斉藤 一〜さいとう はじめ〜



新撰組三番隊組長。
無口で無愛想だが、新撰組で1、2を争うほどの剣術の才能の持ち主。

しかしうちは騙されない。


こいつ、普段はこうやって着物着て刀差して生活してるけど
本当は妖怪だから。絶対そうだから。
本当は膝上の半ズボンに、紺と黄のストライプのちゃんちゃんこを羽織って、ゲタ着用だから。
危険を察知すると髪の毛の一部がアンテナ状に立つから。
しかも頭にいつも目玉に体の生えた親父がいるから。絶対そうだから。


さあ言え。



お前の本名は『鬼太郎』だと。(←違います)



声優は三木眞一郎さん。
あれ?戸田恵子じゃないの!?(←それは鬼太郎)

ときめきメモリアルGirl's Sideの三原色とか
学園ヘブンの成瀬由紀彦とか
大抵のイロモノキャラはこの人がやってると言っても過言じゃない。


・・・あれ、じゃあそうすると斉藤もイロモノ?
ああ、うん、あながち間違いじゃないよね。


あと、うちは見たことないから知らないんだけど
遥かなる時の中での源頼久源頼忠もやってるみたいです。
どんなキャラか想像できませんがイロモノでしょう。(←決め付けた!)





えーと、第一章、第二章、共に特に絡みがないので省略。


第三章に入って、武田観柳斎が入隊。
「ちょっとこの人どう思います?」と斉藤さんに尋ねてみると

斉藤「そういうおまえは、どう思うんだ?」

おいおい質問返しかよ。 「ねぇキミ何歳?」「え〜、いくつに見える?」とかそんなノリかよ。
ここは何?「新撰組屯所」とかいうイメクラ含めたホストクラブかい?


そんである日、主人公宛ての手紙が来たと、斉藤から受け取りました。
どうやら主人公が新撰組に入隊する計らいをしてくれた、照姫様からの手紙らしい。
家族からの手紙だと思ってた斉藤に、「父親は消息不明で、母親はいつの間にやら再婚してましてん」と家庭の事情を話し
照姫様は自分にとって、主であり母であり友であり嫁であり恋人であり愛人である(←後半おかしいぞ)
とウキウキと言う主人公。

犬山「もっとあの方を支えられる力が欲しいんですけどね・・・今の私はまだまだ無力ですから」
斉藤「強くなるには・・・己の無力を自覚するところから始まる。無力を自覚して進める者は強くなる」


なるほどねぇ。
己の無力は自覚していても精進する気が無い場合はどうしたらいいですかね?(←死んでしまえ)



で、例の気持ち悪い武田が、枡屋の主人を捕縛。
どうやら討幕派の長州と繋がりがあるらしく、拷問に拷問を重ねて長州の企みを聞き出すことに成功。
で、今夜あたり密会があるらしいので、その拠点探索に出発することに。

主人公は土方の班に入って捜索。
この京都の中で1件を探すのは苦労するなぁとボヤいていると、原田に後ろから殴られました。
貴様、私がゴルゴ13だったらどうするつもりだ!(←どうもしない)
あいつは自分の後ろに立たれることを嫌うんだぞ!(←それがどうした)


天子様に仇なす奴らはブッ潰すと言う斉藤に、同意する主人公。
そのうち探索に出てた山崎のカラスを見つけてついて行くと、池田屋に到着。
既に戦ってた近藤班の応戦のために突入。
斉藤の鮮やかな戦い方を見て感動しつつ2階へ行くと、近藤も無事で、沖田も倒れてはいるものの生きてることが判明。
敵もほぼ殲滅していた為に、万事オッケー。



第四章で、斉藤が珍しく道場にいると聞いて行ってみることに。
どうやら斉藤は滅多に稽古をすることがないらしいです。
そりゃしょうがないよね。
朝は寝床でグゥグゥグゥですからね。(←それは鬼太郎)
斉藤が隊士に稽古をつけているのを見て、自分の理想とする武士像はまさしく斉藤さんみたいな人だなぁ、と思う主人公。

