藤堂 平助〜とうどう へいすけ〜



新撰組八番隊組長。
新撰組の古株の中でも年齢が若い為なのか、幼い外見をしているので
第一印象では正直食指が動きませんでした。
そして、さらに大変なことに

主人公と見分けがつきませんでした。



多分水をかぶると主人公になって、お湯をかぶると藤堂に戻るみたいなんでしょう。(←らんま!?)



ちなみに最初から名前で呼んでもらえるんです。
最初から「ポチさん」て呼ばれるんです。
初っ端から胸中複雑です。


声優は松野太紀さん。
金田一少年の事件簿の金田一一の役の人です。
じっちゃんの名にかけてます。
藤堂のじっちゃんなんて欠片も知りませんがじっちゃんの名にかけてます。
じっちゃんの名にかけて幕府を守ります。
たった1つの真実見抜く 見た目は子供 頭脳は大人です。(←それは違う)


あと遊戯王デュエルモンスターズGXの万丈目準もやってます。
自信家っぷりのとこはシンクロしてる気がします。
戦闘時には、攻撃するたびに「俺のターン!」とか言ってくれればいい。


それと、忘れちゃいけません。アンパンマンのケトルマンもやってます。
・・・え、知らない?

ボボボーボ・ボーボボのツルツルリーナ4世もやってます。
・・・え、これも知らない?



大丈夫!




うちも知らない。(←何じゃそら)





しかし藤堂を相手にすると、普段なら悪印象を与えそうな選択でも笑って許してくれるんだけど
全て微妙な選択肢で困る。
例えば第一章で

藤堂「やぁ、ポチさん。あんたから見て芹沢さんってどんな人?」

・「すごく優しそうな人」
・「すごく強そうな人」
・「すごく態度が大きい人」



まぁ「優しそう」は論外なのでパス。
よしここは敢えて「態度が大きい」って言ってみよう。変化なしならロードすりゃいいんだし。

藤堂「あはははは!あんたって結構ハッキリものを言うんだね」


笑い飛ばされた上に好印象を与えてしまいました。え、ええ〜・・・。
あと、他にも

藤堂「ねぇねぇ、オレと相撲しない?」

・「また今度にしてくれる?」
・「今忙しいから」
・「絶対にイヤ!」





完全否定じゃないですか。
1つくらい「よーしやってやらー!」みたいな選択肢あってもいいじゃないですか。
もうこうなったら玉砕覚悟で、中でも1番否定的な「絶対イヤ」って言ってみよう。

藤堂「へぇ〜、あんたもやっぱり女の子なんだね」




好印象を与えました。
こいつ・・・掴めねぇ・・・!!




文久三年八月十六日に全員集合させられ、近藤と芹沢の両局長から
「長州が好き勝手やってるから鎮圧してやるぁあああ!!」と言われ、十八日の午前に出発。
浅葱色のダンダラ模様ってすごくね?って言ったら
忠臣蔵の赤穂浪士が着てたのを参考にした、と藤堂に教えてもらいました。

あぁ、知ってるよ、赤穂浪士ってアレでしょ?
アサノタクミノカミとキラコウズケノスケが殿中でござるー!ですったもんだして
キラコウズケノスケが「オレは誇り高き戦闘民族、サイヤ人の王子だー!」
アサノタクミノカミが「ちょっとずつでいい・・・みんな!オラにみんなの力を分けてくれ!!」
ってやつでしょ?
うん、よく知らねぇ。



待機場所にて、藤堂に「同じ会津出身なのに、会津藩の人には同志って思われてないっぽい」と愚痴ったら

藤堂「だったらイヤでもオレたちの名前が忘れられないようにしてやろうよ!」
犬山「私、目が覚めた」
藤堂「えっ?」





主人公、寝てた!?
そら藤堂もビックリです。


まぁ寝てたわけじゃなくて、「覚悟した」とかそんな意味なんでしょうけど、とにかく藤堂に感謝です。

藤堂「なんかポチさんに褒められると気持ち悪いなぁ・・・」






言ってみただけさ。(←心込めろよ)




