の『ネタ帳の話題』もゲット。


それからテニスコートでラケッティングのミニゲームをやって、ジロー人形をゲット。



お昼は海の家の組立作業。
すだれを取りに行くのに天根を誘って一緒に倉庫へ。
倉庫内で2人ですだれを探していると、突然主人公が叫び声を上げて、それに驚く天根。

天根「な、なんだ!?どうした!?」
瑠華「ね、ねねね、ね……」
天根「ねこ?」
瑠華「ネコはチューなんて鳴かないわよっ!!ネズミよ、ネズミっ!」

慌ててる割に、しっかりツッコミを入れてる主人公。
意外とタフじゃないか。

怯える主人公に代わって天根が辺りを見て、「もういない」とのこと。

天根「大丈夫。ネズミだけに、よくチュー意して見たから……プッ」





バネさーーーん!!!(←呼ぶなよ)





それから広場にて『ダンスの話題』をふっかけて、
「派手なショーになりそう!」とワクワクする主人公に対し、「チームワークが不安」と天根。

瑠華「いざとなればお得意のダジャレでみんなを笑わせてあげればいいのよ」




非常に危ない賭けだと思いますが。




あんだけバネさんから激しいツッコミ(蹴り)、さらには他の人間はスルーという
酷い扱いぶりを目にしてきたにも関わらずこんなアドバイスを送る主人公は勇者だと思います。
その後、携帯番号を聞かれたので教えておきました。



夕方には、模擬店スペースにて『ネタ帳の話題』。
拾ったネタ帳を本人に見せると、ひったくるように取られて主人公ビックリ。
「中身見た?」と疑いの眼差しを向ける天根に、「そんなことしない」と否定する主人公。
シュレッダーにかけようかとは思ったけどね。(←思ってません)
しかし主人公が中を見てないと知って、天根も安心した様子。
「先にネタバレしたら面白くない」からだそうです。






この前「初めて面白いって言われた」とか
ほざいた奴のセリフとは思えない。







8月25日(木)

朝、広場にて恋の話題…のはずが、何故か「黒羽のツッコミは痛い」という話になってました。

瑠華「男と男のぶつかり合い、真剣勝負だね」
天根「いや、そこまでは言ってない」







天根につっこまれた・・・!!!(衝撃)







お昼は海の家のメニューの調理実習をして、それから本館の食堂で食事をしようとしてる天根を発見。
了承を得て、向かいの席で一緒に食べることに。

天根「素敵なステーキ……プッ」
瑠華「ぷっ……あははは」
天根「カツオのタタキをいタタキます……プッ」
瑠華「あはははは」
天根「むぐ、むぐ……サラダを皿だけにする……プッ」
瑠華「あはははは……お、お腹痛い〜」
天根「シューマイはこれでおしゅーまい……プッ」
瑠華「あははは……だ、ダメ、ツボにはまった……苦しい〜」
天根「ほうれん草のおひたしなんておひたしぶり……プッ」
瑠華「く……くるし……も、ダメ……」





ダメなのは、むしろお前らのやり取りの方だ。





こんな所で怒涛のラッシュをかます天根も天根だけど
それがツボだと言う主人公の笑いのセンスを疑わずにいられない。
さらには


天根「嬉しい……これだけ笑ってもらえたのは久し振りだ」




感動されてしまいました。




っていうか、「久し振り」って言ったな!?
他にもこのダジャレがツボとか言ったやつがいたのか!?



夕方になってから模擬店スペースで食べ物の話題を持ちかけて
お中元でもらった水ようかんを天根に渡す主人公。

天根「水ようかん……ようかんはヨウカンデ食べる……プッ」


いや何でもよく噛んで食えよ。



8月26日(金)

朝、広場にて何かを探してる様子の天根に声をかけると「サザエを探してる」と言われました。
な・・・何故サザエ・・・。

天根「形が気に入ったから」

最初、天根が何を言ってるのか理解出来なくて「海に行けよクソが!」(←口が悪い)とか思ってたんですが
どうやらその形の気に入ったサザエを会場内で落としたらしいです。
結局その時は見つからずに終わりました。


それから普通に話しかけて学園祭の話題をば。
不足してる物あったら言ってね、と天根に告げる主人公。

天根「不足……あるな。不足しているもの」
瑠華「え?何?」
天根「ギャグのネタ」




だからお前は一体何を目指したいんだ。




お昼になって、ステージに行くと!?マークが。









サザエでございまーす!