犬山(永倉さんや原田さんは無骨だけど野暮ったさが抜けないし・・・)

まぁあの2人はなぁ・・・
敢えて言うなら酔いどれ侍がいいとこだなぁ。

犬山(近藤さんは・・・中身はともかく外見がチャラチャラしすぎ)

チャラチャラっつーかなぁ・・・
毛髪の色が非国民だからなぁ。


とにかく、せっかくだから自分も稽古をつけてもらおうと願い出てみました。

斉藤「・・・次の稽古の時でもいいか?」
犬山「次の稽古って・・・いつですか?」
斉藤「さぁ・・・?多分、次に気が向いた時」



やる気ねぇ!!


頼むから今ここで稽古をつけてくれぃ!と頼みまくって、渋々OKを貰えました。
アッサリやられたうえに、主人公の欠点までサラリと言われて、感心する主人公。
「最小限の動きで最大限の効果を生むなんてすごいなぁ」と言う主人公にポカーンとする斉藤。

犬山「無駄な動きを一切省いて狙った一点に打ち込んできましたよね?」
斉藤「ああ・・・あまり動くと疲れるから」



やる気ねぇ!!



犬山(斉藤さんって歳に似合わず重厚というか、いぶし銀の魅力というか・・・若者らしくないのよね)


ほら、あんなこと言うから斉藤さん!
主人公に老けてるって思われちゃったじゃない!(←そこまでダイレクトに言ってない)


犬山(というか、人間っぽくもない部分もなきにしもあらず)




まぁ、だってほら、斉藤さんの所属するカテゴリーは『妖怪』ですから。



第五章は特にイベントがないので省略。


第六章で、主人公は「研ぎに出した刀を受け取るついでに美味しい店で茶ぁしばこうや」と斉藤を誘いました。
まずは刀を受け取って、その後に甘味処に到着。
「ここのぜんざいは絶品ですぜ」と主人公ウッキウキ。

斉藤「こ・・・これは・・・」




ぜんざいですが。(←そうじゃなくて)



ぜんざいを頬張って美味に酔ってると、固まってる斉藤に気付きました。

犬山「あれ?どうしたんですか?食欲ないんですか?」
斉藤「いや・・・そういうわけでは・・・少し・・・体調が・・・」
犬山(そういえば・・・斉藤さんの顔色が心なしか悪いような・・・)



・・・・・・



ぜんざいを目の前に体調が悪いとな・・・?




もしや、斉藤さん・・・








産気づいてる!!?(←アホな)




主人公が心配して「無理ならやめといた方がいいですよ。ところで誰の子ですか?」と言うと
斉藤さんが「甘いものが苦手ですねん」と自白。
なんだそういうことか。
うちはてっきりおめでたかと・・・。(←あり得ない)




第七章、第八章は特にないので割愛。



第九章に突入。
慶応二年の十二月に天子様が死んでしまい、大喪の令が発せられました。
まぁつまりはドンチャン騒ぎしたら罰則ってことですよ。

新撰組では、斉藤が土方に伊東甲子太郎一派の行動を伺えと言われて、伊東の調子を聞いてるところに永倉登場。
大事な話があるから、と伊東と篠原(伊東一派の1人)と斉藤を連れ出してました。
そしてそれを離れた所で見つめる土方さん。
その姿はまるで恋する乙女のよう・・・(←大間違い)

出かける永倉達を見つける主人公。
気になって追いかけていくと、永倉に見つかって捕まりました。
そしてそのまま強制参加させられることに。

どうやら大事な話というのは、伊東一派が新撰組を離脱しようとしていることらしく
口論しているところに才谷が登場。
主人公に聞こえないように、才谷の正体を明かして一旦退場。
しばらくして仲間を連れて戻ってきました。

主人公にはワケワカメだけども、なんだかすごい嬉々とした一同は「めでたい!酒を飲もう!」ということに。
おいおい大喪の令が出てるっての!と慌てる主人公。

永倉「ハジメ、オメーはどうよ?」
斉藤「・・・悪くない」






いや悪いだろ!!