結局長州とは睨み合いをしただけで撤収。
でも幕府の為に働こうとしたことを認められ、壬生浪士組から新撰組へとグレードアップしました。

さぁ第二章!と思ったら、いきなりイベントが発生。


ある日、稽古の相手を探していると藤堂に遭遇。
藤堂の剣術がすごいのは知っているが、自分の剣術がたいした事ないとバカにされ、戦いを挑むことに。
試合中も余裕ぶっこく藤堂が「ずっとやってるのも退屈だしぃ〜そろそろ本気モードいこうかな」と言うと
一撃で主人公を倒して試合終了。

藤堂「だいたい女が男に剣で勝とうってこと自体、無理なんだって」
犬山「なっ・・・!!」



今の一言で主人公の心はヒビ割れたビー玉です。








覗き込めばキミが逆さまに映るぞ。





犬山「・・・・・・」
藤堂「・・・え?あの、どうしたのさ?」


突然黙り込んで、さらに道場から走り去ってしまった主人公。
ビックリして追いかけてくる藤堂を振り払って、さらに逃走。
しかし結局腕を掴まれて立ち止まると、さすがに悪かったと思ったらしい藤堂が謝罪してきました。

藤堂「ごめん・・・な?」
犬山「もぉっ・・・」
藤堂「・・・え?」
犬山「んもぅ・・・そんな顔して謝られたら許してあげるしかないじゃない!」
藤堂「えへへ・・・じゃあ許してくれるんだ?」
犬山「うん、私こそごめんね」


序盤なのにこのラブラブっぷりは一体なんだ。
この調子なら三年目の浮気ぐらい大目に見てくれそうです。
良かったね、藤堂!!



第二章では、藤堂と巡察中に、自分を捨てて出て行った父親にそっくりな奴を発見し
慌てて追いかけてはみたものの、見失ってしまいました。
主人公としては捕まえて問い詰めたかったらしいけど
多分あれバイオレンスに走ったと思う。



第三章に入って、武田観柳斎が入隊。
来たな、ホモ。

藤堂「あのさぁ、ポチさんって武田さんのコトどう思う?」
犬山「高飛車そうな人」
藤堂「あははは!うん、オレもまったく同じ意見さ。あはは、気が合うね」


本当は「どうでもいい」を選びたかったんだけどね・・・うん、だって、本当にどうでもいい・・・。


で、そのどうでもいい武田が、長州と繋がりを持ってるらしい枡屋の主人を捕縛。
土方の巧みな拷問により、長州が京都に火をかけようとしてるという企みを聞き出すことに成功。
でも肝心の密会場所が分からないので、その日の夜に捜索に出発。
主人公は近藤班に入って共に捜索中、初めての大規模な室内戦に緊張していると、大丈夫だよーと藤堂に言われました。

藤堂「それにいざとなったら新八さんを盾にして戦えばいいじゃん!」

なるほどね!さすが藤堂!考えることがエグイ!


で、山崎が使役してるカラスを見つけてついて行くと、池田屋に到着。
どうやらここが長州浪士たちの密会場所になっているらしく、乗り込む近藤班。
主人公は永倉と藤堂と一緒に1階で戦うことに。
向かってくる敵を、まずは永倉が斬り倒します。

永倉「俺をぶっ殺そうなんざ百年早ェよ!」
藤堂「そうそう」
永倉「オメーは俺の後ろでラクしてんじゃねェよ」


さっき主人公にしたアドバイスを藤堂が実践してました。エグイです。


でもやはり黙ってるだけじゃなくて、藤堂も敵を鮮やかに倒し、主人公も苦戦しながらも倒します。
「もう倒しちゃったのー?」という藤堂に、「こいつも一人前だからな」と永倉。

藤堂「いや・・・そういう問題じゃなくて」

え、それは、いいとこ見せたかったってやつ?
主人公を間一髪で助けて「平助君ありがとう!素敵!カッコイイ!ナイスガイ!愛してる!毎日お前の作る味噌汁が飲みたい!一緒の墓に入ろう!」とか
言われたかったのかな。(←そこまで言わない)