サザエさんを拾いました。(←『さん』はいらない)
とりあえず拾っておきました。
特殊話題『サザエの話題』もゲットしました。



それから天根のいる模擬店スペースへ行って、早速『サザエの話題』を持ちかけて、サザエを渡すと天根大喜び。
どうやらこのサザエは天根の宝物らしいです。




不憫な奴。(←不憫言うな)




しかし主人公も、天根の気持ちは分かるらしい。
ここにも不憫な奴が!?


天根「バネさんに言ったらバカにされたからなぁ。これの価値がわかるとはお前もただ者じゃないぞ」


え、価値あるの!?値打ち物なの!?
お宝探偵団とか出したら「いい仕事してる」とか言われちゃう!?(←絶対言われない)



夕方になってからまた模擬店スペースに行って天根に話しかけると、買出しに誘われました。
快く承諾して、何を買うのかを尋ねると

天根「ソースだ」
瑠華「そーっスか」
天根「ん〜……イマイチ」






お前に言われたくない。






天根の知っている特製ソースを作っている店でソースを買って
主人公も特製紅しょうがを売っているところを知っているから、ついでに買うことに。


天根「なるほど。紅しょうががなければショウガないが……プッ」




さっきの主人公のダジャレのレベルとどう違うのか教えて欲しい。




最後に自分で笑わないとダメなんだろうか。



で、その日の帰りは天根と一緒に帰ることに。
六角テニス部は上下関係が厳しくないという話の流れで、「もう少しフランクでいい」と言い出す天根を
全く理解できない主人公。

天根「簡単な事だ。俺のことは苗字ではなく『ヒカル』と呼んで欲しい」



何故ダビデじゃないのか。



やっぱり好きな人にはあだ名じゃなくて名前で呼んで欲しいってことですかね。


瑠華「え?いいの?」
天根「ああ」
瑠華「じゃ、私の事も名前で呼んで欲しいな……なんて」
天根「うっ……い、いいのか?」
瑠華「そ、そりゃあ……その方が公平でしょ」
天根「わ……わかった」



天根、少しうろたえているようだけど最初からこれを狙っていたんじゃなかろうか。



8月27日(土)

朝は広場にて、おしゃれの話題で普段の服装の話とかして終了。


お昼から海の家のメニュー会議をして、それから模擬店スペースでゲームの話題。
というか、主人公が現実逃避してただけでした。
天根のダジャレに付き合うのに疲れたんでしょうか。


鬱病になる前に改善したいですね。(←いつの間にそんな深刻な事態に)


夕方になって本館でテニスの話題で他愛ない話をして終了。



その日の夜、天根から電話があって、「無料チケット貰ったから水族館に行こう」と誘われました。
いや〜女子を誘い慣れてない感じが出ててドキドキですよ。
胸キュンですよ。



8月28日(日)

待ち合わせ場所に来たのは主人公の方が早かったけど、天根も15分前に来ました。

天根「まあ、お前を待たせるわけにはいかないからな」





衝撃です。
あの氷帝のエロガッパ跡部様ですら、「女性を待たせるわけにはいかない」と
敢えて不特定多数だったのに、天根は主人公指定で「待たせるわけにはいかない」と。
ストレートだなぁ、天根。


水族館に着いて何処に行くかということになって、「イルカのショー」を希望する主人公。

天根「うむ。イルカを見るか……プッ」

いやそれちょっと厳しいな。
少し無理矢理だな。


イルカを見た後にクリオネの話を主人公が始めたのをきっかけに、クリオネを見に行くことに。
「テレビで見たことある」と話す天根に対して、主人公のクリオネの感想は選択肢で選ぶらしく
『キレイ』とか『可愛い』とかあったんですけど、興味本位で『怖い』を選んでみました。
なんかいい感じに親愛度が上がりました。何故だ。



その後に土産物コーナーで買い物をして、ここでも選択肢が出現。
『クリオネのストラップ』『イルカのマグカップ』『ペンギンのタオル』の3つから選ぶんですが
個人的に買うとして選んだのが『ペンギンのタオル』。