おい、みんな!目を覚ませ!おまえら揃いも揃ってヤク中かコノヤロウ!!
「笑顔で天子様を見送るのもいいねぇ」ってお前、だったら大喪の令なんて発令されねぇっつの!!

斉藤「嘆き続けるだけが人の道ではないですから・・・」
篠原「斉藤くんは、どんな道を歩むのが正しいと思う?」
斉藤「自分の信じたもの、大切なものを裏切らない道、です」



いいこと言うなぁ・・・。 いいこと言ってるけど大喪の令の中で酒を飲むのもある意味裏切りじゃありませんか?


もうどうにも止められないので、主人公もヤケ食いすることに決定。
すると斉藤が「ここで飲んでいいか?」と聞いてくるので「どうかしましたか?」と尋ねると「なんでもない」と言われました。
「おいおいコイツ何しにきたんだ」と怪しむ主人公。
そしたらいきなり斉藤が、自分の席にもどって甘煮の料理を持ってきてくれました。
どうやら宴会なのにお酒を飲めない主人公を気遣って、主人公の好きな甘いものを持ってきてくれたらしい。

犬山「斉藤さん、すごく親切ですね」
斉藤「いや・・・何も分からないまま、一人で右往左往しているのが見ていて忍びなかったからな・・・」








同情かよ!
同情なんていらねぇよ!
アタイをナメんなよ!!




そのまま夜を明かしたところ
斉藤さんが直立不動の姿勢でうつ伏せになって眠っておられました。
鼻がつぶれませんか。


才谷たちが帰ったところで、タイミング良く大石がやってきました。
なんか嫌な雰囲気になりながらも屯所に戻り、近藤の大きな懐のおかげで切腹は何とか免れることに。
その代わり2日間の謹慎処分を受けました。




第十章にて、巡察の日に主人公は風邪気味だけども、ちょっと無理して行くことに。
すると浪士が現れて戦闘に・・・となるはずが、体が動かなくて主人公は倒れました。
気付いたら屯所にいて、斉藤に怒られることに。

犬山「でも、私・・・頑張って・・・」
斉藤「何を頑張ったんだ?」


うおっ、なんかすごい怒ってる!


斉藤「おまえのしたことは他の隊士を危険にさらしただけだ!」





怒鳴ったぁ!斉藤さんが怒鳴ったぁ!(←「クララが立った」と同じ扱い)



怒鳴られた挙句、「新撰組にいる資格がないから除隊しろ」と言われる始末。
斉藤が出て行ったあと、「何でそこまで言われなきゃイカンのじゃい!」と悔しがる主人公。
次の日、斉藤に会ったが、平然と話しかけてくる斉藤にムッとしてしまい

犬山「私が生きようと死のうと、斉藤さんには関係ありませんから!」

と捨て台詞を吐いて走って行きました。
そこに原田がやってきて、事の顛末を話す斉藤。
それを聞いて呆れる原田。どうやら過去に何かあったらしいです。
一方、怒ってる主人公のところに原田がやってきて

原田「見てたぜ。斉藤にクソミソに言われたんだろ?」


いやですわ、原田さんたらクソミソだなんて。
お下品ですわ。
クソミソなんてそんな、はしたないですわよクソミソですって、まぁなんて事。
全くお下品で困ってしまいますわクソミソだなんてもう。ああ、はしたない。もうクソミ(←連呼しすぎ)


「アイツにも事情があるからさー」と言う原田に、聞く耳を持たなかったけれども
とりあえず原田の話すことを聞くことに。

主人公が入隊する前に、斉藤の下についた新入隊士がいたらしく、
その人もまた超頑張り屋さんで、主人公と同じく、病気の時に無理して巡察へ出たらしいです。
しかしやっぱり、あっさり斬られて死亡。
背負ってた隊士の気持ちに気付けなかったことを、斉藤がすごい悔やんだらしい。

もし主人公が死んだら、二度と斉藤は立ち直れなかったかもしれない、と原田に言われて斉藤に謝りに行くことに。
道場で斉藤を見つけて謝罪する主人公。
これからは具合悪い時には事前に相談すると約束しました。
除隊の件も取り消してもらいました。

斉藤「だから、おまえも俺を信じろ」

なんだか優しい雰囲気の斉藤に、ほわ〜っとしてると
コントローラーが突然ドクドク動き出しました。



死ぬ!?主人公死に際!?