戦ってる間、「信念を持って斬りかかってくるなら、同じく自分の信念で斬ってやるだけだ」という永倉に対して
「それぞれの正義の差は案外小さいから、時々迷う」と言う藤堂。
ここは永倉には悪いが藤堂に共感。
疲れてきた頃、藤堂が油断したところを敵に斬られて、額に怪我を負ってしまい
主人公が藤堂の手当てをして、永倉がかばっていると、ようやく土方班が到着。
そのおかげで、なんとか生還。




第四章に突入。
藤堂に額の怪我のことを尋ねると

藤堂「あ・・・ああ、大丈夫さ。ほら、傷口も目立たないだろ?」


うん、目立たないっていうか
傷跡が全くないよね。
原田だって「槍バージョン」と「剣バージョン」の絵があるんだから
藤堂にも「無傷バージョン」と「デコ傷バージョン」があればいいのに。




ある日、白玉団子が食べたくて作り始めた主人公。
そこに藤堂が来て「一緒にやりたい」というので、教えながら一緒に作ることに。
大喜びする藤堂。

犬山「やり方さえ覚えれば、これからいつでも好きな時に白玉食べ放題だよ」



いやぁ、それ微妙・・・。




第五章に入って、藤堂の班で夜の巡察に出かけることに。
巡察中、異様な気配が近づいてくるのに気付いて、人気の無いところまで誘導。
予想通り、異様な気配の正体は長州藩の浪士達で、斬り合い開始。
藤堂はいつものように軽口を叩きながらバッサバッサ斬っていくと

長州藩士「新撰組、覚悟ー!!」

なんだか他の浪士と違って幼い声だなぁと思いつつも、藤堂がバッサリ斬り倒しました。
倒したあとによく見てみると、その長州藩士がまだ子供とも言えるくらいの幼さで
そんな若い子を殺してしまったことにショックを受ける藤堂。
その後も元気の無いままに巡察を続け、屯所にもどってきても沈んだ顔をしてる藤堂を見て
「あの若い子を斬ったあとに何を考えていた?」と尋ねると、渋りながら話し始めました。

藤堂としては、剣の腕もそんなにないくせに挑んでくる奴らを見ると痛々しいので
変に考えないように自分から戦場に出たり、わざと軽口を叩いたりしてたらしい。
強い弱いは関係なく平和に生きることができる世の中なら、悲しむ人はいなくなるのに、と考えていたらしい。

藤堂「この争いが終わったらさ、オレ・・・ものすごく平凡な生活がしたいんだ」
犬山「どんな?」
藤堂「すごく好きな子と一緒になってさ・・・」




なるほど。




女は欠かさないわけね。(←ひねくれた解釈)



藤堂の夢を聞いて、主人公も自分の夢を語り、
剣の道を選んだおかげで新撰組にも入れたし、藤堂にも会えたのウフフフフと話していると

藤堂「神様が巡り合わせてくれたのかな?」
犬山「・・・え?」
藤堂「ううん、何でもないよ。さっ、そろそろ部屋に戻ろうか」


意外とキザな台詞をさらっと吐きましたね。


近い将来「キミの瞳に乾杯」とか言ってくれそう。
でも残念。世の中は広いのだよ。
窓の光でI LOVE YOUなんてやっちゃう奴もいるのだよ。
頑張れ藤堂。(←やらねぇよ)



朝廷が将軍徳川家茂に使者を送り、その中に近藤と永倉と武田と主人公も入ることに。
先に療養も兼ねて仲間探しに行ってた藤堂を訪ねる前に
自由時間の時に照姫様のところで歓談。
話し終わって宿へ戻り、近藤たちと話してから藤堂のところへ。
藤堂が強く推薦していた伊藤大蔵(後の伊東甲子太郎)が、タイミング良く藤堂の見舞いに来ていたので
近藤は説得して新撰組入隊を勧めると、伊藤もOKを出しました。
それを聞いて近藤は大喜び。