しかし何でこんな土産物で選択肢が出るんだろうと不思議に思っていると
今買ったものを「プレゼント」と言ってその場で天根に渡しやがりました。
えーなんじゃそら!!
まぁ受け取ってもらえましたけども。



水族館を出て、天根が近所の公園で子供のテニスのコーチをしているのを見学。
将来の六角中の戦力に育てるのと、テニスの楽しさを知って欲しいという2つの理由から
よくこうやってコーチをしているらしい。

瑠華「好き……」
天根「えっ?」
瑠華「好きなんだね、テニス」
天根「あ、ああ……そ、そうだ」






アンタちょっといい女だったよ
だけどズルイ女









ズルイ女ですよ主人公。
何ですかあの絶妙なフリ逃げは。
過敏に反応してしまった天根の胸中を察してやれよ。
ドキドキだよ。
こっちもドキドキだよ。(←お前もかよ)



8月29日(月)

朝はメニュー会議をしてから、テニスコートへ。
天根と話しているところに黒羽が「仲いいなー」と入り込んできました。
その言葉に深い意味があると知ってか知らずか、否定する主人公と天根。

黒羽「ん?ん〜……」
天根「な、なんスか?」
黒羽「お前ら、ホントに何でもないんだな?」
天根「そ、そりゃ……まあ……」
瑠華「え?いや、そんな事は……」
黒羽「おいおい。ま、いいや。何でもないんなら、俺がこいつをデートに誘ってもいいんだな?」




いやでもこっちにも拒否権あるし。(←何て事を)




天根「ば、バネさん!?」
黒羽「どうなんだ、ダビデ」
天根「い、いや……俺は……そいつがいいって言うなら……」
瑠華「!?」
黒羽「……ったく!ダビデ!!勝負だ!!」


何故だ。



「勝ったら主人公をデートに誘って、負けたら諦める」と宣言する黒羽に、ただ唖然とする天根と主人公。
でも主人公だけに(ここは黙って見てな)と耳打ちする黒羽。
どうやらハッキリしない天根の為にこんな演技をしてるみたいです。
まぁ本気だとしてもこっちにも拒否権が(←いいから)


結局、黒羽の勢いに押されて勝負をすることになって
しばらくラリーが続いたけども、渾身の一撃で天根が勝利。
勝負はついたけども、未だに黒羽の真意が理解できない天根にアドバイスする黒羽。

黒羽(お前のスタイルは、アグレッシブベースライナーだろ。だったら、もっとアグレッシブに行きな)
天根「あ……!」
黒羽(傍で見てるとまどろっこしーんだよ)
天根「バネさん……」
黒羽(ま、おせっかいかもしれねーが、うまくやれよ)


いつもは厳しい蹴りを入れてくるけど、やっぱりダブルス組んでるだけあって
仲がいいというか面倒見がいいなぁ、黒羽。
熱くていい男だ。



で、お昼は模擬店スペースで空き缶当てのミニゲームやって、橘人形をゲット。



夕方からは模擬店スペースにて恋の話題に花を咲かせてみました。
好きな子いる?と聞くと驚きつつも「いる」と答える天根。
すると「じゃあ応援する!」と主人公が言うもんだから、さらに驚く天根。

瑠華「……そんなに驚く事ないでしょ。私が応援しちゃまずいの?」
天根「い、いや……まずいというか、そもそもそんな意味がないというか……」
瑠華「いいじゃない。私、ヒカルくんの事好きだから応援したいんだ」
天根「えっ?今、なんて言った?」
瑠華「応援したいって」
天根「その前!」
瑠華「いいじゃない」
天根「その次!」
瑠華「……私、ヒカルくんの事好きだから」
天根「そ……そう……なのか?」
瑠華「うん。だからヒカルくんの好きな人とヒカルくんがうまくいくように応援してあげる」
天根「いや、だから、それがな……」
瑠華「?」
天根「はあ〜…………」








天根の必死な姿に
高まるアドレナリン 僕ドクドク







ムハー!笑える!悶える!
「ヒカルくんの事好きだから」が聞きたくて一生懸命な天根に完敗だよチクショウ!
しかも最終的に伝わってない!
頑張れワカゾー!!