今まで流血して死に際の時にいつもコントローラーがドクドク動いてたから、すごいビビった・・・。
なるほど、主人王の動悸ね。動悸と息切れね?あれ?やっぱり死に際?




伊東一派と藤堂と斉藤が新撰組を離脱することに決まり、
別れを告げなきゃいけないものの、素直にさよならが言えないと落ち込む主人公。
そんな主人公を見て微笑む斉藤。ぬおおおカッキョイイ・・・!!
しかも手なんて繋いでくれちゃって!ヒィ!悶える!!

屯所に戻ってお別れ会。
才谷の持ってきたお酒を飲みまくって、あたりは酔っ払いだらけになってしまい、
シラフの人を探しているところに島田を発見。
自分と同じくお酒を飲めない人なので安心だ〜と思って話しかけてみました。

島田「あはははは!」
犬山「島田さん、楽しそうですね?」
島田「うひひひひ・・・!」
犬山「し、島田・・・さん?」
島田「く、苦しい・・・ぶぁっはっはっはっは!うひぃ〜・・・」
犬山「だっ誰ですか!島田さんにお酒飲ませたのは!」



ほんといいキャラしてるよなぁ、島田さん。


しょうがなく島田を介抱して、大石と目が合ったので酒を注ぎつつ話をしてみるが、

大石「いくら飲んでも一度染まった色が落ちるわけじゃない・・・」

とか

大石「見て見ぬフリなど愚の極み・・・」

とか、ちょっと危ないポエマーになっちゃってるみたいなので、話が合わずに終了。



第十一章は斉藤がいないので省略。
第十二章には斉藤が帰ってきたけど、才谷が暗殺された以外にイベントがないので省略。


第十三章では、才谷、改め坂本竜馬の暗殺容疑をかけられ、それを晴らすべく伊東と会合。
「俺達が殺したわけじゃない」と説得に説得を重ねたおかげで、何とか疑いは晴れた様子。
よし、じゃあ飲もう!と酒を飲んでると、近藤が「いいものを見せよう」と言い出しました。

近藤「山口君!山口二郎く〜ん!」

山口?はて、どなた?と思ってると、斉藤が登場。

斉藤「・・・初めまして、山口です」

え、山口ってお前斉藤じゃん!
いやでも同じ顔した違う人かもしれないしな。

犬山「は、初めまして・・・」
山崎「ポチちゃん、バカ〜?初めましてのはずないでしょーが」

ってことは、やっぱり斉藤か。

犬山(斉藤さん・・・どことなく『してやったり』って感じの表情にみえる・・・)


狙ってた!?
斉藤さんの胸中じゃ「だーいせーいこーう!」ってか!?


もしも伊東が新撰組を敵対するつもりなら殺す手筈でした、とバラす近藤。
伊東が帰った後、伊東暗殺班に「作戦中止」の伝令を出して、撤収の報告が来るのを待つことに。
しかしその報告が遅いため、なんかおかしいぞ、と怪しんでいるところに伝令が。
「伊東暗殺成功」の伝令が来てしまって、一同ビックリ。
伝令と一緒に来た永倉曰く、大石が伊東を討ったらしい。
「俺は作戦中止って言ったのにー!」と近藤は言うが「聞いてないよー!」と永倉が抗議。
多分大石が読まずに食べたんでしょう。(←手紙じゃない)