犬山「近藤さん、すごい熱の入れよう・・・」
永倉「近藤さんって、時々こんな感じで一目惚れしちまうんだよなァ」
犬山「ひっ、一目惚れって・・・まさか」
永倉「ちげーっての。そっちじゃ武田さんになっちまう





ナイス切り替えし、永倉。




新撰組が先に京都に帰ってから十日後、伊東甲子太郎一派が入隊。
書店の場所を知りたいという伊東に、町案内も兼ねて伊藤・山南・藤堂・主人公でお出かけ。
歩きながら難しい話をする伊東と山南。
するとそこに才谷が登場して、これからの日本のあり方を話し合って退場。
行っちゃったなーと思ったところに

「今のヒトって誰なんです?」

大石が突然登場。

犬山(というか・・・あなたが誰って感じなんですけど?)



いやもっと声を大にして言えよ主人公。



第六章に入って、山南が切腹してしまい、主人公が泣いてるところへ藤堂がやってきました。
どうやら死ぬ前に、藤堂や伊東のところにきて「後のことは頼む」と言ってきたらしい。

藤堂「だったらもう、大人になって遺志を継ぐしか道はないじゃん・・・オレ」





見た目は子供 頭脳は大人ですね。(←コナンかよ)









じっちゃん山南さんの名にかけて!!(←それは違う)





第七章は特にないので省略。

第八章に入って、ある日の夕方。
最近時間が早く過ぎ去ってるように感じるとボヤく主人公に、何か熱中することを見つけるといいよーと藤堂がアドバイス。
参考意見に藤堂が何をしているかと聞くと、本を読んだり色んな人と話したりして、世の中の情勢を勉強してるらしい。
自分が何をしたいのか分からないと主人公が言うと

藤堂「たまには恋でもしてみたらいいんじゃないかな」

えー勘弁しろよー、だってこんな剣を振り回すような女子を好きになる人なんているわけないじゃーん、と主人公。

藤堂「探せばいるって!うん、オレが保証するよ!絶対いる!」



・・・・・・





・・・・・・






え、あれ?終わり?
その後に「例えばキミの目の前に・・・」とか言っちゃうんじゃないの?
おっかしいなぁ・・・まだまだ修行が足りないなぁ・・・。


第九章は特に絡みがないので省略。


第十章にて、とある夜。
藤堂に「話しがある」と言われて外に出ると、「伊東先生のこと、どう思う?」と聞かれました。
「すごい人だと思う」と答えると、安心する藤堂。
伊東の考え方は斬新だから、新撰組の中で浮いた存在になるんじゃないかと藤堂は心配しているらしい。

藤堂「もしっ!もしもさっ!伊東先生が新撰組を出るようなことになったら・・・」
犬山「う、うん・・・」
藤堂「オレ・・・その・・・」
犬山「・・・平助君?」
藤堂「いや・・・やっぱりいいよ。急にこんな話してゴメンね」



世の中には、恋愛の駆け引きで「押してダメなら引いてみろ」って言葉があります。






押し途中で引くってどうなのよ。



放置プレイですか。




結局、伊東一派が新撰組を離脱することが決まり、数日後の夜。
主人公が眠っているところに藤堂がやって来て、どうしても話したいことがあると言うので
着替えて中庭へ行くと、藤堂から「伊東について行くと決めた」と言われてしまいました。
泣いてしまう前に部屋に戻ろうとするが、呼び止められてしまい

藤堂「オレ、ポチさんのことが・・・あんたのことが好きなんだ!どうしようもなく好きなんだ!」
犬山「・・・・・・!」
藤堂「だから・・・ポチさんにもオレと一緒に来て欲しいんだ・・・」



とっても感動的な場面なのに
名前のせいで微妙な雰囲気に。



名前って大事ですね。




そんな藤堂に「好きだけど一緒に行けない」と答える主人公。
せっかく照姫様に無理を言って新撰組に入れてもらったのに、離脱したら照姫様を裏切ることになるから
それだけは絶対に出来ない、と話す主人公に藤堂は少しホッとした感じで