8月30日(火)

朝、テニスコートにてゲームの話題。
黒羽が以前「ダビデのジャンケンにはかなわねぇ」と言ってたらしく、ジャンケンをすることに。

天根「ジャンケンポン!」



・・・・・・




そう言って出した天根の手にはカニの爪。




瑠華「え〜と……それは何?」
天根「チョキ」
瑠華「カニのはさみに見えるけど……」
天根「そのとおり」
瑠華「ぷっ……あはははははは!」
天根「受けた」


感動してる場合かよ!
それだけの為にカニの爪を持ち歩いてるのかよ!



そしてお昼になって本館で呼び止められ、「ダジャレの最新作が出来た」とのこと。

天根「よし、行くぞ……その手帳、とっテチョー……プッ」
瑠華「あははは」
天根「受けた……」


いやだから感動してる場合かよ!
それだけかよ!!



夕方には模擬店スペースで呼び止められ、「また最新作が出来た」とのこと。

天根「よし、行くぞ……テニスでバネさんをあテニスる……プッ」
瑠華「あははは」
天根「受けた……」


いや・・・だから・・・・もうツッコミ疲れた。



で、その日の夜また天根から電話があって、海に行くことに決定。



8月31日(水)

海で貝殻を拾ったり、ボトルメールを流す話をしたり、と中学生らしく無邪気に遊んでいるうちに
「新しい一面を知れて嬉しい」と言い出す主人公。
それを聞いて「俺といて楽しい?」と聞いてくる天根に
「楽しくなきゃデートOKしない」と主人公が答えると

天根「で……デート!?」
瑠華「えっ!?ち、違うの?私の早とちり?」
天根「え?あ、いや……違うことは……ない。うん」
瑠華「よ、よかった……」
天根「そうか……そうだな。そのはずだ……うむ……」


何を自分に言い聞かせてんだコイツは。



夕方になって「海は夏だけじゃなくて、秋も冬も春も楽しい」と語る天根。

天根「特に秋はいいぞ」
瑠華「どうして?」
天根「秋はアキない……プッ」
瑠華「あはははは」
天根「その……お前さえよければ……この先も……その……」
瑠華「え?何か言った?笑ってて聞こえなかった





アンタほんといい女だったよ

その分ズルイ女だね





ダジャレはしっかり聞いてたのに、一番大事なところを聞き逃す。
故意でやってるとしか思えない。



9月1日(木)

朝、始業式後に会場前に集まっている部員に「慰労会には水着持参」と伝えて
模擬店チェックに行ったら、昨夜の台風通過のせいで海の家が崩壊。
この大惨事に跡部に泣きついて11時まで延長申請成功。

海の家の外装だけじゃなく、ガスコンロまでダメになってしまって
「じゃあ七輪を使おう!」ということになり、学校の部室まで取りに行く役の樹と天根に
「炭も忘れるなよ!」と叫ぶ黒羽。

天根「炭を忘れたらスミません……プッ」
黒羽「!!」
天根「どわっ!バネさん、今のはマジヤバイって!」


早く行けよ。



9月2日(金)

なんとか昨日のうちに海の家も無事再構築終了して
午後からの慰労会の前に広場にいる天根に話しかけたら、昼寝してました。


お昼からは室内プールで慰労会が開催。
罰ゲームのイワシ水をかけたデッドオアアライブの水泳大会の最終戦を飾るのは水中騎馬戦。
主人公は当然、天根に大声で応援。

葵「おおっと!ダビデが髪をまとめた!!本気モード突入だーっ!!しかし他のチームも負けてはいない!戦いはヒートアップする一方だーっ!」
樺地「ウス」




何のコメントもしようがないってか樺地!!