伊東が殺されて仇討ちに燃える伊東一派。
もうこうなったら、最初の計画通りに伊東一派を殲滅するしかない、と土方。
とりあえず藤堂だけでも助け出そう、ということで永倉が応戦に向かいました。
斉藤も応戦に向かうよう命じられたが、堂々と却下。

山崎が集めた情報とかを聞いてるうちに、伝令がやってきて「伊東一派の2人と、藤堂が死んだ」との報告。
帰ってきた永倉、原田、大石。
話を聞いてるうちに、藤堂を討ったのも大石らしい。
藤堂には戦意が無かったのに何故斬ったんだ!と責めるが
大石は「敵を斬って何が悪いんスか?」と反省の色ナシ。
お前は万引きして捕まって開き直った中学生か。

斉藤「・・・気に入らないな」

ほら、斉藤さんも怒ってる!
万引きは立派な犯罪なんだぞ!(←そっちじゃない)


「どうして藤堂を殺したんじゃー!」と主人公、悲痛の叫び。

大石「問題は藤堂さんだけかい?他の服部さんたちなら殺してもよかった・・・そう言うのかい?」
犬山「そ、それは・・・」
大石「そういう差別は良くないよねぇ。やるならやる、やらないならやらない。はっきりしなきゃ」

あくまでも「俺、正解」の姿勢を崩さない大石の顔の真横に刀がドスッと。
うおおお誰!?超コエェ!

大石「・・・これは?」
近藤「今回の活躍に対する褒美だよ。取っときな・・・」

近藤さんも怒り心頭なのかもしれんが、口調がヤクザかマフィアみたいになってんぞ。
しかしこのシーンはほんと、何ていうか思わず見入ってしまったよ。
すごい緊迫感で、最初ゲームの方に集中しすぎてメモ取り忘れました。
前のセリフを見る機能があって良かった・・・。


第十四章にて、町で斉藤に遭遇。
墓に供える花を選んで欲しいといわれました。
どうやら死んでいった隊士の墓らしいです。

今夜はここで運動会ですか?(←それは鬼太郎)




で、第十五章。
斉藤と市中の見回りをしていて、主人公は斉藤のことを異性として好きになっていることを自覚。
ちょっと移動しよう、と言われて竹林のほうへ。
こっちへ来てくれ、と言われたので素直に行くとブチューっとかまされました。
突然のキスに呆然とする主人公。
いきなり何すんですかーい!と怒ります。当然です。

斉藤「おまえは好きでもない相手にああいうことをするのか?」

主人公ビックリ。
え、ってか、アンタあちきのことが好きなのかい?と混乱。

犬山「斉藤さん・・・ちょっと私、気が動転して頭が混乱してるんですけど・・・斉藤さんはいったいどういうつもりで・・・」
斉藤「俺は自分のしたことは十分理解しているつもりだ」



いやだから、こっちが理解できないんですが。


斉藤「おまえのことがずっと好きだった。だからそうしたいと思った。それだけのことだ」






好きになってくれるのはいいけども 欲望に忠実すぎませんかアンタ。




ここでいきなり「おまえが振り向くまで頑張るぜ」宣言をかます斉藤に、
「そんなの初めて聞いたよ!」と抗議する主人公。

斉藤「当たり前だ。今初めて言ったからな」





確かにね。




正しいよ、斉藤さんの言ってること正しいよ。
確かに今初めて言ったもんね、知らなくて当然だよね。
うちもその戦法は良く使いましたよ。
「明日、お弁当よろしく」「やだ、聞いてないわよ!」「今言った」みたいなね!
結構使えますよ。(←勧めるなよ)