藤堂「でも、よかったよ。他の男が好きだから、オレにはついていけないって理由じゃなくて」
犬山「ばか・・・そんな人、いるはずないじゃない・・・」

主人公の想いを抱いて一人で行ける、と藤堂が言うと、キスをして
大泣きするのを堪えて藤堂から離れてたところで、声を出さないように泣く主人公。





お涙なシーンです。
見ているこっちは歯がゆいです。
感受性の強い人は思わずここでええいああキミからもらい泣きです。




主人公の名前が「犬山ポチ」でさえなければ。




ほんと、名前って大事ですよね。





慶応三年三月二十日。
孝明天皇の陵、つまりお墓ですね、それを守る御陵衛士となった伊東一派に
藤堂と斉藤がついて行くことに。
お別れを言いたくないのに、藤堂の方からお別れを言いに来て、主人公は悲しんでいると
「違う道に進んでも絶対いなくならないから、また会えるよね?」と藤堂に言われて
今後も会う約束をする2人。

その後は、才谷の持ってきたお酒で盛大にお別れ会。



第十一章は、藤堂がいないので割愛。


第十二章に入って、情報収集していた山崎が「見廻組が怪しいこと企んでる」と近藤に報告。
才谷が危ないとピンときた近藤は、隊士を集めて
「才谷、改め坂本竜馬には手出し無用」と宣言。
その後、山崎・原田・大石と共に土方の部屋に呼ばれ、
大石は見廻組の動向を探ることと、その他主人公を含め3人は才谷の安否確認を命じられました。

一方、御陵衛士である伊東一派のところに何故か薩摩藩の大久保から
「新撰組が坂本竜馬を狙ってる」と手紙が届き
そんなアホなーと思いつつも、とりあえず藤堂・篠原・服部で才谷の安否確認に出発。

才谷がいる河原町の近江屋っていうところに、先に到着した主人公たちが
変な静けさに心配になって突入。

急ぐ藤堂たちのところには、着物に血痕をつけた大石が登場。
その血はどこでついたんだ!と尋ねる藤堂に、さぁ知らねぇなぁとシラをきる大石。

藤堂「話すつもりがないなら・・・力ずくで聞いてもいいんだよ?」
大石「いいのかなぁ・・・。抜けばもう斬り合うしかないんだよ?」


わざと挑発する大石に篠原も怒り出すが、大石に手が出せずに憤慨していると
大石の口から「近藤から才谷には手出し無用って言われた」と発せられて
ちょっと安心する藤堂。
あらためて才谷のところへ急ごう、と再び走り出します。


その頃近江屋へ入った主人公は、死にそうな才谷を発見。
どうやらまだ息があるらしいので、医者を呼ぼうとしたところに、薩摩藩の中村半次郎と遭遇。
変に疑われて(原田が)一触即発のところに、藤堂たちが到着。
新撰組が殺した、と濡れ衣を着せられたものの、原田は藤堂に「テメェ薩摩の味方かー!!」とすごいご立腹。

藤堂「中村さん・・・ホントに新撰組が坂本さんを?」
中村「ああ・・・間違いない」
犬山「平助君・・・私たちよりその人の言うコトを信じるんだ・・・」







ねぇそろそろ誰かボケてくれない?




みんな!ホラ、ちょっと気を張りすぎだよ!
もっとこうくだけていこうよ。
「俺Gacktのモノマネ出来るぜ!超似てるから!マジだって、聞いてみ?」
とか言ってみようよ、WAになって踊ろうよ、ラララララすぐにわかるから!!