結果、天根が優勝して、罰ゲームは樹が受けてました。

天根「樹っちゃんか……迷わず成仏しますように」
瑠華「死んでない、死んでない」



確かに死んでない。
でも確実に生死の境を彷徨ってるとは思う。



9月3日(土)

朝は一人で寂しく学園祭を回ってました。
うん、もう慣れっこです。


お昼からはアトラクションコンテスト。
天根のいるストリートダンスをキャーキャーはしゃぎながら観て
終わった後は天根と一緒に模擬店を見ることに。


まずはルドルフの喫茶店へ。
観月が対応して、「おしゃれだし入ろうか〜」と主人公が言っても、乗り気じゃない天根。

観月「ではどうぞ……ああ、その前に」
天根「なんだ?」
観月「この契約書にサインをお願いしますよ。んふっ」
天根「契約書?」
観月「はい」


あまりの怪しさに、観月が隠してる部分を見てみたら『聖ルドルフ入学志願書』と。
・・・呆れてその場を去りました。


観月「おやおや。軽いジョークだったんですがね」




ウソつけ。




それから不動峰のお化け屋敷に行って
橘が強気に「うちのは怖いぞ」とか言うので、主人公が遠慮して入りませんでした。



夕方、アトラクションの結果発表を見て、ストリートダンスが優勝したのを一緒に喜んでから
また一緒に学園祭を回りに行くことに。


青学の金魚すくいのところで桃城に遭遇。

桃城「おやおや、デートかよ。隅に置けねーな、お前も」
天根「まあな」


おおおおおっとーーーー!!?
否定しない!否定してないよ!ウップププププ!!

金魚すくいにチャレンジするが、主人公も天根も取れず、そこへ海堂が「手本を見せてやる」と登場。

海堂「ブーメランスネイクっ!」
瑠華「ああっ!大変!金魚が飛んでっちゃった!」
天根「任せろ!」
瑠華「あ……ナイスキャッチ」
桃城「ほぅ……やるねぇ」
天根「これがほんとの金魚救い……プッ」
瑠華「あはははは」
桃城「…………」
海堂「…………」



うん、もう放っておいてあげて。



青学の金魚すくいを出てから、混雑の中を歩きつつ「はぐれないようにしろ」と主人公に注意する天根。
そんな天根に「大きいから目立つし」と言う主人公。
さらに「人の背中しか見えないから羨ましい」と自分の背の低さを嘆いていると

天根「……だったら肩車してやろうか」


マジで!!?



しかしさすがに主人公は遠慮。
すると肩車はやめてくれたものの、突然抱き上げるものだから主人公ビックリ。
いや、抱き上げるといっても、乙女が妄想するお姫様抱っこじゃなくて
背中側から主人公の腰のあたりを持って「高い高〜い」ってやるような抱き上げ方です。
さすがにそこまで期待に応えてくれないか天根・・・。


最初は驚いたものの、「人の頭の上が見えるの初めて!」と喜ぶ主人公。


天根「そうか。よかったな」
瑠華「け……けど……」
天根「?」
瑠華「やっぱり恥ずかしいから降ろして」
天根「そ、そうか……」
瑠華「あ……ありがとう」
天根「う……うむ」






一時的接触を極端に避けるね、君は。
怖いのかい、人と触れ合うのが・・・
(←そういうわけじゃない)






まぁこれでも中学2年生ですからね。
抱っこというのは恥ずかしいでしょうよ。




9月4日(日)

朝はまた一人で模擬店巡りへ駆り出しました。


お昼になってから、海の家の様子を見に行くと結構繁盛している様子。

葵「こっちはカキ氷、イチゴね!」
天根「イチゴがイッコ……プッ」
黒羽「うるせー、ダビデ!今はつっこんでるヒマねーんだよ!」
天根「……さびしい」



天根、アンタ最高だ・・・!!(爆笑)




とりあえず主人公もお手伝いをするが、トップを狙うのは無理っぽいと聞いて
「海の家らしく、磯の香りをさせよう!」と主人公が提案。
すると葵が「潮干狩りやった時の海水がある!」と言い出しました。何であるんだ。
さらに主人公が追加で借りた扇風機で風を送って、店の中に磯の香りを充満させて
上手い具合に店が繁盛してきました。


天根と休憩がてら店を回ることになって、まずは青学の喫茶店へ。

乾「ようこそ、青学喫茶店へ」
天根「げっ!!乾さん!……ってことは……」
乾「ふむ……天根くん、キミ疲れがたまっているようだね」
天根「そ、そうでもないっスよ」
乾「いやいや。ごまかしてもダメだ。そんなあなたにこの一本
天根「な……なんですか、その青いの?」
乾「青酢だ」
天根「青……酢!?」
瑠華「く……黒酢なら聞いたことありますけど……」