犬山「そもそも、普通はあんなことをする前に、相手の意思を確認したりしませんか?」
斉藤「おまえは・・・俺が嫌いか?」



両想いだと自信があってコトに及んだと申すか貴様。



まさかここで「好きじゃない」とか言われたら、どうするんだろう。
いや、言わないけどさ。言えないけどさ。


嫌いじゃないけど、不意打ちは困ると抗議して、
最近になってようやく表情とか分かるようになったのに、いきなりこんなのも困ると言うと

斉藤「では、いつまで待てばいいんだ?」




だから何をそんなに焦ってるんだ。


乙女心を分かれよこのボケ!とキレる主人公。
「じゃあ返事はいつでもいいけど、なるべく早めに」ってだから何でそんなに事を急ぐんだお前は。


斉藤「そうか・・・では好きなだけ考えてくれ」

成り行きで選んでもらっても嬉しくない
ってお前さっきまで返事を急かしてた奴の言うセリフじゃないだろ。


斉藤「今日は二人で歩いてるうちに、どうしても自分の思いを伝えたくなったんだ」



だったら伝えるだけでいいじゃないですか。
ってか伝えるまえにキスしたじゃないですか。


斉藤「もっと見ていたくて・・・ずっと側にいたくて・・・俺のものにしたいと心から思った」




恋愛感情の変化すら色んなステップ飛ばしてますよ。



とりあえず、全ての戦いが終わったら返事をするってことで、そこは終了。





慶応四年一月三日、戊辰戦争勃発。
敵兵の新型銃に押されて一度撤退。
再戦を目前にして、新型銃とやり合える剣術はないものの、今までの経験と気力で頑張るという主人公に
どんなに無様でもいいから、負けそうになったら逃げろと言う斉藤。
土方の突撃の合図で、再戦開始。

なんとか生き残って、一旦大阪城へ引いて今後のことを考えていると、
将軍である徳川慶喜が兵士を置いて江戸へバックれたと聞いてショックを受ける新撰組一同。
しょうがないので、江戸へ船で帰ることに。



第十六章で、屯所にて先の戦いのことを考えていると、斉藤が「探したぞ」とやってきました。
これからは今までの戦いとは違うから、生き残れるか不安でたまらないと弱気になる主人公。

犬山「しばらく・・・そばにいてください」


なるほど、そういう手に出たか主人公・・・。
そりゃあ好きな女が震えながら「お願い・・・斉藤さん・・・」なーんて言われちゃぁね!!

斉藤「ああ・・・大丈夫だ。俺はここにいるから・・・」






ほ〜ら、イチコロ!



さすがだぜ主人公!この悪女!!やることがエグイ!(←ヒネくれた解釈)




深呼吸しろ、と言われて何とか落ち着けた主人公。

犬山「ごめんなさい。みっともないところを見せちゃいました」
斉藤「いや・・・いいさ。おまえに頼ってもらえると俺も嬉しいから」



ああ、もう・・・斉藤さんてば、ええ男やなぁ・・・遊ばれてるとは知らずに。(←遊んでない)




慶応四年の二月。
近藤が勝海舟に呼び出されて「甲府へ行っちくり」と言われたので
新撰組を引き連れて甲府へ行く途中、故郷にある土方の姉夫婦の家で一晩明かすことに。
その夜は、決戦を目前に覚悟の飲み会だー!となったが、外に出ていった斉藤。
なんか様子が変だなーと追いかけて話してみると、死んでしまった伊東甲子太郎との思い出を語られました。

斉藤「あの日・・・あの男は支持された場所とは異なる場所で待機していたようだ」

はて?あの男?誰やねん?と思いつつ、黙って斉藤の話を聞いていると
勝手に伊東の仇討ち宣言をかましてきました。

斉藤「俺の『友』を斬った、あの男を・・・俺は絶対に許さない」
犬山「あの・・・斉藤さんが今話してる『あの男』って・・・もしかして」
斉藤「新撰組の中でただ一人・・・そばにいて気分が悪くなる、あの男のことだ・・・」
犬山(やっぱり・・・。あの人のことを言ってたんだ・・・)


そうそう、『あの』男ね、『あの』男ですよね。
あの日あの時あの場所であの男に会えなかったら僕らはいつまでも見知らぬ2人のままですよね!
君の為に翼になる君を守り続けるですよね!