で、藤堂とは気まずいままで第十三章。
坂本暗殺の疑いを晴らすために、伊東と会合をしよう、と近藤。
万が一の為に、伊東の帰り道に討伐隊を用意。

会合の日の昼間に、藤堂からの手紙を井上から受け取り、
「壬生寺で待つ」と書いてあったので急いで言って藤堂と再会。
藤堂から「近江屋に行く途中で血痕のついた着物を着た大石に会った」と大石容疑者説を言われ
もう新撰組と御陵衛士は相容れることはないけども、
今だけは2人でゆっくり過ごそうと言われて、主人公も同感。
するとそこに藤堂が何だかモジモジしながら何かを要求。

藤堂「ちょっと・・・その、いつかの時みたくさぁ・・・」
犬山「ぷはっ!!」
藤堂「何だよ、その『ぷはっ!!』って!」
犬山(私の予想があたってるなら、平助君はアレをねだってるはず・・・)


えーっと・・・?
何だそのアレって。何をねだろうとしてるんじゃい。金か?


犬山「えーっと・・・・・・・・・きゃ〜っ、恥ずかしい!」
藤堂「・・・・・・」



どうやら藤堂君はキスをねだってたみたいです。
藤堂め、やはり見た目は子供 頭脳は大人だなぁ・・・。


藤堂「自分からしといて、何で今さら恥ずかしがるかな・・・」





自分から要求しといて何言うかな・・・。




で、その夜に伊東と会合。
近藤が身の潔白を説得しまくって、何とか疑いを晴らして伊東が帰営。
会合が上手くいったので、伊東討伐隊に作戦中止の伝令を出して
さあ討伐隊の撤収完了の報告を待つだけだーと、のほほんと気構えてたら
伊東暗殺終了の伝令が到着。


一同、ズッコケ。(←ズッコケてない)


伝令と一緒に来た永倉曰く、大石が伊東を討ったらしく
作戦中止って言ったのにー!と近藤パニック。

その頃、伊東が暗殺されたことを知った藤堂たちはショックを受けて
伊東の死体を持ち帰ると共に、新撰組と戦うことを決意。

伊東の死体がある場所に到着し、死体を見て愕然とする藤堂たちを
陰から見つつ原田が隊士に「作戦中止の伝令が来たってホントか?」と確認すると
隊士が「伝える前に大石が作戦決行してしまった」と言うので
大石を責めると「あのままじゃ逃げられちゃうでしょー?」と反省の色ナシ。
こんなことで藤堂たちと戦うことになるなんて・・・!と悔しがる原田。

大石「原田さん、そろそろ指示をお願いしますよ」
原田「ふん、さっきは連絡を待たなかった野郎がぬけぬけと・・・」
大石「原田さん、早くお願いしますよ」



っかー!!やんなっちゃうね!ほんとイヤな野郎だよ大石!
結局斬り合いになってしまい、そこに応戦にきた永倉と主人公。
せめて藤堂だけでも助け出そうということに。

永倉には「対峙したら覚悟して斬れ」と言われたけども、やはり元仲間の人を斬る覚悟ができない主人公。

藤堂「情けないね。それでも新撰組の一員かい?」


仲間だから斬れないと言う主人公に、自分達にとっちゃ新撰組はもう仲間ではないと言い放つ藤堂。

藤堂「オレはポチさんを斬れるよ。そんなこと・・・何でもないよ」


そう言って剣を構える藤堂。

藤堂「つまらない剣しか使えない子だったなんて風に思い出されたくないなら・・・戦ってよ」


そんなことを言われてしまって
「っしゃー!上等じゃボケー!!」と覚悟を決めた主人公。

犬山「そこまで言うなら・・・戦うわ!」
藤堂「それでこそ・・・オレの愛した女の子だよ」



どうせなら好きな人に斬られたいってか。
斬られたら死んじゃって意味ないから好きな女に踏まれたいあたりで我慢しとけよ。(←マゾか)


しかし新撰組では幹部を勤めていた藤堂を相手に、勝てるわけないことは百も承知なので
だったら思い切り戦って死んでやるー!!と主人公が斬りかかり、ザクッと音と共に

藤堂「う・・・っ」
犬山「うそ・・・どうして・・・!?」


何故か藤堂が倒れました。
どうやら主人公を挑発しておきながら、藤堂は剣を振らなかったらしい。

藤堂「オレ・・・この手でポチさんを・・・斬ること・・・だけは・・・嫌だったんだ」


もう藤堂は息も絶え絶えです。
主人公は本当に躊躇しなかったんだな。



藤堂「ごめんな・・・オレのワガママで辛い思いさせちゃって・・・」
犬山「平助君・・・平助君!」
藤堂「すごく、好きだから・・・どうしても・・・斬れなかった・・・ごめん・・・よ」



そう言って息絶えてしまった藤堂。
自分だって斬りたくなかったのにコノヤロー!!と主人公大泣き。


犬山「だから・・・今から平助君を追いかけてって、直接文句を言ってやるんだから・・・」







後追い自殺かよ!!