もう乾が怪しいセールスマンにしか見えない。
無料だと言われたけど、当然遠慮してその場を去りました。



それから氷帝の喫茶店へ。
常軌を逸した外装に呆れていると、鳳が登場。

鳳「やあ、百人斬りの天根くん」

その言葉に主人公がキョトンとしていると、
「天根は氷帝の部員百人に勝った」と鳳が説明してくれました。
しばらく「キミのパワーには適わない」とか「スカッドサーブがすごい」とかお互いに誉めあってたけど
結局喫茶店には入らずに退散。
やっぱり鳳相手だと雰囲気が和やかになるなぁ。



夕方になって、模擬店の結果発表。
総合結果で見事六角中の海の家が優勝して、部員全員大喜び。
主人公の海水のアイデアが良かったと誉める天根。

天根「海水だけに、起死カイスイのアイデア……プッ」




バネさーーーん!!!(←呼ぶな)





閉会式の後、社交ダンスに出ようかと迷っていると天根に誘われて一緒に踊ることに。
途中で主人公がコケそうになると

天根「おっと、危ない。ダンスでゆダンスるとこけるぞ……プッ」


おっ、うまいな。




・・・・・・





あ、いやいや、認めない!上手くない!(←何でそんな頑固なの)





天根のダジャレにしばらく2人で笑いながら踊ってたけど、
突然真面目になる天根。

天根「李央、真剣に聞いてくれ」
瑠華「あ、うん」
天根「お前は……俺の事が嫌いか?」



何でそんなにネガティブなの。



いきなりの質問に「そんなわけない」と主人公が答えると
「じゃあはっきり言う」と決意を固めた様子の天根。


天根「俺は……お前が好きだ」
瑠華「うん、私も」
天根「って、おい!返事が早いぞ!」
瑠華「だって本当の事だもん」
天根「……ムードのないヤツだな」
瑠華「あ……ごめん」
天根「いや……その方がお前らしいかもな」





なんだこのあっさり風味。






ちょ、え、えええええええ!!?
なんだこれ!なんだこの告白!
な〜んか・・・拍子抜け・・・?
いやでも、これはこれでいいのかもしれんな。



天根「お前には、いつも心の底から笑っていて欲しい。その為になら、俺はなんでもする」
瑠華「嬉しい……」
天根「もう一度言わせてくれ。俺はお前が好きだ」
瑠華「ヒカルくん……私……私も……ヒカルくんの事、大好き」
天根「俺は……お前の笑顔をずっと見ていたい」
瑠華「うん。ずっと……ずっと私を笑わせてね」





苦笑とかでもいいんでしょうか。






エンディングは、桜並木を歩いてました。
どうやら主人公と天根は三年生に進級した模様。
今まで葵たちも一緒にいたらしいけど、気付いたら天根と主人公だけになっていたらしく
主人公が呼ぼうとすると天根にストップをかけられました。

天根「……せっかく二人きりになれたんだ」
瑠華「う……うん。そうだね」
天根「もう少し、二人でいたい」
瑠華「うん……」
天根「あのな……」
瑠華「うん……」
天根「その……いいか?」
瑠華「わ……ヒカルくん、大胆」
天根「い、いやまあ……少しはアグレッシブにいかないとな。今は亡きバネさんに申し訳がたたない
黒羽「……だ〜れが『今は亡き』だって?勝手に殺すな、このダビデっ!」





天根・・・・!!!(爆笑)





アホや〜この子アホや〜、アホすぎて愛しい〜!!
しかも黒羽、「このダビデっ!」ってダビデって単語が悪口みたいになってるぞ。


突然の黒羽の乱入に驚いていると、なんと樹もいた様子。


天根「二人とも……いつからそこに?」
黒羽「『もう少し、二人でいたい』のあたりからだな」
樹「健全な中学生としての節度を守るのね」
黒羽「全く、俺が目をはなすとすぐにこれだ。やれやれだぜ」
天根「うっ……」






立海の副部長が乗りうつってるぞ、樹!!(←真田は死んでない)






いや〜予想外に楽しめました、天根ルート。
脳トレで「ダジャレを言う人は前頭葉が発達している」とか何とか言ってたので
天根って頭いいんだろうかと疑ってます。(←疑いなのか)



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