ラブストーリーは突然かバカヤロウ!!!



伊東を斬ったってことで、まぁ誰かは分かるけども
どうしてそこまで『あの』を連発してるんだお前ら。


斉藤曰く、才谷を殺したのもあの男だろうと言うことらしい。

犬山「確証はあるんですか?」
斉藤「鬼畜を斬るのに確証など必要ない」



ああ・・・なるほど。





これが悪・即・斬か。






次の日出発して、甲府に到着。
戦闘が始まって頑張ってはみるものの、やっぱり撤退を余儀なくされることに。
斉藤を追って一緒に江戸へ行こうと誘ってみると、
「やらなきゃならんことがあるから江戸には行かない」と言われてしまいました。
そこに誰かがやって来て、「敵か!」と構える主人公。

斉藤「そろそろ出てきたらどうです・・・。あなたも俺に用があるんじゃないですか?」
大石「へぇ、俺があんたに用があるってよく分かりましたねぇ?」

大石でした。
大石が隠していることを斉藤が嗅ぎ回っていた為に、大石にとって斉藤は目の上のたんこぶだった模様。
それで隙あらば殺そうと伺ってたらしいが、斉藤も気付いてたから隙を見せなかったようです。
さすが斉藤さん・・・!

斉藤「大石さん・・・いや、大石。あんたは、ここで死ぬべきだ」

お、おお、斉藤さんが怒ってはる・・・!
そんな斉藤を見てても全然気にしない大石は、さらに「才谷の仇討ち?それとも伊東?あ、両方かな〜?」と拍車をかける始末。

斉藤「いいえ・・・単にあなたが嫌いなだけですよ」






好き嫌いしてたら大きくなれませんよ!(←大石は食材じゃない)





面と向かって「オマエキライ」と言われた大石は

大石「いいなぁ、斉藤さん・・・最高だよ」



喜んでました。







こいつ、マゾだ。




もっと辛辣な言葉を浴びせてやれば喜び悶えますよ、きっと。



斉藤と大石が斬り合いを開始して、結果、斉藤の勝利。

大石「どうだい、斉藤さん・・・俺を斬った感触は。最高だろう・・・?」
斉藤「いや・・・最悪だ」
大石「あはは・・・つれない・・・ねぇ」



大石は最後まで狂気の人間だったなぁ。
ほんとの意味で「人斬り」の人間は、こういう奴のことを言うのかもしれん。

とにかく勝負がついて、斉藤と会津へ向かいました。




一気に第二十章まで飛びました。
慶応四年の七月。
会津にて土方と合流。この時は既に近藤さんは斬首された後でした。
また一緒に戦うことになったが、やはり戦況は悪くなってしまい、土方は移動することを決意したが、斉藤と主人公は会津に残ることに。
ここでずっと戦っても、決して勝つことは無いかもしれないけども
会津を守り続けると言う斉藤に、土方は別れを告げます。
この時の土方さんのセリフ

土方「お互い勝利を誓いあえるような状況じゃねぇが・・・ま、頑張ろうぜ」

とか

土方「戦いはどうなるか分からんが・・・おまえたちは、おまえたちの行き方を貫くがいい」

って、チックショウ土方ってばなんていぶし銀・・・!!
カッコいいなぁ、カッコいいよ。
さすが新撰組の副長を務める男だよ。いい男だ・・・。惚れ惚れするね。


土方と別れて、ボロボロになりつつも戦い続ける斉藤と主人公。
如来堂村というところで、陣を構えることにしました。
ここはどうやら、上杉謙信の神指城の遺跡とやらがあるらしいです。
次の日が恐らく最後の戦いになるだろうってことで、その日は早めに就寝。
・・・のはずが、主人公は目が冴えて眠れず。
そこに丁度良く斉藤がやってきて、しばらく話をすることに。

新撰組として相応しい死に方をしたいと言う主人公に、肝心なのは最後まで戦い抜くことだと叱咤する斉藤。
すると斉藤が「戦い抜くことへのこだわり」について語り始めました。