ちょ、ちょっと待て主人公! 好きな人を殺してしまって悲しみにくれるのは構わないけど
後ろでまだみんな戦ってるから!
せめて他の隊士を助けてからにしろよ!!



っていうか照姫様への恩義はどうした・・・?





照姫様を裏切りたくないから御陵衛士になるのは断ったのに自殺はいいのか自殺は。



で、エンディング。
数年後の新撰組が甲府で戦って江戸に向かって退却している時、
「疲れたから新政府軍に寝返っちゃおうかなー」とか言う大石のところへ誰かの声が。

男の声「もうそんなコト考える必要はないよ・・・」
大石「・・・・・・」
藤堂「久しぶりだね、大石さん」
犬山「私たちのコト、まさか忘れてはいませんよね?」


生きてたんか・・・この2人。
しかし特に驚かない大石。

藤堂「あんたには、いろいろと世話になったからね。お礼しに来たんだよ」
大石「へぇ〜、それはわざわざ」

キンッ!!

大石「わざわざ俺に殺されにきてくれてありがとう」
藤堂「それはこっちの台詞だよ」
大石「そんな強がりは・・・」



大石め、アイツほんと憎たらしいのに、すごいいい味出してるなぁ。
あいつのおかげで、すごい緊迫感だよ。
なんつーか助演男優賞だよ、あげちゃうよ。
ベストジーニスト受賞だよ。(←ジーニスト?)


刀を数回ぶつけ合う音がすると、大石が倒れ、藤堂の勝利。
喜んでいるところに、斉藤が登場。
伊東甲子太郎暗殺の後、御陵衛士と新撰組で斬り合ってる真っ最中に藤堂と主人公が倒れてから
まだ息があった2人を永倉と原田が助け出して、空き家でかくまっていたんだ、と斉藤に説明。
「新撰組に戻ってくるのか?」と尋ねる斉藤に、「一応死んだコトになってるから、剣を捨てて平凡に暮らすよ」と藤堂。
それを聞いて「あぁそういえば以前そんなコト語ってたなぁ」と主人公が思っていると

藤堂「だから早くオレの子を産んでよ」




えええええお前、何言い出すんだよ!!









斉藤さんは子供産めねぇよ!(←そっちじゃない)






「俺たちは明日があるか分からない生き方を続けるが、明日を作る生き方もいいよ」と斉藤は言って
幸せになーと去ってしまいました。



さて、取り残された2人。
彼らのラブラブっぷりをノーカット版でお送りします。





藤堂「ねぇ、ポチさん。さっきの話だけどさ」
犬山「え、えーと・・・子供の話?」
藤堂「うん、そう」
犬山「んもう・・・平助君ってば・・・」
藤堂「じゃあ一人目は男の子でお願い!」
犬山「うん・・・」
藤堂「伊藤先生似の男の子がいいな!」
犬山「・・・・・・!!」
ポカッ
藤堂「な、なんで怒るのさっ!?」
犬山「もう知らない!!」
藤堂「だったら近藤さん似の男・・・」
ゲシッ
犬山「しつこいっ!!」



つっこみその1→「一人目は男の子がいいな」「うん」お前Y染色体をコントロールできんのかい
つっこみその2→「伊東先生似の男の子」それお前の子じゃねぇよ
つっこみその3→「近藤さん似の男の子」それお前の子じゃねぇよ
つっこみその4→っつーか「新撰組を抜けるのは照姫様を裏切ることだ」って言ってませんでした?



以上、藤堂レポでした。




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