斉藤「戦い抜くとはどういうことだ?」

そんな問いに答えられない主人公。

斉藤「戦って、戦って・・・そして最後まで戦い抜くことができたなら・・・少なくともそいつはまだ死んじゃいない・・・」

それを聞いて、「戦い抜くことは生き抜くことだ」と気付く主人公。

犬山(斉藤さんは・・・斉藤さんなりの言葉で、みんなに『生きろ』って呼び続けてたんだ)








森と人間、共に生きる道はないのか!
ってことですね。(←もののけ姫かよ)





斉藤「俺はまだ・・・等分はこうしておまえと二人の時間を楽しみたい。だから、勝手に死なれると困るんだ」






なるほどね。
生きろ・・・そなたは美しいってことですね。(←アシタカ!?)




斉藤「俺はおまえが『最期の一花』を咲かせることなど絶対に認めはしない」



もう止まらない爆弾発言に主人公照れまくり。
しかし斉藤本人は「思ったことを言ってるだけ」と照れ知らず。
天然の恐さってすごいですね。


するといきなり主人公を抱きしめる斉藤。
ここでスチルがあるんですが、これまたなんて斉藤さんがカッコイイ・・・。
これにズキュンとしちゃった娘っ子は多かろう。
うちはやられてませんがね!
スチルを見た途端に「ヒョウッ!」とか叫んだけどね!
再度見直して「ぷへー!!」とか叫びましたけどね!
やられてませんよ、断じて。この胸の高鳴りもただの持病です。(←それはヤバイだろ)

しかも

斉藤「おまえを玉砕なんかさせない。どんなことがあっても、俺はおまえを離しはしないぞ」



こんなこと言われちゃぁコロッといっちゃいますよね!
うちは平気ですけどね!(←まだ言うか)
顔がニヤけてたのも別に斉藤さんのせいじゃありません。そういう持病なんです。(←病院行けよ)



すると突然

斉藤「犬山・・・そこへ横になれ」







ま さ か







ダメだよ斉藤さん!そいつぁちょっとタンマだ!
いくら主人公が好きでもそれはヤバイって!
ここ、みんないるから!野外だから!
だから『もののけ姫ごっこ』はまずいって・・・!(←何じゃいそら)



横にした主人公の喉元に剣を突きつけて「生きろ・・・そなたは美しい・・・」って言う
ってそれじゃキャスティングが逆だな。



強引に横にされた主人公が「強引すぎますよ」と怒ると

斉藤「いや・・・俺はただ・・・もうそろそろ眠った方がいいと・・・」


だったら「もう寝ようか」って一言言えばいいのになぁ。
斉藤さんは言葉より先に行動に出ちゃう人なんだな。



慶応四年の九月五日。
最後の戦いに出るが、やっぱり人数的にも分が悪く、一方的にやられてしまう羽目に。



そしてエンディングへ。

とうとう会津も新政府に降伏してしまい、戦いには敗れてしまったものの、共に戦い抜いたことを喜ぶ主人公と斉藤。
特に斉藤の喜び方が異常。

斉藤「俺は、この時をずっと待っていた」
犬山「待ってた?何を・・・ですか?」
斉藤「忘れたのか、犬山?今こそあの時の返事を聞かせてくれ」





どうやら、主人公に告白した時に「全ての戦いが終わったら返事をします」というのを
ずっと待ち続けていたらしい。



色んな意味で凄すぎるぜ斉藤さん・・・!!



犬山(斉藤さんってホント、純粋な人なのね)





いやもう何ていうか純粋という言葉で一括りにしていいものかどうか。



何も答えない主人公に、「やっぱりダメか・・・」と諦めかけてる斉藤に
以前のお返しも兼ねてキスで答える主人公。
おーおーおーこのバカップルめ!


まぁでも個人的に斉藤のストーリーが一番迫力とかハラハラ感があって好きでした。
一番長くもありましたがね。



以上、斉藤レポでした。




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